JP2001271602A - ガスタービンエンジン - Google Patents

ガスタービンエンジン

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JP2001271602A
JP2001271602A JP2000090730A JP2000090730A JP2001271602A JP 2001271602 A JP2001271602 A JP 2001271602A JP 2000090730 A JP2000090730 A JP 2000090730A JP 2000090730 A JP2000090730 A JP 2000090730A JP 2001271602 A JP2001271602 A JP 2001271602A
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Satoshi Kawarada
聡 河原田
Toyotaka Sonoda
豊隆 園田
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Honda Motor Co Ltd
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    • F01D5/141Shape, i.e. outer, aerodynamic form
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスタービンエンジンのタービン翼の翼厚を
減少させてスタガー角を増加させた場合に、衝撃波の発
生を抑制して圧力損失の増加を防止する。 【解決手段】 タービンブレード11のブレード本体部
12が接続される環状の内周壁13aの軸方向断面は、
前縁12a側および後縁12b側に凹部20および凸部
21を備える。凹部20では曲率が負値であって軸線に
向かう方向にコンケーブしており、また凸部21では曲
率が正値であって軸線から離れる方向にコンベックスし
ている。ブレード本体部12の上面の流速を前縁12a
側の凹部20で減少させて衝撃波の発生を抑え、その凹
部20に続く後縁12b側の凸部21で流速を増加させ
ることにより、ブレード本体部12の上面の流速を滑ら
かに変化させて圧力損失を最小限に抑えることができ
る。これにより、ガスタービンエンジンの性能を確保し
ながらブレード本体部12の肉厚を減少させて重量の軽
減に寄与することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内周壁および外周
壁で区画された円環状のガス通路にタービン翼を放射方
向に配置したガスタービンエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−241601号公報には、
静翼および動翼を備えた軸流タービンにおいて、静翼お
よび動翼が接続されたケーシングの内周壁の軸方向断面
が、前側の静翼のルート部前縁から後側の動翼のルート
後縁を結ぶ直線に対して半径方向内側に凹んだ凹部を有
するものが記載されている。
【0003】また米国特許第5466123号明細書に
は、ガスタービンエンジンの静翼を支持するケーシング
の内周壁の軸方向と直交する断面が、正弦波状の凹部お
よび凸部を交互に有するものが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガスタービ
ンエンジンのタービン翼の材質を変更せずに軽量化する
ために翼厚を減少させた場合、そのスタガー角γ(図1
参照)を増加させる必要があるが、スタガー角γが増加
すると翼上面前半部の曲率が増加するために翼上面の流
速が急加速および急減速し、特に動翼入力総体マッハ数
が高い高負荷翼の場合は臨界マッハ数を越えて衝撃波が
発生し、その結果として圧力損失が増加するという問題
がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ガスタービンエンジンのタービン翼の翼厚を減少さ
せてスタガー角を増加させた場合に、衝撃波の発生を抑
制して圧力損失の増加を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、内周壁および
外周壁で区画された円環状のガス通路にタービン翼を放
射方向に配置したガスタービンエンジンにおいて、内周
壁または外周壁のタービン翼に連なる接続部分の軸方向
断面が、ガスの流れ方向に対して負の曲率を持つ前縁側
の凹部と正の曲率を持つ後縁側の凸部とを有することを
特徴とするガスタービンエンジンが提案される。
【0007】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、前記凸部の高さは前記ガス通
