JP2000321872A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000321872A
JP2000321872A JP11132912A JP13291299A JP2000321872A JP 2000321872 A JP2000321872 A JP 2000321872A JP 11132912 A JP11132912 A JP 11132912A JP 13291299 A JP13291299 A JP 13291299A JP 2000321872 A JP2000321872 A JP 2000321872A
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Hiromitsu Takagaki
高垣  博光
Nobuo Iwata
信夫 岩田
Masami Hiramatsu
正己 平松
Takatsugu Fujishiro
宇貢 藤代
Masayuki Ueda
正之 上田
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回収器の着脱時にキャリアの飛散を防止するキ
ャリアの回収機構を有する画像形成装置を提供するこ
と。 【解決手段】現像装置6から排出される現像剤を回収す
る現像剤回収器69が画像形成装置本体に対して着脱可
能であり、現像装置6と現像剤回収器69とが画像形成
装置本体に装着された状態で現像剤回収器69に設けら
れた受入口68が現像装置6に設けられた排出口60の
下方に位置し、画像形成装置本体から現像剤回収器69
が離脱した状態で排出口60を閉鎖する排出口シャッタ
部材61が、排出口60を、現像剤回収器69の画像形
成装置本体への着脱方向に非平行な方向に開閉する画像
形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤回収機構を
有する電子写真複写機、プリンター、FAXなどの画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の画像形成装置において、トナーと
キャリアとからなる現像剤を用いて潜像担持体等の像担
持体の現像を行う現像装置が一般に用いられている。ト
ナーとキャリアとからなる現像剤は2成分現像剤といわ
れ、現像の際にはトナーのみが消費されるため、2成分
現像剤を用いる現像装置を有する画像形成装置は一般
に、トナーカートリッジ等を備え、消費量に応じて、例
えば数千枚程度の画像形成毎にトナーを現像装置に供給
するようになっている。このような画像形成装置におい
て、トナーについては順次消費されるためその劣化を考
慮しなくとも良いが、キャリアについては、消費されな
いため、経時的に、表面のコーティング層の摩耗や表面
へのトナー粒子の固着等により帯電特性が劣化して形成
画像の品質が低下するという問題があるため、キャリア
を交換する必要がある。
【0003】従来、現像装置への新規トナーの補給は、
ユーザーがトナーカートリッジを新しいものに交換する
ことによって行っていたが、キャリアの交換については
熟練を要するため、サービスマンが行っていた。しかし
近年、レーザプリンタ等においては、消耗品や劣化部品
の交換はユーザ自身が行うことが一般的であり、キャリ
アの交換についてもユーザが行うことができるよう、劣
化キャリアを新規キャリアに簡易に交換するための技術
が種々提案されている。
【0004】キャリアの交換において、2成分現像剤は
トナーとキャリアとが混合されたものであるため、キャ
リアのみを取り出すことは困難である。そこで、通常よ
りもトナー濃度が高い2成分現像剤を現像装置に供給し
てトナー補給を行うと共に、オーバーフローする現像剤
を回収すること等によって、劣化キャリアを順次回収す
る技術が種々提案されている。劣化キャリアは回収する
につれてだんだん増えるから廃棄する必要があり、廃棄
を簡易に行うことができるよう、劣化キャリアを回収す
る回収器を、画像形成装置に着脱自在なカートリッジ式
とし、劣化キャリアが所定量になったところで画像形成
装置から取り出し、廃棄する機構が提案されている。
【0005】かかるカートリッジ式の回収器を有する現
像剤回収機構においては、回収器の着脱時に、回収器に
キャリアを排出するための、現像装置に設けられた排出
口や、排出口から排出されるキャリアを受け入れるため
の、回収器に設けられた受入口からからキャリアが漏
れ、画像形成装置内外を汚染するという問題があり、こ
の問題を解決するための技術が、特開平5−28950
5号公報、特開平7−44015号公報等において提案
されている。特開平5−289505号公報に記載の技
術は、回収器の着脱にともない、受入口及び排出口を、
受入口及び排出口に設けられたシャッタで開閉するもの
であり、特開平7−44015号公報に記載の技術は、
回収器の着脱にともない、排出口を、排出口に設けられ
たシャッタで開閉するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記何れの技
術においても、受入口と排出口とが互いに水平方向に並
んでおり、シャッタは回収器の着脱方向と水平な方向に
開閉するので、キャリアが、受入口と排出口との連通部
分に残留したり、シャッタのガイド部に侵入してシャッ
タの動きが低下したりし、着脱時にキャリアが飛散して
汚染を生じてユーザーの不信感を招くという不具合を生
じる。
【0007】本発明は、回収器の着脱時にキャリアの飛
散を防止するキャリアの回収機構を有する画像形成装置
を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
トナーとキャリアとからなる現像剤を用いて像担持体の
現像を行う現像装置と、この現像装置から排出される現
像剤を回収する現像剤回収器とを有し、上記現像装置が
上記現像剤回収器へ現像剤を排出する排出口を有し、上
記現像剤回収器が上記排出口から排出される現像剤を受
け入れる受入口を有し、上記現像装置と上記現像剤回収
器とのうち少なくとも上記現像剤回収器が画像形成装置
本体に対して着脱可能な画像形成装置において、上記現
像装置と上記現像剤回収器とが画像形成装置本体に装着
された状態で上記受入口が上記排出口の下方に位置する
ことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、トナーとキャリア
とからなる現像剤を用いて像担持体の現像を行う現像装
置と、この現像装置から排出される現像剤を回収する現
像剤回収器とを有し、上記現像装置が上記現像剤回収器
へ現像剤を排出する排出口を有し、上記現像剤回収器が
上記排出口から排出される現像剤を受け入れる受入口を
有し、上記現像装置と上記現像剤回収器とのうち少なく
とも上記現像剤回収器が画像形成装置本体に対して着脱
可能な画像形成装置において、画像形成装置本体から上
記現像剤回収器又は上記現像装置が離脱した状態で上記
排出口を閉鎖する排出口シャッタ部材を有し、この排出
口シャッタ部材が、上記排出口を、上記現像剤回収器の
画像形成装置本体への着脱方向に非平行な方向に開閉す
ることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像形成装置において、上記現像装置と上記現像剤回収器
とが画像形成装置本体に装着された状態で上記受入口が
上記排出口の下方に位置することを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項2又は3の
何れか1つに記載の画像形成装置において、上記現像装
置が、上記排出口と、上記現像装置本体から上記排出口
に向けて現像剤が通過する通過口とを有する現像剤排出
部材を有することを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項4記載の画
像形成装置において、上記現像剤排出部材は、上記現像
装置本体に突設された円筒状の部材であって、その周面
に上記排出口と上記通過口とを有し、上記排出口シャッ
タ部材は、その周面に上記排出口と連通可能な第1の孔
と上記通過口と連通可能な第2の孔とを有し、上記現像
剤排出部材の内部に上記現像剤排出部材に対して回転自
在に設けられた円筒状の部材であることを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5記載の画
像形成装置において、上記現像剤排出部材はその周面に
上記現像剤回収器の画像形成装置への着脱方向に非平行
な方向に形成された第1の長孔を有し、上記排出口シャ
ッタ部材はその周面に、第1の長孔に摺動可能であって
上記現像剤排出部材の周面より突出した摺動部材を有
し、上記現像剤回収器は、上記摺動部材と係合可能な第
1の係合部材を有し、上記現像剤回収器を上記現像装置
が装着された状態の画像形成装置本体に装着するとき、
又は、上記現像装置を上記現像剤回収器が装着された状
態の画像形成装置本体に装着するときに、上記摺動部材
が第1の係合部材に係合し、上記排出口シャッタ部材が
回転し、上記現像装置と上記現像剤回収器とが共に画像
形成装置本体に装着された状態で、上記排出口と第1の
孔とが連通し、上記通過口と第2の孔とが連通すること
を特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項6記載の画
像形成装置において、第1の長孔は上記現像剤排出部材
の周面に螺旋状に形成されていることを特徴とする。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項6又は7記
載の画像形成装置において、上記摺動部材は上記排出口
シャッタ部材の周面に螺旋状に形成された突条であるこ
とを特徴とする。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項5記載の画
像形成装置において、上記現像剤排出部材はその周面に
上記現像剤回収器の画像形成装置本体への着脱方向に非
平行な方向に形成された第1の長孔を有し、上記排出口
シャッタ部材はその周面に、第1の長孔に少なくとも一
部が連通可能な係合孔を有し、上記現像剤回収器は、第
1の長孔と連通した上記係合孔に係合可能な第1の係合
部材を有し、上記現像剤回収器を上記現像装置が装着さ
れた状態の画像形成装置本体に装着するとき、又は、上
記現像装置を上記現像剤回収器が装着された状態の画像
