JP2001312880A - Dvdメニュー表示システム - Google Patents

Dvdメニュー表示システム

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JP2001312880A
JP2001312880A JP2000131616A JP2000131616A JP2001312880A JP 2001312880 A JP2001312880 A JP 2001312880A JP 2000131616 A JP2000131616 A JP 2000131616A JP 2000131616 A JP2000131616 A JP 2000131616A JP 2001312880 A JP2001312880 A JP 2001312880A
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Hitoshi Yoshida
仁 吉田
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ルートメニューとタイトルメニューを同一画面
上に表示させ、そこからユーザの操作目的に合ったメニ
ューを選択し操作できるようにする。これより、メニュ
ーの操作性を向上させる。 【解決手段】タイトルメニューに関する情報(VMGI
/VMGM_VOBS)、ルートメニューに関する情報
(VTSI/VTSM_VOBS)、およびタイトルの
コンテンツ情報(VTSTT_VOBS等)が記録され
た情報記憶媒体(DVDディスク)から記録情報を再生
する場合において、前記ルートメニューに関する情報お
よび前記タイトルメニューに関する情報に基づいて、前
記コンテンツ情報に関連したルートメニュー(21)お
よびタイトルメニュー(22)を同一画面上で同時に表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1つの表示画面
中に1以上のDVDメニューを自動的に表示できるシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像、音声等のデジタルデータを
記録した光ディスクを再生する動画対応のDVD再生シ
ステムが開発され、映画ソフトや音楽ソフト(カラオケ
含む)等を再生する目的で一般普及が加速的に進んでい
る。このDVDの規格は、MPEG2システムレイヤに
従って、動画圧縮方式にMPEG2、音声にAC3オー
ディオ、MPEGオーディオ、リニアPCM等をサポー
トし、さらに字幕用としてビットマップデータをランレ
ングス圧縮した副映像データ、早送り/早戻しなどの特
殊再生用に制御データ(ナビゲーションパック)を追加
して構成されている。また、このDVD規格では、コン
ピュータでデータを読むことができるように、ISO9
660とUDFブリッジ(マイクロUDF)をサポート
している。さらに、このDVD規格では、マルチアング
ル機能(同時進行するいろいろなアングルの動画データ
を時分割で記録し、見たいアングルを1つだけを再生す
る機能)、メニュー機能(メニュー用の簡易言語:ナビ
ゲーションコマンドを追加し、メインの動画データ(主
映像)と字幕用データ(副映像)を組み合わせたメニュ
ー表示の機能)等の機能が盛り込まれ、今までにないイ
ンタラクティブな楽しみ方ができる。
【0003】ここで、メニュー機能には、ユーザの選択
によって選ばれるボタンを表示する機能とそのボタンが
選択されたことを示すボタンの色替え機能(ハイライト
機能)等がある。メニューに関しては、ビデオマネージ
ャ・メニュードメイン(VMGM_DOM)がタイトル
・メニューを実現している。そして、VTSメニュー・
ドメイン(VTSM_DOM)がルートメニュー、オー
ディオメニュー、副映像メニュー、アングルメニュー、
パートオブタイトル(PTT)メニュー(あるいはチャ
プタメニュー)等を実現している。タイトル制作者は、
これらのメニューを自由に制作できるが、オーディオメ
ニュー、副映像メニュー、アングルメニュー、PTTメ
ニューが存在する場合にはこれらへのリンク機能(呼出
機能)を持たなければならない。一般的に、DVDプレ
ーヤには、上記メニューを呼び出すユーザインターフェ
イスとして、ルートメニュー呼び出しボタン、タイトル
メニュー呼び出しボタンが備わっており、ユーザがそれ
ぞれのメニューを呼び出すことにより、メニュー画面を
TVモニタに出画させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プレー
ヤを操作しているユーザにとっては、ルートメニューと
タイトルメニューのコンテンツの違いがわかりにくい。
これは、タイトル作成者によっては、ルートメニューと
タイトルメニューを同じにする場合があるため、ユーザ
が意図しているメニューがどちらのメニューに含まれて
いるのかわかりにくいのである。
【0005】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、ルートメニューとタイトルメニューを同一画面上に
適宜表示させ、ユーザの操作目的に合ったメニューを選
択し操作することにより、メニューの操作性を向上させ
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のシステムでは、タイトルメニューに関す
る情報(VMGI)を検知し(図1のMPU、図7のS
T40〜ST44)、ルートメニューに関する情報(V
TSI)を検知し(図1のMPU、図7のST50〜S
T56)、検知された前記タイトルメニューに関する情
報(VMGI)および検知された前記ルートメニューに
関する情報(VTSI)に基づいて、コンテンツ情報
(VTSTT_VOBS)に関連したルートメニュー
(図13の21)およびタイトルメニュー(図13の2
2)を同時に表示する(図13の20A、図14の20
C〜20E)ようにしている。
【0007】このシステムのユーザは、初めにどのメニ
ューを呼び出すかを考える必要はなく、単にメニューを
呼び出すという単一の操作をするだけでよい。そうすれ
ば、情報記憶媒体(DVDディスク)に記録されている
(その時点で表示可能な)1以上のメニュー画面が自動
的に表示される。ユーザは、表示された複数メニューの
中から意図するメニューを選択し、そのメニューから所
望の操作を行なうことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施の形態に係るDVDメニュー表示システムを説
明する。
【0009】図1は、この発明の一実施の形態に係るD
VDメニュー表示システムが組み込まれたDVDプレー
ヤの構成を説明するブロック図である。このDVDプレ
ーヤ(光ディスク再生装置)1は、図1に示すように、
MPU部2、MPEGデコーダ部(ビデオデコーダ部)
3、オーディオデータのD/A変換部4、DVDディス
ク10から情報読み取りを行なうディスクドライブ部
5、システムプロセサ部6、ワークメモリ部7、副映像
デコーダ(SPデコーダ)部8、オーディオデコーダ部
9、ビデオメモリ部11、ユーザ操作の入力デバイスで
ある操作キーパネル(および/またはリモートコントロ
ーラ)12、ビデオプロセサ部13、内部バス14等で
構成されている。このプレーヤ1の外部には、図示しな
いオーディオ増幅器(あるいはAVアンプ)を介して外
部スピーカ17が接続され、また図示しないビデオI/
Fを介してTVモニタ(あるいは図示しないビデオプロ
ジェクタ)20が接続される。図1のMPU2内には、
ユーザインターフェイス作成部2A、メニュー判定部2
B等がファームウエアとして組み込まれ、さらにデータ
メモリ(OSDその他の用途のデータメモリ)2Cが設
けられている。図示しないが、MPU2内にはその他の
ファームウエア(図6〜図12の処理を担当するプログ
ラム)が書き込まれたプログラムメモリも設けられてい
る。また、システムプロセサ部6内には、データ切り分
け部6AおよびメモリI/F部6Bが設けられている。
