JP2001096785A - サーマルプリンタ - Google Patents
サーマルプリンタInfo
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- JP2001096785A JP2001096785A JP28094399A JP28094399A JP2001096785A JP 2001096785 A JP2001096785 A JP 2001096785A JP 28094399 A JP28094399 A JP 28094399A JP 28094399 A JP28094399 A JP 28094399A JP 2001096785 A JP2001096785 A JP 2001096785A
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- line
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印字品質の高品質化を図ることができるサー
マルプリンタを得る。 【解決手段】 印字バッファに格納されている印字デー
タに基づいてサーマルヘッドの発熱素子を選択的に駆動
させ、記録媒体に2ライン分の印字を行い、また、記録
媒体に対する印字を停止する際には、印字制御部による
記録媒体に対する2ライン分の印字が行われたか否かを
判断し、記録媒体に2ライン分の印字を行っていないと
判断した場合には印字されていないライン分を印字バッ
ファに格納されている印字が行われたラインの印字デー
タに基づいて印字する。これにより、2ライン分の印字
の内の1ライン目でサーマルヘッドの発熱素子の駆動を
停止した後も残りの1ライン分だけ搬送手段を駆動して
しまうために生じる空白ラインを2重印字によりカバー
することができるので、1ドット分の空白よりも2重印
字の方が視覚的には目立たないことから、印字品質の高
品質化を図ることができる。
マルプリンタを得る。 【解決手段】 印字バッファに格納されている印字デー
タに基づいてサーマルヘッドの発熱素子を選択的に駆動
させ、記録媒体に2ライン分の印字を行い、また、記録
媒体に対する印字を停止する際には、印字制御部による
記録媒体に対する2ライン分の印字が行われたか否かを
判断し、記録媒体に2ライン分の印字を行っていないと
判断した場合には印字されていないライン分を印字バッ
ファに格納されている印字が行われたラインの印字デー
タに基づいて印字する。これにより、2ライン分の印字
の内の1ライン目でサーマルヘッドの発熱素子の駆動を
停止した後も残りの1ライン分だけ搬送手段を駆動して
しまうために生じる空白ラインを2重印字によりカバー
することができるので、1ドット分の空白よりも2重印
字の方が視覚的には目立たないことから、印字品質の高
品質化を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数個の発熱素子
の選択的な発熱によって感熱記録方式の印字を行うサー
マルプリンタに関する。
の選択的な発熱によって感熱記録方式の印字を行うサー
マルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ノンインパクト方式のプリンタの
一種として、感熱記録方式の印字を行うサーマルプリン
タと称するものが存する。このサーマルプリンタは、サ
ーマルヘッドの発熱素子を発熱させ、例えば感熱紙を直
接発色させることによりドットを形成し、このドットの
選択的な集合によって所定の印字を行う構造のものであ
る。
一種として、感熱記録方式の印字を行うサーマルプリン
タと称するものが存する。このサーマルプリンタは、サ
ーマルヘッドの発熱素子を発熱させ、例えば感熱紙を直
接発色させることによりドットを形成し、このドットの
選択的な集合によって所定の印字を行う構造のものであ
る。
【0003】ところで、近年においては、サーマルプリ
ンタによる高密度印字及び高速印字の要望が多くなって
いる。そこで、従来はタイミングパルス“1パルス”に
対して発熱素子を1回だけ駆動・発熱させるとともにパ
ルスモータで記録媒体を搬送して1ドット(1ライン)
分を印字していたところ、タイミングパルス“1パル
ス”に対して発熱素子を2回駆動・発熱させるとともに
パルスモータで記録媒体を搬送して2ドット(2ライ
ン)分を印字するようにして、高密度印字及び高速印字
を図ったサーマルプリンタが提案されている。
ンタによる高密度印字及び高速印字の要望が多くなって
いる。そこで、従来はタイミングパルス“1パルス”に