形成装置本体に装着するときに、第1の係合部材が上記
孔に係合し、上記排出口シャッタ部材が回転し、上記現
像装置と上記現像剤回収器とが共に画像形成装置本体に
装着された状態で、上記排出口と第1の孔とが連通し、
上記通過口と第2の孔とが連通することを特徴とする。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
画像形成装置において、第1の長孔は上記現像剤排出部
材の周面に螺旋状に形成されていることを特徴とする。
【0018】請求項11記載の発明は、請求項4又は5
記載の画像形成装置において、画像形成装置本体から上
記現像剤回収器又は上記現像装置が離脱した状態で上記
受入口を閉鎖する受入口シャッタ部材を有し、この受入
口シャッタ部材が、上記受入口を、上記現像剤回収器の
画像形成装置への着脱方向に非平行な方向に開閉するこ
とを特徴とする。
【0019】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の画像形成装置において、上記現像剤排出部材はその周
面に上記現像剤回収器の画像形成装置本体への着脱方向
に非平行な方向に形成された長孔を有し、上記排出口シ
ャッタ部材は、上記長孔に摺動可能であって上記現像剤
排出部材の周面より突出した係合部材を有し、上記現像
剤回収器を上記現像装置が装着された状態の画像形成装
置本体に装着するとき、又は、上記現像装置を上記現像
剤回収器が装着された状態の画像形成装置本体に装着す
るときに、上記係合部材が上記受入口シャッタ部材に係
合し、上記現像装置と上記現像剤回収器とが共に画像形
成装置本体に装着された状態で、上記排出口と上記受入
口とが連通することを特徴とする。
【0020】請求項13記載の発明は、請求項6ないし
10の何れか1つに記載の画像形成装置において、画像
形成装置本体から上記現像剤回収器又は上記現像装置が
離脱した状態で上記受入口を閉鎖する受入口シャッタ部
材を有し、この受入口シャッタ部材が、上記現像剤回収
器の画像形成装置本体への着脱方向に非平行な方向に開
閉することを特徴とする。
【0021】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の画像形成装置において、上記現像剤排出部材はその周
面に上記現像剤回収器の画像形成装置本体への着脱方向
に非平行な方向に形成された第2の長孔を有し、上記排
出口シャッタ部材は、第2の長孔に摺動可能であって上
記現像剤排出部材の周面より突出した第2の係合部材を
有し、上記現像剤回収器を上記現像装置が装着された状
態の画像形成装置本体に装着するとき、又は、上記現像
装置を上記現像剤回収器が装着された状態の画像形成装
置本体に装着するときに、第2の係合部材が上記受入口
シャッタ部材に係合し、上記現像装置と上記現像剤回収
器とが共に画像形成装置本体に装着された状態で、上記
排出口と上記受入口とが連通することを特徴とする。
【0022】請求項15記載の発明は、請求項14記載
の画像形成装置において、上記現像剤回収器を上記現像
装置が装着された状態の画像形成装置本体に装着すると
き、又は、上記現像装置を上記現像剤回収器が装着され
た状態の画像形成装置本体に装着するときに、上記受入
口シャッタ部材が上記受入口を開口した後に、上記排出
口と第1の孔とが連通し、上記通過口と第2の孔とが連
通することを特徴とする。
【0023】請求項16記載の発明は、請求項14又は
15記載の画像形成装置において、上記現像剤回収器を
上記現像装置が装着された状態の画像形成装置本体に装
着するとき、又は、上記現像装置を上記現像剤回収器が
装着された状態の画像形成装置本体に装着するときに、
上記排出口と第1の孔とが連通した後に、上記通過口と
第2の孔とが連通することを特徴とする。
【0024】請求項17記載の発明は、請求項14ない
し16の何れか1つに記載の画像形成装置において、第
2の長孔が上記排出口であることを特徴とする。
【0025】請求項18記載の発明は、請求項6ないし
10の何れか1つ又は請求項13ないし17の何れか1
つに記載の画像形成装置において、第1の係合部材は、
上記受入口に関し、上記受入口に対して上記排出口が相
対移動する側の反対側に配設されていることを特徴とす
る。
【0026】請求項19記載の発明は、請求項1ないし
18の何れか1つに記載の画像形成装置において、上記
現像装置に現像剤を供給する現像剤供給器を有し、上記
現像装置は上記現像剤供給器から現像剤を供給される供
給口を有し、この供給口は上記通過口より上位に配設さ
れていることを特徴とする。
【0027】請求項20記載の発明は、請求項19記載
の画像形成装置において、上記現像剤供給器と上記現像
剤回収器とが一体であることを特徴とする。
【0028】請求項21記載の発明は、請求項1ないし
20の何れか1つに記載の画像形成装置において、上記
像担持体上に残留したトナーを除去するクリーニング装
置と、このクリーニング装置によって除去されたトナー
を回収するトナー回収器とを有し、このトナー回収器と
上記現像剤回収器とが一体であることを特徴とする。
【0029】請求項22記載の発明は、請求項1ないし
21の何れか1つに記載の画像形成装置において、上記
現像装置を複数有し、この各現像装置毎に異なる色のト
ナーを用いて複数色の画像形成を行うことを特徴とす
る。
【0030】請求項23記載の発明は、請求項22記載
の画像形成装置において、上記各現像装置毎に上記現像
剤回収器を1つ有することを特徴とする。
【0031】
【実施例】図1に本発明を適用した画像形成装置を示
す。画像形成装置100は、タンデム型のフルカラー電
子写真装置であって、駆動ローラ11、従動ローラ12
に巻かけられ駆動ローラ11の回転により矢印B方向に
駆動され、シートとしての用紙17Aを搬送する搬送ベ
ルト10と、B方向における従動ローラ12の下流側か
つ駆動ローラ11の上流側において搬送ベルト10に対
向して配設され搬送ベルト10によって搬送される用紙
17A上にトナー像を形成する画像形成手段としての作
像手段101と、画像形成装置100本体の下部に配設
され用紙17Aを収容する給紙装置17と、給紙装置1
7の最上位にある用紙17Aを一枚だけ分離する給紙ロ
ーラ18と、給紙ローラ18により搬送されてきた用紙
17Aを搬送ベルト10に向けて所定のタイミングで搬
送するためのレジストローラ対20と、トナー像を転写
された用紙17Aを搬送ベルト10から分離する分離爪
19と、分離爪19によって搬送ベルト10から分離さ
れた用紙17A上にトナー像を定着するための定着装置
50と、トナー像を定着された用紙17Aを積載する排
紙スタック部としての排紙トレイ52と、搬送ベルト1
0をクリーニングするクリーニング手段としてのクリー
ニングブレード51と、画像形成装置100における画
像形成枚数等の指示を行なうための図示しないオペレー
ションパネルと、オペレーションパネルによる操作等に
応じて各種の制御を行なう制御手段としての図示しない
電装・制御装置と、搬送ベルト10に用紙17Aを静電
的に吸着するための図示しない帯電器と、画像形成装置
100本体内の温度過上昇防止のために排気する図示し
ないファン等を有している。
【0032】作像手段101は、B方向の上流側から、
イエロー色のトナー像を用紙17A上に形成する作像ユ
ニット21Yと、マゼンタ色のトナー像を用紙17A上
に形成する作像ユニット21Mと、シアン色のトナー像
を用紙17A上に形成する作像ユニット21Cと、黒色
のトナー像を用紙17A上に形成する作像ユニット21
Bとを有している。各作像ユニット21Y、M、C、B
は、使用するトナーの色がそれぞれイエロー色、マゼン
タ色、シアン色、黒色であるが、その構成自体は同様で
あるから、以下、特に区別する必要がないときは、単に
作像ユニット21と記し、その作像ユニットを構成する
各要素の符号の記載についても、Y、M、C、Bを省略
する。
【0033】作像ユニット21は、図示しない駆動源の
回転により矢印A方向に駆動される像担持体である静電
潜像担持体としてのOPC感光体(以下、「感光体」と
いう)1と、感光体1の周りにA方向に順に配設され
た、感光体1を帯電する帯電手段としての帯電装置4
と、帯電装置4により帯電された感光体1上の光書込み
部55において光書込みを行なうためのレーザ光9を発
するレーザ書込みユニット5と、レーザ書込みユニット
5により形成された像をトナー像として顕像化するため
の現像手段としての現像装置6と、現像装置6によって
感光体1上に形成されたトナー像を用紙17A上に転写
するための、搬送ベルト10を介して感光体1に対向配
置された転写ローラ7と、転写後に感光体1上に残留し
ているトナーを除去するクリーニング装置88と、現像
装置6に関して搬送ベルト10の反対側に配設され現像
装置6に現像剤を供給する現像剤供給手段としての現像
剤供給器である現像剤供給装置8と、クリーニング装置
32によりクリーニングされた感光体1を除電する除電
ランプを有する図示しない除電装置とを有している。
【0034】レーザ書込みユニット5は、図示を省略す
るが、レーザ光源と、レーザ光源から発せられるレーザ
光9を反射するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーを回
転駆動するモータと、ポリゴンミラーで反射されたレー
ザ光9を透過するfθレンズと、fθレンズを透過した
レーザ光9を感光体1に向けて反射するミラーとを有し
ている。レーザ光源は、搬送ベルト10上に設けられた
複数の位置情報のうちの1つを図示しない検出手段によ
り検出した信号と同期して発光することにより、形成す
べき潜像をずれることなく感光体1上に書き込むように
なっている。
【0035】感光体1と搬送ベルト10とは、転写ロー
ラ7が配設された位置において当接しており、転写ベル
ト10の内側において感光体1に対向して配設された転
写ローラ7の印加電圧により、感光体1上のトナー像が
搬送ベルト10上を搬送される用紙17A上に転写され
るようになっている。この転写は、感光体1Y、M、
C、B上にトナー像が形成されるたびに順に行なうもの
であり、カラー画像形成のために重ね転写を行なう場合
には、感光体1Y、M、C、B上のトナー像が搬送ベル
ト10上を搬送される用紙17Aの所定の位置に、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色のトナー像の順
で転写され、用紙17Aは搬送ベルト10上を1回搬送
