JP2001219068A - 有機化合物燃焼除去触媒および燃焼除去法 - Google Patents
有機化合物燃焼除去触媒および燃焼除去法Info
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Abstract
焼除去能を持つ触媒を用いて、有機化合物を燃焼除去す
る方法を提供する。 【解決手段】白金族元素を少なくとも1種以上含有した
金属酸化物を前段に、白金族元素を少なくとも1種以上
含有した金属酸化物及びゼオライトの混合物を後段に配
した有機化合物燃焼除去触媒を有機化合物と接触させ、
有機化合物を燃焼除去する。
Description
ガスから有機化合物を除去する触媒および除去法に関
し、特にガス中に含まれる希薄な有機化合物を除去する
触媒、およびそれを用いた燃焼除去法に関するものであ
る。
中間原料や製品として生産されるが、その製造工程にお
いて一部大気中に放出されたり、廃棄物焼却場の排ガス
中にも含まれたりする。それらの中には人体にとって有
害なものや大気汚染、地球の温暖化の原因となるものも
あり、何等かの排出抑制技術が必要とされている。
法、直接燃焼法、触媒燃焼法が知られている。吸着法の
場合、高濃度の有機化合物の除去には有効であるが、低
濃度の場合除去効率が悪い。また直接燃焼の場合、80
0℃以上の高温が必要なため経済的ではなく、窒素酸化
物の生成といった2次公害も懸念される。
0825号公報において、ハロゲン含有有機化合物を含
む気体を酸性ゼオライトと接触させることを特徴とする
ハロゲン含有有機化合物を含む気体の処理方法が開示さ
れている。この方法によると、酸性ゼオライトまたは周
期律表の第2周期から第6周期に属する金属の一種以上
を担持および/又は置換した酸性ゼオライトに接触さ
せ、ハロゲン含有有機化合物を処理する方法が開示され
ている。
1,2−ジクロロエタン分解触媒および1,2−ジクロ
ロエタンを含む排ガスの処理方法が開示されている。こ
の方法によると、酸性ゼオライトまたは酸性ゼオライト
に遷移金属を担持および/又はイオン交換していること
を特徴とする1,2−ジクロロエタン分解触媒が開示さ
れている。
発性有機塩素化合物分解用触媒が開示されている。この
方法によると、揮発性有機塩素化合物を水蒸気と酸素と
の共存下で分解できる触媒であって、ジルコニアを主成
分とする担体に主触媒活性金属成分として白金、パラジ
ウム、ルテニウムからなる群より選ばれた少なくとも1
種を担持し、助触媒成分として酸化ほう素を担持した触
媒であり、主触媒活性成分の担持量が触媒に対して金属
換算0.1〜5重量%相当、助触媒成分の担持量が触媒
に対して三酸化二ほう素として2〜5重量%相当量であ
る触媒が開示されている。
化水素、ハロゲン化炭化水素および一酸化炭素を含有す
る廃ガスを接触反応させる方法および装置が開示されて
いる。この方法によると、殊に塩化ビニルの合成からの
炭化水素、ハロゲン化炭化水素および一酸化炭素を含有
する廃ガスを接触させる方法において、廃ガスを300
〜800℃で、まず酸化分解するための触媒を含有する
第1帯域に導通し、次に酸化燃焼するための触媒を含有
する第2帯域に導通することを特徴とする、炭化水素、
ハロゲン化炭化水素および一酸化炭素を含有する廃ガス
を接触させる方法であって、第1帯域の触媒の触媒活性
物質は場合によっては元素Ba、Cu、Cr、Ni、の
一つまたはそれ以上の酸化化合物0.1〜20重量%を
含有する酸化アルミニウム、二酸化珪素および/または
ゼオライトであり、第2帯域の触媒の触媒活性物質は白
金および/またはパラジウムまたは白金およびロジウム
である接触反応方法が開示されている。
機化合物燃焼触媒および有機化合物燃焼除去方法が開示
されている。この方法によると、白金族元素を少なくと
も1種以上含む金属酸化物とIA族及び/またはIIA
族のイオンで交換されたゼオライトの混合物に有機化合
物を接触させ、有機化合物を処理する方法が開示されて