対して発熱素子を1回だけ駆動・発熱させるとともにパ
ルスモータで記録媒体を搬送して1ドット(1ライン)
分を印字していたところ、タイミングパルス“1パル
ス”に対して発熱素子を2回駆動・発熱させるとともに
パルスモータで記録媒体を搬送して2ドット(2ライ
ン)分を印字するようにして、高密度印字及び高速印字
を図ったサーマルプリンタが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うなタイミングパルス“1パルス”に対して2ドット
(2ライン)分を印字するようにしたサーマルプリンタ
においては、印字中に例えばサーマルプリンタのカバー
が開放された場合や上位装置の処理が間に合わない場合
等に強制終了信号が発せられ、偶数番目のドット(偶数
番目ライン)の印字データを印字したところで印字デー
タの転送が停止された場合(ストップ指示)には、図6
に示すように、サーマルヘッドの駆動が停止した後もパ
ルスモータが偶数番目ライン分だけ駆動してしまうため
に偶数番目ラインが空白ラインになってしまい、印字品
質が低下してしまうという問題があった。
うなタイミングパルス“1パルス”に対して2ドット
(2ライン)分を印字するようにしたサーマルプリンタ
においては、印字中に例えばサーマルプリンタのカバー
が開放された場合や上位装置の処理が間に合わない場合
等に強制終了信号が発せられ、偶数番目のドット(偶数
番目ライン)の印字データを印字したところで印字デー
タの転送が停止された場合(ストップ指示)には、図6
に示すように、サーマルヘッドの駆動が停止した後もパ
ルスモータが偶数番目ライン分だけ駆動してしまうため
に偶数番目ラインが空白ラインになってしまい、印字品
質が低下してしまうという問題があった。
【0005】本発明の目的は、印字品質の高品質化を図
ることができるサーマルプリンタを得ることである。
ることができるサーマルプリンタを得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ライン状に配設された複数個の発熱素子を有するサーマ
ルヘッドと、このサーマルヘッドと記録媒体とを相対的
に移動させる搬送手段と、1ライン分の印字データを一
時的に格納する印字バッファと、印字のための同期信号
を出力する印字指令手段と、この印字指令手段から出力
される同期信号に応じて前記搬送手段を駆動するととも
にその搬送手段の駆動と同期させて前記発熱素子の駆動
を複数回実行可能とし、前記印字バッファに格納された
印字データに基づいて前記発熱素子を選択的に駆動して
前記記録媒体に複数ライン分の印字を行う印字制御部
と、この印字制御部による前記記録媒体に対する印字を
停止させる印字停止手段と、この印字停止手段により印
字が停止される際に、前記印字制御部により前記記録媒
体に複数ライン分の印字が行われたか否かを判断する印
字状況判断手段と、この印字状況判断手段により前記記
録媒体に複数ライン分の印字が行われていないと判断さ
れた場合、印字されていないライン分を前記印字バッフ
ァに格納されている印字が行われたラインの印字データ
に基づいて印字する同一データ複数印字手段と、を備え
る。
ライン状に配設された複数個の発熱素子を有するサーマ
ルヘッドと、このサーマルヘッドと記録媒体とを相対的
に移動させる搬送手段と、1ライン分の印字データを一
時的に格納する印字バッファと、印字のための同期信号
を出力する印字指令手段と、この印字指令手段から出力
される同期信号に応じて前記搬送手段を駆動するととも
にその搬送手段の駆動と同期させて前記発熱素子の駆動
を複数回実行可能とし、前記印字バッファに格納された
印字データに基づいて前記発熱素子を選択的に駆動して
前記記録媒体に複数ライン分の印字を行う印字制御部
と、この印字制御部による前記記録媒体に対する印字を
停止させる印字停止手段と、この印字停止手段により印
字が停止される際に、前記印字制御部により前記記録媒
体に複数ライン分の印字が行われたか否かを判断する印
字状況判断手段と、この印字状況判断手段により前記記
録媒体に複数ライン分の印字が行われていないと判断さ
れた場合、印字されていないライン分を前記印字バッフ
ァに格納されている印字が行われたラインの印字データ
に基づいて印字する同一データ複数印字手段と、を備え
る。
【0007】したがって、印字制御部により印字指令手
段から出力される同期信号に応じて搬送手段が駆動され
るとともにその搬送手段の駆動と同期させて発熱素子の
駆動が複数回実行可能とされることで、印字バッファに
