JP2002059588A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents
画像形成方法及び画像形成装置Info
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- JP2002059588A JP2002059588A JP2000251179A JP2000251179A JP2002059588A JP 2002059588 A JP2002059588 A JP 2002059588A JP 2000251179 A JP2000251179 A JP 2000251179A JP 2000251179 A JP2000251179 A JP 2000251179A JP 2002059588 A JP2002059588 A JP 2002059588A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、部品点数を削減することにより小
型化され、かつ、一つのポリゴンミラーを使用して光走
査の位置を一致させることにより、画像むらの発生を防
止し、さらに、印刷速度の高速化を可能とする画像形成
方法及び画像形成装置の提供を目的とする。 【解決手段】 画像形成装置は、帯電させた複数の感光
体13,14,15,16にレーザ光を露光して同時に
潜像を形成し、静電的にカラートナーを付着又は転写し
て印刷する構成としてあり、レーザ光源1,ポリゴンミ
ラー2,Fθレンズ3,ミラーからなる選択反射手段4
及び感光するための液晶シャッターアレイ9,10,1
1,12とからなっている。
型化され、かつ、一つのポリゴンミラーを使用して光走
査の位置を一致させることにより、画像むらの発生を防
止し、さらに、印刷速度の高速化を可能とする画像形成
方法及び画像形成装置の提供を目的とする。 【解決手段】 画像形成装置は、帯電させた複数の感光
体13,14,15,16にレーザ光を露光して同時に
潜像を形成し、静電的にカラートナーを付着又は転写し
て印刷する構成としてあり、レーザ光源1,ポリゴンミ
ラー2,Fθレンズ3,ミラーからなる選択反射手段4
及び感光するための液晶シャッターアレイ9,10,1
1,12とからなっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法及び
画像形成装置に関し、特に、帯電させた感光体にレーザ
光を露光して潜像を形成し、静電的にカラートナーを付
着又は転写して印刷する画像形成方法及び画像形成装置
に関する。
画像形成装置に関し、特に、帯電させた感光体にレーザ
光を露光して潜像を形成し、静電的にカラートナーを付
着又は転写して印刷する画像形成方法及び画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感光体に潜像を形成する手段とし
て、露光光源に蛍光灯を使用し、液晶シャッターにより
露光された光(適宜、露光光と略称する。)を制御する画
像形成装置が用いられてきた。
て、露光光源に蛍光灯を使用し、液晶シャッターにより
露光された光(適宜、露光光と略称する。)を制御する画
像形成装置が用いられてきた。
【0003】この画像形成装置は、図5に示すように、
露光部100が、露光光源となる蛍光灯101と、露光
光を外部信号に対応して遮断又は透過させる液晶シャッ
ターアレイ102と、液晶シャッターアレイ102を通
過した光を感光体上でフォーカスさせるためのセルフォ
ックレンズ103を有する構成としてある。
露光部100が、露光光源となる蛍光灯101と、露光
光を外部信号に対応して遮断又は透過させる液晶シャッ
ターアレイ102と、液晶シャッターアレイ102を通
過した光を感光体上でフォーカスさせるためのセルフォ
ックレンズ103を有する構成としてある。
【0004】そして、画像形成装置は、外部信号により
液晶シャッターアレイ102に開閉の配列を1ラインず
つ作り、蛍光灯101から放射される光で露光し、この
際、液晶シャッターアレイ102を通過した光をセルフ
ォックレンズ103で感光体上にフォーカスさせること
により、微細な潜像を形成する。
液晶シャッターアレイ102に開閉の配列を1ラインず
つ作り、蛍光灯101から放射される光で露光し、この
際、液晶シャッターアレイ102を通過した光をセルフ
ォックレンズ103で感光体上にフォーカスさせること
により、微細な潜像を形成する。
【0005】ところが、この従来例における画像形成装
置は、露光光源に蛍光灯を用いているために、蛍光灯の
発光強度不足,発光の不安定性や強度分布の不均一,蛍
光灯内の蛍光物質の短寿命などといった欠点があり、ま
た、露光光を感光体上でフォーカスさせるために液晶シ
ャッターアレイにセルフォックレンズを取り付ける必要
があり、構造が複雑化するといった欠点があった。
置は、露光光源に蛍光灯を用いているために、蛍光灯の
発光強度不足,発光の不安定性や強度分布の不均一,蛍
光灯内の蛍光物質の短寿命などといった欠点があり、ま
た、露光光を感光体上でフォーカスさせるために液晶シ
ャッターアレイにセルフォックレンズを取り付ける必要
があり、構造が複雑化するといった欠点があった。
【0006】そして、これら欠点を解決すべく、露光光
源にレーザ光源を用いた画像形成装置が、開発され実用
化されている。また、近年、露光光源にレーザ光源を用
いた様々なカラー画像形成装置が、開発され実用化され
ている。
源にレーザ光源を用いた画像形成装置が、開発され実用
化されている。また、近年、露光光源にレーザ光源を用
いた様々なカラー画像形成装置が、開発され実用化され
ている。
【0007】これらのカラー画像形成装置は、感光体と
レーザ光源を用いている点は共通している。しかし、三
もしくは四つの感光体を使用し、これら感光体に対し、
それぞれレーザ光源,Fθレンズ及びポリゴンミラーを
使用する構成のものや、あるいは、一つの感光体上にお
ける三もしくは四箇所の露光位置に対し、それぞれレー
ザ光源,Fθレンズ及びポリゴンミラーを使用する構成
のものなど、様々な種類のカラー画像形成装置がある。
レーザ光源を用いている点は共通している。しかし、三
もしくは四つの感光体を使用し、これら感光体に対し、
それぞれレーザ光源,Fθレンズ及びポリゴンミラーを
使用する構成のものや、あるいは、一つの感光体上にお
ける三もしくは四箇所の露光位置に対し、それぞれレー
ザ光源,Fθレンズ及びポリゴンミラーを使用する構成