される過程において感光体1上のトナー像を重ね転写さ
れる、いわゆるワンパス形式となっている。画像形成装
置100に使用できるシートは通常の用紙に限らず、厚
紙、プラスチック等の記録媒体を用いることができる。
【0036】図2又は図3又は図4に示すように、現像
装置6は、感光体1の下方に配設されており、トナーと
キャリアとからなる2成分現像剤といわれる現像剤を用
いて感光体1を現像するものであって、内部に図示しな
い磁石を有し感光体1に対向配置され感光体1上の潜像
にトナーを供給する現像ローラ31と、現像ローラ31
に現像剤を供給する現像剤搬送スクリュー32と、現像
剤搬送スクリュー32と共に現像装置6内の現像剤を撹
拌して循環させる、現像剤搬送スクリュー32と互いに
平行に配設された現像剤搬送スクリュー33と、これら
現像剤搬送スクリュー32、33を仕切る仕切り板34
と、現像ローラ31上の現像剤を現像に適した厚さに規
制するドクタ96と、現像装置6のケーシング35に突
設された中空円筒状の現像剤排出部材36とを有してい
る。
【0037】現像剤搬送スクリュー32、33はそれぞ
れ、ケーシング35の両側壁に設けられた軸受37、3
8に両端を支持された軸39、40と、軸39、40上
に所定のピッチの螺旋で形成されたスクリュー41、4
2と、軸39、40の一端に、互いに係合するように設
けられたギヤ43、44とを有し、図示しない駆動源に
よりギア43が回転駆動されることにより軸39、40
が互いに逆方向に回転駆動され、矢印Cで示すように、
現像剤が撹拌されつつ現像装置6内を循環する。現像剤
搬送スクリュー32、33はそれぞれその軸39、40
の、C方向の下流側の部分に、スクリュー41、42よ
りもピッチが小さく、かつスクリュー41、42と逆向
きの螺旋のスクリュー45、46を有し、軸39、40
と平行な方向に搬送されている現像剤の搬送方向を、現
像剤搬送スクリュー33、32に受け渡すように変化さ
せ、C方向における現像剤搬送スクリュー33、32の
下流端に現像剤が滞留することがないようになってい
る。このような現像剤の受け渡しを妨げることのないよ
う、スクリュー45、46に対応する部分の仕切り板3
4は切り欠かれている。
【0038】図4に示すように、現像剤排出部材36の
内部の空間と、現像装置6本体内部の空間とは、ケーシ
ング35及び現像剤排出部材36の周面の所定の高さに
穿設された通過口47によって連通している。ケーシン
グ35の、方向Cにおける通過口47の下流側であっ
て、通過口47の上位すなわち上方(図4において紙面
手前側)の位置には、図3に示す、現像剤を供給される
供給口48が穿設されており、図4に示すように、供給
口48から供給された現像剤は、2点鎖線で示すように
方向Cにおける通過口47の下流側の現像剤供給位置4
9に落下する。これにより、新たに供給された現像剤
は、通過口47をすぐに通過することはなく、現像装置
6本体内において、現像剤搬送スクリュー33、32に
より、既存の現像剤と撹拌混合される。現像剤排出部材
36の周面の底部には、排出口60が形成されている。
通過口47は、新規の現像剤が供給口48から供給され
ることによって余剰となった現像剤が矢印Iで示すよう
に溢れ、現像装置6本体から排出口60に向けて通過す
るものである。
【0039】図5、6に示すように、現像剤排出部材3
6の内部の空間には、排出口60を閉鎖することができ
る、中空円筒状の排出口シャッタ部材61が、スポンジ
製のシール部材62を介して、現像剤排出部材36に対
して図5の紙面に平行な平面内で回転自在かつこの回転
の回転軸方向すなわち図5の紙面垂直方向に摺動自在に
設けられている。排出口シャッタ部材61はその周面
に、排出口60と連通可能な孔63と、通過口47と連
通可能な孔64とを穿設されていて、その内部には、孔
63、64が存する空間を他の空間から隔絶し孔64か
ら流入した現像剤が孔63に向けて移動する際に他の空
間に侵入することを防止する隔壁97を有している。図
7に示すように、排出口シャッタ部材61は、図3、4
に示す現像剤排出部材36の周面に回転軸方向に非平行
な方向に螺旋状に穿設された長孔65に摺動可能で、現
像剤排出部材36の周面より突出した、螺旋状の突条で
ある摺動部材66と、現像剤排出部材36の周面に回転
軸方向に非平行な方向に穿設された長孔としての排出口
60に摺動可能で、現像剤排出部材36の周面より突出
した、板状の係合部材67とを有している。摺動部材6
6は孔63の、軸方向側方に設けられており、係合部材
67は孔63の、排出口シャッタ部材61の回転方向
D、Eのうち方向Dの上流側に設けられている。シール
部材62には、長孔65、排出口60に対応した長孔が
形成されている。
【0040】現像装置6は、画像形成装置100に対し
て、図3における矢印F、G方向すなわち回転軸方向で
ある図1における垂直手前側、垂直奥側に装着、離脱自
在であり、矢印F方向に画像形成装置100本体に挿入
することで同本体に装着された状態において、現像剤排
出部材36が、図8または図9に示すように、図1、2
等に示した現像剤供給装置8と、現像装置6から排出さ
れる現像剤を回収する現像剤回収手段としての現像剤回
収器69等を一体に有する現像剤供給回収ユニット70
が共に画像形成装置100に装着された状態で同ユニッ
ト70に設けられた受入空間71内に位置するようにな
っている。現像剤供給回収ユニット70は、画像形成装
置100に対して、図3における矢印G、F方向すなわ
ち回転軸方向である図1における垂直奥側、垂直手前側
に装着、離脱自在であり、矢印G方向に画像形成装置1
00本体に挿入することで同本体に装着される。画像形
成装置100本体側には、現像装置6、現像剤供給回収
ユニット70がそれぞれ画像形成装置100本体に装着
されているかどうかを検知する図示しない検知部材が配
設されている。
【0041】図5、図6に示すように、現像剤回収器6
9は、受入空間71を形成している面である上面77
に、排出口60から排出される現像剤を受け入れる受入
口68を有し、受入口68は、現像装置6と現像剤回収
器69とが画像形成装置100本体に装着された状態で
排出口60の下方に位置するようになっている。受入口
68は、画像形成装置100本体から現像剤回収器69
または現像装置6が離脱した状態で、受入口シャッタ部
材72によって現像剤回収器69の内部側で閉鎖される
ようになっている。受入口シャッタ部材72は、現像剤
回収器69の内壁の受入口68の周辺に貼設されたスポ
ンジ製のシール部材95を挟んで、現像剤回収器69の
内壁上面部において、現像剤回収器69の内壁面に形成
された支持部材73により、現像剤回収器69の画像形
成装置100本体への着脱方向G、Fに非平行なH方向
すなわち方向F、Gに垂直な水平方向にスライド自在に
支持され、その孔部74と受入口68とが連通すること
で受入口68を解放するが、図5に示す押圧バネ90の
付勢により、画像形成装置100本体から現像剤回収器
69または現像装置6が離脱した状態においては、図7
に示すように受入口68を閉鎖するようになっている。
【0042】受入口シャッタ部材72は、H方向のうち
受入口68を解放する方向における孔部74の下流側
に、孔部74を切り起こすようにして形成され、受入口
68に摺動自在であり受入口68の上方に突出した、係
合部材67に係合可能な平板状の被係合部材75を有し
ている。現像剤回収器69は、受入口68に関し、現像
剤供給回収ユニット70の装着方向であるG方向の上流
側すなわち現像装置6の装着方向であるF方向の下流側
に、摺動部材66と係合可能な係合部材76を有してい
る。係合部材76は現像剤回収器69の上面77にH方
向に対向するように突設された一対の部材であって、摺
動部材66を受け入れる、現像剤供給回収ユニット70
の装着方向であるG方向の下流側すなわち現像装置6の
装着方向であるF方向の上流側において互いに向き合う
ように面取り78が形成され、摺動部材66の受け入れ
がスムーズに行われるようになっている。
【0043】排出口60は摺動部材66に関し現像剤供
給回収ユニット70の装着方向であるG方向の下流側す
なわち現像装置6の装着方向であるF方向の上流側に形
成されているから、排出口60は、受入口68に関し現
像剤供給回収ユニット70の装着方向であるG方向の上
流側すなわち現像装置6の装着方向であるF方向の下流
側において受入口68に対して相対移動する。よって係
合部材76は、受入口68に関し、受入口68に対して
排出口60が相対移動する側の反対側に配設されてい
る。排出口シャッタ部材61の回転方向D、Eは現像剤
供給回収ユニット70の着脱方向G、Fに非平行、具体
的には垂直に、排出口60を開閉する。現像装置6また
は現像剤供給回収ユニット70が画像形成装置100本
体から離脱しているときは、排出口シャッタ部材61
は、図11の位置を占め、排出口60及び通過口47を
閉鎖し、現像装置6からの現像剤漏れを防止していると
ともに、受入口シャッタ部材72は図11の位置を占
め、受入口68を閉鎖して現像剤回収器69からの現像
剤漏れを防止している。現像剤回収器69内には、図示
しない回収現像剤量検知センサが配設されており、現像
剤回収器69内の現像剤が一定量以上になるとこれを検
知してオペレーションパネルに表示するようになってい
る。
【0044】現像剤排出部材36、排出口シャッタ部材
61、受入口シャッタ部材72等により、本実施例の現
像剤回収機構が構成されている。本実施例の現像剤回収
機構は以上のような構成であるから、現像装置6が画像
形成装置100本体から離脱した状態において現像装置
6をF方向に移動させて画像形成装置100本体に装着
すると、あるいは、現像剤供給回収ユニット70が画像
形成装置100本体から離脱した状態において現像剤供
給回収ユニット70をG方向に移動させて画像形成装置
100本体に装着すると、摺動部材66の方向Fにおけ
る下流端が係合部材76に係合し、現像装置6または現
像剤供給回収ユニット70を装着するにつれて、摺動部
材66が係合部材76に案内され、排出口シャッタ部材
61がD方向に回転する。この回転の際、排出口シャッ
タ部材61は現像剤排出部材36に対して、F方向に移
動する。
【0045】排出口シャッタ部材61がD方向に回転す
ると、係合部材67が被係合部材75に係合し、押圧ば
ね90の付勢力に抗して受入口シャッタ部材72をスラ
イドさせる。現像装置6及び現像剤供給回収ユニット7
