JP2001307643A - 表示用パネル及び平面型表示装置 - Google Patents
表示用パネル及び平面型表示装置Info
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- JP2001307643A JP2001307643A JP2000120552A JP2000120552A JP2001307643A JP 2001307643 A JP2001307643 A JP 2001307643A JP 2000120552 A JP2000120552 A JP 2000120552A JP 2000120552 A JP2000120552 A JP 2000120552A JP 2001307643 A JP2001307643 A JP 2001307643A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】排気管の近傍の部分において画像が表示され難
いといった現象の発生を確実に回避することができる表
示用パネルを提供する。 【解決手段】表示用パネルは、基板11と、該基板11
上に形成された隔壁14及びダミー隔壁41とを備え、
表示を行うための有効領域31、及び、有効領域31の
外周部に配置され、有効領域31を取り囲む無効領域3
2を有し、有効領域31に相当する基板11の部分には
ストライプ状の複数の該隔壁14が形成されており、平
面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内部空間と連
通する無効領域32の連通部32Aと有効領域31との
間に位置する基板11の部分には、ダミー隔壁41が形
成されている。
いといった現象の発生を確実に回避することができる表
示用パネルを提供する。 【解決手段】表示用パネルは、基板11と、該基板11
上に形成された隔壁14及びダミー隔壁41とを備え、
表示を行うための有効領域31、及び、有効領域31の
外周部に配置され、有効領域31を取り囲む無効領域3
2を有し、有効領域31に相当する基板11の部分には
ストライプ状の複数の該隔壁14が形成されており、平
面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内部空間と連
通する無効領域32の連通部32Aと有効領域31との
間に位置する基板11の部分には、ダミー隔壁41が形
成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示用パネル及び
平面型表示装置に関する。
平面型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在主流の陰極線管(CRT)に代わる
画像表示装置として、平面型(フラットパネル形式)の
表示装置が種々検討されている。このような平面型の表
示装置として、液晶表示装置(LCD)、エレクトロル
ミネッセンス表示装置(ELD)、プラズマ表示装置
(PDP:プラズマ・ディスプレイ)を例示することが
できる。中でも、プラズマ表示装置は、大画面化や広視
野角化が比較的容易であること、温度、磁気、振動等の
環境要因に対する耐性に優れること、長寿命であること
等の長所を有し、家庭用の壁掛けテレビの他、公共用の
大型情報端末機器への適用が期待されている。また、熱
的励起によらず、固体から真空中に電子を放出すること
が可能な冷陰極電界電子放出表示装置(FED:フィー
ルドエミッションディスプレイ)も提案されており、画
面の明るさ及び低消費電力の観点から注目を集めてい
る。
画像表示装置として、平面型(フラットパネル形式)の
表示装置が種々検討されている。このような平面型の表
示装置として、液晶表示装置(LCD)、エレクトロル
ミネッセンス表示装置(ELD)、プラズマ表示装置
(PDP:プラズマ・ディスプレイ)を例示することが
できる。中でも、プラズマ表示装置は、大画面化や広視
野角化が比較的容易であること、温度、磁気、振動等の
環境要因に対する耐性に優れること、長寿命であること
等の長所を有し、家庭用の壁掛けテレビの他、公共用の
大型情報端末機器への適用が期待されている。また、熱
的励起によらず、固体から真空中に電子を放出すること
が可能な冷陰極電界電子放出表示装置(FED:フィー
ルドエミッションディスプレイ)も提案されており、画
面の明るさ及び低消費電力の観点から注目を集めてい
る。
【0003】プラズマ表示装置は、希ガスから成る放電
ガスを封入した放電セルに電圧を印加して、放電ガス中
でのグロー放電に基づき発生した紫外線で放電セル内の
蛍光体層を励起することによって発光を得る表示装置で
ある。つまり、個々の放電セルは蛍光灯に類似した原理
で駆動され、放電セルが、通常、数十万個のオーダーで
集合して1つの表示画面が構成されている。プラズマ表
示装置は、放電セルへの電圧の印加方式によって直流駆
動型(DC型)と交流駆動型(AC型)とに大別され
る。
ガスを封入した放電セルに電圧を印加して、放電ガス中
でのグロー放電に基づき発生した紫外線で放電セル内の
蛍光体層を励起することによって発光を得る表示装置で
ある。つまり、個々の放電セルは蛍光灯に類似した原理
で駆動され、放電セルが、通常、数十万個のオーダーで
集合して1つの表示画面が構成されている。プラズマ表
示装置は、放電セルへの電圧の印加方式によって直流駆
動型(DC型)と交流駆動型(AC型)とに大別され
る。
【0004】従来のAC型プラズマ表示装置の典型的な
構成例を、図11及び図12に示す。このAC型プラズ
マ表示装置は所謂3電極型に属し、一対の放電維持電極
22の間で放電が生じる。図11に示すAC型プラズマ
表示装置は、リアパネルに相当する第1パネル10とフ
ロントパネルに相当する第2パネル20とが貼り合わさ
れて成る。第1パネル10上の蛍光体層15の発光は、
例えば、第2パネル20を通して観察される。尚、図1
2の(A)は、第1パネル10を概念的に示す模式的な
平面図であり、図12の(B)は、第1パネル10を概
念的に示す模式的な断面図である。
構成例を、図11及び図12に示す。このAC型プラズ
マ表示装置は所謂3電極型に属し、一対の放電維持電極
22の間で放電が生じる。図11に示すAC型プラズマ
表示装置は、リアパネルに相当する第1パネル10とフ
ロントパネルに相当する第2パネル20とが貼り合わさ
れて成る。第1パネル10上の蛍光体層15の発光は、
例えば、第2パネル20を通して観察される。尚、図1
2の(A)は、第1パネル10を概念的に示す模式的な
平面図であり、図12の(B)は、第1パネル10を概
念的に示す模式的な断面図である。
【0005】第1パネル10は、第1の基板11と、第
1の基板11上にストライプ状に設けられたアドレス電
極(データ電極とも呼ばれる)12と、アドレス電極1
2上を含む第1の基板11上に形成された誘電体膜13
と、誘電体膜13上であって隣り合うアドレス電極12
の間の領域にアドレス電極12と平行に延びる絶縁性の
隔壁14と、誘電体膜13上から隔壁14の側壁面上に
亙って設けられた蛍光体層15とから構成されている。
蛍光体層15は、赤色蛍光体層15R、緑色蛍光体層1
5G、及び青色蛍光体層15Bから構成されており、こ
れらの各色の蛍光体層15R,15G,15Bが所定の
順序に従って設けられている。
1の基板11上にストライプ状に設けられたアドレス電
極(データ電極とも呼ばれる)12と、アドレス電極1
2上を含む第1の基板11上に形成された誘電体膜13
と、誘電体膜13上であって隣り合うアドレス電極12
の間の領域にアドレス電極12と平行に延びる絶縁性の
隔壁14と、誘電体膜13上から隔壁14の側壁面上に
亙って設けられた蛍光体層15とから構成されている。
蛍光体層15は、赤色蛍光体層15R、緑色蛍光体層1
5G、及び青色蛍光体層15Bから構成されており、こ
れらの各色の蛍光体層15R,15G,15Bが所定の
順序に従って設けられている。
【0006】一方、第2パネル20は、透明な第2の基
板21と、第2の基板21上にストライプ状に設けら
れ、透明導電材料から成る放電維持電極22と、放電維
持電極22のインピーダンスを低下させるために設けら
れ、放電維持電極22よりも電気抵抗率の低い材料から
成るバス電極23と、バス電極23及び放電維持電極2
2上を含む第2の基板21上に形成され、誘電体材料か
ら成る保護層24とから構成されている。
板21と、第2の基板21上にストライプ状に設けら
れ、透明導電材料から成る放電維持電極22と、放電維
持電極22のインピーダンスを低下させるために設けら
れ、放電維持電極22よりも電気抵抗率の低い材料から
成るバス電極23と、バス電極23及び放電維持電極2
2上を含む第2の基板21上に形成され、誘電体材料か
ら成る保護層24とから構成されている。
【0007】放電維持電極22の射影像が延びる方向と
アドレス電極12の射影像が延びる方向とは直交してお
り、一対の放電維持電極22と、3原色を発光する蛍光
体層15R,15G,15Bの1組とが重複する領域が
1画素(1ピクセル)に相当する。図11は一部分解斜
視図であり、実際には第1パネル10側の隔壁14の頂
部が第2パネル20側の保護層24に当接している。一
対の放電維持電極22と、2つの隔壁14の間に位置す
るアドレス電極12とが重複する重複領域が、放電セル
に相当する。そして、隣り合う隔壁14と蛍光体層15
と保護層24とによって囲まれた空間内には、放電ガス
が封入されている。このような放電セルが、有効領域
(実際の表示画面として機能する領域を意味し、以下に
おいても同様である)内に2次元マトリクス状に、例え
ば数十万〜数百万個ものオーダーにて配列されている。
アドレス電極12の射影像が延びる方向とは直交してお
り、一対の放電維持電極22と、3原色を発光する蛍光
体層15R,15G,15Bの1組とが重複する領域が
1画素(1ピクセル)に相当する。図11は一部分解斜
視図であり、実際には第1パネル10側の隔壁14の頂
部が第2パネル20側の保護層24に当接している。一
対の放電維持電極22と、2つの隔壁14の間に位置す
るアドレス電極12とが重複する重複領域が、放電セル
に相当する。そして、隣り合う隔壁14と蛍光体層15
と保護層24とによって囲まれた空間内には、放電ガス
が封入されている。このような放電セルが、有効領域
(実際の表示画面として機能する領域を意味し、以下に
おいても同様である)内に2次元マトリクス状に、例え
ば数十万〜数百万個ものオーダーにて配列されている。
【0008】尚、図12に示すように、第1の基板11
の無効領域32(有効領域31の外周部に、有効領域3
1を取り囲むように配置され、表示画面としては機能し
ない領域を意味し、以下においても同様である)には貫
通孔16が形成されている。かかる貫通孔16は、例え
ば、ガラス管から成り、チップ管とも呼ばれる排気管1
7と連通している。排気管17は、第1の基板11の外
側に、例えばフリットガラス(図示せず)を用いて取り
付けられており、封止されている。尚、図12の(A)
では、第1パネル10を構成する第1の基板11、隔壁
14及び貫通孔16以外の構成要素の図示を省略し、図
12の(B)では、第1パネル10を構成する第1の基
板11、貫通孔16及び排気管17以外の構成要素の図
示を省略した。また、図12の(B)には、封止する前
の排気管17を図示した。
の無効領域32(有効領域31の外周部に、有効領域3
1を取り囲むように配置され、表示画面としては機能し
ない領域を意味し、以下においても同様である)には貫
通孔16が形成されている。かかる貫通孔16は、例え
ば、ガラス管から成り、チップ管とも呼ばれる排気管1
7と連通している。排気管17は、第1の基板11の外
側に、例えばフリットガラス(図示せず)を用いて取り
付けられており、封止されている。尚、図12の(A)
では、第1パネル10を構成する第1の基板11、隔壁
14及び貫通孔16以外の構成要素の図示を省略し、図
12の(B)では、第1パネル10を構成する第1の基
板11、貫通孔16及び排気管17以外の構成要素の図
示を省略した。また、図12の(B)には、封止する前
の排気管17を図示した。
【0009】プラズマ表示装置の組み立てにおいては、
例えばスクリーン印刷により、第1パネル10の周縁部
にシール層(図示せず)を形成する。次に、第1パネル
10と第2パネル20とを貼り合わせ、焼成してシール
層を硬化させる。そして、第1パネル10と第2パネル
20との間に形成された内部空間を、貫通孔16、排気
管17を介して排気した後、Ne−Xe混合ガス(例え
ば、Ne50%−Xe50%混合ガス)から成る放電ガ
スを例えば圧力8×104Pa(0.8気圧)にて導入
する。その後、排気管17を熱封止して内部空間を封止
して、プラズマ表示装置を完成させる。
例えばスクリーン印刷により、第1パネル10の周縁部
にシール層(図示せず)を形成する。次に、第1パネル
10と第2パネル20とを貼り合わせ、焼成してシール
層を硬化させる。そして、第1パネル10と第2パネル
20との間に形成された内部空間を、貫通孔16、排気
管17を介して排気した後、Ne−Xe混合ガス(例え
ば、Ne50%−Xe50%混合ガス)から成る放電ガ
スを例えば圧力8×104Pa(0.8気圧)にて導入
する。その後、排気管17を熱封止して内部空間を封止
して、プラズマ表示装置を完成させる。
【0010】グロー放電が一対の放電維持電極22間で
生じることから、このタイプのプラズマ表示装置は「面
放電型」と称される。例えば、一対の放電維持電極22
間に電圧を印加する直前に、放電セルの放電開始電圧よ
りも低いパルス電圧をアドレス電極12に印加すること
で、放電セル内に壁電荷が蓄積され(表示を行う放電セ
ルの選択)、見掛け上の放電開始電圧が低下する。次い
で、一対の放電維持電極22の間で開始された放電は、
放電開始電圧よりも低い電圧にて維持され得る。放電セ
ルにおいては、放電ガス中でのグロー放電に基づき発生
した真空紫外線の照射によって励起された蛍光体層15
が、蛍光体材料の種類に応じた特有の発光色を呈する。
尚、封入された放電ガスの種類に応じた波長を有する真
空紫外線が発生する。
生じることから、このタイプのプラズマ表示装置は「面
放電型」と称される。例えば、一対の放電維持電極22
間に電圧を印加する直前に、放電セルの放電開始電圧よ
りも低いパルス電圧をアドレス電極12に印加すること
で、放電セル内に壁電荷が蓄積され(表示を行う放電セ
ルの選択)、見掛け上の放電開始電圧が低下する。次い
で、一対の放電維持電極22の間で開始された放電は、
放電開始電圧よりも低い電圧にて維持され得る。放電セ
ルにおいては、放電ガス中でのグロー放電に基づき発生
した真空紫外線の照射によって励起された蛍光体層15
が、蛍光体材料の種類に応じた特有の発光色を呈する。
尚、封入された放電ガスの種類に応じた波長を有する真
空紫外線が発生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような構造を有す
るプラズマ表示装置を製造すると、往々にして、排気管
17の近傍に位置する放電セルに放電が起こり難く、場
合によっては、放電が生じないといった現象が認められ
た。このような現象が発生する原因は未だ明確になって
いないが、第1パネル10と第2パネル20との間に形
成された内部空間を、貫通孔16、排気管17を介して
排気するときに、あるいは、かかる内部空間に放電ガス
の導入するときに、第1パネル10や第2パネル20に
ガスによる汚染が発生することが一因ではないかと推定
している。また、排気管17を熱封止する際、排気管1
7の内壁に吸着していたガスが放出され、かかる内部空
間に流入し、第1パネル10や第2パネル20にガスに
よる汚染が発生することも一因ではないかと推定してい
る。
るプラズマ表示装置を製造すると、往々にして、排気管
17の近傍に位置する放電セルに放電が起こり難く、場
合によっては、放電が生じないといった現象が認められ
た。このような現象が発生する原因は未だ明確になって
いないが、第1パネル10と第2パネル20との間に形
成された内部空間を、貫通孔16、排気管17を介して
排気するときに、あるいは、かかる内部空間に放電ガス
の導入するときに、第1パネル10や第2パネル20に
ガスによる汚染が発生することが一因ではないかと推定
している。また、排気管17を熱封止する際、排気管1
7の内壁に吸着していたガスが放出され、かかる内部空
間に流入し、第1パネル10や第2パネル20にガスに
よる汚染が発生することも一因ではないかと推定してい
る。
【0012】隔壁14の形成方法の1つにサンドブラス
ト形成法がある。この形成方法においては、例えば、誘
電体膜13の上に低融点ガラスペースト層60をスクリ
ーン印刷法にて形成し、乾燥した後、感光性の所謂ドラ
イフィルム(感光性フィルム)を全面に積層(ラミネー
ト)する。そして、ドライフィルムを露光、現像するこ
とによって、隔壁14を形成すべき低融点ガラスペース
ト層60の部分をマスク層61で被覆する(図13の
(A)参照)。次いで、露出した低融点ガラスペースト
層60の部分を周知のサンドブラスト法(噴射加工法)
によって除去した後(図13の(B)参照)、マスク層
61を除去する。その後、残された低融点ガラスペース
ト層60を焼成することによって、平行に延びるストラ
イプ状の複数の隔壁14を形成することができる。低融
点ガラスペースト層60の焼成前にサンドブラスト法
(噴射加工法)を実行するので、容易に隔壁の形状を得
ることができる。
ト形成法がある。この形成方法においては、例えば、誘
電体膜13の上に低融点ガラスペースト層60をスクリ
ーン印刷法にて形成し、乾燥した後、感光性の所謂ドラ
イフィルム(感光性フィルム)を全面に積層(ラミネー
ト)する。そして、ドライフィルムを露光、現像するこ
とによって、隔壁14を形成すべき低融点ガラスペース
ト層60の部分をマスク層61で被覆する(図13の
(A)参照)。次いで、露出した低融点ガラスペースト
層60の部分を周知のサンドブラスト法(噴射加工法)
によって除去した後(図13の(B)参照)、マスク層
61を除去する。その後、残された低融点ガラスペース
ト層60を焼成することによって、平行に延びるストラ
イプ状の複数の隔壁14を形成することができる。低融
点ガラスペースト層60の焼成前にサンドブラスト法
(噴射加工法)を実行するので、容易に隔壁の形状を得
ることができる。
【0013】このようなサンドブラスト形成法において
は、低融点ガラスペースト層60を除去するとき、隔壁
14の長手方向端部に相当する部分の加工レートが他の
部分と比べて高いため、隔壁14の長手方向端部に相当
する部分のマスク層61が低融点ガラスペースト層60
から剥離し易い。このようにマスク層61が剥離した状
態でサンドブラスト法による加工を行うと、本来、残す
べき低融点ガラスペースト層60の部分が除去されてし
まい、最終的に得られる隔壁に一種の損傷が発生する結
果、所望の形状を有する隔壁14が形成できなくなると
いった問題が生じる。また、平行に配置された隔壁14
の内、最も外側に位置する隔壁14に損傷が発生し易
い。
は、低融点ガラスペースト層60を除去するとき、隔壁
14の長手方向端部に相当する部分の加工レートが他の
部分と比べて高いため、隔壁14の長手方向端部に相当
する部分のマスク層61が低融点ガラスペースト層60
から剥離し易い。このようにマスク層61が剥離した状
態でサンドブラスト法による加工を行うと、本来、残す
べき低融点ガラスペースト層60の部分が除去されてし
まい、最終的に得られる隔壁に一種の損傷が発生する結
果、所望の形状を有する隔壁14が形成できなくなると
いった問題が生じる。また、平行に配置された隔壁14
の内、最も外側に位置する隔壁14に損傷が発生し易
い。
【0014】従って、本発明の第1の目的は、例えば排
気管の近傍の部分において画像が表示され難いといった
現象の発生を確実に回避することができる表示用パネ
ル、及び、かかる表示用パネルを組み込んだ平面型表示
装置を提供することにある。
気管の近傍の部分において画像が表示され難いといった
現象の発生を確実に回避することができる表示用パネ
ル、及び、かかる表示用パネルを組み込んだ平面型表示
装置を提供することにある。
【0015】また、本発明の第2の目的は、サンドブラ
スト形成法に基づき隔壁を形成する際に、隔壁に損傷が
発生し難い構造を有する表示用パネル、及び、かかる表
示用パネルを組み込んだ平面型表示装置を提供すること
にある。
スト形成法に基づき隔壁を形成する際に、隔壁に損傷が
発生し難い構造を有する表示用パネル、及び、かかる表
示用パネルを組み込んだ平面型表示装置を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するための本発明の第1の態様に係る表示用パネルは、
基板と、該基板上に形成された隔壁及びダミー隔壁とを
備え、表示を行うための有効領域、及び、有効領域の外
周部に配置され、有効領域を取り囲む無効領域を有し、
有効領域に相当する基板の部分にはストライプ状の複数
の該隔壁が形成された、平面型表示装置を構成するため
の表示用パネルであって、平面型表示装置の組立時に平
面型表示装置の内部空間と連通する無効領域の連通部と
有効領域との間に位置する基板の部分には、ダミー隔壁
が形成されていることを特徴とする。
するための本発明の第1の態様に係る表示用パネルは、
基板と、該基板上に形成された隔壁及びダミー隔壁とを
備え、表示を行うための有効領域、及び、有効領域の外
周部に配置され、有効領域を取り囲む無効領域を有し、
有効領域に相当する基板の部分にはストライプ状の複数
の該隔壁が形成された、平面型表示装置を構成するため
の表示用パネルであって、平面型表示装置の組立時に平
面型表示装置の内部空間と連通する無効領域の連通部と
有効領域との間に位置する基板の部分には、ダミー隔壁
が形成されていることを特徴とする。
【0017】上記の第1の目的を達成するための本発明
の第1の態様に係る平面型表示装置は、(1)第1の基
板と、該第1の基板上に形成された隔壁及びダミー隔壁
とを備えた第1パネル、並びに、(2)第2の基板を備
えた第2パネル、から構成され、表示を行うための有効
領域、及び、有効領域の外周部に配置され、有効領域を
取り囲む無効領域を有し、有効領域に相当する第1の基
板の領域には、ストライプ状の複数の該隔壁が形成さ
れ、第1の基板の外縁部と第2の基板の外縁部とが接合
された平面型表示装置であって、平面型表示装置の組立
時に平面型表示装置の内部空間と連通する無効領域の連
通部と有効領域との間に位置する第1の基板の部分に
は、ダミー隔壁が形成されていることを特徴とする。