のものなど、様々な種類のカラー画像形成装置がある。
【0008】ところで、これらのカラー画像形成装置
は、複数あるレーザ光源の発光特性のばらつきをそろえ
ることが難しいといった欠点があった。なお、このよう
な欠点を解決したカラー画像形成装置の一つとして、特
開平11−91164号において、ハーフミラーと液晶
シャッターを用いることにより、一つのレーザ光源で複
数の感光ドラムを同時に露光する画像形成装置が開示さ
れている。
は、複数あるレーザ光源の発光特性のばらつきをそろえ
ることが難しいといった欠点があった。なお、このよう
な欠点を解決したカラー画像形成装置の一つとして、特
開平11−91164号において、ハーフミラーと液晶
シャッターを用いることにより、一つのレーザ光源で複
数の感光ドラムを同時に露光する画像形成装置が開示さ
れている。
【0009】この画像形成装置は、図6に示すように、
一つのレーザ光源201からの出力光を複数のハーフミ
ラー203,205,207を用いて分割、その分割光
を液晶シャッター211,212,213により変調さ
せた後、ポリゴンミラー217,218,219を用い
て感光体(感光ドラム220,221,222)上に走
査させる構成としてある。
一つのレーザ光源201からの出力光を複数のハーフミ
ラー203,205,207を用いて分割、その分割光
を液晶シャッター211,212,213により変調さ
せた後、ポリゴンミラー217,218,219を用い
て感光体(感光ドラム220,221,222)上に走
査させる構成としてある。
【0010】このように、この従来例における画像形成
装置は、一つのレーザ光源201を使用することによ
り、複数のレーザ光源による発光特性のバラツキをそろ
えることが難しいといった欠点を克服している。
装置は、一つのレーザ光源201を使用することによ
り、複数のレーザ光源による発光特性のバラツキをそろ
えることが難しいといった欠点を克服している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このカラー
画像形成装置は、Fθレンズ及びポリゴンミラーを、感
光体の個数又は一つの感光体上における複数の露光箇所
と同じ数だけ必要とするため、これら部品を設置するた
めのスペースを確保する必要があり、小型化できないと
いった問題があった。
画像形成装置は、Fθレンズ及びポリゴンミラーを、感
光体の個数又は一つの感光体上における複数の露光箇所
と同じ数だけ必要とするため、これら部品を設置するた
めのスペースを確保する必要があり、小型化できないと
いった問題があった。
【0012】また、このカラー画像形成装置は、複数の
ポリゴンミラーを用いることにより、動作中における複
数のポリゴンミラーの面方向が揃わないため、光走査の
位置が一致せず、画像むらが発生するといった問題があ
った。
ポリゴンミラーを用いることにより、動作中における複
数のポリゴンミラーの面方向が揃わないため、光走査の
位置が一致せず、画像むらが発生するといった問題があ
った。
【0013】さらにまた、ポリゴンミラーに入射させる
前に液晶シャッターを通過させるため、液晶シャッター
は、レーザ発光素子のスイッチングスピードに等しい開
閉の切り替え速度が必要で、印刷速度の高速化が図れな
いといった問題があった。
前に液晶シャッターを通過させるため、液晶シャッター
は、レーザ発光素子のスイッチングスピードに等しい開
閉の切り替え速度が必要で、印刷速度の高速化が図れな
いといった問題があった。
【0014】そこで、本発明は、上記問題を解決すべ
く、部品点数を削減することにより小型化され、かつ、
一つのポリゴンミラーを使用して光走査の位置を一致さ
せることにより、画像むらの発生を防止し、さらに、印
刷速度の高速化を可能とする画像形成方法及び画像形成
装置の提供を目的とする。
く、部品点数を削減することにより小型化され、かつ、
一つのポリゴンミラーを使用して光走査の位置を一致さ
せることにより、画像むらの発生を防止し、さらに、印
刷速度の高速化を可能とする画像形成方法及び画像形成
装置の提供を目的とする。
【0015】なお、特許第2738151号において、
印字速度を高速化する目的で、ホログラム素子を使用し
た印字装置が提案されているが、この技術は、レーザ光
源からのレーザ光をスポット状のビームに変換するスイ
ッチング素子と、そのビームを収束させるホログラム素
子とを、一対一に対応して複数個存在させることによ
り、高速印字を可能とする技術ではあるものの、上記課
題を解決することはできない。
印字速度を高速化する目的で、ホログラム素子を使用し
た印字装置が提案されているが、この技術は、レーザ光
源からのレーザ光をスポット状のビームに変換するスイ
ッチング素子と、そのビームを収束させるホログラム素
子とを、一対一に対応して複数個存在させることによ
り、高速印字を可能とする技術ではあるものの、上記課
題を解決することはできない。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における請求項1記載の画像形成方法は、感
光体の複数箇所を同時に露光して、画像を形成する画像
形成方法において、前記感光体の複数箇所を同時に露光
するためのレーザ光を出力し、前記レーザ光を走査し、
この走査したレーザ光の前記感光体上における焦点を合
わせ、走査した前記レーザ光を複数に分割し、外部から
の信号により前記分割されたレーザ光を遮断もしくは透
過して、強度を変調させる素子をアレイ状に配置した各
光変調手段が、前記レーザ光の一つの走査に対し、あら
かじめ、1ライン分の光強度変調の配列を形成し、複数
に分割された前記レーザ光が、前記各光変調手段上を走
査する方法としてある。
に、本発明における請求項1記載の画像形成方法は、感
光体の複数箇所を同時に露光して、画像を形成する画像
形成方法において、前記感光体の複数箇所を同時に露光
するためのレーザ光を出力し、前記レーザ光を走査し、
この走査したレーザ光の前記感光体上における焦点を合
わせ、走査した前記レーザ光を複数に分割し、外部から
の信号により前記分割されたレーザ光を遮断もしくは透
過して、強度を変調させる素子をアレイ状に配置した各
光変調手段が、前記レーザ光の一つの走査に対し、あら
かじめ、1ライン分の光強度変調の配列を形成し、複数
に分割された前記レーザ光が、前記各光変調手段上を走
査する方法としてある。
【0017】このようにすると、各光変調手段が、レー
