JP2001088375A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents
インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法Info
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Abstract
に排出する。 【解決手段】 プラテン60上には、被記録媒体を適正
な記録位置に保持するための突起であるプラテンリブ6
1が設けられており、プラテンリブ61の根元部分63
の両側には、プラテンリブ61の側面に沿うように穴6
2が開けられている。被記録媒体の幅よりも大きい幅の
画像を誤って印字してしまった場合など、プラテン60
にインクが付着してしまった場合、ある体積以上のイン
クが溜まると、インクは重力やインクの表面張力により
根元部分63に導かれ、プラテンリブ61の側面を伝わ
って穴62からスムーズに排出される。
Description
ロ、ファクシミリなどの情報端末機器の出力装置として
用いられるインクジェット記録装置に関する。
て記録を行う従来のインクジェット記録装置は、インク
の被記録媒体への付着位置を決めるための主な構成要素
として、インクを吐出するヘッドが搭載されるキャリッ
ジと、キャリッジと共にヘッドを被記録媒体上で一方向
に移動させ、その方向の記録位置をスキャンする主走査
を行うためのヘッド移動手段と、被記録媒体を搬送する
ための搬送ローラと、搬送ローラの下流側で被記録媒体
を支持し、記録を行う際に被記録媒体の印字面と記録ヘ
ッドとの位置関係を精度よく保つためのプラテンとを有
している。記録動作は、記録ヘッドが、搬送ローラでプ
ラテン上に搬送された被記録媒体上をヘッド移動手段に
よって移動して主走査を行いつつインクを吐出し、被記
録媒体に付着させることにより行われる。
記録装置では、被記録媒体として色々なサイズの用紙が
使用される場合があり、記録画像の大きさと用紙の大き
さとが合致していることを確認するなどの目的で、用紙
の幅を検知するための用紙幅センサーが設けられる場合
があるが、記録装置を簡素にして、製造コストを低く抑
えるために、このような用紙幅センサーは搭載しない場
合が多い。
誤って印字してしまった場合には、プラテン上にインク
が付着してしまう。このような場合には、清掃を行わず
に長時間放置すると、プラテン上にインクが固着してし
まい、固着したインクに用紙が引っ掛かるなどして搬送
不良が生じてしまう危惧があるため、プラテン上に付着
したインクを清掃する必要がある。
は、記録ヘッドからインク滴を適正に吐出させ、用紙へ
の印字をより正確に行うため、印字を開始する直前に記
録ヘッドからインクを吐出してインクの吐出口付近に新
たなインクを導入し、この部分のインクの状態を適正に
する、予備吐出動作が一般的に行われる。この予備吐出
は、予備吐出によって吐出されるインクが被記録媒体や
プラテンに付着しないようにするため、装置が搬送でき
る最大の用紙の幅よりも外側の位置、すなわち最大印字
範囲の外側の位置まで主走査方向に記録ヘッドを移動さ
せてから行われる。
記録を行う場合であっても、最大印字範囲の外側の位置
まで記録ヘッドを移動させる必要があり、その分、用紙
1枚に記録を行う時間が長くなってしまう。
上にインクを付着させても、付着したインクを容易に除
去できるインクジェット記録ヘッドを提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、効率的に予備吐出を行
うことができるインクジェット記録ヘッドを提供するこ
とにある。
め、本発明によるインクジェット記録装置は、インクを
吐出して被記録媒体に付着させることにより記録を行う
ヘッドと、記録を行う位置でヘッドに対向する位置に被
記録媒体を支持するプラテンとを有するインクジェット
記録装置において、プラテンが、被記録媒体をガイドす
るための突起部であるプラテンリブと、プラテンリブの
側方にプラテンリブの側面に沿うように開けられた穴と
を有することを特徴とする。
幅の画像を誤って印字してしまった場合など、プラテン
にインクが付着してしまった場合、プラテン上にある程
度以上の体積のインクが溜まると、プラテンリブ上に付
着したインクは重力によりプラテンリブの根元部分に導
かれ、プラテンリブが設けられていない部分に付着した
インクは表面張力により集まろうとし、この際、付着面
積が大きく移動しにくいプラテンリブの根元付近に付着
したインクに引き寄せられ、この部分に導かれる。この
ようにして、インクは、プラテンリブの根元部分に集ま
り、プラテンリブの側面に沿うように開けられた穴にプ
ラテンリブの側面を伝わって導かれ、この穴からスムー
ズに排出される。