格納されている印字データに基づいてサーマルヘッドの
発熱素子が選択的に駆動されて発熱し、記録媒体に複数
ライン分の印字が行われる。また、印字停止手段により
記録媒体に対する印字が停止させられる際には、印字制
御部による記録媒体に対する複数ライン分の印字が行わ
れたか否かが印字状況判断手段により判断され、記録媒
体に複数ライン分の印字が行われていないと判断された
場合には、同一データ複数印字手段によって印字されて
いないライン分が印字バッファに格納されている印字が
行われたラインの印字データに基づいて印字される。こ
れにより、例えば2ライン分の印字の内の1ライン目で
サーマルヘッドの発熱素子の駆動・発熱が停止された後
も残りの1ライン分だけ搬送手段が駆動されてしまうた
めに生じる空白ラインが2重印字によりカバーされるの
で、1ドット分の空白よりも2重印字の方が視覚的には
目立たないことから、印字品質の高品質化が図られる。
段から出力される同期信号に応じて搬送手段が駆動され
るとともにその搬送手段の駆動と同期させて発熱素子の
駆動が複数回実行可能とされることで、印字バッファに
格納されている印字データに基づいてサーマルヘッドの
発熱素子が選択的に駆動されて発熱し、記録媒体に複数
ライン分の印字が行われる。また、印字停止手段により
記録媒体に対する印字が停止させられる際には、印字制
御部による記録媒体に対する複数ライン分の印字が行わ
れたか否かが印字状況判断手段により判断され、記録媒
体に複数ライン分の印字が行われていないと判断された
場合には、同一データ複数印字手段によって印字されて
いないライン分が印字バッファに格納されている印字が
行われたラインの印字データに基づいて印字される。こ
れにより、例えば2ライン分の印字の内の1ライン目で
サーマルヘッドの発熱素子の駆動・発熱が停止された後
も残りの1ライン分だけ搬送手段が駆動されてしまうた
めに生じる空白ラインが2重印字によりカバーされるの
で、1ドット分の空白よりも2重印字の方が視覚的には
目立たないことから、印字品質の高品質化が図られる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図5に基づいて説明する。本実施の形態のサーマルプ
リンタは、商品販売登録データ処理装置であるPOS
(Point of Sales:販売時点管理)端末等で利用される
レシートプリンタに適用されている。
し図5に基づいて説明する。本実施の形態のサーマルプ
リンタは、商品販売登録データ処理装置であるPOS
(Point of Sales:販売時点管理)端末等で利用される
レシートプリンタに適用されている。
【0009】ここで、図1はレシートプリンタ1の構造
を概略的に示す側面図である。図1に示すように、レシ
ートプリンタ1には、ローラ状のプラテンローラ2が設
けられており、このプラテンローラ2には多数個の発熱
素子(図示せず)をライン状に備えたサーマルヘッド3
が押圧バネ4により付勢されて圧接されている。そし
て、このプラテンローラ2とサーマルヘッド3との間に
は、記録媒体である感熱紙5が挿通されている。また、
プラテンローラ2には、複数個の歯車による減速機構6
を介在させて紙送り機構を構成するパルスモータ7が連
結されている。このパルスモータ7は、搬送手段として
機能し、A,B,/A及び/Bの各相毎にコイルを有す
る4相のパルスモータである。
を概略的に示す側面図である。図1に示すように、レシ
ートプリンタ1には、ローラ状のプラテンローラ2が設
けられており、このプラテンローラ2には多数個の発熱
素子(図示せず)をライン状に備えたサーマルヘッド3
が押圧バネ4により付勢されて圧接されている。そし
て、このプラテンローラ2とサーマルヘッド3との間に
は、記録媒体である感熱紙5が挿通されている。また、
プラテンローラ2には、複数個の歯車による減速機構6
を介在させて紙送り機構を構成するパルスモータ7が連
結されている。このパルスモータ7は、搬送手段として
機能し、A,B,/A及び/Bの各相毎にコイルを有す
る4相のパルスモータである。
【0010】次に、レシートプリンタ1に内蔵される各
部の電気的接続について図2を参照して説明する。レシ
ートプリンタ1には、各種処理を集中的に行うCPU8
が設けられ、このCPU8には制御プログラム等の固定
データを格納するROM9と、可変データを書き換え自
在に格納するRAM10と、クロック信号を発する発振
器11とがバス接続され、ここに印字制御部12が構成
されている。RAM10は、可変データを書き換え自在
