JP2001066672A - 照射角可変照明装置、及びそれを用いた撮影装置 - Google Patents
照射角可変照明装置、及びそれを用いた撮影装置Info
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Abstract
変照明装置を提供することである。 【解決手段】 光源手段(放電管)と、該光源手段の前
方に配置され前記光源手段からの入射光束の少なくとも
一部を全反射させて被写体を照射するための光学プリズ
ムと、該光学プリズムの被写体側に配置した第1(パネ
ル)と第2の光学部材(前面窓)とを有し、該二つの光
学部材の相対変位を変化させて照射角を可変とした。
Description
照射角を変化させることができる照明装置、及びそれを
用いた撮影装置に関する。
明装置に関して、光源から様々な方向に射出した光束を
効率よく必要照射画角内に集光させるために、従来より
種々の提案がなされている。特に近年、従来光源の前に
配置されていたフレネルレンズのかわりに、プリズム・
ライトガイド等の全反射を利用した光学部材を配置する
ことによって、集光効率の向上、小型化を図ったものが
提案されている。
は、撮影装置の高倍率ズーム化に伴なって照射範囲の狭
いテレ状態で不要範囲に照明が行われ、エネルギロスが
大きくなるが、この現象を解消する為、従来より撮影範
囲に対応した照明を行うような各種照射角可変照明装置
が提案されている。
術としては、本出願人が、特開平 4-138439号公報で提
案しているように、光学プリズムで全反射を行う集光光
学系に対して、光学プリズムと光源の位置関係を相対的
に変化させるようにして、全反射面での反射、透過を切
り替えて照射範囲を変化させるものがある。また、特開
平 8-262538号公報で示されているように光学プリズム
を複数に分割し、上下に配置した光学プリズムを回動さ
せ、照射範囲を切り替えるものも提案させている。
置においては、装置自体の小型・軽量化が進む一方、撮
影レンズは、高倍率ズーム化の傾向にある。一般的に、
このような撮影装置の小型化かつ高倍率化によって撮影
レンズは徐々に暗くなる傾向にあり、補助光源を使用し
ないで撮影すると、手ぶれによって予想外の失敗写真に
なる可能性があった。
撮影装置では、補助光源として照明装置(以下ストロボ
装置)が内臓されているが、上記のような状況からこの
補助照明装置の使用頻度が従来までに比べて大幅に増加
すると共に、一回の撮影に必要とされる発光量も増える
傾向にあった。
-138439号公報では、閃光放電管からの射出光を光学プ
リズムにより、上下の全反射制御光路と正面の屈折制御
光路に分離しそれぞれ所定の集光状態に制御すると共
に、この状態から光源の位置を移動させることにより、
全反射光路は、全反射・透過の切り替えを行い別光路で
制御することによって、また、屈折光路も照射角度が広
がるように照射範囲を変化させていた。
変を行う為には、全反射・透過切り換えの面形状の制約
が大きい為、光学プリズム形状の設計自由度が少ないこ
と、また、透過成分の入射出時の光量損失が大きくなる
こと、さらに光源の有効発光部の大きさが配光にかなり
寄与することなど、光学設計上困難な課題が残されてい
た。
いるように光学プリズムを複数に分割し、上下に配置し
た、光学プリズムを回動させ、照射範囲を切り替えるも
のも提案させていた。
は、基本的に全反射光成分の照射方向だけを全体にシフ
トさせ配光分布特性そのものは変化させていない為、必
ずしも各ズームポイントで均一な配光が得られてはいな
かった。すなわち、上記提案では、上下そして中央の3
つの領域が重なった時に、最集光状態を形成し、そこか
ら、光学プリズムの回動をさせることよって上下の配光
の分布を徐々に外側にずらし照射範囲を広げる方式をと
っている。しかし、この変化の課程で、この上下と中央
の各配光分布の重ね合わせの部分では不連続点が生じ照
射範囲全域としては必ずしも均一な分布が得られず、部
分的に照度むらとなる不均一なポイントが存在した。ま
た、上記構成では、上下、中央の3つの光学プリズム部
材を必要とし、また、2つの光学プリズムを同期させて
動かさなければならないためメカ部品構成が複雑になる
など、コストが割高になってしまうという欠点もあっ
た。
課題は、照明光学系の全体形状を小型化して照射角を可
変させることである。また、このときの各ズームポイン
トでの配光特性を均一にすること、そして、照射角可変
に伴う移動量を少なくすることである。さらに、構成部
品の数を減らし、コストを低減させることである。
して軽量化を図った照射角可変照明装置を提供すること
である。また、光源からのエネルギを高い効率で利用
し、各ズームポイントで均一な配光特性を得ると共に、
簡単で安価な構成のスチルカメラ、ビデオカメラ等に好
適な照明装置、及びそれを用いた撮影装置を提供するこ
とである。
め、本発明に関する照射角可変照明装置は、光源手段
(放電管)と、該光源手段の前方に配置され前記光源手
段からの入射光束の少なくとも一部を全反射させて被写
体を照射するための光学プリズムと、該光学プリズムの
被写体側に配置した第1(パネル)と第2の光学部材
(前面窓)とを有し、該二つの光学部材の相対変位を変
化させて照射角を可変としたことを特徴としている。
全反射面と、前記光源手段からの光を屈折させて直接前
記光射出面へ導光するための第1の光入射面と、入射し
た光を前記全反射面へ導き該全反射面にて反射された後
に前記射出面へ導くための第2の光入射面とを有してい
る。
において、前記第1の光入射面により屈折された光束、
そして前記第2の光入射面と前記全反射面によって反射
された光束が互いに平行となるように構成されている。
た光束、そして前記第2の光入射面と前記全反射面によ
って反射された光束は照明装置の射出光軸に対して略平
行としている。
する傾きをΦ0としたとき、 0°≦Φ0<2° なる条件を満足している。
において集光作用を持つレンズ部を複数有し、前記第2
の光学部材は前記所定の切断面において発散作用を持つ
レンズ部を複数有している。
各レンズ部の並び方向のピッチ間隔、そして前記所定の
切断面における近軸焦点距離は同じで、このピッチ間隔
をp、近軸焦点距離をDとしたとき p/2≦D≦2p なる条件式を満足させている。
部の前記所定の切断面における近軸焦点距離は異なしめ
た実施例も開示しいてる。
管の長手方向を放電管の軸方向としたときに、前記第1
と第2の光学部材は各々、この軸方向と平行に並列して
複数のレンズ部を有している。
ズで構成している。
学部材の各シリンドリカルレンズの並び方向のピッチ間
隔、そして前記軸方向と垂直な面で前記第1と第2の光学
部材を切断した切断面における近軸焦点距離は同じで、
このピッチ間隔をp、近軸焦点距離をDとしたとき p/2≦D≦2p なる条件式を満足している。
軸方向と垂直な切断面における各レンズ部は集光作用を
有し、前記第2の光学部材における、前記軸方向と垂直
な切断面における各レンズ部は発散作用を有している。
装置を開示してる。尚、最初に述べた相対変位とは、相
対間隔、即ち射出光軸方向の間隔変化や射出光軸垂直方
向への移動を指す。
照して本発明の実施例を説明する。
る照明装置、特に本実施例では閃光発光装置を示してお
り、図1、図2は閃光発光装置の光学系を構成する要部
の縦断面図、図3は閃光発光装置の主要光学系の斜視
図、図4は本発明の照明装置を適用したカメラの斜視
図、図5は閃光発光部収納状態のカメラ上面から見た
図、図6は閃光発光部の縦断面図、図7は閃光発光部の
分解斜視図を各々示す。尚、図1,図2において、光源
中心から射出した光線の光線トレース図も合わせて示し
ている。
光発光装置はカメラ本体の上部に配置され、カメラ使用
時はカメラの側方に突出するように構成されている。
影装置本体、12は撮影レンズを備えるレンズ鏡筒、1
3はレリーズボタン、14はテレ方向ズーミングボタ
ン、15はワイド方向ズーミングボタン、16はカメラ
の各種のモードを切り替えるための操作ボタン、17は
カメラの動作をユーザーに知らせる為の液晶表示窓、1
8は外光の明るさを測定する測光装置の覗き窓、19は
ファインダーの覗き窓である。なお、閃光発光部を除く
それぞれの機能については公知の技術であるので、ここ