【0010】図1の構成におけるデータの基本的な流れ
は、次のようになっている。すなわち、MPU部2がデ
ィスクドライブ部5に目的のアドレスとリード命令を送
る。すると、ディスクドライブ部5は、送られたアドレ
スおよび命令に従って、ディスク10より目的の論理セ
クタデータを読み出し、図示しないデータ入力部を通し
てシステムプロセサ部6に読み出したパックデータを送
る。システムプロセサ部6内では、データ切り分け部6
Aが、送られてきたパックデータをパケットデータに切
り分け、データの内容(目的)に応じて、ビデオパケッ
トデータ(MPEGエンコードされたデータ)はビデオ
デコーダ部3へ転送し、オーディオパケットデータはオ
ーディオデコーダ部9へ転送し、副映像パケットデータ
はSPデコーダ部8へ転送する。また、ナビゲーション
パックNV_PCKその他のパック(オーディオパック
A_PCK、ビデオパックV_PCK、副映像パックS
P_PCK等)は、MPU部2が適宜処理するために、
メモリI/F部6Bを介してワークメモリ部7へ転送さ
れ、そこに保存される。各デコーダ部に送られた各パケ
ットデータは、パケットデータ内の再生タイムスタンプ
(Presentation Time Stamp:PTS)の値に同期して
再生処理を行なう。これにより、TVモニタ20の画面
上に、たとえば英語音声+日本語字幕付きの動画(映
画)を出画させることができる。
【0011】MPU2の内部では、データメモリ2Cの
内部データを用いて、ユーザが視覚的に操作し確認する
ためのユーザインターフェイスを提供するオン・スクリ
ーン・ディスプレイ(OSD)等が生成される。この生
成はユーザインターフェイス生成部2Aというファーム
ウエアで実行され、生成されたOSDデータはビデオメ
モリ部11に保存される。また、MPU2の内部には、
ディスク10から取り出したメニューの種類(ルートメ
ニューか、タイトルメニューか等)を判定するメニュー
判定部2Bが、ファームウエアの形で設けられている。
なお、1枚のディスク10に記録される情報のデータ構
造については後述する。
【0012】図2は、この発明の一実施の形態に係るD
VDメニュー表示システムで利用されるDVDディスク
の階層データ構造を説明する図である。図示するよう
に、DVDディスク10には、内周側にリードインエリ
アが設けられ、外周側にリードアウトエリアが設けら
れ、その間にボリュームスペース28が設けられる。こ
のボリュームスペース28は、ボリューム/ファイル構
造情報エリア70、DVDビデオエリア71、その他の
記録エリア73等を含んでいる。その他の記録エリア7
3には、ビデオタイトルセットVTSで利用可能な情
報、あるいはビデオタイトルセットとは関係ない他の情
報(たとえばコンピュータ情報)を記録することができ
る。この記録エリア73は必須ではなく、使用しないな
ら削除されても良い。ボリューム/ファイル構造エリア
70は、ISO9660およびUDFブリッジに定めら
れる管理領域に相当する。このエリア70の記述に基づ
いて、ビデオマネージャVMGの内容がDVDプレーヤ
のメモリに格納される。上記エリア70〜73は、論理
セクタの境界上で区分されている。ここで、1論理セク
タは2048バイトと定義され、1論理ブロックも20
48バイトと定義される。したがって、1論理セクタは
1論理ブロックと対等に定義される。DVDビデオエリ
ア21は、ビデオマネージャVMGという管理情報と、
1以上(最大99個)のビデオタイトルセットVTS#
Nというコンテンツ情報を含んでいる。
【0013】管理情報VMGのファイル74Aは、ビデ
オマネージャ情報VMGI、ビデオマネージャメニュー
用ビデオオブジェクトセットVMGM_VOBS(オプ
ション)、およびVMGIのバックアップVMGI_B
UPで構成される。VMGIは、ビデオマネージャ情報
管理テーブルVMGI_MAT(図示せず)、タイトル
サーチポインタテーブルTT_SRPT、ビデオマネー
ジャメニューPGCIユニットテーブルVMGM_PG
CI_UT(図示せず)、パレンタル管理情報テーブル
PTL_MAIT(図示せず)、ビデオタイトルセット
属性テーブルVTS_ATRT(図示せず)、テキスト
データマネージャTXTDT_MG(図示せず)、ビデ
オマネージャメニューセルアドレステーブルVMGM_
C_ADT(図示せず)、およびビデオマネージャメニ
ュービデオオブジェクトユニットアドレスマップVMG
M_VOBU_ADMAP(図示せず)を含んでいる。
【0014】VMGIに含まれるTT_SRPTは、タ
イトルサーチポインタテーブル情報TT_SRPTI
(図示せず)および1以上のタイトルサーチポインタT
T_SRPを含んでいる。各TT_SRPは、該当タイ
トルの再生形式TT_PB_TY(1つのシーケンシャ
ルなPGCのタイトルか、1つのランダムなPGCタイ
トルか、マルチPGCタイトルか等)、アングル数AG
L_Ns(図示せず)、パートオブタイトル数(チャプ
タ数)PTT_Ns(図示せず)、該当タイトルのパレ
ンタルIDフィールドTT_PTL_ID_FLD(図
示せず)、VTS番号VTSN(図示せず)、VTSタ
イトル番号VTS_TTN(図示せず)、VTSの開始
アドレスVTS_SA(図示せず)を含んでいる。上記
TT_PB_TY中に、タイムサーチ/タイムプレイの
ユーザ操作を許可するかどうか決めるユーザ操作フラグ
ビットUOP0、チャプタサーチ(PTTサーチ)/チ
ャプタ再生(PTT再生)のユーザ操作を許可するかど
うか決めるユーザ操作フラグビットUOP1が記述でき
るようになっている。
【0015】一方、個々のビデオタイトルセット(図2
ではVTS#Nで例示)のファイル74Bは、そのタイ
トルの管理情報であるビデオタイトルセット情報VTS
I、ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジェク
トセットVTSM_VOBS(オプション)、ビデオタ
イトルセットタイトル用のビデオオブジェクトセットV
TSTT_VOBS(ビデオコンテンツ)、およびVT
SIのバックアップVTSI_BUPで構成される。各
VTS中のいずれのビデオオブジェクトも、その用途の
違いを除き同様な構造を有している。各ビデオタイトル
セットVTSには、MPEG規格により圧縮されたビデ
オデータ、所定の規格により圧縮された(あるいは非圧
縮の)オーディオデータ、および所定の規則によりラン
レングス圧縮された副映像データとともに、これらのデ
ータを再生するための種々な情報が格納されている。な
お、各VTSを構成するファイル74Bの数は、たとえ
ば最大12個に定められている。上記ファイル74Aお
よび74Bは、論理セクタの境界で区分されている。
【0016】各VTSの管理情報VTSIは、ビデオタ
イトルセット情報管理テーブルVTSI_MAT(図示
せず)、ビデオタイトルセットパートオブタイトルサー
チポインタテーブルVTS_PTT_SRPT(図示せ
ず)、ビデオタイトルセットプログラムチェーン情報テ
ーブルVTS_PGCIT、ビデオタイトルセットメニ
ューPGCIユニットテーブルVTSM_PGCI_U
T(図示せず)、ビデオタイトルセットタイムマップテ
ーブルVTS_TMAPT(図示せず)、ビデオタイト
ルセットメニューセルアドレステーブルVTSM_C_
ADT(図示せず)、ビデオタイトルセットメニュービ
デオオブジェクトユニットアドレスマップVTSM_V
OBU_ADMAP(図示せず)、ビデオタイトルセッ
トセルアドレステーブルVTS_C_ADT(図示せ
ず)、およびビデオタイトルセットビデオオブジェクト
ユニットアドレスマップVTS_VOBU_ADMAP
(図示せず)を含んでいる。
【0017】上記VTSM_PGCI_UTは1以上の
ビデオマネージャメニュー用プログラムチェーン情報の
サーチポインタVTSM_PGCI_SRPを含み、各
VTSM_PGCI_SRPはビデオタイトルセットメ
ニュー用プログラムチェーンのカテゴリVTSM_PG
C_CATを含んでいる。このVTSM_PGC_CA
T内に、種々なメニューを識別するメニューIDの情報