いる。またアルミナの細孔半径の分布が極大値を示すと
ころの細孔半径をaオングストロームとしたときに、a
±25オングストロームの半径を有する細孔の容積が全
細孔容積の65%以上であり、かつ希土類元素の含有量
が1wt%以下のアルミナに、白金族元素を少なくとも
1種以上含有させた触媒に有機化合物を接触させ、有機
化合物を処理する方法が開示されている。
5号公報、特開平4−284849号公報において、ハ
ロゲン含有有機化合物を含む気体を酸性ゼオライトまた
は周期律表の第2周期から第6周期に属する金属の一種
以上を担持および/又は置換した酸性ゼオライトに接触
させ、ハロゲン含有有機化合物を処理する方法が開示さ
れているが、燃焼除去対象以外のハロゲン含有有機化合
物が副生するなど、ハロゲン含有有機化合物の浄化性能
は不十分であった。
平6−87950号公報において開示されている方法に
よるハロゲン含有有機化合物の燃焼除去では、ハロゲン
含有有機化合物を完全に燃焼除去するためには500℃
以上と比較的高温が必要であった。
されている方法による有機化合物の燃焼除去では、高い
浄化性能を示しているが、更に低温で有機化合物を浄化
することのできる触媒が望まれていた。
る方法において、副生物の生成を抑制し、より高い燃焼
除去能を持つ触媒を用いて、有機化合物を燃焼除去する
方法を提供するものである。
解決するために鋭意検討した結果、前段に白金族元素を
含有した金属酸化物を、後段に白金族元素を含有した金
属酸化物とゼオライトの混合物を配したものを触媒とし
て用いることにより、有機化合物を含むガスから、浄化
対象以外の有機化合物を副生することなく、より低い温
度において、高い効率で有機化合物を燃焼除去出来るこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
種以上含有した金属酸化物を前段に、白金族元素を少な
くとも1種以上含有した金属酸化物及びゼオライトの混
合物を後段に配することを特徴とする、有機化合物燃焼
除去触媒である。また本発明は、上述の有機化合物燃焼
除去触媒を有機化合物と接触させることを特徴とする、
有機化合物燃焼除去法である。以下、本発明を詳細に説
明する。
少なくとも1種以上含有した金属酸化物と、白金族元素
を少なくとも1種以上含有した金属酸化物及びゼオライ
トの混合物とからなる。
は0以上の数である)の組成を有する結晶性アルミノシ
リケートであり、天然品および合成品として多くの種類
が知られている。本発明に用いられるゼオライトの種類
は特に限定はされないが、高い耐久性を得るためにはS
iO2/Al2O3モル比が10以上であることが好まし
い。代表的には、フェリエライト、Y、エリオナイト、
モルデナイト、ZSM−5、ZSM−11、ベータ等を
挙げることが出来る。これらのゼオライトは、天然品お
よび合成品をそのまま用いても、またこれらをイオン交
換、あるいは焼成して用いても一向に差し支えない。こ
の時の陽イオン種は特に限定されないが、IA族、II
A族が好ましく、更に好ましくはIIA族であり、特に
カルシウムイオンが好ましい。また複数の種類の元素を
含有していても差し支えない。
族、VA族、VIA族、VIIA族、VIII族、IB
族、IIB族、IIIB族、IVB族、およびVB族の
酸化物であり、これらの元素のうち1種以上を含む酸化
物である。中でもアルミナ、酸化チタン、酸化ジルコニ
ウムまたはシリカが好ましい。
るが、一般的にはアルミナの細孔の大きさは必ずしも一
定ではなく、その細孔半径はある範囲内に分布を示すも
のである。本発明の金属酸化物としてアルミナを用いる
場合に、用いられるアルミナには特に限定はないが、細
孔半径の分布を求めた場合に、分布が極大値を示すとこ
ろの細孔半径をaオングストロームとしたときに、a±
25オングストロームの半径を有する細孔が多く存在す
るものが好ましく、そのような細孔の容積が全細孔容積
に対して65%以上を占めるものが好ましい。a±25