0がともに画像形成装置100本体に装着されると、図
5、図6、図12に示すように、孔63と排出口60と
受入口68と孔部74とが連通するとともに、通過口4
7と孔64とが連通し、現像装置6は現像剤回収器69
に連通口47、排出口60を介して現像剤を排出できる
ようになる。
【0046】現像剤供給装置8は、略円筒状の部材であ
り、現像剤6に設けられた供給口48に対向する部分が
平面状となっており、この平面状の部分に供給口48に
連通し、現像剤供給装置8内の現像剤を、供給口48を
経て現像装置6内に供給する開口79を有している。現
像剤供給装置8は、G方向下流側の端面から現像剤供給
装置8本体内に挿通された軸80を有している。軸80
は、現像剤供給装置8本体内において、螺旋状に形成さ
れた図示しないスパイラルを有しており、現像剤供給装
置8本体外の端部に形成されたギア81が図示しない駆
動源により回転駆動されることで、スパイラルが回転
し、現像剤供給装置8内の現像剤を開口79からあふれ
させ、この現像剤を現像装置6に供給するものである。
通常、現像に使用する現像剤すなわち現像装置6内にお
ける現像剤は、キャリアに数%のトナーが含まれたもの
であるが、現像剤供給装置8内の現像剤は、トナーに対
してキャリアが重量比で20〜30%であり、現像装置
6において消費されるトナー量等を考慮したものとなっ
ている。現像剤供給装置8内には、図示しない新規現像
剤量検知センサが配設されており、同装置8内の現像剤
が減少するとこれを検知してオペレーションパネルに表
示するようになっている。
【0047】図1または図2または図9または図10に
示すように、クリーニング装置88は、感光体1の、方
向Aにおける感光体1と中間転写ベルト10との対向位
置の下流側であって帯電装置4による感光体1の帯電位
置よりも上流側において、感光体1に対して上方におい
て対向して配設されている。クリーニング装置88は、
感光体1側に開口を有するケーシング82と、感光体1
に摺接して感光体1上の残留トナーを掻き取るクリーニ
ングブレード83と、クリーニングブレード83をケー
シング82に支持するための、ウレタンゴムで形成され
たブレードホルダー94と、クリーニングブレード83
の上部に配設されクリーニングブレード83で掻き取っ
た残留トナーをトナー回収器84に導くためのスクリュ
ーコンベアであるトナー搬送スクリュー85と、トナー
搬送スクリュー85の一端に設けられトナー搬送スクリ
ュー85を回転駆動するための、ケーシング82外部に
設けられたギヤ86とを有している。トナー回収器84
は、現像剤供給装置8、現像剤回収器69とともに一体
的に現像剤供給回収ユニット70を構成しており、クリ
ーニング装置32とトナー回収器84とは内部にトナー
搬送スクリュー85を挿通したパイプ87によって連結
されている。トナー回収器84内には、図示しない回収
トナー量検知センサが配設されており、トナー回収器8
4内の現像剤が一定量以上になるとこれを検知してオペ
レーションパネルに表示するようになっている。
【0048】本実施例における画像形成装置100は以
上のような構成であるから、現像装置6Y、M、C、
B、現像剤供給回収ユニット70Y、M、C、Bがすべ
て画像形成装置100に装着されている状態において、
オペレータがオペレーションパネルにおいて形成すべき
画像および画像形成を行う枚数を指定し、画像形成開始
を指示すると、作像手段101が作動する。なお、検知
部材が、現像装置6Y、M、C、B、現像剤供給回収ユ
ニット70Y、M、C、Bの何れか1つでも画像形成装
置100から離脱していることを検知していると、その
旨がオペレーションパネルに表示され、画像形成が禁止
された状態となる。形成すべき画像が黒色のみからなる
ときは、作像手段101のうち作像ユニット21Bのみ
が作動し、形成すべき画像が複数色からなるときは作像
手段101を構成する作像ユニット21Y、M、C、B
のうちそれに応じた作像ユニットが作動する。
【0049】作動を開始した作像ユニット21において
は、A方向に回転している感光体1を帯電装置4が一様
に帯電した後、レーザ書き込みユニット5が形成すべき
画像に対応した潜像を感光体1上に形成し、現像装置6
が感光体1上の潜像を現像し、現像により形成されたト
ナー像は転写ローラ7の作動により搬送ベルト10上を
搬送される用紙17A上に転写され、感光体1上に残留
したトナーはクリーニング装置88により感光体1から
除去される。搬送ベルト10上を搬送される用紙17A
は、給紙装置17に収容されていたものが、給紙ローラ
18により搬出され、レジストローラ対20によって作
像手段101における画像形成のタイミングと同期して
搬送ベルト10に送出されたものであって、作像ユニッ
トY、M、C、Bの順に、形成すべき画像に応じたトナ
ー像を転写、形成された後、分離爪19によって搬送ベ
ルト10から分離されて定着装置50に送られ、トナー
像を定着された後、排紙トレイ52上に積載される。搬
送ベルトは駆動ローラ11と従動ローラ12により一定
の張力で駆動搬送され、帯電器により用紙17Aを静電
的に吸着し、搬送する。ここで、形成すべき画像は、画
像形成装置100が複写機である場合にはこれに備えら
れた図示しない画像読み取り手段によって読みとられた
画像、または外部から入力されるデータに基づくもので
あり、画像形成装置100がプリンター、FAX等であ
る場合には、外部から入力されるデータに基づくもので
ある。
【0050】作像ユニット21が作動している状態にお
いて、クリーニング装置88においては、トナー像を用
紙17A上に転写した後の感光体1上に残留しているト
ナーを、感光体1のA方向への回転にともない、クリー
ニングブレード83が、感光体1から掻き取る。感光体
1から掻き取られたトナーは、クリーニングブレード8
3上において、ギヤ86によって回転駆動されているト
ナー搬送スクリュー85によって搬送されてパイプ87
に進入し、トナー搬送スクリュー85によってさらに搬
送されてトナー回収器84内に導かれ、廃棄される。
【0051】作像ユニット21が作動している状態にお
いて、現像装置6においては、ギヤ43、44によって
回転駆動されている現像剤搬送スクリュー32、33に
よってケーシング35内を循環している現像剤を、内部
の磁石の作用によって現像ローラ31により汲み上げ、
ドクタ96で規制した後、現像剤中のトナーのみを感光
体1上の潜像に供給して感光体1上にトナー像を形成す
る。現像装置6においてはトナーのみが消費されるの
で、画像形成を行うことによって現像剤中のトナー濃度
が低下し、また、経時的にキャリアが劣化する。トナー
消費量は、画像形成を行った枚数をカウントすることに
よって検知されており、所定枚数の画像形成が行われる
と、現像剤供給装置8のギア81が回転駆動され、同装
置8内のスパイラルが回転駆動されることで同装置8内
の現像剤が開口79、供給口48を通じて現像装置6に
供給される。
【0052】現像装置6に供給された現像剤は、現像剤
供給位置49に落下し、現像剤搬送スクリュー32、3
3によって現像装置6内に元々存する現像剤と撹拌、混
合されるが、現像剤供給位置49は方向Cにおける通過
口47の下流側にあるので、現像剤供給装置8から供給
された現像剤は通過口47を通過する前に十分に混合さ
れる。現像剤供給装置8内の現像剤は、現像に適した現
像剤よりもトナー濃度が高いので、現像によりトナーが
消費されトナー濃度が低下した現像装置6内の現像剤の
トナー濃度を、現像に適した濃度にまで回復する。
【0053】また、現像剤供給装置8から現像剤が供給
されることにより、現像装置6内には、現像装置6内に
存することができる現像剤量よりも多い量の現像剤が存
することになって現像剤の嵩が通過口47の高さよりも
高くなり、この余剰の現像剤は、矢印I(図4)で示す
ように、通過口47を通じて、現像装置6外へ向けてオ
ーバーフローし、移動する。これにより、劣化したキャ
リアが現像装置6から排出されるから、現像剤供給装置
8からの現像剤の供給により、結果的に、トナー補給及
びキャリア交換を行うこととなる。
【0054】現像剤供給装置8中のキャリアとトナーと
の濃度比、現像剤供給装置8からの一回の現像剤の供給
量、および何枚の画像形成毎に現像剤供給を行うかの設
定は、現像装置6内のトナー濃度を現像に適した範囲内
に維持することができるとともに、キャリアの性能を現
像に適した状態に維持できるように設定されている。し
たがって、現像剤供給は、所定枚数の画像形成毎に行う
ことに限らず、例えば、現像装置6の作動時に常時行う
ようにしても良い。現像時には、現像装置6、現像剤供
給回収ユニット70はともに画像形成装置100本体に
装着された状態となっているから、孔63と排出口60
と受入口68と孔部74とが連通するとともに、通過口
47と孔64とが連通しているので、通過口47から溢
れ出た余剰の現像剤は、現像剤回収器69に回収され
る。
【0055】オペレータがオペレーションパネルにおい
て指定した枚数の画像形成を行うと、画像形成は終了す
るが、画像形成中または画像形成後において、オペレー
ションパネルに、現像剤供給装置8内の現像剤が減少し
た旨、現像剤回収器6内の現像剤が所定量以上となった
旨、トナー回収器84内のトナーが所定量以上となった
旨が表示された場合、現像装置6において何らかの不都
合が生じた場合等には、現像剤供給回収ユニット70ま
たは現像装置6を画像形成装置100本体から離脱する
こととなる。
【0056】現像剤供給回収ユニット70または現像装
置6を画像形成装置100本体から離脱する際には、摺
動部材66が係合部材76に対し矢印G方向に相対移動
するとともに摺動部材66が係合部材76に案内される
ことで、排出口シャッタ部材61がE方向に回転するこ
とで、図12に示す、孔63と排出口60と受入口68
と孔部74とが連通するとともに、通過口47と孔64
とが連通した状態から、図11に示す、連通口47及び
排出口60が排出口シャッタ部材61により遮断される
とともに、受入口68が受入口シャッタ部材72により
閉鎖された状態となる。現像剤供給回収ユニット70を
新規なものと交換したり、あるいは、現像剤供給装置8
内に現像剤を補給、現像剤回収器6内の現像剤を廃棄、
トナー回収器84内のトナーを廃棄等したり、現像装置
6または画像形成装置100のメンテナンスを行ったり
して、現像剤供給回収ユニット70または現像装置6を
