JP2000105356A - メガネのレンズ取付構造 - Google Patents
メガネのレンズ取付構造Info
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C1/00—Assemblies of lenses with bridges or browbars
- G02C1/02—Bridge or browbar secured to lenses without the use of rims
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Eyeglasses (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 レンズをがたつくことなく確実に保持するこ
ができ、しかも、レンズ面が清掃しやすく、安全性にも
優れたメガネのレンズ取付構造を提供する。 【解決手段】 メガネのレンズ取付構造10は、レンズ
12を含む。レンズ12の端縁近傍には、楕円状の貫通
孔14が設けられる。貫通孔14には、レンズ12の一
方主面側から、智16のレンズ挟持部22に設けられた
楕円柱状の挿嵌柱状体24が嵌合される。挿嵌柱状体2
4は、有底孔26を有し、有底孔26の内周面にはねじ
部24aが形成される。挿嵌柱状体24は、レンズ挟持
部22と共に智16と一体的に形成される。レンズ12
の他方主面側からは、留め具18が挿通される。留め具
18は、周囲に雄ねじ部28aを有する固定部28と頭
部30とを含む。固定部28の周囲に密着部材32が介
装された状態で、留め具18が挿通される。このとき、
留め具18の固定部28が挿嵌柱状体24のねじ部24
aに螺合され固定される。
ができ、しかも、レンズ面が清掃しやすく、安全性にも
優れたメガネのレンズ取付構造を提供する。 【解決手段】 メガネのレンズ取付構造10は、レンズ
12を含む。レンズ12の端縁近傍には、楕円状の貫通
孔14が設けられる。貫通孔14には、レンズ12の一
方主面側から、智16のレンズ挟持部22に設けられた
楕円柱状の挿嵌柱状体24が嵌合される。挿嵌柱状体2
4は、有底孔26を有し、有底孔26の内周面にはねじ
部24aが形成される。挿嵌柱状体24は、レンズ挟持
部22と共に智16と一体的に形成される。レンズ12
の他方主面側からは、留め具18が挿通される。留め具
18は、周囲に雄ねじ部28aを有する固定部28と頭
部30とを含む。固定部28の周囲に密着部材32が介
装された状態で、留め具18が挿通される。このとき、
留め具18の固定部28が挿嵌柱状体24のねじ部24
aに螺合され固定される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、メガネのレンズ取付
構造に関し、特に、フレームのテンプル部分,ブリッジ
部分等のメガネの部品の連結部にレンズを取り付けるた
めのレンズの取付構造を改良したもので、例えば縁なし
メガネに適用される、メガネのレンズ取付構造に関す
る。
構造に関し、特に、フレームのテンプル部分,ブリッジ
部分等のメガネの部品の連結部にレンズを取り付けるた
めのレンズの取付構造を改良したもので、例えば縁なし
メガネに適用される、メガネのレンズ取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図51は本願発明の背景となる従来のメ
ガネのレンズ取付構造の一例を示す要部斜視図である。
この従来のメガネのレンズ取付構造1は、円形の貫通孔
2aを有するレンズ2を含む。レンズ2の表面側から
は、ブリッジ3の一方の端部に固着された雄ねじ部材4
が挿通される。そして、レンズ2の裏面側からは、雄ね
じ部材4の雄ねじ部4aに、ナット部材5が螺合され
る。なお、パッド部6を支持するパッドアーム7の一端
部は、レンズ2の外周面の一部に設けられた切欠き部8
に嵌め込まれ係止される。なお、図51では図示してい
ないが、もう一方のレンズ(図示せず)も、同様の取付
構造によって、ブリッジ3の他方の連結端部に取り付け
られている。また、図51では図示していないが、レン
ズとフレームの智部分との連結部分についても、同様の
取付構造により連結されている。
ガネのレンズ取付構造の一例を示す要部斜視図である。
この従来のメガネのレンズ取付構造1は、円形の貫通孔
2aを有するレンズ2を含む。レンズ2の表面側から
は、ブリッジ3の一方の端部に固着された雄ねじ部材4
が挿通される。そして、レンズ2の裏面側からは、雄ね
じ部材4の雄ねじ部4aに、ナット部材5が螺合され
る。なお、パッド部6を支持するパッドアーム7の一端
部は、レンズ2の外周面の一部に設けられた切欠き部8
に嵌め込まれ係止される。なお、図51では図示してい
ないが、もう一方のレンズ(図示せず)も、同様の取付
構造によって、ブリッジ3の他方の連結端部に取り付け
られている。また、図51では図示していないが、レン
ズとフレームの智部分との連結部分についても、同様の
取付構造により連結されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図51
の従来例に示すメガネのレンズ取付構造1では、レンズ
2の表面側から雄ねじ部材4が挿通され、レンズ2の裏
面側からナット部材5が螺合されるので、レンズ2の裏
面側に雄ねじ部材4や角部を有するナット部材5などの
突出部分が形成される。そのため、レンズ2を清掃用布
等で拭く時に、その突出部分が引っ掛かり、清掃用布等
が破れてしまうことがあった。したがって、レンズ2の
清掃に不向きであった。また、使用者がこの従来例のメ
ガネ1をかけている時に、例えば使用者が何かにぶつか
るなどしてメガネ1に衝撃等が加わった場合の安全性に
も問題があった。さらに、従来例に示すメガネのレンズ
取付構造1が例えばレンズ2と智部分との取付構造に適
用された場合、レンズ2の貫通孔2aの形状が円形であ
るため、雄ねじ部材4の首部がレンズ2の貫通孔2a内
で回って、ナット部材5と共にレンズ2面に対して共回
りする恐れがあった。すなわち、レンズ2とブリッジ3
や智部分(図51では図示せず)との連結部において、
レンズ2ががたつく恐れがあり、レンズ2をしっかりと
保持・固定することが不充分なものであった。それゆえ
に、本願発明の主たる目的は、レンズをがたつくことな
く確実に保持することができ、しかも、レンズ面が清掃
しやすく、安全性にも優れたメガネのレンズ取付構造を
提供するものである。
の従来例に示すメガネのレンズ取付構造1では、レンズ
2の表面側から雄ねじ部材4が挿通され、レンズ2の裏
面側からナット部材5が螺合されるので、レンズ2の裏
面側に雄ねじ部材4や角部を有するナット部材5などの
突出部分が形成される。そのため、レンズ2を清掃用布
等で拭く時に、その突出部分が引っ掛かり、清掃用布等
が破れてしまうことがあった。したがって、レンズ2の
清掃に不向きであった。また、使用者がこの従来例のメ
ガネ1をかけている時に、例えば使用者が何かにぶつか
るなどしてメガネ1に衝撃等が加わった場合の安全性に
も問題があった。さらに、従来例に示すメガネのレンズ
取付構造1が例えばレンズ2と智部分との取付構造に適
用された場合、レンズ2の貫通孔2aの形状が円形であ
るため、雄ねじ部材4の首部がレンズ2の貫通孔2a内
で回って、ナット部材5と共にレンズ2面に対して共回
りする恐れがあった。すなわち、レンズ2とブリッジ3
や智部分(図51では図示せず)との連結部において、
レンズ2ががたつく恐れがあり、レンズ2をしっかりと
保持・固定することが不充分なものであった。それゆえ
に、本願発明の主たる目的は、レンズをがたつくことな
く確実に保持することができ、しかも、レンズ面が清掃
しやすく、安全性にも優れたメガネのレンズ取付構造を
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明
は、レンズの端縁近傍に形成された貫通孔に挿通される
挿嵌柱状体を具備する連結部材と、挿嵌柱状体に固定さ
れる固定部を有する留め具とによってレンズをテンプル
および/またはブリッジの連結部に取り付けるメガネの
レンズ取付構造において、挿嵌柱状体に留め具の固定部
が固定されたとき、連結部材のレンズ面側の一部と留め
具のレンズ面側の一部とがレンズに密着してレンズを挟
持するように、連結部材および留め具が形成された、メ
ガネのレンズ取付構造である。請求項2にかかる発明
は、レンズの端縁近傍に形成された貫通孔に嵌合される
挿嵌柱状体を具備する連結部材と、挿嵌柱状体に嵌合さ
れる凸部または凹部を備えた固定部を有する留め具とに
よってレンズをテンプルおよび/またはブリッジの連結
部に取り付けるメガネのレンズ取付構造において、挿嵌
柱状体に留め具の固定部が嵌合されたとき、連結部材の
レンズ面側の一部と留め具のレンズ面側の一部とがレン
ズに密着してレンズを挟持するように、連結部材および
留め具が形成された、請求項1に従属するメガネのレン
ズ取付構造である。請求項3にかかる発明は、連結部材
の挿嵌柱状体が、楕円柱状で、レンズに形成された楕円
状の貫通孔に嵌合されるように形成され、且つ、挿嵌柱
状体に連接され、レンズ面側の一部に密着するレンズ挟
持部を有する、請求項1または請求項2に従属するメガ
ネのレンズ取付構造である。請求項4にかかる発明は、
留め具が、連結部材のレンズ挟持部と対向し、連結部材
と協働して、レンズを挟持する留め部を含む、請求項3
に従属するメガネのレンズ取付構造である。請求項5に
かかる発明は、留め具が、頭部と挿嵌柱状体に固定され
る凸部または凹部からなる固定部とを一体的に形成した
固定部材と、固定部材の頭部とレンズ面との間に配置さ
れ、固定部材の凸部または凹部の周囲に介装されて、固
定部材とレンズとを少なくともその一部において密着さ
せる密着部材とを含む、請求項1ないし請求項4のいず
れかに従属するメガネのレンズ取付構造である。請求項
6にかかる発明は、留め具の固定部にねじ部が形成さ
れ、且つ、挿嵌柱状体の固定部にもねじ部が形成され、
留め具の固定部のねじ部と挿嵌柱状体の固定部のねじ部
とが螺合されることによって、連結部材に留め具が固定
される、請求項1ないし請求項5のいずれかに従属する
メガネのレンズ取付構造である。請求項7にかかる発明
は、留め具の固定部の凸部の周囲に雄ねじ部が形成さ
れ、連結部材の挿嵌柱状体の先端近傍において留め具の
固定部が固定される部位に雌ねじ部が形成された、請求
項1ないし請求項6のいずれかに従属するメガネのレン
ズ取付構造である。請求項8にかかる発明は、留め具の