尚、本発明の第1の態様〜第4の態様に係る表示用パネ
ルのそれぞれは、本発明の第1の態様〜第4の態様に係
る平面型表示装置における第1パネルに相当する。
の第1の態様に係る平面型表示装置は、(1)第1の基
板と、該第1の基板上に形成された隔壁及びダミー隔壁
とを備えた第1パネル、並びに、(2)第2の基板を備
えた第2パネル、から構成され、表示を行うための有効
領域、及び、有効領域の外周部に配置され、有効領域を
取り囲む無効領域を有し、有効領域に相当する第1の基
板の領域には、ストライプ状の複数の該隔壁が形成さ
れ、第1の基板の外縁部と第2の基板の外縁部とが接合
された平面型表示装置であって、平面型表示装置の組立
時に平面型表示装置の内部空間と連通する無効領域の連
通部と有効領域との間に位置する第1の基板の部分に
は、ダミー隔壁が形成されていることを特徴とする。
尚、本発明の第1の態様〜第4の態様に係る表示用パネ
ルのそれぞれは、本発明の第1の態様〜第4の態様に係
る平面型表示装置における第1パネルに相当する。
【0018】本発明の第1の態様に係る表示用パネルあ
るいは平面型表示装置においては、ダミー隔壁の長さを
1cm以上、あるいは又、有効領域の一辺の長さの1/
4以上とすることが好ましい。あるいは又、ダミー隔壁
の長さを、有効領域の外周部の全長の20%以上、望ま
しくは50%以上とすることが好ましい。有効領域が、
対向する2辺が第1の方向に延び、対向する他の2辺が
第2の方向に延びる矩形形状を有する場合、無効領域の
連通部は、この矩形形状の1辺の外側に位置していても
よいし、コーナー部の外側に位置していてもよい。無効
領域の連通部が矩形形状の1辺の外側に位置している場
合、ダミー隔壁は、直線状、あるいは、コーナー部に架
かり、「L」字状となる。一方、無効領域の連通部がコ
ーナー部の外側に位置している場合、ダミー隔壁は
「L」字状となる。ダミー隔壁の中心(長さ方向の二等
分点)の近傍に無効領域の連通部が位置することが望ま
しい。ダミー隔壁の数は、1であっても、2以上であっ
てもよい。
るいは平面型表示装置においては、ダミー隔壁の長さを
1cm以上、あるいは又、有効領域の一辺の長さの1/
4以上とすることが好ましい。あるいは又、ダミー隔壁
の長さを、有効領域の外周部の全長の20%以上、望ま
しくは50%以上とすることが好ましい。有効領域が、
対向する2辺が第1の方向に延び、対向する他の2辺が
第2の方向に延びる矩形形状を有する場合、無効領域の
連通部は、この矩形形状の1辺の外側に位置していても
よいし、コーナー部の外側に位置していてもよい。無効
領域の連通部が矩形形状の1辺の外側に位置している場
合、ダミー隔壁は、直線状、あるいは、コーナー部に架
かり、「L」字状となる。一方、無効領域の連通部がコ
ーナー部の外側に位置している場合、ダミー隔壁は
「L」字状となる。ダミー隔壁の中心(長さ方向の二等
分点)の近傍に無効領域の連通部が位置することが望ま
しい。ダミー隔壁の数は、1であっても、2以上であっ
てもよい。
【0019】尚、所謂ガウス座標(XY座標)を想定
し、X軸が矩形形状の1辺に相当し、Y軸が矩形形状の
他の1辺に相当し、矩形形状を有する有効領域が第K象
限に位置すると仮定した場合、コーナー部の外側は、第
(K+2)象限に位置する。以下の説明においても同様
である。また、平面型表示装置の組立時に平面型表示装
置の内部空間と連通する無効領域の連通部とは、具体的
には、系外に連通した貫通孔が設けられた表示用パネル
あるいは第1パネル及び/又は第2パネルの部分を意味
する。貫通孔は、第1パネル及び/又は第2パネルに取
り付けられた排気管と連通していることが好ましい。連
通部の数は1つに限定されず、複数設けてもよい。以下
の説明においても同様である。
し、X軸が矩形形状の1辺に相当し、Y軸が矩形形状の
他の1辺に相当し、矩形形状を有する有効領域が第K象
限に位置すると仮定した場合、コーナー部の外側は、第
(K+2)象限に位置する。以下の説明においても同様
である。また、平面型表示装置の組立時に平面型表示装
置の内部空間と連通する無効領域の連通部とは、具体的
には、系外に連通した貫通孔が設けられた表示用パネル
あるいは第1パネル及び/又は第2パネルの部分を意味
する。貫通孔は、第1パネル及び/又は第2パネルに取
り付けられた排気管と連通していることが好ましい。連
通部の数は1つに限定されず、複数設けてもよい。以下
の説明においても同様である。
【0020】本発明の第1の態様に係る表示用パネルあ
るいは平面型表示装置においては、無効領域の連通部と
有効領域との間に位置する(第1の)基板の部分、好ま
しくは、無効領域に相当する(第1の)基板の部分に、
ダミー隔壁が形成されているが故に、平面型表示装置の
組立時に平面型表示装置の内部空間におけるガスの流れ
を規制することができる結果、表示用パネルあるいは第
1パネル及び第2パネルに汚染が発生し難くなる。
るいは平面型表示装置においては、無効領域の連通部と
有効領域との間に位置する(第1の)基板の部分、好ま
しくは、無効領域に相当する(第1の)基板の部分に、
ダミー隔壁が形成されているが故に、平面型表示装置の
組立時に平面型表示装置の内部空間におけるガスの流れ
を規制することができる結果、表示用パネルあるいは第
1パネル及び第2パネルに汚染が発生し難くなる。
【0021】上記の第1の目的を達成するための本発明
の第2の態様に係る表示用パネルは、基板と、該基板上
に形成された隔壁及びダミー隔壁とを備え、表示を行う
ための有効領域、及び、有効領域の外周部に配置され、
有効領域を取り囲む無効領域を有し、該有効領域は、対
向する2辺が第1の方向に延び、対向する他の2辺が第
2の方向に延びる矩形形状を有し、有効領域に相当する
基板の部分にはストライプ状の複数の該隔壁が形成され
た、平面型表示装置を構成するための表示用パネルであ
って、平面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内部
空間と連通する無効領域の連通部が、該矩形形状のコー
ナー部の外側に位置し、無効領域の該連通部と有効領域
との間に位置する基板の部分には、第1の方向に延びる
第1のダミー隔壁、及び、第2の方向に延び、該第1の
ダミー隔壁と連続した第2のダミー隔壁から成るダミー
隔壁が形成されていることを特徴とする。
の第2の態様に係る表示用パネルは、基板と、該基板上
に形成された隔壁及びダミー隔壁とを備え、表示を行う
ための有効領域、及び、有効領域の外周部に配置され、
有効領域を取り囲む無効領域を有し、該有効領域は、対
向する2辺が第1の方向に延び、対向する他の2辺が第
2の方向に延びる矩形形状を有し、有効領域に相当する
基板の部分にはストライプ状の複数の該隔壁が形成され
た、平面型表示装置を構成するための表示用パネルであ
って、平面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内部
空間と連通する無効領域の連通部が、該矩形形状のコー
ナー部の外側に位置し、無効領域の該連通部と有効領域
との間に位置する基板の部分には、第1の方向に延びる
第1のダミー隔壁、及び、第2の方向に延び、該第1の
ダミー隔壁と連続した第2のダミー隔壁から成るダミー
隔壁が形成されていることを特徴とする。
【0022】上記の第1の目的を達成するための本発明
の第2の態様に係る平面型表示装置は、(1)第1の基
板と、該第1の基板上に形成された隔壁及びダミー隔壁
とを備えた第1パネル、並びに、(2)第2の基板を備
えた第2パネル、から構成され、表示を行うための有効
領域、及び、有効領域の外周部に配置され、有効領域を
取り囲む無効領域を有し、該有効領域は、対向する2辺
が第1の方向に延び、対向する他の2辺が第2の方向に
延びる矩形形状を有し、有効領域に相当する第1の基板
の領域には、ストライプ状の複数の該隔壁が形成され、
第1の基板の外縁部と第2の基板の外縁部とが接合され
た平面型表示装置であって、平面型表示装置の組立時に
平面型表示装置の内部空間と連通する無効領域の連通部
が、該矩形形状のコーナー部の外側に位置し、無効領域
の該連通部と有効領域との間に位置する第1の基板の部
分には、第1の方向に延びる第1のダミー隔壁、及び、
第2の方向に延び、該第1のダミー隔壁と連続した第2
のダミー隔壁から成るダミー隔壁が形成されていること
を特徴とする。
の第2の態様に係る平面型表示装置は、(1)第1の基
板と、該第1の基板上に形成された隔壁及びダミー隔壁
とを備えた第1パネル、並びに、(2)第2の基板を備
えた第2パネル、から構成され、表示を行うための有効
領域、及び、有効領域の外周部に配置され、有効領域を
取り囲む無効領域を有し、該有効領域は、対向する2辺
が第1の方向に延び、対向する他の2辺が第2の方向に
延びる矩形形状を有し、有効領域に相当する第1の基板
の領域には、ストライプ状の複数の該隔壁が形成され、
第1の基板の外縁部と第2の基板の外縁部とが接合され
た平面型表示装置であって、平面型表示装置の組立時に
平面型表示装置の内部空間と連通する無効領域の連通部
が、該矩形形状のコーナー部の外側に位置し、無効領域
の該連通部と有効領域との間に位置する第1の基板の部
分には、第1の方向に延びる第1のダミー隔壁、及び、
第2の方向に延び、該第1のダミー隔壁と連続した第2
のダミー隔壁から成るダミー隔壁が形成されていること
を特徴とする。
【0023】本発明の第2の態様に係る表示用パネルあ
るいは平面型表示装置において、第1のダミー隔壁及び
第2のダミー隔壁全体の平面形状は「L」字状である。
第1の方向に延びる前記矩形形状の辺の長さをL1、第
2の方向に延びる該矩形形状の辺の長さをL2(但し、
L1≦L2)としたとき、第1のダミー隔壁の長さ及び第
2のダミー隔壁の長さを、それぞれ、L1/4以上とす
ることが好ましい。あるいは又、第1のダミー隔壁の長
さ及び第2のダミー隔壁の長さを、それぞれ、1cm以
上とすることが好ましい。ダミー隔壁の数は、1であっ
ても、2以上であってもよい。
るいは平面型表示装置において、第1のダミー隔壁及び
第2のダミー隔壁全体の平面形状は「L」字状である。
第1の方向に延びる前記矩形形状の辺の長さをL1、第
2の方向に延びる該矩形形状の辺の長さをL2(但し、
L1≦L2)としたとき、第1のダミー隔壁の長さ及び第
2のダミー隔壁の長さを、それぞれ、L1/4以上とす
ることが好ましい。あるいは又、第1のダミー隔壁の長
さ及び第2のダミー隔壁の長さを、それぞれ、1cm以
上とすることが好ましい。ダミー隔壁の数は、1であっ
ても、2以上であってもよい。
【0024】本発明の第2の態様に係る表示用パネルあ
るいは平面型表示装置においては、無効領域の連通部と
有効領域との間に位置する(第1の)基板の部分、好ま
しくは、無効領域に相当する(第1の)基板の部分に、
第1のダミー隔壁と第2のダミー隔壁が形成されている
が故に、平面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内
部空間におけるガスの流れを規制することができる結
果、表示用パネルあるいは第1パネル及び第2パネルに
汚染が発生し難くなる。
るいは平面型表示装置においては、無効領域の連通部と
有効領域との間に位置する(第1の)基板の部分、好ま
しくは、無効領域に相当する(第1の)基板の部分に、
第1のダミー隔壁と第2のダミー隔壁が形成されている
が故に、平面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内
部空間におけるガスの流れを規制することができる結
果、表示用パネルあるいは第1パネル及び第2パネルに
汚染が発生し難くなる。
【0025】本発明の第1の態様若しくは第2の態様に
係る表示用パネルあるいは平面型表示装置においては、
隔壁の幅をd、ダミー隔壁あるいは第1及び第2のダミ
ー隔壁の幅をdDとしたとき、d≦dD≦2dを満足する
ことが望ましい。隔壁の幅dに比較して、ダミー隔壁あ
るいは第1及び第2のダミー隔壁の幅dDが広すぎる場
合、隔壁、ダミー隔壁あるいは第1及び第2のダミー隔
壁の形成時のこれらの熱収縮に差が生じる結果、最終的
に形成される隔壁の高さと、ダミー隔壁あるいは第1及
び第2のダミー隔壁の高さに差異が生じたり、ダミー隔
壁あるいは第1及び第2のダミー隔壁に大きな応力が残
存する虞がある。尚、隔壁の幅、ダミー隔壁あるいは第
1及び第2のダミー隔壁の幅は、(第1の)基板と接す
る部分の幅とする。以下においても同様である。また、
「幅」とは、隔壁、ダミー隔壁あるいは第1及び第2の
ダミー隔壁の延びる方向と直角の方向であって、且つ、
これらの高さ方向と直角の方向に沿った隔壁、ダミー隔
壁あるいは第1及び第2のダミー隔壁の長さを意味す
る。以下においても同様である。
係る表示用パネルあるいは平面型表示装置においては、
隔壁の幅をd、ダミー隔壁あるいは第1及び第2のダミ
ー隔壁の幅をdDとしたとき、d≦dD≦2dを満足する
ことが望ましい。隔壁の幅dに比較して、ダミー隔壁あ
るいは第1及び第2のダミー隔壁の幅dDが広すぎる場
合、隔壁、ダミー隔壁あるいは第1及び第2のダミー隔
壁の形成時のこれらの熱収縮に差が生じる結果、最終的
に形成される隔壁の高さと、ダミー隔壁あるいは第1及
び第2のダミー隔壁の高さに差異が生じたり、ダミー隔
壁あるいは第1及び第2のダミー隔壁に大きな応力が残
存する虞がある。尚、隔壁の幅、ダミー隔壁あるいは第
1及び第2のダミー隔壁の幅は、(第1の)基板と接す
る部分の幅とする。以下においても同様である。また、
「幅」とは、隔壁、ダミー隔壁あるいは第1及び第2の
ダミー隔壁の延びる方向と直角の方向であって、且つ、
これらの高さ方向と直角の方向に沿った隔壁、ダミー隔
壁あるいは第1及び第2のダミー隔壁の長さを意味す
る。以下においても同様である。
【0026】上記の第1及び第2の目的を達成するため
の本発明の第3の態様に係る表示用パネルは、基板と、
該基板上に形成された隔壁、第1の保護隔壁及び第2の
保護隔壁とを備え、表示を行うための有効領域、及び、
有効領域の外周部に配置され、有効領域を取り囲む無効
領域を有し、該有効領域は、対向する2辺が第1の方向
に延び、対向する他の2辺が第2の方向に延びる矩形形
状を有し、有効領域に相当する基板の部分にはストライ
プ状の複数の該隔壁が形成された、平面型表示装置を構
成するための表示用パネルであって、無効領域に相当す
る基板の部分には、矩形形状の有効領域を取り囲むよう
に、第1の方向に延びる第1の保護隔壁、及び、第2の
方向に延びる第2の保護隔壁が形成されており、平面型
表示装置の組立時に平面型表示装置の内部空間と連通す
る無効領域の連通部が、該矩形形状のコーナー部の外側
に位置し、無効領域の該連通部と有効領域との間に位置
する基板の部分には、第1の保護隔壁と第2の保護隔壁
とが連続して形成されており、無効領域の連通部が存在
しない該矩形形状のコーナー部の外側に位置する基板の
部分に形成された第1の保護隔壁と第2の保護隔壁との
間には隙間が開いていることを特徴とする。
の本発明の第3の態様に係る表示用パネルは、基板と、
該基板上に形成された隔壁、第1の保護隔壁及び第2の
保護隔壁とを備え、表示を行うための有効領域、及び、
有効領域の外周部に配置され、有効領域を取り囲む無効
領域を有し、該有効領域は、対向する2辺が第1の方向
に延び、対向する他の2辺が第2の方向に延びる矩形形
状を有し、有効領域に相当する基板の部分にはストライ
プ状の複数の該隔壁が形成された、平面型表示装置を構
成するための表示用パネルであって、無効領域に相当す
る基板の部分には、矩形形状の有効領域を取り囲むよう
に、第1の方向に延びる第1の保護隔壁、及び、第2の
方向に延びる第2の保護隔壁が形成されており、平面型
表示装置の組立時に平面型表示装置の内部空間と連通す
る無効領域の連通部が、該矩形形状のコーナー部の外側
に位置し、無効領域の該連通部と有効領域との間に位置
する基板の部分には、第1の保護隔壁と第2の保護隔壁
とが連続して形成されており、無効領域の連通部が存在
しない該矩形形状のコーナー部の外側に位置する基板の
部分に形成された第1の保護隔壁と第2の保護隔壁との
間には隙間が開いていることを特徴とする。
【0027】上記の第1及び第2の目的を達成するため
の本発明の第3の態様に係る平面型表示装置は、(1)
第1の基板と、該第1の基板上に形成された隔壁、第1
の保護隔壁及び第2の保護隔壁とを備えた第1パネル、
並びに、(2)第2の基板を備えた第2パネル、から構
成され、表示を行うための有効領域、及び、有効領域の
外周部に配置され、有効領域を取り囲む無効領域を有
し、該有効領域は、対向する2辺が第1の方向に延び、
対向する他の2辺が第2の方向に延びる矩形形状を有
し、有効領域に相当する第1の基板の領域には、ストラ
イプ状の複数の該隔壁が形成され、第1の基板の外縁部
と第2の基板の外縁部とが接合された平面型表示装置で
あって、無効領域に相当する第1の基板の部分には、矩
形形状の有効領域を取り囲むように、第1の方向に延び
る第1の保護隔壁、及び、第2の方向に延びる第2の保
護隔壁が形成されており、平面型表示装置の組立時に平
面型表示装置の内部空間と連通する無効領域の連通部
が、該矩形形状のコーナー部の外側に位置し、無効領域
の該連通部と有効領域との間に位置する第1の基板の部
分には、第1の保護隔壁と第2の保護隔壁とが連続して
形成されており、無効領域の連通部が存在しない該矩形
形状のコーナー部の外側に位置する第1の基板の部分に
形成された第1の保護隔壁と第2の保護隔壁との間には
隙間が開いていることを特徴とする。
の本発明の第3の態様に係る平面型表示装置は、(1)
第1の基板と、該第1の基板上に形成された隔壁、第1
の保護隔壁及び第2の保護隔壁とを備えた第1パネル、
並びに、(2)第2の基板を備えた第2パネル、から構
成され、表示を行うための有効領域、及び、有効領域の
外周部に配置され、有効領域を取り囲む無効領域を有
し、該有効領域は、対向する2辺が第1の方向に延び、
対向する他の2辺が第2の方向に延びる矩形形状を有
し、有効領域に相当する第1の基板の領域には、ストラ
イプ状の複数の該隔壁が形成され、第1の基板の外縁部
と第2の基板の外縁部とが接合された平面型表示装置で
あって、無効領域に相当する第1の基板の部分には、矩
形形状の有効領域を取り囲むように、第1の方向に延び
る第1の保護隔壁、及び、第2の方向に延びる第2の保
護隔壁が形成されており、平面型表示装置の組立時に平
面型表示装置の内部空間と連通する無効領域の連通部
が、該矩形形状のコーナー部の外側に位置し、無効領域
の該連通部と有効領域との間に位置する第1の基板の部
分には、第1の保護隔壁と第2の保護隔壁とが連続して
形成されており、無効領域の連通部が存在しない該矩形
形状のコーナー部の外側に位置する第1の基板の部分に
形成された第1の保護隔壁と第2の保護隔壁との間には
隙間が開いていることを特徴とする。
【0028】本発明の第3の態様に係る表示用パネルあ
るいは平面型表示装置においては、無効領域の連通部と
有効領域との間に位置する(第1の)基板の部分、好ま
しくは、無効領域に相当する(第1の)基板の部分に、
第1の保護隔壁と第2の保護隔壁とが連続して形成され
ているが故に、平面型表示装置の組立時に平面型表示装
置の内部空間におけるガスの流れを規制することができ
る結果、表示用パネルあるいは第1パネル及び第2パネ
ルに汚染が発生し難くなる。
るいは平面型表示装置においては、無効領域の連通部と
有効領域との間に位置する(第1の)基板の部分、好ま
しくは、無効領域に相当する(第1の)基板の部分に、
第1の保護隔壁と第2の保護隔壁とが連続して形成され
ているが故に、平面型表示装置の組立時に平面型表示装
置の内部空間におけるガスの流れを規制することができ
る結果、表示用パネルあるいは第1パネル及び第2パネ
ルに汚染が発生し難くなる。
【0029】しかも、無効領域に相当する(第1の)基
板の部分には、第1の保護隔壁及び第2の保護隔壁が形
成されているので、サンドブラスト法によって隔壁を形
成する場合であっても、これらの保護隔壁によって保護
され、隔壁に損傷が発生し難くなる。
板の部分には、第1の保護隔壁及び第2の保護隔壁が形
成されているので、サンドブラスト法によって隔壁を形
成する場合であっても、これらの保護隔壁によって保護
され、隔壁に損傷が発生し難くなる。
【0030】本発明の第3の態様に係る表示用パネルあ
るいは平面型表示装置においては、第1の方向に延びる
前記矩形形状の2辺のそれぞれと平行に延びる第1の保
護隔壁の数は、好ましくは2以上、一層好ましくは3乃
至5であり、第2の方向に延びる該矩形形状の2辺のそ
れぞれと平行に延びる第2の保護隔壁の数は、好ましく
は2以上、一層好ましくは3乃至5であることが望まし
い。第1及び第2の保護隔壁の数をこのように規定する
ことによって、隔壁をサンドブラスト法に基づき形成す
るとき、第1の保護隔壁及び第2の保護隔壁の一部に損
傷が発生しても、隔壁にまで損傷が発生することを確実
に防止することができる。
るいは平面型表示装置においては、第1の方向に延びる
前記矩形形状の2辺のそれぞれと平行に延びる第1の保
護隔壁の数は、好ましくは2以上、一層好ましくは3乃
至5であり、第2の方向に延びる該矩形形状の2辺のそ
れぞれと平行に延びる第2の保護隔壁の数は、好ましく
は2以上、一層好ましくは3乃至5であることが望まし
い。第1及び第2の保護隔壁の数をこのように規定する
ことによって、隔壁をサンドブラスト法に基づき形成す
るとき、第1の保護隔壁及び第2の保護隔壁の一部に損
傷が発生しても、隔壁にまで損傷が発生することを確実
に防止することができる。
【0031】上記の第1及び第2の目的を達成するため
の本発明の第4の態様に係る表示用パネルは、基板と、
該基板上に形成された隔壁、第1の保護隔壁及び第2の
保護隔壁とを備え、表示を行うための有効領域、及び、
有効領域の外周部に配置され、有効領域を取り囲む無効
領域を有し、該有効領域は、対向する2辺が第1の方向
に延び、対向する他の2辺が第2の方向に延びる矩形形
状を有し、有効領域に相当する基板の部分にはストライ
プ状の複数の該隔壁が形成された、平面型表示装置を構
成するための表示用パネルであって、無効領域に相当す
る基板の部分には、矩形形状の有効領域を取り囲むよう
に、第1の方向に延びるM本の第1の保護隔壁、及び、
第2の方向に延びるN本(但し、N=M−1又はM)の
第2の保護隔壁が形成されており、有効領域側から数え
て、第n本目(但し、1≦n≦M−1)の第1の保護隔
壁の端部と第n本目の第2の保護隔壁との間には隙間が
存在し、且つ、第n本目の第1の保護隔壁の延長線上に