画像形成装置100本体に装着する際には、上述と逆の
操作、作用により図11に示す状態から図12に示す状
態となる。
【0057】本実施例は、通過口47と孔64との連
通、孔63と排出口60との連通、受入口68と孔部7
4との連通を、ほぼ同時に行う構成であるが、現像剤供
給回収ユニット70または現像装置6を画像形成装置1
00本体に着脱する際における、現像装置6から排出さ
れた現像剤の切り、すなわち現像剤漏れの防止を考慮す
れば、これらの連通の順番としては、現像剤供給回収ユ
ニット70または現像装置6を画像形成装置100本体
に装着する場合において、図13に示す、連通口47及
び排出口60が排出口シャッタ部材61により遮断さ
れ、受入口68が受入口シャッタ部材72により閉鎖さ
れた状態から、図14に示す、受入口シャッタ部材72
が受入口68を開口して受入口68と孔部74とが連通
した状態を経て、図15に示す、通過口47と孔64と
が連通し、孔63と排出口60とが連通した状態となる
ことが望ましい。
【0058】この場合は、現像剤供給回収ユニット70
または現像装置6を画像形成装置100本体から離脱す
る場合においては、図15に示す、通過口47と孔64
とが連通し、孔63と排出口60とが連通し、受入口6
8と孔部74とが連通した状態から、図14に示す、排
出口シャッタ部材61が通過口47と排出口60とを閉
鎖した状態を経て、図15に示す、受入口シャッタ部材
72が受入口68を遮断した状態とするから、現像装置
6から現像剤が排出され得る状態で受入口68が閉鎖さ
れることが無く、現像装置6から排出された現像剤は確
実に現像剤回収器69に回収され、画像形成装置100
本体内外に飛散することがない。
【0059】さらに、連通口47を通過した現像剤が孔
64を通過した後、孔63または排出口60を通過する
前に、排出口シャッタ部材61が排出口60を閉鎖する
と、現像剤が排出口シャッタ部材61のスライド部に侵
入してその開閉不良を招いたり、現像剤が排出口シャッ
タ部材61と排出部60の縁との間で挟持されてその後
の衝撃により飛散を生じたりするといった不具合の他、
現像剤が排出口シャッタ部材61内の空間に残留するた
め、その後孔63と排出口60とが連通した際に、この
残留していた現像剤が飛散するといった不具合が生じる
おそれがあるため、通過口47と孔64との連通、孔6
3と排出口60との連通の順番としては、現像剤供給回
収ユニット70または現像装置6を画像形成装置100
本体に装着する場合において、受入口68と孔部74と
が連通し、連通口47及び排出口60が排出口シャッタ
部材61により遮断された状態から、図16に示す、排
出口60と孔63とが連通した状態を経て、図17に示
す、孔63と排出口60とが連通するとともに通過口4
7と孔64とが連通した状態となることが望ましい。
【0060】この場合は、現像剤供給回収ユニット70
または現像装置6を画像形成装置100本体から離脱す
る場合においては、図17に示す、通過口47と孔64
とが連通し、孔63と排出口60とが連通し、受入口6
8と孔部74とが連通した状態から、図16に示す、排
出口シャッタ部材61が通過口47のみを閉鎖した状態
を経て、排出口シャッタ部材61が通過口47とともに
排出口60を閉鎖した状態とするから、排出口シャッタ
部材61内に進入してきた現像剤が排出口60から排出
された後に排出口60が閉鎖されるので、上述のような
不具合が防止される。図13ないし図15に示した場合
と、図16及び図17に示した場合とは、孔63、64
をどのように排出口シャッタ部材61に形成するかによ
って決定することができる。なお、図13ないし図17
においては、係合部材67の図示を省略している。
【0061】図13ないし図17に示した状態を得る構
成を他の実施例として図18、19に示す。図18、1
9に示した以外の構成は、上述の実施例における構成と
同様であるから図示及び説明を省略する。本実施例は、
図18に示すように、係合部材を、上記実施例の板状の
係合部材67に代えて、ピン状の係合部材67‘とし、
図19に示すように、被係合部材を、上記実施例の平板
状の被係合部材75に代えて、F方向における下流側
に、D方向の下流側に向けて屈曲した屈曲部98を有す
る被係合部材75‘としている。また、排出口60のF
方向における下流側でD方向の下流側には、係合部材6
7’が摺動可能な螺旋状の切り欠き99が設けられてい
る。
【0062】これにより、現像剤供給回収ユニット70
または現像装置6を画像形成装置100本体に装着する
際には、上述の実施例と同様、摺動部材66が係合部材
76に係合することにより排出口シャッタ部材61がD
方向に回転するとともに現像剤排出部材36に対してF
方向に変位する。この際、係合部材67‘は被係合部材
75’に係合し、受入口シャッタ部材72を、押圧バネ
90に抗してスライドさせて受入口68と孔部74とを
連通させる。受入口68と孔部74とが連通しても排出
口シャッタ部材61はD方向に回転を続け、係合部材6
7‘が切り欠き99に進入するとともに屈曲部98に係
合することで、受入口シャッタ部材72を押圧ばね90
に抗して受入口68と孔部74とを連通状態に維持した
まま、排出口シャッタ部材61はD方向に回転し続ける
ことができ、その後、図13ないし図15に示す場合は
孔63と排出口60とが連通するとともに通過口47と
孔64とが連通し、図16及び図17に示す場合は、孔
63と排出口60とが連通し、それから通過口47と孔
64とが連通する。現像剤供給回収ユニット70または
現像装置6を画像形成装置100本体から離脱する際に
は、現像剤供給回収ユニット70または現像装置6を画
像形成装置100本体に装着する際とは逆の経過をたど
る。
【0063】さらに他の実施例として、図示を省略する
が、排出口シャッタ部材を現像剤排出部材に対して回動
させるための構成として、排出口シャッタ部材に、摺動
部材66の代わりに、長孔65に連通可能な係合孔を設
け、現像剤回収器69に、係合部材76の代わりに、長
孔65と連通した上記係合孔に係合可能な係合部材を設
け、現像剤供給回収ユニット70または現像装置6を画
像形成装置100本体に装着する際に、この係合部材が
長孔と上記係合孔に係合するものとすることができる。
【0064】以上3つの実施例を説明したが、長孔6
5、摺動部材66、および長孔65に連通可能な係合孔
は、排出口シャッタ部材を現像剤排出部材に対して回動
させることができるのであれば、現像剤回収器や現像装
置の画像形成装置本体への着脱方向に非平行な方向な方
向に、螺旋状でなく直線状に設けても良いし、受入口シ
ャッタ部材の開閉方向は、現像剤回収器の画像形成装置
への着脱方向に非平行な方向であれば、この方向に垂直
でなく斜め方向であっても良いし、係合部材67は、必
ずしも排出口シャッタ部材に設けずとも良いし、係合部
材67が摺動する長孔は必ずしも排出口でなく排出口と
別に設けても良いし、現像剤回収器、トナー回収器、現
像剤供給装置8は、必ずしもすべてが一体的である必要
はなく適宜別々に画像形成装置100本体に対して着脱
可能であっても良いし、現像剤回収機構と同様の構成
を、現像剤供給装置と現像装置との接続部に採用して新
規現像剤の漏れを防止する構成としても良いし、現像剤
排出部材や排出口シャッタ部材と同様の構成を現像剤回
収器側に設けて現像剤回収器側に突設したその部材が現
像装置側に設けられた凹状の空間に進入する構成として
も良いし、押圧バネは現像剤回収器の外側に配設しても
良いし、受入口シャッタ部材が受入口を塞ぐように付勢
する手段として押圧バネに代えて引っ張りバネを用いて
も良いし、現像剤供給装置の代わりに、トナーとキャリ
アとを別々に現像装置に供給する装置を配設しても良
い。
【0065】また、図18、19に示した実施例におい
ては、切り欠き99、屈曲部98を設ける代わりに、係
合部材を弾性体とし、受入口シャッタ部材が受入口を開
いた状態を維持しつつさらに排出口シャッタ部材が回動
できる構成としても良い。排出口シャッタ部材の回動
が、長孔65、摺動部材等によりよって行われるのでな
く、他の機構例えばモータ等によって行われる場合であ
っても、排出口シャッタ部材に、受入口シャッタ部材と
係合する係合部材を設け、受入口シャッタ部材を変位さ
せる構成を採用することができる(請求項12)。
【0066】また、本発明を適用可能な画像形成装置
は、現像装置を複数有し、この各現像装置毎に異なる色
のトナーを用いて複数色の画像形成を行うものに限ら
ず、現像装置を1つ有し単色の画像形成を行うものであ
っても良いし、上述の実施例のように、各現像装置毎に
現像剤回収器を1つ有するものに限らず、複数の現像装
置に対して1つの現像剤回収器を1つ有するものであっ
ても良し、現像装置と現像剤回収器のうち少なくとも現
像剤回収器が画像形成装置本体に対して着脱可能であれ
ばよいのであって、現像装置が画像形成装置本体に対し
て着脱できないものであっても良い。現像装置を複数有
し、各現像装置毎に現像剤回収器を有するする場合にお
いて、現像装置の使用頻度が、そのトナーの色によって
異なる場合には、使用頻度の多い現像装置に対応して設
けた現像剤回収器の容量を大きくすれば、すべての現像
剤回収器がほぼ同時にいっぱいになるようにすることが
でき、さらにメンテナンス性が向上する。
【0067】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、トナーと
キャリアとからなる現像剤を用いて像担持体の現像を行
う現像装置と、この現像装置から排出される現像剤を回
収する現像剤回収器とを有し、上記現像装置が上記現像
剤回収器へ現像剤を排出する排出口を有し、上記現像剤
回収器が上記排出口から排出される現像剤を受け入れる
受入口を有し、上記現像装置と上記現像剤回収器とのう
ち少なくとも上記現像剤回収器が画像形成装置本体に対
して着脱可能な画像形成装置において、上記現像装置と
上記現像剤回収器とが画像形成装置本体に装着された状
態で上記受入口が上記排出口の下方に位置するので、受
入口と排出口とが水平方向に並んでいる場合における受
入口と排出口との連通部分に現像剤が残留して現像剤回
収器や現像装置を着脱する際に現像剤の飛散を生じると
いう不具合を防止し、劣化現像剤を容易に廃棄できると
ともに現像剤による汚染を防止してユーザーの信頼性を
向上できる画像形成装置を提供することができる。
【0068】請求項2記載の発明によれば、トナーとキ
ャリアとからなる現像剤を用いて像担持体の現像を行う