に格納する機能を利用して、1ライン分の印字データを
一時的に格納する印字バッファとして機能する。また、
CPU8には、I/O装置13がバス接続されており、
このI/O装置13には、サーマルヘッド3とパルスモ
ータ7とが接続されている。
部の電気的接続について図2を参照して説明する。レシ
ートプリンタ1には、各種処理を集中的に行うCPU8
が設けられ、このCPU8には制御プログラム等の固定
データを格納するROM9と、可変データを書き換え自
在に格納するRAM10と、クロック信号を発する発振
器11とがバス接続され、ここに印字制御部12が構成
されている。RAM10は、可変データを書き換え自在
に格納する機能を利用して、1ライン分の印字データを
一時的に格納する印字バッファとして機能する。また、
CPU8には、I/O装置13がバス接続されており、
このI/O装置13には、サーマルヘッド3とパルスモ
ータ7とが接続されている。
【0011】サーマルヘッド3とパルスモータ7とは、
印字制御部12から発せられる一定周期のパルス電圧に
より駆動される。すなわち、発振器11のクロック信号
に基づく一定周期の同期信号(タイミングパルス)がC
PU8において生成され、このタイミングパルスに従っ
てサーマルヘッド3の発熱素子とパルスモータ7とにパ
ルス電圧が印加される。ここに、印字のための同期信号
を出力する印字指令手段が実現されている。この際、サ
ーマルヘッド3のどの発熱素子を発熱させるかは、1ラ
イン分の印字データに基づいてCPU8からサーマルヘ
ッド3に付与される制御信号により選択される。
印字制御部12から発せられる一定周期のパルス電圧に
より駆動される。すなわち、発振器11のクロック信号
に基づく一定周期の同期信号(タイミングパルス)がC
PU8において生成され、このタイミングパルスに従っ
てサーマルヘッド3の発熱素子とパルスモータ7とにパ
ルス電圧が印加される。ここに、印字のための同期信号
を出力する印字指令手段が実現されている。この際、サ
ーマルヘッド3のどの発熱素子を発熱させるかは、1ラ
イン分の印字データに基づいてCPU8からサーマルヘ
ッド3に付与される制御信号により選択される。
【0012】ここで、図3はタイミングパルスに対する
相信号とドット印字例との関係を示すタイミングチャー
トである。図3に示すように、本実施の形態のレシート
プリンタ1に用いられているパルスモータ7は、各相が
2相分の励磁時間をもって励磁される2相励磁方式によ
って駆動されている。また、本実施の形態のレシートプ
リンタ1に用いられているサーマルヘッド3は、タイミ
ングパルス“1パルス”に対して発熱素子を2回駆動・
発熱させて2ドット分を感熱紙5に印字することによ
り、高密度印字及び高速印字が可能な構成とされてい
る。つまり、図3に示すように、本実施の形態において
は、タイミングパルス“1パルス”に対して奇数番目ラ
インと偶数番目ラインとが印字されることになる。した
がって、印字バッファに格納される1ライン分の印字デ
ータは、奇数番目ラインの印字データまたは偶数番目ラ
インの印字データである。
相信号とドット印字例との関係を示すタイミングチャー
トである。図3に示すように、本実施の形態のレシート
プリンタ1に用いられているパルスモータ7は、各相が
2相分の励磁時間をもって励磁される2相励磁方式によ
って駆動されている。また、本実施の形態のレシートプ
リンタ1に用いられているサーマルヘッド3は、タイミ
ングパルス“1パルス”に対して発熱素子を2回駆動・
発熱させて2ドット分を感熱紙5に印字することによ
り、高密度印字及び高速印字が可能な構成とされてい
る。つまり、図3に示すように、本実施の形態において
は、タイミングパルス“1パルス”に対して奇数番目ラ
インと偶数番目ラインとが印字されることになる。した
がって、印字バッファに格納される1ライン分の印字デ
ータは、奇数番目ラインの印字データまたは偶数番目ラ
インの印字データである。
【0013】このような構成において、ROM9に格納
された制御プログラムに基づくCPU8による印字動作
の制御を図4に示すフローチャートを参照して説明す
る。図4に示すように、1ライン分の印字データが印字
バッファに転送された場合(ステップS1のY)、1ラ
イン印字処理が実行される(ステップS2)。詳細に
は、転送された1ライン分の印字データに基づいて印字
制御部12によってサーマルヘッド3の発熱素子が選択
的に駆動されて発熱することにより、感熱紙5にドット
が選択的に形成されるとともに、印字制御部12により
パルスモータ7も駆動され、プラテンローラ2等によっ