では詳しい説明は省略する。なお、本発明の機械的構成
要素は前述の構成に限定されるものではない。
を用いて説明する。
の一部に発光部本体より突出部21を持っており、突出
部21にはガイド穴22、23が設けられている。ガイ
ド穴22,23にはガイドバー24が嵌入され、ガイド
バー24の両端を本体25に設けられたホルダー26と
本体1に固定されたホルダー27により支持されてい
る。28はガイド板でありストロボ発光部の前方の凸部
29を上下方向にガイドすることで、ストロボ発光部1
のガイドバー24周りの回転方向の規制を行っている。
メラ本体に固定されたガイドバー24に沿って図左右方
向に、収納位置と突出位置を移動可能になっている。3
0は測距ユニットであり、31はファインダーユニット
である。
置では、突出部21は測距ユニット30の後方でファイ
ンダーユニット31の側方の空間に好適に位置してお
り、移動方向に十分な幅を確保することが可能となり、
突出時のがたつきを最小限に抑え、また外力に対しても
十分な強度を確保できるようになっている。
内側に突出しているため、収納から突出迄のストローク
はストロボ発光部本体の幅寸法と同等まで大きくするこ
とが可能となり、赤目現象緩和効果を大きくすることが
できる。
と図7を用いて説明する。
あり、図7は閃光発光部の分解斜視図ある。
管、34は反射傘である。35は閃光放電管33と反射
傘34をケース32内で保持するためのホルダーであ
る。反射傘34は前方からホルダー35に組み込まれ、
閃光放電管33はその後横方向から挿入される。その状
態でホルダー35の外からゴム36の両端36aを閃光
放電管33の左右の端子部にかぶせる。
力により、閃光放電管33と反射傘34はともに接触し
つつホルダー35に押しつけられることとなる。ホルダ
ー35の反射傘当接面は平面35aとその上下に斜面3
5bの3面から構成されており、ゴム36の張力により
閃光放電管33と反射傘34はこの3面に安定的に当接
し、前後、上下方向に安定的に位置決めされることとな
る。
のリード線ではんだ付けされ、反射傘34の端子部には
トリガー用のリード線39が取り付けられる。これらの
部品及びリード線が取り付けられた状態でホルダー35
はケース32の下面側開口32bより組み込まれる。
射及び屈折により被写体方向へ集光、照射するための光
学プリズムである。前方の射出面40aは閃光放電管3
3の軸方向に対して屈折作用を持ったシリンドリカルレ
ンズで構成され、後部は閃光放電管33から発せられる
光束を取り込むための入射面40b、40c、及び入射し
た光束を前方へ全反射させる反射面40dで構成されて
おり、閃光放電管33の長手方向を軸としたときに、こ
の軸に対し上下対称形状で構成されている。
ら射出される光の一部を反射させ、ケース32の開口部
から射出するよう制御するための反射板である。光学プ
リズム40と反射板41はそれぞれの軸40e,40fが
穴41aと切り欠き41bとが係合した状態でケース32
の前面開口部32aから挿入され、軸40eの先端部がケ
ース40の下面側に設けられた穴32cに係合すること
で位置決めされる。
出部40gが設けられ、ケース32の前面開口部32aか
ら組み込まれた際に、先に組み込まれている反射傘ホル
ダー35の切り欠き35cに入り込むようになってい
る。このようにすることで、光学プリズム40と反射傘
ホルダー35に組み込まれた閃光放電管33、反射傘3
4との光軸と交わる方向のズレを最小限に保つことがで
きる。42はカバー部材であり、ケース32の下側開口
を塞ぐためのもので、反射傘ホルダー35とともにビス
43によってケース32に対しねじ止めされる。
で閃光発光装置の照射角を変化させるためのズームパネ
ル及び前面窓である。ズームパネル44はその前面に放
電管33の軸と平行な方向に並列して、凸のシリンドリ
カルレンズ44aを複数を持ち、一部に前後方向移動を
するためのスリーブ44bを備えている。
向から、光学プリズム40の前面に挿入され、ケース3
2の穴32dから挿入されるガイドバー46はスリーブ
44bの穴44cに貫通され、ズームパネル44はガイド
バー46に沿って前後方向移動可能にケース32に支持
される。更にバネ47がバネ掛け44dとケース側バネ
掛けに掛けられ、光学プリズム40側に常にバネ付勢さ
れるよう構成されている。
のシリンドリカルレンズ44aを反転した形状で、同じ
数の凹シリンドリカルレンズ45aで構成され、前面側
は平面で構成されている。前面窓45は左右両側に爪4
5bと45cを備え、ケース32の切り欠き32eに差
し込まれ、続いて爪45cを弾性変形させながら差し込
むことでケース32に設けられた引っかけ部48に係合
するよう構成されている。前面窓45が組み込まれるこ
とで、前記ケース32の穴32dもふさがれ、ガイドバ
ー46の抜け止めも兼ねている。
一部に設けられたリブであり、組み込まれた状態でズー
ムパネル44の凸シリンドリカルレンズ44aを一部切
り欠いたガイド溝44eが係合し、ズームパネル44の
ガイドバー46周りの回転がたを止めるためのものであ
る。ズームパネル44は前面窓45との間隔が広い後方
に位置した状態ではストロボ照射角が広いワイド状態と
なり、間隔が狭い前方に位置した状態ではストロボ照射
角が狭いテレ状態となる。
状態で、パネル44が、図4に示すズーミングボタン1
4.15の押圧動作に連動して前後方向に移動されるよ
うになっている。
のトリガーコイルである。端子49aは反射笠33に接
続されたリード線39が接続され、端子49bには図示
せぬ発光制御回路基板に接続されたリード線が接続され
ている。トリガーコイル49は閃光発光部ケース32に
一体の突出部21の前方に設けられた開口部32hに収
納され閃光発光部1が移動する際には一体となって移動
する。
事でトリガーコイル49と反射笠33を接続するリード
線39はきわめて短い全長で済み、トリガー電圧印加時
の電圧降下を少なくすることができ、発光不良などの問
題の発生を抑えることができる。また、トリガーコイル
49の収納部は閃光発光部1が突出、収納する際にガイ
ドするための突出部に設けられているため、閃光発光部
1は全体に小型化が可能となり、また突出部21に収納
部を形成するために肉付けがされ突出時に外部から受け
る外力に必要な強度が充分得られるという利点もある。
学特性を規定する構成要素について、図3を用いて更に
詳しく説明する。
の閃光放電管(キセノン管)で、先に説明した放電管3
3に相当する。3は閃光放電管2から射出した光束のう
ち光射出方向の後方に射出された成分を射出方向に反射
させる反射傘であり、内面が高反射率を有する光輝アル
ミ等の金属材料、または内面に高反射率の金属蒸着面が
形成されたものである。これは先に説明した反射傘34
に相当する。
させ所定の配光特性に制御するための光学プリズムで、
先に説目した光学部材44に相当する。また、ズームパ
ネル5(44),前面窓6(45)は上記光学プリズム
の光軸前方に配置した対向面に複数のシリンドリカルレ
ンズが形成された透明部材であり、ズームパネル5,前
面窓6の離間距離を変化させることによって連続的に拡
散度合を変化させることが可能になる。尚、光学プリズ
ム4、ズームパネル5,前面窓6の材料としては、アク
リル樹脂等の透過率の高い光学用樹脂材料で構成されて
いる。
公知の技術であるように、たとえば「ストロボオートモ
ード」にカメラがセットされている場合には、レリーズ
ボタン13がユーザーによって押された後に、不図示の
測光装置で測定された外光の明るさと装填されたフィル
ムの感度によって、閃光発光装置を発光させるか否かを
不図示の中央演算装置が判断する。中央演算装置が撮影
状況下において「閃光発光装置を発光させる」と判定し
た場合には、中央演算装置が発光信号を出し、反射傘に
取り付けられたトリガーリード線39を介して閃光放電
管を発光させる。
射出された光束は反射傘3(34)を介して、また、照
射方向に射出した光束は直接、前面に配置した光学プリ
ズム4(40)、ズームパネル5(44)、前面窓6
(45)を通過し、所定の配光特性に変換されて被写体
側に照射される。この配光特性の変化は、本実施例で
は、ズームパネル5(44)の微少移動のみによって行
われる。これは、特にズームパネルと前面窓とがとも