路の放射方向の長さの10%以下であることを特徴とす
る、請求項1に記載のガスタービンエンジンが提案され
る。
【0008】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、前記接続部分の軸方向断面
が、前縁および後縁間に少なくとも一つの変曲点を有す
ることを特徴とするガスタービンエンジンが提案され
る。
【0009】また請求項4に記載された発明によれば、
請求項3の構成に加えて、前記少なくとも一つの変曲点
のうち、最も前縁側の変曲点はタービン翼の翼弦の中央
位置よりも前方に位置することを特徴とするガスタービ
ンエンジンが提案される。
【0010】また請求項5に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、前記凹部の負の曲率の絶対値
は前記凸部の正の曲率の絶対値よりも小さいことを特徴
とするガスタービンエンジンが提案される。
【0011】また請求項6に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、平坦な接続部分に連なるター
ビン翼の最も前縁寄りの最小負圧点の軸方向位置が、前
記凹部の範囲内に存在するように該凹部の軸方向位置を
設定したことを特徴とする、請求項1に記載のガスター
ビンエンジンが提案される。
【0012】また請求項7に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、前記凹部の前端は前縁よりも
後方に位置することを特徴とするガスタービンエンジン
が提案される。
【0013】ガスタービンエンジンのタービン翼を軽量
化すべく肉厚を減少させると必要なスタガー角が増加す
るため、ブレード本体部の上面前半部の燃焼ガスの流速
が急加速および急減速し、特に動翼入力総体マッハ数が
高い高負荷翼の場合は臨界マッハ数に達して衝撃波が発
生し、大きな圧力損失を生じてガスタービンエンジンの
性能を低下させる。しかしながら、本発明によれば、ガ
スタービンエンジンの内周壁または外周壁のタービン翼
に連なる接続部分の軸方向断面に、ガスの流れ方向に対
して負の曲率を持つ前縁側の凹部と正の曲率を持つ後縁
側の凸部とを変曲点を介して形成することにより、ブレ
ード本体部の上面の流速を前縁側の凹部で減少させて衝
撃波の発生を抑え、かつ前記凹部に続く後縁側の凸部で
流速を増加させることにより、ブレード本体部の上面の
流速を滑らかに変化させて圧力損失を最小限に抑えるこ
とができる。これにより、ガスタービンエンジンの性能
を確保しながらブレード本体部の肉厚を減少させて重量
の軽減に寄与することができる。
【0014】この効果は、凸部の高さをガス通路の放射
方向の長さの10%以下とし、凹部および凸部間の変曲
点を翼弦の中央位置よりも前方に位置させ、凹部の負の
曲率の絶対値を凸部の正の曲率の絶対値よりも小さく
し、凹部の範囲内に従来のタービン翼の最も前縁寄りの
最小負圧点が存在するようにし、凹部の前端を前縁より
も後方に位置させることにより一層効果的に発揮され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0016】図1および図2は本発明の一実施例を示す
もので、図1はガスタービンエンジンのタービンブレー
ドの形状を示す図、図2はタービンブレードの翼弦に沿
う内壁面の形状、内壁面の曲率および翼面速度分布を示
す図である。
【0017】図1は軸流式ガスタービンエンジンのター
ビンブレード11を示すもので、そのタービンブレード
11は、半径方向外側に位置するブレード本体部12
と、ブレード本体部12の半径方向内側に位置するブレ
ード端壁部13と、ブレード端壁部13の半径方向内側
に位置するブレード取付部14とから構成される。図1
にX−X断面として示されるブレード本体部12のルー
ト部(ブレード端壁部13に隣接する部分)の翼型は、
前縁12a、後縁12b、上面12dおよび下面12e
を備えており、その前縁12aおよび後縁12bを結ぶ
直線はガスタービンエンジンの軸線Aの方向に対して比
較的に大きなスタガー角γを有している。
【0018】本実施例のブレード本体部12のスタガー
角γは、従来の0°〜20°のスタガー角γに対して大
きめに設定されている。このようにスタガー角γを従来
のものに比べて大きめに設定することによりブレード本
体部12の翼厚を薄くすることができ、その結果、材料
を変更することなくタービンブレード11の重量を従来
に比べて20%軽減することができる。
【0019】ブレード本体部12の半径方向外端のチッ
プ部12cは、アウターケーシング15の環状の外周壁
15aに僅かなチップクリアランス16を介して対向す
る。ガスタービンエンジンの軸線Aまわりに回転自在に
支持されたブレードディスク17の外周には環状のハブ
17aが形成されており、多数のタービンブレード11