て感熱紙5が1ライン分副走査方向に搬送されることに
より、1ライン印字処理が実行される。
された制御プログラムに基づくCPU8による印字動作
の制御を図4に示すフローチャートを参照して説明す
る。図4に示すように、1ライン分の印字データが印字
バッファに転送された場合(ステップS1のY)、1ラ
イン印字処理が実行される(ステップS2)。詳細に
は、転送された1ライン分の印字データに基づいて印字
制御部12によってサーマルヘッド3の発熱素子が選択
的に駆動されて発熱することにより、感熱紙5にドット
が選択的に形成されるとともに、印字制御部12により
パルスモータ7も駆動され、プラテンローラ2等によっ
て感熱紙5が1ライン分副走査方向に搬送されることに
より、1ライン印字処理が実行される。
【0014】続くステップS3においては、次の1ライ
ン分の印字データが有るか否かが判断される。次の1ラ
イン分の印字データが有る場合には(ステップS3の
Y)、次の1ライン分の印字データが印字バッファに転
送され(ステップS4)、再び1ライン印字処理が実行
される(ステップS2)。このようなステップS2〜S
4の処理は、通常、印字データがなくなるまで(ステッ
プS3のN)、繰り返され、ステップS5に進む。
ン分の印字データが有るか否かが判断される。次の1ラ
イン分の印字データが有る場合には(ステップS3の
Y)、次の1ライン分の印字データが印字バッファに転
送され(ステップS4)、再び1ライン印字処理が実行
される(ステップS2)。このようなステップS2〜S
4の処理は、通常、印字データがなくなるまで(ステッ
プS3のN)、繰り返され、ステップS5に進む。
【0015】ところが、印字中に例えばレシートプリン
タ1のカバーが開放された場合やPOS端末の処理が間
に合わない場合等にCPU8から強制終了信号が発せら
れ、次の1ライン分の印字データの転送が停止される場
合(ストップ指示)がある。このような場合にも、ステ
ップS3において、次の1ライン分の印字データが無い
と判断されることになり(ステップS3のN)、ステッ
プS5に進む。ここで、偶数番目ラインの印字データを
印字したところで印字データの転送が停止された場合に
はサーマルヘッド3の駆動とパルスモータ7の駆動とが
同時に停止するために問題はないが、奇数番目ラインの
印字データを印字したところで印字データの転送が停止
された場合には、従来においては、サーマルヘッド3の
駆動が停止した後もタイミングパルス“1パルス”に応
じてパルスモータ7が偶数番目ライン分だけ駆動してし
まうために偶数番目ラインが空白ラインになってしまっ
ていた。
タ1のカバーが開放された場合やPOS端末の処理が間
に合わない場合等にCPU8から強制終了信号が発せら
れ、次の1ライン分の印字データの転送が停止される場
合(ストップ指示)がある。このような場合にも、ステ
ップS3において、次の1ライン分の印字データが無い
と判断されることになり(ステップS3のN)、ステッ
プS5に進む。ここで、偶数番目ラインの印字データを
印字したところで印字データの転送が停止された場合に
はサーマルヘッド3の駆動とパルスモータ7の駆動とが
同時に停止するために問題はないが、奇数番目ラインの
印字データを印字したところで印字データの転送が停止
された場合には、従来においては、サーマルヘッド3の
駆動が停止した後もタイミングパルス“1パルス”に応
じてパルスモータ7が偶数番目ライン分だけ駆動してし
まうために偶数番目ラインが空白ラインになってしまっ
ていた。
【0016】そこで、ステップS5においては、直前に
印字した印字ラインが奇数番目ラインか偶数番目ライン
かが判断される。この判断は、例えばカウンタ等によっ
て集計される印字ライン数に基づいて実行される。ここ
に、印字制御部12により感熱紙5に2ライン分(奇数
番目ラインおよび偶数番目ライン)の印字が行われたか
否かを判断する印字状況判断手段の機能が実行される。
直前に印字した印字ラインが偶数番目ラインである場合
には(ステップS5のY)、印字データがなくなるまで
印字処理がなされたか、あるいは、偶数番目ラインの印
字データを印字したところで印字データの転送が停止さ
れたかのいずれかであるため、そのままステップS6に
進み、印字停止処理が実行される。ここに、印字停止手
段の機能が実行される。
印字した印字ラインが奇数番目ラインか偶数番目ライン
かが判断される。この判断は、例えばカウンタ等によっ
て集計される印字ライン数に基づいて実行される。ここ
に、印字制御部12により感熱紙5に2ライン分(奇数