は第n本目の第2の保護隔壁が存在し、第n本目の第2
の保護隔壁の端部と第(n+1)本目の第1の保護隔壁
との間には隙間が存在し、且つ、第n本目の第2の保護
隔壁の延長線上には第(n+1)本目の第1の保護隔壁
が存在することを特徴とする。
の本発明の第4の態様に係る表示用パネルは、基板と、
該基板上に形成された隔壁、第1の保護隔壁及び第2の
保護隔壁とを備え、表示を行うための有効領域、及び、
有効領域の外周部に配置され、有効領域を取り囲む無効
領域を有し、該有効領域は、対向する2辺が第1の方向
に延び、対向する他の2辺が第2の方向に延びる矩形形
状を有し、有効領域に相当する基板の部分にはストライ
プ状の複数の該隔壁が形成された、平面型表示装置を構
成するための表示用パネルであって、無効領域に相当す
る基板の部分には、矩形形状の有効領域を取り囲むよう
に、第1の方向に延びるM本の第1の保護隔壁、及び、
第2の方向に延びるN本(但し、N=M−1又はM)の
第2の保護隔壁が形成されており、有効領域側から数え
て、第n本目(但し、1≦n≦M−1)の第1の保護隔
壁の端部と第n本目の第2の保護隔壁との間には隙間が
存在し、且つ、第n本目の第1の保護隔壁の延長線上に
は第n本目の第2の保護隔壁が存在し、第n本目の第2
の保護隔壁の端部と第(n+1)本目の第1の保護隔壁
との間には隙間が存在し、且つ、第n本目の第2の保護
隔壁の延長線上には第(n+1)本目の第1の保護隔壁
が存在することを特徴とする。
【0032】上記の第1及び第2の目的を達成するため
の本発明の第4の態様に係る平面型表示装置は、(1)
第1の基板と、該第1の基板上に形成された隔壁、第1
の保護隔壁及び第2の保護隔壁とを備えた第1パネル、
並びに、(2)第2の基板を備えた第2パネル、から構
成され、表示を行うための有効領域、及び、有効領域の
外周部に配置され、有効領域を取り囲む無効領域を有
し、該有効領域は、対向する2辺が第1の方向に延び、
対向する他の2辺が第2の方向に延びる矩形形状を有
し、有効領域に相当する第1の基板の領域には、ストラ
イプ状の複数の該隔壁が形成され、第1の基板の外縁部
と第2の基板の外縁部とが接合された平面型表示装置で
あって、無効領域に対応する第1の基板には、矩形形状
の有効領域を取り囲むように、第1の方向に延びるM本
の第1の保護隔壁、及び、第2の方向に延びるN本(但
し、N=M−1又はM)の第2の保護隔壁が形成されて
おり、有効領域側から数えて、第n本目(但し、1≦n
≦M−1)の第1の保護隔壁の端部と第n本目の第2の
保護隔壁との間には隙間が存在し、且つ、第n本目の第
1の保護隔壁の延長線上には第n本目の第2の保護隔壁
が存在し、第n本目の第2の保護隔壁の端部と第(n+
1)本目の第1の保護隔壁との間には隙間が存在し、且
つ、第n本目の第2の保護隔壁の延長線上には第(n+
1)本目の第1の保護隔壁が存在することを特徴とす
る。
の本発明の第4の態様に係る平面型表示装置は、(1)
第1の基板と、該第1の基板上に形成された隔壁、第1
の保護隔壁及び第2の保護隔壁とを備えた第1パネル、
並びに、(2)第2の基板を備えた第2パネル、から構
成され、表示を行うための有効領域、及び、有効領域の
外周部に配置され、有効領域を取り囲む無効領域を有
し、該有効領域は、対向する2辺が第1の方向に延び、
対向する他の2辺が第2の方向に延びる矩形形状を有
し、有効領域に相当する第1の基板の領域には、ストラ
イプ状の複数の該隔壁が形成され、第1の基板の外縁部
と第2の基板の外縁部とが接合された平面型表示装置で
あって、無効領域に対応する第1の基板には、矩形形状
の有効領域を取り囲むように、第1の方向に延びるM本
の第1の保護隔壁、及び、第2の方向に延びるN本(但
し、N=M−1又はM)の第2の保護隔壁が形成されて
おり、有効領域側から数えて、第n本目(但し、1≦n
≦M−1)の第1の保護隔壁の端部と第n本目の第2の
保護隔壁との間には隙間が存在し、且つ、第n本目の第
1の保護隔壁の延長線上には第n本目の第2の保護隔壁
が存在し、第n本目の第2の保護隔壁の端部と第(n+
1)本目の第1の保護隔壁との間には隙間が存在し、且
つ、第n本目の第2の保護隔壁の延長線上には第(n+
1)本目の第1の保護隔壁が存在することを特徴とす
る。
【0033】本発明の第4の態様に係る表示用パネルあ
るいは平面型表示装置においては、平面型表示装置の組
立時に平面型表示装置の内部空間と連通する無効領域の
連通部は、矩形形状の辺の外側に位置していてもよい
し、コーナー部の外側に位置していてもよい。
るいは平面型表示装置においては、平面型表示装置の組
立時に平面型表示装置の内部空間と連通する無効領域の
連通部は、矩形形状の辺の外側に位置していてもよい
し、コーナー部の外側に位置していてもよい。
【0034】本発明の第4の態様に係る表示用パネルあ
るいは平面型表示装置においては、第1の保護隔壁の端
部及び第2の保護隔壁の端部によって、一種の迷路が構
成されている。これによって、平面型表示装置の組立時
に平面型表示装置の内部空間におけるガスの流れを規制
することができる結果、表示用パネルあるいは第1パネ
ル及び第2パネルに汚染が発生し難くなる。
るいは平面型表示装置においては、第1の保護隔壁の端
部及び第2の保護隔壁の端部によって、一種の迷路が構
成されている。これによって、平面型表示装置の組立時
に平面型表示装置の内部空間におけるガスの流れを規制
することができる結果、表示用パネルあるいは第1パネ
ル及び第2パネルに汚染が発生し難くなる。
【0035】しかも、無効領域に相当する(第1の)基
板の部分には、第1の保護隔壁及び第2の保護隔壁が形
成されているので、サンドブラスト法によって隔壁を形
成する場合であっても、これらの保護隔壁によって保護
され、隔壁に損傷が発生し難くなる。
板の部分には、第1の保護隔壁及び第2の保護隔壁が形
成されているので、サンドブラスト法によって隔壁を形
成する場合であっても、これらの保護隔壁によって保護
され、隔壁に損傷が発生し難くなる。
【0036】本発明の第4の態様に係る表示用パネルあ
るいは平面型表示装置においては、Mの値は3以上5以
下であることが好ましい。Mの値を3以上とすることに
よって、隔壁をサンドブラスト法に基づき形成すると
き、第1の保護隔壁及び第2の保護隔壁の一部に損傷が
発生しても、隔壁にまで損傷が発生することを確実に防
止することができる。尚、Mの値を5以下としても、隔
壁にまで損傷が発生することを確実に防止することがで
きる。
るいは平面型表示装置においては、Mの値は3以上5以
下であることが好ましい。Mの値を3以上とすることに
よって、隔壁をサンドブラスト法に基づき形成すると
き、第1の保護隔壁及び第2の保護隔壁の一部に損傷が
発生しても、隔壁にまで損傷が発生することを確実に防
止することができる。尚、Mの値を5以下としても、隔
壁にまで損傷が発生することを確実に防止することがで
きる。
【0037】本発明の第3の態様若しくは第4の態様に
係る表示用パネルあるいは平面型表示装置においては、
隔壁の幅をd、第1の保護隔壁の幅をd1、第2の保護
隔壁の幅をd2としたとき、d≦d1≦2d及びd≦d2
≦2dを満足することが望ましい。隔壁の幅dに比較し
て、第1の保護隔壁の幅d1、第2の保護隔壁の幅d2が
広すぎる場合、隔壁と第1及び第2の保護隔壁の形成時
のこれらの熱収縮に差が生じる結果、最終的に形成され
る隔壁の高さと、第1の保護隔壁や第2の保護隔壁の高
さに差異が生じたり、第1の保護隔壁あるいは第2の保
護隔壁に大きな応力が残存する虞がある。
係る表示用パネルあるいは平面型表示装置においては、
隔壁の幅をd、第1の保護隔壁の幅をd1、第2の保護
隔壁の幅をd2としたとき、d≦d1≦2d及びd≦d2
≦2dを満足することが望ましい。隔壁の幅dに比較し
て、第1の保護隔壁の幅d1、第2の保護隔壁の幅d2が
広すぎる場合、隔壁と第1及び第2の保護隔壁の形成時
のこれらの熱収縮に差が生じる結果、最終的に形成され
る隔壁の高さと、第1の保護隔壁や第2の保護隔壁の高
さに差異が生じたり、第1の保護隔壁あるいは第2の保
護隔壁に大きな応力が残存する虞がある。
【0038】本発明の表示用パネルあるいは平面型表示
装置においては、第3の態様と第4の態様を組み合わせ
ることもできる。即ち、無効領域の連通部と有効領域と
の間に位置する(第1の)基板の部分に第1の保護隔壁
と第2の保護隔壁とを連続して形成し、無効領域の連通
部が存在しない矩形形状のコーナー部の外側に位置する
(第1の)基板の部分に、第1の保護隔壁の端部及び第
2の保護隔壁の端部によって、上述した一種の迷路を構
成することもできる。
装置においては、第3の態様と第4の態様を組み合わせ
ることもできる。即ち、無効領域の連通部と有効領域と
の間に位置する(第1の)基板の部分に第1の保護隔壁
と第2の保護隔壁とを連続して形成し、無効領域の連通
部が存在しない矩形形状のコーナー部の外側に位置する
(第1の)基板の部分に、第1の保護隔壁の端部及び第
2の保護隔壁の端部によって、上述した一種の迷路を構
成することもできる。
【0039】本発明の第1の態様〜第4の態様に係る表
示用パネルを、例えば、直流駆動型(DC型)あるいは
交流駆動型(AC型)のプラズマ表示装置(PDP)、
冷陰極電界電子放出表示装置(FED)、プラズマ・ア
ドレス・液晶表示装置(PALC)に適用することがで
きる。また、本発明の第1の態様〜第4の態様に係る平
面型表示装置として、例えば、直流駆動型(DC型)あ
るいは交流駆動型(AC型)のプラズマ表示装置(PD
P)、冷陰極電界電子放出表示装置(FED)、プラズ
マ・アドレス・液晶表示装置(PALC)を挙げること
ができる。
示用パネルを、例えば、直流駆動型(DC型)あるいは
交流駆動型(AC型)のプラズマ表示装置(PDP)、
冷陰極電界電子放出表示装置(FED)、プラズマ・ア
ドレス・液晶表示装置(PALC)に適用することがで
きる。また、本発明の第1の態様〜第4の態様に係る平
面型表示装置として、例えば、直流駆動型(DC型)あ
るいは交流駆動型(AC型)のプラズマ表示装置(PD
P)、冷陰極電界電子放出表示装置(FED)、プラズ
マ・アドレス・液晶表示装置(PALC)を挙げること
ができる。
【0040】本発明の第1の態様〜第4の態様に係る表
示用パネルあるいは平面型表示装置(以下、これらを、
単に、本発明の表示用パネルあるいは平面型表示装置と
総称する場合がある)においては、ストライプ状の隔壁
は直線状に延びていてもよいし、所謂ミアンダ構造を有
していてもよい。場合によっては、井桁状に隔壁が形成
されていてもよい。
示用パネルあるいは平面型表示装置(以下、これらを、
単に、本発明の表示用パネルあるいは平面型表示装置と
総称する場合がある)においては、ストライプ状の隔壁
は直線状に延びていてもよいし、所謂ミアンダ構造を有
していてもよい。場合によっては、井桁状に隔壁が形成
されていてもよい。
【0041】本発明の表示用パネルあるいは平面型表示
装置における隔壁、ダミー隔壁、保護隔壁を構成する材
料として、従来公知の絶縁材料を使用することができ、
例えば広く用いられている低融点ガラスにアルミナ等の
金属酸化物を混合した材料(低融点ガラスペーストと呼
ぶ)を例示することができる。尚、隔壁を黒くすること
により、所謂ブラック・マトリックスを形成し、表示画
面の高コントラスト化を図ることができる。隔壁を黒く
する方法として、黒色に着色された低融点ガラスペース
トを用いて隔壁を形成する方法を例示することができ
る。尚、本発明の表示用パネルあるいは平面型表示装置
における隔壁、ダミー隔壁、保護隔壁は、基板あるいは
第1の基板に形成されているが、表示用パネルあるいは
平面型表示装置の構造に依存して、基板上あるいは第1
の基板上に直接形成されている場合もあるし、基板ある
いは第1の基板の上方に形成されている場合もある。
装置における隔壁、ダミー隔壁、保護隔壁を構成する材
料として、従来公知の絶縁材料を使用することができ、
例えば広く用いられている低融点ガラスにアルミナ等の
金属酸化物を混合した材料(低融点ガラスペーストと呼
ぶ)を例示することができる。尚、隔壁を黒くすること
により、所謂ブラック・マトリックスを形成し、表示画
面の高コントラスト化を図ることができる。隔壁を黒く
する方法として、黒色に着色された低融点ガラスペース
トを用いて隔壁を形成する方法を例示することができ
る。尚、本発明の表示用パネルあるいは平面型表示装置
における隔壁、ダミー隔壁、保護隔壁は、基板あるいは
第1の基板に形成されているが、表示用パネルあるいは
平面型表示装置の構造に依存して、基板上あるいは第1
の基板上に直接形成されている場合もあるし、基板ある
いは第1の基板の上方に形成されている場合もある。
【0042】本発明の第1若しくは第2の態様に係る表
示用パネルあるいは平面型表示装置における隔壁及びダ
ミー隔壁の形成方法として、スクリーン印刷法、ドライ
フィルム法(埋込法)、感光法を例示することができ
る。尚、場合によっては、サンドブラスト形成法を採用
することもできる。ここで、スクリーン印刷法とは、隔
壁を形成すべき部分に対応するスクリーンの部分に開口
部が形成されており、スクリーン上の隔壁形成用材料を
スキージを用いて開口部を通過させ、基板の上に隔壁形
成用材料層を形成した後、かかる隔壁形成用材料層を焼
成する方法である。ドライフィルム法(埋込法)とは、
基板上に感光性フィルム(ドライフィルム)をラミネー
トし、露光及び現像によって隔壁形成予定部位の感光性
フィルムを除去し、除去によって生じた開口部に隔壁形
成用材料層を埋め込み、焼成する方法である。感光性フ
ィルムは焼成によって燃焼、除去され、開口部に埋め込
まれた隔壁形成用材料層が残り、隔壁となる。感光法と
は、基板上に感光性を有する隔壁形成用材料層を形成
し、露光及び現像によって隔壁形成用材料層をパターニ
ングした後、焼成を行う方法である。サンドブラスト形
成法とは、例えば、スクリーン印刷やロールコーター、
ドクターブレード、ノズル吐出式コーター等を用いて、
基板等の上に隔壁形成用材料層を形成し、乾燥した後、
隔壁を形成すべき隔壁形成用材料層をマスク層で被覆
し、次いで、露出した隔壁形成用材料層の部分をサンド
ブラスト法によって除去する方法である。
示用パネルあるいは平面型表示装置における隔壁及びダ
ミー隔壁の形成方法として、スクリーン印刷法、ドライ
フィルム法(埋込法)、感光法を例示することができ
る。尚、場合によっては、サンドブラスト形成法を採用
することもできる。ここで、スクリーン印刷法とは、隔
壁を形成すべき部分に対応するスクリーンの部分に開口
部が形成されており、スクリーン上の隔壁形成用材料を
スキージを用いて開口部を通過させ、基板の上に隔壁形
成用材料層を形成した後、かかる隔壁形成用材料層を焼
成する方法である。ドライフィルム法(埋込法)とは、
基板上に感光性フィルム(ドライフィルム)をラミネー
トし、露光及び現像によって隔壁形成予定部位の感光性
フィルムを除去し、除去によって生じた開口部に隔壁形
成用材料層を埋め込み、焼成する方法である。感光性フ
ィルムは焼成によって燃焼、除去され、開口部に埋め込
まれた隔壁形成用材料層が残り、隔壁となる。感光法と
は、基板上に感光性を有する隔壁形成用材料層を形成
し、露光及び現像によって隔壁形成用材料層をパターニ
ングした後、焼成を行う方法である。サンドブラスト形
成法とは、例えば、スクリーン印刷やロールコーター、
ドクターブレード、ノズル吐出式コーター等を用いて、
基板等の上に隔壁形成用材料層を形成し、乾燥した後、
隔壁を形成すべき隔壁形成用材料層をマスク層で被覆
し、次いで、露出した隔壁形成用材料層の部分をサンド
ブラスト法によって除去する方法である。
【0043】また、本発明の第3若しくは第4の態様に
係る表示用パネルあるいは平面型表示装置において、隔
壁及び保護隔壁の形成方法として、スクリーン印刷法、
ドライフィルム法(埋込法)、感光法、サンドブラスト
形成法を例示することができるが、特に、サンドブラス
ト形成法を適用するとき、本発明の第3若しくは第4の
態様に係る表示用パネルあるいは平面型表示装置の特徴
を生かすことができる。
係る表示用パネルあるいは平面型表示装置において、隔
壁及び保護隔壁の形成方法として、スクリーン印刷法、
ドライフィルム法(埋込法)、感光法、サンドブラスト
形成法を例示することができるが、特に、サンドブラス
ト形成法を適用するとき、本発明の第3若しくは第4の
態様に係る表示用パネルあるいは平面型表示装置の特徴
を生かすことができる。
【0044】基板、第1の基板、第2の基板(以下、こ
れらを総称して基板等と呼ぶ)の構成材料として、高歪
点ガラス、ソーダガラス(Na2O・CaO・Si
O2)、硼珪酸ガラス(Na2O・B2O3・SiO2)、
フォルステライト(2MgO・SiO2)、鉛ガラス
(Na2O・PbO・SiO2)を例示することができ
る。第1の基板と第2の基板の構成材料は、同じであっ
ても異なっていてもよい。基板等の外形形状として、矩
形形状を挙げることができる。
れらを総称して基板等と呼ぶ)の構成材料として、高歪
点ガラス、ソーダガラス(Na2O・CaO・Si
O2)、硼珪酸ガラス(Na2O・B2O3・SiO2)、
フォルステライト(2MgO・SiO2)、鉛ガラス
(Na2O・PbO・SiO2)を例示することができ
る。第1の基板と第2の基板の構成材料は、同じであっ
ても異なっていてもよい。基板等の外形形状として、矩
形形状を挙げることができる。
【0045】基板等の外形形状が矩形形状の場合、スト
ライプ状の複数の隔壁は、基板等の辺と平行に延びてい
ることが好ましい。尚、隔壁がミアンダ構造を有してい
る場合にも、隔壁全体としては、基板等の辺と平行に延
びていることが好ましい。また、本発明の表示用パネル
若しくは平面型表示装置において、有効領域が、対向す
る2辺が第1の方向に延び、対向する他の2辺が第2の
方向に延びる矩形形状を有する場合、隔壁の延びる方向
は、第1の方法あるいは第2の方向とすることが好まし
い。
ライプ状の複数の隔壁は、基板等の辺と平行に延びてい
ることが好ましい。尚、隔壁がミアンダ構造を有してい
る場合にも、隔壁全体としては、基板等の辺と平行に延
びていることが好ましい。また、本発明の表示用パネル
若しくは平面型表示装置において、有効領域が、対向す
る2辺が第1の方向に延び、対向する他の2辺が第2の
方向に延びる矩形形状を有する場合、隔壁の延びる方向
は、第1の方法あるいは第2の方向とすることが好まし
い。
【0046】第1の基板の外縁部と第2の基板の外縁部
との接合は、例えば、フリットガラスを用いて行うこと
ができる。第1パネルのその他の構成要素、及び、第2
の基板のその他の構成要素は、平面型表示装置の構成要
素に依存する。これらの構成要素については後述する。
場合によっては、第2パネルにも隔壁を設け、更に、ダ
ミー隔壁や保護隔壁を設けてもよく、この場合、第1パ
ネルに設けられたダミー隔壁や保護隔壁の頂面と、第2
パネルに設けられたダミー隔壁や保護隔壁の頂面が当接
することが望ましい。
との接合は、例えば、フリットガラスを用いて行うこと
ができる。第1パネルのその他の構成要素、及び、第2
の基板のその他の構成要素は、平面型表示装置の構成要
素に依存する。これらの構成要素については後述する。
場合によっては、第2パネルにも隔壁を設け、更に、ダ
ミー隔壁や保護隔壁を設けてもよく、この場合、第1パ
ネルに設けられたダミー隔壁や保護隔壁の頂面と、第2
パネルに設けられたダミー隔壁や保護隔壁の頂面が当接
することが望ましい。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。尚、以下の説明において、表示用パネル
及び第1パネルを総称して第1パネルと呼び、表示用パ
ネルを構成する基板及び第1パネルを構成する第1の基
板を総称して第1の基板と呼ぶ場合がある。
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。尚、以下の説明において、表示用パネル
及び第1パネルを総称して第1パネルと呼び、表示用パ
ネルを構成する基板及び第1パネルを構成する第1の基
板を総称して第1の基板と呼ぶ場合がある。
【0048】(実施の形態1)実施の形態1は、本発明
の第1の態様に係る表示用パネル及び平面型表示装置に
関する。実施の形態1における平面型表示装置を交流駆
動型プラズマ表示装置とした。図1及び図2に、第1パ
ネル10の模式的な平面図を示す。尚、図1及び図2に
は、第1パネル10を構成する構成要素の内、第1の基
板11、隔壁14、貫通孔16、ダミー隔壁41のみを
表示し、他の構成要素の図示は省略した。
の第1の態様に係る表示用パネル及び平面型表示装置に
関する。実施の形態1における平面型表示装置を交流駆
動型プラズマ表示装置とした。図1及び図2に、第1パ
ネル10の模式的な平面図を示す。尚、図1及び図2に
は、第1パネル10を構成する構成要素の内、第1の基
板11、隔壁14、貫通孔16、ダミー隔壁41のみを
表示し、他の構成要素の図示は省略した。
【0049】実施の形態1の第1パネル(表示用パネ
ル)10は、第1の基板11と、第1の基板11上に形
成された隔壁14及びダミー隔壁41とを備えている。
そして、表示用パネルあるいは平面型表示装置は、表示
を行うための有効領域31、及び、有効領域31の外周
部に配置され、有効領域31を取り囲む無効領域32を
有する。図においては、有効領域31を点線で囲んだ。
また、無効領域32は、点線と一点鎖線で囲まれた領域
である。有効領域31に相当する第1の基板11の部分
にはストライプ状の複数の隔壁14が形成されている。
平面型表示装置にあっては、第1の基板11の外縁部
(無効領域32よりも外側の領域)と第2の基板21の
外縁部(無効領域32よりも外側の領域)とが、フリッ
トガラス(図示せず)によって接合されている。実施の
形態1における有効領域31は、対向する2辺が第1の
方向(図の左右方向であり、X方向と呼ぶ)に延び、対
向する他の2辺が第2の方向(図の上下方向であり、Y
方向と呼ぶ)に延びる矩形形状を有する。複数のストラ
イプ状の隔壁14はY方向に延びている。図1〜図7及
び図10に示す例においては、有効領域31の矩形形状
(図において点線の部分)のX方向の1辺の長さを1
0.6cm、Y方向の1辺の長さを8.9cmとし、無
効領域32の矩形形状(図において一点鎖線の部分)の
X方向の1辺の長さを12cm、Y方向の1辺の長さを
15cmとした。また、図8及び図9においては、有効
領域31の矩形形状(図において点線の部分)のY方向
の1辺の長さを10.6cm、X方向の1辺の長さを
8.9cmとし、無効領域32の矩形形状(図において