が格納されるようになっている。
【0018】上記VTS_PGCITは、ビデオタイト
ルセット情報テーブル情報VTS_PGCITI(図示
せず)、1以上のVTS_PGCIサーチポインタVT
S_PGCI_SRP(図示せず)、および1以上のビ
デオタイトルセットプログラムチェーン情報VTS_P
GCIを含んでいる。各VTS_PGCI(以下単にプ
ログラムチェーン情報PGCIとする)は、プログラム
チェーン一般情報PGC_GI、プログラムチェーンコ
マンドテーブルPGC_CMDT(図示せず)、プログ
ラムチェーンプログラムマップPGC_PGMAP(図
示せず)、セル再生情報テーブルC_PBIT(図示せ
ず)、およびセル位置情報テーブルC_POSIT(図
示せず)を含んでいる。
【0019】上記PGC_GIは、PGCのコンテンツ
PGC_CNT(図示せず)、PGC再生時間PGC_
PB_TM(図示せず)、PGCユーザ操作制御PGC
_UOP_CTL、PGCオーディオストリーム制御テ
ーブルPGC_AST_CTLT(図示せず)、PGC
副映像ストリーム制御テーブルPGC_SPST_CT
LT(図示せず)、PGCナビゲーション制御PGC_
NV_CTL(図示せず)、PGC副映像パレットPG
C_SP_PLT(図示せず)、PGC_CMDTの開
始アドレスPGC_CMDT_SA(図示せず)、PG
C_PGMAPの開始アドレスPGC_PGMAP_S
A(図示せず)、C_PBITの開始アドレスC_PB
IT_SA(図示せず)、およびC_POSITの開始
アドレスC_POSIT_SA(図示せず)を含んでい
る。上記PGC_UOP_CTL内に、PGCが再生さ
れているときのユーザ操作の可否を決めるユーザ操作フ
ラグビットUOP0〜UOP3、UOP5〜UOP24
を記述できるようになっている。
【0020】一方、各VTSのVTSTT_VOBSの
内容(ビデオコンテンツ)は、1以上のセル(C_ID
N#1〜#5、C_IDN#1〜#2、…、C_IDN
#1〜#i)を指し示すビデオオブジェクト(VOB_
IDN#1、VOB_IDN#1、…、VOB_IDN
#i)により特定され、これらのVOB_IDN#で示
されるセルの再生順序が、PGC#1、PGC#2、
…、PGC#kにより定められる。
【0021】図3は、図2のDVDディスクに記録され
るナビゲーションパックの階層データ構造を説明する図
である。セルを単位とした情報の集合であるVTSTT
_VOBSにより、1以上のプログラムチェーンPGC
の情報が記録される。つまり、1つのVTSは1以上の
PGCで構成され、1つのPGCは1以上のプログラム
で構成され、1つのプログラムは1以上のセルで構成さ
れ、1つのセルは複数のビデオオブジェクトユニットV
OBUで構成されている。各セルのデータは複数のVO
BUに切り分けられて記録される。各VOBUは、先頭
にナビゲーションパックNV_PCKを持ち、さらに様
々な種類のデータパック(オーディオパックA_PC
K、ビデオパックV_PCK、副映像パックSP_PC
K等)によって構成されている。各パックはパックヘッ
ダおよび1以上のパケットで構成されている。ここで、
パックはデータ転送処理を行う場合の最小単位である。
一方、論理上の処理を行う最小単位はセルであり、論理
上の処理(再生等)はこの単位で行われ、それによって
再生順番を変えたり、分岐等を行なうことができる。
【0022】各ナビゲーションパックNV_PCKは、
パックヘッダと、システムヘッダと、PCIパケットの
パケットヘッダと、PCIパケットのサブストリームI
Dと、再生制御情報PCIデータと、DSIパケットの
パケットヘッダと、DSIパケットのサブストリームI
Dと、データ検索情報DSIデータとで構成されてい
る。DSIデータは、DSI一般情報、シームレス再生
情報、シームレスアングル情報、VOBU検索情報、同
期情報等を含んでいる。一方、PCIデータは、PCI
一般情報、ノンシームレスアングル情報、ハイライト情
報HLI、記録情報等を含んでいる。PCI一般情報
は、ナビゲーションパックのアドレスを相対論理ブロッ
ク番号で記述したNV_PCK_LBN(図示せず)、
該当VOBUのカテゴリVOBU_CAT(図示せ
ず)、該当VOBUのユーザ操作制御VOBU_UOP
_CTL、該当VOBUの再生開始時間VOBU_S_
PTM(図示せず)、該当VOBUの再生終了時間VO
BU_E_PTM(図示せず)、該当VOBUに含まれ
るシーケンスエンドの終了時間VOBU_SE_E_P
TM(図示せず)、セル経過時間C_ELTM等を含ん
でいる。
【0023】上記VOBU_UOP_CTL内に、該当
VOBUが再生されているときのユーザ操作の可否を決
めるユーザ操作フラグビットUOP3〜UOP16、U
OP18〜UOP24を記述できるようになっている。
換言すれば、NV_PCK内にあるVOBU_UOP_
CTLのUOPビットの内容に応じて、VOBU再生中
に使用可能なキーの種類が特定される。
【0024】PCIデータ中のハイライト情報HLI
は、ハイライト一般情報、ボタンカラー情報テーブル、
およびボタン情報テーブルで構成されている。ボタン情
報テーブルは1以上のボタン情報(図示せず)を含み、
各ボタン情報は、ボタン位置情報、隣接ボタン位置情
報、およびボタンコマンドを含んでいる。ボタン位置情
報は、ボタンのカラー番号情報、ボタンの位置情報(X
−Y座標情報)、ボタンの選択/起動(アクション)状
態を示すオートアクションモード情報等を含んでいる。
【0025】後述するが、たとえば図14(a)〜
(c)に例示するようにメニュー画面を縮小して複数メ
ニューを1画面上に同時表示した場合において、縮小し
たままのメニューからボタン操作をする場合も考えられ
る。この場合、縮小しない場合に対して実際のボタン位
置(ユーザがメニュー項目を選択する際に操作するマー
ク)がずれるため、縮小メニューに合うようにボタンの
位置データも修正する必要がある。この位置データの修
正は、画面上の縮小メニューの表示位置(たとえば縮小
メニュー表示エリアの左上隅のX−Y座標)と、縮小率
(1/2か1/4か等)と、図3のボタン位置情報とに
基づいて、行なうことができる。
【0026】なお、DVDビデオシステムでは、インタ
ラクティブ性を高めるために、ナビゲーションコマンド
と言う簡易言語が用意されている。図3のボタンコマン
ドもナビゲーションコマンドの一種であり、ボタンが起
動する(アクション)と対応するナビゲーションコマン
ドが実行されるようになっている。このナビゲーション
コマンドは、プログラムチェーンの再生前後、セルの再
生後、VOBUの再生後、ナビゲーションパックNV_
PCK処理中にそれぞれ実行することができる。
【0027】図4は、図2のDVDディスクに記録され
るメニュー情報の種類および図1のDVDプレーヤ1で
使用されるメニューの階層構造を説明する図である。こ
の図は、システムメニューとユーザ操作機能との対応を
説明する概念図でもある。
【0028】DVDプレーヤにおいてはタイトルメニュ
ーおよびルートメニュー(メインメニュー)は必須であ
り、タイトルメニューはビデオマネージャメニュー(V
MGM)で扱われ、ルートメニューはビデオタイトルセ
ットメニュー(VTSM)で扱われる。
【0029】図3に示すように、ビデオタイトルセット
メニューは、ルートメニューおよびその下位階層の種々
なメニューにより構成される階層構図を持っている。こ
こで、ビデオタイトルセットメニュー用プログラムチェ
ーンのカテゴリ(VTSM_PGC_CAT)は、次の
ように構成されている。すなわち、図示しないが、VT
SM_PGC_CATの下位8ビットはパレンタル識別
フィールドの下位ビットに割り当て、次の8ビットはパ
レンタル識別フィールドの上位ビットに割り当て、次の
4ビットは予約フィールドとしてとっておき、次の2ビ
ットでブロックタイプを指定し、次の2ビットでブロッ
クモードを指定し、次の4ビットでメニュー識別子(メ
ニューID)を記述し、次の3ビットは予約フィールド
としてとっておき、最後の1ビット(32ビット目)で