現像装置と、この現像装置から排出される現像剤を回収
する現像剤回収器とを有し、上記現像装置が上記現像剤
回収器へ現像剤を排出する排出口を有し、上記現像剤回
収器が上記排出口から排出される現像剤を受け入れる受
入口を有し、上記現像装置と上記現像剤回収器とのうち
少なくとも上記現像剤回収器が画像形成装置本体に対し
て着脱可能な画像形成装置において、画像形成装置本体
から上記現像剤回収器又は上記現像装置が離脱した状態
で上記排出口を閉鎖する排出口シャッタ部材を有し、こ
の排出口シャッタ部材が、上記排出口を、上記現像剤回
収器の画像形成装置本体への着脱方向に非平行な方向に
開閉するので、劣化現像剤を容易に廃棄できるととも
に、画像形成装置本体から離脱した状態で排出口を閉鎖
することができるから現像剤回収器や現像装置を着脱す
る際の現像剤の飛散による汚染を防止してユーザーの信
頼性を向上できる画像形成装置を提供することができ
る。
【0069】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の画像形成装置において、上記現像装置と上記現像剤
回収器とが画像形成装置本体に装着された状態で上記受
入口が上記排出口の下方に位置するので、受入口と排出
口とが水平方向に並んでいる場合における受入口と排出
口との連通部分に現像剤が残留して現像剤回収器や現像
装置を着脱する際に現像剤の飛散を生じるという不具合
を防止し、劣化現像剤を容易に廃棄できるとともに現像
剤による汚染を防止してユーザーの信頼性を向上できる
画像形成装置を提供することができる。
【0070】請求項4記載の発明によれば、請求項2又
は3の何れか1つに記載の画像形成装置において、上記
現像装置が、上記排出口と、上記現像装置本体から上記
排出口に向けて現像剤が通過する通過口とを有する現像
剤排出部材を有するので、劣化現像剤を排出するスペー
スを設けた現像装置を有する画像形成装置を提供するこ
とができる。
【0071】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の画像形成装置において、上記現像剤排出部材は、上
記現像装置本体に突設された円筒状の部材であって、そ
の周面に上記排出口と上記通過口とを有し、上記排出口
シャッタ部材は、その周面に上記排出口と連通可能な第
1の孔と上記通過口と連通可能な第2の孔とを有し、上
記現像剤排出部材の内部に上記現像剤排出部材に対して
回転自在に設けられた円筒状の部材であるので、排出口
を、劣化現像剤を排出するスペースに回転自在に設けた
排出口シャッタ部材により閉じることができ、従来用い
られていた平板状のシャッタ部材を使用するよりも確実
に排出口を閉鎖し、現像剤回収器や現像装置を着脱する
際に現像剤の飛散を生じるという不具合を防止しするこ
とによって現像剤による汚染を防止してユーザーの信頼
性を向上できる画像形成装置を提供することができる。
【0072】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の画像形成装置において、上記現像剤排出部材はその
周面に上記現像剤回収器の画像形成装置への着脱方向に
非平行な方向に形成された第1の長孔を有し、上記排出
口シャッタ部材はその周面に、第1の長孔に摺動可能で
あって上記現像剤排出部材の周面より突出した摺動部材
を有し、上記現像剤回収器は、上記摺動部材と係合可能
な第1の係合部材を有し、上記現像剤回収器を上記現像
装置が装着された状態の画像形成装置本体に装着すると
き、又は、上記現像装置を上記現像剤回収器が装着され
た状態の画像形成装置本体に装着するときに、上記摺動
部材が第1の係合部材に係合し、上記排出口シャッタ部
材が回転し、上記現像装置と上記現像剤回収器とが共に
画像形成装置本体に装着された状態で、上記排出口と第
1の孔とが連通し、上記通過口と第2の孔とが連通する
ので、比較的簡易な構成で現像剤回収器または現像装置
の着脱に連動して回転する排出口シャッタ部材により、
排出口と第1の孔との、および通過口と第2の孔との、
連通、非連通状態を確実に設定でき、現像剤回収器や現
像装置を着脱する際に現像剤の飛散を生じるという不具
合を防止することによって現像剤による汚染を防止して
ユーザーの信頼性を向上できる画像形成装置を提供する
ことができる。
【0073】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の画像形成装置において、第1の長孔は上記現像剤排
出部材の周面に螺旋状に形成されているので、排出口シ
ャッタ部材をスムーズに回動することができる画像形成
装置を提供することができる。
【0074】請求項8記載の発明によれば、請求項6又
は7記載の画像形成装置において、上記摺動部材は上記
排出口シャッタ部材の周面に螺旋状に形成された突条で
あるので、排出口シャッタ部材をスムーズに回動するこ
とができる画像形成装置を提供することができる。
【0075】請求項9記載の発明によれば、請求項5記
載の画像形成装置において、上記現像剤排出部材はその
周面に上記現像剤回収器の画像形成装置本体への着脱方
向に非平行な方向に形成された第1の長孔を有し、上記
排出口シャッタ部材はその周面に、第1の長孔に少なく
とも一部が連通可能な係合孔を有し、上記現像剤回収器
は、第1の長孔と連通した上記係合孔に係合可能な第1
の係合部材を有し、上記現像剤回収器を上記現像装置が
装着された状態の画像形成装置本体に装着するとき、又
は、上記現像装置を上記現像剤回収器が装着された状態
の画像形成装置本体に装着するときに、第1の係合部材
が上記孔に係合し、上記排出口シャッタ部材が回転し、
上記現像装置と上記現像剤回収器とが共に画像形成装置
本体に装着された状態で、上記排出口と第1の孔とが連
通し、上記通過口と第2の孔とが連通するので、比較的
簡易な他の構成で現像剤回収器または現像装置の着脱に
連動して回転する排出口シャッタ部材により、排出口と
第1の孔との、および通過口と第2の孔との、連通、非
連通状態を確実に設定でき、現像剤回収器や現像装置を
着脱する際に現像剤の飛散を生じるという不具合を防止
することによって現像剤による汚染を防止してユーザー
の信頼性を向上できる画像形成装置を提供することがで
きる。
【0076】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の画像形成装置において、第1の長孔は上記現像剤
排出部材の周面に螺旋状に形成されているので、排出口
シャッタ部材をスムーズに回動することができる画像形
成装置を提供することができる。
【0077】請求項11記載の発明によれば、請求項4
又は5記載の画像形成装置において、画像形成装置本体
から上記現像剤回収器又は上記現像装置が離脱した状態
で上記受入口を閉鎖する受入口シャッタ部材を有し、こ
の受入口シャッタ部材が、上記受入口を、上記現像剤回
収器の画像形成装置への着脱方向に非平行な方向に開閉
するので、受入口シャッタ部材の受入口の開閉方向と排
出口シャッタ部材の排出口の開閉方向とを平行にするこ
とができ得る画像形成装置を提供することができる。
【0078】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載の画像形成装置において、上記現像剤排出部材は
その周面に上記現像剤回収器の画像形成装置本体への着
脱方向に非平行な方向に形成された長孔を有し、上記排
出口シャッタ部材は、上記長孔に摺動可能であって上記
現像剤排出部材の周面より突出した係合部材を有し、上
記現像剤回収器を上記現像装置が装着された状態の画像
形成装置本体に装着するとき、又は、上記現像装置を上
記現像剤回収器が装着された状態の画像形成装置本体に
装着するときに、上記係合部材が上記受入口シャッタ部
材に係合し、上記現像装置と上記現像剤回収器とが共に
画像形成装置本体に装着された状態で、上記排出口と上
記受入口とが連通するので、簡易な構成で、現像剤回収
器または現像装置の着脱に連動して回転する排出口シャ
ッタ部材により、受入口シャッタ部材を駆動し、排出口
と受入口との、さらにはこれらと通過口との、連通、非
連通状態を設定できるから、現像剤回収器や現像装置を
着脱する際に現像剤の飛散を生じるという不具合を防止
することによって現像剤による汚染を防止してユーザー
の信頼性を向上できる画像形成装置を提供することがで
きる。
【0079】請求項13記載の発明によれば、請求項6
ないし10の何れか1つに記載の画像形成装置におい
て、画像形成装置本体から上記現像剤回収器又は上記現
像装置が離脱した状態で上記受入口を閉鎖する受入口シ
ャッタ部材を有し、この受入口シャッタ部材が、上記現
像剤回収器の画像形成装置本体への着脱方向に非平行な
方向に開閉するので、受入口シャッタ部材の受入口の開
閉方向と排出口シャッタ部材の排出口の開閉方向とを平
行にすることができ得る画像形成装置を提供することが
できる。
【0080】請求項14記載の発明によれば、請求項1
3記載の画像形成装置において、上記現像剤排出部材は
その周面に上記現像剤回収器の画像形成装置本体への着
脱方向に非平行な方向に形成された第2の長孔を有し、
上記排出口シャッタ部材は、第2の長孔に摺動可能であ
って上記現像剤排出部材の周面より突出した第2の係合
部材を有し、上記現像剤回収器を上記現像装置が装着さ
れた状態の画像形成装置本体に装着するとき、又は、上
記現像装置を上記現像剤回収器が装着された状態の画像
形成装置本体に装着するときに、第2の係合部材が上記
受入口シャッタ部材に係合し、上記現像装置と上記現像
剤回収器とが共に画像形成装置本体に装着された状態
で、上記排出口と上記受入口とが連通するので、簡易な
構成で、現像剤回収器または現像装置の着脱に連動して
回転する排出口シャッタ部材により、受入口シャッタ部
材を駆動し、排出口と受入口との、さらにはこれらと通
過口との、連通、非連通状態を設定できるから、現像剤
回収器や現像装置を着脱する際に現像剤の飛散を生じる
という不具合を防止することによって現像剤による汚染
を防止してユーザーの信頼性を向上できる画像形成装置
を提供することができる。
【0081】請求項15記載の発明によれば、請求項1
4記載の画像形成装置において、上記現像剤回収器を上
記現像装置が装着された状態の画像形成装置本体に装着
するとき、又は、上記現像装置を上記現像剤回収器が装
着された状態の画像形成装置本体に装着するときに、上