一点鎖線の部分)のY方向の1辺の長さを12cm、X
方向の1辺の長さを15cmとした。第1パネルの以上
に説明した構成は、ダミー隔壁41を除き、以下の各実
施の形態においても同様である。
ル)10は、第1の基板11と、第1の基板11上に形
成された隔壁14及びダミー隔壁41とを備えている。
そして、表示用パネルあるいは平面型表示装置は、表示
を行うための有効領域31、及び、有効領域31の外周
部に配置され、有効領域31を取り囲む無効領域32を
有する。図においては、有効領域31を点線で囲んだ。
また、無効領域32は、点線と一点鎖線で囲まれた領域
である。有効領域31に相当する第1の基板11の部分
にはストライプ状の複数の隔壁14が形成されている。
平面型表示装置にあっては、第1の基板11の外縁部
(無効領域32よりも外側の領域)と第2の基板21の
外縁部(無効領域32よりも外側の領域)とが、フリッ
トガラス(図示せず)によって接合されている。実施の
形態1における有効領域31は、対向する2辺が第1の
方向(図の左右方向であり、X方向と呼ぶ)に延び、対
向する他の2辺が第2の方向(図の上下方向であり、Y
方向と呼ぶ)に延びる矩形形状を有する。複数のストラ
イプ状の隔壁14はY方向に延びている。図1〜図7及
び図10に示す例においては、有効領域31の矩形形状
(図において点線の部分)のX方向の1辺の長さを1
0.6cm、Y方向の1辺の長さを8.9cmとし、無
効領域32の矩形形状(図において一点鎖線の部分)の
X方向の1辺の長さを12cm、Y方向の1辺の長さを
15cmとした。また、図8及び図9においては、有効
領域31の矩形形状(図において点線の部分)のY方向
の1辺の長さを10.6cm、X方向の1辺の長さを
8.9cmとし、無効領域32の矩形形状(図において
一点鎖線の部分)のY方向の1辺の長さを12cm、X
方向の1辺の長さを15cmとした。第1パネルの以上
に説明した構成は、ダミー隔壁41を除き、以下の各実
施の形態においても同様である。
【0050】実施の形態1における第1パネル10にあ
っては、平面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内
部空間と連通する無効領域32の連通部32A(具体的
には、第1の基板11に設けられた貫通孔16)と有効
領域31との間に位置する第1の基板11の部分(無効
領域32内に位置する)に、ダミー隔壁41が形成され
ている。実施の形態1においては、ダミー隔壁41の本
数を1としたが、平行に配置された複数のダミー隔壁と
することもできる。図1に示した例においては、無効領
域32の連通部32Aは、矩形形状の第1の方向(X方
向)に延びる1辺の外側に位置している。一方、図2に
示した例においては、無効領域32の連通部32Aは、
矩形形状の第2の方向(Y方向)に延びる1辺の外側に
位置している。ダミー隔壁41は直線状であり、ダミー
隔壁41の長さを8.9cmとした。また、隔壁14の
平均幅dを0.05mm、ダミー隔壁41の平均幅dD
を0.05mm、隔壁14及びダミー隔壁41の平均高
さを0.13mmとした。
っては、平面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内
部空間と連通する無効領域32の連通部32A(具体的
には、第1の基板11に設けられた貫通孔16)と有効
領域31との間に位置する第1の基板11の部分(無効
領域32内に位置する)に、ダミー隔壁41が形成され
ている。実施の形態1においては、ダミー隔壁41の本
数を1としたが、平行に配置された複数のダミー隔壁と
することもできる。図1に示した例においては、無効領
域32の連通部32Aは、矩形形状の第1の方向(X方
向)に延びる1辺の外側に位置している。一方、図2に
示した例においては、無効領域32の連通部32Aは、
矩形形状の第2の方向(Y方向)に延びる1辺の外側に
位置している。ダミー隔壁41は直線状であり、ダミー
隔壁41の長さを8.9cmとした。また、隔壁14の
平均幅dを0.05mm、ダミー隔壁41の平均幅dD
を0.05mm、隔壁14及びダミー隔壁41の平均高
さを0.13mmとした。
【0051】第1パネル10は、ダミー隔壁41が設け
られている点を除き、図11及び図12を参照して説明
したプラズマ表示装置における第1パネル10と同様の
構造を有し、また、第2パネル20も、図11を参照し
て説明したプラズマ表示装置における第2パネル20と
同様の構造を有する。これらの第1パネル10、第2パ
ネル20については、後に詳述する。
られている点を除き、図11及び図12を参照して説明
したプラズマ表示装置における第1パネル10と同様の
構造を有し、また、第2パネル20も、図11を参照し
て説明したプラズマ表示装置における第2パネル20と
同様の構造を有する。これらの第1パネル10、第2パ
ネル20については、後に詳述する。
【0052】(実施の形態2)実施の形態2は、本発明
の第1の態様及び第2の態様に係る表示用パネル及び平
面型表示装置に関する。実施の形態2における平面型表
示装置も交流駆動型プラズマ表示装置とした。図3に、
第1パネル10の模式的な平面図を示す。尚、図3に
は、第1パネル10を構成する構成要素の内、第1の基
板11、隔壁14、貫通孔16、ダミー隔壁42,43
のみを表示し、他の構成要素の図示は省略した。
の第1の態様及び第2の態様に係る表示用パネル及び平
面型表示装置に関する。実施の形態2における平面型表
示装置も交流駆動型プラズマ表示装置とした。図3に、
第1パネル10の模式的な平面図を示す。尚、図3に
は、第1パネル10を構成する構成要素の内、第1の基
板11、隔壁14、貫通孔16、ダミー隔壁42,43
のみを表示し、他の構成要素の図示は省略した。
【0053】実施の形態2の表示用パネルあるいは平面
型表示装置においても、有効領域31が、対向する2辺
が第1の方向(X方向)に延び、対向する他の2辺が第
2の方向(Y方向)に延びる矩形形状を有しており、無
効領域32の連通部32Aは、矩形形状を有する有効領
域31のコーナー部の外側に位置している。ダミー隔壁
42,43は「L」字状である。矩形形状の大きさを、
実施の形態1と同じとした。また、ダミー隔壁42,4
3の全長を8.9cm、隔壁14及びダミー隔壁42,
43の平均高さを0.13mmとした。
型表示装置においても、有効領域31が、対向する2辺
が第1の方向(X方向)に延び、対向する他の2辺が第
2の方向(Y方向)に延びる矩形形状を有しており、無
効領域32の連通部32Aは、矩形形状を有する有効領
域31のコーナー部の外側に位置している。ダミー隔壁
42,43は「L」字状である。矩形形状の大きさを、
実施の形態1と同じとした。また、ダミー隔壁42,4
3の全長を8.9cm、隔壁14及びダミー隔壁42,
43の平均高さを0.13mmとした。
【0054】あるいは又、平面型表示装置の組立時に平
面型表示装置と連通する無効領域32の連通部32A
(具体的には、第1の基板11に設けられた貫通孔1
6)が、矩形形状を有する有効領域31のコーナー部の
外側に位置する。尚、所謂ガウス座標(XY座標)を想
定したとき、矩形形状を有する有効領域は第2象限に位
置し、コーナー部の外側は、第4象限に位置する。以下
の説明においても同様である。そして、無効領域32の
連通部32Aと有効領域31との間に位置する第1の基
板11の部分(無効領域32内に位置する)に、第1の
方向(X方向)に延びる第1のダミー隔壁42、及び、
第2の方向(Y方向)に延び、第1のダミー隔壁42と
連続した第2のダミー隔壁43から成るダミー隔壁が形
成されている。実施の形態2においては、第1及び第2
のダミー隔壁42,43の本数を1としたが、平行に配
置された複数の第1及び第2のダミー隔壁42,43と
することもできる。第1のダミー隔壁42の長さを1
0.6cm、第2のダミー隔壁43の長さを8.9cm
とした。また、隔壁14の平均幅dを0.05mm、第
1及び第2のダミー隔壁42,43の平均幅dDを0.
05mmとした。
面型表示装置と連通する無効領域32の連通部32A
(具体的には、第1の基板11に設けられた貫通孔1
6)が、矩形形状を有する有効領域31のコーナー部の
外側に位置する。尚、所謂ガウス座標(XY座標)を想
定したとき、矩形形状を有する有効領域は第2象限に位
置し、コーナー部の外側は、第4象限に位置する。以下
の説明においても同様である。そして、無効領域32の
連通部32Aと有効領域31との間に位置する第1の基
板11の部分(無効領域32内に位置する)に、第1の
方向(X方向)に延びる第1のダミー隔壁42、及び、
第2の方向(Y方向)に延び、第1のダミー隔壁42と
連続した第2のダミー隔壁43から成るダミー隔壁が形
成されている。実施の形態2においては、第1及び第2
のダミー隔壁42,43の本数を1としたが、平行に配
置された複数の第1及び第2のダミー隔壁42,43と
することもできる。第1のダミー隔壁42の長さを1
0.6cm、第2のダミー隔壁43の長さを8.9cm
とした。また、隔壁14の平均幅dを0.05mm、第
1及び第2のダミー隔壁42,43の平均幅dDを0.
05mmとした。
【0055】(実施の形態3)実施の形態3は、本発明
の第3の態様に係る表示用パネル及び平面型表示装置に
関する。実施の形態3における平面型表示装置も交流駆
動型プラズマ表示装置とした。図4に、第1パネル10
の模式的な平面図を示す。尚、図4には、第1パネル1
0を構成する構成要素の内、第1の基板11、隔壁1
4、貫通孔16、第1の隔壁51A,51B、第2の隔
壁52A,52Bのみを表示し、他の構成要素の図示は
省略した。また、第1の隔壁51A,51B、第2の隔
壁52A,52Bを太い線分等で表した。
の第3の態様に係る表示用パネル及び平面型表示装置に
関する。実施の形態3における平面型表示装置も交流駆
動型プラズマ表示装置とした。図4に、第1パネル10
の模式的な平面図を示す。尚、図4には、第1パネル1
0を構成する構成要素の内、第1の基板11、隔壁1
4、貫通孔16、第1の隔壁51A,51B、第2の隔
壁52A,52Bのみを表示し、他の構成要素の図示は
省略した。また、第1の隔壁51A,51B、第2の隔
壁52A,52Bを太い線分等で表した。
【0056】実施の形態3の表示用パネルあるいは平面
型表示装置においては、無効領域32に相当する第1の
基板11の部分には、矩形形状の有効領域31を取り囲
むように、第1の方向(X方向)に延びる第1の保護隔
壁51A,51B、及び、第2の方向(Y方向)に延び
る第2の保護隔壁52A,52Bが形成されている。実
施の形態3においては、第1の保護隔壁51A,51
B、及び、第2の保護隔壁52A,52Bのそれぞれの
数を3としたが、この値に限定するものではない。そし
て、平面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内部空
間と連通する無効領域32の連通部32A(具体的に
は、第1の基板11に設けられた貫通孔16)が、矩形
形状のコーナー部の外側に位置している。
型表示装置においては、無効領域32に相当する第1の
基板11の部分には、矩形形状の有効領域31を取り囲
むように、第1の方向(X方向)に延びる第1の保護隔
壁51A,51B、及び、第2の方向(Y方向)に延び
る第2の保護隔壁52A,52Bが形成されている。実
施の形態3においては、第1の保護隔壁51A,51
B、及び、第2の保護隔壁52A,52Bのそれぞれの
数を3としたが、この値に限定するものではない。そし
て、平面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内部空
間と連通する無効領域32の連通部32A(具体的に
は、第1の基板11に設けられた貫通孔16)が、矩形
形状のコーナー部の外側に位置している。
【0057】無効領域32の連通部32Aと有効領域と
の間に位置する第1の基板11の部分(無効領域32内
に位置する)には、第1の保護隔壁51Aと第2の保護
隔壁52Aとが連続して形成されており、無効領域32
の連通部32Aが存在しない矩形形状のコーナー部の外
側に位置する第1の基板11の部分に形成された第1の
保護隔壁と第2の保護隔壁との間(図4に示した例にお
いては、第1の保護隔壁51Aと第2の保護隔壁52B
との間、第1の保護隔壁51Bと第2の保護隔壁52A
との間、及び、第1の保護隔壁51Bと第2の保護隔壁
52Bとの間)には隙間が開いている。平面型表示装置
の組立時に、貫通孔16及びこれらの隙間を介して、平
面型表示装置の内部空間のガスを排気し、あるいは又、
かかる内部空間に放電ガスを導入することができる。
尚、隔壁14の平均幅dを0.05mm、第1及び第2
の保護隔壁51A,51B,52A,52Bの平均幅d
Dを0.05mm、隔壁14、第1及び第2の保護隔壁
51A,51B,52A,52Bの平均高さを0.13
mmとした。また、第1の保護隔壁51A,51Bの間
のギャップを0.17mm、第2の保護隔壁52A,5
2Bの間のギャップを0.17mmとし、第2の保護隔
壁の端部と第1の保護隔壁との間の隙間を0.15mm
とした。
の間に位置する第1の基板11の部分(無効領域32内
に位置する)には、第1の保護隔壁51Aと第2の保護
隔壁52Aとが連続して形成されており、無効領域32
の連通部32Aが存在しない矩形形状のコーナー部の外
側に位置する第1の基板11の部分に形成された第1の
保護隔壁と第2の保護隔壁との間(図4に示した例にお
いては、第1の保護隔壁51Aと第2の保護隔壁52B
との間、第1の保護隔壁51Bと第2の保護隔壁52A
との間、及び、第1の保護隔壁51Bと第2の保護隔壁
52Bとの間)には隙間が開いている。平面型表示装置
の組立時に、貫通孔16及びこれらの隙間を介して、平
面型表示装置の内部空間のガスを排気し、あるいは又、
かかる内部空間に放電ガスを導入することができる。
尚、隔壁14の平均幅dを0.05mm、第1及び第2
の保護隔壁51A,51B,52A,52Bの平均幅d
Dを0.05mm、隔壁14、第1及び第2の保護隔壁
51A,51B,52A,52Bの平均高さを0.13
mmとした。また、第1の保護隔壁51A,51Bの間
のギャップを0.17mm、第2の保護隔壁52A,5
2Bの間のギャップを0.17mmとし、第2の保護隔
壁の端部と第1の保護隔壁との間の隙間を0.15mm
とした。
【0058】尚、図4に示した例においては、第2の保
護隔壁の端部と第1の保護隔壁との間には隙間が存在
し、且つ、第2の保護隔壁の延長線上に第1の保護隔壁
が存在する構成としたが、図5に示すように、第1の保
護隔壁の端部と第2の保護隔壁との間には隙間が存在
し、且つ、第1の保護隔壁の延長線上に第2の保護隔壁
が存在する構成とすることもできるし、更には、図4及
び図5に示した第1の保護隔壁と第2の保護隔壁とを組
み合わせることもできる。
護隔壁の端部と第1の保護隔壁との間には隙間が存在
し、且つ、第2の保護隔壁の延長線上に第1の保護隔壁
が存在する構成としたが、図5に示すように、第1の保
護隔壁の端部と第2の保護隔壁との間には隙間が存在
し、且つ、第1の保護隔壁の延長線上に第2の保護隔壁
が存在する構成とすることもできるし、更には、図4及
び図5に示した第1の保護隔壁と第2の保護隔壁とを組
み合わせることもできる。
【0059】(実施の形態4)実施の形態4は、本発明
の第4の態様に係る表示用パネル及び平面型表示装置に
関する。実施の形態4における平面型表示装置も交流駆
動型プラズマ表示装置とした。図6の(A)に、第1パ
ネル10の模式的な平面図を示し、図6の(B)に、第
1パネル10の一部分の拡大図を模式的に示す。尚、図
6には、第1パネル10を構成する構成要素の内、第1
の基板11、隔壁14、貫通孔16、第1の隔壁53
A,53B、第2の隔壁54A,54Bのみを表示し、
他の構成要素の図示は省略した。また、第1の隔壁53
A,53B、第2の隔壁54A,54Bを太い線分で表
した。
の第4の態様に係る表示用パネル及び平面型表示装置に
関する。実施の形態4における平面型表示装置も交流駆
動型プラズマ表示装置とした。図6の(A)に、第1パ
ネル10の模式的な平面図を示し、図6の(B)に、第
1パネル10の一部分の拡大図を模式的に示す。尚、図
6には、第1パネル10を構成する構成要素の内、第1
の基板11、隔壁14、貫通孔16、第1の隔壁53
A,53B、第2の隔壁54A,54Bのみを表示し、
他の構成要素の図示は省略した。また、第1の隔壁53
A,53B、第2の隔壁54A,54Bを太い線分で表
した。
【0060】実施の形態4においては、無効領域32に
相当する第1の基板11の部分に、矩形形状の有効領域
31を取り囲むように、第1の方向(X方向)に延びる
M本(実施の形態4においては、M=3)の第1の保護
隔壁53A,53B、及び、第2の方向(Y方向)に延
びるN本(但し、N=M−1であり、2)の第2の保護
隔壁54A,54Bが形成されている。尚、M=3に限
定するものではない。そして、有効領域31側から数え
て、第n本目(但し、1≦n≦M−1)の第1の保護隔
壁の端部と第n本目の第2の保護隔壁との間には隙間が
存在し、且つ、第n本目の第1の保護隔壁の延長線上に
は第n本目の第2の保護隔壁が存在し、第n本目の第2
の保護隔壁の端部と第(n+1)本目の第1の保護隔壁
との間には隙間が存在し、且つ、第n本目の第2の保護
隔壁の延長線上には第(n+1)本目の第1の保護隔壁
が存在する。
相当する第1の基板11の部分に、矩形形状の有効領域
31を取り囲むように、第1の方向(X方向)に延びる
M本(実施の形態4においては、M=3)の第1の保護
隔壁53A,53B、及び、第2の方向(Y方向)に延
びるN本(但し、N=M−1であり、2)の第2の保護
隔壁54A,54Bが形成されている。尚、M=3に限
定するものではない。そして、有効領域31側から数え
て、第n本目(但し、1≦n≦M−1)の第1の保護隔
壁の端部と第n本目の第2の保護隔壁との間には隙間が
存在し、且つ、第n本目の第1の保護隔壁の延長線上に
は第n本目の第2の保護隔壁が存在し、第n本目の第2
の保護隔壁の端部と第(n+1)本目の第1の保護隔壁
との間には隙間が存在し、且つ、第n本目の第2の保護
隔壁の延長線上には第(n+1)本目の第1の保護隔壁
が存在する。
【0061】具体的には、図6の(B)に一部の拡大図
に示すように、例えば、第1本目の第1の保護隔壁53
A1の端部と第1本目の第2の保護隔壁54A1との間に
は隙間が存在し、且つ、第1本目の第1の保護隔壁53
A1の延長線上には第1本目の第2の保護隔壁54A1が
存在し、第1本目の第2の保護隔壁54A1の端部と第
2本目の第1の保護隔壁53A2との間には隙間が存在
し、且つ、第1本目の第2の保護隔壁54A1の延長線
上には第2本目の第1の保護隔壁53A2が存在する。
また、第2本目の第1の保護隔壁53A2の端部と第2
本目の第2の保護隔壁54A2との間には隙間が存在
し、且つ、第2本目の第1の保護隔壁53A2の延長線
上には第2本目の第2の保護隔壁54A2が存在し、第
2本目の第2の保護隔壁54A2の端部と第3本目の第
1の保護隔壁53A3との間には隙間が存在し、且つ、
第2本目の第2の保護隔壁54A2の延長線上には第3
本目の第1の保護隔壁53A3が存在する。即ち、矩形
形状を有する有効領域31のコーナー部の外側には、第
1の保護隔壁53A,53Bの端部及び第2の保護隔壁
54A,54Bの端部によって、一種の迷路が構成され
ている。
に示すように、例えば、第1本目の第1の保護隔壁53
A1の端部と第1本目の第2の保護隔壁54A1との間に
は隙間が存在し、且つ、第1本目の第1の保護隔壁53
A1の延長線上には第1本目の第2の保護隔壁54A1が
存在し、第1本目の第2の保護隔壁54A1の端部と第
2本目の第1の保護隔壁53A2との間には隙間が存在
し、且つ、第1本目の第2の保護隔壁54A1の延長線
上には第2本目の第1の保護隔壁53A2が存在する。
また、第2本目の第1の保護隔壁53A2の端部と第2
本目の第2の保護隔壁54A2との間には隙間が存在
し、且つ、第2本目の第1の保護隔壁53A2の延長線
上には第2本目の第2の保護隔壁54A2が存在し、第
2本目の第2の保護隔壁54A2の端部と第3本目の第
1の保護隔壁53A3との間には隙間が存在し、且つ、
第2本目の第2の保護隔壁54A2の延長線上には第3
本目の第1の保護隔壁53A3が存在する。即ち、矩形
形状を有する有効領域31のコーナー部の外側には、第
1の保護隔壁53A,53Bの端部及び第2の保護隔壁
54A,54Bの端部によって、一種の迷路が構成され
ている。
【0062】実施の形態4においても、平面型表示装置
の組立時に平面型表示装置の内部空間と連通する無効領
域32の連通部32A(具体的には、第1の基板11に
設けられた貫通孔16)が、矩形形状を有する有効領域
31のコーナー部の外側に位置している。そして、平面
型表示装置の組立時に、貫通孔16及びこれらの隙間を
介して、平面型表示装置の内部空間のガスを排気し、あ
るいは又、かかる内部空間に放電ガスを導入することが
できる。尚、隔壁14の平均幅dを0.05mm、第1
及び第2の保護隔壁53A,53B,54A,54Bの
平均幅dDを0.05mm、隔壁14、第1及び第2の
保護隔壁53A,53B,54A,54Bの平均高さを
0.13mmとした。また、第1の保護隔壁53A,5
3Bの間のギャップを0.17mm、第2の保護隔壁5
4A,54Bの間のギャップを0.17mmとし、第1
の保護隔壁の端部と第2の保護隔壁との間の隙間、第2
の保護隔壁の端部と第1の保護隔壁との間の隙間を0.
15mmとした。
の組立時に平面型表示装置の内部空間と連通する無効領
域32の連通部32A(具体的には、第1の基板11に
設けられた貫通孔16)が、矩形形状を有する有効領域
31のコーナー部の外側に位置している。そして、平面
型表示装置の組立時に、貫通孔16及びこれらの隙間を
介して、平面型表示装置の内部空間のガスを排気し、あ
るいは又、かかる内部空間に放電ガスを導入することが
できる。尚、隔壁14の平均幅dを0.05mm、第1
及び第2の保護隔壁53A,53B,54A,54Bの
平均幅dDを0.05mm、隔壁14、第1及び第2の
保護隔壁53A,53B,54A,54Bの平均高さを
0.13mmとした。また、第1の保護隔壁53A,5
3Bの間のギャップを0.17mm、第2の保護隔壁5
4A,54Bの間のギャップを0.17mmとし、第1
の保護隔壁の端部と第2の保護隔壁との間の隙間、第2
の保護隔壁の端部と第1の保護隔壁との間の隙間を0.