オングストロームの半径を有する細孔の容積が全細孔容
積の65%以上より大きいアルミナでは、有機化合物の
高い燃焼除去効率が得られやすいからである。この理由
は明らかでないが、有機化合物燃焼除去触媒の性能は、
触媒として用いられるアルミナの細孔の大きさ(半径)
よりも、細孔の大きさ(半径)の分布に大きく影響を受
けることが明かとなった。
のアルミナは希土類元素の含有量が1wt%以下のもの
が好ましく、更に好ましくは500ppm以下であり、
特に検出限界以下のものが好ましい。ここで言う希土類
元素とは、原子番号57〜71およびスカンジウム、イ
ットリウムであり、その含有量は元素分析(ICP)で
測定することができる。希土類元素の含有量が1wt%
以下の場合、有機化合物の高い燃焼除去効率が得られや
すい。一方、希土類元素以外の元素を含んでいても何ら
問題ない。
ム、ロジウム、イリジウム、パラジウム、白金の6元素
のことであり、中でも白金が好ましい。
は特に限定されず、含浸担持法、イオン交換法等により
行なえばよい。例えば金属酸化物に白金をイオン交換す
る場合、白金イオンを含む溶液に金属酸化物を投入し、
20〜100℃で5分〜100時間攪拌して行なえばよ
い。また、例えばアルミナに白金を含浸担持する場合、
白金イオンを含む用液にアルミナを投入し、その後溶液
を除去して行えばよい。使用する白金塩としてはアンミ
ン錯塩、ジニトロジアンミン錯塩、塩化物等が挙げられ
る。
が、高い触媒性能を得るためには、白金族元素の含有量
は重量パーセントで表して、白金族元素と金属酸化物の
合計量に対して0.0005〜10.0wt%が好まし
く、0.01〜8.0wt%が更に好ましい。
くとも1種以上含有した金属酸化物を、後段に白金族元
素を少なくとも1種以上含有した金属酸化物及びゼオラ
イトの混合物を配することを特徴とする。前段の白金族
元素を少なくとも1種以上含有した金属酸化物と、後段
の白金族元素を少なくとも1種以上含有した金属酸化物
及びゼオライトの混合物との割合は特に限定されない
が、重量比で1:20〜2:1とすることで特に本発明
の触媒性能が発揮される。
くとも1種以上含有した金属酸化物と、ゼオライトとの
割合は特に限定されないが、重量比で1:20〜20:
1とすることで特に本発明の触媒性能が発揮される。
以上含有した金属酸化物とゼオライトとの混合物は均一
であることが好ましく、また粉末などのより粒子の細か
い状態での混合物であることが好ましい。混合する方法
は特に限定されず、例えば粉末状や、スラリー状で混合
し、最終的に均一に混合されればよい。また、あらかじ
め金属酸化物とゼオライト混合し、金属酸化物上に選択
的に白金族元素を少なくとも1種以上含有させてもよ
い。
有した金属酸化物と、後段の白金族元素を少なくとも1
種以上含有した金属酸化物及びゼオライトの混合物は、
触媒として用いるに際して、乾燥や焼成等の前処理を行
なってから用いてもよい。
状、ペレット状体、ハニカム状体等の形状、構造等は問
わず、アルミナゾル、シリカゾルや粘土等のバインダー
を加えて所定の形状に成型したり、水を加えてスラリー
状とし、ハニカム等の形状のアルミナ、マグネシア、コ
ージェライト等の耐火性基材上に塗布してから使用して
もよい。
段からなるものであり、処理されるガス流の上流側に前
段、下流側に後段を配すればよい。この時、前段と後段
とは互いに接するように配してもよいし、または互いに
距離をおいて離して配してもよく、その距離には特に限
定はなく任意に選択できる。
構造中に水素、ハロゲン元素、酸素等を含んでいてもよ
い炭素化合物であり、特に限定はされないが、例えばメ
タン、エタン、プロパン、エチレン、プロピレン、ブタ
ジエン、ベンゼン、キシレン、トルエン、クロロホル
ム、ジクロロメタン、トリクロロメタン、四塩化炭素、
臭化メチル、1,2−ジクロロエタン、塩化ビニルモノ
マー、モノクロロベンゼン、フロン類、PCB、ダイオ