エントリータイプを指定するようにしている。
【0030】まず、4バイト(32ビット)の上位ビッ
トから数えて最初のエントリータイプが1b(バイナリ
の1)なら該当プログラムチェーン(PGC)がエント
リーPGCであることが示され、それが0bなら該当プ
ログラムチェーンがエントリーPGC以外のプログラム
チェーンであることが示される。
【0031】その後の4ビットメニュー識別子(メニュ
ーID)の内容は、次のように決定される。上記エント
リータイプが0bならメニューIDには0000bがエ
ンターされ、上記エントリータイプが1bのときはメニ
ューIDには以下のバイナリコードがエンターされる。
すなわち、ルートメニューなら0011bがエンターさ
れ、副映像メニューなら0100bがエンターされ、オ
ーディオメニューなら0101bがエンターされ、アン
グルメニューなら0110bがエンターされ、パートオ
ブタイトル(チャプターなど)メニューなら0111b
がエンターされる。これら以外のメニュー識別子(メニ
ューID)の4ビットバイナリコードは、その他の用途
に予約されている。
【0032】上記メニュー識別子(メニューID)に続
く2ビットのブロックモードが00bなら該当ブロック
内のプログラムチェーンではないことが示され、それが
01bなら該当ブロック内の最初のプログラムチェーン
であることが示され、それが10bなら該当ブロック中
のプログラムチェーンであることが示され、それが11
bなら該当ブロック内の最後のプログラムチェーンであ
ることが示される。続く2ビットのブロックタイプが0
0bならそれが該当ブロックの一部ではないことが示さ
れ、それが01bならパレンタルブロック(再生が特定
の条件下でのみ許されるブロック)であることが示され
る。その後の8+8ビットは、パレンタルブロックの再
生条件を判定するための情報(フラグビット列)が記載
される領域である。
【0033】図5は、図2のDVDディスクに記録され
るユーザ操作制御情報の一部を説明する図である。この
図は、図2のタイトル再生タイプTT_PB_TYでの
ユーザ操作制御(UOP0、UOP1)、図2のユーザ
操作制御PGC_UOP_CTLでのユーザ操作制御
(UOP0〜UOP24)、および図3のユーザ操作制
御VOBU_UOP_CTLでのユーザ操作制御(UO
P0〜UOP24)それぞれの制御フラグ(UOP0〜
UOP24のビット)と、それらに対応するユーザ機能
との関係を部分的に示している。24種のUOPのう
ち、UOP0はユーザによる時間再生および時間検索の
禁止/許可を指定するもので、TT_PB_TYまたは
PGC_UOP_CTLに含まれる。ここでは、UOP
ビットが”0”の場合に対応するユーザ操作が許可(図
示では○)され、UOPビットが”1”の場合に対応す
るユーザ操作が禁止(図示では×)されるものとしてい
る。
【0034】図5の例示において、UOP1はユーザに
よるパートオブタイトル再生およびパートオブタイトル
検索の禁止/許可を指定するもので、TT_PB_TY
またはPGC_UOP_CTLに含まれる。UOP2は
ユーザによるタイトル再生の禁止/許可を指定するもの
で、PGC_UOP_CTLに含まれる。UOP3はユ
ーザによる再生停止の禁止/許可を指定するもので、P
GC_UOP_CTLに含まれる。図示しないUOP4
はユーザによる各種GoUp操作(タイトルドメイン中
の数値、メニュー空間中の数値、あるいはプログラムチ
ェーン番号の数値がFFFFhであるときに、それらの
数値等を増加させる操作)の禁止/許可を指定するもの
で、VOBU_UOP_CTLに含まれる。UOP5は
ユーザによる時間検索またはパートオブタイトル検索の
禁止/許可を指定するもので、PGC_UOP_CTL
またはVOBU_UOP_CTLに含まれる。図示しな
いUOP6はユーザによる前(先行)プログラム検索ま
たは先頭プログラム検索の禁止/許可を指定するもの
で、PGC_UOP_CTLまたはVOBU_UOP_
CTLに含まれる。図示しないUOP7はユーザによる
次(後続)プログラム検索の禁止/許可を指定するもの
で、PGC_UOP_CTLまたはVOBU_UOP_
CTLに含まれる。UOP8はユーザによる前方スキャ
ン(早送り)の禁止/許可を指定するもので、PGC_
UOP_CTLまたはVOBU_UOP_CTLに含ま
れる。UOP9はユーザによる後方スキャン(早戻し)
の禁止/許可を指定するもので、PGC_UOP_CT
LまたはVOBU_UOP_CTLに含まれる。UOP
10はユーザによるタイトルメニュー呼出の禁止/許可
を指定するもので、PGC_UOP_CTLまたはVO
BU_UOP_CTLに含まれる。
【0035】UOP11はユーザによるルートメニュー
呼出の禁止/許可を指定するもので、PGC_UOP_
CTLまたはVOBU_UOP_CTLに含まれる。U
OP12はユーザによる副映像メニュー呼出の禁止/許
可を指定するもので、PGC_UOP_CTLまたはV
OBU_UOP_CTLに含まれる。UOP13はユー
ザによるオーディオ(音声)メニュー呼出の禁止/許可
を指定するもので、PGC_UOP_CTLまたはVO
BU_UOP_CTLに含まれる。UOP14はユーザ
によるアングルメニュー呼出の禁止/許可を指定するも
ので、PGC_UOP_CTLまたはVOBU_UOP
_CTLに含まれる。UOP15はユーザによるパート
オブタイトル(チャプター)メニュー呼出の禁止/許可
を指定するもので、PGC_UOP_CTLまたはVO
BU_UOP_CTLに含まれる。UOP16はユーザ
によるレジューム操作の禁止/許可を指定するもので、
PGC_UOP_CTLまたはVOBU_UOP_CT
Lに含まれる。UOP17はユーザによる各種ボタン操
作(上位ボタン選択、下位ボタン選択、左ボタン選択、
右ボタン選択、ボタン決定、またはボタン選択・決定)
の禁止/許可を指定するもので、PGC_UOP_CT
Lに含まれる。UOP18はユーザによるスチル(静止
画)オフ操作の禁止/許可を指定するもので、PGC_
UOP_CTLまたはVOBU_UOP_CTLに含ま
れる。UOP19はユーザによるポーズ(一時停止)オ
ン操作の禁止/許可を指定するもので、PGC_UOP
_CTLまたはVOBU_UOP_CTLに含まれる。
なお、UOP19はポーズオフまたはメニュー言語選択
のユーザ操作の禁止/許可を指定することに用いられる
可能性もある。UOP20はユーザによる音声ストリー
ム変更操作の禁止/許可を指定するもので、PGC_U
OP_CTLまたはVOBU_UOP_CTLに含まれ
る。UOP21はユーザによる副映像ストリーム変更操
作の禁止/許可を指定するもので、PGC_UOP_C
TLまたはVOBU_UOP_CTLに含まれる。UO
P22はユーザによるアングル変更操作の禁止/許可を
指定するもので、PGC_UOP_CTLまたはVOB
U_UOP_CTLに含まれる。なお、UOP22はパ
レンタルレベル選択またはパレンタル適用国選択のユー
ザ操作の禁止/許可を指定することに用いられる可能性
もある。図示しないUOP23はユーザによるカラオケ
音声再生モード変更操作の禁止/許可を指定するもの
で、PGC_UOP_CTLまたはVOBU_UOP_
CTLに含まれる。UOP24はユーザによるビデオ再
生モード変更操作の禁止/許可を指定するもので、PG
C_UOP_CTLまたはVOBU_UOP_CTLに
含まれる。
【0036】図1のDVDプレーヤにより図2のディス
クから記録情報を読み取る場合の動作を含めた基本的な
再生手順を、図6〜図9を参照しながら以下に説明す
る。
【0037】図6は、図1のDVDプレーヤにより図2
のディスクから記録情報を読み取る場合の初期動作(通
常再生開始前)を説明するフローチャート図である。
【0038】まず、図1のDVDプレーヤのディスクト
レイ(図示せず)にDVDディスク10がセットされ、
図1の操作キーパネル(またはリモートコントローラ)
12上の図示しないクローズボタンが押されると(また
はディスクがセットされた後停止中の状態でプレイボタ