固定部の凹部の内部に雌ねじ部が形成され、連結部材の
挿嵌柱状体の先端近傍において留め具の固定部が固定さ
れる部位に雄ねじ部が形成された、請求項1ないし請求
項6のいずれかに従属するメガネのレンズ取付構造であ
る。請求項9にかかる発明は、密着部材が、留め具の固
定部の周囲に介装される、請求項5ないし請求項8のい
ずれかに従属するメガネのレンズ取付構造である。請求
項10にかかる発明は、密着部材が、留め具の固定部の
凸部の周囲に介装される、請求項5ないし請求項9のい
ずれかに従属するメガネのレンズ取付構造である。請求
項11にかかる発明は、密着部材が、比較的柔軟な素材
をもって形成される、請求項5ないし請求項10のいず
れかに従属するメガネのレンズ取付構造である。請求項
12にかかる発明は、連結部材の挿嵌柱状体が、留め具
の固定部を固定する有底孔を有する、請求項1ないし請
求項11のいずれかに従属するメガネのレンズ取付構造
である。請求項13にかかる発明は、レンズに形成され
た孔および/または段差部に嵌合する凸部が、連結部材
のレンズ挟持部に形成された、請求項1ないし請求項1
2のいずれかに従属するメガネのレンズ取付構造であ
る。請求項14にかかる発明は、連結部材が、レンズに
形成された段差部に対応する外形を有し、連結部材がレ
ンズに固定されたときに、段差部によってレンズに密に
固定されるように形成された、請求項13に従属するメ
ガネのレンズ取付構造である。請求項15にかかる発明
は、留め具の固定部近傍においてレンズの方向に向けて
ピンからなる凸部が連結部材のレンズ挟持部に突き出し
設けられ、レンズに形成された孔にピンが挿通されて固
定されるように形成された、請求項13に従属するメガ
ネのレンズ取付構造である。請求項16にかかる発明
は、連結部材がレンズの外周面側の一部を支持する支持
片を含み、支持片は、レンズの外周面側の一部に沿った
面を有する凸片で形成され、連結部材がレンズに固定さ
れたとき、レンズの外周面の一部に密着するように配置
される、請求項1ないし請求項15のいずれかに従属す
るメガネのレンズ取付構造である。請求項17にかかる
発明は、挿嵌柱状体が連結部材と一体的に形成された、
請求項1ないし請求項16のいずれかに従属するメガネ
のレンズ取付構造である。請求項18にかかる発明は、
挿嵌柱状体が連結部材と別部材として形成され、連結部
材がレンズの貫通孔と連通する貫通孔を含み、別部材と
しての挿嵌柱状体が連結部材の貫通孔を介してレンズの
貫通孔に挿通または嵌合される、請求項1ないし請求項
16のいずれかに従属するメガネのレンズ取付構造であ
る。請求項19にかかる発明は、別部材としての挿嵌柱
状体が、頭部と凸部または凹部を有する固定部とを有
し、連結部材が、別部材としての挿嵌柱状体の頭部を嵌
合する段差部を含む、請求項18に従属するメガネのレ
ンズ取付構造である。請求項20にかかる発明は、別部
材としての挿嵌柱状体が連結部材の貫通孔に挿通または
嵌合されたときに、別部材としての挿嵌柱状体の頭部が
連結部材の貫通孔の周縁部に係止される鍔部を有し、頭
部と鍔部とが一体的に形成される、請求項19に従属す
るメガネのレンズ取付構造である。請求項21にかかる
発明は、メガネのレンズ取付構造に適用されるレンズに
楕円状の貫通孔を形成する孔開け方法であって、レンズ
の孔開け部分を位置決めするために、レンズを所定の位
置に位置決めする工程と、所定の位置に配置された切削
体によってレンズの孔開け部分を切削し、レンズに初期
的な貫通孔を開ける工程と、初期的な貫通孔を開けた切
削体の位置を変えることなく、レンズを楕円状の貫通孔
の長軸方向に所定の距離だけ、位置決めされたレンズを
移動案内する工程とを含む、孔開け方法である。請求項
22にかかる発明は、メガネのレンズ取付構造に適用さ
れるレンズに楕円状の貫通孔を形成する孔開け装置であ
って、孔開け装置は、ベッドと、ベッドの上方に配置さ
れ、レンズに貫通孔を開ける切削体と、ベッドおよび切
削体間に配置され、ベッド上面を往復移動自在に形成さ
れるテーブルと、テーブル上にレンズを所定の位置に位
置決めするジグとを含み、テーブルは、レンズの所定の
位置に楕円状の貫通孔を開けるために、楕円状の貫通孔
の長軸方向に、ジグを案内することを特徴とする、孔開
け装置である。請求項23にかかる発明は、テーブルが
所定の位置に複数の凸部および/または凹部からなる位
置決め部材を備え、ジグが前記テーブルの位置決め部に
嵌合される別の凸部および/または凹部からなる別の位
置決め部材を備え、さらに、ジグがレンズの形状,大き
さに対応してレンズが嵌め込まれる型部を備えたことを
特徴とする、請求項22に従属する孔開け装置である。
は、レンズの端縁近傍に形成された貫通孔に挿通される
挿嵌柱状体を具備する連結部材と、挿嵌柱状体に固定さ
れる固定部を有する留め具とによってレンズをテンプル
および/またはブリッジの連結部に取り付けるメガネの
レンズ取付構造において、挿嵌柱状体に留め具の固定部
が固定されたとき、連結部材のレンズ面側の一部と留め
具のレンズ面側の一部とがレンズに密着してレンズを挟
持するように、連結部材および留め具が形成された、メ
ガネのレンズ取付構造である。請求項2にかかる発明
は、レンズの端縁近傍に形成された貫通孔に嵌合される
挿嵌柱状体を具備する連結部材と、挿嵌柱状体に嵌合さ
れる凸部または凹部を備えた固定部を有する留め具とに
よってレンズをテンプルおよび/またはブリッジの連結
部に取り付けるメガネのレンズ取付構造において、挿嵌
柱状体に留め具の固定部が嵌合されたとき、連結部材の
レンズ面側の一部と留め具のレンズ面側の一部とがレン
ズに密着してレンズを挟持するように、連結部材および
留め具が形成された、請求項1に従属するメガネのレン
ズ取付構造である。請求項3にかかる発明は、連結部材
の挿嵌柱状体が、楕円柱状で、レンズに形成された楕円
状の貫通孔に嵌合されるように形成され、且つ、挿嵌柱
状体に連接され、レンズ面側の一部に密着するレンズ挟
持部を有する、請求項1または請求項2に従属するメガ
ネのレンズ取付構造である。請求項4にかかる発明は、
留め具が、連結部材のレンズ挟持部と対向し、連結部材
と協働して、レンズを挟持する留め部を含む、請求項3
に従属するメガネのレンズ取付構造である。請求項5に
かかる発明は、留め具が、頭部と挿嵌柱状体に固定され
る凸部または凹部からなる固定部とを一体的に形成した
固定部材と、固定部材の頭部とレンズ面との間に配置さ
れ、固定部材の凸部または凹部の周囲に介装されて、固
定部材とレンズとを少なくともその一部において密着さ
せる密着部材とを含む、請求項1ないし請求項4のいず
れかに従属するメガネのレンズ取付構造である。請求項
6にかかる発明は、留め具の固定部にねじ部が形成さ
れ、且つ、挿嵌柱状体の固定部にもねじ部が形成され、
留め具の固定部のねじ部と挿嵌柱状体の固定部のねじ部
とが螺合されることによって、連結部材に留め具が固定
される、請求項1ないし請求項5のいずれかに従属する
メガネのレンズ取付構造である。請求項7にかかる発明
は、留め具の固定部の凸部の周囲に雄ねじ部が形成さ
れ、連結部材の挿嵌柱状体の先端近傍において留め具の
固定部が固定される部位に雌ねじ部が形成された、請求
項1ないし請求項6のいずれかに従属するメガネのレン
ズ取付構造である。請求項8にかかる発明は、留め具の
固定部の凹部の内部に雌ねじ部が形成され、連結部材の
挿嵌柱状体の先端近傍において留め具の固定部が固定さ
れる部位に雄ねじ部が形成された、請求項1ないし請求
項6のいずれかに従属するメガネのレンズ取付構造であ
る。請求項9にかかる発明は、密着部材が、留め具の固
定部の周囲に介装される、請求項5ないし請求項8のい
ずれかに従属するメガネのレンズ取付構造である。請求
項10にかかる発明は、密着部材が、留め具の固定部の
凸部の周囲に介装される、請求項5ないし請求項9のい
ずれかに従属するメガネのレンズ取付構造である。請求
項11にかかる発明は、密着部材が、比較的柔軟な素材
をもって形成される、請求項5ないし請求項10のいず
れかに従属するメガネのレンズ取付構造である。請求項
12にかかる発明は、連結部材の挿嵌柱状体が、留め具
の固定部を固定する有底孔を有する、請求項1ないし請
求項11のいずれかに従属するメガネのレンズ取付構造
である。請求項13にかかる発明は、レンズに形成され
た孔および/または段差部に嵌合する凸部が、連結部材
のレンズ挟持部に形成された、請求項1ないし請求項1
2のいずれかに従属するメガネのレンズ取付構造であ
る。請求項14にかかる発明は、連結部材が、レンズに
形成された段差部に対応する外形を有し、連結部材がレ
ンズに固定されたときに、段差部によってレンズに密に
固定されるように形成された、請求項13に従属するメ
ガネのレンズ取付構造である。請求項15にかかる発明
は、留め具の固定部近傍においてレンズの方向に向けて
ピンからなる凸部が連結部材のレンズ挟持部に突き出し
設けられ、レンズに形成された孔にピンが挿通されて固
定されるように形成された、請求項13に従属するメガ
ネのレンズ取付構造である。請求項16にかかる発明
は、連結部材がレンズの外周面側の一部を支持する支持
片を含み、支持片は、レンズの外周面側の一部に沿った
面を有する凸片で形成され、連結部材がレンズに固定さ
れたとき、レンズの外周面の一部に密着するように配置
される、請求項1ないし請求項15のいずれかに従属す
るメガネのレンズ取付構造である。請求項17にかかる
発明は、挿嵌柱状体が連結部材と一体的に形成された、
請求項1ないし請求項16のいずれかに従属するメガネ
のレンズ取付構造である。請求項18にかかる発明は、
挿嵌柱状体が連結部材と別部材として形成され、連結部
材がレンズの貫通孔と連通する貫通孔を含み、別部材と
しての挿嵌柱状体が連結部材の貫通孔を介してレンズの
貫通孔に挿通または嵌合される、請求項1ないし請求項
16のいずれかに従属するメガネのレンズ取付構造であ
る。請求項19にかかる発明は、別部材としての挿嵌柱
状体が、頭部と凸部または凹部を有する固定部とを有
し、連結部材が、別部材としての挿嵌柱状体の頭部を嵌
合する段差部を含む、請求項18に従属するメガネのレ
ンズ取付構造である。請求項20にかかる発明は、別部
材としての挿嵌柱状体が連結部材の貫通孔に挿通または
嵌合されたときに、別部材としての挿嵌柱状体の頭部が
連結部材の貫通孔の周縁部に係止される鍔部を有し、頭
部と鍔部とが一体的に形成される、請求項19に従属す
るメガネのレンズ取付構造である。請求項21にかかる
発明は、メガネのレンズ取付構造に適用されるレンズに
