JP2002228258A - ヒートポンプ給湯器 - Google Patents
ヒートポンプ給湯器Info
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Abstract
うえに、その除霜時の水熱交換器の凍結ないしその凍結
による破損を防止することができ、給湯タンク内の温水
温度を高温に保つことができる。 【解決手段】圧縮機42、四方弁43、水熱交換器44
の第1の熱交換管44a、流量調整弁45、室外空気熱
交換器46を順次接続して冷媒を循環させる冷凍サイク
ル41と、水熱交換器の第1の熱交換管と熱交換自在の
第2の熱交換管44b、キャッチタンク32、給湯タン
ク33、流量可変ポンプ34を順次接続して水を循環さ
せる主回路およびキャッチタンクの水出口側と流量可変
ポンプの水入口側とを連通するバイパス路36の途中に
介在された開閉弁37を備えた水回路31と、冷凍サイ
クルの除霜運転時開閉弁を開弁させる制御器50と、を
具備している。
Description
凍サイクルにより水を加熱して高温水の給湯が可能なヒ
ートポンプ給湯器に係り、特にヒートポンプ式冷凍サイ
クルの室外空気熱交換器の除霜方法を主に改良したヒー
トポンプ給湯器に関する。
例としては、例えば図7に示すように冷媒を循環させる
ヒートポンプ式冷凍サイクル1と、この冷凍サイクル1
により加熱される水を給湯タンクに供給する水回路10
と、を具備したものがある。
水熱交換器4の一次側熱交換管4a、流量調整弁(膨張
弁)5、室外空気熱交換器6を冷媒配管7によりこの順
に順次接続して冷媒を循環させる閉じたループを構成し
ている。
一次側熱交換管4aと熱交換自在の二次側熱交換管4
b、給湯タンク11、流量可変ポンプ12をこの順に順
次水配管13により接続して、水(または温水)を循環
させる閉じたループを構成している。
イクル1を貯湯運転すると、冷媒が図7中矢印で示す方
向に循環して水熱交換器4が凝縮器として作用する一
方、室外空気熱交換器6が蒸発器として作用する。この
ために、水熱交換器4の一次側熱交換管4a内を通る高
温高圧のガス状冷媒の凝縮時に凝縮熱が同二次側熱交換
管4bを通水する水に与熱されて加熱され、この温水が
流量可変ポンプ12の送水により水回路10を繰り返し
循環することにより漸次加熱されて目標温度の温水に加
熱され、給湯タンク11内に貯湯される。
蒸発器として作用する室外空気熱交換器6に着霜が発生
する場合がある。この場合は四方弁3を除霜運転に切り
換えて冷凍サイクル1の冷媒の循環方向を図7中破線矢
印方向へ逆転させる。すると、今度は室外空気熱交換器
6が凝縮器として作用するので、その冷媒凝縮熱により
着霜を加熱溶融させて除霜することができる。
や、除霜運転から貯湯運転への復帰時等、急激な負荷変
動の際には流量可変ポンプ12の回転速度を減速させて
水回路10を循環する水量を減少させることにより目標
温度の温水を貯湯タンク11へ供給していた。
うな従来のヒートポンプ給湯器では、冷凍サイクル1の
除霜運転時、水熱交換器4がその一次側熱交換管4a内
を通る液冷媒を蒸発させる蒸発器として作用し、2次側
熱交換管4bの通水を冷却してしまうので、温水が冷却
されて貯湯タンク11内に流入し、貯湯温度を降温させ
てしまうという不具合がある。
1内への流入を阻止するために流量可変ポンプ12の運
転を停止すると、今度は水熱交換器4内の二次側熱交換
管4b内の通水がその管内で停止して凍結し、この二次
側熱交換管4bを破損してしまうという不具合がある。
b内の水の凍結を防止するために、この二次側熱交換管
4b内の通水流量を所定量確保するためには大容量のポ
ンプを必要としていた。
負荷変動時では、冷凍サイクル1の追従や制御の遅れに
より、目標とされる温水温度よりも低い温度の温水が貯
湯タンク11へ供給されてしまうという課題がある。
たもので、その目的は、室外空気熱交換器の着霜を短時
間で除霜できるうえに、その除霜時の水熱交換器の凍結
ないしその凍結による破損を防止することができ、給湯
タンク内の温水温度を高温に保つことができるヒートポ
ンプ給湯器を提供することにある。
機、四方弁、水熱交換器の第1の熱交換管、流量調整
弁、室外空気熱交換器を順次接続して冷媒を循環させる
冷凍サイクルと、上記水熱交換器の第1の熱交換管と熱
交換自在の第2の熱交換管、キャッチタンク、給湯タン
ク、流量可変ポンプを順次接続して水を循環させる主回
路および上記キャッチタンクの水出口側と上記流量可変
ポンプの水入口側とを連通するバイパス路の途中に介在
された開閉弁を備えた水回路と、上記冷凍サイクルの除
霜運転時上記開閉弁を開弁させる制御器と、を具備して
いることを特徴とするヒートポンプ給湯器である。
よりバイパス路の開閉弁が開弁されると、水熱交換器に
