JP2002138019A - アイメークアップ化粧料 - Google Patents

アイメークアップ化粧料

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JP2002138019A
JP2002138019A JP2000331370A JP2000331370A JP2002138019A JP 2002138019 A JP2002138019 A JP 2002138019A JP 2000331370 A JP2000331370 A JP 2000331370A JP 2000331370 A JP2000331370 A JP 2000331370A JP 2002138019 A JP2002138019 A JP 2002138019A
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eye
oil
makeup cosmetic
cosmetic
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Tsutomu Matsuo
力 松尾
Yoichi Mizudori
洋一 水鳥
Atsushi Abe
淳 阿部
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Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目元をはっきりさせるという化粧効果及びそ
の持続性に優れ、また使用性が良く、安全性、安定性も
良好なアイメークアップ化粧料を提供する。 【解決手段】 次の成分(a)および(b) (a)ガラスフレークの表面を金属酸化物で被覆した、
平均厚さが0.1〜3.0μm、平均粒径が1〜700
μm、アスペクト比が5〜500である真珠光沢顔料 (b)被膜形成性エマルションポリマー を含有することを特徴とするアイメークアップ化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスフレークの
表面を金属酸化物で被覆した真珠光沢顔料と、皮膜形成
性エマルションポリマーとを用いるアイメークアップ化
粧料に関し、更に詳細には、目元をはっきりさせるとい
う化粧効果及びその持続性に優れ、また使用性が良く、
安全性、安定性も良好なアイメークアップ化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、アイメークアップ化粧料において
目元をはっきりさせるという化粧効果は、ワックスやロ
ウ類の配合量を増加させて、睫毛への化粧料の密着性を
高め、睫毛を太く目立たせたり、皮膜形成剤を使用する
ことにより睫毛を上にカールして目元を際立たせること
により得られていた。また、これらの化粧料としてナイ
ロン等の繊維を配合したものを使用することにより、睫
毛を長くみせ、目元を際立たせること等も行われてき
た。
【0003】更に、最近は口紅や美爪料においてパール
感やラメ感を強調した輝きのある煌びやかな雰囲気が流
行していることから、アイメークアップ化粧料において
もパール感やラメ感を強調した輝きにより目元を際立た
せるという化粧効果が求められている。
【0004】しかしながら、一般に流通しているパール
剤やラメ剤を配合しても、期待される化粧効果を得るこ
とは難しかった。すなわち、パール剤を用いて所望の化
粧効果を得るには多量のパール剤を配合する必要があ
り、実際上は困難であった。また、ラメを配合すれば、
期待される化粧効果により近いものが得られるものの、
ラメはその形状が大きいことから化粧膜の仕上がりが不
均一になりやすく、また、化粧持ちが悪く、いわゆるポ
ロ落ちが生じるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来品と比
べ、より優れた、目元をはっきりさせるという化粧効果
及びその持続性を付与することができ、更に安全性、安
定性も良好なアイメークアップ化粧料の開発が望まれて
いた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究した結果、ガラスフレークの
表面を金属酸化物で被覆した一定形状の真珠光沢顔料と
被膜形成性エマルションポリマーとを用いることによ
り、安全性に優れ、従来にない輝きを持ったメークアッ
プ化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、次の成分(a)およ
び(b) (a)ガラスフレークの表面を金属酸化物で被覆した、
平均厚さが0.1〜3.0μm、平均粒径が1〜700
μm、アスペクト比が5〜500である真珠光沢顔料 (b)被膜形成性エマルションポリマー を含有することを特徴とするアイメークアップ化粧料に
関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に使用される成分(a)の
真珠光沢顔料は、ガラスフレークを母材とし、その表面
を金属酸化物で被覆したものである。ここでいうガラス
フレークとは、シリカ(SiO)を45〜75質量%
(以下、単に「%」で示す)程度含有するガラスフィル
ムを粉砕することにより得られるものである。このガラ
スフレークとしては、例えば、溶融法で製造されるもの
が挙げられ、より具体的には、特公昭41−17148
号公報、特公昭45−3541号公報に記載の方法で製
造したものを例示することができる。
【0009】上記の方法で得られるガラスフレークは、
自由表面を持つ溶融ガラスを冷却固化するため、その表
面は非常に平滑であり、さらに非晶質でへき開性を有し
ないので、その表面にはほとんど段差を生じない。ま
た、シリカが80%以上含有されるシリカガラスに比
べ、若干の柔軟性を有するため、破砕され難く、化粧料
への配合に適している。
【0010】また、形状的には、平均厚さ0.1〜3.