に、放電管の長手を軸とした方向に並列して複数のシリ
ンドリカル形状のレンズ部を持ち、互いに逆の光学的パ
ワー、即ちズームパネル5が収斂作用、前面窓6が発散
作用の光学的パワーを持っていることでその移動量が小
さくできるものである。
ームレンズである場合に、その焦点距離の変化に応じて
ズームパネルと前面窓の位置関係を変化させることによ
って主に上下方向の配光特性を撮影レンズに対応させる
ように構成したものであり、以下図1と図2を参照しな
がら、この光学作用および形状について詳しく説明す
る。
図、即ち放電管の長手方向を軸としたときにこの軸と垂
直な切断面である。尚、放電管の長手方向を軸としたと
きにこの軸は紙面に対して垂直となっている。また、図
1,図2は、本発明の閃光発光装置の照射角可変の基本
的な考え方を示す図である。なお、図中の各部の番号
は、図3に対応している。
とほぼ同じで半円筒形状となっている。これは、反射傘
での反射光を光源の中心部付近に戻すのに有効な形状で
あり、閃光放電管のガラスの屈折による悪影響を受けに
くくすると共に、光源からの直接光と反射傘による反射
光をほぼ同一点からの射出光として扱えるため、この後
に続く光学系の全体形状を小型化することが可能とな
る。
は、図3にも示すようにシリンドリカル面4dが形成さ
れている。このシリンドリカル形状は被写体側に凸面を
向け、放電管の長手方向に対して集光作用を持ってい
る。これは、閃光放電管2の軸方向(長手方向)、すな
わち照射面上では左右方向の集光を効率良く行うのに有
効である。つまり、比較的光源から離れた位置のシリン
ドリカル面で、光を屈折制御している為、必要画角外へ
の不要な光照射を減少させることができると共に、閃光
発光装置で多用されるフレネルレンズを用いた場合に生
じるフレネルエッジ部での光量損失がなく、均一で効率
良い集光を行わせることができる。
る面の各々には、ほぼ重なり合い、放電管の長手方向に
対して平行に並列した複数のシリンドリカルレンズ面が
形成されている。図1はこの2つの部材が最も接近した
状態(望遠撮影時)を、図2はこの2つ部材がある一定
の距離離れた状態を(広角撮影時)示している。
径中心部より射出させた代表光線の追跡も同時に示して
いる。なお、図1,図2では、このズームパネル5と前
面窓6との位置関係、および光線以外のすべての光学系
の構成および形状は同一である。尚、ここで説明する第
1実施例は、撮影画面上において上下方向の配光特性を
均一に保ったまま照射範囲を連続的に変化させることが
できるとともに、この上下方向の開口高さを必要最小限
に構成したものである。以下、その形状の特性、及びそ
のときの光線がどのような挙動を示すかを詳細に説明す
る。
ガラス管の内外径が示されている。この種の閃光発光装
置の実際の閃光放電管の発光現象としては、効率を向上
させるため、内径一杯に発光させる場合が多く、閃光放
電管内径一杯にほぼ均一に発光していると考えて差し支
えない。しかし、設計段階では、この光源から射出され
る光を効率よく制御させるためには、この内径全部の光
束を同時に考えるより、理想的に光源中心に点光源があ
ることを仮定して光学系の形状を設計し、その後に、光
源が有限の大きさを持っていること考慮して補正すると
効率よく設計することができる。
光源の発光部中心を形状決定の基準点と考え、以下のよ
うな方法で光学プリズムの各部の形状を設定している。
よび前面窓6の材料としては、成形性の面、コストの
面、さらには光学特性の面からもアクリル樹脂等の光学
樹脂材料を用いることが適している。しかし、このよう
な特性ばかりではなく、この種の照明装置においては光
源から光の発生と同時に多量の熱が発生されることを考
慮した設定を行わなければならない。すなわち、この熱
の影響を、一回の発光に発生する熱エネルギと最短発光
周期とを考慮して、光学材料の選定および放熱空間の設
定を行う必要がある。
いのは、光源から最も近く位置する光学プリズム4の各
入射面であり、光源とこの入射面との最少距離をまず最
初に決める必要がある。本第1実施例では、光源中心か
らの射出角度が射出光軸に近い角度成分を直接屈折によ
って制御する第1の入射面4aと光源との最少距離をD、
射出光軸から離れた角度成分を全反射制御する光を入射
させる第2の入射面4bと光源との最少距離をEとしてそ
の間隔を規制する。
ある。
3、D=0.6、E=0.38
る。
入射光を導く第2の入射面4b、4b’の形状を決定す
る。この第2の入射面4b、4b’の形状として、光学
プリズムの形状を最小にするためには、射出光軸と平行
な平面であることが望ましい。尚、本明細書において射
出光軸を、放電管の中心から発して屈折あるいは、反射
しないで照明中心に向かう光線と定義しておく。図1で
示すと、O1となる。
射出光軸とは異なった方向に進む成分は、この入射面で
一度屈折するが、この面の角度が小さいほど屈折の効果
が大きく、屈折によって入射光が一度光軸から離れる方
向に導くことができ、光学プリズムの全長を短く抑える
ことができるためである。
光学プリズムの成形条件によって決定される。この角度
が少ないほど実際の成形条件としては厳しくなるが、こ
の面の角度の最大値をΦoとしたとき、この最大角度と
しては、この入射面が平面か曲面かに関わらず以下の範
囲に存在することが望ましい。
上記第2の入射面の距離が短いこと、また、面形状が平
滑面であることから、十分可能な数値である。このよう
に第2の入射面4b、4b’の傾きを規制することによ
って、上下方向の開口面積を最小に、かつ効率低下を招
くことなく実現することができる。
定方法について説明する。
幅な変更を行う為、以下のような方法でこの第1の入射
面4aの形状を決定している。光源中心からの射出光束
のうち入射面4aに直接入射する成分は、すべて図示の
断面でみた場合に射出光軸に対して平行になるように変
換するよに、光源側に凸面を向けた光学的パワー形状を
与えている。特に、入射面4aの焦点距離を、閃光放電
管のガラス厚を考慮した光源中心までの長さの焦点距離
を与えて、球面収差を補正したシリンドリカル面で構成
されている。
及び、全反射面4c、4c’の形状は、本実施例では最
小形状の光学系を形成する為、以下のような方法で設定
している。
ち入射面4b、4b’にて入射した光成分が、全反射面
で反射した後、すべて図示の断面でみた場合に射出光軸
に対して平行になるように変換している。
光軸後方に向かった光束は、図1に示すように、反射傘
3の形状が、閃光放電管に対して同心形状であるため、
反射傘3で反射後再度閃光放電管に入射し閃光放電管の
ほぼ中心を通り射出光軸の前方に導かれる。この光源の
中心に戻ってから以降の光線の様子は上記説明と同様で
ある。
た光束は、光学プリズムの入射面4aの屈折によって、
または、入射面4b,4b’で屈折し全反射面4c、4
c’で反射後、すべて図示の断面に関して、射出光軸と
平行な成分に変換され、射出面4dに導かれる。また、
このときの光学プリズムの深さは、上記第2の入射面4
b,4b’から入射した成分のうち、直接入射面4aに最
も近い成分が全反射できるような長さまで延ばして構成
している。
入射した成分が直接光射出面4dに当たる成分がなく効
率が良くなり、また最小の大きさで制御することが可能
となる。そして、光源の内径が十分に小さい場合や、光
源に対して、光学プリズムが十分に大きいとみなせる場
合には、上記方法で、かなり効率よく集光制御が可能と
なる。
有効発光部である内径の大きさは無視できるほどには小
さくなく、この影響で光学プリズムを通過した光束がす
べて射出光軸と平行な成分に変換されず、上下方向にあ
る一定の範囲に広がりを持った分布に変換される。特
に、光源の近くにある制御面、例えば、光源からの射出
光束を直接制御する入射面4aや、全反射面4cでも光源
に近いプリズム後端部での反射光束は、この影響が大き
く、実際には、この範囲で制御された成分によってある
程度広がりを持った配光分布になっている。
説明する。上述したように、上記入射面の樹脂材料に対
する熱の影響を考慮した上で効率良く、また最小の光学
系を形成するための条件としては、第1の入射面4aと
第2の入射面4b、4b’の交点の座標と光源の中心を
結ぶ直線の、射出光軸に対する角度θbdrがある一定の