より加熱されてキャッチタンク内に一旦貯湯された高温
の温水の一部が開弁中の開閉弁とバイパス路を通って水
熱交換器の第2(二次側)の熱交換管内を通水し、その
通水の際にこの水熱交換器の第1(一次側)の熱交換管
内を流れる冷媒を加熱して昇温させる。このために、こ
の高温ガス冷媒が圧縮機で圧縮されてさらに昇温して室
外空気熱交換器内を通ることにより、この室外空気熱交
換器の着霜を短時間で除霜することができる。しかも、
キャッチタンク内に一旦貯湯された温水は、水を加熱す
る水熱交換器の直ぐ下流側にあるので、温度が高いうえ
に、さらに、この温水が給湯タンクを経ずに、バイパス
路を経て再び水熱交換器の二次側熱交換管へ流入し、そ
の一次側熱交換管内を通る冷媒を加熱するので、その加
熱量を増大させることができる。このように室外空気熱
交換器を流れる冷媒の温度が高いために除霜時間を短縮
することができる。
換器は蒸発器として作用するが、その二次側熱交換管内
には上述した高温度の温水が通水して、その一次側熱交
換管の冷媒を加熱するので、二次側熱交換管内を通水す
る通水量が少量でも水熱交換器の凍結を防止することが
できる。したがって、水熱交換器の凍結による破損を防
止することができる。
運転に復帰した後には、バイパス路の開閉弁を開弁させ
ることにより、給湯タンクの前後を連通してショートさ
せることにより温水を給湯タンクに供給しないショート
サイクルを構成するので、キャッチタンク内の温水温度
を目標温度まで昇温させた後に、再びバイパス路の開閉
弁を閉じて温水を貯湯タンクへ供給することにより高温
度の温水を給湯タンクに供給することができる。
運転への復帰時等の急激な負荷変動時、圧縮機の運転周
波数を上昇させたり、バイパス路の開閉弁を開弁させる
ことにより水回路をショートサイクルに構成する等によ
り水熱交換器の出口水温を目標値以上に上昇させること
により、急激な負荷変動により水温が低下したキャッチ
タンク内の温水温度を上昇させ、給湯タンクに供給する
ことができる。これにより、急激な負荷変動時、冷凍サ
イクル制御の急激な変動を回避でき、安定した運転制御
を容易に行なうことができる。
動時、上記流量可変ポンプをその吐出流量を減少させる
ように制御するポンプ制御手段と、負荷変動時、上記圧
縮機の運転周波数を制御する圧縮機制御手段と、を具備
していることを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ
給湯器である。
の急激な負荷変動時に、水熱交換器の出口水温が低下し
たときには、制御器のポンプ制御手段により流量可変ポ
ンプの運転を、その吐出流量が減少するように制御して
水回路の循環水量を減少させ、または制御器の圧縮機制
御手段により圧縮機の運転周波数を上昇させることによ
り、温水温度を昇温させることができる。
交換器の第1の熱交換管、流量調整弁、室外空気熱交換
器を順次接続して冷媒を循環させる冷凍サイクルと、上
記水熱交換器の第1の熱交換管と熱交換自在の第2の熱
交換管、給湯タンク、流量可変ポンプを順次接続して水
を循環させる主回路および三方の出入口を、上記流量可
変ポンプの水出口と上記水熱交換器の第2の熱交換管の
水入口と排水側とにそれぞれ接続し、この第2の熱交換
管の入口を上記流量可変ポンプの水出口と排水側とに選
択的に連通させるように切換自在の三方弁を備えた水回
路と、上記冷凍サイクルの除霜運転時、上記流量可変ポ
ンプの運転を停止させる一方、上記三方弁を上記室外熱
交換器の水入口が上記開放側に連通するように切り換え
る制御器と、を具備していることを特徴とするヒートポ
ンプ給湯器である。
転時、制御器により流量可変ポンプの運転が停止されて
水回路の水循環が停止する一方、三方弁が切換制御され
て水熱交換器の二次側熱交換器の水入口が開放側の例え
ばドレン排水部に連通する。
タンク内の高温温水が逆流して水熱交換器の二次側熱交
換管内で逆流し、その際に一次側熱交換管内を通る冷媒
を加温する。このために、温水により加熱された分だけ
昇温した高温冷媒が室外空気熱交換器内を通ることによ
り、この室外空気熱交換器の除霜時間を短縮することが
できるうえに、水熱交換器の凍結による破損を防止する
ことができる。また、水熱交換器の二次側熱交換管内を
通水することにより降温した温水が開放側のドレン排水
部へ排水されるので、この降温した温水を給湯タンク内
へ戻して、その貯湯温度が低下するのを防止することが
できる。
器の第2の熱交換管に対して水頭差を有することを特徴
とする請求項3記載のヒートポンプ給湯器である。
器の第2(二次側)の熱交換管に対して水頭差を有する
ので、流量可変ポンプの運転停止により水回路の水循環
が停止すると、給湯タンクの内圧によりこの水熱交換器
の二次側熱交換管の水出口側の高温度の温水がその水入
