JP2002009022A - 研削加工基板および基板の研削装置ならびに研削方法 - Google Patents

研削加工基板および基板の研削装置ならびに研削方法

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JP2002009022A
JP2002009022A JP2000188614A JP2000188614A JP2002009022A JP 2002009022 A JP2002009022 A JP 2002009022A JP 2000188614 A JP2000188614 A JP 2000188614A JP 2000188614 A JP2000188614 A JP 2000188614A JP 2002009022 A JP2002009022 A JP 2002009022A
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disc
chuck
shaped grindstone
grindstone
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JP2000188614A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kida
浩章 喜田
Saburo Sekida
三郎 関田
Tomio Kubo
富美夫 久保
Yoshitada Tokugawa
喜忠 徳川
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Okamoto Machine Tool Works Ltd
Original Assignee
Okamoto Machine Tool Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外周部に高さ1〜3μmの堰を有
する研削加工基板を提供する。 【解決手段】 水平方向に回転駆動可能なチャッ
ク2に載置された略円板状基板wの表面に、前記チャッ
ク上方にチャック表面に対して平行に設けられた回転軸
6に中心を固定された円板状砥石5を下降させて基板面
に円板状砥石の外周壁を当接させ、基板表面に研削液を
供給しながら、かつ、前記チャックか円板状砥石の一方
を左右方向に移動させつつチャックの回転により水平方
向に回転する基板に回転する円板状砥石を押圧して基板
表面を研削し、該研削の最終工程において、円板状砥石
の基板に対する相対位置が基板の中心から基板の外周縁
部近傍に到ったときに回転している円板状砥石を鉛直方
向に漸次上昇させることを特徴とする、外周縁部にア−
ルを有する堰を備える基板を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外周縁部にア−ル
を有する堰を備える研削加工基板および、基板の研削方
法および研削装置に関する。本発明の研削加工基板をポ
リシングした研磨基板は、基板の中心部から外周縁部に
到るまで厚み分布が均一であるため、この研磨基板にデ
バイスパタ−ンを印刷する際、研磨基板の外周縁部近傍
までデバイスチップパタ−ンを印刷でき、従来の厚み分
布が均一な研削基板をポリシングして得た外周縁部の厚
みが中心部の厚みより薄い研磨基板よりも多いチップ数
を与える。
【0002】
【従来の技術】シリコンインゴットをスライスした基板
を両面研削し、ついでカップホイ−ル型砥石または平砥
石を用いて片面研削し、研磨パッドを用いてこの研削加
工基板の研削面をポリシング(研磨)加工して平坦化す
ることは行われている。
【0003】カップホイ−ル型砥石または平砥石を用い
て研削加工された基板は、厚み分布の振れ幅が1μm以
下であることが市場で要求され、かかる市場条件を満た
す研削装置が実用化されている(特開平7−13069
2号、同10−172932号、同11−307489
号)。
【0004】しかしながら、この厚み分布の優れた研削
基板をホルダ−100の取付板101にワックス接着剤