キシン等が挙げられる。中でも有機化合物が、ハロゲン
含有有機化合物および/または293.15Kにおける
蒸気圧が0.01kPa以上である有機化合物および/
または炭素数が2の炭化水素および/または炭素数2の
塩素化炭化水素に対して特に有効である。
素、ヨウ素を示す。また293.15Kにおいて0.0
1kPa以上の蒸気圧を有する有機化合物とは、揮発性
有機化合物を表す定義の一つであり、例えばメタン、エ
タン、プロパン、エチレン、プロピレン、ブタジエン、
ベンゼン、キシレン、トルエン、クロロホルム、ジクロ
ロメタン、トリクロロメタン、四塩化炭素、臭化メチ
ル、1,2−ジクロロエタン、塩化ビニルモノマー、モ
ノクロロベンゼン、フロン類等が挙げられる。
るガス中に有機化合物濃度1%以下で存在することが好
ましい。また処理されるガスの空間速度、温度等は特に
限定されないが、空間速度100〜500000h
r-1、温度100〜700℃であることが好ましい。
ガス中に水、酸素、水素、塩化水素、窒素酸化物、硫黄
酸化物、炭化水素、微粒子などを含んでいても構わな
い。
に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定される
ものではない。
301」)20gを、28.5mMのジニトロジアンミ
ン白金水溶液180ミリリットル中に投入し、30℃で
2時間攪拌した後、固液分離し純水で洗浄し、110℃
で20時間乾燥を行ない白金担持アルミナを得た。白金
の含有量は、元素分析(ICP)の結果4.3wt%で
あり、希土類元素は検出されなかった。またアルミナの
細孔半径の分布が極大値を示すところの細孔半径をaオ
ングストロームとしたときに、a±25オングストロー
ムの半径を有する細孔の容積は、窒素吸着量測定の結
果、全体の細孔容積の90%であった。こうして得られ
た白金担持アルミナを前段触媒とした。
タ型ゼオライト(東ソー株式会社製商品名「HSZ−9
30−HOA」)50gを0.69M酢酸カルシウム水
溶液450ミリリットルに投入し、60℃で20時間攪
拌してイオン交換を行なった。スラリーを固液分離後、
ゼオライトケーキを0.69Mの塩化カルシウム水溶液
450ミリリットルに投入して、再度60℃で20時間
攪拌してイオン交換を行なった。固液分離後、濾液から
塩化物イオンが検出されなくなるまで純水で洗浄し、1
10℃で20時間乾燥しカルシウム型ベータを得た。
と、上述の白金担持アルミナ2gとを十分に混合し後段
触媒とした。
型後破砕し、12〜20メッシュに整粒し、ガス流の上
流側より、前段触媒1ミリリットル(0.75g)およ
び後段触媒1ミリリットル(0.5g)を二段に常圧固
定床反応装置に装填し、触媒1とした。
301」)20gを、5.70mMのジニトロジアンミ
ン白金水溶液180ミリリットル中に投入し、30℃で
2時間攪拌した後、固液分離し純水で洗浄し、110℃
で20時間乾燥を行ない白金担持アルミナを得た。白金
の含有量は、元素分析(ICP)の結果1.0wt%で
あり、希土類元素は検出されなかった。またアルミナの
細孔半径の分布が極大値を示すところの細孔半径をaオ
ングストロームとしたときに、a±25オングストロー
ムの半径を有する細孔の容積は、窒素吸着量測定の結
果、全体の細孔容積の90%であった。こうして得られ
た白金担持アルミナを前段触媒とした。
例2の後段触媒とした。
型後破砕し、12〜20メッシュに整粒し、ガス流の上
流側より、前段触媒1ミリリットル(0.75g)およ
び後段触媒1ミリリットル(0.5g)を二段に常圧固
定床反応装置に装填し、触媒2とした。
し、12〜20メッシュに整粒し、そのうち2ミリリッ
トルを常圧固定床反応装置に充填し、比較触媒1とし
た。
で得られた白金担持アルミナ2gとを十分に混合したも
のを打錠成型後破砕し、12〜20メッシュに整粒し、
そのうち2ミリリットルを常圧固定床反応装置に充填
し、比較触媒2とした。
段触媒に、実施例1での前段触媒1ミリリットル(0.