口側に逆流し、三方弁を経て開放側のドレン排出部へ排
水させることができる。
される温水の温度を検出する温水温度センサを有し、上
記制御器は、上記冷凍サイクルの除霜運転時、上記温水
温度センサにより検出された検出温度が所定値以上であ
るときに、上記三方弁を、上記水熱交換器の第2の熱交
換管の水入口が流量可変ポンプの水出口に連通するよう
に切り換える三方弁切換手段を備えていることを特徴と
する請求項3または4記載のヒートポンプ給湯器であ
る。
開放側のドレン排水部へ排水される温水の温度が所定値
以上であると温水温度センサを介して制御器の三方弁切
換手段により検出したときは、この切換手段により三方
弁を、水熱交換器の二次側熱交換管の水入口が流量可変
ポンプの水出口に連通するように切り換えられ、貯湯運
転に復帰される。
防止することができるので、その排水による排熱を最小
限に抑制することができる。
第1の熱交換管、流量調整弁、室外空気熱交換器を順次
接続して冷媒を循環させる冷凍サイクルと、上記水熱交
換器の第1の熱交換管と熱交換自在の第2の熱交換管、
給湯タンク、流量可変ポンプを順次接続して水を循環さ
せる主回路およびこの主回路の温水の一部を上記室外熱
交換器に散水する温水散水器およびこの温水散水器を上
記主回路に接続する連通路の途中に介在された給水弁を
備えた水回路と、上記室外空気熱交換器の除霜時に上記
給水弁を開弁させる制御器と、を具備していることを特
徴とするヒートポンプ給湯器である。
霜時には、制御器により給水弁が開弁されて、主回路の
温水の一部が連通路を経て温水散水器により室外空気熱
交換器に散水されて除霜される。したがって、冷凍サイ
クルから四方弁等を含む、いわゆる除霜サイクルを省略
することができる。このために、貯湯運転を中断して除
霜運転へ切り換える必要がなく、貯湯運転を続行できる
うえに、貯湯運転中に室外空気熱交換器を除霜すること
ができるので、省エネルギ効果を奏することができる。
除霜サイクル運転中の水熱交換器の凍結の虞を防止する
ことができる。
より中断せずに連続運転できるので、給湯タンク内の温
水の低下を防止することができる。
の貯湯運転時の水入口を、その水出口よりも高い位置に
設けていることを特徴とする請求項6記載のヒートポン
プ給湯器である。
対流により高温の温水が分布する給湯タンクの上部に水
入口を設け、低温温水が分布する貯湯タンクの下部に水
出口を設けているので、常に高温度の温水を給湯タンク
内に貯湯して給湯することができる一方、貯湯タンク内
の比較的低温の温水を水熱交換器内に導入して加熱する
ことができる。このために、貯湯タンク内の温水温度分
布のむらを低減することができるうえに、省エネルギ効
果を奏することができる。
量可変ポンプの回転数を制御することにより上記温水散
水器による散水量を制御する散水量制御手段を、備えて
いることを特徴とする請求項6または7記載のヒートポ
ンプ給湯器である。
ポンプの回転数を例えば上げることにより、温水散水器
から室外空気熱交換器へ散水される温水の散水量を増加
させることにより室外空気熱交換中の除霜時間を短絡す
ることができる。
の貯湯運転時の入口温度を検出する室外熱交温度センサ
を有し、上記制御器は、上記冷凍サイクルと水回路の起
動から所定時間経過後、上記室外熱交温度センサにより
所定時間検出した温度について上記起動から所定時間経
過後の低下量を算出し、この温度低下量が所定値以上に
達した状態が所定時間以上継続したときに、上記室外空
気熱交換器に着霜が発生したと判断する着霜検出手段を
備えていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1
項記載のヒートポンプ給湯器である。
により例えば起動5分後より5分間の室外空気熱交換器
の入口温度最低値を室外熱交温度センサを介して検知
し、起動30分後より温度の低下量を計算し、その温度
低下量が3℃以上になった状態が90秒以上継続した場
合、または圧縮機の運転周波数が上限に達していて、目
標水温まで、水温を上昇できない場合は、着霜による能
力低下とみなして室外空気熱交換器に着霜が発生してい
るものと判断し、四方弁の切換操作により冷凍サイクル
を貯湯運転から除霜運転へ切り換えることができる。
温度を検出する吸込側温度センサを有し、上記制御器
は、上記吸込側温度センサにより検出した温度が、第1
の所定温度以上で所定時間継続したとき、またはこの第
1の所定温度よりも高い所定温度以上に達したとき、ま
たは除霜運転が所定時間以上継続したときに除霜が完了
したと判断する除霜完了手段を、備えていることを特徴
とする請求項6〜9のいずれか1項に記載のヒートポン
プ給湯器である。
手段により、除霜運転中、圧縮機の吸込側温度を吸込側
温度センサを介して検出し、この検出温度が例えば2.