番目ラインおよび偶数番目ライン)の印字が行われたか
否かを判断する印字状況判断手段の機能が実行される。
直前に印字した印字ラインが偶数番目ラインである場合
には(ステップS5のY)、印字データがなくなるまで
印字処理がなされたか、あるいは、偶数番目ラインの印
字データを印字したところで印字データの転送が停止さ
れたかのいずれかであるため、そのままステップS6に
進み、印字停止処理が実行される。ここに、印字停止手
段の機能が実行される。
【0017】一方、直前に印字した印字ラインが奇数番
目ラインである場合には(ステップS5のN)、奇数番
目ラインの印字データを印字したところで印字データの
転送が停止され、サーマルヘッド3の駆動が停止した後
もパルスモータ7が偶数番目ライン分だけ駆動してしま
うために偶数番目ラインが空白ラインになってしまうの
を回避するため、ステップS2に戻り、印字バッファの
印字データ(奇数番目ラインの印字データ)に基づいて
1ライン印字処理を実行することになる。ここに、同一
データ複数印字手段の機能が実行される。
目ラインである場合には(ステップS5のN)、奇数番
目ラインの印字データを印字したところで印字データの
転送が停止され、サーマルヘッド3の駆動が停止した後
もパルスモータ7が偶数番目ライン分だけ駆動してしま
うために偶数番目ラインが空白ラインになってしまうの
を回避するため、ステップS2に戻り、印字バッファの
印字データ(奇数番目ラインの印字データ)に基づいて
1ライン印字処理を実行することになる。ここに、同一
データ複数印字手段の機能が実行される。
【0018】ここで、図5は、奇数番目ラインの印字デ
ータを印字したところでストップ指示があった場合のタ
イミングパルスに対する相信号とドット印字例との関係
を示すタイミングチャートである。図5に示すように、
奇数番目ラインの印字データを印字したところで印字デ
ータの転送が停止された場合には、直前の奇数番目ライ
ンの印字データを偶数番目ラインの印字データとして強
制的に印字することになる。これにより、2重印字が生
じるが、1ドット分の空白よりも2重印字の方が視覚的
には目立たないことから、印字品質の高品質化が図られ
ることになる。
ータを印字したところでストップ指示があった場合のタ
イミングパルスに対する相信号とドット印字例との関係
を示すタイミングチャートである。図5に示すように、
奇数番目ラインの印字データを印字したところで印字デ
ータの転送が停止された場合には、直前の奇数番目ライ
ンの印字データを偶数番目ラインの印字データとして強
制的に印字することになる。これにより、2重印字が生
じるが、1ドット分の空白よりも2重印字の方が視覚的
には目立たないことから、印字品質の高品質化が図られ
ることになる。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ライン状
に配設された複数個の発熱素子を有するサーマルヘッド
と、このサーマルヘッドと記録媒体とを相対的に移動さ
せる搬送手段と、1ライン分の印字データを一時的に格
納する印字バッファと、印字のための同期信号を出力す
る印字指令手段と、この印字指令手段から出力される同
期信号に応じて前記搬送手段を駆動するとともにその搬
送手段の駆動と同期させて前記発熱素子の駆動を複数回
実行可能とし、前記印字バッファに格納された印字デー
タに基づいて前記発熱素子を選択的に駆動して前記記録
媒体に複数ライン分の印字を行う印字制御部と、この印
字制御部による前記記録媒体に対する印字を停止させる
印字停止手段と、この印字停止手段により印字が停止さ
れる際に、前記印字制御部により前記記録媒体に複数ラ
イン分の印字が行われたか否かを判断する印字状況判断
手段と、この印字状況判断手段により前記記録媒体に複
数ライン分の印字が行われていないと判断された場合、
印字されていないライン分を前記印字バッファに格納さ
れている印字が行われたラインの印字データに基づいて
印字する同一データ複数印字手段と、を備え、印字制御
部により印字指令手段から出力される同期信号に応じて
搬送手段を駆動するとともにその搬送手段の駆動と同期
させて発熱素子の駆動を複数回実行可能とすることで、
印字バッファに格納されている印字データに基づいてサ
ーマルヘッドの発熱素子を選択的に駆動させて発熱さ
せ、記録媒体に複数ライン分の印字を行い、また、印字
停止手段により記録媒体に対する印字を停止する際に
は、印字制御部による記録媒体に対する複数ライン分の
印字が行われたか否かを印字状況判断手段により判断
し、記録媒体に複数ライン分の印字を行なっていないと