楕円状の貫通孔を形成する孔開け方法であって、レンズ
の孔開け部分を位置決めするために、レンズを所定の位
置に位置決めする工程と、所定の位置に配置された切削
体によってレンズの孔開け部分を切削し、レンズに初期
的な貫通孔を開ける工程と、初期的な貫通孔を開けた切
削体の位置を変えることなく、レンズを楕円状の貫通孔
の長軸方向に所定の距離だけ、位置決めされたレンズを
移動案内する工程とを含む、孔開け方法である。請求項
22にかかる発明は、メガネのレンズ取付構造に適用さ
れるレンズに楕円状の貫通孔を形成する孔開け装置であ
って、孔開け装置は、ベッドと、ベッドの上方に配置さ
れ、レンズに貫通孔を開ける切削体と、ベッドおよび切
削体間に配置され、ベッド上面を往復移動自在に形成さ
れるテーブルと、テーブル上にレンズを所定の位置に位
置決めするジグとを含み、テーブルは、レンズの所定の
位置に楕円状の貫通孔を開けるために、楕円状の貫通孔
の長軸方向に、ジグを案内することを特徴とする、孔開
け装置である。請求項23にかかる発明は、テーブルが
所定の位置に複数の凸部および/または凹部からなる位
置決め部材を備え、ジグが前記テーブルの位置決め部に
嵌合される別の凸部および/または凹部からなる別の位
置決め部材を備え、さらに、ジグがレンズの形状,大き
さに対応してレンズが嵌め込まれる型部を備えたことを
特徴とする、請求項22に従属する孔開け装置である。
【0005】〔作用〕請求項1にかかる発明では、レン
ズの貫通孔に挿通された連結部材の挿嵌柱状体が、留め
具の固定部に固定される。このとき、レンズ面の一部
は、連結部材のレンズ面側の一部と留め具のレンズ面側
の一部との間で密着して挟持される。請求項2にかかる
発明では、レンズの貫通孔に嵌合された連結部材の挿嵌
柱状体が、留め具の固定部に固定される。このとき、レ
ンズ面の一部は、連結部材のレンズ面側の一部と留め具
のレンズ面側の一部との間で密着して挟持される。請求
項3にかかる発明では、特に、楕円柱状の挿嵌柱状体が
レンズの楕円状の貫通孔に嵌合し、それと同時に、挿嵌
柱状体と連接されたレンズ挟持部がレンズ面の一部に密
着することによって、レンズ面の一部が連結部材のレン
ズ面側の一部と留め具のレンズ面側の一部との間で密着
して挟持される。この場合、楕円柱状に形成された挿嵌
柱状体がレンズの楕円状の貫通孔に嵌合されるため、連
結部材と留め具とが相互に回り止めされる。請求項4に
かかる発明では、連結部材のレンズ挟持部と、それに対
向する留め部との協働作用により、レンズが挟持され
る。請求項5にかかる発明では、留め具の固定部材が、
頭部と、挿嵌柱状体に固定される凸部または凹部からな
る固定部とで、一体的に形成される。また、固定部材の
頭部とレンズ面との間は、固定部材の凸部または凹部の
周囲にて介装される密着部材によって密着する。この場
合、密着部材とレンズ面との摩擦面が大きくなるため、
この密着部材は、固定部材のゆるみ止めの機能も果たし
ている。請求項6にかかる発明では、留め具の固定部と
挿嵌柱状体の固定部とにねじ部が形成されるため、双方
のねじ部が螺合されることによって、連結部材と留め具
とが強固に固着される。請求項7にかかる発明では、留
め具の固定部の凸部に形成された雄ねじ部が、連結部材
の挿嵌柱状体に形成された雌ねじ部に螺合される。ま
た、請求項8にかかる発明では、連結部材の挿嵌柱状体
に形成された雄ねじ部が、留め具の固定部の凹部の内部
に形成された雌ねじ部に螺合する。請求項9にかかる発
明では、密着部材が留め具の固定部の周囲に介装され
る。請求項10にかかる発明では、密着部材が留め具の
固定部の凸部の周囲に介装される。請求項11にかかる
発明では、密着部材が比較的柔軟な素材をもって形成さ
れる。そのため、密着部材は、レンズ面の形状に対応し
て密着する。請求項12にかかる発明では、連結部材の
挿嵌柱状体に設けられた有底孔に、留め具の固定部が固
定される。請求項13にかかる発明では、連結部材のレ
ンズ挟持部に形成された凸部が、レンズに形成された孔
および/または段差部に嵌合する。この場合、凸部は、
連結部材と共に、留め具と協働して、レンズをさらに強
く挟持する。請求項14にかかる発明では、連結部材
が、レンズの段差部に対応した外形を有する形状に形成
されるため、連結部材がレンズに固定された場合、連結
部材がレンズの段差部に密着して固定される。請求項1
5にかかる発明では、連結部材のレンズ挟持部に、ピン
からなる凸部がレンズ面に向けて形成され、この凸部が
レンズに形成された孔に挿通されて固定されるので、請
求項13にかかる発明と比べて、ピンからなる凸部が、
連結部材と共に、留め具と協働して、さらに一層レンズ
を強く挟持する。請求項16にかかる発明では、レンズ
の外周面側の一部に沿った面を有する凸片で形成された
支持片が連結部材に形成される。そのため、連結部材が
レンズに固定されたとき、支持片は、レンズの外周面側
の一部に密着する。請求項17にかかる発明では、特
に、挿嵌柱状体が連結部材と一体的に形成される。請求
項18にかかる発明では、特に、挿嵌柱状体が連結部材
とは別個の別部材として形成される。この場合、連結部
材には、レンズの貫通孔と連通する貫通孔が設けられ、
この連結部材の貫通孔に別部材としての挿嵌柱状体が挿
通または嵌合される。請求項19にかかる発明では、連
結部材がレンズに固定されたとき、別部材としての挿嵌
柱状体の頭部が連結部材の段差部に嵌合される。そのた
め、連結部材とレンズとの摩擦面が大きくなる。請求項
20にかかる発明では、別部材としての挿嵌柱状体の頭
部に鍔部が形成されるため、別部材としての挿嵌柱状体
が連結部材の貫通孔に挿通または嵌合された場合、鍔部
が連結部材の貫通孔の周縁部に係止される。請求項21
にかかる発明では、まず、レンズが所定の位置に位置決
めされる。このとき、レンズの貫通孔の孔開け部分が位
置決めされる。次に、所定の位置に配置された切削体が
レンズを切削し、初期的に、レンズに貫通孔が開けられ
る。そして、初期的な貫通孔を開けた切削体の位置を変
えることなく、レンズを位置決めした状態で、楕円状の
貫通孔の長軸方向に所定の距離だけレンズが移動案内さ
れる。このとき、レンズには、切削体によって、楕円状
の貫通孔が形成される。請求項22にかかる発明では、
切削体がレンズに貫通孔を開ける。ベッド上面を往復移
動自在に形成されるテーブル上にジグがセットされる。
ジグは、レンズを所定の位置に位置決めする。テーブル
は、楕円状の貫通孔の長軸方向に、ジグを往復移動自在
に移動させ案内する。請求項23にかかる発明では、テ
ーブルに設けられた複数の凸部および/または凹部から
なる位置決め部材と、ジグに設けられた別の凸部および
/または凹部からなる別の位置決め部材とが嵌合され位
置決めされる。型部にレンズが嵌め込まれることによ
り、レンズが所定の位置に位置決めされ、レンズに開け
ようとする楕円状の貫通孔の位置が位置決めされる。
ズの貫通孔に挿通された連結部材の挿嵌柱状体が、留め
具の固定部に固定される。このとき、レンズ面の一部
は、連結部材のレンズ面側の一部と留め具のレンズ面側
の一部との間で密着して挟持される。請求項2にかかる
発明では、レンズの貫通孔に嵌合された連結部材の挿嵌
柱状体が、留め具の固定部に固定される。このとき、レ
ンズ面の一部は、連結部材のレンズ面側の一部と留め具
のレンズ面側の一部との間で密着して挟持される。請求
項3にかかる発明では、特に、楕円柱状の挿嵌柱状体が
レンズの楕円状の貫通孔に嵌合し、それと同時に、挿嵌
柱状体と連接されたレンズ挟持部がレンズ面の一部に密
着することによって、レンズ面の一部が連結部材のレン
ズ面側の一部と留め具のレンズ面側の一部との間で密着
して挟持される。この場合、楕円柱状に形成された挿嵌
柱状体がレンズの楕円状の貫通孔に嵌合されるため、連
結部材と留め具とが相互に回り止めされる。請求項4に
かかる発明では、連結部材のレンズ挟持部と、それに対
向する留め部との協働作用により、レンズが挟持され
る。請求項5にかかる発明では、留め具の固定部材が、
頭部と、挿嵌柱状体に固定される凸部または凹部からな
る固定部とで、一体的に形成される。また、固定部材の
頭部とレンズ面との間は、固定部材の凸部または凹部の
周囲にて介装される密着部材によって密着する。この場
合、密着部材とレンズ面との摩擦面が大きくなるため、
この密着部材は、固定部材のゆるみ止めの機能も果たし
ている。請求項6にかかる発明では、留め具の固定部と
挿嵌柱状体の固定部とにねじ部が形成されるため、双方
のねじ部が螺合されることによって、連結部材と留め具
とが強固に固着される。請求項7にかかる発明では、留
め具の固定部の凸部に形成された雄ねじ部が、連結部材
の挿嵌柱状体に形成された雌ねじ部に螺合される。ま
た、請求項8にかかる発明では、連結部材の挿嵌柱状体
に形成された雄ねじ部が、留め具の固定部の凹部の内部
に形成された雌ねじ部に螺合する。請求項9にかかる発
明では、密着部材が留め具の固定部の周囲に介装され
る。請求項10にかかる発明では、密着部材が留め具の
固定部の凸部の周囲に介装される。請求項11にかかる
発明では、密着部材が比較的柔軟な素材をもって形成さ
れる。そのため、密着部材は、レンズ面の形状に対応し
て密着する。請求項12にかかる発明では、連結部材の
挿嵌柱状体に設けられた有底孔に、留め具の固定部が固
定される。請求項13にかかる発明では、連結部材のレ
ンズ挟持部に形成された凸部が、レンズに形成された孔
および/または段差部に嵌合する。この場合、凸部は、
連結部材と共に、留め具と協働して、レンズをさらに強
く挟持する。請求項14にかかる発明では、連結部材
が、レンズの段差部に対応した外形を有する形状に形成
されるため、連結部材がレンズに固定された場合、連結
部材がレンズの段差部に密着して固定される。請求項1
5にかかる発明では、連結部材のレンズ挟持部に、ピン
からなる凸部がレンズ面に向けて形成され、この凸部が
レンズに形成された孔に挿通されて固定されるので、請
求項13にかかる発明と比べて、ピンからなる凸部が、
連結部材と共に、留め具と協働して、さらに一層レンズ
を強く挟持する。請求項16にかかる発明では、レンズ
の外周面側の一部に沿った面を有する凸片で形成された
支持片が連結部材に形成される。そのため、連結部材が
レンズに固定されたとき、支持片は、レンズの外周面側
の一部に密着する。請求項17にかかる発明では、特
に、挿嵌柱状体が連結部材と一体的に形成される。請求
項18にかかる発明では、特に、挿嵌柱状体が連結部材
とは別個の別部材として形成される。この場合、連結部
材には、レンズの貫通孔と連通する貫通孔が設けられ、