範囲内にあることが望ましい。すなわち、この角度が所
定角度より小さいと第1の入射面4aへの距離が離れ、
光源の大きさによる影響を受けにくくなるため屈折によ
る集光効率は上がる一方、第2の入射面4b、4b’へ
の入射角度が大きくなり入射面での表面反射によるロス
が生じやすくなる。一方、この角度が所定角度より大き
いと光源に近い面で制御が必要な第1入射面4aからの
入射光束が増え、光源の大きさによっては、十分な集光
効果が得られにくい。
数値範囲に収まることが望ましい。すなわち、上記光学
プリズムの正面に向かった光を屈折のみによって制御す
る入射面4aと主に光源から斜め前方に射出した光を全
反射面に導く入射面4b、4b’との境界線と、光源中
心とを結ぶ線分の射出光軸に対する傾きθbdrとする
と、 25°≦θbdr≦45° ・・(2) の範囲にあることが、効率面や集光制御の観点から望ま
しい。
b’と全反射面4c、4c’との交点の形状について説明
する。本発明の第1実施例では、この交点が直接交わっ
て鋭角を形成するような形状としている。このような構
成は、光学プリズムの形状を最小にしつつ配光制御を効
率良く行うのに有効な構成である。すなわち、例えば、
この入射面と全反射面との間に異なった特性の面、例え
ば、公知例特開平8―262537号公報に示されるように光
軸に垂直な面を形成するとすると、その面は、光学系と
しては機能せず、光学プリズムの上下方向また、奥行き
方向の大型化につながり、小型化の観点からは望ましい
形状とは言えない。
中心の前後方向の位置とを極力近づけるように構成させ
ているが、これは、光学系全体を小型化すると共に効率
を低下させない為に必要な形状であり、プリズム内での
全反射角度との関係、及び光源に応じた反射傘の形状と
も密接な関係がある。
4b、4b’の角度を0°付近に設定し、光学プリズム
を樹脂材料とするとその屈折率が1.5前後あることを
考慮すると、これより後方までプリズム面の交点を伸ば
すと、臨界角を満足ぜず全反射しきれずにプリズムの後
方に射出する成分が生じる。これは、光源の内径が大き
いほど生じやすく、光源中心より前方から射出した成分
の一部が全反射面4c、4c’から抜け出ることになる。
方に抜け出る光を再度光学プリズム内に戻す反射面を反
射傘3の延長上に形成した構成をとっているものの、反
射傘での吸収や、射出・再入射にともなう表面反射によ
る光量損失等が生じ易くなる為、決して好ましい形状と
はいえない。そこで、反射傘として有効に機能する最大
の大きさまで反射傘を伸ばし、あとは光学プリズム面に
入射させるような構成をとっている。
形状は、閃光放電管と同心のほぼ半円筒面状であり、ま
た、光学プリズムの後端もほぼ光源の中心に近づけるよ
う延ばしていることである。このように、反射傘の形状
を光源中心と同心としている理由としては、まず、閃光
放電管のガラス部分での影響の緩和が挙げられる。今回
の実施例のような極めて小型の発光光学系においては、
光源から後方に向かった光束を反射傘で反射させて、照
射方向に向かわせる必要があるが、光学系全体が小型化
している為、反射傘での反射光をすべて、閃光放電管の
内部を介さずに閃光放電管の外側を通して制御すること
はスペース的に無理があり、反射光の一部光束を閃光放
電管のガラス管内に再入射させる光路をとる必要があ
る。
は、閃光放電管のガラス部での屈折、表面反射、さらに
全反射の影響を受け、前方に配置した光学プリズム4へ
の入射成分にも大きな影響を与える。特にこのガラス厚
が厚い場合にこの傾向は顕著であり、この結果として光
源形状と反射傘の形状が適切に対応していないと反射傘
からの反射光の分布が必要以上に広がってしまうことに
なる。
対応した円筒面形状にし、かつ上記閃光放電管の円筒形
状のガラス部と同心形状とすることで、閃光放電管への
再入射時の入射角度が小さくなる為、ガラス管表面での
表面反射によるロスが少なく、また、再入射後の光束の
ガラス管内で全反射する成分が少なくなる為、有効領域
に照射させる光量を増加させることができる。
での反射後の角度変化が少なく極めて有効である。ま
た、反射傘を、光源中心の位置とほぼ一致する略半円筒
状にする理由としては、反射傘をこれ以上長くすると反
射傘が前まで回り込んでしまい、反射傘内に光がこもる
ので効率が低下してしまう為好ましくない。一方、反射
傘を光源中心よりも極端に短くしてしまうと、前述のよ
うに反射傘3で反射後に閃光放電管に入る光線は光源中
心部分から外れる成分が増えることになり、閃光放電管
のガラス部での屈折、表面反射、さらに全反射の影響を
受け光量ロスが増えると共に、反射傘反射成分を直接光
と同様の制御を行うことが困難となり望ましい構成とな
らない。
射面4c、4c’の後方,光源である閃光放電管のほぼ
前端まで回り込み、かつその形状は、全反射面4c、4
c’とほぼ同一形状としているが、この理由は、閃光放
電管の発光部であるガラス管内径部は光源中心から前側
にも存在するが、この前側から射出した光束の一部が全
反射面4c、4c’で全反射しきれずに外部に出てしま
うのを防止する為である。このように、全反射面とほぼ
同一形状とし、全反射面のすぐ後方に配置することによ
り、全反射面4c、4c’の効果とほぼ同等となり、必
要照射範囲に効率よく均一な分布にすることが可能とな
る。
形状を規定することにより、与えられた光源の発熱条件
を考慮した、最小のしかも最も効率の良い集光光学系を
形成することができる。本実施例の照射角可変機構は、
この小型集光光学系をベースにして、この集光された光
束をある一定の割合で徐々に拡散させることによって必
要配光特性と一致させるように制御させたことを特徴と
している。
最集光状態での大きさを極端に小型化することが可能に
なると共に、集光動作を線形的に変化させることができ
るなど、照射角可変照明光学系として要求される特性を
効率よく達成することができる。また、このときの照射
角変位に伴う移動量が従来方式に比べて極端に少なくな
るため、小型撮影装置に適したスペース効率の良い照明
光学系の設計が可能となり、構成部品的にも大幅な追加
部品を必要とせず安価に構成することができる。
徴的な照射角可変の方法について説明する。
態)を示し、図2は、照射領域の最も広がった状態(広
角撮影状態)を示している。まず、ズームパネル5の光
射出面側には、球面収差を補正した焦点距離Gの正の屈
折力、即ち集光作用を有するシリンドリカルレンズ(レ
ンズ部)がピッチPで閃光放電管の長手を軸としたと
き、この軸方向と平行に並列して複数列形成されてい
る。一方、前面窓6のズームパネル5に対向した面に
も、閃光放電管の長手を軸としたとき、この軸方向と平
行に並列してレンズ部が複数列形成されている。そし
て、ほぼ密着させた状態(図1)で上記ズームパネル5
の複数のシリンドリカル面と重なりあうような負の屈折
力、即ち発散作用を持つシリンドリカルレンズが上記ズ
ームパネル5のシリンドリカルレンズと同一のピッチ
P、且つ同位相で形成されている。
ネルがほぼ密着した状態では、ズームパネルの光射出面
に形成した正の屈折力を持つシリンドリカルレンズと前
面窓に設けた負の屈折力を持つシリンドリカルレンズの
パワーが相殺されることになり、光学プリズムで集光さ
れた特性のままで前面窓6から射出される。この状態
が、照射角可変の最も集光した状態に対応する。
図2は撮影装置の外観部に固定された前面窓6に対し
て、ズームパネル5を移動させたものであり、本実施例
では、この最大移動量をLとしてズームパネル5のシリ
ンドリカルレンズの焦点距離Gとほぼ一致する位置まで
移動した状態を示している。
射出後の光束はある一定の割合で均一に広がっており、
光源の大きさを考慮したとしても、必要とされる照明の
照射領域に対して均一にある一定の広がりを持って照射
されることが容易に想像できる。
メカ的なスペース上の制約ばかりでなく、駆動系の停止
精度、移動量の検出精度、移動方向に対するヒステリシ
ス、さらには移動誤差に対する配光特性変化量等も考慮
して決定する必要があり、本実施例の構成では、実用的
な形状の範囲がある程度限定できる。以下、この望まし
い設定範囲について説明する。
ームパネルと前面窓の対向する面に形状がほぼ重なり合
