JP2001301666A - 自動車のタイダウンフック - Google Patents
自動車のタイダウンフックInfo
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- JP2001301666A JP2001301666A JP2000125376A JP2000125376A JP2001301666A JP 2001301666 A JP2001301666 A JP 2001301666A JP 2000125376 A JP2000125376 A JP 2000125376A JP 2000125376 A JP2000125376 A JP 2000125376A JP 2001301666 A JP2001301666 A JP 2001301666A
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Abstract
保できる自動車のタイダウンフックを提供する。 【解決手段】 タイダウンフック40の基部41をサブ
フレーム20の上面に接合し、該部においてサブフレー
ム20とサブフレーム支持ブラケット30を取付ボルト
52等によって結合し、かつ基部42に延設されたフッ
ク部43をサブフレーム20の外側面部24と略同一高
さに配設すると共に、フック部43の下端縁43aを取
付ボルト52の頭部52aの下端位置より更に下方に突
出せしめる。
Description
繋留用索条を係止する自動車のタイダウンフックに関す
る。
止部となるタイダウンフックは、一般に下方に突設する
ようにサイドフレームに取り付けられている。
付ける車体構造は、例えば、特開平8−40313号公
報に開示され、かつ図5に概要を示すように、前後方向
に延在するサイドフレーム101の下方にエンジンや前
車輪を支持するサブフレーム102が延在し、サブフレ
ーム102の前端がサイドフレーム101に垂下された
取付ブラケット103によって支持され、タイダウンフ
ック105は上部がサイドフレーム101に結合され、
下部を取付ブラケット103に結合することによって取
り付けられている。
13号公報によると、タイダウンフック105がサイド
フレーム101と取付ブラケット103とに架設される
ことから、タイダウンフック105の支持剛性が確保さ
れる。
フレーム101と取付ブラケット103に架設し、しか
もサブフレーム102との干渉を回避する必要からタイ
ダウンフック105の取り付け位置が制限されると共
に、サブフレーム102より上方位置に配置されること
から、車体下方から繋留用索条をタイダウンフック10
5に係止する繋留作業に影響を及ぼすことが懸念され
る。
サブフレーム102の下方まで延設させると、タイダウ
ンフック105の長大化に伴って繋留時に大きな応力が
取付部に発生すると共に、タイダウンフック105の下
端によって地上高が制限されて接地等を誘発することが
懸念される。
目的は、繋留作業の作業性、地上高及び取付剛性が確保
できる自動車のタイダウンフックを提供することにあ
る。
項1に記載による自動車のタイダウンフックは、車体前
後方向に延在する左右のサイドフレームと、該サイドフ
レームの下方に前後方向に延在して上記サイドフレーム
に支持されるサブフレームを備えた車体前部に配設され
る自動車のタイダウンフックおいて、上記タイダウンフ
ックは、上記サブフレームに支持され、サブフレームの
側面部から側方に突出して形成されたフック部を有する
ことを特徴とする。
クのフック部がサブフレームと略同一高さでサブフレー
ムの側面部から突出して形成されることから、タイダウ
ンフックの地上高が確保されて接地等の発生が回避され
ると共に、サブフレーム等に影響されることなく繋留索
条による下方からの繋留作業が容易に行え、その作業性
に優れ、タイダウンフックとサブフレームとの結合部と
繋留荷重が作用するフック部とが接近して配置されるこ
とから結合部に及ぼす応力が小さく設定されてタイダウ
ンフックの取付剛性が確保される。
車のタイダウンフックにおいて、上記フック部が基部に
延設され、該基部は、上記サブフレームの上面部に接合
され、かつ上記サイドフレームとサブフレームとを結合
するサブフレーム支持ブラケットとサブフレームとの接
合面間に介装されたことを特徴とする。
上面部にタイダウンフックの基部が接合されてサブフレ
ームが補剛され、かつこの基部がサブフレーム支持ブラ
ケットとサブフレームとの接合面間に介装されることか
ら、サブフレームとサブフレーム支持ブラケットの結合
剛性が向上し、サブフレームとサイドフレームの結合強
度が向上する。
2の自動車のタイダウンフックにおいて、上記フック部
の下端縁は、上記サイドフレームとサブフレームとを結
合するサブフレーム支持ブラケットにサブフレームを結