0μmのガラスフィルムを粉砕後分級し、平均粒径1〜
700μm、平均厚さ0.1〜3.0μm、アスペクト
比5〜500のガラスフレークを得ることができる。
【0011】ガラスフレークの原料となるガラスとして
は、シリカを上記した範囲で含有し、溶融成型できるも
のならどのような組成でも良く、ソーダライムガラス、
Sガラス、Eガラス、Cガラスなどが例示されるが、表
面に段差が生じにくく、かつ平滑性を得やすいという点
で、特にCガラスがより好ましい。
【0012】本発明に使用される成分(a)の真珠光沢
顔料は、ガラスフレークの表面を金属酸化物で被覆した
後の状態で、平均厚さが0.1〜3.0μm、平均粒径
が1〜700μm、アスペクト比が5〜500であるも
のである。平均厚さについては、ガラスフレークは製造
技術上0.1μmより薄くすることは困難であり、また
その一方で3.0μmより厚い場合、ざらつき感を生
じ、感触的に好ましくない。
【0013】また、平均粒子径が1μm未満の場合は、
充分な光輝性が得られず、一方700μmより大きい場
合は、ざらざら感が強くなり、光沢も強すぎて不自然に
なってしまい、これもまた不適である。
【0014】さらに、そのアスペクト比が5より小さい
場合は、その肌上でののび感が悪くなり、一方500よ
り大きい場合は、肌へのフィット感が悪く、かつ、その
金属被覆物の外観も光沢が強すぎて、本発明としては好
ましくない。なお、「アスペクト比」とは、ガラスフレー
クの平均粒径を平均厚さで除した値を指すものである。
【0015】このガラスフレークを金属酸化物で被覆す
ることにより、外観上真珠に似た光沢を示す真珠光沢顔
料を得ることができるが、この被覆に用いられる金属酸
化物としては、チタニア(TiO)、ジルコニア(Z
rO)、酸化鉄などの金属酸化物が挙げられる。金属
酸化物による被膜の形成方法は、公知の技術を利用すれ
ばよく、例えば、特公昭43−25644号公報、特開
昭47−34529号公報に記載されている方法等を利
用することができ、具体的には硫酸チタニル溶液または
四塩化チタン溶液にガラスフレークを懸濁させ、かかる
溶液を昇温することによりチタニアを析出させ、ガラス
フレーク上に被膜を設けることができる。ただし、この
方法に限定するものではなく、ガラスフレーク上に薄く
被膜を設けることができる方法であれば、特に制限はさ
れない。
【0016】なお、本発明に使用される成分(a)の真
珠光沢顔料においては、ガラスフレーク上の被膜の厚さ
を制御することにより、干渉による任意の色調を発現さ
せることができる。この被膜の厚さは、20〜250n
mが好ましい。厚さが20nm未満では光輝性が発現し
難く、一方250nmより厚い場合には、適度な透明感
を有する光輝的な外観が得られない場合がある。なお、
被膜はかかる微小な厚さであるため、ガラスフレークと
真珠光沢顔料の厚さは大差ないものである。
【0017】また、成分(a)の新規真珠光沢顔料は、
本発明の効果を妨げない範囲で一般油剤、シリコーン
油、フッ素化合物、界面活性剤等で処理したものも使用
することができ、必要に応じて1種又は2種以上を用い
ることができる。
【0018】一方、本発明に使用される成分(b)の被
膜形成性エマルションポリマーとしては、通常化粧品に
使用され、水溶性溶媒にポリマーが分散している状態で
あるものであれば特に制限されず、いずれのものも使用
することができる。成分(b)の具体例としては、ポリ
アクリル酸エマルションポリマー、アクリル酸アルキル
共重合体エマルションポリマー、アクリル酸アルキル・
スチレン共重合体エマルションポリマー、ポリ酢酸ビニ
ルエマルションポリマー、ビニルピロリドン・スチレン
共重合体エマルションポリマー、シリコン系ポリマーエ
マルション等が挙げられるが、中でもポリ酢酸ビニルエ
マルションポリマーが使用性や睫毛を太くみせ、目元を
はっきりさせるといった化粧効果の点で最も好ましい。
これらのエマルションポリマーは、必要に応じ、1種又
は2種以上を使用することができる。
【0019】本発明の化粧料は、上記成分(a)と成分
(b)を常法に従って配合することにより製造すること
ができる。本発明に使用される成分(a)の真珠光沢顔
料の配合量は、0.1〜30%が好ましくは、1〜10
%がさらに好ましい。この範囲であれば、目元に輝きを
持たせて目元をはっきりさせるといった化粧効果や使用
性の点で満足のいくものが得られる。
【0020】また、本発明に使用される成分(b)の被
膜形成性エマルションポリマーの配合量は、固形分とし
て、0.5〜35%が好ましく、1〜25%がさらに好
ましい。この範囲であれば、使用性、睫毛を太くみせ、
目元をはっきりさせるといった化粧効果の点で満足のい
くものが得られる。
【0021】本発明のアイメークアップ化粧料は、上記
した必須成分の他に、通常化粧料に使用される成分、例
えば、繊維、粉体成分、油性成分、水性成分、界面活性
剤、紫外線吸収剤、保湿剤、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共
重合体等の水溶性被膜形成性樹脂、褪色防止剤、酸化防
止剤、消泡剤、美容成分、防腐剤、香料などを本発明の
効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
【0022】繊維は、睫毛を長く見せる効果を付与する
ものであり、例えばナイロン、ポリエステル等の合成繊
維、レーヨン等の人造繊維、セルロース等の天然繊維、
アセテート人絹等の半合成繊維等が挙げられ、これらは
特に限定されるものではなく、必要に応じて1種又は2
種以上を用いることができる。また、これらの繊維は本
発明の効果を妨げない範囲で一般油剤、シリコーン油、
フッ素化合物、界面活性剤等で処理したものも使用する
ことができる。また、材料によって異なるが、例えばナ
イロン繊維の場合は、長さは0.5〜3mm、太さは