ザ光の一つの走査に対し、あらかじめ、1ライン分の潜
像に対応した光強度変調の配列を形成するので、1ライ
ンのドット数ごとに、光強度変調の配列を形成する光変
調手段と比べると、光変調手段の開閉の切り替え速度
を、1/(1ラインのドット数)にすることができ、画
像形成速度を高速化することができる。
ザ光の一つの走査に対し、あらかじめ、1ライン分の潜
像に対応した光強度変調の配列を形成するので、1ライ
ンのドット数ごとに、光強度変調の配列を形成する光変
調手段と比べると、光変調手段の開閉の切り替え速度
を、1/(1ラインのドット数)にすることができ、画
像形成速度を高速化することができる。
【0018】また、本発明における請求項2記載の画像
形成装置の発明は、感光体の複数箇所を同時に露光し
て、画像を形成する画像形成方法において、前記感光体
の複数箇所に、潜像を形成するためのレーザ露光手段
と、このレーザ露光手段から出力されたレーザ光を走査
させるための光走査手段と、この光走査手段により走査
されたレーザ光の前記感光体上における焦点を合わせる
ためのFθレンズと、このFθレンズを通過した前記レ
ーザ光を分割するための光分割手段と、この光分割手段
の出力側に設けられ、外部からの信号により分割された
各レーザ光を遮断もしくは透過して、強度を変調させる
素子をアレイ状に配置した光変調手段とを有する構成と
してある。
形成装置の発明は、感光体の複数箇所を同時に露光し
て、画像を形成する画像形成方法において、前記感光体
の複数箇所に、潜像を形成するためのレーザ露光手段
と、このレーザ露光手段から出力されたレーザ光を走査
させるための光走査手段と、この光走査手段により走査
されたレーザ光の前記感光体上における焦点を合わせる
ためのFθレンズと、このFθレンズを通過した前記レ
ーザ光を分割するための光分割手段と、この光分割手段
の出力側に設けられ、外部からの信号により分割された
各レーザ光を遮断もしくは透過して、強度を変調させる
素子をアレイ状に配置した光変調手段とを有する構成と
してある。
【0019】このようにすると、レーザ光源,ポリゴン
ミラー及びFθレンズの部品点数を各一つに削減できる
ので、削減した部品分の設置スペースが必要なくなり、
小型化することができる。また、一つのポリゴンミラー
を使用するので、光走査の位置を一致させることがで
き、画像むらの発生を防止することができる。
ミラー及びFθレンズの部品点数を各一つに削減できる
ので、削減した部品分の設置スペースが必要なくなり、
小型化することができる。また、一つのポリゴンミラー
を使用するので、光走査の位置を一致させることがで
き、画像むらの発生を防止することができる。
【0020】また、請求項3記載の発明は、上記請求項
2記載の画像形成装置において、前記光分割手段を、前
記感光体の数、又は、一つの感光体の複数箇所の数と同
数以上の、それぞれ所定の透過率及び反射率を有するミ
ラーからなる選択反射手段とした構成してある。
2記載の画像形成装置において、前記光分割手段を、前
記感光体の数、又は、一つの感光体の複数箇所の数と同
数以上の、それぞれ所定の透過率及び反射率を有するミ
ラーからなる選択反射手段とした構成してある。
【0021】このようにすると、精度良くレーザ光を分
割することができ、さらに、各ミラーの位置を調整する
ことによって、分割する各レーザ光の光路長を容易に一
致させることができる。
割することができ、さらに、各ミラーの位置を調整する
ことによって、分割する各レーザ光の光路長を容易に一
致させることができる。
【0022】また、請求項4記載の発明は、上記請求項
2又は3記載の画像形成装置において、前記光変調手段
を、液晶シャッターアレイとした構成としてある。
2又は3記載の画像形成装置において、前記光変調手段
を、液晶シャッターアレイとした構成としてある。
【0023】このようにすると、細かな画素に対して
も、対応可能な光変調手段を提供することができる。
も、対応可能な光変調手段を提供することができる。
【0024】また、請求項5記載の発明は、上記請求項
4記載の画像形成装置において、前記液晶シャッターア
レイを、多層化した構成としてある。
4記載の画像形成装置において、前記液晶シャッターア
レイを、多層化した構成としてある。
【0025】このようにすると、液晶シャッターアレイ
による露光の制御を、レーザ光の全透過もしくは全遮断
のオンオフ制御に限定することなく、レーザ光の透過光
量を制御することができ、形成する潜像に階調性を与え
ることができる。
による露光の制御を、レーザ光の全透過もしくは全遮断
のオンオフ制御に限定することなく、レーザ光の透過光
量を制御することができ、形成する潜像に階調性を与え
ることができる。
【0026】また、請求項6記載の発明は、上記請求項
4記載の画像形成装置において、前記液晶シャッターア
レイを、外部信号に対応して、透過するレーザ光の光量
を変化させる液晶素子とした構成としてある。
4記載の画像形成装置において、前記液晶シャッターア
レイを、外部信号に対応して、透過するレーザ光の光量
を変化させる液晶素子とした構成としてある。
【0027】このようにすると、外部からの信号によ
り、レーザ光の透過光量を制御することができ、形成す
る潜像に階調性を与えることができる。
り、レーザ光の透過光量を制御することができ、形成す
る潜像に階調性を与えることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成方法及び
画像形成装置の各実施形態及びその応用例について、図
面を参照して説明する。先ず、本発明の画像形成装置の
実施形態における構造および作用について説明する。
画像形成装置の各実施形態及びその応用例について、図
面を参照して説明する。先ず、本発明の画像形成装置の
実施形態における構造および作用について説明する。
【0029】「画像形成装置の実施形態」図1は、本発
明の画像形成装置の実施形態における要部の概略図を示
している。同図において、画像形成装置は、帯電させた
複数の感光ドラム13,14,15,16にレーザ光を
露光して潜像を形成し、静電的にカラートナーを付着又
は転写して印刷する構成としてある。
明の画像形成装置の実施形態における要部の概略図を示
している。同図において、画像形成装置は、帯電させた
複数の感光ドラム13,14,15,16にレーザ光を
露光して潜像を形成し、静電的にカラートナーを付着又