5℃以上で80秒継続するか、または5℃以上になる
か、または、除霜運転が10分以上継続した場合に、室
外空気熱交換器の除霜が完了したものと判断し、除霜運
転から再び貯湯運転へ復帰させることができる。
図6に基づいて説明する。これらの図中、同一または相
当部分には同一符号を付している。
トポンプ給湯器の全体構成を示すブロック図である。こ
のヒートポンプ給湯器21は水を図中矢印方向に循環さ
せる水回路31と、この水回路31の水を加熱する冷媒
を図中矢印方向に循環させるヒートポンプ式冷凍サイク
ル41とを備えている。
タにより運転周波数を制御することにより単位時間当り
の回転数(回転速度)が制御自在の圧縮機42、四方弁
43、水熱交換器44の第1(一次側)の熱交換管44
a、流量調整弁45、室外設置の室外空気熱交換器46
を冷媒配管47によりこの順に順次接続して冷媒を循環
させる閉じたループを構成している。
46には水と空気との熱交換を促進させるための図示し
ないファンをそれぞれ設ける一方、室外空気熱交換器4
6に、その冷媒入口温度を検出する室外熱交温度センサ
48を設け、圧縮機42の吸込側温度を検出する吸込側
温度センサ49を設けている。
外熱交温度センサ48、流量調整弁45および四方弁4
3を図中一点鎖線で示す信号線を介して制御器50に電
気的に接続している。
冷媒を通す一次側熱交換管44aと熱交換自在の水を通
す二次側熱交換管44b、キャッチタンク32、給湯タ
ンク33、流量可変ポンプ34を水配管35によりこの
順に順次接続して水を図中矢印方向に循環させる閉じた
ループの主回路を構成している。
側と流量可変ポンプ34の水入口側とを連通させるバイ
パス路36を設け、このバイパス路36の途中には電磁
弁等よりなる開閉弁であるバイパス弁37を介在させて
いる。この開閉弁37と流量可変ポンプ34には図中一
点鎖線で示す信号線を介して上記制御器50を電気的に
接続している。
よりなり、着霜検出手段、除霜完了検出手段、流量調整
弁開度制御手段、バイパス弁37の開閉を制御する開閉
弁制御手段および流量可変ポンプ34の回転速度(単位
時間当りの回転数)を制御する圧縮機制御手段を備えて
いる。
21の起動5分後から室外空気熱交換器46の入口温度
最低値を室外熱交温度センサ48により5分間検知し、
起動30分後から入口温度の低下量を計算し、この温度
低下量が3℃以上になった状態が90秒以上継続するこ
とと、圧縮機42の運転周波数が上限に達していて、目
標水温まで、水温を上昇できない場合、室外空気熱交換
器46の着霜による能力低下が発生しているものと判断
して着霜を検出するようになっている。
交換器46に着霜が発生していると判断したときには、
図2に示すように、四方弁43を切換制御して冷凍サイ
クル41の冷媒の循環方向を貯湯運転時とは逆方向に逆
転させる一方、バイパス弁37を開弁させてキャッチタ
ンク32の水出口側と流量可変ポンプ34の水入口側と
をショートさせてショートサイクルを水回路31に構成
するようになっている。
センサ49により検出した圧縮機42の吸込側温度の検
知温度が、2.5℃以上で80秒継続するか、または、
その検知温度が5℃以上になるか、または、除霜運転が
10分以上継続した場合に、除霜運転が完了したものと
判断し、その判断後、四方弁43を図1に示すように再
び切り換えて除霜運転から再び給湯運転へ復帰させるよ
うに構成されている。
帰時等の負荷変動時、流量可変ポンプ34の回転数(単
位時間当りの回転数)を減少(減速)させて水回路31
の循環水量を減少させることにより水熱交換器44の出
口水温を例えば目標水温以上に昇温させることができる
ものである。
ンバータを制御して圧縮機42の運転周波数を上昇させ
ることにより、回転速度を加速し、冷凍サイクル41を
循環する冷媒の循環流量を増大させることにより水熱交
換器44の一次側熱交換管44aの凝縮熱(放熱)量を
増大させ、その二次側熱交換管44bの通水への与熱量
を増大させることにより、この水熱交換器44の水出口
温を上昇させるようになっている。
給湯器21の作用を説明する。
を貯湯運転すると、圧縮機42により圧縮された高温高
圧のガス状冷媒が水熱交換器44の一次側熱交換管44
a内を通ることにより凝縮液化して放熱し、この凝縮熱
(放熱)により水熱交換器44の二次側熱交換管44b
内を通水する水が加熱される。
した液冷媒は所定開度の流量調整弁45を通る際に減圧
されると共に流量が適宜流量に制御されて室外空気熱交
換器46内に流入し、ここで蒸発して外気から吸熱して
ガス状冷媒の状態で再び圧縮機42へ、その吸込側から
戻され、再び圧縮機42で圧縮されて水熱交換器44内
へ流入して凝縮し、以下これの繰返しにより水熱交換器
44の二次側熱交換管44bの通水が漸次高温水に加熱
される。
その水出口からキャッチタンク32内へ流入し、ここで
一旦貯蔵されてから給湯タンク33へ、その上部の水入
口33aから供給され貯蔵される。
水入口33aよりも低い下部の水出口33bから流量可
変ポンプ34内へ吸込口から吸い込まれ、ここで昇圧さ