う凹凸のシリンドリカル面が形成された場合についてま
ず説明する。この場合の照射角度変化は、ほぼ、光学プ
リズムに形成された凸レンズの屈折力によって決定され
る。大きな屈折力を持たせた方が照射角変化は大きくな
るものの、全反射によってズームパネルから光軸方向に
射出できない光成分が増えてしまう。
力の設定領域について、図1,図2に示した第1実施例
を用いて説明する。同図に示すようにレンズの最大離間
距離をL、各シリンドリカルレンズのピッチ間隔をPと
し,また、レンズの近軸焦点距離をDとすると、その間
の関係を以下のように規制すると、大きさと光学性能を
兼ね備えた効率の良い照射角可変照明光学系を形成する
ことができる。
5と前面窓6との相対距離Lは、以下の範囲にあること
が望ましい。
移動に伴うメカ的な制約によって決められた数値であ
る。すなわち、本実施例のように比較的光学的な有効範
囲の広いパネル面を並進させて、パネル間隔を均一に保
つことは実際問題としては難しい。つまり、ガイドの方
法によっては一部傾きがでたり、往復動の動きでヒステ
リシスが生じたり、また保持方法によっては姿勢差によ
って傾きが生じるなどメカ的な保持方法が難しく、メカ
的な誤差によって光学特性が大きく異なってしまうとい
う問題があった。また、必要以上にこのパネル間隔が狭
いと、駆動系の制御方法や、パネル間隔量の検出精度も
特殊な制御方法や検出方法が必要となり、安価に構成す
ることが困難となってしまう。
ル5と前面窓6の間の照射角可変に要するフルストロー
クの最小値を上記影響が生じない最小値として0.5mm
として規制し、少なくともこの値より大きければ、照
射角可変機構が安価に成り立つと考える。
全体形状の大きさによって規制される数値である。すな
わち、本発明の目的として照明光学系の小型化が重要で
あり、このズームパネル5と前面窓6の距離を必要以上
に延ばすことによっては、光学系全体が大きくなり過ぎ
てしまうという問題が生じる。
て許される移動量としては従来方式のズームストロボの
移動量に対して十分に小さい上記移動量で十分であり、
これ以上伸ばすと本方式のメリットである小型化に反す
ることになり魅力がかなり軽減してしまう。そこで、移
動量の最大値として上記値に規制する。
る。
ルレンズの屈折力を近軸焦点距離Dと各レンズのピッチ
間隔Pとを用いてこの間の関係を以下の式で規制するこ
とが望ましい。
形状を規制するものである。第1実施例に示した形状を
参照しながら、上式の意味するところを具体的に説明す
る。
す近軸焦点距離Dは、照明光学系の集光拡散を制御する
部分であり、照射角可変の光学特性はほとんどがこの部
分で決まり、焦点距離が短いほど微少移動量で大きな照
射角変化をさせることができ、焦点距離が長いほど照射
角変化をなだらかに変化させることができる。この為、
採用するズーム系のメカ構成によってある程度自由度が
あり、一義的な最適値は存在しない。すなわち、メカ制
御系が小型化を優先し多少コストをかけても正確に位置
制御可能であれば、焦点距離Dを短く構成するのが望ま
しく、また、光学性能とコストをを優先し、多少大型化
が許容できるような構成であれば、焦点距離を長く設定
した方が無理が無く効率の良い照射角可変光学系を構成
することができる。
このシリンドリカルレンズの焦点距離と同様に、それぞ
れのシリンドリカルレンズの開口部の大きさに当たるピ
ッチ間隔Pと密接な関係がある。すなわち、光学プリズ
ム4で光源中心からの射出光を略光軸と平行化した後、
ズームパネル5の射出面に設けたシリンドリカルレンズ
によって拡散度合いを調整するが、同一焦点距離のレン
ズを使っても、開口の広さによって拡散の度合いが変化
し、開口が広いと拡散度合いの大きな配光分布に変換で
き、開口部が狭いと拡散度合いの小さな配光分布しか得
られない。
の説明にも説明したように、このレンズ面での全反射成
分が増え、効率の良い照射角可変を行うことができな
い。さらに、開口が必要とされるより狭い場合には、移
動量をいくら長くとっても必要照射角まで広げることが
できない。以上のことから、上記んの式に示した範囲の
条件を満たすことがこの種の照射角可変照明装置を成立
させるために必要となる。
点距離Dを基準に、ピッチ間隔Pとの関係を示してお
り、近軸焦点距離Dが P/2 以下の場合には、照射角
の変化が大き過ぎて制御が困難で、また、全反射による
ロスも増える為好ましくなく、近軸焦点距離が 2×P
より大きい場合は、照射角変化が少なく大型化する為好
ましくないことを示した関係式である。
3に示すように放電管を長手とした軸方向に対して屈折
力を持ったシリンドリカル4d面が形成され、閃光放電
管の軸方向の集光を行っている。本実施例では、光学プ
リズムと光学パネルとの相対移動によって、図1、図2
に示す閃光放電管の径方向の断面については効率良く集
光拡散が行われるが、閃光放電管の軸方向に関しては、
光源が長すぎて、効率よく集光させることが難しい。こ
れに対して、この閃光放電管の軸方向の集光を光学プリ
ズム4の被写体側に設けたシリンドリカルレンズ面4d
を形成することによって、最も広い必要照射範囲に対応
した配光特性が得られるところまで集光するような形状
を採用している。
小さい場合、本実施例の中では閃光放電管径方向の断
面、では有効に機能するが、光学系に対して光源自体が
大きいものに対しては有効に機能しない。この為、光源
として理想的なものは、点光源に近い形態であり、上記
光学プリズム及び光学パネルの形状も回転対称形状に形
成できることが理想形状となる。しかし、このようにあ
る一定の断面でしか理想形状は得られないものの、全体
形状の小型化、及び、全反射を利用した高効率化などに
よって、全体としては従来方式よりも優れた配光特性
や、光学特性を得ることができる。
定値を、図1、図2を用いて具体的な数値を当てはめな
がら説明する。
ル5、全面パネル6(前面窓)のシリンドリカルのピッ
チ間隔Pは、本第1実施例では一定であり、P=1.5
mmとしている。ズームパネル5の前面窓6に対する最
大移動量Lは、L=1.5mm、また、各シリンドリカ
ルレンズの焦点距離Dは、D=1.5mm一定として形
状を設定してある。上記各値は、いずれも、上記の関係
式のほぼ中心に近い値を満たしており、ほぼ理想的な形
状になっている。
つシリンドリカルレンズ面についても、図示のように、
ズームパネル5に設けたシリンドリカルレンズ面と凹凸
が逆のまったく重なる形状となっており、密着させた場
合にシリンドリカルレンズの屈折力がちょうど打ち消さ
れる形状になる為、光学プリズム4内で集光された特性
を維持したまま光束が射出され、極めて効率の良い光学
系を形成することができる。
ズの形状を球面収差のない非球面形状で構成している。
この為、光源中心から射出した成分は、シリンドリカル
レンズ面で全反射することなく効率良く集拡散させるこ
とが可能である。また、このようにシリンドリカルレン
ズを球面収差を補正した形状にすることによって、光学
プリズムに対して発光光源が十分に小さい場合は、極め
て効率の良い光学系を構成することができる。
10を用いて説明する。
学プリズムの光射出面の形状の変更、ズームパネルの射
出面凸レンズ形状の変更、及びこの形状に対応した前面
窓の凹レンズ形状を変形させた変形例であり、照明光学
系の光軸方向の短縮させると共に、照射角可変に伴なう
移動量を短縮し、第1実施例とほぼ等価の照射角変化を
行わせることを特徴としている。
系の最終部である前面窓としていることも特徴としてお
り、このように最終面を可動部とすることによって収納
時余分な空間を必要とせず最小の体積で構成することが
できる。尚、他の構成は第1実施例と同様であり、ズー
ムパネルのシリンドリカル面凸レンズ面形状は球面収差
を補正した非球面シリンドリカル面を採用している。
様、照明光学系の縦断面図であり、図8が最も照射範囲
の狭い状態を、図9が最も照射範囲の広い状態を、各々
示す。また、図10は照明光学系の平面図を示しており
光学プリズムの射出面形状を示すものである。図中にお
いて、52は閃光放電管、53は反射傘、54は光学プ
リズムである。
第1実施例との相違点として、光射出面が、中央部の5
4eと周辺部の54f、54gの3つの曲面から構成され
ている。このように射出面形状を分割することによっ