合する取付ボルトの下端部より下方に設定されたことを
特徴とする。
縁が、サイドフレームとサブフレーム支持ブラケットを
結合する取付ボルトの下端部より下方に位置することか
ら、例えば、接地等の際、取付ボルトがフック部によっ
て保護され、取付ボルトの損傷が回避されてサブフレー
ムとサブフレーム取付ブラケットの結合状態が維持され
る。
ダウンフックの実施の形態を図1乃至図4によって説明
する。なお、矢印Fは車体前方、矢印OUTは車体外側
方を示している。
であり、左右一対のサイドフレーム10がエンジンルー
ム2の前部からトーボード3の前面及び車室4のフロア
5の下面に亘って前後方向に延設されると共に、サイド
メンバ10の下方にエンジン及び前車輪等を支持するサ
ブフレーム20が架設され、サブフレーム20にタイダ
ウンフック40が取付支持されている。
び図1のA部分解斜視図を図2に示すように、サイドフ
レーム10と、サブフレーム20と、サイドフレーム1
0とサブフレーム20を連結するサブフレーム支持ブラ
ケット30を有している。
体11とクロージングプレート15とによって形成さ
れ、サイドフレーム本体11は、内側面12と、内側面
12の上縁及び下縁に沿って外方に折曲形成された上面
部13及び下面部14とによって形成された前後方向に
延在する断面略コ字状であって、上面部13及び下面部
14の端縁に沿って上方フランジ13a及び下方フラン
ジ14aが折曲形成されている。
及ぶ下縁16bが各々サイドフレーム本体11の上方フ
ランジ13a及び下方フランジ14aに重合可能なクロ
ージングプレート本体16と、クロージングプレート本
体16から下方に延設されてサブフレーム支持ブラケッ
ト本体31と協働してサブフレーム支持ブラケット30
を形成する板状のブラケットクロージング37とを有
し、ブラケットクロージング37の下端に下端フランジ
37aが折曲形成されている。
上部にサイドフレーム本体11の内側面12に重なる上
部取付部32aを有する略矩形の内側面32と、内側面
32の前縁及び後縁に沿って外方に折曲形成された略矩
形の前面部33及び後面部34とを有する上下に延在す
る略コ字状で、かつ内側面32の下端縁に沿って外方に
折曲形成されると共に前端及び後端が前面部33及び後
面部34の下端に連続する下面部35を有している。
沿ってサイドフレーム本体11の下面部14に重なる上
部フランジ33a、34aが折曲形成され、前面部33
及び後面部34の側端縁に沿ってブラケットクロージン
グ37の前縁及び後縁に沿って重なる前部フランジ33
b及び後部フランジ34bが折曲形成されると共に、下
面部35の端縁にブラケットクロージング37の下端フ
ランジ37aに重なる下端フランジ35aが延設されて
いる。更に下面部35にはボルト挿通孔35bが穿設さ
れ、かつボルト挿通孔35bに対応してナット51が溶
接結合されている。
のI−I線断面を図3に示すように、上面部21、下面
部22、内側面部23、外側面部24によって前後方向
に延在する断面略矩形に形成されて、後端がサイドメン
バ10に結合されると共に、上面部21及び下面部22
にはブラケットクロージング37の下面部35に穿設さ
れたボルト挿通孔35bに対応してボルト挿通孔21
b、22bが穿設されている。
サブフレーム20に取り付けた状態を示すように、サブ
フレーム20の上面部21上に重ねられて外側面部24
より外方に突出する略矩形平板状の基部42及び、基部
42の外側縁42aから下方に折曲されて下方に移行す
るに従ってサブフレーム20の外側面部24から離反す
るように傾斜すると共に、下端縁43aが前後方向に延
在する円弧状に形成されたフック部43を有する断面略
L字状のフック本体41と、フック部43の前縁及び後
縁から内方に延設されて先端がサブフレーム20の外側
面部24に当接する支持部45、46が一体に形成され
ている。
れたボルト挿通孔21bに対応するボルト挿通孔42b
が穿設され、フック部43の下部には繋留索条を係止す
るための開口部47が開口されている。
縁43aの下端は、後述する取付ボルト52の下端位
置、即ち頭部52aの下端位置より下方に突出するよう
に設定されている。
結合について説明する。
側面32の上部に形成された上部取付部32aをサイド
フレーム本体11の内面部12に、前面部33及び後面
部34に形成された上部フランジ33a、34aをサイ
ドフレーム本体11の下面部14に各々重ねて接合し
て、サイドフレーム本体11にサブフレーム支持ブラケ
ット本体31を一体に結合する。
た上方フランジ13a及び下方フランジ14aに、クロ
ージングプレート15に形成された上縁16a及び下縁
16bを各々重ねると共に、サブフレーム支持ブラケッ
ト本体31の前部フランジ33b、後部フランジ34
b、下端フランジ35aに各々ブラケットクロージング
37の前縁、後縁及び下端フランジ37aを各々重ね