ンが押されると)、ディスク10が回転駆動され(ステ
ップST10)、そのリードインエリアから読み取りが
開始される(ステップST12)。続いてディスク10
内のボリュームディスクリプタ(論理ブロック番号LB
N:030000H)が読み込まれ(ステップST1
4)、このディスクがDVDディスクであるかどうかの
判定が行われる。具体的には、ボリュームディスクリプ
タ内の標準識別子Standard Identifierが”CD00
1”であるかどうかで、セットされたディスクがCDな
のかDVDなのかの判定を行なうことができる。セット
されたディスクがCDであれば(ステップST16ノ
ー、ステップST18イエス)、CD再生処理へ移る。
セットされたディスクがDVDでもCDでもなければ
(ステップST16ノー、ステップST18ノー)、処
理は終了する。
【0039】セットされたディスクがDVDであれば
(ステップST16イエス)、ルートディレクトリレコ
ードを読み込み(ステップST20)、DVDビデオデ
ータの入っているディレクトリ”VIDEO_TS”を
検索する(ステップST22)。検索されたディレクト
リが”VIDEO_TS”でなければ(ステップST2
4ノー)、その他のディレクトリの検索が続行される
(ステップST26、ST22、ST24)。”VID
EO_TS”が最後まで見つからなければ(ステップS
T26ノー)、処理は終了する。ディレクトリ”VID
EO_TS”が見つかれば(ステップST24イエ
ス)、VTSサブディレクトリファイル検索を実行し
(ステップST28)、VTSサブディレクトリのレコ
ードを読み込む(ステップST30)。そのレコード中
にビデオマネージャ情報VMGIを含む”VIDEO_
TS.IFO”が見つからなければ(ステップST32
ノー、ステップST34ノー)、処理は終了する。VM
GIを含む”VIDEO_TS.IFO”が見つかれば
(ステップST32イエス)、通常のDVD再生処理へ
移行する。
【0040】図7〜図9は、図1のDVDプレーヤによ
り図2のディスクから記録内容を再生する場合の通常再
生処理を説明するフローチャート図である。
【0041】図7において、”VIDEO_TS.IF
O”のVMGIからビデオマネージャ情報管理テーブル
VMGI_MATが読み込まれる(ステップST4
0)。図示しないが、このVMGI_MAT中には、タ
イトルセットの数を示すVTS_Ns、タイトルサーチ
ポインタテーブルの開始アドレスTT_SRPT_S
A、テキストデータマネージャの開始アドレスTXTD
T_MG_SAその他が記述されている。これらの記述
に基づき、タイトルセットの数Nがセットされ、TT_
SRPTのアドレスがセットされ、TXTDT_MGの
アドレスがセットされる(ステップST42)。
【0042】続いて、VMGIの情報に従って、ビデオ
マネージャメニュー(図4のタイトルメニュー)が再生
され、モニタ画面上にタイトルメニューを表示するVM
Gメニュー処理が実行される(ステップST44)。こ
こでVMGI中のTT_SRPTが読み込まれ(ステッ
プST46)、VMGメニュー(タイトルメニュー)上
に、選択可能な複数タイトルが表示される(ディスク1
0に複数タイトルが記録されている場合)。図1のDV
Dプレーヤ1のユーザは、表示されたタイトルメニュー
から所望のタイトルを選択することができる。この選択
により、再生すべきタイトル番号M(Mは1以上N以
下)が決定される(ステップST48)。具体的には、
ステップST46で読み込まれたTT_SRPTはN個
のタイトルサーチポインタTT_SRP#1〜TT_S
RP#Nを含み、そのうちの1個(TT_SRP#M)
がステップST48で決定される。
【0043】決定されたタイトルサーチポインタTT_
SRP#Mは、選択されたタイトル(VTS#M)の開
始アドレス情報VTS_SAを含んでいる。このVTS
_SAにより目的のVTS#Mの開始アドレスを知るこ
とができる。この開始アドレスから、VTS#Mの先頭
に配置されたビデオタイトルセット情報VTSIのアド
レスをセットする(ステップST50)。次にこのVT
SI中からビデオタイトルセット情報管理情報VTSI
_MATを読み込む(ステップST52)。図示しない
が、このVTSI_MATは、ビデオ、オーディオおよ
び副映像それぞれについての、属性、ストリーム数、そ
の他の情報を含んでいる。これらの情報に基づいて、図
1のDVDプレーヤ内のビデオデコーダ、オーディオデ
コーダおよび副映像デコーダが初期設定される(ステッ
プST54)。続いて、VTSIの情報に従って、ビデ
オタイトルセットメニュー(図4のルートメニュー)が
再生され、モニタ画面上にルートメニューおよびその下
層の各種メニュー(オーディオメニュー、副映像メニュ
ー、チャプタメニュー等)を表示するVTSメニュー処
理が実行される(ステップST56)。
【0044】次に、図8において、VTSI中のパート
オブタイトルサーチポインタテーブル情報PTT_SR
PTIが読み込まれ(ステップST58)、モニタ画面
上に再生タイトルユニット(再生タイトルにおける1以
上のPTT_SRPのグループを指し、ユーザから見れ
ば1以上のチャプタ群を纏めたもの)が表示される(ス
テップST60)。このタイトルユニット番号nは、1
以上N以下(Nは該当ディスク中の合計タイトル数)と
なる。ユーザがVTSメニュー(チャプタメニュー/P
TTメニュー)から再生すべき特定のタイトルユニット
を選択すると、選択されたタイトルユニットに対応する
VTSI中のPTT_SRPTが読み込まれる(ステッ
プST62)。読み込まれたPTT_SRPTから、再
生対象のプログラムチェーン番号PGCNおよびプログ
ラム番号PGNが決定される(ステップST64)。な
お、このPTT_SRPTは、図示しないが、n個のタ
イトルユニットサーチポインタTTU_SRPを含んで
おり、各TTU_SRPが1以上のPTTサーチポイン
タを含んでいる。
【0045】次にVTSI中のビデオタイトルセットP
GC情報テーブルVTS_PGCITが読み込まれ(ス
テップST66)、このVTS_PGCITの全てのデ
ータが図1のワークメモリ部7に保存される(ステップ
ST68)。この保存されたVTS_PGCITは1以
上のサーチポインタVTS_PGCI_SRPを含み、
各VTS_PGCI_SRPはVTS_PGCのカテゴ
リ情報VTS_PGC_CATを含む。このVTS_P
GC_CATは、該当PGCブロックがパレンタルブロ
ックであるかどうかを識別するブロックタイプの情報
と、パレンタルIDフィールドの情報を含んでいる。上
記ブロックタイプがパレンタルブロックであることを示
しているときは(ステップST70イエス)、パレンタ
ルIDフィールドの情報に基づいて、パレンタルブロッ
クの内容を再生するかどうかのパレンタル処理が行われ
る(ステップST72)。このパレンタル処理は、成人
向けの内容を子供に見せないようにする目的で利用され
る。ステップST72で処理する対象がパレンタル動作
に該当する(パレンタルロックがかかっている)ときは
(ステップST74イエス)、プログラムチェーン番号
PGCNがインクリメントされ(ステップST76)、
次のPGC番号のブロックに移る。今度の該当PGCブ
ロックがパレンタル動作に該当しない(パレンタルロッ
クがかかっていない)ときは(ステップST74ノ
ー)、そのPGC番号に対応するPGCIがステップS
T68で保存したPGCITのデータ中から取り出され
る(ステップST78)。なお、ステップST70にお
いてパレンタルブロックでないと判定されたときは(ス
テップST70ノー)、上記ステップST72〜ST7
6の処理はスキップされる。
【0046】ステップST78で取り出したPGCI
は、プログラムチェーン一般情報PGC_GIを含む。
このPGC_GIは、図示しないが、図2で示したPG
C_UOP_CTLの他に、PGCオーディオストリー
ム制御テーブルPGC_AST_CTLT、PGC副映
像ストリーム制御テーブルPGC_SPST_CTL
T、PGC副映像パレットPGC_SP_PLT等を含