は転写して印刷する構成としてある。
【0030】そして、この画像形成装置は、一つのレー
ザ光源1と、レーザ光源1から出力されたレーザ光が感
光ドラム13,14,15,16上を走査するための一
つのポリゴンミラー2と、ポリゴンミラー2より反射さ
れたレーザ光を通過させるFθレンズ3と、Fθレンズ
3を通過したレーザ光を分割させるための、反射率及び
透過率の異なるミラー5,6,7,8からなる選択反射
手段4と、選択反射手段4により分割されたレーザ光を
遮断もしくは透過しながら、感光ドラム13,14,1
5,16を露光するための、液晶シャッターアレイ9,
10,11,12とからなっている。
ザ光源1と、レーザ光源1から出力されたレーザ光が感
光ドラム13,14,15,16上を走査するための一
つのポリゴンミラー2と、ポリゴンミラー2より反射さ
れたレーザ光を通過させるFθレンズ3と、Fθレンズ
3を通過したレーザ光を分割させるための、反射率及び
透過率の異なるミラー5,6,7,8からなる選択反射
手段4と、選択反射手段4により分割されたレーザ光を
遮断もしくは透過しながら、感光ドラム13,14,1
5,16を露光するための、液晶シャッターアレイ9,
10,11,12とからなっている。
【0031】ここで、レーザ光源1は、出力光aを出力
する。この出力光aは、強度が、複数の感光ドラム1
3,14,15,16にそれぞれ露光するために必要な
レーザ光強度の総和以上としてある。また、レーザ光源
1は、感光ドラム13,14,15,16のいずれにも
露光しない場合、すなわち画像の白色部分を形成する場
合以外は、常にレーザ光を一定強度で出力する。このよ
うにすると、レーザ光の強度不足を防止し、また、出力
強度が安定するので、鮮明な画像を形成することができ
る。
する。この出力光aは、強度が、複数の感光ドラム1
3,14,15,16にそれぞれ露光するために必要な
レーザ光強度の総和以上としてある。また、レーザ光源
1は、感光ドラム13,14,15,16のいずれにも
露光しない場合、すなわち画像の白色部分を形成する場
合以外は、常にレーザ光を一定強度で出力する。このよ
うにすると、レーザ光の強度不足を防止し、また、出力
強度が安定するので、鮮明な画像を形成することができ
る。
【0032】そして、レーザ光源1から出力された出力
光aは、ポリゴンミラー2により反射され、Fθレンズ
3に入射し、さらに、選択反射手段4に入射する。
光aは、ポリゴンミラー2により反射され、Fθレンズ
3に入射し、さらに、選択反射手段4に入射する。
【0033】ここで、この選択反射手段4は、図2に示
すように、複数の感光ドラム13,14,15,16の
数と同数の、すなわち、四つのミラー5,6,7,8か
らなっており、各ミラー5,6,7,8は、レーザ光を
感光ドラム13,14,15,16にそれぞれ反射する
ように配設してある。
すように、複数の感光ドラム13,14,15,16の
数と同数の、すなわち、四つのミラー5,6,7,8か
らなっており、各ミラー5,6,7,8は、レーザ光を
感光ドラム13,14,15,16にそれぞれ反射する
ように配設してある。
【0034】また、各ミラー5,6,7,8は、それぞ
れ所定の透過率及び反射率を有しており、たとえば、選
択反射手段4に入射した出力光aは、まず、ミラー5に
入射し、25%が反射され、75%は透過して、反射光
b(出力光aの25%の強度)と透過光c(出力光aの75
%の強度)となる。そして、反射光bは、感光ドラム1
3近傍にある液晶シャッターアレイ9へ進行し、透過光
cは、次のミラー6に進行する。
れ所定の透過率及び反射率を有しており、たとえば、選
択反射手段4に入射した出力光aは、まず、ミラー5に
入射し、25%が反射され、75%は透過して、反射光
b(出力光aの25%の強度)と透過光c(出力光aの75
%の強度)となる。そして、反射光bは、感光ドラム1
3近傍にある液晶シャッターアレイ9へ進行し、透過光
cは、次のミラー6に進行する。
【0035】続いて、透過光cは、ミラー6に入射し、
33%が反射され、67%は透過して、反射光d(出力
光aの25%の強度)と透過光e(出力光aの50%の強
度)となり、反射光dは感光ドラム14近傍にある液晶シ
ャッターアレイ10へ進行し、透過光eは、次のミラー
7に進行する。
33%が反射され、67%は透過して、反射光d(出力
光aの25%の強度)と透過光e(出力光aの50%の強
度)となり、反射光dは感光ドラム14近傍にある液晶シ
ャッターアレイ10へ進行し、透過光eは、次のミラー
7に進行する。
【0036】続いて、透過光eは、ミラー7に入射し、
50%が反射され、50%は透過して、反射光f(出力
光aの25%の強度)と透過光g(出力光aの25%の強
度)となる。そして、反射光fは感光ドラム15近傍にあ
る液晶シャッターアレイ11へ進行し、透過光gは、次
のミラー8に進行する。
50%が反射され、50%は透過して、反射光f(出力
光aの25%の強度)と透過光g(出力光aの25%の強
度)となる。そして、反射光fは感光ドラム15近傍にあ
る液晶シャッターアレイ11へ進行し、透過光gは、次
のミラー8に進行する。
【0037】次に、透過光gは、ミラー8に入射する。
ミラー8は、全反射ミラーであり、透過光gの100%
が反射され、反射光hとなる。そして、反射光hは、感
光ドラム16近傍にある液晶シャッターアレイ12へ進
行する。
ミラー8は、全反射ミラーであり、透過光gの100%
が反射され、反射光hとなる。そして、反射光hは、感
光ドラム16近傍にある液晶シャッターアレイ12へ進
行する。
【0038】また、各反射光の光路長は、各感光ドラム
ごとに等しくするとよく、たとえば、選択反射手段内の
ミラー5,6,7,8間の距離を短くし、光路差を小さ
くすることにより、分割された各々のレーザ光が均等な
ピッチ幅の潜像を感光ドラム13,14,15,16に
形成し、感光ドラム13,14,15,16上で像の焦
点が結ぶようにすることができる。なお、この光路差の
補正は、各感光ドラム13,14,15,16の位置を
ずらすことにより、容易に行なうことができる。
ごとに等しくするとよく、たとえば、選択反射手段内の
ミラー5,6,7,8間の距離を短くし、光路差を小さ
くすることにより、分割された各々のレーザ光が均等な
ピッチ幅の潜像を感光ドラム13,14,15,16に
形成し、感光ドラム13,14,15,16上で像の焦
点が結ぶようにすることができる。なお、この光路差の