の所望の記録位置に対向する位置に移動させるヘッド移
動手段を有し、そのインクジェット記録装置で主に使用
される複数のサイズの被記録媒体にそれぞれ対応して、
プラテンに、ヘッドの移動方向に関して各サイズの被記
録媒体の端部の外側近傍の位置にそれぞれ穴を設けれ
ば、記録のためのインク吐出の直前に、記録する被記録
媒体の大きさに対応した穴に対向する位置にヘッドを移
動させて、予備吐出を行い、この穴から吐出インクを排
出させることができ、従来に比べて予備吐出時のヘッド
の移動距離を短くすることができる。
例1によるインクジェット記録装置の概略図を示す。同
図に示すように、インクを吐出して記録を行う記録ヘッ
ド10は、インクを吐出する複数のノズルが規定の間隔
で並んだノズル列が、黄色(Y)、マゼンダ(M)、シ
アン(C)、黒(B)のインク吐出用に4列設けられた
ノズル部11と、各色のインクを貯溜するインクタンク
部12とを有しており、図示しないキャリッジに搭載さ
れ、キャリッジと共に図示しないヘッド移動手段によ
り、被記録媒体70の横方向(図1矢印B方向およびそ
の逆方向)に主走査される。
ンチローラバネ31によりフリクションを得て搬送ロー
ラ20に圧接されている、主走査方向(図1矢印B方
向)に複数設けられたピンチローラ30とによって挟持
され、搬送ローラ20の回転駆動によって、主走査方向
に交差する方向(図1矢印A方向)に搬送され、搬送方
向の記録位置を決める副走査が行われる。搬送方向の下
流側には、記録後の被記録媒体70を排紙するための排
紙ローラ40が設けられており、これに対向する位置
に、被記録媒体70を該排紙ローラ40に圧接する拍車
50が主走査方向に複数配置されている。拍車50は、
被記録媒体70の未定着インクが付着しないように、先
端が尖った形状になっている。搬送ローラ20と排紙ロ
ーラ40の間には、ヘッド10が記録を行う位置におい
て、被記録媒体70とヘッド10との位置関係を精度よ
く保つためのプラテン60が設けられている。
をある所定量搬送し、この方向の記録位置を決める副走
査を行う。次に、ヘッド10が主走査方向に移動してこ
の方向の記録位置を決める主走査を行いつつ、インクを
吐出して被記録媒体70に付着させ記録を行う。本実施
例では、ヘッド10が図1矢印B方向に主走査を行いつ
つインクを吐出させて記録を行い、所定の記録幅の記録
が終了した後、ヘッド10はインクを吐出することなく
図1矢印B方向と反対方向に移動して、初期位置に復帰
し、副走査動作命令があるときには、ヘッド10の復帰
動作と同時に、搬送ローラ20が副走査を行う。これら
の動作を所定の回数繰り返して1枚の画像の記録を行
う。
構成について、図2に示したプラテン60の斜視図を参
照して説明する。
媒体70との接触面(図の上面)には、被記録媒体70
を適正な記録位置に保持するためのプラテンリブ61が
設けられており、被記録媒体70はプラテンリブ61に
接触した状態で搬送され、記録位置に導かれる。プラテ
ンリブ61の根元部分63の両側には、プラテンリブ6
1の側面に沿うように穴62が開けられている。
ンクジェット記録装置において、用紙の幅よりも大きい
幅の画像を誤って印字してしまった場合など、プラテン
60にインクが付着してしまった場合、プラテン60上
にある程度以上の体積のインクが溜まると、プラテンリ
ブ61上に付着したインクは重力により下方の根元部分
63に導かれ、複数のプラテンリブ61の間に付着した
インクは表面張力により集まろうとし、この際、付着面
積が大きく移動しにくい根元部分63付近のインクに引
き寄せられ、根元部分63に導かれる。このようにし
て、インクはプラテンリブ61の根元部分63に集ま
り、プラテンリブ61の側面を伝わって穴62からスム
ーズに排出される。
このように、プラテン60にインクを付着させてしまっ
ても、付着したインクを穴62から排出することができ
るので、ユーザーがプラテン60の清掃を行わなくて
も、プラテン60上にインクが固着してしまうことを防
止できる。
ェット記録装置のプラテン60部分の平面図を参照し
て、実施例2のインクジェット記録方法について説明す
る。本実施例では、記録装置の構成およびプラテン形状
は実施例1と同様であり、説明を省略する。以下では、
本実施例によるインクジェット記録方法の特徴である予
備吐出の方法に関して説明する。
が可能な最大の幅の用紙の側端よりも外側の位置に来る
までヘッド10を主走査方向に移動させてから、予備吐
出を行っていたが、本実施例では、最大用紙幅よりも狭
い幅の用紙に印字を行う場合には、その用紙の側端より
も外側の、プラテン60に対向する位置にヘッド10を
移動させて、予備吐出を行う。
用紙71に印字を行う場合には、この用紙71の側端よ
りも外側の位置、すなわちプラテンリブ61aの用紙7