この連結部材の貫通孔に別部材としての挿嵌柱状体が挿
通または嵌合される。請求項19にかかる発明では、連
結部材がレンズに固定されたとき、別部材としての挿嵌
柱状体の頭部が連結部材の段差部に嵌合される。そのた
め、連結部材とレンズとの摩擦面が大きくなる。請求項
20にかかる発明では、別部材としての挿嵌柱状体の頭
部に鍔部が形成されるため、別部材としての挿嵌柱状体
が連結部材の貫通孔に挿通または嵌合された場合、鍔部
が連結部材の貫通孔の周縁部に係止される。請求項21
にかかる発明では、まず、レンズが所定の位置に位置決
めされる。このとき、レンズの貫通孔の孔開け部分が位
置決めされる。次に、所定の位置に配置された切削体が
レンズを切削し、初期的に、レンズに貫通孔が開けられ
る。そして、初期的な貫通孔を開けた切削体の位置を変
えることなく、レンズを位置決めした状態で、楕円状の
貫通孔の長軸方向に所定の距離だけレンズが移動案内さ
れる。このとき、レンズには、切削体によって、楕円状
の貫通孔が形成される。請求項22にかかる発明では、
切削体がレンズに貫通孔を開ける。ベッド上面を往復移
動自在に形成されるテーブル上にジグがセットされる。
ジグは、レンズを所定の位置に位置決めする。テーブル
は、楕円状の貫通孔の長軸方向に、ジグを往復移動自在
に移動させ案内する。請求項23にかかる発明では、テ
ーブルに設けられた複数の凸部および/または凹部から
なる位置決め部材と、ジグに設けられた別の凸部および
/または凹部からなる別の位置決め部材とが嵌合され位
置決めされる。型部にレンズが嵌め込まれることによ
り、レンズが所定の位置に位置決めされ、レンズに開け
ようとする楕円状の貫通孔の位置が位置決めされる。
【0006】本願発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0007】
【実施例】図1は、本願発明にかかるメガネのレンズ取
付構造の一例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図であり、図2は、図1に示すメガネのレンズ取
付構造の要部拡大斜視図である。図1,図2に示す実施
例では、本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造を縁
無しメガネのレンズとフレームのテンプルの連結部分と
の取り付けに適用した場合について説明する。本実施例
のメガネのレンズの取付構造10は、レンズ12を含
む。レンズ12は、その端縁近傍に、レンズ12の一方
主面から他方主面にかけて貫通する貫通孔14を有す
る。本実施例では、貫通孔14がレンズ12の正面側か
ら見て、たとえば楕円形に形成される。この貫通孔14
は、その長軸がレンズ12の長さ方向と略平行になるよ
うに、レンズ12に配置される。レンズ12は、レンズ
12の一方主面側に配置され、テンプルTとの連結部材
としての機能を有する智16と、レンズ12の他方主面
側に配置され、レンズ12の貫通孔14に挿通される留
め具18とによって、挟持され保持される。
付構造の一例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図であり、図2は、図1に示すメガネのレンズ取
付構造の要部拡大斜視図である。図1,図2に示す実施
例では、本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造を縁
無しメガネのレンズとフレームのテンプルの連結部分と
の取り付けに適用した場合について説明する。本実施例
のメガネのレンズの取付構造10は、レンズ12を含
む。レンズ12は、その端縁近傍に、レンズ12の一方
主面から他方主面にかけて貫通する貫通孔14を有す
る。本実施例では、貫通孔14がレンズ12の正面側か
ら見て、たとえば楕円形に形成される。この貫通孔14
は、その長軸がレンズ12の長さ方向と略平行になるよ
うに、レンズ12に配置される。レンズ12は、レンズ
12の一方主面側に配置され、テンプルTとの連結部材
としての機能を有する智16と、レンズ12の他方主面
側に配置され、レンズ12の貫通孔14に挿通される留
め具18とによって、挟持され保持される。
【0008】智16は、たとえば平面視略L字形に形成
され、その一端部がヒンジ20等で、テンプルTの連結
端部に回動自在に支持されている。智16は、その他端
部に連接されるたとえば楕円形板状のレンズ挟持部22
を含む。レンズ挟持部22の一方主面側には、その略中
央に挿嵌柱状体24が形成される。挿嵌柱状体24は、
レンズ12とレンズ挟持部22との対向面側に形成さ
れ、智16の他端から一端側へ所定の間隔をおいて形成
される。挿嵌柱状体24は、たとえば底面が楕円形の柱
状に形成され、レンズ挟持部22のレンズ12との対向
面に対して垂直に形成される。挿嵌柱状体24は、レン
ズ12面側に垂直に延び設けられる。挿嵌柱状体24
は、その軸方向に延びるたとえば断面円形の有底孔26
を有する。挿嵌柱状体24の有底孔26の内周面には、
固定部としての機能を有するたとえば雌ねじからなるね
じ部24aが形成される。このねじ部24aは、後述す
る留め具18の固定部28のねじ部28aと螺合され、
連結固定されるものである。
され、その一端部がヒンジ20等で、テンプルTの連結
端部に回動自在に支持されている。智16は、その他端
部に連接されるたとえば楕円形板状のレンズ挟持部22
を含む。レンズ挟持部22の一方主面側には、その略中
央に挿嵌柱状体24が形成される。挿嵌柱状体24は、
レンズ12とレンズ挟持部22との対向面側に形成さ
れ、智16の他端から一端側へ所定の間隔をおいて形成
される。挿嵌柱状体24は、たとえば底面が楕円形の柱
状に形成され、レンズ挟持部22のレンズ12との対向
面に対して垂直に形成される。挿嵌柱状体24は、レン
ズ12面側に垂直に延び設けられる。挿嵌柱状体24
は、その軸方向に延びるたとえば断面円形の有底孔26
を有する。挿嵌柱状体24の有底孔26の内周面には、
固定部としての機能を有するたとえば雌ねじからなるね
じ部24aが形成される。このねじ部24aは、後述す
る留め具18の固定部28のねじ部28aと螺合され、
連結固定されるものである。
【0009】レンズ挟持部22のレンズ12との対向面
には、挿嵌柱状体24の周囲に、レンズ12の一方主面
に密着され、後述の留め具18と共にレンズ12を挟持
するレンズ挟持面23が形成される。レンズ挟持面23
は、レンズ挟持部22の長軸方向に見て、挿嵌柱状体2
4の一方側および他方側に、それぞれ、レンズ密着面2
3aおよび23bを有する。
には、挿嵌柱状体24の周囲に、レンズ12の一方主面
に密着され、後述の留め具18と共にレンズ12を挟持
するレンズ挟持面23が形成される。レンズ挟持面23
は、レンズ挟持部22の長軸方向に見て、挿嵌柱状体2
4の一方側および他方側に、それぞれ、レンズ密着面2
3aおよび23bを有する。
【0010】本実施例では、例えば、レンズ12の長さ
方向の一端から3.0mmの位置にレンズ12の貫通孔
14の中心が配置される。レンズ挟持部22の長軸の長
さが5.0mm程度に形成され、この場合、レンズ密着
面23a,23bの長手方向の長さがそれぞれ1.0m
m程度に形成されている。また、挿嵌柱状体24の長軸
の長さが3.0〜3.5mm、短軸の長さが1.8〜
2.3mm、軸方向の長さが1.5mm程度に形成され
ている。レンズ12の貫通孔14の径の大きさ、つま
り、長軸および短軸の長さは挿嵌柱状体24のそれより
もわずかに長く形成されるため、挿嵌柱状体24をレン
ズ12の一方主面側から貫通孔14に挿通した場合、貫
通孔14に略ぴったりと嵌合される。そして、レンズ1
2の他方主面側からは、貫通孔14に留め具18が挿通
され、挿嵌柱状体24のねじ部24aに連結固定され
る。
方向の一端から3.0mmの位置にレンズ12の貫通孔
14の中心が配置される。レンズ挟持部22の長軸の長
さが5.0mm程度に形成され、この場合、レンズ密着
面23a,23bの長手方向の長さがそれぞれ1.0m
m程度に形成されている。また、挿嵌柱状体24の長軸
の長さが3.0〜3.5mm、短軸の長さが1.8〜
2.3mm、軸方向の長さが1.5mm程度に形成され
ている。レンズ12の貫通孔14の径の大きさ、つま
り、長軸および短軸の長さは挿嵌柱状体24のそれより
もわずかに長く形成されるため、挿嵌柱状体24をレン
ズ12の一方主面側から貫通孔14に挿通した場合、貫
通孔14に略ぴったりと嵌合される。そして、レンズ1
2の他方主面側からは、貫通孔14に留め具18が挿通
され、挿嵌柱状体24のねじ部24aに連結固定され
る。
【0011】すなわち、留め具18は、たとえば円柱状
の固定部28を含む。固定部28は、その周面に雄ねじ
部からなるねじ部28aを有する。固定部28の軸方向
の一端には、留め部としての機能を有するたとえば半球
状の頭部30が一体的に形成される。頭部30は、その
表面にたとえば直線形ないし十字形の溝部30aを有す
る。本実施例では、留め具18の固定部28の外径が例
えば1.2〜1.4mm程度に形成されている。なお、
本実施例では、留め具18として、十字穴付き丸小ねじ
が用いられているが、それ以外にも、丸平,平,なべ,
丸さら,さら等の小ねじを適宜用いるようにしてもよ
い。
の固定部28を含む。固定部28は、その周面に雄ねじ
部からなるねじ部28aを有する。固定部28の軸方向
の一端には、留め部としての機能を有するたとえば半球
状の頭部30が一体的に形成される。頭部30は、その
表面にたとえば直線形ないし十字形の溝部30aを有す
る。本実施例では、留め具18の固定部28の外径が例
えば1.2〜1.4mm程度に形成されている。なお、
本実施例では、留め具18として、十字穴付き丸小ねじ
が用いられているが、それ以外にも、丸平,平,なべ,
丸さら,さら等の小ねじを適宜用いるようにしてもよ
い。
【0012】この留め具18の固定部28は、レンズ1
2の他方主面側からレンズ12の貫通孔14を介して、
挿嵌柱状体24の有底孔26に挿通される。本実施例で
は、留め具18の固定部28の周囲にたとえば円形また
は楕円形の座がねからなる密着部材32を嵌め込んだ状
態で、留め具18が挿嵌柱状体24に挿通される。そし
て、留め具18の固定部28のねじ部28aと挿嵌柱状
体24のねじ部24aとが螺合される。そのため、挿嵌
柱状体24と留め具18とが強固に連結固定される。な
お、密着部材32として円形の座がねを用いる場合、そ
の直径は、レンズ12の貫通孔14の長軸または短軸の