102を用いて貼付して保持し、取付板200に貼付さ
れた研磨布201表面にホルダ−を下降させて基板wを
押圧し、基板と研磨布を回転させて両者を摺動して研磨
(特開平7−106289号、同10−256209
号)して得られる研磨加工基板は、図4の園内拡大図に
示すように研磨加工基板の外周縁部Wsにかかる研磨布
の応力が他場所よりも高いため1〜3μmポリシングさ
れ過ぎ、外周縁部Wsが丸いコ−ナ−を示す。この丸い
コ−ナ−部分の幅lは2〜7mmが一般である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】それ故、この研磨加工
基板にデバイスのプリントを印刷するには、この丸みが
かった部分を避けてデバイスのチッププリントを施す必
要があった。本発明は、研磨加工基板が外周縁部も平坦
である基板が得られる研削加工基板の提供、および、該
研削加工基板を製造する方法ならびに研削装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、砥
石により表面を研削された略円板状の基板であって、該
研削基板は、直径rが200〜400mmで、基板の外
周縁部は基板の中央部の平均厚みより1〜3μm肉厚と
なっており、外周縁部より外周縁内側2〜7mmの幅l
に到って1〜7mmのア−ルを有する堰部を備えてお
り、基板の外周縁より前記幅lの内側から基板の中心o
に向っての厚み分布の振れは、0.5μm以下であるこ
とを特徴とする、研削加工基板を提供するものである。
【0007】研磨加工時、研削基板の外周縁の堰部は研
磨布の応力が基板の他場所より強くかかるので、他場所
より多く研磨され、得られる研磨加工基板は厚み分布が
良好なものとなる。
【0008】本発明の請求項2は、水平方向に回転駆動
可能なチャックに載置された略円板状基板の表面に、前
記チャック上方にチャック表面に対して平行に設けられ
た回転軸に中心を固定された円板状砥石を下降させて基
板面に円板状砥石の外周壁を当接させ、基板表面に研削
液を供給しながら、かつ、前記チャックか円板状砥石の
一方を左右方向に移動させつつチャックの回転により水
平方向に回転する基板に回転する円板状砥石を押圧して
基板表面を研削し、該研削の最終工程において、円板状
砥石の基板に対する相対位置が基板の中心から基板の外
周縁部近傍に到ったときに回転している円板状砥石を鉛
直方向に漸次上昇させることを特徴とする、外周縁部に
ア−ルを有する堰を備える基板を製造する方法を提供す
るものである。
【0009】研削工程の最初からの大部分の工程では、
回転する円板状砥石の鉛直方向の高さを変えることなく
基板に対する円板状砥石の位置関係を水平方向に往復移
動させながら基板の切り込み、表面研削を行って厚み分
布が均一な基板を加工するが、研削の最終工程において
は、円板状砥石の基板に対する相対位置が基板の中心か
ら基板の外周縁部近傍に到ったときに回転している円板
状砥石を鉛直方向に漸次上昇させて移動させながら基板
の切り込み、表面研削を行うので、得られる研削加工基
板は、外周縁部にア−ルを有する堰を備える基板とな
る。
【0010】本発明の請求項3は、円板状砥石またはチ
ャックを左右方向に一定速度vで移動させる上記基板の
製造方法において、円板状砥石の基板に対する相対位置
が基板の中心o位置にあるときのチャックの回転速度を
ω0とし、基板の外周縁位置にあるときのチャックの回
転速度をωeとすると
【数2】ω0=ωe−r/2v を満たすようにチャックの回転速度を加速することを特
徴とする。
【0011】基板の各々の場所における円板状砥石の外
周壁に接する時間を出きる限り同じとすることにより、
研削加工基板の中心部から外周縁内側部に到る基板の厚
み分布が均一なものとなる。
【0012】本発明の請求項4は、水平方向に回転駆動
可能な基板チャック用作業テ−ブル、円板状砥石、前記
作業テ−ブルの上方に作業テ−ブル面と平行に設けられ
た回転軸であって前記円板状砥石の中心を軸承する回転
軸、該円板状砥石の昇降装置、該円板状砥石の左右方向
送り機構、および作業テ−ブル状の基板表面に研削液を