0.5〜20デニール程度が好ましい。
【0023】油性成分は、基材、エモリエント成分とし
て作用するものであり、動物油、植物油、合成油等の起
源や、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を
問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エス
テル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油
類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類
等を使用することができる。具体的には、流動パラフィ
ン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブ
テン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイク
ロクリスタリンワックス、エチレンプロピレンコポリマ
ー、モクロウ、モンタンワックス、フィッシャートロプ
スワックス等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホ
ホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、
ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワック
ス、ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミ
リスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、
ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセ
リル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソス
テアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ロ
ジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオ
ペンチルグリコール、コレスレロール脂肪酸エステル、
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・
ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類、ステア
リン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソ
ステアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリ
ン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアル
コール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イ
ソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級
アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重
合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメ
チルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシ
ロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリ
シロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキ
シ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサ
ン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パー
フルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロ
ポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノ
リン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコー
ル等のラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、
蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12−
ヒドロキシステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カ
ルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられる。
【0024】また、粉体成分は、感触調整、着色の目的
で使用され、本発明の油性化粧料に配合されうる成分
(a)以外の粉体としては、例えば、板状、紡錘状、針
状等の形状や、粒子径、あるいは多孔質、無孔質等の粒
子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉
体類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類等が使用で
きる。具体的には、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄酸
化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニ
ウム、酸化セリウム、二酸化珪素、酸化マグネシウム、
酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウ
ム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケ
イ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミ
ニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、合成セリサ
イト、セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸
バリウム、ベントナイト、スメクタイト、窒化硼素等の
無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化鉄
コーティング雲母、酸化鉄雲母チタン、有機顔料処理雲
母チタン、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、ス
テアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシ
ルリジン、ナイロン等の有機粉体類、有機タール系顔
料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体類、微粒子酸化
チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタ
ン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸
化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、等が挙
げられ、これらを1種または2種以上組み合わせて用い
ることができる。また、これら粉体は1種または2種以
上の複合化したものを用いても良く、フッ素化合物、シ
リコーン系油剤、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油
脂、炭化水素等を用いて公知の方法により表面処理を施
したものであっても良い。
【0025】更に、水性成分は、保湿及び粉体分散剤と
して作用するものであり、水の他に、水に可溶な成分で
あれば何れでもよく、例えば、エチルアルコール、イソ
プロピルアルコール等のアルコール類、プロピレングリ
コール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレング
リコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、
グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセ
ロール類、ソルビトール、マルチトール、ショ糖、でん
ぷん糖、ラクチトール等の糖類、グアーガム、コンドロ
イチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アラ
ビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、メチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリ
ル酸ナトリウム等の水溶性高分子、塩化ナトリウム、塩
化マグネシウム、乳酸ナトリウム等の塩類、アロエベ
ラ、ウィッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモ
ン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液等が挙げられ
る。
【0026】更にまた、界面活性剤は、粉体の分散性向
上や感触調整の目的で用いられるものであり、化粧品一
般に用いられており、人体に対して安全とされる界面活
性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面
活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性
剤、両性界面活性剤等が挙げられる。このうち、非イオ
ン界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エス
テル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加
物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアル
キレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及
びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂
肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポ
リアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エ
ステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリ
セリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、
ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポリオキシア
ルキレンアルキル共変性シリコーン、ポリエーテル変性
シリコーン等が挙げられる。また、アニオン界面活性剤
としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸のような
脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、ア
ルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジ
アルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、
アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタ
ウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸
塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−
アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、ア
ルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。更に、カチオ
ン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポ
リアミン及びアルカノルアミン脂肪酸誘導体、アルキル
四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げ
られる。更にまた、両性界面活性剤としては、アミノ酸
タイプやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル
型、スルホン酸型、リン酸エステル型のものが使用で
き、例えば、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カ
ルボキシルメチルアンモニウムベタイン、N,N−ジア
ルキルアミノアルキレンカルボン酸、N,N,N−トリ
アルキル−N−スルフォアルキレンアンモニウムベタイ
ン、N,N−ジアルキル−N,N−ビス(ポリオキシエ
チレン硫酸)アンモニウムベタイン、2−アルキル−1
−ヒドロキシエチル−1−カルボキシメチルイミダゾリ
ニウムベタイン、レシチン等が挙げられる。
【0027】また更に、紫外線吸収剤としては、例えば
ベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル
酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾ
イルメタン、オキシベンゾン等が、保湿剤としては、例
えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、
ケラチン等が、酸化防止剤としては、例えばα−トコフ
ェロール、アスコルビン酸等が、美容成分としては、例
えばビタミン類、消炎剤、生薬等が、防腐剤としては、
例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノ
ール等がそれぞれ挙げられる。
【0028】かくして得られる本発明のアイメークアッ
プ化粧料の代表的な形態としては、代表的なものとして
クリーム状、ゲル状、液状のものが挙げられる。また、
本発明の効果が発揮されやすいアイメークアップ化粧料
の例としては、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、
アイカラー等が挙げられる。
【0029】
【実施例】次に、実施例及び参考例を挙げて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例等に何ら制
約されるものではない。
【0030】参 考 例 1 表面処理真珠光沢顔料の調製:真珠光沢顔料の母材とし
て、表1に示すCガラスを用い、これから以下の方法に
従ってガラスフレークを製造した。このガラスフレーク
に対し、ルチル型チタニアを加え、以下の方法によりガ
ラスフレーク表面を被覆して真珠光沢顔料1〜4を得
た。
【0031】(1)ガラスフレークの調製 表1の組成のCガラスを1200℃で溶融し、円筒状に
ブロー延伸薄膜化して冷却固化することにより所定の厚
さにした。これを粉砕分級して所定の厚さ、粒度及びア
スペクト比を有する4種のガラスフレークを製造した。
【0032】Cガラスの組成:
【表1】
【0033】(2)真珠光沢顔料の製造 上記(1)で得た各ガラスフレークを塩化白金酸を添加
した四塩化チタン溶液中に懸濁させ、この懸濁液を加熱
して1時間沸騰させて、ガラスフレーク表面にチタニア
被覆を設けた。濾過水洗後乾燥させ、その後600℃で
30分熱処理し、表2の物性の真珠光沢顔料を得た。
【0034】真珠光沢顔料の物性:
【表2】
【0035】実施例1 水中油型マスカラ:参考例1で得られた各真珠光沢顔料
を用いて、表3に示す処方及び下記の製造方法により本
発明品1〜5および比較品1〜6の水中油型マスカラを
製造した。得られた水中油型マスカラについて、睫毛に
塗布し、目元に輝きを持たせるという「イ.目元の輝
き」、睫毛を上にカールする「ロ.カール効果」、また
「ハ.塗布時の使用性・使用感」、「ニ.仕上がり膜の
均一性」および「ホ.化粧持ち」について下記の方法に
より評価を行った。その結果を表4に示す。
【0036】(水中油型マスカラの処方)
【表3】
【0037】(製造方法) A. 成分(1)〜(9)を加熱溶解し、成分(10)
〜(19)を加えて均一に混合する。 B. 成分(20)〜(35)を均一に混合する。 C.「A.」に「B.」を加え、乳化する。 D.「C.」を容器に充填し、水中油型マスカラを得た
【0038】(評価方法)各項目の評価は、10名の官
能検査パネルによる使用テストを行い、使用したときの
各評価項目について、パネル各員が、下記<7段階絶対
評価基準>にて7段階に評価して評点を付けた後、各試
料ごとの評点合計から、その平均値を算出して、下記<
4段階評価基準>により判定した。なお、「ホ.化粧持
ち」については、試料を使用後、パネルに通常の生活を