長さよりも長く形成すればよい。つまり、密着部材32
は、少なくともその一部がレンズ12の貫通孔14の周
縁部のレンズ12面に係止・密着するように形成される
ので、留め具の留め部としての機能も有するものであ
る。
2の他方主面側からレンズ12の貫通孔14を介して、
挿嵌柱状体24の有底孔26に挿通される。本実施例で
は、留め具18の固定部28の周囲にたとえば円形また
は楕円形の座がねからなる密着部材32を嵌め込んだ状
態で、留め具18が挿嵌柱状体24に挿通される。そし
て、留め具18の固定部28のねじ部28aと挿嵌柱状
体24のねじ部24aとが螺合される。そのため、挿嵌
柱状体24と留め具18とが強固に連結固定される。な
お、密着部材32として円形の座がねを用いる場合、そ
の直径は、レンズ12の貫通孔14の長軸または短軸の
長さよりも長く形成すればよい。つまり、密着部材32
は、少なくともその一部がレンズ12の貫通孔14の周
縁部のレンズ12面に係止・密着するように形成される
ので、留め具の留め部としての機能も有するものであ
る。
【0013】この場合、レンズ12の貫通孔14および
それに嵌合される挿嵌柱状体24が楕円形に形成される
ため、レンズ挟持部22の回り止めを防止すると共に、
レンズ挟持部22と留め具18との共回りも防止するこ
とができる。さらに、密着部材32が留め具18の頭部
32とレンズ12面との間に配置されることによって、
留め具18の頭部30がレンズ12面によく密着させる
ことができる。また、密着部材32とレンズ12面との
摩擦面が大きくなるので、留め具18の固定部28のゆ
るみも防止される。そのため、レンズ12は、智16の
レンズ挟持部22と密着部材32とによって挟持され、
しっかりと保持される。このとき、レンズ挟持部22の
レンズ密着面23a,23bと密着部材32の密着面と
は、それぞれ、レンズ12の一方主面および他方主面に
沿って密に密着するため、レンズ12がそれらの間で強
固に保持される。
それに嵌合される挿嵌柱状体24が楕円形に形成される
ため、レンズ挟持部22の回り止めを防止すると共に、
レンズ挟持部22と留め具18との共回りも防止するこ
とができる。さらに、密着部材32が留め具18の頭部
32とレンズ12面との間に配置されることによって、
留め具18の頭部30がレンズ12面によく密着させる
ことができる。また、密着部材32とレンズ12面との
摩擦面が大きくなるので、留め具18の固定部28のゆ
るみも防止される。そのため、レンズ12は、智16の
レンズ挟持部22と密着部材32とによって挟持され、
しっかりと保持される。このとき、レンズ挟持部22の
レンズ密着面23a,23bと密着部材32の密着面と
は、それぞれ、レンズ12の一方主面および他方主面に
沿って密に密着するため、レンズ12がそれらの間で強
固に保持される。
【0014】したがって、図1および図2に示す実施例
では、たとえば図51に示す従来例のメガネのレンズ取
付構造と比べて、レンズ12をがたつくことなく確実に
保持することができる。また、挿嵌柱状体24がレンズ
12の貫通孔14内に配置されるので、図51に示す従
来例のような突出部分、特に、雄ねじ部材による突出部
分がない。そのため、レンズ12面が清掃しやすく、さ
らに、メガネへの衝撃等に対する安全性にも優れてい
る。なお、本実施例において、レンズ挟持部22の先端
側のレンズ密着面23bを省略しても、もう一方のレン
ズ密着面23aと留め具18,密着部材32との協働作
用によりレンズ12を保持できるが、本実施例のよう
に、2つのレンズ密着面23a,23bを含んだ方が、
より好ましい。また、図1および図2では図示していな
いが、もう一方のレンズ(図示せず)も、同様のメガネ
の取付構造10によって、もう一方の智(図示せず)に
取り付けられている。
では、たとえば図51に示す従来例のメガネのレンズ取
付構造と比べて、レンズ12をがたつくことなく確実に
保持することができる。また、挿嵌柱状体24がレンズ
12の貫通孔14内に配置されるので、図51に示す従
来例のような突出部分、特に、雄ねじ部材による突出部
分がない。そのため、レンズ12面が清掃しやすく、さ
らに、メガネへの衝撃等に対する安全性にも優れてい
る。なお、本実施例において、レンズ挟持部22の先端
側のレンズ密着面23bを省略しても、もう一方のレン
ズ密着面23aと留め具18,密着部材32との協働作
用によりレンズ12を保持できるが、本実施例のよう
に、2つのレンズ密着面23a,23bを含んだ方が、
より好ましい。また、図1および図2では図示していな
いが、もう一方のレンズ(図示せず)も、同様のメガネ
の取付構造10によって、もう一方の智(図示せず)に
取り付けられている。
【0015】図3は、図1,図2に示すメガネのレンズ
取付構造の変形例の要部をレンズの平面側から見て拡大
した部分断面図解図である。本実施例では、図1,図2
に示す実施例と比べて、特に、レンズ12の貫通孔14
の構造が相違する。すなわち、図3に示す実施例では、
レンズ12の貫通孔14の軸方向の一端側(レンズ12
の他方主面側)に、段差部34が形成される。この段差
部34は、レンズ12の他方主面側から見て、レンズ1
2の貫通孔14と同じ中心をもつ略同心楕円状に形成さ
れる。この段差部34の長軸,短軸の長さは、レンズ1
2の貫通孔14のそれよりも長く形成され、段差部34
の深さは留め具18の頭部30の高さと略同程度に形成
される。留め具18は、段差部34および貫通孔14を
介して、挿嵌柱状体24の有底孔26に螺合される。そ
のため、図3に示す実施例のメガネのレンズ取付構造で
は、挿嵌柱状体24と留め具18とを連結固定した場
合、段差部34に密着部材32が係止され、留め具18
の頭部30が、レンズ12面から突出することなく、段
差部34内に収められる。したがって、本実施例では、
レンズ12面から突出する突出部分が全くないので、図
1,図2の実施例よりもさらにレンズ12面を清掃しや
すく、安全面でも一層優れている。
取付構造の変形例の要部をレンズの平面側から見て拡大
した部分断面図解図である。本実施例では、図1,図2
に示す実施例と比べて、特に、レンズ12の貫通孔14
の構造が相違する。すなわち、図3に示す実施例では、
レンズ12の貫通孔14の軸方向の一端側(レンズ12
の他方主面側)に、段差部34が形成される。この段差
部34は、レンズ12の他方主面側から見て、レンズ1
2の貫通孔14と同じ中心をもつ略同心楕円状に形成さ
れる。この段差部34の長軸,短軸の長さは、レンズ1
2の貫通孔14のそれよりも長く形成され、段差部34
の深さは留め具18の頭部30の高さと略同程度に形成
される。留め具18は、段差部34および貫通孔14を
介して、挿嵌柱状体24の有底孔26に螺合される。そ
のため、図3に示す実施例のメガネのレンズ取付構造で
は、挿嵌柱状体24と留め具18とを連結固定した場
合、段差部34に密着部材32が係止され、留め具18
の頭部30が、レンズ12面から突出することなく、段
差部34内に収められる。したがって、本実施例では、
レンズ12面から突出する突出部分が全くないので、図
1,図2の実施例よりもさらにレンズ12面を清掃しや
すく、安全面でも一層優れている。
【0016】図4は、図1,図2に示すメガネのレンズ
取付構造の他の変形例を示す分解拡大断面図解図であ
る。本実施例では、図1,図2に示す実施例と比べて、
特に、密着部材の構造が相違する。すなわち、密着部材
36は、楕円筒状のブシュ部38を含む。ブシュ部38
の軸方向の一端には、その周縁から突き出る楕円環状の
フランジ部40が形成される。ブシュ部38およびフラ
ンジ部40は、比較的柔軟な素材で一体的に形成され
る。ブシュ部38の外径はレンズ12の貫通孔14の大
きさと略同じかわずかに小さく形成され、ブシュ部38
の内径は、挿嵌柱状体24の有底孔26の直径と略同じ
に形成される。ブシュ部38は、挿嵌柱状体24がレン
ズ12の一方主面側から貫通孔14に嵌合されたとき
に、レンズ12の他方主面側から貫通孔14に嵌合され
る。この場合、ブシュ部38の孔38aと挿嵌柱状体2
4の有底孔26とは連通する。そして、留め具18は、
ブシュ部38の孔38aを介して、挿嵌柱状体24の有
底孔26に螺合される。そのため、図4に示す実施例の
メガネのレンズ取付構造では、挿嵌柱状体24と留め具
18とを連結固定した場合、密着部材36のブシュ部3
8およびフランジ部40が、レンズ12の貫通孔14の
内周面および縁面にぴったりと密着される。したがっ
て、挿嵌柱状体24と留め具18とは、より強固に連結
固定される。
取付構造の他の変形例を示す分解拡大断面図解図であ
る。本実施例では、図1,図2に示す実施例と比べて、
特に、密着部材の構造が相違する。すなわち、密着部材
36は、楕円筒状のブシュ部38を含む。ブシュ部38
の軸方向の一端には、その周縁から突き出る楕円環状の
フランジ部40が形成される。ブシュ部38およびフラ
ンジ部40は、比較的柔軟な素材で一体的に形成され
る。ブシュ部38の外径はレンズ12の貫通孔14の大
きさと略同じかわずかに小さく形成され、ブシュ部38
の内径は、挿嵌柱状体24の有底孔26の直径と略同じ
に形成される。ブシュ部38は、挿嵌柱状体24がレン
ズ12の一方主面側から貫通孔14に嵌合されたとき
に、レンズ12の他方主面側から貫通孔14に嵌合され
る。この場合、ブシュ部38の孔38aと挿嵌柱状体2
4の有底孔26とは連通する。そして、留め具18は、
ブシュ部38の孔38aを介して、挿嵌柱状体24の有
底孔26に螺合される。そのため、図4に示す実施例の
メガネのレンズ取付構造では、挿嵌柱状体24と留め具
18とを連結固定した場合、密着部材36のブシュ部3
8およびフランジ部40が、レンズ12の貫通孔14の
内周面および縁面にぴったりと密着される。したがっ
て、挿嵌柱状体24と留め具18とは、より強固に連結
固定される。
【0017】図5は、本願発明にかかるメガネのレンズ
取付構造の他の例をレンズの平面側から見て拡大した部
分断面図解図である。図6は、図5に示すメガネのレン
ズ取付構造の分解拡大断面図解図である。本実施例で
は、図1,図2に示す実施例と比べて、特に、レンズ1
2の貫通孔14の構造が相違する。すなわち、図5,図
6に示す実施例では、貫通孔14の軸方向の一端側に平
面視楕円状の第1の孔部14aが形成され、貫通孔14
の軸方向の他端側に第1の孔部14aと連通する平面視
円形の第2の孔部14bが形成されている。この場合、
第1の孔部14aは、レンズ12の一方主面側からレン
ズ12の厚さ方向のほぼ中央部にかけて、たとえば1.