75g)を後段触媒とし、二段に常圧固定床反応装置に
装填し、比較触媒3とした。
媒1〜3において、空気流通下500℃で1時間前処理
を施した後、100℃に降温し表1に示す組成のガスを
360ミリリットル/分で流通させ、10℃毎分で昇温
し、ガス中の全炭化水素の転化率が95%、99%とな
る温度を測定し表2に示した。尚、表1のEDCは1,
2−ジクロロエタンを表す。
少なくとも1種以上含有した金属酸化物を前段に、白金
族元素を少なくとも1種以上含有した金属酸化物及びゼ
オライトの混合物を後段に配したものを触媒として用い
ることにより、低温下で有機化合物を含むガスから有機
化合物を効率よく燃焼除去できることは明らかである。
従って本発明は、環境保全上極めて有意義である。
Claims (12)
- 【請求項1】白金族元素を少なくとも1種以上含有した
金属酸化物を前段に、白金族元素を少なくとも1種以上
含有した金属酸化物及びゼオライトの混合物を後段に配
することを特徴とする、有機化合物燃焼除去触媒。 - 【請求項2】請求項1に記載の有機化合物燃焼除去触媒
において、前段の白金族元素を少なくとも1種以上含有
した金属酸化物と、後段の白金族元素を少なくとも1種
以上含有した金属酸化物及びゼオライトの混合物との割
合が、重量比で1:20〜2:1であることを特徴とす
る、有機化合物燃焼除去触媒。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の有機化合物燃焼
除去触媒において、後段の混合物中の白金族元素を少な
くとも1種以上含有した金属酸化物とゼオライトとの割
合が、重量比で1:20〜20:1であることを特徴と
する、有機化合物燃焼除去触媒。 - 【請求項4】請求項1〜3いずれかに記載の有機化合物
燃焼除去触媒において、ゼオライトがIA族及び/また
はIIA族のイオンで交換されたものであることを特徴
とする、有機化合物燃焼除去触媒。 - 【請求項5】請求項1〜4いずれかに記載の有機化合物
燃焼除去触媒において、後段の混合物中の金属酸化物が
アルミナであり、かつそのアルミナの細孔半径の分布が
極大値を示すところの細孔半径をaオングストロームと
したときに、a±25オングストロームの半径を有する
細孔の容積が全細孔容積の65%以上であり、かつ希土
類元素の含有量が1wt%以下のアルミナであることを
特徴とする、有機化合物燃焼除去触媒。 - 【請求項6】請求項1〜5いずれかに記載の有機化合物
燃焼除去触媒において、前段の金属酸化物がアルミナで
あり、かつそのアルミナの細孔半径の分布が極大値を示
すところの細孔半径をaオングストロームとしたとき
に、a±25オングストロームの半径を有する細孔の容
積が全細孔容積の65%以上であり、かつ希土類元素の
含有量が1wt%以下のアルミナであることを特徴とす
る、有機化合物燃焼除去触媒。 - 【請求項7】請求項1〜6いずれかに記載の有機化合物
燃焼除去触媒を有機化合物と接触させることを特徴とす
る、有機化合物燃焼除去法。 - 【請求項8】請求項7に記載の有機化合物燃焼除去法に
おいて、有機化合物がハロゲン含有有機化合物であるこ
とを特徴とする、有機化合物燃焼除去法。 - 【請求項9】請求項7または8記載の有機化合物燃焼除
去法において、293.15Kにおける蒸気圧が0.0
1kPa以上の有機化合物であることを特徴とする、有
機化合物燃焼除去法。 - 【請求項10】請求項7〜9いずれかに記載の有機化合
物燃焼除去法において、有機化合物が処理されるガス中
に濃度1%以下で存在することを特徴とする、有機化合
物燃焼除去法。 - 【請求項11】請求項7〜10いずれかに記載の有機化
合物燃焼除去法において、有機化合物が炭素数2の炭化
水素であることを特徴とする、有機化合物燃焼除去法。 - 【請求項12】請求項7〜11いずれかに記載の有機化
合物燃焼除去法において、有機化合物が炭素数が2の塩
素化炭化水素であることを特徴とする、有機化合物燃焼
除去法。
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