記受入口シャッタ部材が上記受入口を開口した後に、上
記排出口と第1の孔とが連通し、上記通過口と第2の孔
とが連通するので、現像装置から現像剤が排出され得る
状態で受入口が閉鎖されることが無く、現像装置から排
出された現像剤を確実に現像剤回収器に回収し、現像剤
回収器や現像装置を着脱する際に現像剤の飛散を生じる
という不具合を防止することによって現像剤による汚染
を防止してユーザーの信頼性をさらに向上できる画像形
成装置を提供することができる。
【0082】請求項16記載の発明によれば、請求項1
4又は15記載の画像形成装置において、上記現像剤回
収器を上記現像装置が装着された状態の画像形成装置本
体に装着するとき、又は、上記現像装置を上記現像剤回
収器が装着された状態の画像形成装置本体に装着すると
きに、上記排出口と第1の孔とが連通した後に、上記通
過口と第2の孔とが連通するので、排出口シャッタ部材
内に進入してきた現像剤が排出口から現像剤回収器に向
けて排出された後に排出口を閉鎖することができるか
ら、現像剤が排出口シャッタ部材を閉鎖する際にシャッ
タ部材がスライドする部分に侵入することを防止して排
出口シャッタ部材による排出口の開閉不良を防止できる
とともに、排出口の開口時等に現像剤の飛散が発生する
ことを防止できる画像形成装置を提供することができ
る。
【0083】請求項17記載の発明によれば、請求項1
4ないし16の何れか1つに記載の画像形成装置におい
て、第2の長孔が上記排出口であるので、第2の長孔と
排出口を共通化して、より簡素な構成の現像剤排出機構
を得ることができる画像形成装置を提供することができ
る。
【0084】請求項18記載の発明によれば、請求項6
ないし10の何れか1つ又は請求項13ないし17の何
れか1つに記載の画像形成装置において、第1の係合部
材は、上記受入口に関し、上記受入口に対して上記排出
口が相対移動する側の反対側に配設されているので、現
像剤回収器または現像装置の着脱時に、排出口が、第1
の係合部材上を移動することがないから、第1の係合部
材に現像剤が付着して排出口シャッタ部材の作動を悪化
させ現像剤のシール性を低下させたり、現像剤が可動部
に侵入して耐久性を低下させたりすることが無く、現像
剤の飛散を防止することによって現像剤による汚染を防
止してユーザーの信頼性を向上できる、長寿命の画像形
成装置を提供することができる。
【0085】請求項19記載の発明によれば、請求項1
ないし18の何れか1つに記載の画像形成装置におい
て、上記現像装置に現像剤を供給する現像剤供給器を有
し、上記現像装置は上記現像剤供給器から現像剤を供給
される供給口を有し、この供給口は上記通過口より上位
に配設されているので、供給口から現像剤を供給するこ
とで余剰となった現像剤をオーバーフローにより通過口
から現像装置外に排出することができる画像形成装置を
提供することができる。
【0086】請求項20記載の発明によれば、請求項1
9記載の画像形成装置において、上記現像剤供給器と上
記現像剤回収器とが一体であるので、現像剤供給器と現
像剤回収器とを一体的に画像形成装置本体に対して着脱
することでき、現像剤供給器に収容できる新規現像剤量
と、現像剤供給器が新規現像剤を現像装置に供給する速
度と、現像剤回収器に収容できる劣化現像剤量と、現像
装置が劣化現像剤を現像剤回収器に排出する速度とを調
節し、現像剤供給器が空になるまでの時間と、現像剤回
収器がいっぱいになるまでの時間とがほぼ同時になるよ
うにすれば、新規現像剤の補給と劣化現像剤の廃棄とを
同時に行うことができ、メンテナンス性を向上すること
ができ、ユーザーにとって使い勝手の良い画像形成装置
を提供することができる。
【0087】請求項21記載の発明によれば、請求項1
ないし20の何れか1つに記載の画像形成装置におい
て、上記像担持体上に残留したトナーを除去するクリー
ニング装置と、このクリーニング装置によって除去され
たトナーを回収するトナー回収器とを有し、このトナー
回収器と上記現像剤回収器とが一体であるので、トナー
回収器と現像剤回収器とを一体的に画像形成装置本体に
対して着脱することでき、トナー回収器に収容できる残
留トナー量と、像担持体上に生じる残留トナー量と、現
像剤回収器に収容できる劣化現像剤量と、現像装置が劣
化現像剤を現像剤回収器に排出する速度とを調節し、ト
ナー回収器がいっぱいになるまでの時間と、現像剤回収
器がいっぱいになるまでの時間とがほぼ同時になるよう
にすれば、残留トナーの廃棄と劣化現像剤の廃棄とを同
時に行うことができ、メンテナンス性を向上することが
でき、ユーザーにとって使い勝手の良い画像形成装置を
提供することができる。
【0088】請求項22記載の発明によれば、請求項1
ないし21の何れか1つに記載の画像形成装置におい
て、上記現像装置を複数有し、この各現像装置毎に異な
る色のトナーを用いて複数色の画像形成を行うので、カ
ラー画像を形成することができる画像形成装置を提供す
ることができる。
【0089】請求項23記載の発明によれば、請求項2
2記載の画像形成装置において、上記各現像装置毎に上
記現像剤回収器を1つ有するので、各現像装置の使用頻
度が異なり劣化現像剤の回収量が異なる場合であって
も、いっぱいになった現像剤回収器のみを取り出して劣
化現像剤を廃棄することができる画像形成装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置の概略図であ
る。
【図2】図1に示した作像ユニットの1つを示す概略図
である。
【図3】図2に示した現像装置の斜視図である。
【図4】現像装置の平断面図である。
【図5】本発明を適用した現像剤回収機構を示す側断面
図である。
【図6】図5のVI−VI断面である。
【図7】排出口シャッタ部材の一部の斜視図である。
【図8】現像剤供給回収ユニットの斜視図である。
【図9】作像ユニットの一部の斜視図である。
【図10】クリーニング装置の一部の斜視図である。
【図11】第1の実施例において連通口、排出口および
受入口が閉鎖された状態を示す側断面図である。
【図12】第1の実施例において連通口、排出口および
受入口が開口した状態を示す側断面図である。
【図13】第2の実施例において連通口、排出口および
受入口が閉鎖された状態を示す側断面図である。
【図14】第2の実施例において受入口のみが開口した
状態を示す側断面図である。
【図15】第2の実施例において連通口、排出口および
受入口が開口した状態を示す側断面図である。
【図16】第3の実施例において連通口が閉鎖され、排
出口および受入口が開口した状態を示す側断面図であ
る。
【図17】第3の実施例において連通口、排出口および
受入口が開口した状態を示す側断面図である。
【図18】第2、第3の実施例における排出口シャッタ
部材の一部を示す斜視図である。
【図19】第2、第3の実施例における受入口シャッタ
部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
1(Y、M、C、B) 像担持体 6(Y、M、C、B) 現像装置 8(Y、M、C、B) 現像剤供給器 36(Y、M、C、B) 現像剤排出部材 47(Y、M、C、B) 通過口 48(Y、M、C、B) 供給口 60(Y、M、C、B) 排出口、排出口である長孔 61(Y、M、C、B) 排出口シャッタ部材 63(Y、M、C、B) 排出口と連通可能な孔 64(Y、M、C、B) 通過口と連通可能な孔 65(Y、M、C、B) 現像剤排出部材の周面に形
成された長孔 66(Y、M、C、B) 摺動部材 67、67‘(Y、M、C、B) 排出口シャッタ部
材に設けられ受入口シャッタ部材に係合可能な係合部材 68(Y、M、C、B) 受入口 69(Y、M、C、B) 現像剤回収器 72(Y、M、C、B) 受入口シャッタ部材 76(Y、M、C、B) 現像剤回収器に設けられ摺
動部材と係合可能な係合部材 84(Y、M、C、B) トナー回収器 88(Y、M、C、B) クリーニング装置 100 画像形成装置 D、E 排出口シャッタ部材が排出口を開閉する方向 H 受入口シャッタ部材が受入口を開閉する方向
フロントページの続き (72)発明者 平松 正己 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 藤代 宇貢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 上田 正之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H077 AB02 AB14 AC02 AC16 AD06 AD13 AD32 BA08 BA09 CA19 EA03 GA04 GA13

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーとキャリアとからなる現像剤を用い
    て像担持体の現像を行う現像装置と、この現像装置から
    排出される現像剤を回収する現像剤回収器とを有し、上
    記現像装置が上記現像剤回収器へ現像剤を排出する排出
    口を有し、上記現像剤回収器が上記排出口から排出され
    る現像剤を受け入れる受入口を有し、上記現像装置と上
    記現像剤回収器とのうち少なくとも上記現像剤回収器が
    画像形成装置本体に対して着脱可能な画像形成装置にお
    いて、 上記現像装置と上記現像剤回収器とが画像形成装置本体
    に装着された状態で上記受入口が上記排出口の下方に位
    置することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】トナーとキャリアとからなる現像剤を用い
    て像担持体の現像を行う現像装置と、この現像装置から
    排出される現像剤を回収する現像剤回収器とを有し、上
    記現像装置が上記現像剤回収器へ現像剤を排出する排出
    口を有し、上記現像剤回収器が上記排出口から排出され
    る現像剤を受け入れる受入口を有し、上記現像装置と上
    記現像剤回収器とのうち少なくとも上記現像剤回収器が
    画像形成装置本体に対して着脱可能な画像形成装置にお
    いて、 画像形成装置本体から上記現像剤回収器又は上記現像装
    置が離脱した状態で上記排出口を閉鎖する排出口シャッ
    タ部材を有し、この排出口シャッタ部材が、上記排出口
    を、上記現像剤回収器の画像形成装置本体への着脱方向