5mmの深さで形成される。さらに、第2の孔部14b
は、レンズ12の厚さ方向のほぼ中央部からレンズ12
の他方主面側にかけて、たとえば直径1.4mmに形成
される。
取付構造の他の例をレンズの平面側から見て拡大した部
分断面図解図である。図6は、図5に示すメガネのレン
ズ取付構造の分解拡大断面図解図である。本実施例で
は、図1,図2に示す実施例と比べて、特に、レンズ1
2の貫通孔14の構造が相違する。すなわち、図5,図
6に示す実施例では、貫通孔14の軸方向の一端側に平
面視楕円状の第1の孔部14aが形成され、貫通孔14
の軸方向の他端側に第1の孔部14aと連通する平面視
円形の第2の孔部14bが形成されている。この場合、
第1の孔部14aは、レンズ12の一方主面側からレン
ズ12の厚さ方向のほぼ中央部にかけて、たとえば1.
5mmの深さで形成される。さらに、第2の孔部14b
は、レンズ12の厚さ方向のほぼ中央部からレンズ12
の他方主面側にかけて、たとえば直径1.4mmに形成
される。
【0018】そして、貫通孔14の第1の孔部14aに
は、レンズ12の一方主面側から、挿嵌柱状体24が嵌
合される。また、第2の孔部14bには、レンズ12の
他方主面側から、ナイロン等の合成樹脂材料製の座がね
で形成される密着部材32を介して、留め具18が挿通
され、挿嵌柱状体24のねじ部24aと螺合される。こ
の場合、留め具18の固定部28の外径は、第2の孔部
14bの直径とほぼ同じか、わずかに小さく形成され
る。
は、レンズ12の一方主面側から、挿嵌柱状体24が嵌
合される。また、第2の孔部14bには、レンズ12の
他方主面側から、ナイロン等の合成樹脂材料製の座がね
で形成される密着部材32を介して、留め具18が挿通
され、挿嵌柱状体24のねじ部24aと螺合される。こ
の場合、留め具18の固定部28の外径は、第2の孔部
14bの直径とほぼ同じか、わずかに小さく形成され
る。
【0019】図5,図6に示す実施例では、図1,図
2、図3および図4に示す上述の各実施例と比べて、特
に、智16の挿嵌柱状体24と、留め具18の固定部2
8と、レンズ12との間が密着するため、それらの部材
間のがたつきがなく、レンズの取付構造が強固なものと
なり、ひいては、耐久性の優れたものとなる。
2、図3および図4に示す上述の各実施例と比べて、特
に、智16の挿嵌柱状体24と、留め具18の固定部2
8と、レンズ12との間が密着するため、それらの部材
間のがたつきがなく、レンズの取付構造が強固なものと
なり、ひいては、耐久性の優れたものとなる。
【0020】図7は、本願発明にかかるメガネのレンズ
取付構造のさらに他の例をレンズの平面側から見て拡大
した部分断面図解図である。上述の各実施例では、本願
発明にかかるメガネのレンズ取付構造がテンプル部分の
連結部に適用されたが、図7に示すように、フレームの
ブリッジ部分とレンズとの取り付けに適用するようにし
てもよいことは勿論のことである。すなわち、図7に示
すメガネのレンズ取付構造は、ブリッジBの両端部に位
置する連結部42,42を含む。連結部42,42に
は、それぞれ、その先端部にパッドP,Pを有するパッ
ド足44,44が固着されている。連結部42の端部に
は、レンズ挟持部22,22が形成される。レンズ挟持
部22,22とレンズ12との取付構造は、上述の各実
施例と同様であり、その作用・効果も何ら変わりない。
取付構造のさらに他の例をレンズの平面側から見て拡大
した部分断面図解図である。上述の各実施例では、本願
発明にかかるメガネのレンズ取付構造がテンプル部分の
連結部に適用されたが、図7に示すように、フレームの
ブリッジ部分とレンズとの取り付けに適用するようにし
てもよいことは勿論のことである。すなわち、図7に示
すメガネのレンズ取付構造は、ブリッジBの両端部に位
置する連結部42,42を含む。連結部42,42に
は、それぞれ、その先端部にパッドP,Pを有するパッ
ド足44,44が固着されている。連結部42の端部に
は、レンズ挟持部22,22が形成される。レンズ挟持
部22,22とレンズ12との取付構造は、上述の各実
施例と同様であり、その作用・効果も何ら変わりない。
【0021】図8は、本願発明にかかるメガネのレンズ
取付構造のさらに他の例をレンズの平面側から見て拡大
した部分断面図解図であり、図9は、図8に示すメガネ
のレンズ取付構造に適用されるレンズの正面図である。
本実施例では、上述の各実施例と比べて、特に、レンズ
挟持部22の一方のレンズ密着面23aにたとえば円柱
状のピンからなる凸部46が形成される。凸部46は、
留め具18の固定部28近傍において、智16の挿嵌柱
状体24とわずかな間隔を隔てて配置され、その端部か
らレンズ12の主面方向に垂直に延び設けられる。この
凸部46は、レンズ12の側面の一部に設けられた切欠
き部48に係止される。切欠き部48は、レンズ12の
一方主面、この場合、レンズ12の正面側から見て、レ
ンズ12の両側端部をたとえば略U字形状に切削するこ
とにより形成される。
取付構造のさらに他の例をレンズの平面側から見て拡大
した部分断面図解図であり、図9は、図8に示すメガネ
のレンズ取付構造に適用されるレンズの正面図である。
本実施例では、上述の各実施例と比べて、特に、レンズ
挟持部22の一方のレンズ密着面23aにたとえば円柱
状のピンからなる凸部46が形成される。凸部46は、
留め具18の固定部28近傍において、智16の挿嵌柱
状体24とわずかな間隔を隔てて配置され、その端部か
らレンズ12の主面方向に垂直に延び設けられる。この
凸部46は、レンズ12の側面の一部に設けられた切欠
き部48に係止される。切欠き部48は、レンズ12の
一方主面、この場合、レンズ12の正面側から見て、レ
ンズ12の両側端部をたとえば略U字形状に切削するこ
とにより形成される。
【0022】また、図8に示す実施例では、レンズ12
の円形の貫通孔14の軸方向の両端部に貫通孔14と同
心円状の段差部50,50が形成される。段差部50,
50は、レンズ12の一方主面および他方主面の端部に
それぞれ形成される。そして、一方の段差部50には、
留め具18の固定部28に介装された状態で一方の密着
部材32が係止され、他方の段差部50には、智16の
挿嵌柱状体24に介装された状態で他方の密着部材32
が係止される。
の円形の貫通孔14の軸方向の両端部に貫通孔14と同
心円状の段差部50,50が形成される。段差部50,
50は、レンズ12の一方主面および他方主面の端部に
それぞれ形成される。そして、一方の段差部50には、
留め具18の固定部28に介装された状態で一方の密着
部材32が係止され、他方の段差部50には、智16の
挿嵌柱状体24に介装された状態で他方の密着部材32
が係止される。
【0023】本実施例では、レンズ12が挿嵌柱状体2
4と留め具18との協働作用により保持されるだけでな
く、凸部46によってもレンズ12の側面側が保持され
るため、智16とレンズ12との密着面が増えてより強
固にレンズ12を保持・固定することができる。また、
凸部46がレンズ12の略U字形の切欠き部48に嵌合
係止されると共に挿嵌柱状体24にも密着部材32が取
着されるため、回り止めの機能も果たしている。なお、
図8,図9に示す実施例では、凸部46がレンズ12の
側面に配置されたが、たとえば図10に示すように、レ
ンズ挟持部22のもう一方のレンズ密着面23bに配置
されてもよい。この場合、レンズ12の貫通孔14の近
傍には、レンズ12の平面側から見て、たとえばU字状
で有底筒状の穴52が設けられる。凸部46は、穴52
と略同形同大かわずかに大きく形成される。そして、凸
部46は、穴52に挿通され嵌合・係止される。
4と留め具18との協働作用により保持されるだけでな
く、凸部46によってもレンズ12の側面側が保持され
るため、智16とレンズ12との密着面が増えてより強
固にレンズ12を保持・固定することができる。また、
凸部46がレンズ12の略U字形の切欠き部48に嵌合
係止されると共に挿嵌柱状体24にも密着部材32が取
着されるため、回り止めの機能も果たしている。なお、
図8,図9に示す実施例では、凸部46がレンズ12の
側面に配置されたが、たとえば図10に示すように、レ
ンズ挟持部22のもう一方のレンズ密着面23bに配置
されてもよい。この場合、レンズ12の貫通孔14の近
傍には、レンズ12の平面側から見て、たとえばU字状
で有底筒状の穴52が設けられる。凸部46は、穴52
と略同形同大かわずかに大きく形成される。そして、凸
部46は、穴52に挿通され嵌合・係止される。
【0024】図11は、本願発明にかかるメガネのレン
ズ取付構造のさらに他の例をレンズの平面側から見て拡
大した部分断面図解図であり、図12は、図11に示す
メガネのレンズ取付構造の分解拡大断面図解図であり、
図13は、図11,図12に示す実施例をレンズの正面
側から見た要部図解図である。本実施例では、上述の各
実施例と比べて、特に、レンズ挟持部22が馬蹄形に形
成され、レンズ12に設けられた段差部に嵌合・係止さ
れるものである。すなわち、図11,図12に示す実施
例のメガネのレンズの取付構造10では、智16のレン
ズ挟持部22が、レンズ挟持面23からレンズ12の一
方主面側に向けて垂直に突き出る凸部54を具備する。
この凸部54は、たとえば馬蹄形柱状に形成され、レン
ズ挟持部22とは一体的に形成される。レンズ12は、
その貫通孔14の軸方向の一端側に、それぞれ、貫通孔