供給する管、を備えた基板の研削装置を提供するもので
ある。
【0013】本発明の請求項1に記載の研削加工基板を
与える研削装置である。
【0014】本発明の請求項5は、左右方向に移動可能
であり、かつ、水平方向に回転駆動可能な基板チャック
用作業テ−ブル、円板状砥石、前記作業テ−ブルの上方
に作業テ−ブル面と平行に設けられた回転軸であって前
記円板状砥石の中心を軸承する回転軸、該円板状砥石の
昇降装置、および作業テ−ブル状の基板表面に研削液を
供給する管、を備えた基板の研削装置を提供するもので
ある。
【0015】本発明の請求項1に記載の研削加工基板を
与える別の態様の研削装置である。
【0016】本発明の請求項6は、前記研削装置に用い
られる円板状砥石が、砥石粒度が#1200〜3000
番のものであることを特徴とする。
【0017】研削加工基板の中心部から外周縁内側部に
到る基板の厚み分布の振れ幅が0.5μm以下と均一な
ものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
【実施例】以下、図面を用いて本発明をさらに詳細に説
明する。図1は、回転している作業テ−ブル上で基板を
円板状砥石の外周壁で研磨している状態を示す斜視図、
図2は研磨装置の一部を切り欠いた正面図、図3は本発
明における研削加工の最終工程における基板と円板状砥
石の位置関係を示す正面図である。
【0019】図1と図2において、1は基板の仕上研削
装置、2は基板チャック機構、3は砥石移動機構、wは
基板、4は吸引孔4aが多数穿たれた作業テ−ブル、5
は円板状砥石、5aは研削作用点、5bは保護カバ−、
6は回転軸である。円板状砥石としては、例えばビトリ
ファイドボンド砥石の外周壁にレジンで固着した砥粒で
被覆(厚み1〜5mm)した厚み3〜25mmの平板砥
石が用いられる。砥石外周壁の砥石粒度は#1200〜
3000番が好ましい。
【0020】本発明方法で研削される基板は、インデッ
クステ−ブルを用いて砥石粒度が#600〜1000番
のカップホイ−ル型砥石または、砥石粒度が#600〜
1000番の平砥石で表面を研削したものであってもよ
いし、複数のチャックを同一円周上に等間隔に4基設け
たインデックステ−ブルを用いて、第1の研削ゾ−ンで
は、図2に示される砥石粒度が#600〜1000番の
円板状砥石で粗研削加工したものであってもよい。
【0021】基板チャック機構2において、4は吸引孔
4aが多数穿たれた作業テ−ブル、7はシ−リング、8
はシ−リングの外周に設けられた冷却液供給口、8aは
電磁チャック機能を有するスリ−ブ、8bは純水供給パ
イプ、8cはポンプ、9は作業テ−ブルの支持台でその
中央には円筒状凹部部10が形成され、さらにその中心
部には鉛直方向に流体通路11が設けられている。基板
wの外周には基板と一緒に回転できる環状ダミ−ウエハ
Dが設けられている。作業テ−ブル4の回転により基板
wおよびダミ−ウエハDも回転する。
【0022】流体通路11には電磁チャック機能を有す
るスリ−ブ11aを介してパイプ11bに接続されてお
り、切替弁11cに連結されており、一方のパイプ11
dは真空ポンプに、他方のパイプは純水供給タンクに接
続されている。13はハウジング、14はクラッチ機
構、15はモ−タ−である。モ−タ−15をエア−シリ
ンダ−16で持ち上げ、チャック14,14aを結合
し、モ−タ−15を駆動することにより作業テ−ブル4
を水平方向に150から400rpmの回転速度で回転
させることができる。冷却液は研削中、作業テ−ブル外
周に供給される。冷却液の供給はスリ−ブ8aの代わり
にロ−タリ−バルブを用いても良い。スリ−ブ11aも
ロ−タリ−バルブに代えてもよい。
【0023】円板状砥石による基板の研削が終了した
ら、弁11eを切り替え、流体通路11に純水を供給
し、基板wを作業テ−ブル4より浮かし、研削加工基板
のチャックからの剥離を容易にする。
【0024】砥石移動機構3は、回転軸6に中心が軸承
された円板状砥石5と、この円板状砥石を左右方向に移
動する機構と、円板状砥石の上下方向の移動を司る昇降