て、比較的光量の損失を抑えて照明光学系の射出光軸方
向の短縮し小型化することが可能になる。また、55は
固定のズームパネル、56は可動の前面窓であり、照射
角可変の働きをする。
5のシリンドリカルレンズ55a、及び、これと形状が
重なり合う前面窓56の負の屈折力を持つシリンドリカ
ルレンズ56bの形状は、第1実施例の形状を相似的に
ほぼ半分に縮小した形状としている。このように構成す
ることによって、光源中心から射出される光束が光学プ
リズム54の入射面54bおよび全反射面54cで、射出
光軸とほぼ平行化されていると仮定すると、ほぼ半分の
移動量で第1実施例の照射角変化とほぼ等価の照射角変
化を行わせることができる。
最大離間距離をL、シリンドリカルレンズの近軸焦点距
離D、シリンドリカルレンズのピッチ間隔P とする
と、 L=0.75mm、D=0.75 mm、P=0.75
mm であり、レンズの最大離間距離をLは(3)式の下限値
に近づき、シリンドリカルレンズ近軸焦点距離Dとシリ
ンドリカルレンズのピッチ間隔Pとの関係は、第1実施
例同様(4)式のほぼ中心値をとっている。
ンドリカルレンズ形状を相似的に変化させることによっ
て、配光特性を変化させずにレンズの最大移動距離を変
化させることができる。ただしこの場合、光学系各要素
の配光変化に関する敏感度は高くなり、両レンズの相対
的な上下方向のずれや傾きが、大きな配光特性の変化と
なって表れる。
慮を行なった設計を行うことによって、必要最低限の移
動量で大幅な照射角変化が可能な照射角可変照明光学系
の設計が可能となる。
図13を用いて説明する。本第3実施例は、第2実施例
に対して光学プリズムを更に小型化すると共に、ズーム
パネル65の凸レンズ形状とこの形状に対応した前面窓
66の凹レンズ形状を変形させた第2実施例とは異なる
変形例であり、照射角可変に伴なう移動量を最小にし、
かつ第1実施例より大きな照射角変化を行わせることを
特徴としている。尚、他の構成は第1実施例と同様であ
り、シリンドリカル面凸レンズ面形状は球面収差を補正
した非球面シリンドリカル面を採用している。
に光学プリズム64の光射出面64dに閃光放電管62
の長手方向と垂直な方向に複数のプリズム面を形成し、
光源から近い距離で閃光放電管62からの射出光の集光
を行うように構成している。また、これと同時に閃光放
電管62の短手方向の集光拡散は、第1実施例に対しズ
ームパネル65の光射出面65aに形成したシリンドリ
カルレンズのピッチ間隔を同一にした状態で屈折力を高
めたものである。尚、単に球面で屈折力を強めると不要
な全反射光が生じる為、この球面収差を補正するような
面形状としている。図示のように、第1実施例のほぼ半
分の移動量で大幅な照射格変化が行われていることがわ
かる。
端に少なく構成しても、非球面シリンドリカルレンズを
用いて補正を加えることによって全反射による光量損失
を生じさせず、効率の良い集光拡散制御が可能となる。
ただし、本実施例の光線トレース図でも示しているよう
に、光源中心から射出した光束に関しては小移動量で効
率よく集光拡散が行われるが、実際には、光源の発光部
はある一定の大きさがあり、この大きさが全体光学系に
対して大きすぎると、光学プリズムの光射出面65aで
の全反射光が生じ易くなる。
の大きさが光学系全体に対して十分に小さい場合や、あ
る程度の光量ロスは生じても小型化を最優先するような
光学系の構成であれば極めて有効な照射角可変機構の構
成となり得る。
みると、レンズの最大離間距離をL、シリンドリカルレ
ンズの近軸焦点距離D、シリンドリカルレンズのピッチ
間隔P とすると、 L=0.75mm、D=0.75mm、P=1.50m
m であり、レンズの最大離間距離をLは(3)式の下限値
に近づき、シリンドリカルレンズ近軸焦点距離Dとシリ
ンドリカルレンズのピッチ間隔Pとの関係は、(4)式
のほぼ下限値をとっている。すなわち、最も少ない移動
量で最も大きな照射角可変ができる構成となっている。
図16を用いて説明する。図14は閃光放電管72の径
方向の断面図であり、図15は閃光放電管72の軸方向
の断面を示している。
同様であり、各部の番号はそれぞれ対応している。特
に、本第4実施例は、ズームパネル75の射出面の凸レ
ンズ形状の改良を図ったものであり、これに対応した前
面窓76の凹レンズ形状もこれに合わせて最適化を図っ
ている。本実施例の構成をとることによって、照射角可
変によって得られる配光特性のうち特にワイド状態の配
光を均一化することが可能になる。
シリンドリカルレンズの球面収差を補正し一直線上に集
光させるように構成していたが、このようにして得られ
る配光特性は、全反射による光量ロスが減少し必要照射
範囲に対してほぼ均一な配光特性が得られるものの、ど
うしても中心部に比べて周辺部の照度が低下してしまう
傾向があった。本実施例では、配光特性、特に均一性が
要求されるワイド側の配光特性を改善するため、以下に
説明するように特にズームパネルの光射出面の形状の改
良を図ったものである。
ズムの屈折及び全反射面によって光源からの射出光を閃
光放電管の軸方向の断面に関してすべて射出光軸と平行
化し、各シリンドリカルレンズ面のピッチは十分に小さ
く到達した成分は到達した射出面の位置によらず、全て
均一な分布になっていることを仮定する。このように仮
定すると、ズームパネルの射出面に形成された各シリン
ドリカルレンズ面毎に、射出光軸に平行でほぼ均一な光
束が入射しているとみなすことができる。そして、各シ
リンドリカルレンズ毎に射出光軸に平行な成分が均一に
分配されていることになるので、必要照射範囲全体にわ
たって均一な配光特性を得ることができる。
本実施例では以下のように、各シリンドリカルレンズ面
の形状を規制している。
を基準として、この光軸からの距離とシリンドリカルレ
ンズ通過後の角度を、ある一定の関係があるように規制
している。特に、本実施例では、図16に示すように、
各シリンドリカルレンズ光軸中心と射出位置との距離
m と、シリンドリカルレンズ通過後の角度 θ との間
に以下の比例関係があるようにしている。すなわち、一
般式で表わすと、 θ=k×m ……(5) で表わされる関係にある。ただし、kは比例定数とす
る。
74の光射出面の形状について詳細に説明する。
光学系の一部を拡大して示したものである。ここで、着
目した一つのシリンドリカルレンズ面の特性について説
明する。同図において、Cは今回着目したシリンドリカ
ルレンズの光軸であり、この軸に対してシリンドリカル
レンズは上下対称形状で形成されている。簡単の為、光
軸中心より上側の面で一般式について、下側の面で、実
際の光線トレースをしたものについて説明する。
入射面による屈折、または図示していないが、全反射面
による反射によって、光軸と略平行になるように変換さ
れる。その後、光射出面で屈折し所定の角度成分に変換
されるが、この時の変化は上式(5)によって規制さ
れ、照射面上で均一な照度分布になるように変換され
る。
る。本実施例では、シリンドリカルレンズのピッチPを
上記第1、第3実施例同様1.5mm とする。また、
比例定数となるkとしては、40を採用する。この場
合、中心から最も離れた位置までの距離0.75に対し
て、変換後の最大角度が30°となる。図示の例は、光
軸より下側の成分について、0.05mmずつ下側にシフト
させたものであり、角度は、下側にいくにつれて2°ず
つ光軸側に曲がる角度が大きくなるように面形状を設定
している。このように構成することによって、各角度成
分毎に均一に照射面上に届く為、全体として理想的な均
一な配光特性を得ることができる。
分された光束がワイド側で特に均一化するための構成に
ついて説明する。上述のようにズームパネル75通過後
の光束は均一化されるが、その後方に位置する前面窓7
6の形状によってはこの均一性が維持されず、悪影響を
及ぼす場合がある。すなわち上記第1実施例から第3実
施例までの構成では、ズームパネル75通過後の光束が
最もパワーの弱い各シリンドリカルレンズの光軸付近に
線状に集光しているため、前面窓の位置をズームパネル
の各シリンドリカルレンズの焦点位置に保持することに
よって、前面窓の凹レンズの効果を最小に抑えることが
できるが、本実施例のような形状にズームパネルの各シ