1の端部に近い側(図3右側)の穴62aの位置に対向
する位置にヘッド10を移動して予備吐出を行い、この
穴62aから吐出インクを排出し、B5サイズの用紙7
2に印字を行う場合には、この用紙72の側端よりも外
側の位置、すなわちプラテンリブ61bの用紙71の端
部に近い側(図3右側)の穴62bの位置に対向する位
置にヘッド10を移動して予備吐出を行い、この穴62
bから吐出インクを排出する。この際、印字を行う用紙
のサイズの情報は、パソコンからの情報などに基づいて
インクジェット記録装置に入力し、この情報に対応して
予備吐出位置を決めるようにすれば良い。
して、各サイズの用紙を搬送した時にプラテン60上の
主走査方向の用紙端部の外側近傍の位置にくるように、
穴62を設け、この穴62の位置で予備吐出を行うよう
にすることで、予備吐出の際にヘッド10を移動させる
距離を、従来例に比べて短くすることができ、用紙1枚
に記録を行う時間を短縮することができる。
プラテンリブの側面に沿うように穴を設けることによ
り、プラテン上に誤ってインクを付着させてしまって
も、付着したインクを自然にスムーズに穴に導いて排出
することができる。これにより、プラテン上にインクが
固着することを防止でき、ユーザーがプラテンを清掃す
る必要がなくなる。
種類の大きさの用紙を搬送した時に、主走査方向に用紙
端部の外側近傍の位置になる部分に穴を設け、予備吐出
による吐出インクをこの穴から排出させることによっ
て、予備吐出時のヘッドの移動距離を短くし、印刷時間
を短くすることができる。
の概略構成図である。
細図である。
の平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 インクを吐出して被記録媒体に付着させ
ることにより記録を行うヘッドと、記録を行う位置で前
記ヘッドに対向する位置に前記被記録媒体を支持するプ
ラテンとを有するインクジェット記録装置において、 前記プラテンが、前記被記録媒体をガイドするための突
起部であるプラテンリブと、該プラテンリブの側方に該
プラテンリブの側面に沿うように開けられた穴とを有す
ることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 前記ヘッドを前記プラテン上の前記被記
録媒体の所望の記録位置に対向する位置に移動させるヘ
ッド移動手段を有し、 主に使用される複数のサイズの前記被記録媒体にそれぞ
れ対応して、前記穴が、前記プラテンの、前記ヘッドの
移動方向に関して各サイズの前記被記録媒体の端部の外
側近傍の位置にそれぞれ設けられている請求項1に記載
のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載のインクジェット記録装
置を用いたインクジェット記録方法であって、 記録のためのインク吐出の前に、前記ヘッドの移動方向
に関して、記録すべき前記被記録媒体の端部の外側近傍
の位置に設けられた前記穴に対向する位置に前記ヘッド
を移動する工程と、その後に、記録に寄与しないインク
吐出を行う予備吐出工程とを有するインクジェット記録
方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27254499A JP3787469B2 (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
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ID=17515390
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-09-27 JP JP27254499A patent/JP3787469B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN104245336A (zh) * | 2012-07-26 | 2014-12-24 | 惠普发展公司,有限责任合伙企业 | 具有对角衬底支撑表面的压板 |
US9381755B2 (en) | 2012-07-26 | 2016-07-05 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Platen with diagonal substrate support surfaces |
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Publication number | Publication date |
---|---|
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