る。
本体11の上方フランジ13aとクロージングプレート
15の上縁16a、下方フランジ14aと下縁16bを
各々接合してサイドフレーム本体11とクロージングプ
レート本体16によって前後方向に延在する断面略矩形
のサイドフレーム10を形成し、かつ互いに重合するサ
ブフレーム支持ブラケット本体31の前部フランジ33
b及び後部フランジ34bとブラケットクロージング3
7の前縁及び後縁を各々接合すると共に、サブフレーム
支持ブラケット本体31及びブラケットクロージング部
37の各下端フランジ14aと37aを接合することに
よって上下方向に連続する矩形断面のサブフレーム支持
ブラケット30を形成する。
の上面部21及び外側面部24に各々タイダウンフック
40の基部42及び支持部45、46の先端を当接さ
せ、かつボルト挿通孔21bと42bとの位置を対応せ
しめてタイダウンフック40を位置決めし、基部42の
縁部をサブフレーム20の上面部21に、また支持部4
5、46の先端を外側面部24に溶接してタイダウンフ
ック40をサブフレーム20に結合する。このタイダウ
ンフック40の取付に伴って、基部42によるサブフレ
ーム20の該部の補剛がもたらされる。
り付けられたサブフレーム20を、図3に示すように下
方からサブフレーム支持ブラケット本体31の下面部3
5にタイダウンフック40の基部42を介在して重ね
る。即ち、サブフレーム20とサブフレーム支持ブラケ
ット30との接合面間にタイダウンフック40の基部4
2を介装させる。
穿設されたボルト挿通孔22bから取付ボルト52を挿
入し、上面部21及び基部42に穿設されたボルト挿通
孔21b、42bを貫通させ、ナット51に螺合するこ
とによってサブフレーム20をサブフレーム支持ブラケ
ット40を介してサイドフレーム10に取付支持する。
0によると、タイダウンフック40のフック部43がサ
ブフレーム20の外側面部24から突出すると共に略平
行で前後方向に延在してサブフレーム20と略同一高さ
で設けられることから、該部の地上高が十分確保されて
接地等の発生が回避されると共に、サブフレーム20等
に影響されることなく下方からの繋留索条による繋留作
業が容易になり、その作業性に優れる。
荷重Pが略下方に作用することから、その荷重Pは基部
42をサブフレーム20の上面部21に圧接し、かつ支
持部45、46の先端を外側面部24に圧接する方向に
作用し、更にタイダウンフック40とサブフレーム20
との結合部と牽引荷重Pが作用する開口部47とが接近
して配置されることから、結合部に及ぼす応力が減少す
ることと相俟ってタイダウンフック40の取付部となる
基部42及び支持部45、46を介してサブフレーム2
0によって確実に受け止められる。
2が下方に移行するに従って外方になるように傾斜する
ことから、基部42の外側縁42aがサブフレーム20
の上面部21の端縁に近接せしめられて基部42に作用
する牽引荷重Pが軽減されると共に、フック部43の上
方及び側方にスペースが確保される。このスペースが確
保されることによってタイダウンフック40の近傍に取
り付けられるアンダーカバーやスタビライザー等の配置
が容易になり設計の自由度の拡大がもたらされる。
取付によってサブフレーム20の取付部の剛性が確保さ
れ、サブフレーム20とサブフレーム取付ブラケット3
0の結合剛性が得られる。従ってサイドフレーム20と
サイドフレーム10との結合剛性が確保されると共に、
取付ボルト52によりサブフレーム20、サブフレーム
取付ブラケット30の下面部35、タイダウンフック4
0の基部42が共に結合されてタイダウンフック40の
取付剛性が更に増大する。
下端縁43aの下端が、取付ボルト52の頭部52aの
下端位置より更に下方に突出して取付ボルト52の近傍
に位置することから、接地等の際に、取付ボルト52が
フック部43の下端縁43aによって保護され、取付ボ
ルト52の損傷が回避されてサブフレーム20とサブフ
レーム取付ブラケット30の結合状態が維持される。
フレーム20の外側面部24側となるようにタイダウン
フック40を配設したが、内側面部23側となるように
内方に突出するように配設する等、本発明は上記実施の
形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能である。
ダウンフックによると、タイダウンフックのフック部が
サブフレームとと略同一高さでサブフレームの側面部か
ら突出して形成されることから、フック部の地上高が確
保されて接地等の発生が回避されると共に、サブフレー
ム等に影響されることなく容易に繋留作業が行え、かつ
タイダウンフックとサブフレームとの結合部とフック部
とが接近配置されて結合部に及ぼす応力が小さく設定さ
れる。この結果タイダウンフックの取付剛性が確保され
る。
フックの基部を接合し、かつこの基部をサブフレーム支