リンドリカルレンズを形成すると、線状には集光せずあ
る一定の広がりを持った分布となる。このため、本実施
例では、前面窓の各レンズ面の中央付近に平面部を設け
ており、このように構成することで、前面窓のレンズ効
果を受けず、均一な配光特性を得ることができる。
うに第1から第3実施例とは異なる光学プリズム74の
光射出面74dにフレネルレンズ面を形成することによ
って、光軸方向の長さを短縮するように構成し、光学系
の全体形状の小型化を図っている。
いて説明する。本第5実施例は、光学プリズムの射出面
の凸レンズ形状を部分的に異ならせたことを特徴として
いる。すなわちズームパネル85の光射出面形状と前面
窓86の光入射面形状とを、中心部と周辺部でピッチ間
隔および屈折力を変えていることである。以下、図17
を用いて実施例に即して説明する。
部には、比較的ピッチ間隔が広く屈折力も比較的弱い非
球面シリンドリカルレンズ85aが形成され,周辺部に
は、比較的ピッチ間隔が狭く屈折力が比較的強い非球面
シリンドリカルレンズ85bが形成されている。
同様、必要照射範囲に対して均一な配光特性を得るこ
と、特に最も照射範囲が広い状態で均一な配光が得られ
るようにするため、上記実施例とは別観点の考え方で構
成したものである。この目的の達成の為、本実施例では
上記構成をとっているが、これは以下のような理由によ
る。まず、第1実施例でも説明したように、光源から近
い位置で制御された成分は光源の大きさが小さい場合に
はそれほど大きく広がらないが、光源の大きさが大きい
場合には光学プリズムの射出面に届く段階で光軸と平行
に入射する成分ばかりでなく、光源の大きさに対応し
た、ある広がりを持った成分となっている。
から入って直接屈折して平行化される成分、すなわち、
光学プリズム射出面の中心部付近に到達する成分は、図
中に示した光源中心から射出した成分より実際の配光は
広がった成分になっている。一方、光源から、光軸に対
して側方(図中上下方向)に向かった成分は、全反射し
て射出光軸に変換されるが、この時、光源と反射面との
距離は比較的遠くに離れて位置している為、光源の大き
さによる広がった成分は上記直接制御成分に比べて少な
くなっている。
ぼ等価な配光特性が得られるように構成するには、光学
パネルの周辺部の拡散度合を中央部に比べて増加させる
必要がある。上記第5実施例は、この光学プリズムの射
出面での射出時の照射分布を均一化させれ為、この拡散
性を場所に応じて変更したものであり、本実施例では、
2種の光学特性の変化で対応させている。このように構
成することによって、光射出面での配光分布はもとよ
り、照射面上での配光分布を均一に制御することができ
る。
2種のシリンドリカルレンズの拡散特性に分けている
が、必ずしもこの2種の構成に限定されるものではな
く、光源の大きさや光学プリズムの光射出面に到達する
光の拡散度合に応じて、このシリンドリカルレンズの屈
折力を段階させて変化させても良く、このように構成す
ることによって、より均一な配光特性を得ることが可能
となる。
面図を示していないが、第1実施例から第4実施例同
様、光学プリズム84の光射出面には閃光放電管82の
軸方向(長手方向)に集光を行うレンズ面もしくはプリ
ズム面やフレネルレンズ面が形成されている。この光源
長手方向の集光方法とその前面に配置した拡散光学系の
組み合わせは、第1実施例から第4実施例の組み合わせ
に限定されるわけではなく、別の光学系の組み合わせと
してもよい。
ないが、上記実施例同様、任意の組み合わせで、光学プ
リズムの光射出面には光源の長手方向の集光作用を持た
せた構成になっているものとする。
のみを示しているが、集光状態は、第1実施例から第3
実施例同様、ズームパネル85と前面窓86が接近した
状態で重なり合い各シリンドリカルレンズのパワーが相
殺された状態が対応する。以下の実施例においても、図
示はしないが、それぞれ、ズームパネルと前面窓が接近
した状態が最集光状態に対応する。
いて説明する。本第6実施例は、光学プリズムの射出面
の形状のうち、一部の形状をプリズム面としたことであ
る。すなわちズームパネル95の中央部射出面形状と前
面窓96の中央部入射面形状とを非球面シリンドリカル
面とし、周辺部はプリズム面で構成したことである。以
下、図18を用いて実施例に即して説明する。
ようにプリズム部に対応する成分は大きく角度変換され
ていることがわかる。
達する成分は中央部と同一の屈折力を持たせると周辺部
の拡散性の変化の割合は少なく、より大きな拡散性の変
化が必要となる。そこで、本実施例では、この光学プリ
ズムの光射出面の周辺部の拡散性変化の大きいプリズム
面を使用している。このように、光学プリズムを使用す
ることによって、光軸方向の成分を極端に変化させるこ
とができる為、拡散状態でどうしても中心付近に残りが
ちな照度の強い分布を、必要照射範囲の周辺部に一部ま
わすことができるため、全体として均一な配光分布を得
ることができる。
レース例では、配光分布が不均一のように見えるが、実
際には、光源の大きさが光学系全体形状に対して大きい
為、図示以外の部分にも光線は照射し、全体として均一
な配光分布が得られる。
と前面窓86が接近した状態が最集光状態となる。光源
中心から射出された光束は光学プリズム84によって略
光軸と平行な成分に変換され、ズームパネル85の光射
出面に形成されたシリンドリカルレンズとプリズム面
は、前面窓86に重なり合うように形成された対応面に
よって各屈折力がそれぞれキャンセルされている為、こ
の集光状態は維持されて照射面上に到達する。
22を用いて説明する。本第7実施例は、第1実施例の
ズームパネルに形成したシリンドリカルレンズの屈折力
をキャンセルする為の負の屈折力を、前面窓の射出面側
に形成したことである。光源の大きさが光学系全体に対
して十分に小さければ、このように、必ずしもズームパ
ネルの光射出面形状と前面窓の形状が重なり合わなくて
も、上記各実施例とほぼ等価な光学系を得ることができ
る。以下、図19〜図22を用いて詳細に説明する。
図である。ズームパネル105と前面窓106は接近状
態にあり、この状態で、ズームパネル105の集光特性
をキャンセルするように前面窓106の照射面側に負の
屈折力を持つシリンドリカル面が形成されている。この
ように構成することによって、光源中心から射出された
光束は、光学パネルの照射面側で複数の帯状の光側とな
って照射される。
合もズームパネルと前面窓の相対的移動量を適宜調整す
ることによって所望の配光特性を得ることができる。す
なわち、図19に示す集光状態から、図20に示す拡散
状態は前面窓を移動させることにより連続して変化させ
ることができ、必要とされる照明範囲に応じて連続的な
配光特性変化をもたせることができる。
形成するためのもう一つの方法について説明する。図2
1は、ズームパネル105と前面窓106の相対的位置
関係を、射出光軸に対して垂直方向に移動させて拡散状
態を形成したものである。このように、射出光軸に対し
て垂直方向に移動させても、図20に示す拡散状態とほ
ぼ等価の拡散状態を得ることができる。これは、図示の
例でもわかるように、前面窓106の平面部に光線を導
くことによって拡散状態を形成できることを利用したも
のであり、図20の場合と大きく異なることは、図に示
すような集光状態と拡散状態の2種の状態にしか切り換
えらず、中間位置での配光特性は照射角可変としては適
さないものとなっていることである。
拡散という2値の切り換えであれば、光軸に対する垂直
移動という極めて少ないスペースで照射角の切り換えが
可能になるという利点がある。図示の例では、前面窓の
拡散状態を形成する面を平面としているが、必ずしもこ
の形状に限定されるわけではなく、必要な配光特性を得
るための曲面を形成してもよく、また平面と曲面の組み
合わせとしてもよい。
は、図20と図21の動きの組み合わせを示した図であ
り、光軸方向に平行に移動させながら、かつ垂直方向に
も移動させた状態を示している。
学パネルを上方に所定量移動させてものであり、図示の
ように各レンズ間の関係を偏心させた状態に保つことに
よって、射出光束の射出方向を傾けることが可能とな
る。図示の例では、前面窓106に対して、光学プリズ
ム104、ズームパネル105を含む発光部ユニットを