15mmとした。
【0063】尚、図7に変形例を示すように、M=3、
N=3としてもよい。この場合には、図7の(B)に示
すように、例えば、第1本目の第1の保護隔壁53A1
の端部と第1本目の第2の保護隔壁54A1との間には
隙間が存在し、且つ、第1本目の第1の保護隔壁53A
1の延長線上には第1本目の第2の保護隔壁54A1が存
在し、第1本目の第2の保護隔壁54A1の端部と第2
本目の第1の保護隔壁53A2との間には隙間が存在
し、且つ、第1本目の第2の保護隔壁54A1の延長線
上には第2本目の第1の保護隔壁53A2が存在する。
また、第2本目の第1の保護隔壁53A2の端部と第2
本目の第2の保護隔壁54A2との間には隙間が存在
し、且つ、第2本目の第1の保護隔壁53A2の延長線
上には第2本目の第2の保護隔壁54A2が存在し、第
2本目の第2の保護隔壁54A2の端部と第3本目の第
1の保護隔壁53A3との間には隙間が存在し、且つ、
第2本目の第2の保護隔壁54A2の延長線上には第3
本目の第1の保護隔壁53A3が存在する。更には、第
3本目の第1の保護隔壁53A3の端部と第3本目の第
2の保護隔壁54A3との間には隙間が存在し、且つ、
第3本目の第1の保護隔壁53A3の延長線上には第3
本目の第2の保護隔壁54A3が存在する。即ち、矩形
形状を有する有効領域31のコーナー部の外側には、第
1の保護隔壁53A,53Bの端部及び第2の保護隔壁
54A,54Bの端部によって、一種の迷路が構成され
ている。
N=3としてもよい。この場合には、図7の(B)に示
すように、例えば、第1本目の第1の保護隔壁53A1
の端部と第1本目の第2の保護隔壁54A1との間には
隙間が存在し、且つ、第1本目の第1の保護隔壁53A
1の延長線上には第1本目の第2の保護隔壁54A1が存
在し、第1本目の第2の保護隔壁54A1の端部と第2
本目の第1の保護隔壁53A2との間には隙間が存在
し、且つ、第1本目の第2の保護隔壁54A1の延長線
上には第2本目の第1の保護隔壁53A2が存在する。
また、第2本目の第1の保護隔壁53A2の端部と第2
本目の第2の保護隔壁54A2との間には隙間が存在
し、且つ、第2本目の第1の保護隔壁53A2の延長線
上には第2本目の第2の保護隔壁54A2が存在し、第
2本目の第2の保護隔壁54A2の端部と第3本目の第
1の保護隔壁53A3との間には隙間が存在し、且つ、
第2本目の第2の保護隔壁54A2の延長線上には第3
本目の第1の保護隔壁53A3が存在する。更には、第
3本目の第1の保護隔壁53A3の端部と第3本目の第
2の保護隔壁54A3との間には隙間が存在し、且つ、
第3本目の第1の保護隔壁53A3の延長線上には第3
本目の第2の保護隔壁54A3が存在する。即ち、矩形
形状を有する有効領域31のコーナー部の外側には、第
1の保護隔壁53A,53Bの端部及び第2の保護隔壁
54A,54Bの端部によって、一種の迷路が構成され
ている。
【0064】図6あるいは図7に示した例においては、
隔壁14は第2の方向(Y方向)に延び、第1の保護隔
壁53A,53Bは第1の方向(X方向)に延び、第2
の保護隔壁54A,54Bは第2の方向(Y方向)に延
びている。一方、図8あるいは図9に示す例において
は、隔壁14は第1の方向(X方向)に延び、第1の保
護隔壁53A,53Bは第1の方向(X方向)に延び、
第2の保護隔壁54A,54Bは第2の方向(Y方向)
に延びている。尚、図8に示す迷路状の第1の保護隔壁
53A,53B及び第2の保護隔壁54A,54Bは、
実質的に、図6に示した迷路状の第1の保護隔壁53
A,53B及び第2の保護隔壁54A,54Bと同じで
あり、図9に示す迷路状の第1の保護隔壁53A,53
B及び第2の保護隔壁54A,54Bは、実質的に、図
7に示した迷路状の第1の保護隔壁53A,53B及び
第2の保護隔壁54A,54Bと同じであるが故に、詳
細な説明は省略する。
隔壁14は第2の方向(Y方向)に延び、第1の保護隔
壁53A,53Bは第1の方向(X方向)に延び、第2
の保護隔壁54A,54Bは第2の方向(Y方向)に延
びている。一方、図8あるいは図9に示す例において
は、隔壁14は第1の方向(X方向)に延び、第1の保
護隔壁53A,53Bは第1の方向(X方向)に延び、
第2の保護隔壁54A,54Bは第2の方向(Y方向)
に延びている。尚、図8に示す迷路状の第1の保護隔壁
53A,53B及び第2の保護隔壁54A,54Bは、
実質的に、図6に示した迷路状の第1の保護隔壁53
A,53B及び第2の保護隔壁54A,54Bと同じで
あり、図9に示す迷路状の第1の保護隔壁53A,53
B及び第2の保護隔壁54A,54Bは、実質的に、図
7に示した迷路状の第1の保護隔壁53A,53B及び
第2の保護隔壁54A,54Bと同じであるが故に、詳
細な説明は省略する。
【0065】(実施の形態5)実施の形態5において
は、実施の形態3にて説明した保護隔壁と実施の形態4
にて説明した保護隔壁が組み合わされている。即ち、図
10に模式的な平面図を示すように、無効領域32の連
通部32Aと有効領域31との間に位置する第1の基板
11の部分に第1の保護隔壁51Aと第2の保護隔壁5
2Aとを連続して形成し、無効領域の連通部が存在しな
い矩形形状を有する有効領域31のコーナー部の外側に
位置する第1の基板11の部分に、第1の保護隔壁53
Aの端部及び第2の保護隔壁54Aの端部によって、実
施の形態4にて説明した一種の迷路を構成する。尚、図
10には、第1パネル10を構成する構成要素の内、第
1の基板11、隔壁14、貫通孔16、第1の隔壁51
A,53A、第2の隔壁52A,54Aのみを表示し、
他の構成要素の図示は省略した。また、第1の隔壁51
A,53A、第2の隔壁52A,54Aを太い線分で表
した。尚、迷路状の第1の保護隔壁53A,53B及び
第2の保護隔壁54A,54Bの構造を、図7、図8、
あるいは図9に示した構造とすることもできる。
は、実施の形態3にて説明した保護隔壁と実施の形態4
にて説明した保護隔壁が組み合わされている。即ち、図
10に模式的な平面図を示すように、無効領域32の連
通部32Aと有効領域31との間に位置する第1の基板
11の部分に第1の保護隔壁51Aと第2の保護隔壁5
2Aとを連続して形成し、無効領域の連通部が存在しな
い矩形形状を有する有効領域31のコーナー部の外側に
位置する第1の基板11の部分に、第1の保護隔壁53
Aの端部及び第2の保護隔壁54Aの端部によって、実
施の形態4にて説明した一種の迷路を構成する。尚、図
10には、第1パネル10を構成する構成要素の内、第
1の基板11、隔壁14、貫通孔16、第1の隔壁51
A,53A、第2の隔壁52A,54Aのみを表示し、
他の構成要素の図示は省略した。また、第1の隔壁51
A,53A、第2の隔壁52A,54Aを太い線分で表
した。尚、迷路状の第1の保護隔壁53A,53B及び
第2の保護隔壁54A,54Bの構造を、図7、図8、
あるいは図9に示した構造とすることもできる。
【0066】以下、本発明の平面型表示装置が交流駆動
型(AC型)プラズマ表示装置から構成されている場合
の第1パネル10、第2パネル20について説明する。
AC型プラズマ表示装置は、ダミー隔壁や保護隔壁の部
分を除き、図11及び図12に示したと同様の構造を有
する。尚、図11は、有効領域31の一部分を示してい
る。例えば、限定するものではないが、AC型プラズマ
表示装置は所謂3電極型に属し、一対の放電維持電極2
2の間で放電が生じる。一対の放電維持電極22は第2
の基板21に形成され、所謂アドレス電極12は第1の
基板11に形成されている。尚、以下の説明において
は、隔壁14は第2の方向(Y方向)に延びているもの
とする。
型(AC型)プラズマ表示装置から構成されている場合
の第1パネル10、第2パネル20について説明する。
AC型プラズマ表示装置は、ダミー隔壁や保護隔壁の部
分を除き、図11及び図12に示したと同様の構造を有
する。尚、図11は、有効領域31の一部分を示してい
る。例えば、限定するものではないが、AC型プラズマ
表示装置は所謂3電極型に属し、一対の放電維持電極2
2の間で放電が生じる。一対の放電維持電極22は第2
の基板21に形成され、所謂アドレス電極12は第1の
基板11に形成されている。尚、以下の説明において
は、隔壁14は第2の方向(Y方向)に延びているもの
とする。
【0067】第1パネル10は、第1の基板11と、第
1の基板11上にストライプ状に設けられたアドレス電
極(データ電極とも呼ばれる)12と、アドレス電極1
2上を含む第1の基板11上に形成された誘電体膜13
と、誘電体膜13上であって隣り合うアドレス電極12
の間の領域にアドレス電極12と平行に延びる絶縁性の
隔壁14と、誘電体膜13上から隔壁14の側壁面上に
亙って設けられた蛍光体層15とから構成されている。
蛍光体層15は、赤色蛍光体層15R、緑色蛍光体層1
5G、及び青色蛍光体層15Bから構成されており、こ
れらの各色の蛍光体層15R,15G,15Bが所定の
順序に従って設けられている。無効領域32には、ダミ
ー隔壁や保護隔壁が形成されているが、これらは図示し
ていない。
1の基板11上にストライプ状に設けられたアドレス電
極(データ電極とも呼ばれる)12と、アドレス電極1
2上を含む第1の基板11上に形成された誘電体膜13
と、誘電体膜13上であって隣り合うアドレス電極12
の間の領域にアドレス電極12と平行に延びる絶縁性の
隔壁14と、誘電体膜13上から隔壁14の側壁面上に
亙って設けられた蛍光体層15とから構成されている。
蛍光体層15は、赤色蛍光体層15R、緑色蛍光体層1
5G、及び青色蛍光体層15Bから構成されており、こ
れらの各色の蛍光体層15R,15G,15Bが所定の
順序に従って設けられている。無効領域32には、ダミ
ー隔壁や保護隔壁が形成されているが、これらは図示し
ていない。
【0068】一方、第2パネル20は、第2の基板21
と、第2の基板21上にストライプ状に設けられ、透明
導電材料から成る放電維持電極22と、放電維持電極2
2のインピーダンスを低下させるために設けられ、放電
維持電極22よりも電気抵抗率の低い材料から成るバス
電極23と、バス電極23及び放電維持電極22上を含
む第1の基板21上に形成され、誘電体材料から成る保
護層24とから構成されている。一対の放電維持電極2
2は互いに平行に、第1の方向(X方向)延びており、
アドレス電極12及び隔壁14は、第2の方向(Y方
向)に延びている。そして、一対の放電維持電極22と
アドレス電極12とが対面するごとく対向して配置され
ている。
と、第2の基板21上にストライプ状に設けられ、透明
導電材料から成る放電維持電極22と、放電維持電極2
2のインピーダンスを低下させるために設けられ、放電
維持電極22よりも電気抵抗率の低い材料から成るバス
電極23と、バス電極23及び放電維持電極22上を含
む第1の基板21上に形成され、誘電体材料から成る保
護層24とから構成されている。一対の放電維持電極2
2は互いに平行に、第1の方向(X方向)延びており、
アドレス電極12及び隔壁14は、第2の方向(Y方
向)に延びている。そして、一対の放電維持電極22と
アドレス電極12とが対面するごとく対向して配置され
ている。
【0069】図12に示したように、第1の基板11の
無効領域32の連通部32Aには貫通孔16が形成され
ており、かかる貫通孔16は、例えば、ガラス管から成
る排気管17と連通している。排気管17は、第1の基
板11の外側に、例えばフリットガラス(図示せず)を
用いて取り付けられており、封止されている。
無効領域32の連通部32Aには貫通孔16が形成され
ており、かかる貫通孔16は、例えば、ガラス管から成
る排気管17と連通している。排気管17は、第1の基
板11の外側に、例えばフリットガラス(図示せず)を
用いて取り付けられており、封止されている。
【0070】尚、放電維持電極22が曲線(例えば、
「く」の字の組合せ、「S」字の組合せや弧の組合せ
等、任意の曲線の組合せ)を描いて延びる構成とするこ
ともできる。更には、一対のバス電極が第1の方向に延
び、一対のバス電極の間で、一方のバス電極から一方の
放電維持電極が他方のバス電極の手前まで、第2の方向
に延び、他方のバス電極から他方の放電維持電極が一方
のバス電極の手前まで、第2の方向に延びる構造とする
こともできる。
「く」の字の組合せ、「S」字の組合せや弧の組合せ
等、任意の曲線の組合せ)を描いて延びる構成とするこ
ともできる。更には、一対のバス電極が第1の方向に延
び、一対のバス電極の間で、一方のバス電極から一方の
放電維持電極が他方のバス電極の手前まで、第2の方向
に延び、他方のバス電極から他方の放電維持電極が一方
のバス電極の手前まで、第2の方向に延びる構造とする
こともできる。
【0071】あるいは又、アドレス電極の形成を省略
し、一対の放電維持電極の一方を第2の基板21に形成
し、他方を第1の基板11に形成する構成とすることも
できる。このような構成のプラズマ表示装置を、便宜
上、2電極型と呼ぶ。この場合、一方の放電維持電極の
射影像は第1の方向(X方向)に延び、他方の放電維持
電極の射影像は、第2の方向(Y方向)に延び、一対の
放電維持電極が対面するごとく対向して配置されてい
る。
し、一対の放電維持電極の一方を第2の基板21に形成
し、他方を第1の基板11に形成する構成とすることも
できる。このような構成のプラズマ表示装置を、便宜
上、2電極型と呼ぶ。この場合、一方の放電維持電極の
射影像は第1の方向(X方向)に延び、他方の放電維持
電極の射影像は、第2の方向(Y方向)に延び、一対の
放電維持電極が対面するごとく対向して配置されてい
る。
【0072】これらの構成において、一対の放電維持電
極の間の距離は、所定の放電電圧において必要なグロー
放電が生じる限りにおいて本質的には任意であるが、5
×10-5m以下、好ましくは2×10-5m以下であるこ
とが、放電電圧の低減といった観点から望ましい。
極の間の距離は、所定の放電電圧において必要なグロー
放電が生じる限りにおいて本質的には任意であるが、5
×10-5m以下、好ましくは2×10-5m以下であるこ
とが、放電電圧の低減といった観点から望ましい。
【0073】例えば、3電極型のプラズマ表示装置を例
にとり、以下、プラズマ表示装置の説明を行うが、2電
極型のプラズマ表示装置にあっては、必要に応じて、以
下の説明における「アドレス電極」を「他方の放電維持
電極」と読み替えればよい。
にとり、以下、プラズマ表示装置の説明を行うが、2電
極型のプラズマ表示装置にあっては、必要に応じて、以
下の説明における「アドレス電極」を「他方の放電維持
電極」と読み替えればよい。
【0074】放電維持電極22を構成する導電性材料
は、プラズマ表示装置が透過型であるか、反射型である
かによって異なる。透過型のプラズマ表示装置では、蛍
光体層15の発光は第1の基板11を通して観察される
ので、放電維持電極22を構成する導電性材料に関して
透明/不透明の別は問わないが、アドレス電極12を第
1の基板11上に設けるので、アドレス電極12は透明
である必要がある。一方、反射型のプラズマ表示装置で
は、蛍光体層15の発光は第2の基板21を通して観察
されるので、アドレス電極12を構成する導電性材料に
関して透明/不透明の別は問わないが、放電維持電極2
2を構成する導電性材料は透明である必要がある。尚、
ここで述べる透明/不透明とは、蛍光体材料に固有の発
光波長(可視光域)における導電性材料の光透過性に基
づく。即ち、蛍光体層15から射出される光に対して透
明であれば、放電維持電極22やアドレス電極12を構
成する導電性材料は透明であると云える。不透明な導電
性材料として、Ni、Al、Au、Ag、Al、Pd/
Ag、Cr、Ta、Cu、Ba、LaB6、Ca0.2La
0.8CrO3等の材料を単独又は適宜組み合わせて用いる
ことができる。透明な導電性材料として、ITO(イン
ジウム・錫酸化物)やSnO2を挙げることができる。
アドレス電極12や放電維持電極22は、スパッタ法
や、蒸着法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、メ
ッキ法、リフトオフ法等によって形成することができ
る。
は、プラズマ表示装置が透過型であるか、反射型である
かによって異なる。透過型のプラズマ表示装置では、蛍
光体層15の発光は第1の基板11を通して観察される
ので、放電維持電極22を構成する導電性材料に関して
透明/不透明の別は問わないが、アドレス電極12を第
1の基板11上に設けるので、アドレス電極12は透明
である必要がある。一方、反射型のプラズマ表示装置で
は、蛍光体層15の発光は第2の基板21を通して観察
されるので、アドレス電極12を構成する導電性材料に
関して透明/不透明の別は問わないが、放電維持電極2
2を構成する導電性材料は透明である必要がある。尚、
ここで述べる透明/不透明とは、蛍光体材料に固有の発
光波長(可視光域)における導電性材料の光透過性に基
づく。即ち、蛍光体層15から射出される光に対して透
明であれば、放電維持電極22やアドレス電極12を構
成する導電性材料は透明であると云える。不透明な導電
性材料として、Ni、Al、Au、Ag、Al、Pd/
Ag、Cr、Ta、Cu、Ba、LaB6、Ca0.2La
0.8CrO3等の材料を単独又は適宜組み合わせて用いる
ことができる。透明な導電性材料として、ITO(イン
ジウム・錫酸化物)やSnO2を挙げることができる。
アドレス電極12や放電維持電極22は、スパッタ法
や、蒸着法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、メ
ッキ法、リフトオフ法等によって形成することができ
る。
【0075】放電維持電極22に加えて、放電維持電極
22全体のインピーダンスを低下させるために、放電維
持電極22に接して、放電維持電極22よりも電気抵抗
率の低い材料から成るバス電極23が設けられている。
バス電極23は、典型的には、金属材料、例えば、A
g、Al、Ni、Cu、Cr、Cr/Cu/Cr積層膜
から構成することができる。かかる金属材料から成るバ
ス電極23は、反射型のプラズマ表示装置においては、
蛍光体層15から放射されて第2の基板21を通過する
可視光の透過光量を低減させ、表示画面の輝度を低下さ
せる要因となり得るので、放電維持電極22全体に要求
される電気抵抗値が得られる範囲内で出来る限り細く形
成することが好ましい。バス電極23は、スパッタ法
や、蒸着法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、メ
ッキ法、リフトオフ法等によって形成することができ
る。
22全体のインピーダンスを低下させるために、放電維
持電極22に接して、放電維持電極22よりも電気抵抗
率の低い材料から成るバス電極23が設けられている。
バス電極23は、典型的には、金属材料、例えば、A
g、Al、Ni、Cu、Cr、Cr/Cu/Cr積層膜
から構成することができる。かかる金属材料から成るバ
ス電極23は、反射型のプラズマ表示装置においては、
蛍光体層15から放射されて第2の基板21を通過する
可視光の透過光量を低減させ、表示画面の輝度を低下さ
せる要因となり得るので、放電維持電極22全体に要求
される電気抵抗値が得られる範囲内で出来る限り細く形
成することが好ましい。バス電極23は、スパッタ法
や、蒸着法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、メ
ッキ法、リフトオフ法等によって形成することができ
る。
【0076】放電維持電極22の表面には、例えば、電
子ビーム蒸着法やスパッタ法、蒸着法、スクリーン印刷
法等に基づき、保護層24が形成されていることが好ま
しい。保護層24を設けることによって、イオンや電子
と放電維持電極22との直接接触を防止することができ
る結果、放電維持電極22の磨耗を防ぐことができる。
保護層24は、この他にも、アドレス期間に発生する壁
電荷を蓄積する機能、放電に必要な2次電子を放出する
機能、過剰な放電電流を制限する抵抗体としての機能、
放電状態を維持するメモリ機能を有する。保護層24を
構成する材料として、酸化マグネシウム(MgO)、フ
ッ化マグネシウム(MgF2)、酸化アルミニウム(A
l2O3)を例示することができる。中でも酸化マグネシ
ウムは、化学的に安定であり、スパッタリング率が低
く、蛍光体層15の発光波長における光透過率が高く、
放電開始電圧が低い等の特色を有する好適な材料であ
る。尚、保護層24を、酸化マグネシウム、フッ化マグ
ネシウム及び酸化アルミニウムから成る群から選択され
た少なくとも2種類の材料から構成された積層膜構造と
してもよい。
子ビーム蒸着法やスパッタ法、蒸着法、スクリーン印刷
法等に基づき、保護層24が形成されていることが好ま
しい。保護層24を設けることによって、イオンや電子
と放電維持電極22との直接接触を防止することができ
る結果、放電維持電極22の磨耗を防ぐことができる。
保護層24は、この他にも、アドレス期間に発生する壁
電荷を蓄積する機能、放電に必要な2次電子を放出する
機能、過剰な放電電流を制限する抵抗体としての機能、
放電状態を維持するメモリ機能を有する。保護層24を
構成する材料として、酸化マグネシウム(MgO)、フ
ッ化マグネシウム(MgF2)、酸化アルミニウム(A
l2O3)を例示することができる。中でも酸化マグネシ
ウムは、化学的に安定であり、スパッタリング率が低
く、蛍光体層15の発光波長における光透過率が高く、
放電開始電圧が低い等の特色を有する好適な材料であ
る。尚、保護層24を、酸化マグネシウム、フッ化マグ
ネシウム及び酸化アルミニウムから成る群から選択され
た少なくとも2種類の材料から構成された積層膜構造と
してもよい。
【0077】あるいは又、保護層24を2層構成とする
こともできる。2層構成を有する保護層は、放電維持電
極22に接する誘電体層と、誘電体層上に設けられ、誘
電体層よりも2次電子放出効率の高い被覆層とから構成
することができる。誘電体層は、典型的には、低融点ガ
ラスあるいはSiO2から構成される。また、被覆層
は、典型的には、酸化マグネシウム(MgO)、フッ化
マグネシウム(MgF2)、酸化アルミニウム(Al2O
3)から構成することができる。かかる2層構成は、真
空紫外線の波長領域における被覆層の透明性(光透過
率)がそれ程高くない場合に、保護層全体としての透明
性を誘電体層で確保し、2次電子放出効率の高さを被覆
層で確保する目的で採用することができる。これによっ
て、安定した放電維持動作が可能となり、しかも、真空
紫外線が保護層によって吸収され難くなり、更には、蛍
光体層から射出される可視光が保護層に吸収され難い構
造を得ることができる。
こともできる。2層構成を有する保護層は、放電維持電
極22に接する誘電体層と、誘電体層上に設けられ、誘
電体層よりも2次電子放出効率の高い被覆層とから構成
することができる。誘電体層は、典型的には、低融点ガ
ラスあるいはSiO2から構成される。また、被覆層
は、典型的には、酸化マグネシウム(MgO)、フッ化
マグネシウム(MgF2)、酸化アルミニウム(Al2O
3)から構成することができる。かかる2層構成は、真
空紫外線の波長領域における被覆層の透明性(光透過
率)がそれ程高くない場合に、保護層全体としての透明