れてから再び水熱交換器44の二次側熱交換管44b内
へ流入し、ここで再び一次側熱交換管44a内を通る高
温高圧のガス状冷媒の凝縮熱により加熱されて温水温度
をさらに高めてキャッチタンク32内へ流入し、一旦貯
蔵される。以下、これの繰返しにより貯湯タンク33内
の貯湯温度が目標温度まで昇温され、図示しない給湯ラ
インを介して給湯される。
熱交換器46が蒸発器(冷却器)として作用するので、
この室外空気熱交換器46に着霜が発生する場合があ
る。この着霜は制御器50の着霜発生検出手段により検
出される。
起動5分後から室外空気熱交換器46の入口温度最低値
を室外熱交温度センサ48により5分間検知し、起動3
0分後からこの入口温度の低下量を計算し、この温度低
下量が3℃以上になった状態が90秒以上継続すること
と、圧縮機42の運転周波数が上限に達していて、目標
水温まで、水温を上昇できない場合は、室外空気熱交換
器46の着霜による能力低下が発生しているとみなし、
室外空気熱交換器46に着霜が発生しているものと判断
する。
熱交換器46の着霜を検出すると、図2に示すように、
四方弁43を切り換えて貯湯運転から除霜運転に切り換
える一方、バイパス弁37を開弁させる。
41を冷媒が貯湯運転時とは逆方向に循環して室外空気
熱交換器46で凝縮液化する一方、水熱交換器44で蒸
発気化する。したがって、圧縮機42からの高温高圧の
ガス状冷媒が室外空気熱交換器46内に流入して凝縮液
化して放熱するので、その放熱により室外空気熱交換器
46の着霜を加熱して融霜することにより除霜すること
ができる。
液化した液冷媒は、流量制御弁45で減圧されてから水
熱交換器44の一次側熱交換管44a内へ流入して蒸発
気化し、二次側熱交換管44b内の通水から吸熱して冷
却し、ガス冷媒の状態で四方弁43を経て圧縮機42へ
その吸込側から戻され、以下繰り返す。
換管44b内の通水は冷媒の蒸発作用により冷却される
が、このとき、水回路31ではバイパス弁37が開弁さ
れているので、貯湯運転時に水熱交換器44により加熱
されたばかりでキャッチタンク32内に一時貯蔵されて
いた比較的高温の温水が開弁中のバイパス弁37に案内
されてバイパス路36と流量可変ポンプ34を経て水熱
交換器44の二次側熱交換管44b内へ送水され、一次
側熱交換管44a内の冷媒を加熱するので、より高温の
ガス冷媒により室外空気熱交換器46を加熱して除霜す
ることができる。これにより、除霜運転時間を短縮する
ことができるので、その分、貯湯運転時間を長くして貯
湯タンク33内の温水温度を高くすることができる。
給することにより、その供給量が少ない流量でも水熱交
換器44の二次側熱交換管44b内の通水が凍結温度ま
で低下するのを防止することができるので、その凍結に
よる水熱交換器44の破損を防止することができる。
な負荷変動時には、制御器50のポンプ制御手段により
流量可変ポンプ34の回転数を減少させることにより水
回路31を循環する水流量を減少させ、または圧縮機制
御手段により圧縮機42の運転周波数を上昇させ、ある
いは開閉弁制御手段によりバイパス弁37を開くことに
より給湯タンク33をバイパスさせることにより、水熱
交換器44の出口水温を目標水温以上に上昇させること
により、急激な負荷変動によって水温が低下したキャッ
チタンク32内の温水温度を上昇させ、給湯タンクに供
給することができる。
トポンプ給湯器21Aの全体構成を示すブロック図であ
る。このヒートポンプ給湯器21Aは上記第1の実施形
態に係るヒートポンプ給湯器21Aのキャッチタンク3
2.バイパス路36、制御器50のバイパス弁開閉制御
手段およびバイパス弁37を削除する一方、流量可変ポ
ンプ34と水熱交換器44とを接続する水配管35の途
中に、電磁弁や電動弁等よりなる三方弁51を介在さ
せ、この三方弁51を制御器50Aに信号線を介して電
気的に接続し、除霜運転時に三方弁51を切換制御する
と共に、流量可変ポンプ34の運転を停止させるように
制御器50を構成した点と、水熱交換器44の貯湯運転
時の水入口側に温水温度センサ53を設けた点に主な特
徴があり、これ以外は上記ヒートポンプ給湯器21とほ
ぼ同様に構成されている。
a,51b,51cを貯湯運転時の水熱交換器44の二
次側熱交換管44bの水入口と、流量可変ポンプ34の
水出口と、開放側のドレン排水部52とにそれぞれ接続
しており、制御器50Aにより二次側熱交換管44bの
水入口側を流量可変ポンプ34の水出口、またはドレン
排水部52側に選択的に切り換えるように構成されてい
る。
の貯湯運転時には図3に示すように三方弁51が水熱交
換器44の二次側熱交換管44aの水入口を流量可変ポ
ンプ34の水出口側に連通するように制御器50Aの三
方弁切換制御手段により切換制御される。
凍サイクル41の水熱交換器44の一次側熱交換管44
aの凝縮する冷媒の凝縮熱により二次側熱交換管44a
の通水が加熱されて給湯タンク33に供給される。
温度の温水が水出口33bから水配管35を通って流量