んでいる。これらの情報(PGC_AST_CTLT、
PGC_SPST_CTLT、PGC_SP_PLT
等)に基づいて、副映像およびオーディオの各種初期設
定(副映像のカラー表示にどの副映像パレットを使用す
るか、再生する音声チャネルを何にするか等)が行われ
る(ステップST80)。具体的には、図1のDVDプ
レーヤ1内の各デコーダに対して、再生のための初期設
定を行い、再生に使用するテーブルのアドレスをワーク
メモリ部7に保存する。
【0047】次に、図9において、VTSI中のビデオ
タイトルセットセルアドレステーブルVTS_C_AD
Tが読み込まれ(ステップST82)、VTS_C_A
DT内の全てのデータが図1のワークメモリ部7に保存
される(ステップST84)。この保存されたVTS_
C_ADTには、全てのセルの開始アドレスおよび終了
アドレスが記述され、さらにVTSTT_VOBS内の
全てのインターリーブされたユニットが記述されてい
る。具体的には、VTS_C_ADTには、1以上のビ
デオタイトルセットセルピース情報VTS_CPI(図
示せず)が記述される。各VTS_CPIは、図示しな
いが、該当ビデオタイトルセットセルピースVTS_C
Pに対するVOBのID番号VTS_VOB_IDN、
VTS_CPに対するセルID番号VTS_C_ID
N、VTS_CPの開始アドレスVTS_CP_SA、
VTS_CPの終了アドレスVTS_CP_EA等を含
んでいる。
【0048】次に、図8のステップST68においてワ
ークメモリ部7に保存されたデータから、PGCI中の
コマンドテーブルPGC_CMDTが取り出される(ス
テップST86)。このPGC_CMDTには、1以上
のプリコマンドPRE_CMD、1以上のポストコマン
ドPOST_CMD、1以上のセルコマンドC_CMD
等が含まれている。そのうちのプリコマンド(前処理コ
マンド)PRE_CMDが実行され(ステップST8
8)、コマンド処理対象のプログラム番号PGN、セル
ID番号VTS_C_IDNが図1のワークメモリ部7
に保存される(ステップST90)。次に、ステップS
T90で保存されたセルID番号に対応するセルをラン
ダムに再生するかどうか判定される。ランダムに再生す
る場合は(ステップST92イエス)、図1のMPU2
内部でランダム関数によりランダム数(乱数)Rを発生
し、このランダム数Rに対応したセルID番号のセルの
再生処理に入る(ステップST96)。ランダム再生し
ない場合は(ステップST92ノー)、ステップST9
4〜ST96の処理は行われず、VTS_C_ADT内
の1以上のVTS_CPIに対応したセル再生を行なう
処理が実行される(ステップST98)。
【0049】続いて、ナビゲーションシステムによりス
チル時間(0〜254秒あるいは無制限)が設定され
(ステップST100)、設定された時間だけスチル
(PGCスチル)が実行される(ステップST10
2)。その後、PGCI中のコマンドテーブルPGC_
CMDTに含まれるポストコマンド(後処理コマンド)
POST_CMDが実行され(ステップST104)、
PGC番号PGCNが更新されて(ステップST10
6)、更新後のPGCNが読み込まれる。更新後のPG
CNがゼロでないなら(ステップST108ノー)、図
8のステップST70から図9のステップST106ま
での処理が再実行される。更新後のPGCNがゼロなら
ば(ステップST108イエス)、次のPGCがないの
で、図7〜図9の通常再生処理は終了する。
【0050】図10は、図1のDVDプレーヤにより図
2のディスクからセルの記録内容を再生する場合の処理
を説明するフローチャート図である。
【0051】セル再生が開始されると(ステップST2
00イエス)、図1のワークメモリ部7に保存(図8の
ステップST68参照)されたPGCIの内容から、該
当セルの再生開始アドレス(論理ブロック番号LBN)
が決定される(ステップST204)。具体的には、P
GCIはセル再生情報テーブルC_PBIT(図示せ
ず)を含み、このC_PBITは1以上のセル再生情報
C_PBI(図示せず)を含む。各C_PBIは、図示
しないが、該当セルがアングルブロックであるかどうか
等を示す情報を含むセルカテゴリC_CAT、該当セル
の再生時間C_PBTM、該当セル内の先頭VOBUの
開始アドレスC_FVOBU_SA、該当セル内の先頭
インターリーブユニットの終了アドレスC_FILVU
_EA、該当セル内の最終VOBUの開始アドレスC_
LVOBU_SA、該当セル内の最終VOBUの終了ア
ドレスC_LVOBU_EA等を含んでいる。そのうち
C_FVOBU_SAにより、該当セルの再生開始アド
レスを決定することができる。こうして決定されたアド
レスに基づいて、図1のディスクドライブ部5に読み出
し命令がセットされる(ステップST206)。
【0052】読み出し命令がセットされると、ディスク
ドライブ部5は、ステップST204で決定されたアド
レスからVOBUを読み出す。すると、読み出されたV
OBUの先頭に配置されたナビゲーションパック(図3
のNV_PCK)が取り込まれ(ステップST20
8)、図1のワークメモリ部7に格納される。このNV
_PCK中のDSIデータ(図3)に含まれる同期情報
に基づいて、図1のDVDプレーヤ1の内部システムタ
イムクロックSTC(図示せず)等が設定される(ステ
ップST210)。このNV_PCKのPCIデータ
(図3)には、ハイライト情報HLIが含まれている。
このHLI等を用いて、メニューのハイライト処理等を
含むナビゲーションパック処理が実行される(ステップ
ST212)。その後、VOBUスチルが実行されると
きは(ステップST214イエス)、該当VOBUの再
生終了まで待ち(ステップST216)、VOBUスチ
ル処理に入る(ステップST218)。このVOBUス
チルのスチル時間は無制限であり、たとえばユーザが再
生キー操作をするまで、このVOBUスチルは継続され
る。VOBUスチルが実行されないときは(ステップS
T214ノー)、ステップST216〜ST218はス
キップされる。
【0053】ナビゲーションパック処理(ステップST
212)後、あるいはVOBUスチル(ステップST2
18)解除後、その時点での再生対象が該当セルの最後
でない場合は(ステップST220ノー)、ステップS
T210〜ST218の処理が反復される。その時点で
の再生対象が該当セルの最後である場合は(ステップS
T220イエス)、該当VOBUの再生終了まで待ち
(ステップST224)、セルスチル処理(設定された
時間のスチル再生)に入る(ステップST226)。セ
ルスチル処理後、セルコマンドがある場合(ステップS
T228イエス)はセルコマンド処理がなされ(ステッ
プST230)、その他の処理ルーチンにリターンす
る。セルコマンドがない場合(ステップST228ノ
ー)は、セルコマンド処理はなされずに、その他の処理
ルーチンにリターンする。
【0054】図11は、図1のDVDプレーヤにより図
2のディスクからユーザ操作禁止情報(VOBU_UO
P_CTL)を読み取る処理を説明するフローチャート
図である。このVOBU_UOP_CTLを図1のワー
クメモリ部7に保存する処理(ステップST250)
は、図10のステップST212におけるナビゲーショ
ン処理の一環としてなされる。
【0055】図12は、図1のDVDプレーヤにより図
2のディスクからルートメニュー/タイトルメニューの
情報を読み取り、メニュー表示を行なう処理を説明する
フローチャート図である。
【0056】まず、ユーザが、たとえば図1の操作キー
パネル(リモートコントローラ)のDVDメニューボタ
ン(図示せず)を押したとする。これにより、ユーザか
らのメニュー表示要求が出される(ステップST30
0)。このメニュー表示要求が出された時点において、
ルートメニューの呼出操作が禁止され(図5のUOP1
1=”1”;ステップST302イエス)、タイトルメ
ニューの呼出操作も禁止されているときは(図5のUO
P10=”1”;ステップST304イエス)、図12