機構を備える。具体的には、図2で示すように、基台1
7上に配設された複数のレ−ル18に載せられる第一の
可動体19と、該可動体19に横方向に具備されたア−
ム20と、該ア−ムの先端に回転自在に軸6に軸承され
た円板状砥石5と、可動体19を左右方向(X軸方向)
に移動させる機構21と、可動体19を前後方向(Y軸
方向)に移動させる機構22とを備える。
【0025】第一の可動体19は、水平部23と垂直部
24とからなる略L字状の可動体で、水平部の内側に組
み込まれたガイド25を介してレ−ル2上に載置され、
該ガイドに対して水平部23が複数のレ−ル26を介し
て擦動自在に係合し、組み合わされている。即ち、可動
体19は基台17に対してレ−ル18により作業テ−ブ
ル4が位置する左右方向(X軸方向)に、レ−ル26に
より前後方向(Y軸方向)に移動できる。
【0026】前記左右方向の円板状砥石の移動は、円板
状砥石により研磨された基板wに渦巻状の条痕が残らな
いようにするためであり、チャック機構の作業テ−ブル
4の中心軸線4b上と円板状砥石の外周壁中心点の作用
点5aのX軸線上が直行するように行なう。円板状砥石
は基板の中心点oを通過する。即ち、基台17上にパル
スモ−タ−27を配設し、これ27の減速機に連結さ
れ、レ−ル18と平行に配設された雄ネジロッド29と
ガイド25を螺合させ、パルスモ−タ−27を駆動する
ことによりガイド25がレ−ル18上を左右方向に移動
する。30は雄ネジロッド29の軸受である。
【0027】円板状砥石5の前後方向の移動は、チャッ
ク機構の作業テ−ブル4の中心軸線4b上と円板状砥石
の研削作用点5aを通過するX軸線上が直行するように
Y軸方向の座標調整を行なう。具体的には、パルスモ−
タ31が基台17上に設置され、減速機33に雄ネジロ
ッド29′が連結され、該ネジロッドはレ−ル26に平
行に配設され、可動体19に螺合されている。従って、
パルスモ−タ31を稼動するとレ−ル26に沿って円板
状砥石が前後方向に移動する。砥石は基板の中心点を通
過する。
【0028】前記ア−ム20は、可動体19の垂直部2
4に対して上下方向(Z軸方向)に移動可能に設置され
ている。すなわち、垂直部の一側面に上下方向に垂直に
レ−ル32を配設し、そのレ−ルの一側端にパルスモ−
タ−Mを取り付けその減速機34に雄ネジロッド35が
連結され、ア−ム20の基部に取り付けた副基台36に
螺合されている。37はネジロッド35の軸受である。
従って、パルスモ−タ−31を稼動するとレ−ル32に
沿って円板状砥石5が上下方向に移動する。
【0029】円板状砥石5は、ア−ム20内に配設され
たモ−タ−38の回転軸6の先端に取り付けられ、軸6
の先端寄りにフランジ39が形成されている。モ−タ−
38の稼動により軸6が回転し、円板状砥石5に基板w
を研磨するための回転力が与えられる。軸6の回転数は
20,000〜50,000rpmの高速が好ましい
【0030】これら円板状砥石5の左右方向、前後方
向、上下方向の送りは移動量を検出する信号検出機構2
1、22により制御される。信号検出機構21、22は
基台17または副基台36内においてレ−ル18または
32と平行に配設された1μm幅の線を1μm間隔に設
けた目盛を有するリニアスケ−ル40と、該リニアスケ
−ルの目盛を読み取る光電式センサ41とから構成さ
れ、リニアスケ−ルはその両端がゴム部材42,42を
介してブラケット43,43で支持されている。光電式
センサ41はガイド25に植設されたア−ム44に支持
させてある。円板状砥石5の径は基板wの径よりは小さ
く、基板の径にも依存するが40〜1000mmのもの
が使用される。円板状砥石5の外周壁の厚みは3〜25
mmが好ましい。
【0031】基板w表面への円板状砥石5の上下方向の
送りは0.01〜100mm/秒の速度で可能である。
円板状砥石5の左右方向の送りは0.1〜2m/分の一
定速度vが好ましい。円板状砥石外周壁の左右方向また
は前後方向の往復移動距離は基板の中心点o(開始点)
から少なくとも基板外周縁(回帰点)である。
【0032】基板の研削加工は、基板チャック用作業テ