可変ポンプ34により昇圧されてから三方弁51の2つ
の水出入口51b,51aを通って再び水熱交換器44
の二次側熱交換管44bの水入口に戻り、以下これの繰
返しにより給湯タンク33内に貯湯される温水の温度が
目標値まで昇温される。
霜運転時の冷凍サイクル41の冷媒の循環方向と水回路
31の水の循環方向を示しており、この除霜運転は制御
器50Aの上記着霜検出手段により室外空気熱交換器4
6の着霜を検出したときに行なわれる。
着霜検出手段により室外空気熱交換器46の着霜を検出
すると、図4に示すように三方弁51を切り換えて水熱
交換器44の二次側熱交換管44bの水入口をドレン排
水部52に連通させると共に、流量可変ポンプ34の運
転を停止させる。
5を介して水熱交換器44の二次側熱交換管44bに加
圧されるので、水回路31の水が貯湯運転時とは逆方向
に逆流して給湯タンク33の上部の比較的高温の温水が
水熱交換器44の二次側熱交換管44b内を通水し、そ
の際に一次側熱交換管44a内を通る液冷媒を加熱して
気化させ、高温のガス状冷媒として圧縮機42へ戻す。
高温高圧のガス冷媒がさらに高温に昇温して室外空気熱
交換器46内へ流入し、ここで凝縮液化する凝縮熱によ
り室外空気熱交換器46の着霜を加熱融霜して除霜する
ので、その除霜時間を短縮することができる。
3により検出された水熱交換器44の二次側熱交換管4
4bの水出口からドレン排水部52へ排水される温水の
温度が所定値以上の高温度であることを検出したときに
は三方弁51をドレン排水部52から可変流量可変ポン
プ34側へ切り換えて水流を止めて流量調整することに
より排熱を最小限に抑制することができる。
トポンプ給湯器21Bの全体構成を示すブロック図であ
る。このヒートポンプ給湯器21Bは上記第2の実施形
態に係るヒートポンプ給湯器21Aの三方弁51、ドレ
ン排水部52、温水温度センサ53、制御器50Aの三
方弁切換制御手段および四方弁43を削減して冷凍サイ
クル41の除霜サイクルを削除する一方、水回路31の
給湯タンク33の入口33a側に連通する入口側水配管
35aの途中に、連通管60を介して温水散水器61を
連結し、この連通管60の途中には除霜開閉弁62を介
装し、この除霜開閉弁62には図5中一点鎖線で示す信
号線を介して制御器50Bを電気的に接続し、この制御
器50Bに除霜開閉弁制御手段を設けている点に特徴が
ある。
器50,50Aとほぼ同様の着霜検出手段と除霜完了検
出手段とを具備しており、この着霜検出手段により室外
空気熱交換器46の着霜を検出したときに除霜開閉弁6
1を開弁させる除霜開閉制御手段を設けている点に特徴
がある。
から室外空気熱交換器46の入口温度Teの最低値を室
外熱交温度センサ48により5分間検知し、起動30分
後からこの入口温度の低下量を計算し、この温度低下量
が3℃以上になった状態が90秒以上継続したときに、
室外空気熱交換器46が着霜していることを判断し、除
霜開閉弁62を開弁して除霜するようになっている。
を説明する。
施形態のヒートポンプ給湯器21,21Aと同様に、圧
縮機42から吐き出された高温高圧のガス冷媒が水熱交
換器44の一次側熱交換管44aを通る際に凝縮液化
し、その凝縮熱により二次側熱交換管44bの通水が加
熱される。この後、液冷媒は流量制御弁45で所定の流
量に絞られると共に減圧されてから室外空気熱交換器4
6へ流入し、ここで液冷媒が蒸発気化して外気から吸熱
して圧縮機42へ吸込側から戻され、以下の繰返しによ
り水回路31を循環する水が水熱交換器44により温水
に加熱される。
33内にその上部の水入口33aから供給されて一旦貯
蔵される一方、この給湯タンク33の水入口33aより
も低い位置にあって温度の低い温水を流量可変ポンプ3
4により汲み上げて再び水熱交換器44に送水し、温水
を給湯タンク33に供給する。
手段により室外空気熱交換器46に着霜が発生している
と判断すると、この制御器50Bにより除霜開閉弁62
が開弁される。
れた直後の高温の温水の一部が連通管60を介して温水
散水器61に供給され、この温水散水器61から室外空
気熱交換器46に散水される。このために、室外空気熱
交換器46の着霜が融霜されて除霜される。
度センサ49の検出温度が上昇しない状態を検出したと
きは、圧縮機制御手段により圧縮機42の運転周波数を
上昇させて圧縮機42の回転速度を加速させるこことに
より冷凍サイクル41の冷媒循環流量を増大させて水熱
交換器44の熱交換量を増大させて温水温度を上昇させ
る。このために、温水散水器61から室外空気熱交換器
46に散水される温水の温度も上昇するので、除霜運転
時間を短縮できる。
より流量可変ポンプ34の回転速度を制御することによ
り水回路31を循環する温水の循環流量を制御すること
により、または除霜開閉弁62の開度を制御することに
より温水散水器61から室外空気熱交換器46に散水さ
れる温水散水量を増加ないし減少させることができる。
霜完了検出手段は、圧縮機42の吸込口に吸い込まれる
吸込ガス冷媒の温度Tsを吸込側温度センサ49により