の処理は終了し、その他の処理ルーチンにリターンす
る。ルートメニューの呼出操作は禁止されているが、タ
イトルメニューの呼出操作が許可されているときは(図
5のUOP10=”0”;ステップST304ノー)、
タイトルメニューのみがTVモニタ画面上に表示され
(ステップST306)、その他の処理ルーチンにリタ
ーンする。一方、ルートメニューの呼出操作は許可され
ているが(図5のUOP11=”0”;ステップST3
02ノー)、タイトルメニューの呼出操作が禁止されて
いるときは(ステップST308イエス)、ルートメニ
ューのみがTVモニタ画面上に表示され(ステップST
306)、その他の処理ルーチンにリターンする。
【0057】ルートメニューの呼出操作もタイトルメニ
ューの呼出操作も許可されている場合(ステップST3
02ノー;ステップST308ノー)、ルートメニュー
およびタイトルメニューが同一かどうかチェックされ
る。この同一性のチェックは、ルートメニューおよびタ
イトルメニューのいずれもが同じメニュー用ビデオオブ
ジェクト用いているかどうかで行なうことができる。ル
ートメニューおよびタイトルメニューが同一の場合は
(ステップST312イエス)、ルートメニューまたは
タイトルメニューの何れか一方のみがTVモニタ画面上
に表示され(ステップST314)、その他の処理ルー
チンにリターンする。
【0058】ルートメニューとタイトルメニューとが異
なる場合は(ステップST312ノー)、まずルートメ
ニューを検索してデコードする(ステップST31
6)。検索されたルートメニューは、TVモニタ画面を
目一杯使用したサイズを持つことが多い。そこで、TV
モニタ画面の半分でルートメニュー画面の全体を表示で
きるように、デコードされたルートメニューを取り込み
その画素データにフィルタをかけてメニュー画像サイズ
を縮小し、縮小したルートメニューの画像データを、図
1のビデオメモリ部11のルートメニュー表示位置に書
き込む(ステップST318)。
【0059】続いて、タイトルメニューを検索してデコ
ードする(ステップST320)。検索されたタイトル
メニューも、TVモニタ画面を目一杯使用したサイズを
持つことが多い。そこで、TVモニタ画面の残り半分で
タイトルメニュー画面の全体を表示できるように、デコ
ードされたタイトルメニューを取り込みその画素データ
にフィルタをかけてメニュー画像サイズを縮小し、縮小
したタイトルメニューの画像データを、図1のビデオメ
モリ部11のタイトルメニュー表示位置に書き込む(ス
テップST322)。
【0060】さらに、縮小されたルートメニュー画像お
よびタイトルメニュー画像を含むビデオメモリ部11
に、メニュー選択用のOSD(図13(a)の指先アイ
コンで示されるメニュー画面選択ポインタ23)が書き
込まれる(ステップST324)。
【0061】こうして縮小されたルートメニュー画像、
縮小されたタイトルメニュー画像、およびメニュー画面
選択ポインタ23(OSD)が書き込まれたビデオメモ
リ部11の内容が、図1のTVモニタ20の表示画面上
に出力される(ステップST326)。図13の(a)
は、このモニタ画面出力(ユーザインターフェイス)を
例示している。
【0062】図13は、図12の処理によりルートメニ
ューおよびタイトルメニューが読み取られた場合におい
て、2種のメニューが同時に縮小表示された状態と、縮
小表示されたメニューのうちユーザにより選択されたメ
ニュー(ここではルートメニュー)が通常サイズで表示
された状態(メニュー表示の階層構造)とを例示する図
である。
【0063】図13(a)のポインタ23は、図1の操
作キーパネル(リモートコントローラ)12上に設けら
れた図示しないカーソルキーにより、画面上を移動でき
るようになっている。ユーザがポインタ23を所望のメ
ニュー(図13(a)の例ではルートメニュー画面2
1)上に移動させ、その状態で操作キーパネル(リモー
トコントローラ)12上に設けられた図示しないエンタ
ーキーを押すと、ルートメニューが選択される(ステッ
プST328イエス)。
【0064】すると、選択されたルートメニューが所定
サイズ(縮小しない場合の通常サイズ)となって画面表
示される(ステップST330)。図13(b)はこの
ときの表示例を示している。
【0065】上記説明においては、画面に表示されるメ
ニューがいずれの場合にも静止画として取り込まれ表示
される場合を説明している。しかしながら、DVDディ
スク10に記録されるコンテンツによっては、メニュー
画面が動画メニューとして構成されている場合もある。
この場合、ユーザが現在OSDポインタ23によってポ
イントしているメニューのみ、動画メニューとして縮小
画面表示するようにできる。また、DVDプレーヤ1内
にビデオデコーダ/副映像デコーダが複数設けられ、複
数のメニューを同時にデコードし処理できるシステムで
あれば、複数の縮小メニューを動画メニューとして表示
することも可能である。
【0066】図13(a)において、ポインタ23によ
り選択されているメニューが操作可能な場合、ユーザは
そのメニューを用いて所望のメニュー操作を行うことが
できる。この場合、ハイライトされる表示部分もメニュ
ー画面の縮小にあわせて、大きさを調整する必要があ
る。
【0067】図14は、図1のDVDプレーヤにより図
2のディスクから複数種類(ここでは4種類)のメニュ
ー情報が読み取られた場合において、これらのメニュー
が同時に縮小表示された状態とを例示する図である。使
用するモニタが比較的大画面で高解像度タイプである場
合は、メニューの見やすさをさほど損なわずに1画面に
2以上のメニュー画面を同時表示することが可能であ
る。
【0068】図14(a)は、1/4縮小された、ルー
トメニュー画面21、タイトルメニュー画面22、字幕
メニュー画面21A、および音声メニュー画面21Bが
同時表示されたモニタ画面20Cを例示している。図1
4(b)は、1/4縮小された、ルートメニュー画面2
1、チャプタサーチ用の子画面22A、字幕メニュー画
面21A、および音声メニュー画面21Bが同時表示さ
れたモニタ画面20dを例示している。また図14
(c)は、1/4縮小された、字幕メニュー画面21
A、音声メニュー画面21B、アングルメニュー画面2
1C、およびタイトルメニュー画面22が同時表示され
たモニタ画面20Dを例示している。
【0069】前述したように、図14(a)(b)
(c)いずれの場合も、表示された縮小画面のいずれか
1つ以上において動画メニュー表示を行なうことも可能
である。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、この発明のDVDメ
ニュー表示システムによれば、ユーザは、初めにどのメ
ニューを呼び出すかを考える必要はなく、単にメニュー
を呼び出すという単一の操作をするだけでよい。そうす
れば、情報記憶媒体(DVDディスク)に記録されてい
る(その時点で表示可能な)1以上のメニュー画面が自
動的に表示される。ユーザは、表示された複数メニュー
の中から意図するメニューを選択し、そのメニューから
所望の操作を行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るDVDメニュー
表示システムが組み込まれたDVDプレーヤの構成を説
明するブロック図。
【図2】この発明の一実施の形態に係るDVDメニュー
表示システムで利用されるDVDディスクの階層データ
構造を説明する図。
【図3】図2のDVDディスクに記録されるナビゲーシ
ョンパックの階層データ構造を説明する図。
【図4】図2のDVDディスクに記録されるメニュー情
報の種類およびメニューの階層構造を例示する図。
【図5】図2のDVDディスクに記録されるユーザ操作
制御情報の一部を説明する図。
【図6】図1のDVDプレーヤにより図2のディスクか
ら記録情報を読み取る場合の初期動作(通常再生開始
前)を説明するフローチャート図。
【図7】図1のDVDプレーヤにより図2のディスクか
ら記録内容を再生する場合の処理(その1)を説明する
フローチャート図。