してもらい、6時間後の化粧持ちについて、同様に<7
段階絶対評価基準>および<4段階評価基準>によって
判定した。
【0039】<7段階絶対評価基準> 評 点 : 評 価 6 : 非常に良い 5 : 良い 4 : やや良い 3 : 普通 2 : やや悪い 1 : 悪い 0 : 非常に悪い
【0040】 <4段階評価基準> 基 準 評 点(評 価) 平均値が5点を超える : ◎(非常に良好) 平均値が3点を超えて5点以下 : ○(良好) 平均値が1点を超えて3点以下 : △(やや不良) 平均値が1点以下 : ×(不良)
【0041】(評価結果)
【表4】
【0042】表4の結果から明らかなように、本発明品
1〜5の水中油型マスカラを用いた場合は、比較品1〜
6に比較し、目元に輝きを持たせるという化粧効果や睫
毛を上にカールする化粧効果、塗布時の使用性・使用
感、仕上がり膜の均一性、化粧持ちのすべての点ではる
かに優れた特性を有していた。一方、比較品に示したよ
うに、従来のパール剤やラメ剤を用いたマスカラは配合
量の割には化粧効果が得られないうえに、少量配合した
ものでも使用性や化粧持ちが劣っており、満足のいくも
のが得られなかった。
【0043】実施例2 油中水型マスカラ:以下の処方および製造方法で油中水
型マスカラを製造した。
【0044】 (処方) 成分 質量% 1.軽質流動イソパラフィン 53.7 2.黒酸化鉄 10 3.有機変性ベントナイト 5 4.ポリエーテル変性ポリシロキサン 1 5.精製水 10 6.塩化ナトリウム 0.1 7.美容剤 0.1 8.防腐剤 0.1 9.ポリアクリル酸アルキルエマルションポリマー 10 (固形分45%) 10.真珠光沢顔料1* 10 *:参考例1で製造したもの
【0045】(製造方法) A. 成分(1)〜(4)を混合溶解し、成分(5)〜
(10)を加えて均一に混合する。 B.「A.」を容器に充填して、油中水型マスカラを得
た。
【0046】この油中水型マスカラは、目元に輝きを持
たせるという化粧効果や睫毛を上にカールする化粧効果
があって、塗布時の使用性・使用感や仕上がり膜の均一
性、化粧持ちに優れたものであった。
【0047】実施例3 アイライナー:以下の処方および製造方法でアイライナ
ーを製造した。
【0048】 (処方) 成分 質量% 1.精製水 62.6 2.1,3−ブチレングリコール 5 3.赤色202号 1 4.群青 1 5.カルボキシビニルポリマー 0.1 6.水酸化ナトリウム 0.1 7.美容剤 0.1 8.防腐剤 0.1 9.ポリアクリル酸アルキルエマルションポリマー 10 (固形分45%) 10.真珠光沢顔料3* 20 *:参考例1で製造したもの
【0049】(製造方法) A. 成分(1)〜(10)を均一に混合する。 B.「A.」を容器に充填してアイライナーを得た。 このアイライナーは、目元に輝きを持たせるという化粧
効果に優れ、塗布時の使用性・使用感や仕上がり膜の均
一性、化粧持ちに優れたものであった。
【0050】
【発明の効果】本発明のアイメークアップ化粧料は、目
元に輝きを持たせるという化粧効果や睫毛を上にカール
する化粧効果があって、塗布時の使用性・使用感や仕上
がり膜の均一性、化粧持ちに優れたものであった。
【0051】従って、本発明のアイメークアップ化粧料
は、従来品より優れた、目元をはっきりさせるという化
粧効果及びその持続性を付与することができ、更に安全
性、安定性も良好なものとなり、マスカラ、アイライナ
ー、アイブロウ、アイカラー等として有利に使用される
ものである。 以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 淳 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究本部内 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA112 AA122 AB032 AB171 AB172 AB192 AB232 AB332 AB432 AB442 AC012 AC072 AC102 AC122 AC242 AC392 AC422 AC442 AC542 AC792 AC852 AD022 AD072 AD092 AD162 AD222 BB23 BB25 CC14 DD32 DD33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)および(b) (a)ガラスフレークの表面を金属酸化物で被覆した、
    平均厚さが0.1〜3.0μm、平均粒径が1〜700
    μm、アスペクト比が5〜500である真珠光沢顔料 (b)被膜形成性エマルションポリマー を含有することを特徴とするアイメークアップ化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(a)のガラスフレークがシリカ
    (SiO)を45〜75質量%含有するものである請
    求項第1項記載のアイメークアップ化粧料。
  3. 【請求項3】 成分(a)の金属酸化物がチタニア(T
    iO)、ジルコニア(ZrO)または酸化鉄から選
    ばれる1種または2種以上である請求項第1項又は第2
    項記載のアイメークアップ化粧料。
  4. 【請求項4】 成分(a)の真珠光沢顔料を0.01〜
    30質量%、成分(b)の被膜形成性エマルションポリ
    マーを固形分として0.5〜35質量%含有する請求項
    第1項乃至第3項の何れかの項に記載のアイメークアッ
    プ化粧料。
  5. 【請求項5】 マスカラ、アイライナー、アイブロウ、
    アイカラーである請求項第1項乃至第4項の何れかの項
    に記載のアイメークアップ化粧料。
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