検出し、その検知温度が、例えば2.5℃以上が80秒
継続したとき、または、5℃以上に昇温したとき、また
は、除霜運転が10分以上継続したときに、除霜が完了
したものと判断して除霜用開閉弁62を閉弁し、除霜運
転から貯湯運転へ復帰させる。
湯運転の起動から除霜運転への切換を経て、その除霜運
転の終了までの時間における吸込側温度センサ49によ
り検出された温度Tsと、室外熱交温度センサ48によ
り検出された温度Teと、給湯温度との相対関係を示し
ている。この図6でも示すようにこのヒートポンプ給湯
器1Bでは貯湯運転を除霜運転により中断することなく
連続して行なうので、給湯タンク33の給湯温度の低下
を防止できる。すなわち、貯湯運転により室外空気熱交
換器46に着霜が発生しても、この貯湯運転を中断して
除霜運転に切り換える必要がなく、貯湯運転中に室外空
気熱交換器46の着霜を除霜することができ、連続して
貯湯運転することができるので、給湯温度の低下を抑制
することができる。
削除しているので、省エネルギを図ることができるうえ
に、水熱交換器44を常に凝縮器として運転し、蒸発器
(冷却器)としては運転することがないので、水熱交換
器44の二次側熱交換管44二次側熱交換管44aの液
冷媒の蒸発潜熱によりb内の通水を冷却しないので、そ
の通水の凍結とその凍結による水熱交換器44の破損を
未然に防止することができる。
時、制御器によりバイパス路の開閉弁が開弁されると、
水熱交換器により加熱されてキャッチタンク内に一旦貯
湯された高温の温水の一部が開弁中の開閉弁とバイパス
路を通って水熱交換器の第2(二次側)の熱交換管内を
通水し、その通水の際にこの水熱交換器の第1(一次
側)の熱交換管内を流れる冷媒を加熱して昇温させる。
このために、この高温ガス冷媒が圧縮機で圧縮されてさ
らに昇温して室外空気熱交換器内を通ることにより、こ
の室外空気熱交換器の着霜を短時間で除霜することがで
きる。しかも、キャッチタンク内に貯湯された温水は、
水を加熱する水熱交換器の直ぐ下流側にあるので、温度
が高いうえに、さらに、この温水が給湯タンクを経ず
に、バイパス路を経て再び水熱交換器の二次側熱交換管
へ流入し、その一次側熱交換管内を通る冷媒を加熱する
ので、その加熱量を増大させることができる。このよう
に室外空気熱交換器を流れる冷媒の温度が高いために除
霜時間を短縮することができる。
換器は蒸発器として作用するが、その二次側熱交換管内
には上述した高温度の温水が通水して、その一次側熱交
換管の冷媒を加熱するので、二次側熱交換管内を通水す
る通水量が少量でも水熱交換器の凍結を防止することが
できる。したがって、水熱交換器の凍結による破損を防
止することができる。
運転に復帰した後には、バイパス路の開閉弁を開弁させ
ることにより、給湯タンクの前後を連通してショートさ
せることにより温水を給湯タンクに供給しないショート
サイクルを構成するので、キャッチタンク内の温水温度
を目標温度まで昇温させた後に、再びバイパス路の開閉
弁を閉じて温水を貯湯タンクへ供給することにより高温
度の温水を給湯タンクに供給することができる。
運転への復帰時等の急激な負荷変動時、圧縮機の運転周
波数を上昇させたり、バイパス路の開閉弁を開弁させる
ことにより水回路をショートサイクルに構成する等によ
り水熱交換器の出口水温を目標値以上に上昇させること
により、急激な負荷変動により水温が低下したキャッチ
タンク内の温水温度を上昇させ、給湯タンクに供給する
ことができる。これにより、急激な負荷変動時、冷凍サ
イクル制御の急激な変動を回避でき、安定した運転制御
を容易に行なうことができる。
除霜運転時、制御器により流量可変ポンプの運転が停止
されて水回路の水循環が停止する一方、三方弁が切換制
御されて水熱交換器の二次側熱交換器の水入口が開放側
の例えばドレン排水部に連通する。
タンク内の高温温水が逆流して水熱交換器の二次側熱交
換管内で逆流し、その際に一次側熱交換管内を通る冷媒
を加温する。このために、温水により加熱された分だけ
昇温した高温冷媒が室外空気熱交換器内を通ることによ
り、この室外空気熱交換器の除霜時間を短縮することが
できるうえに、水熱交換管の凍結による破損を防止する
ことができる。また、水熱交換器の二次側熱交換器内を
通水することにより降温した温水が開放側のドレン排水
部へ排水されるので、この降温した温水を給湯タンク内
へ戻して、その貯湯温度が低下するのを防止することが
できる。
器の除霜時には、制御器により給水弁が開弁されて、主
回路の温水の一部が連通路を経て温水散水器により室外
空気熱交換器に散水されて除霜される。したがって、冷
凍サイクルから四方弁等を含む、いわゆる除霜サイクル
を省略することができる。このために、貯湯運転を中断
して除霜運転へ切り換える必要がなく、貯湯運転を続行
できるうえに、貯湯運転中に室外空気熱交換器を除霜す
ることができるので、省エネルギ効果を奏することがで
きる。
除霜サイクル運転中の水熱交換器の凍結の虞を防止する
ことができる。
より中断せずに連続運転できるので、給湯タンク内の温