持ブラケットとサブフレームとの接合面間に介装させる
ことによって、サブフレームとサブフレーム支持ブラケ
ットとの結合強度の向上が得られる。
ムとサブフレーム支持ブラケットを結合する取付ボルト
の下端部より下方に設定することによって、接地等の
際、取付ボルトがフック部によって保護され、取付ボル
トの損傷が回避される。
の形態の概要を示す車体前部の側面図である。
である。
の側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 車体前後方向に延在する左右のサイドフ
レームと、該サイドフレームの下方に前後方向に延在し
て上記サイドフレームに支持されるサブフレームを備え
た車体前部に配設される自動車のタイダウンフックおい
て、 上記タイダウンフックは、 上記サブフレームに支持され、サブフレームの側面部か
ら側方に突出して形成されたフック部を有することを特
徴とする自動車のタイダウンフック。 - 【請求項2】 上記タイダウンフックは、 上記フック部が基部に延設され、 該基部は、 上記サブフレームの上面部に接合され、かつ上記サイド
フレームとサブフレームとを結合するサブフレーム支持
ブラケットとサブフレームとの接合面間に介装されたこ
とを特徴とする請求項1に記載の自動車のタイダウンフ
ック。 - 【請求項3】 上記フック部の下端縁は、 上記サイドフレームとサブフレームとを結合するサブフ
レーム支持ブラケットにサブフレームを結合する取付ボ
ルトの下端部より下方に設定されたことを特徴とする請
求項1または2に記載の自動車のタイダウンフック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000125376A JP4497649B2 (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 自動車のタイダウンフック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000125376A JP4497649B2 (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 自動車のタイダウンフック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001301666A true JP2001301666A (ja) | 2001-10-31 |
JP4497649B2 JP4497649B2 (ja) | 2010-07-07 |
Family
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---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020163958A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 本田技研工業株式会社 | サブフレーム構造 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0840313A (ja) * | 1994-07-29 | 1996-02-13 | Honda Motor Co Ltd | 自動車のフロントサイドフレーム構造 |
JP2000001183A (ja) * | 1998-06-16 | 2000-01-07 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両の前部車体構造 |
JP2000159149A (ja) * | 1998-11-26 | 2000-06-13 | Daihatsu Motor Co Ltd | 自動車のトランスポートフック取付け構造 |
-
2000
- 2000-04-26 JP JP2000125376A patent/JP4497649B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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JP2020163958A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 本田技研工業株式会社 | サブフレーム構造 |
JP7048532B2 (ja) | 2019-03-29 | 2022-04-05 | 本田技研工業株式会社 | サブフレーム構造 |
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---|---|
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