−ブル4上に基板をチャックし、該作業テ−ブルを15
0〜400rpmの回転数で回転させ、該作業テ−ブル
の上方に作業テ−ブル面と平行に設けられた20,00
0〜50,000rpmで回転する軸6にその中心が軸
承された円板状砥石5を下降させて基板面に円板状砥石
の外周壁5aを当接させ、前記作業テ−ブルの回転と回
転する円板状砥石を軸承する回転軸を基板表面に平行に
左右方向または前後方向に往復移動させながら、かつ、
基板表面に研削液を供給しながら基板表面を研削し、こ
の研削工程の最初から最終への大部分の工程では、回転
する円板状砥石の鉛直方向の高さを変えることなく基板
に対する円板状砥石の位置関係を水平方向に往復移動さ
せながら基板の切り込み、表面研削を行って厚み分布が
均一な基板を加工し、研削が最終に近ずいた研削工程に
おいては、円板状砥石の基板に対する相対位置が基板の
中心から基板の外周縁部近傍に到ったときに回転してい
る円板状砥石を鉛直方向に漸次上昇させて移動させなが
ら基板の切り込み、表面研削を行う。
【0033】円板状砥石の基板に対する相対位置が基板
の外周縁部から基板の中心部に向って移動するときは、
回転している円板状砥石を鉛直方向に漸次下降させ、幅
lを経過したなら円板状砥石の鉛直方向の高さを維持し
て移動させながら基板の切り込み、表面研削を行う。こ
の最終工程の研削加工における円板状砥石の鉛直方向の
高さを変化させる水平方向の円板状砥石往復回数は2〜
10回、好ましくは2から5回でよい。この回数は、円
板状砥石の1回当りの切り込み量に依存する。
【0034】円板状砥石を左右方向に一定速度vで移動
させる上記基板の製造方法において、チャックの回転数
を変化させるのが好ましい。その変化は、円板状砥石の
基板に対する相対位置が基板の中心o位置にあるときの
チャックの回転速度(rpm)をω0とし、基板の外周
縁位置にあるときのチャックの回転速度(rpm)をω
eとすると
【数3】ω0=ωe−r/2v を満たすようにチャックの回転速度を加速する。
【0035】研削液としては、イオン交換水、界面活性
剤含有イオン交換水、砥粒含有イオン交換水などが使用
される。基板の研削が終了したら、円板状砥石5を上昇
させ、研削された基板表面をスクラブ洗浄し、研削加工
基板をロボットで搬送する。
【0036】このようにして製造された直径rが200
〜450mmの略円板状研削加工基板は、図3に示すよ
うに基板wの外周縁部は基板の中央部の平均厚みより1
〜3μm肉厚となっており、外周縁部より外周縁内側2
〜7mmの幅lに到って1〜7mmのア−ルを有する堰
部Wsを備えており、基板の外周縁より前記幅lの内側
から基板の中心oに向っての厚み分布の振れは、0.5
μm以下のものである。
【0037】上記図1に示す研削装置では、円板状砥石
5を水平方向に往復移動させたが、図2に示す基板チャ
ック機構2を図示されていないレ−ル上に水平方向に往
復移動可能とした研削装置、すなわち、左右方向(X軸
方向)に移動可能であり、かつ、水平方向に回転駆動可
能な基板チャック用作業テ−ブル2、円板状砥石5、前
記作業テ−ブルの上方に作業テ−ブル面と平行に設けら
れた回転軸であって前記円板状砥石の中心を軸承する回
転軸6、該円板状砥石の昇降装置19、および作業テ−
ブル状の基板表面に研削液を供給する管を備えた研削装
置を用いてもよい。
【0038】この研削装置の場合は、前述の研削加工例
において、円板状砥石5を水平方向に往復移動させる代
わりに、基板チャック用作業テ−ブル2を左右方向に往
復移動させる他は同様である。
【0039】
【発明の効果】本発明の研削加工基板は、外周縁部に堰
を有するので、これをポリシングして得られた研磨加工
基板は外周縁部が平坦で、かつ、厚み分布もが良好であ
るので、より多くのデバイスチップパタ−ンを印刷可能
となり、基板径が拡大するほど半導体業界にとってより
多くの半導体チップが1枚の基板より得られることとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の研削装置を用いて基板を表面研削す