補正は、各感光ドラム13,14,15,16の位置を
ずらすことにより、容易に行なうことができる。
【0039】また、液晶シャッターアレイ9,10,1
1,12は、感光ドラム13,14,15,16近傍に
設置され、選択反射手段4により、出力光aから同じ強
度に分割された反射光b,d,f,hが、各液晶シャッ
ターアレイ9,10,11,12上を走査することによ
り、それぞれ感光ドラム13,14,15,16を露光
する。
1,12は、感光ドラム13,14,15,16近傍に
設置され、選択反射手段4により、出力光aから同じ強
度に分割された反射光b,d,f,hが、各液晶シャッ
ターアレイ9,10,11,12上を走査することによ
り、それぞれ感光ドラム13,14,15,16を露光
する。
【0040】ここで、液晶シャッターアレイ9,10,
11,12は、レーザ光の一つの走査ごとに、あらかじ
め1ライン分の画像が形成され、この1ライン分の画像上
を各反射光b,d,f,hが走査することにより、感光
ドラム13,14,15,16上に潜像が形成される。
つまり、液晶シャッターアレイ9,10,11,12
は、感光ドラム13,14,15,16上への露光の制
御を行なう。
11,12は、レーザ光の一つの走査ごとに、あらかじ
め1ライン分の画像が形成され、この1ライン分の画像上
を各反射光b,d,f,hが走査することにより、感光
ドラム13,14,15,16上に潜像が形成される。
つまり、液晶シャッターアレイ9,10,11,12
は、感光ドラム13,14,15,16上への露光の制
御を行なう。
【0041】ここで、液晶シャッターアレイ9,10,
11,12として、図3に示すように、多層化した液晶
シャッターアレイ9(10,11,12)を用いるとよ
い。このようにすると、液晶シャッターアレイ9による
露光の制御を、レーザ光の全透過もしくは全遮断のオン
オフ制御に限定することなく、レーザ光の透過光量を制
御することができ、形成する潜像に階調性を与えること
ができる。
11,12として、図3に示すように、多層化した液晶
シャッターアレイ9(10,11,12)を用いるとよ
い。このようにすると、液晶シャッターアレイ9による
露光の制御を、レーザ光の全透過もしくは全遮断のオン
オフ制御に限定することなく、レーザ光の透過光量を制
御することができ、形成する潜像に階調性を与えること
ができる。
【0042】また、図示してないが、液晶シャッターア
レイの液晶部に、外部から印加する電圧を変化させるこ
とにより、透過するレーザ光の光量を変えることの可能
な液晶素子を用いてもよく、このようにしても、レーザ
光の透過光量を制御して、形成する潜像に階調性を与え
ることができる。
レイの液晶部に、外部から印加する電圧を変化させるこ
とにより、透過するレーザ光の光量を変えることの可能
な液晶素子を用いてもよく、このようにしても、レーザ
光の透過光量を制御して、形成する潜像に階調性を与え
ることができる。
【0043】また、液晶シャッターアレイ9,10,1
1,12は、感光ドラム13,14,15,16に近接
した位置に配設するとよく、このようにすると、液晶シ
ャッターの精細度とほぼ同じ精細度の潜像を感光体に形
成できる。
1,12は、感光ドラム13,14,15,16に近接
した位置に配設するとよく、このようにすると、液晶シ
ャッターの精細度とほぼ同じ精細度の潜像を感光体に形
成できる。
【0044】上述した実施形態に係る画像形成装置は、
選択反射手段を利用して、一つのレーザ光源から複数の
走査光を作るため、複数の感光体を同時に露光すること
ができる。また、選択反射手段により分割された各反射
光が、レーザ光の一つの走査に対し、あらかじめ、1ラ
イン分の潜像に対応した光強度変調の配列を形成してお
く各液晶シャッターアレイ上を走査するので、複数の感
光体に同時に潜像を形成することができる。
選択反射手段を利用して、一つのレーザ光源から複数の
走査光を作るため、複数の感光体を同時に露光すること
ができる。また、選択反射手段により分割された各反射
光が、レーザ光の一つの走査に対し、あらかじめ、1ラ
イン分の潜像に対応した光強度変調の配列を形成してお
く各液晶シャッターアレイ上を走査するので、複数の感
光体に同時に潜像を形成することができる。
【0045】また、従来例における画像形成装置(特開
平11−91164号に開示された画像形成装置)は、
四色カラー現像を行なう際に、一つのレーザ光源,四つ
のポリゴンミラー及び四つのFθレンズが必要であった
のに対し、本発明による画像形成方法及び画像形成装置
は、一つのレーザ光源,一つのポリゴンミラー及び一つ
のFθレンズでよいので、部品点数を削減することがで
きる。
平11−91164号に開示された画像形成装置)は、
四色カラー現像を行なう際に、一つのレーザ光源,四つ
のポリゴンミラー及び四つのFθレンズが必要であった
のに対し、本発明による画像形成方法及び画像形成装置
は、一つのレーザ光源,一つのポリゴンミラー及び一つ
のFθレンズでよいので、部品点数を削減することがで
きる。
【0046】これにより、これら部品の設置スペースが
必要なくなり、その分、画像形成装置を小型化すること
ができる。また、一つのポリゴンミラーを使用すること
により、光走査の位置を一致させることができるので、
画像むらの発生を効果的に防止することができる。
必要なくなり、その分、画像形成装置を小型化すること
ができる。また、一つのポリゴンミラーを使用すること
により、光走査の位置を一致させることができるので、
画像むらの発生を効果的に防止することができる。
【0047】さらにまた、各液晶シャッターアレイは、
レーザ光の一つの走査に対し、あらかじめ、1ライン分
の潜像に対応した光強度変調の配列を形成するので、1
ラインのドット数ごとに、光強度変調の配列を形成する
液晶シャッターと比べると、液晶シャッターの開閉の切
り替え速度を、1/(1ラインのドット数)にすること
ができ、印刷速度の高速化を図ることができる。
レーザ光の一つの走査に対し、あらかじめ、1ライン分
の潜像に対応した光強度変調の配列を形成するので、1
ラインのドット数ごとに、光強度変調の配列を形成する
液晶シャッターと比べると、液晶シャッターの開閉の切
り替え速度を、1/(1ラインのドット数)にすること
ができ、印刷速度の高速化を図ることができる。
【0048】<画像形成装置の応用例>次に、本発明の
画像形成装置の応用例における構造及び作用について説