判断した場合には、同一データ複数印字手段によって印
字されていないライン分を印字バッファに格納されてい
る印字が行われたラインの印字データに基づいて印字す
ることにより、例えば2ライン分の印字の内の1ライン
目でサーマルヘッドの発熱素子の駆動・発熱を停止した
後も残りの1ライン分だけ搬送手段を駆動してしまうた
めに生じる空白ラインを2重印字によりカバーすること
ができるので、1ドット分の空白よりも2重印字の方が
視覚的には目立たないことから、印字品質の高品質化を
図ることができる。
に配設された複数個の発熱素子を有するサーマルヘッド
と、このサーマルヘッドと記録媒体とを相対的に移動さ
せる搬送手段と、1ライン分の印字データを一時的に格
納する印字バッファと、印字のための同期信号を出力す
る印字指令手段と、この印字指令手段から出力される同
期信号に応じて前記搬送手段を駆動するとともにその搬
送手段の駆動と同期させて前記発熱素子の駆動を複数回
実行可能とし、前記印字バッファに格納された印字デー
タに基づいて前記発熱素子を選択的に駆動して前記記録
媒体に複数ライン分の印字を行う印字制御部と、この印
字制御部による前記記録媒体に対する印字を停止させる
印字停止手段と、この印字停止手段により印字が停止さ
れる際に、前記印字制御部により前記記録媒体に複数ラ
イン分の印字が行われたか否かを判断する印字状況判断
手段と、この印字状況判断手段により前記記録媒体に複
数ライン分の印字が行われていないと判断された場合、
印字されていないライン分を前記印字バッファに格納さ
れている印字が行われたラインの印字データに基づいて
印字する同一データ複数印字手段と、を備え、印字制御
部により印字指令手段から出力される同期信号に応じて
搬送手段を駆動するとともにその搬送手段の駆動と同期
させて発熱素子の駆動を複数回実行可能とすることで、
印字バッファに格納されている印字データに基づいてサ
ーマルヘッドの発熱素子を選択的に駆動させて発熱さ
せ、記録媒体に複数ライン分の印字を行い、また、印字
停止手段により記録媒体に対する印字を停止する際に
は、印字制御部による記録媒体に対する複数ライン分の
印字が行われたか否かを印字状況判断手段により判断
し、記録媒体に複数ライン分の印字を行なっていないと
判断した場合には、同一データ複数印字手段によって印
字されていないライン分を印字バッファに格納されてい
る印字が行われたラインの印字データに基づいて印字す
ることにより、例えば2ライン分の印字の内の1ライン
目でサーマルヘッドの発熱素子の駆動・発熱を停止した
後も残りの1ライン分だけ搬送手段を駆動してしまうた
めに生じる空白ラインを2重印字によりカバーすること
ができるので、1ドット分の空白よりも2重印字の方が
視覚的には目立たないことから、印字品質の高品質化を
図ることができる。
【図1】本発明の実施の一形態のレシートプリンタの構
造を概略的に示す側面図である。
造を概略的に示す側面図である。
【図2】レシートプリンタに内蔵される各部の電気的接
続を示すブロック図である。
続を示すブロック図である。
【図3】タイミングパルスに対する相信号とドット印字
例との関係を示すタイミングチャートである。
例との関係を示すタイミングチャートである。
【図4】印字処理の流れを概略的に示すフローチャート
である。
である。
【図5】奇数番目ラインの印字データを印字したところ
でストップ指示があった場合のタイミングパルスに対す
る相信号とドット印字例との関係を示すタイミングチャ
ートである。
でストップ指示があった場合のタイミングパルスに対す
る相信号とドット印字例との関係を示すタイミングチャ
ートである。
【図6】従来の奇数番目ラインの印字データを印字した
ところでストップ指示があった場合のタイミングパルス
に対する相信号とドット印字例との関係を示すタイミン
グチャートである。
ところでストップ指示があった場合のタイミングパルス
に対する相信号とドット印字例との関係を示すタイミン
グチャートである。
1 サーマルプリンタ 3 サーマルヘッド 5 記録媒体 7 搬送手段 10 印字バッファ 12 印字制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 克宗 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 東芝テ ック株式会社大仁事業所内 Fターム(参考) 2C066 AA05 AC01 AC15
Claims (1)
- 【請求項1】 ライン状に配設された複数個の発熱素子