性を誘電体層で確保し、2次電子放出効率の高さを被覆
層で確保する目的で採用することができる。これによっ
て、安定した放電維持動作が可能となり、しかも、真空
紫外線が保護層によって吸収され難くなり、更には、蛍
光体層から射出される可視光が保護層に吸収され難い構
造を得ることができる。
【0078】蛍光体層15は、例えば、赤色を発光する
蛍光体材料、緑色を発光する蛍光体材料及び青色を発光
する蛍光体材料から成る群から選択された蛍光体材料か
ら構成され、アドレス電極12の上方に設けられてい
る。プラズマ表示装置がカラー表示の場合、具体的に
は、例えば、赤色を発光する蛍光体材料から構成された
蛍光体層(赤色蛍光体層15R)がアドレス電極12の
上方に設けられ、緑色を発光する蛍光体材料から構成さ
れた蛍光体層(緑色蛍光体層15G)が別のアドレス電
極12の上方に設けられ、青色を発光する蛍光体材料か
ら構成された蛍光体層(青色蛍光体層15B)が更に別
のアドレス電極12の上方に設けられており、これらの
3原色を発光する蛍光体層15R,15G,15Bが1
組となり、所定の順序に従って設けられている。そし
て、一対の放電維持電極22とこれらの3原色を発光す
る1組の蛍光体層15R,15G,15Bが重複する領
域が、1画素に相当する。赤色蛍光体層15R、緑色蛍
光体層15G及び青色蛍光体層15Bは、ストライプ状
に形成されていてもよいし、格子状に形成されていても
よい。
蛍光体材料、緑色を発光する蛍光体材料及び青色を発光
する蛍光体材料から成る群から選択された蛍光体材料か
ら構成され、アドレス電極12の上方に設けられてい
る。プラズマ表示装置がカラー表示の場合、具体的に
は、例えば、赤色を発光する蛍光体材料から構成された
蛍光体層(赤色蛍光体層15R)がアドレス電極12の
上方に設けられ、緑色を発光する蛍光体材料から構成さ
れた蛍光体層(緑色蛍光体層15G)が別のアドレス電
極12の上方に設けられ、青色を発光する蛍光体材料か
ら構成された蛍光体層(青色蛍光体層15B)が更に別
のアドレス電極12の上方に設けられており、これらの
3原色を発光する蛍光体層15R,15G,15Bが1
組となり、所定の順序に従って設けられている。そし
て、一対の放電維持電極22とこれらの3原色を発光す
る1組の蛍光体層15R,15G,15Bが重複する領
域が、1画素に相当する。赤色蛍光体層15R、緑色蛍
光体層15G及び青色蛍光体層15Bは、ストライプ状
に形成されていてもよいし、格子状に形成されていても
よい。
【0079】蛍光体層15を構成する蛍光体材料として
は、従来公知の蛍光体材料の中から、量子効率が高く、
真空紫外線に対する飽和が少ない蛍光体材料を適宜選択
して用いることができる。カラー表示を想定した場合、
色純度がNTSCで規定される3原色に近く、3原色を
混合した際の白バランスがとれ、残光時間が短く、3原
色の残光時間がほぼ等しくなる蛍光体材料を組み合わせ
ることが好ましい。真空紫外線の照射により赤色に発光
する蛍光体材料として、(Y2O3:Eu)、(YBO3
Eu)、(YVO4:Eu)、(Y0.96P0.60V
0.40O4:Eu0.04)、[(Y,Gd)BO3:Eu]、
(GdBO3:Eu)、(ScBO3:Eu)、(3.5
MgO・0.5MgF2・GeO2:Mn)を例示するこ
とができる。真空紫外線の照射により緑色に発光する蛍
光体材料として、(ZnSiO2:Mn)、(BaAl
12O19:Mn)、(BaMg2Al16O27:Mn)、
(MgGa2O4:Mn)、(YBO3:Tb)、(Lu
BO3:Tb)、(Sr4Si3O8Cl 4:Eu)を例示
することができる。真空紫外線の照射により青色に発光
する蛍光体材料として、(Y2SiO5:Ce)、(Ca
WO4:Pb)、CaWO4、YP0.85V0.15O4、(B
aMgAl14O23:Eu)、(Sr2P2O7:Eu)、
(Sr2P2O7:Sn)を例示することができる。蛍光
体層15の形成方法として、厚膜印刷法、蛍光体粒子を
スプレーする方法、蛍光体層15の形成予定部位に予め
粘着性物質を付けておき、蛍光体粒子を付着させる方
法、感光性の蛍光体ペーストを使用し、露光及び現像に
よって蛍光体層15をパターニングする方法、全面に蛍
光体層15を形成した後に不要部をサンドブラスト法に
より除去する方法を挙げることができる。
は、従来公知の蛍光体材料の中から、量子効率が高く、
真空紫外線に対する飽和が少ない蛍光体材料を適宜選択
して用いることができる。カラー表示を想定した場合、
色純度がNTSCで規定される3原色に近く、3原色を
混合した際の白バランスがとれ、残光時間が短く、3原
色の残光時間がほぼ等しくなる蛍光体材料を組み合わせ
ることが好ましい。真空紫外線の照射により赤色に発光
する蛍光体材料として、(Y2O3:Eu)、(YBO3
Eu)、(YVO4:Eu)、(Y0.96P0.60V
0.40O4:Eu0.04)、[(Y,Gd)BO3:Eu]、
(GdBO3:Eu)、(ScBO3:Eu)、(3.5
MgO・0.5MgF2・GeO2:Mn)を例示するこ
とができる。真空紫外線の照射により緑色に発光する蛍
光体材料として、(ZnSiO2:Mn)、(BaAl
12O19:Mn)、(BaMg2Al16O27:Mn)、
(MgGa2O4:Mn)、(YBO3:Tb)、(Lu
BO3:Tb)、(Sr4Si3O8Cl 4:Eu)を例示
することができる。真空紫外線の照射により青色に発光
する蛍光体材料として、(Y2SiO5:Ce)、(Ca
WO4:Pb)、CaWO4、YP0.85V0.15O4、(B
aMgAl14O23:Eu)、(Sr2P2O7:Eu)、
(Sr2P2O7:Sn)を例示することができる。蛍光
体層15の形成方法として、厚膜印刷法、蛍光体粒子を
スプレーする方法、蛍光体層15の形成予定部位に予め
粘着性物質を付けておき、蛍光体粒子を付着させる方
法、感光性の蛍光体ペーストを使用し、露光及び現像に
よって蛍光体層15をパターニングする方法、全面に蛍
光体層15を形成した後に不要部をサンドブラスト法に
より除去する方法を挙げることができる。
【0080】尚、蛍光体層15はアドレス電極12の上
に直接形成されていてもよいし、アドレス電極12上か
ら隔壁14の側壁面上に亙って形成されていてもよい。
あるいは又、蛍光体層15は、アドレス電極12上に設
けられた誘電体膜13上に形成されていてもよいし、ア
ドレス電極12上に設けられた誘電体膜13上から隔壁
14の側壁面上に亙って形成されていてもよい。更に
は、蛍光体層15は、隔壁14の側壁面上にのみ形成さ
れていてもよい。誘電体膜13の構成材料として、低融
点ガラスやSiO2を挙げることができる。
に直接形成されていてもよいし、アドレス電極12上か
ら隔壁14の側壁面上に亙って形成されていてもよい。
あるいは又、蛍光体層15は、アドレス電極12上に設
けられた誘電体膜13上に形成されていてもよいし、ア
ドレス電極12上に設けられた誘電体膜13上から隔壁
14の側壁面上に亙って形成されていてもよい。更に
は、蛍光体層15は、隔壁14の側壁面上にのみ形成さ
れていてもよい。誘電体膜13の構成材料として、低融
点ガラスやSiO2を挙げることができる。
【0081】第1の基板11上に形成された一対の隔壁
14と、一対の隔壁14によって囲まれた領域内を占め
る放電維持電極22とアドレス電極12、蛍光体層15
によって1つの放電セルが構成される。そして、かかる
放電セル内、より具体的には、隔壁14によって囲まれ
た放電空間内に希ガスから構成された放電ガスが封入さ
れており、蛍光体層15は、放電空間内の放電ガス中で
生じた交流グロー放電に基づき発生した紫外線に照射さ
れて発光する。
14と、一対の隔壁14によって囲まれた領域内を占め
る放電維持電極22とアドレス電極12、蛍光体層15
によって1つの放電セルが構成される。そして、かかる
放電セル内、より具体的には、隔壁14によって囲まれ
た放電空間内に希ガスから構成された放電ガスが封入さ
れており、蛍光体層15は、放電空間内の放電ガス中で
生じた交流グロー放電に基づき発生した紫外線に照射さ
れて発光する。
【0082】本発明の平面型表示装置の一態様であるプ
ラズマ表示装置において、放電空間に封入された希ガス
から成る放電ガスの圧力は、1×102Pa(0.00
1気圧)乃至5×105Pa(5気圧)、好ましくは1
×103Pa(0.01気圧)乃至4×105(4気圧)
とすることが望ましい。尚、一対の放電維持電極22の
間隔を5×10-5m未満とする場合には、放電空間内に
おける放電ガスの圧力を1.0×102Pa(0.00
1気圧)以上3.0×105Pa(3気圧)以下、好ま
しくは1.0×103Pa(0.01気圧)以上2.0
×105Pa(2気圧)以下、更に好ましくは1.0×
104Pa(0.1気圧)以上1.0×105Pa(1気
圧)以下とすることが望ましく、このような圧力範囲と
することによって、放電ガス中での陰極グローに主に基
づき発生した紫外線に照射されて蛍光体層が発光する
し、このような圧力範囲内では、圧力が高いほどプラズ
マ表示装置を構成する各種部材のスパッタリング率が低
減する結果、プラズマ表示装置を長寿命化することがで
きる。
ラズマ表示装置において、放電空間に封入された希ガス
から成る放電ガスの圧力は、1×102Pa(0.00
1気圧)乃至5×105Pa(5気圧)、好ましくは1
×103Pa(0.01気圧)乃至4×105(4気圧)
とすることが望ましい。尚、一対の放電維持電極22の
間隔を5×10-5m未満とする場合には、放電空間内に
おける放電ガスの圧力を1.0×102Pa(0.00
1気圧)以上3.0×105Pa(3気圧)以下、好ま
しくは1.0×103Pa(0.01気圧)以上2.0
×105Pa(2気圧)以下、更に好ましくは1.0×
104Pa(0.1気圧)以上1.0×105Pa(1気
圧)以下とすることが望ましく、このような圧力範囲と
することによって、放電ガス中での陰極グローに主に基
づき発生した紫外線に照射されて蛍光体層が発光する
し、このような圧力範囲内では、圧力が高いほどプラズ
マ表示装置を構成する各種部材のスパッタリング率が低
減する結果、プラズマ表示装置を長寿命化することがで
きる。
【0083】放電空間(あるいは内部空間)に封入され
る放電ガスには、以下の点が要求される。 プラズマ表示装置の長寿命化の観点から、化学的に
安定であり、且つ、ガス圧力を高く設定し得ること 表示画面の高輝度化の観点から、真空紫外線の放射
強度が大きいこと 真空紫外線から可視光線へのエネルギー変換効率を
高める観点から、放射される真空紫外線の波長が長いこ
と 消費電力低減の観点から、放電開始電圧の低いこと
る放電ガスには、以下の点が要求される。 プラズマ表示装置の長寿命化の観点から、化学的に
安定であり、且つ、ガス圧力を高く設定し得ること 表示画面の高輝度化の観点から、真空紫外線の放射
強度が大きいこと 真空紫外線から可視光線へのエネルギー変換効率を
高める観点から、放射される真空紫外線の波長が長いこ
と 消費電力低減の観点から、放電開始電圧の低いこと
【0084】放電ガスとして、He(共鳴線の波長=5
8.4nm)、Ne(同74.4nm)、Ar(同10
7nm)、Kr(同124nm)、Xe(同147n
m)を単独で用いるか、又は混合して用いることが可能
であるが、ペニング効果による放電開始電圧の低下が期
待できる混合ガスが特に有用である。かかる混合ガスと
しては、Ne−Ar混合ガス、He−Xe混合ガス、N
e−Xe混合ガスを挙げることができる。尚、これらの
放電ガスの中でも最も長い共鳴線波長を有するXeは、
波長172nmの強い真空紫外線も放射するので、好適
な放電ガスである。
8.4nm)、Ne(同74.4nm)、Ar(同10
7nm)、Kr(同124nm)、Xe(同147n
m)を単独で用いるか、又は混合して用いることが可能
であるが、ペニング効果による放電開始電圧の低下が期
待できる混合ガスが特に有用である。かかる混合ガスと
しては、Ne−Ar混合ガス、He−Xe混合ガス、N
e−Xe混合ガスを挙げることができる。尚、これらの
放電ガスの中でも最も長い共鳴線波長を有するXeは、
波長172nmの強い真空紫外線も放射するので、好適
な放電ガスである。
【0085】ここで、放電セル内におけるグロー放電の
発光状態を、図14を参照して説明する。図14の
(A)に、放電ガスを封入した放電管内で直流グロー放
電を行った場合の発光状態を模式的に示す。陰極から陽
極に向かって、アストン暗部A、陰極グローB、陰極暗
部(クルックス暗部)C、負グローD、ファラデー暗部
E、陽光柱F及び陽極グローGが順に現れる。交流グロ
ー放電では、陰極と陽極が所定の周波数にて反転を繰り
返すため、電極間の中央部に陽光柱Fが位置し、陽光柱
Fの両側にファラデー暗部E、負グローD、陰極暗部
C、陰極グローB及びアストン暗部Aがこの順に対称に
現れる。図14の(B)に示す状態は、蛍光灯のように
電極間の距離が十分に長い場合にみられる。電極間の距
離を縮めてゆくと陽光柱Fの長さが減少する。更に電極
間の距離を縮めると、図15の(A)に示すように陽光
柱Fが消失し、電極間の中央部に負グローDが位置し、
負グローDの両側に陰極暗部C、陰極グローB及びアス
トン暗部Aがこの順に対称に現れる。図15の(A)に
示した状態が、一対の放電維持電極22の間の間隔が1
×10-4m前後あるいはそれ以上であるAC型プラズマ
表示装置において達成される状態である。また、一対の
放電維持電極22の間の距離を5×10-5m未満、より
好ましくは2×10-5m以下とした場合の、一対の放電
維持電極に交流電圧を印加しているときのプラズマ表示
装置における発光状態を、模式的に図15の(B)に示
す。一対の放電維持電極間の中央部に陰極グローBが位
置し、陰極グローBの両側にアストン暗部Aが現れる。
尚、場合によっては、負グローが一部存在し得る。この
ように、プラズマ表示装置において、一対の放電維持電
極22の間の距離を5×10-5m未満とすれば、一対の
放電維持電極22の間の間隔が1×10-4m前後あるい
はそれ以上のプラズマ表示装置とは全く異なる放電モー
ド(陰極グロー)を利用することが可能となる。それ
故、高い交流グロー放電効率を達成できる結果、プラズ
マ表示装置において高い発光効率と輝度を得ることがで
きる。
発光状態を、図14を参照して説明する。図14の
(A)に、放電ガスを封入した放電管内で直流グロー放
電を行った場合の発光状態を模式的に示す。陰極から陽
極に向かって、アストン暗部A、陰極グローB、陰極暗
部(クルックス暗部)C、負グローD、ファラデー暗部
E、陽光柱F及び陽極グローGが順に現れる。交流グロ
ー放電では、陰極と陽極が所定の周波数にて反転を繰り
返すため、電極間の中央部に陽光柱Fが位置し、陽光柱
Fの両側にファラデー暗部E、負グローD、陰極暗部
C、陰極グローB及びアストン暗部Aがこの順に対称に
現れる。図14の(B)に示す状態は、蛍光灯のように
電極間の距離が十分に長い場合にみられる。電極間の距
離を縮めてゆくと陽光柱Fの長さが減少する。更に電極
間の距離を縮めると、図15の(A)に示すように陽光
柱Fが消失し、電極間の中央部に負グローDが位置し、
負グローDの両側に陰極暗部C、陰極グローB及びアス
トン暗部Aがこの順に対称に現れる。図15の(A)に
示した状態が、一対の放電維持電極22の間の間隔が1
×10-4m前後あるいはそれ以上であるAC型プラズマ
表示装置において達成される状態である。また、一対の
放電維持電極22の間の距離を5×10-5m未満、より
好ましくは2×10-5m以下とした場合の、一対の放電
維持電極に交流電圧を印加しているときのプラズマ表示
装置における発光状態を、模式的に図15の(B)に示
す。一対の放電維持電極間の中央部に陰極グローBが位
置し、陰極グローBの両側にアストン暗部Aが現れる。
尚、場合によっては、負グローが一部存在し得る。この
ように、プラズマ表示装置において、一対の放電維持電
極22の間の距離を5×10-5m未満とすれば、一対の
放電維持電極22の間の間隔が1×10-4m前後あるい
はそれ以上のプラズマ表示装置とは全く異なる放電モー
ド(陰極グロー)を利用することが可能となる。それ
故、高い交流グロー放電効率を達成できる結果、プラズ
マ表示装置において高い発光効率と輝度を得ることがで
きる。
【0086】第1パネル10は、以下の方法で作製する
ことができる。即ち、先ず、高歪点ガラスやソーダガラ
スから成る第1の基板11上に例えばスクリーン印刷法
により銀ペーストをストライプ状に印刷し、焼成を行う
ことによって、アドレス電極12を形成する。アドレス
電極12は、第1の方向(X方向)と直交する第2の方
向(Y方向)に延びている。次に、スクリーン印刷法に
より全面に低融点ガラスペースト層を形成し、この低融
点ガラスペースト層を焼成することによって誘電体膜1
3を形成する。
ことができる。即ち、先ず、高歪点ガラスやソーダガラ
スから成る第1の基板11上に例えばスクリーン印刷法
により銀ペーストをストライプ状に印刷し、焼成を行う
ことによって、アドレス電極12を形成する。アドレス
電極12は、第1の方向(X方向)と直交する第2の方
向(Y方向)に延びている。次に、スクリーン印刷法に
より全面に低融点ガラスペースト層を形成し、この低融
点ガラスペースト層を焼成することによって誘電体膜1
3を形成する。
【0087】その後、実施の形態1〜実施の形態5にて
説明した隔壁やダミー隔壁、保護隔壁を形成する。隔壁
やダミー隔壁、保護隔壁は、例えば、隣り合うアドレス
電極12の間の領域の上方の誘電体膜13上に、例えば
スクリーン印刷法により低融点ガラスペーストを印刷
し、焼成を行うことによって形成することができる。あ
るいは又、ドライフィルム法(埋込法)や感光法に基づ
き、隔壁やダミー隔壁、保護隔壁を形成することもでき
る。更には、図13にて説明したサンドブラスト形成法
によって隔壁やダミー隔壁、保護隔壁を形成することも
できるが、サンドブラスト形成法を採用する場合には、
特に、実施の形態3〜実施の形態5にて説明した構成を
表示用パネルあるいは第1パネルが有することが好まし
い。実施の形態3〜実施の形態5にて説明した構成を表
示用パネルあるいは第1パネルが有すれば、サンドブラ
スト法にて低融点ガラスペースト層60を部分的に除去
するとき、保護隔壁が存在するので、隔壁14の長手方
向端部に相当する部分の加工レートを他の部分と同等に
することができ、隔壁14の長手方向端部に相当する部
分のマスク層61が低融点ガラスペースト層60から剥
離し難くなる。従って、残すべき低融点ガラスペースト
層60の部分が確実に残され、最終的に得られる隔壁に
損傷が発生することがなく、所望の形状を有する隔壁1
4を形成することができる。また、最も外側に位置する
隔壁14に損傷が発生することもない。
説明した隔壁やダミー隔壁、保護隔壁を形成する。隔壁
やダミー隔壁、保護隔壁は、例えば、隣り合うアドレス
電極12の間の領域の上方の誘電体膜13上に、例えば
スクリーン印刷法により低融点ガラスペーストを印刷
し、焼成を行うことによって形成することができる。あ
るいは又、ドライフィルム法(埋込法)や感光法に基づ
き、隔壁やダミー隔壁、保護隔壁を形成することもでき
る。更には、図13にて説明したサンドブラスト形成法
によって隔壁やダミー隔壁、保護隔壁を形成することも
できるが、サンドブラスト形成法を採用する場合には、
特に、実施の形態3〜実施の形態5にて説明した構成を
表示用パネルあるいは第1パネルが有することが好まし
い。実施の形態3〜実施の形態5にて説明した構成を表
示用パネルあるいは第1パネルが有すれば、サンドブラ
スト法にて低融点ガラスペースト層60を部分的に除去
するとき、保護隔壁が存在するので、隔壁14の長手方
向端部に相当する部分の加工レートを他の部分と同等に
することができ、隔壁14の長手方向端部に相当する部
分のマスク層61が低融点ガラスペースト層60から剥
離し難くなる。従って、残すべき低融点ガラスペースト
層60の部分が確実に残され、最終的に得られる隔壁に
損傷が発生することがなく、所望の形状を有する隔壁1
4を形成することができる。また、最も外側に位置する
隔壁14に損傷が発生することもない。
【0088】次に、3原色の蛍光体スラリーを順次印刷
し、焼成を行うことによって、隔壁14の間の誘電体膜
13上から隔壁14の側壁面上に亙って、蛍光体層15
R,15G,15Bを形成する。以上の工程により第1
パネル10を完成することができる。
し、焼成を行うことによって、隔壁14の間の誘電体膜
13上から隔壁14の側壁面上に亙って、蛍光体層15
R,15G,15Bを形成する。以上の工程により第1
パネル10を完成することができる。
【0089】第2パネル20は、以下の方法で作製する
ことができる。即ち、先ず、高歪点ガラスやソーダガラ
スから成る第2の基板21の全面に例えばスパッタリン
グ法によりITO層を形成し、フォトリソグラフィ技術
及びエッチング技術によりITO層をストライプ状にパ
ターニングすることによって、一対の放電維持電極22
を、複数、形成する。放電維持電極22は第1の方向
(X方向)に延びている。次に、全面に例えばスパッタ
リング法によりクロム膜を形成し、フォトリソグラフィ
技術及びエッチング技術によりクロム膜をパターニング
することによって、各放電維持電極22の縁部に沿って
バス電極23を形成する。その後、全面に電子ビーム蒸
着法により、厚さ10μmの酸化マグネシウム(Mg
O)から成る保護層24を形成する。以上の工程により
第2パネル20を完成することができる。
ことができる。即ち、先ず、高歪点ガラスやソーダガラ
スから成る第2の基板21の全面に例えばスパッタリン
グ法によりITO層を形成し、フォトリソグラフィ技術
及びエッチング技術によりITO層をストライプ状にパ
ターニングすることによって、一対の放電維持電極22
を、複数、形成する。放電維持電極22は第1の方向
(X方向)に延びている。次に、全面に例えばスパッタ
リング法によりクロム膜を形成し、フォトリソグラフィ
技術及びエッチング技術によりクロム膜をパターニング
することによって、各放電維持電極22の縁部に沿って
バス電極23を形成する。その後、全面に電子ビーム蒸
着法により、厚さ10μmの酸化マグネシウム(Mg
O)から成る保護層24を形成する。以上の工程により
第2パネル20を完成することができる。
【0090】次に、プラズマ表示装置の組み立てを行
う。即ち、先ず、例えばスクリーン印刷により、第1パ
ネル10の周縁部にシール層(図示せず)を形成する。
尚、第1の基板11に設けられた貫通孔16と連通する
排気管(チップ管)17を、予め、第1の基板11の外
面にフリットガラスを用いて取り付けておく。次に、第
1パネル10と第2パネル20とを貼り合わせ、焼成し
てシール層を硬化させる。そして、第1パネル10と第
2パネル20との間に形成された内部空間を、貫通孔1
6、排気管17を介して排気した後、Ne−Xe混合ガ
ス(例えば、Ne50%−Xe50%混合ガス)から成
る放電ガスを例えば圧力8×104Pa(0.8気圧)
にて導入する。その後、排気管17を熱封止して内部空
間を封止して、プラズマ表示装置を完成させる。内部空
間の排気、あるいは、内部空間への放電ガスの導入に際
しては、ダミー隔壁あるいは保護隔壁が設けられている
ので、ガスの流れを規制することができる結果、表示用