0.2mm下側に移動させたものであり、全体の配光特性
を下側に所定量傾けることが可能になった。このよう
に、射出光軸に対する平行、垂直の組み合わせることに
よって、照射範囲の広さだけの変化だけでなく、照射方
向もある程度コントロールすることができる。
施形に限定されるわけではなく、上記他の実施例でも同
様に行うことができる。
負の屈折力を持った複数のシリンドリカルレンズを形成
しているが必ずしもこの形態に限定されるわけではな
く、例えば、前面窓106の両面に負の屈折力を振り分
けるように構成し等価の効果が得られるように構成して
も良い。
いて説明する。本第8実施例は、第1実施例のズームパ
ネルに形成したシリンドリカルレンズに負の屈折力を持
たせたことを特徴とする。また、前面窓の対向面につい
ては、このズームパネルの負の屈折力をキャンセルする
ような、正の屈折力を持たせたシリンドリカル面を形成
し、上記各レンズは各々形状が重なり合うように形状が
規定されている。以下、図23を参照しながら説明す
る。
と前面窓116の凹凸を入れ替えても集光状態の分布特
性はほとんど変化がなく、集光状態は維持される。ま
た、この両者の間隔を離した拡散状態を示す図23にお
いても、ある一定の割合で拡散度合いが変化しているこ
とが分かり、このような構成でも、照射角可変が可能と
なる。
射出面と前面窓の対応面の形状が一致する、または、両
者の屈折力が完全に打ち消すような形態の例を示してい
るが、この形状は必ずしも一致させる必要はなく、第4
実施例にも示したように前面窓の一部に平面部を設け配
光特性の均一化を図ったり、配光の対応面の一部の形状
を異ならせこの部分で拡散性を与え全体として必要な配
光特性に整えるような改良を加えたり、さらには意図的
に全体形状を異ならせて中間段階のあるポイントで屈折
力がキャンセルされ最も集光されるような構成に変更し
ても良い。
前面窓との相対的移動を光軸方向に移動したものについ
て示しているが、移動の方向はこの光軸に対する平行移
動に限定されるわけではなく、第7実施例に示すよう
に、上下への移動や、光軸方向に平行に移動させると同
時に垂直方向に移動するように構成したり、また各パネ
ルを回転動作を与えてもよく、このようにしても、上記
実施例同様に配光特性変化を行わせることができる。
照射角可変照明光学系のベースとなる集光光学系の能力
を向上させ、かつ照射角可変に伴う移動量も従来になく
減少させるような構成をとっている為、照明光学系全体
としても極めて効率が向上すると共に、光学系の全体形
状が小型化し各種光学機器に搭載可能な大きさの構成を
とることができるようになった。
が可能であること、またすべてのズームポイントで均一
な配光を得ることができるなど、光学特性にもすぐれた
照射角可変照明装置を提供することができるようになっ
た。
は、設計自由度が高く、製品として要求される大きさ・
メカ精度・光学特性等に応じて最適な照射角可変機構の
設計を容易に行うことができる。
が安価に構成できることや、その応用光学系も広く、各
種照明光学系に応用できるなど極めて汎用性の高い技術
になっている。
利用して行っている為、同一光源に対するエネルギ利用
効率が高く、小型しても光学特性を低下させずむしろ画
角内に照射される有効エネルギを増加させることを可能
にしている。
す閃光発光装置の放電管径方向の縦断面図。
す閃光発光装置の放電管径方向の縦断面図。
視図。
カメラの全体斜視図。
カメラの平面図。
図。
図。
す閃光発光装置の放電管径方向の縦断面図。
す閃光発光装置の放電管径方向の縦断面図。
の平面図。
示す閃光発光装置の放電管径方向の縦断面図。
示す閃光発光装置の放電管径方向の縦断面図。
の平面図。
示す閃光発光装置の放電管径方向の縦断面図。
の平面図。
の閃光発光装置の放電管径方向の一部縦断面図。
示す閃光発光装置の放電管径方向の縦断面図。
示す閃光発光装置の放電管径方向の縦断面図。
示す閃光発光装置の放電管径方向の縦断面図。
示す閃光発光装置の放電管径方向の縦断面図。
布を示す閃光発光装置の放電管径方向の縦断面図。
光線分布を示す閃光発光装置の放電管径方向の縦断面
図。
示す閃光発光装置の放電管径方向の縦断面図。
12 閃光放電管 3,34,53,63,73,83,93,103,1
13 反射傘 4,40,54,64,74,84,94,104,1
14 光学プリズム 5,44,55,65,75,85,95,105,1
15 ズームパネル 6,45,56,66,76,86,96,106,1
16 前面窓 11 撮影装置本体 12 レンズ鏡筒 13 レリーズボタン 14,15 ズームボタン 16 操作ボタン 17 液晶表示窓 35 反射傘ホルダー 41 反射板
Claims (13)
- 【請求項1】 光源手段と、該光源手段の前方に配置さ
れ前記光源手段からの入射光束の少なくとも一部を全反
射させて被写体を照射するための光学プリズムと、該光
学プリズムの被写体側に配置した第1と第2の光学部材
とを有し、該二つの光学部材の相対変位を変化させて照
射角を可変としたことを特徴とする照射角可変照明装
置。 - 【請求項2】 前記光学プリズムは、光射出面と、全反
射面と、前記光源手段からの光を屈折させて直接前記光
射出面へ導光するための第1の光入射面と、入射した光
を前記全反射面へ導き該全反射面にて反射された後に前
記射出面へ導くための第2の光入射面とを有することを
特徴とする請求項1に従う照射角可変照明装置。 - 【請求項3】 前記光学プリズムは、所定の切断面にお
いて、前記第1の光入射面により屈折された光束、そし
て前記第2の光入射面と前記全反射面によって反射され
た光束が互いに平行となるように構成されていることを
特徴とする請求項2に従う照射角可変照明装置。 - 【請求項4】 前記第1の光入射面により屈折された光
束、そして前記第2の光入射面と前記全反射面によって
反射された光束は照明装置の射出光軸に対して平行であ
ることを特徴とする請求項3に従う照射角可変照明装
置。 - 【請求項5】 前記第2の光入射面の射出光軸に対する
傾きをΦ0としたとき、 0°≦Φ0<2° なる条件を満足することを特徴とする請求項2から4に
従う照射角可変照明装置。 - 【請求項6】 前記第1の光学部材は所定の切断面にお
いて集光作用を持つレンズ部を複数有し、前記第2の光
学部材は前記所定の切断面において発散作用を持つレン
ズ部を複数有することを特徴とする請求項1に従う照射
角可変照明装置。 - 【請求項7】 前記第1の光学部材と前記第2の光学部材
の各レンズ部の並び方向のピッチ間隔、そして前記所定
の切断面における近軸焦点距離は同じで、このピッチ間
隔をp、近軸焦点距離をDとしたとき p/2≦D≦2p なる条件式を満足することを特徴とする請求項6に従う
照射角可変照明装置。 - 【請求項8】 前記各レンズ部のピッチと各レンズ部の
前記所定の切断面における近軸焦点距離は異なることを
特徴とする請求項6に従う照射角可変照明装置。 - 【請求項9】 前記光源は、放電管であり、該放電管の
長手方向を放電管の軸方向としたときに、前記第1と第2
の光学部材は各々、この軸方向と平行に並列して複数の
レンズ部を有していることを特徴とする請求項1に従う
に従う照射角可変照明装置。 - 【請求項10】 前記レンズ部はシリンドリカルレンズ
であることを特徴とする請求項9に従う照射角可変照明
装置。 - 【請求項11】 前記第1の光学部材と前記第2の光学部
材の各シリンドリカルレンズの並び方向のピッチ間隔、
そして前記軸方向と垂直な面で前記第1と第2の光学部材
を切断した切断面における近軸焦点距離は同じで、この
ピッチ間隔をp、近軸焦点距離をDとしたとき p/2≦D≦2p なる条件式を満足することを特徴とする請求項10に従
う照射角可変照明装置。 - 【請求項12】 前記第1の光学部材における、前記軸
方向と垂直な切断面における各レンズ部は集光作用を有
し、前記第2の光学部材における、前記軸方向と垂直な
切断面における各レンズ部は発散作用を有することを特
徴とする請求項9に従う照射角可変照明装置。 - 【請求項13】 請求項1から12に従う前記照射角可
変照明手段を用いた撮影装置。
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