のブレード取付部14が前記ハブ17aに放射状に取り
付けられる。タービンブレード11に作用する大きな遠
心力に耐えるように、ブレード取付部14はガスタービ
ンエンジンの軸線A方向に延びる複数の凸条14aおよ
び凹溝14bを交互に備えており、それら凸条14aお
よび凹溝14bがハブ17aに凹凸係合する。
【0020】ブレードディスク17のハブ17aに多数
のタービンブレード11を取り付けたとき、それらター
ビンブレード11のブレード端壁部13は円周方向に一
体に連なり、環状の内周壁13aを構成する。そして前
記外周壁15aおよび内周壁13aに囲まれるように円
環状のガス通路18が形成され、燃焼ガスが矢印F方向
に流れる前記ガス通路18内にタービンブレード11が
配置される。尚、タービンブレード11の軸方向前側お
よび後側には、図示せぬステータベーンがそれぞれ配置
される。
【0021】図2から明らかなように、タービンブレー
ド11のブレード端壁部13によって構成される環状の
内周壁13aの軸方向断面は、その一部が曲線から構成
される。すなわち内周壁13aの軸方向断面は、前縁1
2a側から後縁12b側に向けて、第1直線部19、第
1凹部20、凸部21、第2凹部22および第2直線部
23を備える。第1凹部20および第2凹部22では曲
率が負値であって軸線Aに向かう方向にコンケーブして
おり、また凸部21では曲率が正値であって軸線Aから
離れる方向にコンベックスしている。そして曲率が負値
から正値に移行する部分に第1変曲点aが存在し、曲率
が正値から負値に移行する部分に第2変曲点bが存在す
る。尚、ブレード本体部12の上面12dの曲率は、前
縁12aから後縁12bまでの全域において正値であ
る。
【0022】本実施例の内周壁13aの軸方向断面の特
徴的な部分は、前縁12aに続く第1直線部19の後方
に第1凹部20および凸部21を連続して配置したこと
にあり、その第1凹部20の範囲(前端のd点から後端
のa点までの範囲)内に、第1凹部20、凸部21およ
び第2凹部22が形成されていない平坦な内周壁13a
を持つ従来のブレード本体部の最も前方側の最小負圧点
が存在している。前記第1凹部20の最深点c(第1凹
部20の前端dおよび後端aを結ぶ直線からの距離が最
大になる点)は、前記最小負圧点の近傍に位置させるこ
とが望ましい。また第1変曲点aは翼弦の50%位置
(前縁12aおよび後縁12bの中間位置)よりも前方
にあり、また第1凹部20の負値の曲率の絶対値は、凸
部21の正値の曲率の絶対値よりも小さく設定される。
尚、凸部21の高さは、ガス通路18の放射方向の長
さ、つまり内周壁13aおよび外周壁15a間の距離の
10%以下とするのが適切である。
【0023】ところで、タービンブレード11の重量を
軽減すべくブレード本体部12の肉厚を薄くしてスタガ
ー角γを増加させると、図2の翼上面12dの速度分布
のグラフに破線で示すように、ブレード本体部12の上
面12dの燃焼ガスの速度分布が急増した後に急減し、
大きな圧力損失が発生することが分かる。
【0024】しかしながら、本実施例ではブレード端壁
部13の内周壁13aの軸方向断面が第1凹部20およ
び凸部21を連続して備えることにより、第1凹部20
で燃焼ガスの流れを半径方向に拡散させ、流速の急増を
抑えて衝撃波の発生を防止することができる。そして第
1凹部20に続く凸部21で燃焼ガスの流速を増加させ
るので、図2の翼上面12dの速度分布のグラフに実線
で示すように、ブレード本体部12の上面12dの燃焼
ガスの速度分布を滑らかに増加させて圧力損失を低減で
きることが分かる。
【0025】このように、タービンブレード11のブレ
ード端壁部13の内周壁13aの軸方向断面形状を変更
するだけで、スタガー角γを増加させてもブレード本体
部12の上面12dの速度分布の急変を抑制することが
でき、圧力損失の発生を最小限に抑えてガスタービンエ
ンジンの性能を確保しながら、ブレード本体部12の肉
厚を減少させて軽量化に寄与することができる。
【0026】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0027】例えば、実施例ではタービン翼としてター
ビンブレード11を例示したが、本発明はガスタービン
エンジンのステータベーンに対しても同様に適用するこ
とができる。この場合、ステータベーンの半径方向内端
が接続される内周壁、あるいはステータベーンの半径方
向外端が接続される外周壁の両方または一方に本発明を
適用することができる。
【0028】また図2の翼上面12dの速度分布のグラ
フに実線で示すように、翼弦の70%位置付近にも燃焼
ガスの流速の急変部分が認められるが、第2凹部22の
負値の曲率の絶対値を増加させ、かつ第2凹部22の範
囲を後縁側に拡大することにより、前記翼弦の70%位