14と同じ中心をもつ馬蹄形の段差部56および58を
有する。また、一方の段差部56には、密着部材32を
係止するための別の段差部60が形成される。そして、
レンズ12の貫通孔14には、一方の段差部56を介し
て、挿嵌柱状体24がその周囲に一方の密着部材32を
介装した状態で挿通される。このとき、凸部54は一方
の段差部56に嵌合され、一方の密着部材32は段差部
60に係止される。
ズ取付構造のさらに他の例をレンズの平面側から見て拡
大した部分断面図解図であり、図12は、図11に示す
メガネのレンズ取付構造の分解拡大断面図解図であり、
図13は、図11,図12に示す実施例をレンズの正面
側から見た要部図解図である。本実施例では、上述の各
実施例と比べて、特に、レンズ挟持部22が馬蹄形に形
成され、レンズ12に設けられた段差部に嵌合・係止さ
れるものである。すなわち、図11,図12に示す実施
例のメガネのレンズの取付構造10では、智16のレン
ズ挟持部22が、レンズ挟持面23からレンズ12の一
方主面側に向けて垂直に突き出る凸部54を具備する。
この凸部54は、たとえば馬蹄形柱状に形成され、レン
ズ挟持部22とは一体的に形成される。レンズ12は、
その貫通孔14の軸方向の一端側に、それぞれ、貫通孔
14と同じ中心をもつ馬蹄形の段差部56および58を
有する。また、一方の段差部56には、密着部材32を
係止するための別の段差部60が形成される。そして、
レンズ12の貫通孔14には、一方の段差部56を介し
て、挿嵌柱状体24がその周囲に一方の密着部材32を
介装した状態で挿通される。このとき、凸部54は一方
の段差部56に嵌合され、一方の密着部材32は段差部
60に係止される。
【0025】さらに、レンズ12の他方の段差部58に
は、馬蹄形環状の合成樹脂材料からなる蓋部材62が嵌
合される。蓋部材62は、その中央にたとえば円形の貫
通孔62aを有し、その一方主面側に、つまり、レンズ
12面と対向する面と反対側の面側に、貫通孔62aと
同心円状の段差部64を有する。そして、蓋部材62を
レンズ12の他方の段差部58に嵌合させたとき、平小
ねじ等の留め具18が挿嵌柱状体24に螺合される。こ
のとき、留め具18の固定部材28には、他方の密着部
材32が介装され段差部64に係止される。
は、馬蹄形環状の合成樹脂材料からなる蓋部材62が嵌
合される。蓋部材62は、その中央にたとえば円形の貫
通孔62aを有し、その一方主面側に、つまり、レンズ
12面と対向する面と反対側の面側に、貫通孔62aと
同心円状の段差部64を有する。そして、蓋部材62を
レンズ12の他方の段差部58に嵌合させたとき、平小
ねじ等の留め具18が挿嵌柱状体24に螺合される。こ
のとき、留め具18の固定部材28には、他方の密着部
材32が介装され段差部64に係止される。
【0026】図14は、本願発明にかかるメガネのレン
ズ取付構造のさらに他の例をレンズの平面側から見て拡
大した部分断面図解図である。本実施例では、特に、図
11,図12,図13に示す実施例と比べて、レンズ1
2に段差部56,58および60が設けられておらず、
貫通孔14だけが設けられている。また、智16のレン
ズ挟持部22には、楕円形柱状の凸部66が一体的に形
成される。そして、このレンズ12の貫通孔14には、
レンズ12の一方主面側から凸部66が嵌合され、レン
ズ12の他方主面側からはたとえば図4で示したような
密着部材36と類似する他の密着部材68が嵌合され
る。この密着部材68は、たとえば円筒状のブシュ部7
0を含み、ブシュ部70の軸方向の一端周縁には、フラ
ンジ部72が外方に突き出し設けられている。留め具1
8の固定部材28は、ブシュ部70の孔70aを介して
挿嵌柱状体24の有底孔26に挿通され螺合される。
ズ取付構造のさらに他の例をレンズの平面側から見て拡
大した部分断面図解図である。本実施例では、特に、図
11,図12,図13に示す実施例と比べて、レンズ1
2に段差部56,58および60が設けられておらず、
貫通孔14だけが設けられている。また、智16のレン
ズ挟持部22には、楕円形柱状の凸部66が一体的に形
成される。そして、このレンズ12の貫通孔14には、
レンズ12の一方主面側から凸部66が嵌合され、レン
ズ12の他方主面側からはたとえば図4で示したような
密着部材36と類似する他の密着部材68が嵌合され
る。この密着部材68は、たとえば円筒状のブシュ部7
0を含み、ブシュ部70の軸方向の一端周縁には、フラ
ンジ部72が外方に突き出し設けられている。留め具1
8の固定部材28は、ブシュ部70の孔70aを介して
挿嵌柱状体24の有底孔26に挿通され螺合される。
【0027】図15は、本願発明にかかるメガネのレン
ズ取付構造の別の例をレンズの平面側から見て拡大した
部分断面図解図である。本実施例では、特に、上述の各
実施例と比べて、特に、智と挿嵌柱状体とがそれぞれ別
個に形成され、また、留め具の構造が相違し、留め具自
体が蓋部材としての機能を有する。本実施例について
は、たとえば図10に示す実施例と比較しながら説明し
ていく。すなわち、図15に示す実施例では、図10に
示す実施例と比べて、特に、智16のレンズ挟持部22
のレンズ挟持面22と反対側の面の略中央に、たとえば
楕円形ないし多角形状の段差部74が形成される。さら
に、段差部74の中央には、レンズ12の貫通孔14と
連通するたとえば円形の貫通孔76が形成される。別部
材としての挿嵌柱状体78は、貫通孔76を介して、レ
ンズ12の一方主面側からレンズ12の貫通孔14に挿
通される。挿嵌柱状体78は、たとえば円柱状の固定部
80を含む。固定部80は、その周囲に雄ねじ部からな
るねじ部80aを有する。固定部80の軸方向の一端に
は、段差部74の形状に対応する頭部82が一体的に形
成される。この挿嵌柱状体78の固定部80は、その周
囲に密着部材32を介装した状態で、レンズ挟持部22
の貫通孔76に挿通される。このとき、密着部材32
は、たとえば図10で示したようなレンズ12の貫通孔
14の軸方向の一端側の段差部50に係止される。
ズ取付構造の別の例をレンズの平面側から見て拡大した
部分断面図解図である。本実施例では、特に、上述の各
実施例と比べて、特に、智と挿嵌柱状体とがそれぞれ別
個に形成され、また、留め具の構造が相違し、留め具自
体が蓋部材としての機能を有する。本実施例について
は、たとえば図10に示す実施例と比較しながら説明し
ていく。すなわち、図15に示す実施例では、図10に
示す実施例と比べて、特に、智16のレンズ挟持部22
のレンズ挟持面22と反対側の面の略中央に、たとえば
楕円形ないし多角形状の段差部74が形成される。さら
に、段差部74の中央には、レンズ12の貫通孔14と
連通するたとえば円形の貫通孔76が形成される。別部
材としての挿嵌柱状体78は、貫通孔76を介して、レ
ンズ12の一方主面側からレンズ12の貫通孔14に挿
通される。挿嵌柱状体78は、たとえば円柱状の固定部
80を含む。固定部80は、その周囲に雄ねじ部からな
るねじ部80aを有する。固定部80の軸方向の一端に
は、段差部74の形状に対応する頭部82が一体的に形
成される。この挿嵌柱状体78の固定部80は、その周
囲に密着部材32を介装した状態で、レンズ挟持部22
の貫通孔76に挿通される。このとき、密着部材32
は、たとえば図10で示したようなレンズ12の貫通孔
14の軸方向の一端側の段差部50に係止される。
【0028】また、レンズ12の貫通孔14の他方主面
側からは、留め具18が挿通される。留め具18は、た
とえば円柱状のブシュ部84を含む。ブシュ84は、固
定部として、たとえば有底孔からなる凹部84aを有す
る。ブシュ部84の軸方向の一端には、フランジ部86
aを有するアーチ状の頭部86が一体的に形成される。
ブシュ部84の凹部84aの内周面には、挿嵌柱状体7
8の固定部80のねじ部80aに螺合される雌ねじ部か
らなるねじ部85aが形成される。そのため、留め具1
8がレンズ12の貫通孔14に嵌合されたとき、もう一
方の密着部材32がレンズ12の貫通孔14の軸方向の
他端側の段差部50に係止されると共に、ブシュ部84
のねじ部85aと挿嵌柱状体78のねじ部80aとが螺
合されることによって、挿嵌柱状体78と留め具18と
が連結・固定される。なお、本実施例では、留め具18
のブシュ部84が挿嵌柱状体78の固定部80とレンズ
12の貫通孔14の内周面との間を密閉する蓋部材とし
ての機能も有している。また、挿嵌柱状体78の頭部8
2が楕円形ないし多角形に形成されるため、留め具18
との共回りが防止される。
側からは、留め具18が挿通される。留め具18は、た
とえば円柱状のブシュ部84を含む。ブシュ84は、固
定部として、たとえば有底孔からなる凹部84aを有す
る。ブシュ部84の軸方向の一端には、フランジ部86
aを有するアーチ状の頭部86が一体的に形成される。
ブシュ部84の凹部84aの内周面には、挿嵌柱状体7
8の固定部80のねじ部80aに螺合される雌ねじ部か
らなるねじ部85aが形成される。そのため、留め具1
8がレンズ12の貫通孔14に嵌合されたとき、もう一
方の密着部材32がレンズ12の貫通孔14の軸方向の
他端側の段差部50に係止されると共に、ブシュ部84
のねじ部85aと挿嵌柱状体78のねじ部80aとが螺
合されることによって、挿嵌柱状体78と留め具18と
が連結・固定される。なお、本実施例では、留め具18
のブシュ部84が挿嵌柱状体78の固定部80とレンズ
12の貫通孔14の内周面との間を密閉する蓋部材とし