を有するサーマルヘッドと、 このサーマルヘッドと記録媒体とを相対的に移動させる
搬送手段と、 1ライン分の印字データを一時的に格納する印字バッフ
ァと、 印字のための同期信号を出力する印字指令手段と、 この印字指令手段から出力される同期信号に応じて前記
搬送手段を駆動するとともにその搬送手段の駆動と同期
させて前記発熱素子の駆動を複数回実行可能とし、前記
印字バッファに格納された印字データに基づいて前記発
熱素子を選択的に駆動して前記記録媒体に複数ライン分
の印字を行う印字制御部と、 この印字制御部による前記記録媒体に対する印字を停止
させる印字停止手段と、 この印字停止手段により印字が停止される際に、前記印
字制御部により前記記録媒体に複数ライン分の印字が行
われたか否かを判断する印字状況判断手段と、 この印字状況判断手段により前記記録媒体に複数ライン
分の印字が行われていないと判断された場合、印字され
ていないライン分を前記印字バッファに格納されている
印字が行われたラインの印字データに基づいて印字する
同一データ複数印字手段と、を備えるサーマルプリン
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28094399A JP2001096785A (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | サーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28094399A JP2001096785A (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | サーマルプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001096785A true JP2001096785A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17632087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28094399A Pending JP2001096785A (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | サーマルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001096785A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101961960A (zh) * | 2009-07-24 | 2011-02-02 | 罗姆股份有限公司 | 热敏印刷头、热敏印刷机和印刷机系统 |
CN102393810A (zh) * | 2011-07-20 | 2012-03-28 | 上海杉德金卡信息系统科技有限公司 | 利用fpga实现对热敏打印机的打印控制方法 |
CN108928139A (zh) * | 2017-05-29 | 2018-12-04 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置以及印刷装置的控制方法 |
-
1999
- 1999-10-01 JP JP28094399A patent/JP2001096785A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101961960A (zh) * | 2009-07-24 | 2011-02-02 | 罗姆股份有限公司 | 热敏印刷头、热敏印刷机和印刷机系统 |
CN102393810A (zh) * | 2011-07-20 | 2012-03-28 | 上海杉德金卡信息系统科技有限公司 | 利用fpga实现对热敏打印机的打印控制方法 |
CN108928139A (zh) * | 2017-05-29 | 2018-12-04 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置以及印刷装置的控制方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040706 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040713 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041207 |