置付近の流速の変化を滑らかにして圧力損失を更に低減
することも可能である。
【0029】
【発明の効果】ガスタービンエンジンのタービン翼を軽
量化すべく肉厚を減少させると必要なスタガー角が増加
するため、ブレード本体部の上面前半部の燃焼ガスの流
速が急加速および急減速し、特に動翼入力総体マッハ数
が高い高負荷翼の場合は臨界マッハ数に達して衝撃波が
発生し、大きな圧力損失を生じてガスタービンエンジン
の性能を低下させる。しかしながら、本発明によれば、
ガスタービンエンジンの内周壁または外周壁のタービン
翼に連なる接続部分の軸方向断面に、ガスの流れ方向に
対して負の曲率を持つ前縁側の凹部と正の曲率を持つ後
縁側の凸部とを変曲点を介して形成することにより、ブ
レード本体部の上面の流速を前縁側の凹部で減少させて
衝撃波の発生を抑え、かつ前記凹部に続く後縁側の凸部
で流速を増加させることにより、ブレード本体部の上面
の流速を滑らかに変化させて圧力損失を最小限に抑える
ことができる。これにより、ガスタービンエンジンの性
能を確保しながらブレード本体部の肉厚を減少させて重
量の軽減に寄与することができる。
【0030】この効果は、凸部の高さをガス通路の放射
方向の長さの10%以下とし、凹部および凸部間の変曲
点を翼弦の中央位置よりも前方に位置させ、凹部の負の
曲率の絶対値を凸部の正の曲率の絶対値よりも小さく
し、凹部の範囲内に従来のタービン翼の最も前縁寄りの
最小負圧点が存在するようにし、凹部の前端を前縁より
も後方に位置させることにより一層効果的に発揮され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスタービンエンジンのタービンブレードの形
状を示す図
【図2】タービンブレードの翼弦に沿う内壁面の形状、
内壁面の曲率および翼面速度分布を示す図
【符号の説明】
11 タービンブレード(タービン翼) 12a 前縁 12b 後縁 13a 内周壁 15a 外周壁 18 ガス通路 20 第1凹部(凹部) 21 凸部 a 変曲点(最も前縁側の変曲点) b 変曲点 c 凹部の最深点(第1凹部の最深点) d 凹部の前端 γ スタガー角
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月19日(2000.4.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周壁(13a)および外周壁(15
    a)で区画された円環状のガス通路(18)にタービン
    翼(11)を放射方向に配置したガスタービンエンジン
    において、 内周壁(13a)または外周壁(15a)のタービン翼
    (11)に連なる接続部分の軸方向断面が、ガスの流れ
    方向に対して負の曲率を持つ前縁(12a)側の凹部
    (20)と正の曲率を持つ後縁(12b)側の凸部(2
    1)とを有することを特徴とするガスタービンエンジ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記凸部(21)の高さは前記ガス通路
    (18)の放射方向の長さの10%以下であることを特
    徴とする、請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  3. 【請求項3】 前記接続部分の軸方向断面が、前縁(1
    2a)および後縁(12b)間に少なくとも一つの変曲
    点(a,b)を有することを特徴とする、請求項1に記
    載のガスタービンエンジン。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも一つの変曲点(a,b)
    のうち、最も前縁(12a)側の変曲点(a)はタービ
    ン翼(11)の翼弦の中央位置よりも前方に位置するこ
    とを特徴とする、請求項3に記載のガスタービンエンジ
    ン。
  5. 【請求項5】 前記凹部(20)の負の曲率の絶対値は
    前記凸部(21)の正の曲率の絶対値よりも小さいこと
    を特徴とする、請求項1に記載のガスタービンエンジ
    ン。
  6. 【請求項6】 平坦な接続部分に連なるタービン翼(1
    1)の最も前縁(12a)寄りの最小負圧点の軸方向位
    置が、前記凹部(20)の範囲内に存在するように該凹
    部(20)の軸方向位置を設定したことを特徴とする、
    請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  7. 【請求項7】 前記凹部(20)の前端(d)は前縁
    (12a)よりも後方に位置することを特徴とする、請
    求項1に記載のガスタービンエンジン。
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