明する。図4は、本発明の画像形成装置の応用例におけ
る画像形成装置の要部の概略図を示している。
画像形成装置の応用例における構造及び作用について説
明する。図4は、本発明の画像形成装置の応用例におけ
る画像形成装置の要部の概略図を示している。
【0049】同図において、画像形成装置は、感光体と
して一つの感光体ベルト17を用い、この感光体ベルト
17の複数箇所にレーザ光を露光して潜像を形成し、静
電的にカラートナーを付着又は転写して印刷する構成と
してある。
して一つの感光体ベルト17を用い、この感光体ベルト
17の複数箇所にレーザ光を露光して潜像を形成し、静
電的にカラートナーを付着又は転写して印刷する構成と
してある。
【0050】そして、この画像形成装置は、一つのレー
ザ光源1と、レーザ光源1から出力されたレーザ光が、
感光体ベルト17の複数箇所にレーザ光を露光するため
の一つのポリゴンミラー2と、ポリゴンミラー2より反
射されたレーザ光を通過させるFθレンズ3と、Fθレ
ンズ3を通過したレーザ光を分割させるための、反射率
及び透過率の異なるミラー5,6,7,8からなる選択
反射手段4と、選択反射手段4により分割されたレーザ
光を遮断もしくは透過しながら、感光体ベルト17上の
四つの露光箇所を露光するための、液晶シャッターアレ
イ9,10,11,12とからなっている。
ザ光源1と、レーザ光源1から出力されたレーザ光が、
感光体ベルト17の複数箇所にレーザ光を露光するため
の一つのポリゴンミラー2と、ポリゴンミラー2より反
射されたレーザ光を通過させるFθレンズ3と、Fθレ
ンズ3を通過したレーザ光を分割させるための、反射率
及び透過率の異なるミラー5,6,7,8からなる選択
反射手段4と、選択反射手段4により分割されたレーザ
光を遮断もしくは透過しながら、感光体ベルト17上の
四つの露光箇所を露光するための、液晶シャッターアレ
イ9,10,11,12とからなっている。
【0051】ここで、画像形成装置は、たとえば、選択
反射手段4内のミラー5,6,7,8間の距離を短く
し、各反射光の光路差を小さくするとよい。このように
すると、画像形成装置は、選択反射手段4により分割さ
れた各レーザ光が、均等なピッチ幅の潜像を、感光体ベ
ルト17上の四つの露光箇所(各色ごとの露光箇所)に
形成し、感光体ベルト17上で像の焦点を結ぶことがで
きる。なお、光路差の補正は、感光体ベルト17の傾き
を変えることにより行なうことができる。
反射手段4内のミラー5,6,7,8間の距離を短く
し、各反射光の光路差を小さくするとよい。このように
すると、画像形成装置は、選択反射手段4により分割さ
れた各レーザ光が、均等なピッチ幅の潜像を、感光体ベ
ルト17上の四つの露光箇所(各色ごとの露光箇所)に
形成し、感光体ベルト17上で像の焦点を結ぶことがで
きる。なお、光路差の補正は、感光体ベルト17の傾き
を変えることにより行なうことができる。
【0052】また、画像形成装置は、液晶シャッターア
レイ9,10,11,12が、感光体ベルト17上の四
つの露光箇所近傍に配設されており、図2に示した実施
形態と同様に、選択反射手段4により、出力光aから同
じ強度に分割された反射光b,d,f,hが、これら液
晶シャッターアレイ9,10,11,12上を走査し、
感光体ベルト17上の四つの露光箇所を露光する。
レイ9,10,11,12が、感光体ベルト17上の四
つの露光箇所近傍に配設されており、図2に示した実施
形態と同様に、選択反射手段4により、出力光aから同
じ強度に分割された反射光b,d,f,hが、これら液
晶シャッターアレイ9,10,11,12上を走査し、
感光体ベルト17上の四つの露光箇所を露光する。
【0053】そして、画像形成装置は、この液晶シャッ
ターアレイ9,10,11,12が、レーザ光の一つの
走査に対し、あらかじめ、1ライン分の潜像に対応した
光強度変調の配列を形成するので、それぞれの液晶シャ
ッターアレイ上を、反射光b,d,f,hが走査するこ
とにより、感光体ベルト17上の四つの露光箇所に、同
時に潜像を形成することができる。
ターアレイ9,10,11,12が、レーザ光の一つの
走査に対し、あらかじめ、1ライン分の潜像に対応した
光強度変調の配列を形成するので、それぞれの液晶シャ
ッターアレイ上を、反射光b,d,f,hが走査するこ
とにより、感光体ベルト17上の四つの露光箇所に、同
時に潜像を形成することができる。
【0054】また、液晶シャッターアレイ9,10,1
1,12は、感光体ベルト17上の四つの露光箇所に近
接した位置に配設されることにより、液晶シャッターの
精細度とほぼ同じ精細度の潜像を感光体に形成できる。
なお、その他の構造及び作用については、実施形態に係
る画像形成装置と同様とする。
1,12は、感光体ベルト17上の四つの露光箇所に近
接した位置に配設されることにより、液晶シャッターの
精細度とほぼ同じ精細度の潜像を感光体に形成できる。
なお、その他の構造及び作用については、実施形態に係
る画像形成装置と同様とする。
【0055】このように、本発明は、画像形成装置が、
感光体として一つの感光体ベルトを用い、この感光体の
複数箇所にレーザ光を露光して潜像を形成し、静電的に
カラートナーを付着又は転写して印刷する構成としてあ
る場合であっても、利用することができる。また、応用
例に係る画像形成装置は、実施形態に係る画像形成装置
と同様の効果を得ることができることは、勿論である。
感光体として一つの感光体ベルトを用い、この感光体の
複数箇所にレーザ光を露光して潜像を形成し、静電的に
カラートナーを付着又は転写して印刷する構成としてあ
る場合であっても、利用することができる。また、応用
例に係る画像形成装置は、実施形態に係る画像形成装置
と同様の効果を得ることができることは、勿論である。
【0056】次に、本発明の画像形成方法の実施形態に
ついて、図1を参照して説明する。 「画像形成方法の実施形態」本発明における画像形成方
法は、感光体の複数箇所を同時に露光して、画像を形成
する画像形成方法において、感光体の複数箇所を同時に
露光するためのレーザ光を出力する。この状態は、同図
に示すように、レーザ光源1から、出力光aを出力する
状態である。
ついて、図1を参照して説明する。 「画像形成方法の実施形態」本発明における画像形成方
法は、感光体の複数箇所を同時に露光して、画像を形成
する画像形成方法において、感光体の複数箇所を同時に
露光するためのレーザ光を出力する。この状態は、同図
に示すように、レーザ光源1から、出力光aを出力する