【図8】図1のDVDプレーヤにより図2のディスクか
ら記録内容を再生する場合の処理(その2)を説明する
フローチャート図。
【図9】図1のDVDプレーヤにより図2のディスクか
ら記録内容を再生する場合の処理(その3)を説明する
フローチャート図。
【図10】図1のDVDプレーヤにより図2のディスク
からセルの記録内容を再生する場合の処理を説明するフ
ローチャート図。
【図11】図1のDVDプレーヤにより図2のディスク
からユーザ操作禁止情報を読み取る処理を説明するフロ
ーチャート図。
【図12】図1のDVDプレーヤにより図2のディスク
からルートメニュー/タイトルメニューの情報を読み取
り、メニュー表示を行なう処理を説明するフローチャー
ト図。
【図13】図12の処理によりルートメニューおよびタ
イトルメニューが読み取られた場合において、2種のメ
ニューが同時に縮小表示された状態と、縮小表示された
メニューのうちユーザにより選択されたメニュー(ここ
ではルートメニュー)が通常サイズで表示された状態と
を例示する図。
【図14】図1のDVDプレーヤにより図2のディスク
から複数種類(ここでは4種類)のメニュー情報が読み
取られた場合において、これらのメニューが同時に縮小
表示された状態とを例示する図。
【符号の説明】
1…DVDプレーヤ;2…MPU;2A…ユーザインタ
ーフェイス作成部;2B…メニュー判定部;2C…デー
タメモリ(OSD用その他のデータメモリ);3…MP
EGデコーダ部;4…D/A変換部;5…ディスクドラ
イブ部;6…システムプロセサ部;6A…データ切分
部;6B…メモリI/F部;7…ワークメモリ部;8…
SP(副映像)デコーダ部;9…オーディオデコーダ
部;10…DVDビデオディスク(情報記憶媒体);1
1…ビデオメモリ部;12…操作キーパネル(リモート
コントローラ);13…ビデオプロセサ部;14…バ
ス;17…スピーカ;20…TVモニタ装置;20A〜
20E…モニタ画面;21…ルートメニュー画面;22
…タイトルメニュー画面;23…オンスクリーンディス
プレイ(OSC)を利用したメニュー画面選択ポイン
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D077 AA23 BA14 CA02 CB06 DC22 DC39 EA33 EA34 HC12 HC17 HC26 5D110 AA15 AA27 AA29 DA01 DA05 DB03 DB09 DC05 DC06 DE04 DE06 FA08 5E501 AA19 BA05 CA03 CC02 EA05 EA10 EB05 FA05 FA43 FB43

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイトルメニューに関する情報、ルートメ
    ニューに関する情報、およびタイトルのコンテンツ情報
    が記録された情報記憶媒体から記録情報を再生するシス
    テムにおいて、 前記タイトルメニューに関する情報を検知するタイトル
    メニュー検知部と、 前記ルートメニューに関する情報を検知するルートメニ
    ュー検知部と、 検知された前記タイトルメニューに関する情報および検
    知された前記ルートメニューに関する情報に基づいて、
    前記コンテンツ情報に関連したルートメニューおよびタ
    イトルメニューを同時に表示する表示部とを備えたこと
    を特徴とするメニュー表示システム。
  2. 【請求項2】 前記ルートメニューに関する情報が前記
    ルートメニューおよび前記タイトルメニューを呼び出す
    場合のユーザ操作を制御するユーザ操作制御情報を含
    み、このユーザ操作制御情報により選択操作が可能なメ
    ニューだけが前記表示部に表示されるように構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記コンテンツ情報は複数のビデオオブ
    ジェクトユニットに分かれて記録され、各ビデオオブジ
    ェクトユニットの先頭にはナビゲーションパックが配置
    され、このナビゲーションパック中に、前記ルートメニ
    ューおよび前記タイトルメニューを呼び出す場合のユー
    ザ操作を制御するユーザ操作制御情報が含まれ、このユ
    ーザ操作制御情報により選択操作が可能なメニューだけ
    が前記表示部に表示されるように構成したことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記コンテンツ情報は複数のビデオオブ
    ジェクトユニットに分かれて記録され、各ビデオオブジ
    ェクトユニットの先頭にはナビゲーションパックが配置
    され、このナビゲーションパック中に、前記ルートメニ
    ューおよび前記タイトルメニューの表示で利用されるハ
    イライト情報が含まれることを特徴とする請求項1ない
    し請求項3のいずれか1項に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 同時に表示された前記ルートメニューお
    よび前記タイトルメニューのうち、一方がユーザによる
    メニュー操作用に選択されることを特徴とする請求項1
    ないし請求項4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記表示部は前記ルートメニューあるい
    は前記タイトルメニュー以外のメニューも含めて複数の
    メニューを同時に表示する機能を持ち、これら複数のメ
    ニューが表示された状態でユーザによるメニュー操作が
    できるように構成したことを特徴とする請求項1ないし
    請求項5のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記複数のメニューのうち、少なくとも
    1つのメニューが動画を含むことを特徴とする請求項6
    に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記複数のメニューのうち、ユーザによ
    り選択された状態にあるメニューのみが動画を含むこと
    を特徴とする請求項6または請求項7に記載のシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれか1項
    に記載のシステムが組み込まれたDVDプレーヤ。
  10. 【請求項10】 タイトルメニューに関する情報、ルー
    トメニューに関する情報、およびタイトルのコンテンツ
    情報が記録された情報記憶媒体から記録情報を再生する
    システムにおいて、 前記タイトルメニューに関する情報を検知するタイトル
    メニュー検知部と、 前記ルートメニューに関する情報を検知するルートメニ
    ュー検知部と、 検知された前記タイトルメニューに関する情報および検
    知された前記ルートメニューに関する情報に基づいて、
    前記コンテンツ情報に関連したルートメニューおよびタ
    イトルメニューを同時に表示する表示部とを備え、 前記表示部に表示されたメニュー画面を通してユーザが
    システム操作できるように構成されたことを特徴とする
    ユーザインターフェイスシステム。
  11. 【請求項11】タイトルメニューに関する情報、ルート
    メニューに関する情報、およびタイトルのコンテンツ情
    報が記録された情報記憶媒体から記録情報を再生する方
    法において、 前記タイトルメニューに関する情報を検知し、 前記ルートメニューに関する情報を検知し、 検知された前記タイトルメニューに関する情報および検
    知された前記ルートメニューに関する情報に基づいて、
    前記コンテンツ情報に関連したルートメニューおよびタ
    イトルメニューを同時に表示することを特徴とするメニ
    ュー表示方法。
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