    に非平行な方向に開閉することを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、上
    記現像装置と上記現像剤回収器とが画像形成装置本体に
    装着された状態で上記受入口が上記排出口の下方に位置
    することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3の何れか1つに記載の画像
    形成装置において、上記現像装置が、上記排出口と、上
    記現像装置本体から上記排出口に向けて現像剤が通過す
    る通過口とを有する現像剤排出部材を有することを特徴
    とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像形成装置において、上
    記現像剤排出部材は、上記現像装置本体に突設された円
    筒状の部材であって、その周面に上記排出口と上記通過
    口とを有し、上記排出口シャッタ部材は、その周面に上
    記排出口と連通可能な第1の孔と上記通過口と連通可能
    な第2の孔とを有し、上記現像剤排出部材の内部に上記
    現像剤排出部材に対して回転自在に設けられた円筒状の
    部材であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の画像形成装置において、上
    記現像剤排出部材はその周面に上記現像剤回収器の画像
    形成装置への着脱方向に非平行な方向に形成された第1
    の長孔を有し、上記排出口シャッタ部材はその周面に、
    第1の長孔に摺動可能であって上記現像剤排出部材の周
    面より突出した摺動部材を有し、上記現像剤回収器は、
    上記摺動部材と係合可能な第1の係合部材を有し、上記
    現像剤回収器を上記現像装置が装着された状態の画像形
    成装置本体に装着するとき、又は、上記現像装置を上記
    現像剤回収器が装着された状態の画像形成装置本体に装
    着するときに、上記摺動部材が第1の係合部材に係合
    し、上記排出口シャッタ部材が回転し、上記現像装置と
    上記現像剤回収器とが共に画像形成装置本体に装着され
    た状態で、上記排出口と第1の孔とが連通し、上記通過
    口と第2の孔とが連通することを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の画像形成装置において、第
    1の長孔は上記現像剤排出部材の周面に螺旋状に形成さ
    れていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は7記載の画像形成装置におい
    て、上記摺動部材は上記排出口シャッタ部材の周面に螺
    旋状に形成された突条であることを特徴とする画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】請求項5記載の画像形成装置において、上
    記現像剤排出部材はその周面に上記現像剤回収器の画像
    形成装置本体への着脱方向に非平行な方向に形成された
    第1の長孔を有し、上記排出口シャッタ部材はその周面
    に、第1の長孔に少なくとも一部が連通可能な係合孔を
    有し、上記現像剤回収器は、第1の長孔と連通した上記
    係合孔に係合可能な第1の係合部材を有し、上記現像剤
    回収器を上記現像装置が装着された状態の画像形成装置
    本体に装着するとき、又は、上記現像装置を上記現像剤
    回収器が装着された状態の画像形成装置本体に装着する
    ときに、第1の係合部材が上記孔に係合し、上記排出口
    シャッタ部材が回転し、上記現像装置と上記現像剤回収
    器とが共に画像形成装置本体に装着された状態で、上記
    排出口と第1の孔とが連通し、上記通過口と第2の孔と
    が連通することを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の画像形成装置において、
    第1の長孔は上記現像剤排出部材の周面に螺旋状に形成
    されていることを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項4又は5記載の画像形成装置にお
    いて、画像形成装置本体から上記現像剤回収器又は上記
    現像装置が離脱した状態で上記受入口を閉鎖する受入口
    シャッタ部材を有し、この受入口シャッタ部材が、上記
    受入口を、上記現像剤回収器の画像形成装置への着脱方
    向に非平行な方向に開閉することを特徴とする画像形成
    装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の画像形成装置におい
    て、上記現像剤排出部材はその周面に上記現像剤回収器
    の画像形成装置本体への着脱方向に非平行な方向に形成
    された長孔を有し、上記排出口シャッタ部材は、上記長
    孔に摺動可能であって上記現像剤排出部材の周面より突
    出した係合部材を有し、上記現像剤回収器を上記現像装
    置が装着された状態の画像形成装置本体に装着すると
    き、又は、上記現像装置を上記現像剤回収器が装着され
    た状態の画像形成装置本体に装着するときに、上記係合
    部材が上記受入口シャッタ部材に係合し、上記現像装置
    と上記現像剤回収器とが共に画像形成装置本体に装着さ
    れた状態で、上記排出口と上記受入口とが連通すること
    を特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項6ないし10の何れか1つに記載
    の画像形成装置において、画像形成装置本体から上記現
    像剤回収器又は上記現像装置が離脱した状態で上記受入
    口を閉鎖する受入口シャッタ部材を有し、この受入口シ
    ャッタ部材が、上記現像剤回収器の画像形成装置本体へ
    の着脱方向に非平行な方向に開閉することを特徴とする
    画像形成装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の画像形成装置におい
    て、上記現像剤排出部材はその周面に上記現像剤回収器
    の画像形成装置本体への着脱方向に非平行な方向に形成
    された第2の長孔を有し、上記排出口シャッタ部材は、
    第2の長孔に摺動可能であって上記現像剤排出部材の周
    面より突出した第2の係合部材を有し、上記現像剤回収
    器を上記現像装置が装着された状態の画像形成装置本体
    に装着するとき、又は、上記現像装置を上記現像剤回収
    器が装着された状態の画像形成装置本体に装着するとき
    に、第2の係合部材が上記受入口シャッタ部材に係合
    し、上記現像装置と上記現像剤回収器とが共に画像形成
    装置本体に装着された状態で、上記排出口と上記受入口
    とが連通することを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載の画像形成装置におい
    て、上記現像剤回収器を上記現像装置が装着された状態
    の画像形成装置本体に装着するとき、又は、上記現像装
    置を上記現像剤回収器が装着された状態の画像形成装置
    本体に装着するときに、上記受入口シャッタ部材が上記
    受入口を開口した後に、上記排出口と第1の孔とが連通
    し、上記通過口と第2の孔とが連通することを特徴とす
    る画像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項14又は15記載の画像形成装置
    において、上記現像剤回収器を上記現像装置が装着され
    た状態の画像形成装置本体に装着するとき、又は、上記
    現像装置を上記現像剤回収器が装着された状態の画像形
    成装置本体に装着するときに、上記排出口と第1の孔と
    が連通した後に、上記通過口と第2の孔とが連通するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】請求項14ないし16の何れか1つに記
    載の画像形成装置において、第2の長孔が上記排出口で
    あることを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】請求項6ないし10の何れか1つ又は請
    求項13ないし17の何れか1つに記載の画像形成装置
    において、第1の係合部材は、上記受入口に関し、上記
    受入口に対して上記排出口が相対移動する側の反対側に
    配設されていることを特徴とする画像形成装置。
  19. 【請求項19】請求項1ないし18の何れか1つに記載
    の画像形成装置において、上記現像装置に現像剤を供給
    する現像剤供給器を有し、上記現像装置は上記現像剤供
    給器から現像剤を供給される供給口を有し、この供給口
    は上記通過口より上位に配設されていることを特徴とす
    る画像形成装置。
  20. 【請求項20】請求項19記載の画像形成装置におい
    て、上記現像剤供給器と上記現像剤回収器とが一体であ
    ることを特徴とする画像形成装置。
  21. 【請求項21】請求項1ないし20の何れか1つに記載
    の画像形成装置において、上記像担持体上に残留したト
    ナーを除去するクリーニング装置と、このクリーニング
    装置によって除去されたトナーを回収するトナー回収器
    とを有し、このトナー回収器と上記現像剤回収器とが一
    体であることを特徴とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】請求項1ないし21の何れか1つに記載
    の画像形成装置において、上記現像装置を複数有し、こ
    の各現像装置毎に異なる色のトナーを用いて複数色の画
    像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  23. 【請求項23】請求項22記載の画像形成装置におい
    て、上記各現像装置毎に上記現像剤回収器を1つ有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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