状態である。
【0057】続いて、ポリゴンミラー2が、出力光aを
走査する。ここで、ポリゴンミラー2を一つだけ使用す
ることにより、ポリゴンミラーを複数設置するためのス
ペースを確保する必要がなくなり、その分、画像形成装
置を小型化できる。また、複数のポリゴンミラーを用い
た場合に発生する画像むらを防止できる。
走査する。ここで、ポリゴンミラー2を一つだけ使用す
ることにより、ポリゴンミラーを複数設置するためのス
ペースを確保する必要がなくなり、その分、画像形成装
置を小型化できる。また、複数のポリゴンミラーを用い
た場合に発生する画像むらを防止できる。
【0058】次に、Fθレンズ3が、走査したレーザ光
の感光体上における焦点を合わせる。ここで、Fθレン
ズ3を一つだけ使用することにより、Fθレンズを複数
設置するためのスペースを確保する必要がなくなり、そ
の分、画像形成装置を小型化できる。
の感光体上における焦点を合わせる。ここで、Fθレン
ズ3を一つだけ使用することにより、Fθレンズを複数
設置するためのスペースを確保する必要がなくなり、そ
の分、画像形成装置を小型化できる。
【0059】続いて、光分割手段が、走査したレーザ光
を複数に分割する。ここで、光分割手段として、複数の
感光ドラム13,14,15,16の数と同数の、それ
ぞれ所定の透過率及び反射率を有するミラー5,6,
7,8からなる選択反射手段4を用いている。
を複数に分割する。ここで、光分割手段として、複数の
感光ドラム13,14,15,16の数と同数の、それ
ぞれ所定の透過率及び反射率を有するミラー5,6,
7,8からなる選択反射手段4を用いている。
【0060】次に、外部からの信号により分割されたレ
ーザ光を遮断もしくは透過して、強度を変調させる素子
をアレイ状に配置した各光変調手段が、レーザ光の一つ
の走査に対し、あらかじめ、1ライン分の光強度変調の
配列を形成する。ここで、光変調手段として、液晶シャ
ッターアレイ9,10,11,12を用いている。
ーザ光を遮断もしくは透過して、強度を変調させる素子
をアレイ状に配置した各光変調手段が、レーザ光の一つ
の走査に対し、あらかじめ、1ライン分の光強度変調の
配列を形成する。ここで、光変調手段として、液晶シャ
ッターアレイ9,10,11,12を用いている。
【0061】このようにすると、液晶シャッターアレイ
9,10,11,12が、レーザ光の一つの走査に対
し、あらかじめ、1ライン分の潜像に対応した光強度変
調の配列を形成するので、1ラインのドット数ごとに、
光強度変調の配列を形成する光変調手段と比べると、光
変調手段の開閉の切り替え速度を、1/(1ラインのド
ット数)にすることができ、画像形成速度を高速化する
ことができる。
9,10,11,12が、レーザ光の一つの走査に対
し、あらかじめ、1ライン分の潜像に対応した光強度変
調の配列を形成するので、1ラインのドット数ごとに、
光強度変調の配列を形成する光変調手段と比べると、光
変調手段の開閉の切り替え速度を、1/(1ラインのド
ット数)にすることができ、画像形成速度を高速化する
ことができる。
【0062】そして、複数に分割されたレーザ光が、各
光変調手段上を走査する。このように、複数に分割され
たレーザ光は、液晶シャッターアレイ9,10,11,
12を同時に走査するので、感光ドラム13,14,1
5,16を同時に露光することができる。
光変調手段上を走査する。このように、複数に分割され
たレーザ光は、液晶シャッターアレイ9,10,11,
12を同時に走査するので、感光ドラム13,14,1
5,16を同時に露光することができる。
【0063】上述したように、本発明における画像形成
方法によれば、部品点数を削減することにより画像形成
装置を小型化でき、かつ、一つのポリゴンミラーを使用
して光走査の位置を一致させることにより、画像むらの
発生を防止し、さらに、印刷速度を高速化できる。
方法によれば、部品点数を削減することにより画像形成
装置を小型化でき、かつ、一つのポリゴンミラーを使用
して光走査の位置を一致させることにより、画像むらの
発生を防止し、さらに、印刷速度を高速化できる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
方法及び画像形成装置は、一つのレーザ光源,一つのポ
リゴンミラー及び一つのFθレンズを必要とし、部品点
数を削減することができ、画像形成装置を小型化するこ
とができる。また、本発明の画像形成方法及び画像形成
装置は、一つのポリゴンミラーを使用して光走査の位置
を一致させることにより、画像むらの発生を防止するこ
とができる。
方法及び画像形成装置は、一つのレーザ光源,一つのポ
リゴンミラー及び一つのFθレンズを必要とし、部品点
数を削減することができ、画像形成装置を小型化するこ
とができる。また、本発明の画像形成方法及び画像形成
装置は、一つのポリゴンミラーを使用して光走査の位置
を一致させることにより、画像むらの発生を防止するこ
とができる。
【0065】また、本発明の画像形成方法及び画像形成
装置は、各液晶シャッターアレイが、レーザ光の一つの
走査に対し、あらかじめ、1ライン分の潜像に対応した
光強度変調の配列を形成するので、1ラインのドット数
ごとに、光強度変調の配列を形成する液晶シャッター
(たとえば、特開平11−91164号に開示された画
像形成方法)と比べると、液晶シャッターの開閉の切り
替え速度を、1/(1ラインのドット数)にすることが
でき、印刷速度の高速化を図ることができる。
装置は、各液晶シャッターアレイが、レーザ光の一つの
走査に対し、あらかじめ、1ライン分の潜像に対応した
光強度変調の配列を形成するので、1ラインのドット数
ごとに、光強度変調の配列を形成する液晶シャッター
(たとえば、特開平11−91164号に開示された画
像形成方法)と比べると、液晶シャッターの開閉の切り
替え速度を、1/(1ラインのドット数)にすることが
でき、印刷速度の高速化を図ることができる。
【0066】さらにまた、本発明による画像形成方法及
び画像形成装置は、液晶シャッターアレイが、感光体に
近接した位置に配設されることにより、液晶シャッター
の精細度とほぼ同じ精細度の潜像を感光体に形成でき
る。
び画像形成装置は、液晶シャッターアレイが、感光体に
近接した位置に配設されることにより、液晶シャッター
の精細度とほぼ同じ精細度の潜像を感光体に形成でき
る。
【図1】図1は、本発明の画像形成装置の実施形態にお