パネルあるいは第1パネル10及び第2パネル20に汚
染が発生し難くなる。
う。即ち、先ず、例えばスクリーン印刷により、第1パ
ネル10の周縁部にシール層(図示せず)を形成する。
尚、第1の基板11に設けられた貫通孔16と連通する
排気管(チップ管)17を、予め、第1の基板11の外
面にフリットガラスを用いて取り付けておく。次に、第
1パネル10と第2パネル20とを貼り合わせ、焼成し
てシール層を硬化させる。そして、第1パネル10と第
2パネル20との間に形成された内部空間を、貫通孔1
6、排気管17を介して排気した後、Ne−Xe混合ガ
ス(例えば、Ne50%−Xe50%混合ガス)から成
る放電ガスを例えば圧力8×104Pa(0.8気圧)
にて導入する。その後、排気管17を熱封止して内部空
間を封止して、プラズマ表示装置を完成させる。内部空
間の排気、あるいは、内部空間への放電ガスの導入に際
しては、ダミー隔壁あるいは保護隔壁が設けられている
ので、ガスの流れを規制することができる結果、表示用
パネルあるいは第1パネル10及び第2パネル20に汚
染が発生し難くなる。
【0091】あるいは又、本発明の平面型表示装置を、
冷陰極電界電子放出表示装置(FED:フィールドエミ
ッションディスプレイ)から構成することもできる。冷
陰極電界電子放出表示装置には、冷陰極電界電子放出素
子(以下、電界放出素子と呼ぶ)の構造により、各種の
形式がある。以下、スピント(Spindt)型電界放
出素子を備えた冷陰極電界電子放出表示装置を例にと
り、説明する。
冷陰極電界電子放出表示装置(FED:フィールドエミ
ッションディスプレイ)から構成することもできる。冷
陰極電界電子放出表示装置には、冷陰極電界電子放出素
子(以下、電界放出素子と呼ぶ)の構造により、各種の
形式がある。以下、スピント(Spindt)型電界放
出素子を備えた冷陰極電界電子放出表示装置を例にと
り、説明する。
【0092】冷陰極電界電子放出表示装置の代表的な構
成例を図16に示す。この表示装置においては、表示用
パネルに該当する第2パネル120と背面パネルに該当
する第1パネル110とが対向配置され、両パネル11
0,120は、各々の周縁部において図示しない枠体を
介して互いに接着され、両パネル間の内部空間が真空空
間とされている。第1パネル110は、電子放出体とし
て電界放出素子を備えている。図16では、電界放出素
子の一例として、円錐形の電子放出電極116を有す
る、所謂スピント型電界放出素子を示す。スピント型電
界放出素子は、第1の基板111上に形成されたストラ
イプ状のカソード電極112と、カソード電極112及
び第1の基板111上に形成された絶縁層113と、絶
縁層113上に形成されたストライプ状のゲート電極1
14と、ゲート電極114及び絶縁層113に設けられ
た開口部115内に形成された円錐形の電子放出電極1
16から構成されている。尚、電子放出電極116は、
開口部115の底部に位置するカソード電極112の部
分の上に設けられている。また、絶縁層113の上に
は、隔壁14が設けられている。通常、多数の電子放出
電極116が、後述する蛍光体層122の1つに対応付
けられている。電子放出電極116には、カソード電極
駆動回路131からカソード電極112を通じて相対的
に負電圧(ビデオ信号)が印加され、ゲート電極114
にはゲート電極駆動回路132から相対的に正電圧(走
査信号)が印加される。これらの電圧印加によって生じ
た電界に応じ、電子放出電極116の先端から電子が量
子トンネル効果に基づき放出される。また、上述とは逆
に、走査信号がカソード電極112に入力され、ビデオ
信号がゲート電極114に入力される場合もある。
成例を図16に示す。この表示装置においては、表示用
パネルに該当する第2パネル120と背面パネルに該当
する第1パネル110とが対向配置され、両パネル11
0,120は、各々の周縁部において図示しない枠体を
介して互いに接着され、両パネル間の内部空間が真空空
間とされている。第1パネル110は、電子放出体とし
て電界放出素子を備えている。図16では、電界放出素
子の一例として、円錐形の電子放出電極116を有す
る、所謂スピント型電界放出素子を示す。スピント型電
界放出素子は、第1の基板111上に形成されたストラ
イプ状のカソード電極112と、カソード電極112及
び第1の基板111上に形成された絶縁層113と、絶
縁層113上に形成されたストライプ状のゲート電極1
14と、ゲート電極114及び絶縁層113に設けられ
た開口部115内に形成された円錐形の電子放出電極1
16から構成されている。尚、電子放出電極116は、
開口部115の底部に位置するカソード電極112の部
分の上に設けられている。また、絶縁層113の上に
は、隔壁14が設けられている。通常、多数の電子放出
電極116が、後述する蛍光体層122の1つに対応付
けられている。電子放出電極116には、カソード電極
駆動回路131からカソード電極112を通じて相対的
に負電圧(ビデオ信号)が印加され、ゲート電極114
にはゲート電極駆動回路132から相対的に正電圧(走
査信号)が印加される。これらの電圧印加によって生じ
た電界に応じ、電子放出電極116の先端から電子が量
子トンネル効果に基づき放出される。また、上述とは逆
に、走査信号がカソード電極112に入力され、ビデオ
信号がゲート電極114に入力される場合もある。
【0093】一方、第2パネル120は、ガラス等から
成る第2の基板121上にドット状あるいはストライプ
状に形成された複数の蛍光体層122と、蛍光体層12
2及び第2の基板121上に形成された導電性反射膜か
ら成るアノード電極124を有する。アノード電極12
4には、加速電源(アノード電極駆動回路)133か
ら、ゲート電極114に印加される正電圧よりも高い正
電圧が印加され、電子放出電極116から真空空間中へ
放出された電子を、蛍光体層122に向かって誘導する
役割を果たす。また、アノード電極124は、蛍光体層
122を構成する蛍光体粒子をイオン等の粒子によるス
パッタから保護する機能、電子励起によって生じた蛍光
体層122の発光を第2の基板121側へ反射させ、第
2の基板121の外側から観察される表示画面の輝度を
向上させる機能、及び、過剰な帯電を防止して第2パネ
ル120の電位を安定化させる機能も有する。即ち、ア
ノード電極124は、アノード電極としての機能を果た
すだけでなく、陰極線管(CRT)の分野でメタルバッ
ク膜として知られる部材が果たす機能とを兼ねている。
アノード電極124は、通常、アルミニウム薄膜を用い
て構成されている。尚、蛍光体層122と蛍光体層12
2との間にはブラックマトリクス123が形成されてい
る。
成る第2の基板121上にドット状あるいはストライプ
状に形成された複数の蛍光体層122と、蛍光体層12
2及び第2の基板121上に形成された導電性反射膜か
ら成るアノード電極124を有する。アノード電極12
4には、加速電源(アノード電極駆動回路)133か
ら、ゲート電極114に印加される正電圧よりも高い正
電圧が印加され、電子放出電極116から真空空間中へ
放出された電子を、蛍光体層122に向かって誘導する
役割を果たす。また、アノード電極124は、蛍光体層
122を構成する蛍光体粒子をイオン等の粒子によるス
パッタから保護する機能、電子励起によって生じた蛍光
体層122の発光を第2の基板121側へ反射させ、第
2の基板121の外側から観察される表示画面の輝度を
向上させる機能、及び、過剰な帯電を防止して第2パネ
ル120の電位を安定化させる機能も有する。即ち、ア
ノード電極124は、アノード電極としての機能を果た
すだけでなく、陰極線管(CRT)の分野でメタルバッ
ク膜として知られる部材が果たす機能とを兼ねている。
アノード電極124は、通常、アルミニウム薄膜を用い
て構成されている。尚、蛍光体層122と蛍光体層12
2との間にはブラックマトリクス123が形成されてい
る。
【0094】電界放出素子として、スピント型電界放出
素子の他に、図17に模式図を示すような電子放出電極
116Aがクラウン(王冠)型をしたクラウン型電界放
出素子、図18の(A)及び(B)に模式図を示すよう
な電子放出電極116Bが扁平型電界放出素子、図19
に模式図を示すような電子放出電極がカソード電極11
2の表面に形成された隆起部112A、凹部112B、
先端部112Cから構成されたクレータ型電界放出素
子、図20に模式図を示すようなエッジ型電界放出素子
を用いることもできる。尚、電界放出素子においては、
1つの開口部に1つの電子放出電極が対応する形態のみ
ならず、電界放出素子の構造に依っては、1つの開口部
に複数の電子放出電極が対応した形態、あるいは、複数
の開口部に1つの電子放出電極が対応する形態とするこ
ともできる。
素子の他に、図17に模式図を示すような電子放出電極
116Aがクラウン(王冠)型をしたクラウン型電界放
出素子、図18の(A)及び(B)に模式図を示すよう
な電子放出電極116Bが扁平型電界放出素子、図19
に模式図を示すような電子放出電極がカソード電極11
2の表面に形成された隆起部112A、凹部112B、
先端部112Cから構成されたクレータ型電界放出素
子、図20に模式図を示すようなエッジ型電界放出素子
を用いることもできる。尚、電界放出素子においては、
1つの開口部に1つの電子放出電極が対応する形態のみ
ならず、電界放出素子の構造に依っては、1つの開口部
に複数の電子放出電極が対応した形態、あるいは、複数
の開口部に1つの電子放出電極が対応する形態とするこ
ともできる。
【0095】模式的な一部端面図を図17の(A)に示
し、一部を切り欠いた模式的な斜視図を図17の(B)
に示すクラウン型電界放出素子は、第1の基板111上
に形成されたカソード電極112と、第1の基板111
及びカソード電極112上に形成された絶縁層113
と、絶縁層113上に形成されたゲート電極114と、
ゲート電極114及び絶縁層113を貫通する開口部1
15と、開口部115の底部に位置するカソード電極1
12の部分の上に設けられたクラウン(王冠)型の電子
放出電極116Aから構成されている。尚、図17の
(A)は図17の(B)の線A−Aに沿った模式的な一
部端面図である。
し、一部を切り欠いた模式的な斜視図を図17の(B)
に示すクラウン型電界放出素子は、第1の基板111上
に形成されたカソード電極112と、第1の基板111
及びカソード電極112上に形成された絶縁層113
と、絶縁層113上に形成されたゲート電極114と、
ゲート電極114及び絶縁層113を貫通する開口部1
15と、開口部115の底部に位置するカソード電極1
12の部分の上に設けられたクラウン(王冠)型の電子
放出電極116Aから構成されている。尚、図17の
(A)は図17の(B)の線A−Aに沿った模式的な一
部端面図である。
【0096】図18の(A)に模式的な一部断面図を示
す扁平型電界放出素子は、例えばガラスから成る第1の
基板111上に形成されたカソード電極112、第1の
基板111及びカソード電極112上に形成された絶縁
層113、絶縁層113上に形成されたゲート電極11
4、ゲート電極114及び絶縁層113を貫通する開口
部115、並びに、開口部115の底部に位置するカソ
ード電極112の部分の上に設けられた扁平の電子放出
電極116Bから成る。ここで、電子放出電極116B
は、図18の(A)の紙面垂直方向に延びたストライプ
状のカソード電極112上に形成されている。また、ゲ
ート電極114は、図18の(A)の紙面左右方向に延
びている。カソード電極112及びゲート電極114は
クロム(Cr)から成る。電子放出電極116Bは、具
体的には、グラファイト粉末から成る薄層から構成され
ている。また、電界放出素子の動作安定化、電子放出特
性の均一化のために、カソード電極112と電子放出電
極116Bとの間にSiCから成る抵抗体層140が設
けられている。図18の(A)に示した扁平型電界放出
素子においては、カソード電極112の表面の全域に亙
って、抵抗体層140及び電子放出電極116Bが形成
されているが、このような構造に限定するものではな
く、要は、少なくとも開口部115の底部に電子放出電
極116Bが設けられていればよい。
す扁平型電界放出素子は、例えばガラスから成る第1の
基板111上に形成されたカソード電極112、第1の
基板111及びカソード電極112上に形成された絶縁
層113、絶縁層113上に形成されたゲート電極11
4、ゲート電極114及び絶縁層113を貫通する開口
部115、並びに、開口部115の底部に位置するカソ
ード電極112の部分の上に設けられた扁平の電子放出
電極116Bから成る。ここで、電子放出電極116B
は、図18の(A)の紙面垂直方向に延びたストライプ
状のカソード電極112上に形成されている。また、ゲ
ート電極114は、図18の(A)の紙面左右方向に延
びている。カソード電極112及びゲート電極114は
クロム(Cr)から成る。電子放出電極116Bは、具
体的には、グラファイト粉末から成る薄層から構成され
ている。また、電界放出素子の動作安定化、電子放出特
性の均一化のために、カソード電極112と電子放出電
極116Bとの間にSiCから成る抵抗体層140が設
けられている。図18の(A)に示した扁平型電界放出
素子においては、カソード電極112の表面の全域に亙
って、抵抗体層140及び電子放出電極116Bが形成
されているが、このような構造に限定するものではな
く、要は、少なくとも開口部115の底部に電子放出電
極116Bが設けられていればよい。
【0097】図18の(B)に模式的な一部端面図を示
す扁平型電界放出素子においては、電子放出電極116
Cは、CVD法に基づき形成された炭素薄膜150から
構成されている。尚、この炭素薄膜150は、金属粒子
151あるいは金属薄膜から構成された炭素薄膜選択成
長領域上に、選択的に形成されている。
す扁平型電界放出素子においては、電子放出電極116
Cは、CVD法に基づき形成された炭素薄膜150から
構成されている。尚、この炭素薄膜150は、金属粒子
151あるいは金属薄膜から構成された炭素薄膜選択成
長領域上に、選択的に形成されている。
【0098】クレータ型電界放出素子の模式的な一部断
面図を、図19の(A)に示す。クレータ型電界放出素
子は、電子を放出する複数の隆起部112Aと、各隆起
部112Aに囲まれた凹部112Bとを有するカソード
電極112が、第1の基板111上に備えられている。
尚、絶縁層113及びゲート電極114を取り除いた模
式的な斜視図を図19の(B)に示す。凹部112Bの
形状は特に限定されないが、典型的には略球面を成す。
凹部112Bが略球面を成す場合、凹部112Bを囲む
隆起部112Aは円環状となり、この場合の凹部112
Bと隆起部112Aとは、全体としてクレータあるいは
カルデラのような形状を呈する。隆起部112Aは電子
を放出する部分であるため、電子放出効率を高める観点
からは、その先端部112Cが先鋭であることが特に好
ましい。隆起部112Aの先端部112Cのプロファイ
ルは、不規則な凹凸を有していても、あるいは滑らかで
あってもよい。1画素内における隆起部112Aの配置
は規則的であってもランダムであってもよい。尚、凹部
112Bは、凹部112Bの周方向に沿って連続した隆
起部112Aにより囲まれていてもよいし、場合によっ
ては、凹部112Bの周方向に沿って不連続な隆起部1
12Aにより囲まれていてもよい。
面図を、図19の(A)に示す。クレータ型電界放出素
子は、電子を放出する複数の隆起部112Aと、各隆起
部112Aに囲まれた凹部112Bとを有するカソード
電極112が、第1の基板111上に備えられている。
尚、絶縁層113及びゲート電極114を取り除いた模
式的な斜視図を図19の(B)に示す。凹部112Bの
形状は特に限定されないが、典型的には略球面を成す。
凹部112Bが略球面を成す場合、凹部112Bを囲む
隆起部112Aは円環状となり、この場合の凹部112
Bと隆起部112Aとは、全体としてクレータあるいは
カルデラのような形状を呈する。隆起部112Aは電子
を放出する部分であるため、電子放出効率を高める観点
からは、その先端部112Cが先鋭であることが特に好
ましい。隆起部112Aの先端部112Cのプロファイ
ルは、不規則な凹凸を有していても、あるいは滑らかで
あってもよい。1画素内における隆起部112Aの配置
は規則的であってもランダムであってもよい。尚、凹部
112Bは、凹部112Bの周方向に沿って連続した隆
起部112Aにより囲まれていてもよいし、場合によっ
ては、凹部112Bの周方向に沿って不連続な隆起部1
12Aにより囲まれていてもよい。
【0099】エッジ型電界放出素子の模式的な一部断面
図を図20の(A)に示す。このエッジ型電界放出素子
は、第1の第1の基板111上に形成されたストライプ
状のカソード電極212と、第1の基板111及びカソ
ード電極212上に形成された絶縁層113と、絶縁層
113上に形成されたストライプ状のゲート電極114
から構成されており、開口部115がゲート電極114
及び絶縁層113に設けられている。開口部115の底
部にはカソード電極212のエッジ部212Aが露出し
ている。カソード電極212及びゲート電極114に電
圧を印加することによって、カソード電極212のエッ
ジ部212Aから電子が放出される。
図を図20の(A)に示す。このエッジ型電界放出素子
は、第1の第1の基板111上に形成されたストライプ
状のカソード電極212と、第1の基板111及びカソ
ード電極212上に形成された絶縁層113と、絶縁層
113上に形成されたストライプ状のゲート電極114
から構成されており、開口部115がゲート電極114
及び絶縁層113に設けられている。開口部115の底
部にはカソード電極212のエッジ部212Aが露出し
ている。カソード電極212及びゲート電極114に電
圧を印加することによって、カソード電極212のエッ
ジ部212Aから電子が放出される。
【0100】尚、図20の(B)に示すように、開口部
115内のカソード電極212の下の第1の基板111
に凹部111Aが形成されていてもよい。あるいは又、
模式的な一部断面図を図20の(C)に示すように、第
1の基板111上に形成された第1のゲート電極114
Aと、第1の基板111及び第1のゲート電極114A
上に形成された第1の絶縁層113Aと、第1の絶縁層
113A上に形成されたカソード電極212と、第1の
絶縁層113A及びカソード電極212に形成された第
2の絶縁層113Bと、第2の絶縁層113B上に形成
された第2のゲート電極114Bから構成することもで
きる。そして、開口部115が、第2のゲート電極11
4B、第2の絶縁層113B、カソード電極212及び
第1の絶縁層113Aに設けられており、開口部115
の側壁にはカソード電極212のエッジ部212Aが露
出している。カソード電極212並びに第1のゲート電
極114A、第2のゲート電極114Bに電圧を印加す
ることによって、カソード電極212のエッジ部212
Aから電子が放出される。
115内のカソード電極212の下の第1の基板111
に凹部111Aが形成されていてもよい。あるいは又、
模式的な一部断面図を図20の(C)に示すように、第
1の基板111上に形成された第1のゲート電極114
Aと、第1の基板111及び第1のゲート電極114A
上に形成された第1の絶縁層113Aと、第1の絶縁層
113A上に形成されたカソード電極212と、第1の
絶縁層113A及びカソード電極212に形成された第
2の絶縁層113Bと、第2の絶縁層113B上に形成
された第2のゲート電極114Bから構成することもで
きる。そして、開口部115が、第2のゲート電極11
4B、第2の絶縁層113B、カソード電極212及び
第1の絶縁層113Aに設けられており、開口部115
の側壁にはカソード電極212のエッジ部212Aが露
出している。カソード電極212並びに第1のゲート電
極114A、第2のゲート電極114Bに電圧を印加す
ることによって、カソード電極212のエッジ部212
Aから電子が放出される。
【0101】更には、表面伝導型電子放出素子と通称さ
れる素子から電子放出領域を構成することもできる。こ
の表面伝導型電子放出素子は、例えばガラスから成る基
板上に酸化錫(SnO2)、金(Au)、酸化インジウ
ム(In2O3)/酸化錫(SnO2)、カーボン、酸化
パラジウム(PdO)等の導電材料から成り、微小面積
を有し、所定の間隔(ギャップ)を開けて配された一対
の電極がマトリクス状に形成されて成る。それぞれの電
極の上には炭素薄膜が形成されている。そして、一対の
電極の内の一方の電極に行方向配線が接続され、一対の
電極の内の他方の電極に列方向配線が接続された構成を
有する。一対の電極に電圧を印加することによって、ギ
ャップを挟んで向かい合った炭素薄膜に電界が加わり、
炭素薄膜から電子が放出される。かかる電子を第2パネ
ル上の蛍光体層に衝突させることによって、蛍光体層が
励起されて発光し、所望の画像を得ることができる。
れる素子から電子放出領域を構成することもできる。こ
の表面伝導型電子放出素子は、例えばガラスから成る基
板上に酸化錫(SnO2)、金(Au)、酸化インジウ
ム(In2O3)/酸化錫(SnO2)、カーボン、酸化
パラジウム(PdO)等の導電材料から成り、微小面積
を有し、所定の間隔(ギャップ)を開けて配された一対
の電極がマトリクス状に形成されて成る。それぞれの電
極の上には炭素薄膜が形成されている。そして、一対の
電極の内の一方の電極に行方向配線が接続され、一対の
電極の内の他方の電極に列方向配線が接続された構成を
有する。一対の電極に電圧を印加することによって、ギ
ャップを挟んで向かい合った炭素薄膜に電界が加わり、
炭素薄膜から電子が放出される。かかる電子を第2パネ
ル上の蛍光体層に衝突させることによって、蛍光体層が
励起されて発光し、所望の画像を得ることができる。
【0102】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。発明の実施の形態にて説明した平面型表示装置や表
示用パネルの構造、構成は例示であり、適宜変更するこ
とができるし、平面型表示装置や表示用パネルの製造方
法も例示であり、適宜変更することができる。更には、
これらの製造において使用した各種材料も例示であり、
適宜変更することができる。例えば、排気管17は第2
パネル20に取り付けることもできるし、2以上として
もよい。
き説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。発明の実施の形態にて説明した平面型表示装置や表
示用パネルの構造、構成は例示であり、適宜変更するこ
とができるし、平面型表示装置や表示用パネルの製造方
法も例示であり、適宜変更することができる。更には、
これらの製造において使用した各種材料も例示であり、
適宜変更することができる。例えば、排気管17は第2
パネル20に取り付けることもできるし、2以上として
もよい。
【0103】
【発明の効果】本発明においては、ダミー隔壁あるいは
保護隔壁が設けられているので、平面型表示装置の組立
時に平面型表示装置の内部空間の排気、あるいは、内部
空間への放電ガスの導入に際してガスの流れを規制する
ことができる結果、表示用パネルあるいは第1パネル及