る状態を示す斜視図である。
【図2】 本発明の研削装置の一部を切り欠いた平面図
である。
【図3】 本発明の研削装置を用いて基板を表面研削す
る状態を示す正面図である。
【図4】 従来の研削加工基板を研磨している状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 研削 w 基板 Ws 堰 l 堰幅 o 基板中心点 2 チャック機構 3 砥石移動機構 4 作業テ−ブル 5 円板状砥石 15,38 モ−タ− 18,32 レ−ル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳川 喜忠 神奈川県厚木市上依知3009番地 株式会社 岡本工作機械製作所内 Fターム(参考) 3C043 BA09 CC03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石により表面を研削された略円板状の
    基板であって、該研削基板は、直径rが200〜400
    mmで、基板の外周縁部は基板の中央部の平均厚みより
    1〜3μm肉厚となっており、外周縁部より外周縁内側
    2〜7mmの幅lに到って1〜7mmのア−ルを有する
    堰部を備えており、基板の外周縁より前記幅lの内側か
    ら基板の中心oに向っての厚み分布の振れは、0.5μ
    m以下であることを特徴とする、研削加工基板。
  2. 【請求項2】 水平方向に回転駆動可能なチャックに載
    置された略円板状基板の表面に、前記チャック上方にチ
    ャック表面に対して平行に設けられた回転軸に中心を固
    定された円板状砥石を下降させて基板面に円板状砥石の
    外周壁を当接させ、基板表面に研削液を供給しながら、
    かつ、前記チャックか円板状砥石の一方を左右方向に移
    動させつつチャックの回転により水平方向に回転する基
    板に回転する円板状砥石を押圧して基板表面を研削し、
    該研削の最終工程において、円板状砥石の基板に対する
    相対位置が基板の中心から基板の外周縁部近傍に到った
    ときに回転している円板状砥石を鉛直方向に漸次上昇さ
    せることを特徴とする、外周縁部にア−ルを有する堰を
    備える基板を製造する方法。
  3. 【請求項3】 円板状砥石またはチャックを左右方向に
    一定速度vで移動させる請求項2に記載の基板の製造方
    法において、円板状砥石の基板に対する相対位置が基板
    の中心o位置にあるときのチャックの回転速度をω0
    し、基板の外周縁位置にあるときのチャックの回転速度
    をωeとすると 【数1】ω0=ωe−r/2v を満たすようにチャックの回転速度を加速することを特
    徴とする、請求項2に記載の基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 水平方向に回転駆動可能な基板チャック
    用作業テ−ブル、円板状砥石、前記作業テ−ブルの上方
    に作業テ−ブル面と平行に設けられた回転軸であって前
    記円板状砥石の中心を軸承する回転軸、該円板状砥石の
    昇降装置、該円板状砥石の左右方向送り機構、および作
    業テ−ブル状の基板表面に研削液を供給する管、を備え
    た基板の研削装置。
  5. 【請求項5】 左右方向に移動可能であり、かつ、水平
    方向に回転駆動可能な基板チャック用作業テ−ブル、円
    板状砥石、前記作業テ−ブルの上方に作業テ−ブル面と
    平行に設けられた回転軸であって前記円板状砥石の中心
    を軸承する回転軸、該円板状砥石の昇降装置、および作
    業テ−ブル状の基板表面に研削液を供給する管、を備え
    た基板の研削装置。
  6. 【請求項6】 円板状砥石は、砥石粒度が#1200〜
    3000番であることを特徴とする、請求項4または5
    に記載の基板の研削装置。
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