ける要部の概略図を示している。
ける要部の概略図を示している。
【図2】図2は、本発明の画像形成装置の実施形態にお
ける選択反射手段を説明するための概略断面図を示して
いる。
ける選択反射手段を説明するための概略断面図を示して
いる。
【図3】図3は、本発明の画像形成装置の実施形態にお
ける液晶シャッターアレイを説明するための概略外観図
を示している。
ける液晶シャッターアレイを説明するための概略外観図
を示している。
【図4】図4は、本発明の画像形成装置の応用例におけ
る画像形成装置の要部の概略図を示している。
る画像形成装置の要部の概略図を示している。
【図5】図5は、従来例における画像形成装置の露光部
を説明するための拡大模式断面図を示している。
を説明するための拡大模式断面図を示している。
【図6】図6は、従来例におけるカラー画像形成装置の
露光部を説明するための概略模式図を示している。
露光部を説明するための概略模式図を示している。
1 レーザ光源 2 ポリゴンミラー 3 Fθレンズ 4 選択反射手段 5,6,7,8 ミラー 9,10,11,12 液晶シャッターアレイ 13,14,15,16 感光ドラム 17 感光体ベルト 100 露光部 101 蛍光灯 102 液晶シャッターアレイ 103 セルフォックレンズ 201 レーザ光源 203,205,207 ハーフミラー 211,212,213 液晶シャッター 217,218,219 ポリゴンミラー 220,221,222 感光ドラム
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/04 Fターム(参考) 2C162 AE21 AE28 AE47 AF01 FA05 FA08 FA18 FA44 FA49 FA50 2C362 BA51 BA56 BA67 BA86 BA87 DA09 2H045 AA01 BA26 BA34 DA02 2H076 AB02 AB16 AB21 DA16 EA05 EA06 2H088 EA40 HA21 HA28 MA16
Claims (6)
- 【請求項1】 感光体の複数箇所を同時に露光して、画
像を形成する画像形成方法において、 前記感光体の複数箇所を同時に露光するためのレーザ光
を出力し、 前記レーザ光を走査し、 この走査したレーザ光の前記感光体上における焦点を合
わせ、 走査した前記レーザ光を複数に分割し、 外部からの信号により前記分割されたレーザ光を遮断も
しくは透過して、強度を変調させる素子をアレイ状に配
置した各光変調手段が、前記レーザ光の一つの走査に対
し、あらかじめ、1ライン分の光強度変調の配列を形成
し、 複数に分割された前記レーザ光が、前記各光変調手段上
を走査する、 ことを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項2】 感光体の複数箇所を同時に露光して、画
像を形成する画像形成方法において、 前記感光体の複数箇所に、潜像を形成するためのレーザ
露光手段と、 このレーザ露光手段から出力されたレーザ光を走査させ
るための光走査手段と、 この光走査手段により走査されたレーザ光の前記感光体
上における焦点を合わせるためのFθレンズと、 このFθレンズを通過した前記レーザ光を分割するため
の光分割手段と、 この光分割手段の出力側に設けられ、外部からの信号に
より分割された各レーザ光を遮断もしくは透過して、強
度を変調させる素子をアレイ状に配置した光変調手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 前記光分割手段を、前記感光体の数、又
は、一つの感光体の複数箇所の数と同数以上の、それぞ
れ所定の透過率及び反射率を有するミラーからなる選択
反射手段としたことを特徴とする請求項2載の画像形成
装置。 - 【請求項4】 前記光変調手段を、液晶シャッターアレ
イとしたことを特徴とする請求項2又は3記載の画像形
成装置。 - 【請求項5】 前記液晶シャッターアレイを、多層化し
たことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記液晶シャッターアレイを、外部信号
に対応して、透過するレーザ光の光量を変化させる液晶
素子としたことを特徴とする請求項4記載の画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000251179A JP2002059588A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | 画像形成方法及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000251179A JP2002059588A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | 画像形成方法及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002059588A true JP2002059588A (ja) | 2002-02-26 |
Family
ID=18740618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000251179A Pending JP2002059588A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | 画像形成方法及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002059588A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017091593A (ja) * | 2015-11-05 | 2017-05-25 | シチズン時計株式会社 | 光学装置 |
-
2000
- 2000-08-22 JP JP2000251179A patent/JP2002059588A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017091593A (ja) * | 2015-11-05 | 2017-05-25 | シチズン時計株式会社 | 光学装置 |
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