び第2パネルに汚染が発生し難くなる。その結果、例え
ば、排気管の近傍に位置する放電セルに放電が起こり難
く、場合によっては、放電が生じないといった現象の発
生を抑制することができ、放電の安定性を高めることが
できる。
保護隔壁が設けられているので、平面型表示装置の組立
時に平面型表示装置の内部空間の排気、あるいは、内部
空間への放電ガスの導入に際してガスの流れを規制する
ことができる結果、表示用パネルあるいは第1パネル及
び第2パネルに汚染が発生し難くなる。その結果、例え
ば、排気管の近傍に位置する放電セルに放電が起こり難
く、場合によっては、放電が生じないといった現象の発
生を抑制することができ、放電の安定性を高めることが
できる。
【0104】また、本発明の第3の態様あるいは第4の
態様に係る表示用パネルあるいは平面型表示装置におい
ては、保護隔壁が形成されているので、サンドブラスト
法にて隔壁形成用材料層の不要部分をサンドブラスト法
によって除去する際、隔壁の長手方向端部に相当する部
分の加工レートや、最も外側に位置する隔壁を形成すべ
き部分の加工レートが、他の部分と比べて同程度とな
り、残すべき隔壁形成用材料層の部分が確実に残され、
最終的に得られる隔壁に損傷が発生することがなく、所
望の形状を有する隔壁を形成することができる。それ
故、加工条件の緩和を図ることが可能となるし、製造歩
留の増加を達成することができる。尚、隔壁の幅に対し
てダミー隔壁や保護隔壁の幅を所定の幅とすれば、表示
用パネルや平面型表示装置の品質の安定と歩留向上を図
ることができる。
態様に係る表示用パネルあるいは平面型表示装置におい
ては、保護隔壁が形成されているので、サンドブラスト
法にて隔壁形成用材料層の不要部分をサンドブラスト法
によって除去する際、隔壁の長手方向端部に相当する部
分の加工レートや、最も外側に位置する隔壁を形成すべ
き部分の加工レートが、他の部分と比べて同程度とな
り、残すべき隔壁形成用材料層の部分が確実に残され、
最終的に得られる隔壁に損傷が発生することがなく、所
望の形状を有する隔壁を形成することができる。それ
故、加工条件の緩和を図ることが可能となるし、製造歩
留の増加を達成することができる。尚、隔壁の幅に対し
てダミー隔壁や保護隔壁の幅を所定の幅とすれば、表示
用パネルや平面型表示装置の品質の安定と歩留向上を図
ることができる。
【図1】発明の実施の形態1の表示用パネルあるいは第
1パネルの模式的な平面図である。
1パネルの模式的な平面図である。
【図2】発明の実施の形態1の表示用パネルあるいは第
1パネルの変形例の模式的な平面図である。
1パネルの変形例の模式的な平面図である。
【図3】発明の実施の形態2の表示用パネルあるいは第
1パネルの模式的な平面図である。
1パネルの模式的な平面図である。
【図4】発明の実施の形態3の表示用パネルあるいは第
1パネルの模式的な平面図である。
1パネルの模式的な平面図である。
【図5】発明の実施の形態3の表示用パネルあるいは第
1パネルの変形例の模式的な平面図である。
1パネルの変形例の模式的な平面図である。
【図6】発明の実施の形態4の表示用パネルあるいは第
1パネルの模式的な平面図である。
1パネルの模式的な平面図である。
【図7】発明の実施の形態4の表示用パネルあるいは第
1パネルの変形例の模式的な平面図である。
1パネルの変形例の模式的な平面図である。
【図8】発明の実施の形態4の表示用パネルあるいは第
1パネルの別の変形例の模式的な平面図である。
1パネルの別の変形例の模式的な平面図である。
【図9】発明の実施の形態4の表示用パネルあるいは第
1パネルの更に別の変形例の模式的な平面図である。
1パネルの更に別の変形例の模式的な平面図である。
【図10】発明の実施の形態5の表示用パネルあるいは
第1パネルの模式的な平面図である。
第1パネルの模式的な平面図である。
【図11】3電極型の交流駆動型プラズマ表示装置を概
念的に示す一部分解斜視図である。
念的に示す一部分解斜視図である。
【図12】プラズマ表示装置の第1パネルを概念的に示
す模式的な平面図及び断面図である。
す模式的な平面図及び断面図である。
【図13】サンドブラスト法による隔壁やダミー隔壁、
保護隔壁の形成方法を説明するための第1の基板等の模
式的な一部断面図である。
保護隔壁の形成方法を説明するための第1の基板等の模
式的な一部断面図である。
【図14】グロー放電の状態を示す模式図である。
【図15】一対の放電維持電極の間のグロー放電の状態
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図16】冷陰極電界電子放出表示装置の模式的な一部
端面図である。
端面図である。
【図17】クラウン型冷陰極電界電子放出素子の模式的
な一部端面図、及び、一部を切り欠いた模式的な斜視図
である。
な一部端面図、及び、一部を切り欠いた模式的な斜視図
である。
【図18】扁平型冷陰極電界電子放出素子の模式的な一
部断面図及び一部端面図である。
部断面図及び一部端面図である。
【図19】クレータ型冷陰極電界電子放出素子の模式的
な一部断面図、及び、一部の構成要素を取り除いた模式
的な斜視図である。
な一部断面図、及び、一部の構成要素を取り除いた模式
的な斜視図である。
【図20】エッジ型冷陰極電界電子放出素子の模式的な
一部断面図である。
一部断面図である。
10・・・第1パネル(表示用パネル)、11・・・第
1の基板、12・・・アドレス電極、13・・・誘電体
膜、14・・・隔壁、15,15R,15G,15B・
・・蛍光体層、16・・・貫通孔、17・・・排気管
(チップ管)、20・・・第2パネル、21・・・第2
の基板、22・・・放電維持電極、23・・・バス電
極、24・・・保護層、31・・・有効領域、32・・
・無効領域、32A・・・無効領域の連通部、41,4
2,43・・・ダミー隔壁、51A,51B,52A,
52B,53A,53B,54A,54B・・・保護隔
壁、60・・・低融点ガラスペースト層、61・・・マ
スク層、110・・・第1パネル、111・・・第1の
基板、112,212・・・カソード電極、112A・
・・隆起部、112B・・・凹部、112C・・・先端
部、113,113A,113B・・・絶縁層、11
4,114A,114B・・・ゲート電極、115・・
・開口部、116,116A,116B,116C・・
・電子放出電極、120・・・第2パネル、121・・
・第2の基板、122・・・蛍光体層、123・・・ブ
ラックマトリクス、124・・・アノード電極、131
・・・カソード電極駆動回路、132・・・ゲート電極
駆動回路、133・・・アノード電極駆動回路、140
・・・抵抗体層、150・・・炭素薄膜、151・・・
金属粒子、212A・・・エッジ部
1の基板、12・・・アドレス電極、13・・・誘電体
膜、14・・・隔壁、15,15R,15G,15B・
・・蛍光体層、16・・・貫通孔、17・・・排気管
(チップ管)、20・・・第2パネル、21・・・第2
の基板、22・・・放電維持電極、23・・・バス電
極、24・・・保護層、31・・・有効領域、32・・
・無効領域、32A・・・無効領域の連通部、41,4
2,43・・・ダミー隔壁、51A,51B,52A,
52B,53A,53B,54A,54B・・・保護隔
壁、60・・・低融点ガラスペースト層、61・・・マ
スク層、110・・・第1パネル、111・・・第1の
基板、112,212・・・カソード電極、112A・
・・隆起部、112B・・・凹部、112C・・・先端
部、113,113A,113B・・・絶縁層、11
4,114A,114B・・・ゲート電極、115・・
・開口部、116,116A,116B,116C・・
・電子放出電極、120・・・第2パネル、121・・
・第2の基板、122・・・蛍光体層、123・・・ブ
ラックマトリクス、124・・・アノード電極、131
・・・カソード電極駆動回路、132・・・ゲート電極
駆動回路、133・・・アノード電極駆動回路、140
・・・抵抗体層、150・・・炭素薄膜、151・・・
金属粒子、212A・・・エッジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 英広 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 手代木 仁 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C040 FA01 FA04 GB03 GB14 GF12 GF14 GF20 JA17 LA20 MA17 5C094 AA21 AA53 BA31 CA19 FA02
Claims (22)
- 【請求項1】基板と、該基板上に形成された隔壁及びダ
ミー隔壁とを備え、 表示を行うための有効領域、及び、有効領域の外周部に
配置され、有効領域を取り囲む無効領域を有し、 有効領域に相当する基板の部分にはストライプ状の複数
の該隔壁が形成された、平面型表示装置を構成するため
の表示用パネルであって、 平面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内部空間と
連通する無効領域の連通部と有効領域との間に位置する
基板の部分には、ダミー隔壁が形成されていることを特
徴とする表示用パネル。 - 【請求項2】ダミー隔壁の長さは1cm以上であること
を特徴とする請求項1に記載の表示用パネル。 - 【請求項3】基板と、該基板上に形成された隔壁及びダ
ミー隔壁とを備え、 表示を行うための有効領域、及び、有効領域の外周部に
配置され、有効領域を取り囲む無効領域を有し、 該有効領域は、対向する2辺が第1の方向に延び、対向
する他の2辺が第2の方向に延びる矩形形状を有し、 有効領域に相当する基板の部分にはストライプ状の複数
の該隔壁が形成された、平面型表示装置を構成するため
の表示用パネルであって、 平面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内部空間と
連通する無効領域の連通部が、該矩形形状のコーナー部
の外側に位置し、 無効領域の該連通部と有効領域との間に位置する基板の
部分には、第1の方向に延びる第1のダミー隔壁、及
び、第2の方向に延び、該第1のダミー隔壁と連続した
第2のダミー隔壁から成るダミー隔壁が形成されている
ことを特徴とする表示用パネル。 - 【請求項4】第1の方向に延びる前記矩形形状の辺の長
さをL1、第2の方向に延びる該矩形形状の辺の長さを
L2(但し、L1≦L2)としたとき、第1のダミー隔壁
の長さ及び第2のダミー隔壁の長さは、それぞれ、L1
/4以上であることを特徴とする請求項3に記載の表示
用パネル。 - 【請求項5】基板と、該基板上に形成された隔壁、第1
の保護隔壁及び第2の保護隔壁とを備え、 表示を行うための有効領域、及び、有効領域の外周部に
配置され、有効領域を取り囲む無効領域を有し、 該有効領域は、対向する2辺が第1の方向に延び、対向
する他の2辺が第2の方向に延びる矩形形状を有し、 有効領域に相当する基板の部分にはストライプ状の複数
の該隔壁が形成された、平面型表示装置を構成するため
の表示用パネルであって、 無効領域に相当する基板の部分には、矩形形状の有効領
域を取り囲むように、第1の方向に延びる第1の保護隔
壁、及び、第2の方向に延びる第2の保護隔壁が形成さ
れており、 平面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内部空間と
連通する無効領域の連通部が、該矩形形状のコーナー部
の外側に位置し、 無効領域の該連通部と有効領域との間に位置する基板の
部分には、第1の保護隔壁と第2の保護隔壁とが連続し
て形成されており、 無効領域の連通部が存在しない該矩形形状のコーナー部
の外側に位置する基板の部分に形成された第1の保護隔
壁と第2の保護隔壁との間には隙間が開いていることを
特徴とする表示用パネル。 - 【請求項6】第1の方向に延びる前記矩形形状の2辺の
それぞれと平行に延びる第1の保護隔壁の数は2以上で
あり、第2の方向に延びる該矩形形状の2辺のそれぞれ
と平行に延びる第2の保護隔壁の数は2以上であること
を特徴する請求項5に記載の表示用パネル。 - 【請求項7】第1の方向に延びる前記矩形形状の2辺の
それぞれと平行に延びる第1の保護隔壁の数は3乃至5
であり、第2の方向に延びる該矩形形状の2辺のそれぞ
れと平行に延びる第2の保護隔壁の数は3乃至5である
ことを特徴する請求項6に記載の表示用パネル。 - 【請求項8】隔壁の幅をd、第1の保護隔壁の幅を
d1、第2の保護隔壁の幅をd2としたとき、d≦d1≦
2d及びd≦d2≦2dを満足することを特徴とする請
求項5に記載の表示用パネル。 - 【請求項9】基板と、該基板上に形成された隔壁、第1
の保護隔壁及び第2の保護隔壁とを備え、 表示を行うための有効領域、及び、有効領域の外周部に
配置され、有効領域を取り囲む無効領域を有し、 該有効領域は、対向する2辺が第1の方向に延び、対向
する他の2辺が第2の方向に延びる矩形形状を有し、 有効領域に相当する基板の部分にはストライプ状の複数
の該隔壁が形成された、平面型表示装置を構成するため
の表示用パネルであって、 無効領域に相当する基板の部分には、矩形形状の有効領
域を取り囲むように、第1の方向に延びるM本の第1の
保護隔壁、及び、第2の方向に延びるN本(但し、N=
M−1又はM)の第2の保護隔壁が形成されており、 有効領域側から数えて、第n本目(但し、1≦n≦M−
1)の第1の保護隔壁の端部と第n本目の第2の保護隔
壁との間には隙間が存在し、且つ、第n本目の第1の保
護隔壁の延長線上には第n本目の第2の保護隔壁が存在
し、 第n本目の第2の保護隔壁の端部と第(n+1)本目の
第1の保護隔壁との間には隙間が存在し、且つ、第n本
目の第2の保護隔壁の延長線上には第(n+1)本目の
第1の保護隔壁が存在することを特徴とする表示用パネ
ル。 - 【請求項10】Mの値は3以上5以下であることを特徴
とする請求項9に記載の表示用パネル。 - 【請求項11】隔壁の幅をd、第1の保護隔壁の幅をd
1、第2の保護隔壁の幅をd2としたとき、d≦d1≦2
d及びd≦d2≦2dを満足することを特徴とする請求
項9に記載の表示用パネル。 - 【請求項12】(1)第1の基板と、該第1の基板上に
形成された隔壁及びダミー隔壁とを備えた第1パネル、
並びに、 (2)第2の基板を備えた第2パネル、から構成され、 表示を行うための有効領域、及び、有効領域の外周部に
配置され、有効領域を取り囲む無効領域を有し、 有効領域に相当する第1の基板の領域には、ストライプ
状の複数の該隔壁が形成され、 第1の基板の外縁部と第2の基板の外縁部とが接合され
た平面型表示装置であって、 平面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内部空間と
連通する無効領域の連通部と有効領域との間に位置する
第1の基板の部分には、ダミー隔壁が形成されているこ
とを特徴とする平面型表示装置。 - 【請求項13】ミー隔壁の長さは1cm以上であること
を特徴とする請求項12に記載の平面型表示装置。 - 【請求項14】(1)第1の基板と、該第1の基板上に
形成された隔壁及びダミー隔壁とを備えた第1パネル、
並びに、 (2)第2の基板を備えた第2パネル、から構成され、 表示を行うための有効領域、及び、有効領域の外周部に
配置され、有効領域を取り囲む無効領域を有し、 該有効領域は、対向する2辺が第1の方向に延び、対向
する他の2辺が第2の方向に延びる矩形形状を有し、 有効領域に相当する第1の基板の領域には、ストライプ
状の複数の該隔壁が形成され、 第1の基板の外縁部と第2の基板の外縁部とが接合され
た平面型表示装置であって、 平面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内部空間と
連通する無効領域の連通部が、該矩形形状のコーナー部
の外側に位置し、 無効領域の該連通部と有効領域との間に位置する第1の
基板の部分には、第1の方向に延びる第1のダミー隔
壁、及び、第2の方向に延び、該第1のダミー隔壁と連
続した第2のダミー隔壁から成るダミー隔壁が形成され
ていることを特徴とする平面型表示装置。 - 【請求項15】第1の方向に延びる前記矩形形状の辺の
長さをL1、第2の方向に延びる該矩形形状の辺の長さ
をL2(但し、L1≦L2)としたとき、第1のダミー隔
壁の長さ及び第2のダミー隔壁の長さは、それぞれ、L
1/4以上であることを特徴とする請求項14に記載の
平面型表示装置。 - 【請求項16】(1)第1の基板と、該第1の基板上に
形成された隔壁、第1の保護隔壁及び第2の保護隔壁と
を備えた第1パネル、並びに、 (2)第2の基板を備えた第2パネル、から構成され、 表示を行うための有効領域、及び、有効領域の外周部に
配置され、有効領域を取り囲む無効領域を有し、 該有効領域は、対向する2辺が第1の方向に延び、対向
する他の2辺が第2の方向に延びる矩形形状を有し、 有効領域に相当する第1の基板の領域には、ストライプ
状の複数の該隔壁が形成され、 第1の基板の外縁部と第2の基板の外縁部とが接合され
た平面型表示装置であって、 無効領域に相当する第1の基板の部分には、矩形形状の
有効領域を取り囲むように、第1の方向に延びる第1の
保護隔壁、及び、第2の方向に延びる第2の保護隔壁が
形成されており、 平面型表示装置の組立時に平面型表示装置の内部空間と
連通する無効領域の連通部が、該矩形形状のコーナー部
の外側に位置し、 無効領域の該連通部と有効領域との間に位置する第1の
基板の部分には、第1の保護隔壁と第2の保護隔壁とが
連続して形成されており、 無効領域の連通部が存在しない該矩形形状のコーナー部
の外側に位置する第1の基板の部分に形成された第1の
保護隔壁と第2の保護隔壁との間には隙間が開いている
ことを特徴とする平面型表示装置。 - 【請求項17】第1の方向に延びる前記矩形形状の2辺
のそれぞれと平行に延びる第1の保護隔壁の数は2以上
であり、第2の方向に延びる該矩形形状の2辺のそれぞ
れと平行に延びる第2の保護隔壁の数は2以上であるこ
とを特徴する請求項16に記載の平面型表示装置。 - 【請求項18】第1の方向に延びる前記矩形形状の2辺
のそれぞれと平行に延びる第1の保護隔壁の数は3乃至
5であり、第2の方向に延びる該矩形形状の2辺のそれ
ぞれと平行に延びる第2の保護隔壁の数は3乃至5であ
ることを特徴する請求項17に記載の平面型表示装置。 - 【請求項19】隔壁の幅をd、第1の保護隔壁の幅をd
1、第2の保護隔壁の幅をd2としたとき、d≦d1≦2
d及びd≦d2≦2dを満足することを特徴とする請求
項16に記載の平面型表示装置。 - 【請求項20】(1)第1の基板と、該第1の基板上に
形成された隔壁、第1の保護隔壁及び第2の保護隔壁と
を備えた第1パネル、並びに、 (2)第2の基板を備えた第2パネル、から構成され、 表示を行うための有効領域、及び、有効領域の外周部に
配置され、有効領域を取り囲む無効領域を有し、 該有効領域は、対向する2辺が第1の方向に延び、対向
する他の2辺が第2の方向に延びる矩形形状を有し、 有効領域に相当する第1の基板の領域には、ストライプ
状の複数の該隔壁が形成され、 第1の基板の外縁部と第2の基板の外縁部とが接合され
た平面型表示装置であって、 無効領域に対応する第1の基板には、矩形形状の有効領
域を取り囲むように、第1の方向に延びるM本の第1の
保護隔壁、及び、第2の方向に延びるN本(但し、N=
M−1又はM)の第2の保護隔壁が形成されており、 有効領域側から数えて、第n本目(但し、1≦n≦M−
1)の第1の保護隔壁の端部と第n本目の第2の保護隔
壁との間には隙間が存在し、且つ、第n本目の第1の保
護隔壁の延長線上には第n本目の第2の保護隔壁が存在
し、 第n本目の第2の保護隔壁の端部と第(n+1)本目の
第1の保護隔壁との間には隙間が存在し、且つ、第n本
目の第2の保護隔壁の延長線上には第(n+1)本目の
第1の保護隔壁が存在することを特徴とする平面型表示
装置。 - 【請求項21】Mの値は3以上5以下であることを特徴
とする請求項20に記載の平面型表示装置。 - 【請求項22】隔壁の幅をd、第1の保護隔壁の幅をd
1、第2の保護隔壁の幅をd2としたとき、d≦d1≦2
d及びd≦d2≦2dを満足することを特徴とする請求
項20に記載の平面型表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000120552A JP2001307643A (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 表示用パネル及び平面型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000120552A JP2001307643A (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 表示用パネル及び平面型表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001307643A true JP2001307643A (ja) | 2001-11-02 |
Family
ID=18631342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000120552A Pending JP2001307643A (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 表示用パネル及び平面型表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001307643A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100682834B1 (ko) | 2004-12-01 | 2007-02-15 | 엘지전자 주식회사 | 유기 전계발광 표시소자 및 그 제조방법 |
KR100717788B1 (ko) | 2005-04-13 | 2007-05-11 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
US7291377B2 (en) | 2002-11-05 | 2007-11-06 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Plasma display panel |
KR100811591B1 (ko) * | 2006-08-10 | 2008-03-11 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
JP2009140928A (ja) * | 2007-12-05 | 2009-06-25 | Samsung Sdi Co Ltd | プラズマディスプレイパネル、及びプラズマディスプレイパネルの隔壁の形成方法 |
-
2000
- 2000-04-21 JP JP2000120552A patent/JP2001307643A/ja active Pending
Cited By (8)
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