水の低下を防止することができる。
湯器の貯湯運転時のブロック図。
ブロック図。
湯器の貯湯運転時のブロック図。
ブロック図。
湯器の全体構成を示すブロック図。
完了までの時間における給湯温度と室外熱交温度センサ
の検出値Teと吸込側温度センサの検出値Tsとの相対
関係を示すグラフ。
ロック図。
Claims (10)
- 【請求項1】 圧縮機、四方弁、水熱交換器の第1の熱
交換管、流量調整弁、室外空気熱交換器を順次接続して
冷媒を循環させる冷凍サイクルと、 上記水熱交換器の第1の熱交換管と熱交換自在の第2の
熱交換管、キャッチタンク、給湯タンク、流量可変ポン
プを順次接続して水を循環させる主回路および上記キャ
ッチタンクの水出口側と上記流量可変ポンプの水入口側
とを連通するバイパス路の途中に介在された開閉弁を備
えた水回路と、 上記冷凍サイクルの除霜運転時上記開閉弁を開弁させる
制御器と、を具備していることを特徴とするヒートポン
プ給湯器。 - 【請求項2】 上記制御器は、 負荷変動時、上記流量可変ポンプをその吐出流量を減少
させるように制御するポンプ制御手段と、 負荷変動時、上記圧縮機の運転周波数を制御する圧縮機
制御手段と、を具備していることを特徴とする請求項1
記載のヒートポンプ給湯器。 - 【請求項3】 圧縮機、四方弁、水熱交換器の第1の熱
交換管、流量調整弁、室外空気熱交換器を順次接続して
冷媒を循環させる冷凍サイクルと、 上記水熱交換器の第1の熱交換管と熱交換自在の第2の
熱交換管、給湯タンク、流量可変ポンプを順次接続して
水を循環させる主回路および三方の出入口を、上記流量
可変ポンプの水出口と上記水熱交換器の第2の熱交換管
の水入口と排水側とにそれぞれ接続し、この第2の熱交
換管の入口を上記流量可変ポンプの水出口と排水側とに
選択的に連通させるように切換自在の三方弁を備えた水
回路と、 上記冷凍サイクルの除霜運転時、上記流量可変ポンプの
運転を停止させる一方、上記三方弁を上記室外熱交換器
の水入口が上記開放側に連通するように切り換える制御
器と、を具備していることを特徴とするヒートポンプ給
湯器。 - 【請求項4】 給湯タンクは水熱交換器の第2の熱交換
管に対して水頭差を有することを特徴とする請求項3記
載のヒートポンプ給湯器。 - 【請求項5】 三方弁の排水側に排水される温水の温度
を検出する温水温度センサを有し、上記制御器は、上記
冷凍サイクルの除霜運転時、上記温水温度センサにより
検出された検出温度が所定値以上であるときに、上記三
方弁を、上記水熱交換器の第2の熱交換管の水入口が流
量可変ポンプの水出口に連通するように切り換える三方
弁切換手段を備えていることを特徴とする請求項3また
は4記載のヒートポンプ給湯器。 - 【請求項6】 圧縮機、水熱交換器の第1の熱交換管、
流量調整弁、室外空気熱交換器を順次接続して冷媒を循
環させる冷凍サイクルと、 上記水熱交換器の第1の熱交換管と熱交換自在の第2の
熱交換管、給湯タンク、流量可変ポンプを順次接続して
水を循環させる主回路およびこの主回路の温水の一部を
上記室外熱交換器に散水する温水散水器およびこの温水
散水器を上記主回路に接続する連通路の途中に介在され
た給水弁を備えた水回路と、 上記室外空気熱交換器の除霜時に上記給水弁を開弁させ
る制御器と、を具備していることを特徴とするヒートポ
ンプ給湯器。 - 【請求項7】 上記給湯タンクは、その貯湯運転時の水
入口を、その水出口よりも高い位置に設けていることを
特徴とする請求項6記載のヒートポンプ給湯器。 - 【請求項8】 上記制御器は、上記流量可変ポンプの回
転数を制御することにより上記温水散水器による散水量
を制御する散水量制御手段を、備えていることを特徴と
する請求項6または7記載のヒートポンプ給湯器。 - 【請求項9】 上記室外空気熱交換器の貯湯運転時の入
口温度を検出する室外熱交温度センサを有し、 上記制御器は、上記冷凍サイクルと水回路の起動から所
定時間経過後、上記室外熱交温度センサにより所定時間
検出した温度について上記起動から所定時間経過後の低
下量を算出し、この温度低下量が所定値以上に達した状
態が所定時間以上継続したときに、上記室外空気熱交換
器に着霜が発生したと判断する着霜検出手段を備えてい
ることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項記載の
ヒートポンプ給湯器。 - 【請求項10】 上記圧縮機の吸込側温度を検出する吸
込側温度センサを有し、 上記制御器は、上記吸込側温度センサにより検出した温
度が、第1の所定温度以上で所定時間継続したとき、ま
たはこの第1の所定温度よりも高い所定温度以上に達し
たとき、または除霜運転が所定時間以上継続したときに
除霜が完了したと判断する除霜完了手段を、備えている
ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の
ヒートポンプ給湯器。
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