ての機能も有している。また、挿嵌柱状体78の頭部8
2が楕円形ないし多角形に形成されるため、留め具18
との共回りが防止される。
【0029】図16は、本願発明にかかるメガネのレン
ズ取付構造のさらに別の例をレンズの平面側から見て拡
大した部分断面図解図である。図16に示す実施例は、
図15に示す実施例と比べて、特に、挿嵌柱状体が有底
筒状に形成され、さらに、留め具の固定部が凸部に形成
されている。すなわち、図16に示す実施例では、挿嵌
柱状体78が有底筒状の固定部88を含み、固定部88
の内周面には、雌ねじ部からなるねじ部88aが形成さ
れる。また、留め具18は、たとえば円柱状からなる凸
部90を含む。凸部90は、その周囲に先のねじ部88
aに螺合される雄ねじ部からなるねじ部90aを有し、
図15に示す実施例と同様、フランジ部86aを有する
頭部86に連接される。また、凸部90の周囲には、た
とえば円環状のブシュ部92が頭部86の上面から垂直
に延び設けられる。頭部86、凸部90およびブシュ部
92は、合成樹脂材料,ゴム等の比較的柔軟な材料で一
体的に形成される。図16に示す実施例では、挿嵌柱状
体78と留め具18とが連結・固定されたとき、留め具
18のブシュ部92が、レンズ12の貫通孔14と挿嵌
柱状体78の固定部88との間を密閉するため、留め具
18はより一層レンズ12面に密着する。
ズ取付構造のさらに別の例をレンズの平面側から見て拡
大した部分断面図解図である。図16に示す実施例は、
図15に示す実施例と比べて、特に、挿嵌柱状体が有底
筒状に形成され、さらに、留め具の固定部が凸部に形成
されている。すなわち、図16に示す実施例では、挿嵌
柱状体78が有底筒状の固定部88を含み、固定部88
の内周面には、雌ねじ部からなるねじ部88aが形成さ
れる。また、留め具18は、たとえば円柱状からなる凸
部90を含む。凸部90は、その周囲に先のねじ部88
aに螺合される雄ねじ部からなるねじ部90aを有し、
図15に示す実施例と同様、フランジ部86aを有する
頭部86に連接される。また、凸部90の周囲には、た
とえば円環状のブシュ部92が頭部86の上面から垂直
に延び設けられる。頭部86、凸部90およびブシュ部
92は、合成樹脂材料,ゴム等の比較的柔軟な材料で一
体的に形成される。図16に示す実施例では、挿嵌柱状
体78と留め具18とが連結・固定されたとき、留め具
18のブシュ部92が、レンズ12の貫通孔14と挿嵌
柱状体78の固定部88との間を密閉するため、留め具
18はより一層レンズ12面に密着する。
【0030】図17は、本願発明にかかるメガネのレン
ズ取付構造のさらに別の例をレンズの平面側から見て拡
大した部分断面図解図であり、図18は、図17に示す
メガネのレンズ取付構造の分解拡大断面図解図である。
本実施例では、たとえば図16に示す実施例と比べて、
特に、智16のレンズ挟持部22のレンズ挟持面23と
反対側の面の略全面に、4角形等の多角形状の段差部9
4が形成される。さらに、段差部94には、段差部94
よりもひと回り程小さい別の段差部96が形成される。
段差部94および段差部96は、レンズ12の貫通孔1
4と連通するものである。これらの段差部94、段差部
96および貫通孔14には、別部材として、挿嵌具98
が挿通され嵌合される。
ズ取付構造のさらに別の例をレンズの平面側から見て拡
大した部分断面図解図であり、図18は、図17に示す
メガネのレンズ取付構造の分解拡大断面図解図である。
本実施例では、たとえば図16に示す実施例と比べて、
特に、智16のレンズ挟持部22のレンズ挟持面23と
反対側の面の略全面に、4角形等の多角形状の段差部9
4が形成される。さらに、段差部94には、段差部94
よりもひと回り程小さい別の段差部96が形成される。
段差部94および段差部96は、レンズ12の貫通孔1
4と連通するものである。これらの段差部94、段差部
96および貫通孔14には、別部材として、挿嵌具98
が挿通され嵌合される。
【0031】挿嵌具98は頭部100を備え、頭部10
0は段差部94および96に対応する外形のフランジ部
102を含む。フランジ102には、レンズ12の貫通
孔14に挿通されるたとえば円柱形の挿嵌柱状体104
が形成される。挿嵌柱状体104は、その中央に有底孔
106を有し、フランジ部102と一体的に形成され
る。有底孔106の内周面には、雌ねじ部からなるねじ
部106aが形成される。レンズ12の一方主面側か
ら、段差部94,96および貫通孔14に、頭部100
および挿嵌柱状体104が挿通され嵌合されるとき、頭
部100のフランジ部102が智16の段差部94,9
6にぴったりと嵌合され係止される。また、挿嵌柱状体
104は、その周囲に密着部材32が介装された状態
で、レンズ12の貫通孔14の軸方向の一方の段差部5
0に係止される。
0は段差部94および96に対応する外形のフランジ部
102を含む。フランジ102には、レンズ12の貫通
孔14に挿通されるたとえば円柱形の挿嵌柱状体104
が形成される。挿嵌柱状体104は、その中央に有底孔
106を有し、フランジ部102と一体的に形成され
る。有底孔106の内周面には、雌ねじ部からなるねじ
部106aが形成される。レンズ12の一方主面側か
ら、段差部94,96および貫通孔14に、頭部100
および挿嵌柱状体104が挿通され嵌合されるとき、頭
部100のフランジ部102が智16の段差部94,9
6にぴったりと嵌合され係止される。また、挿嵌柱状体
104は、その周囲に密着部材32が介装された状態
で、レンズ12の貫通孔14の軸方向の一方の段差部5
0に係止される。
【0032】そして、レンズ12の他方主面側からは、
留め具108が挿通される。留め具108は、たとえば
円柱状の固定部110を含む。固定部110は、その周
囲に雄ねじ部からなるねじ部110aを有し、頭部11
2と一体的に形成される。留め具108は、固定部11
0に密着部材32を介装した状態で、レンズ12の貫通
孔14に挿通される。このとき、挿嵌柱状体104のね
じ部106aと固定部110のねじ部110aとが螺合
され、挿嵌具98と留め具108とが連結・固定され
る。なお、本実施例では、挿嵌具98の頭部100全体
が4角形等の多角形に形成され、頭部100の形状に対
応する智16の段差部94,96に係止されるため、挿
嵌具98と留め具18との共回りが一層防止される。
留め具108が挿通される。留め具108は、たとえば
円柱状の固定部110を含む。固定部110は、その周
囲に雄ねじ部からなるねじ部110aを有し、頭部11
2と一体的に形成される。留め具108は、固定部11
0に密着部材32を介装した状態で、レンズ12の貫通
孔14に挿通される。このとき、挿嵌柱状体104のね
じ部106aと固定部110のねじ部110aとが螺合
され、挿嵌具98と留め具108とが連結・固定され
る。なお、本実施例では、挿嵌具98の頭部100全体
が4角形等の多角形に形成され、頭部100の形状に対
応する智16の段差部94,96に係止されるため、挿
嵌具98と留め具18との共回りが一層防止される。
【0033】図19は、本願発明にかかるメガネのレン
ズ取付構造のさらに別の例をレンズの平面側から見て拡
大した部分断面図解図であり、図20は、図19に示す
メガネのレンズ取付構造をレンズの正面側から見た要部
図解図である。本実施例では、たとえば図8および図9
に示す実施例と比べて、特に、挿嵌柱状体が別部材とし
て形成され、さらに、レンズ12の外周面の一部を支持
する支持片が形成されている。すなわち、図19および
図20に示す実施例では、智16が、レンズ挟持部22
の先端部近傍に、たとえば楕円形の貫通孔114を有す
る。この智16の貫通孔114は、レンズ12の貫通孔
14と連通するように、貫通孔14と略同じ大きさのた
とえば楕円形に形成される。さらに、智16には、貫通
孔114の近傍に、レンズ12の外周面の一部を支持す
る支持片116が形成される。支持片16は、レンズ1
2の外周面の形状に沿って緩やかに湾曲した弓形状に形
成される。別部材としての挿嵌具118は、智16の貫
通孔114を介して、レンズ12の一方主面側からレン
ズ12の貫通孔14に挿通される。
ズ取付構造のさらに別の例をレンズの平面側から見て拡
大した部分断面図解図であり、図20は、図19に示す
メガネのレンズ取付構造をレンズの正面側から見た要部
図解図である。本実施例では、たとえば図8および図9
に示す実施例と比べて、特に、挿嵌柱状体が別部材とし
て形成され、さらに、レンズ12の外周面の一部を支持
する支持片が形成されている。すなわち、図19および
図20に示す実施例では、智16が、レンズ挟持部22
の先端部近傍に、たとえば楕円形の貫通孔114を有す
る。この智16の貫通孔114は、レンズ12の貫通孔
14と連通するように、貫通孔14と略同じ大きさのた
とえば楕円形に形成される。さらに、智16には、貫通
孔114の近傍に、レンズ12の外周面の一部を支持す
る支持片116が形成される。支持片16は、レンズ1
2の外周面の形状に沿って緩やかに湾曲した弓形状に形
成される。別部材としての挿嵌具118は、智16の貫
通孔114を介して、レンズ12の一方主面側からレン
ズ12の貫通孔14に挿通される。
【0034】挿嵌具118は、たとえば円柱形の挿嵌柱
状体118を含む。挿嵌柱状体118は、その中央に有
底孔120を有し、有底孔120の内周面には、雌ねじ
部からなるねじ部120aが形成される。挿嵌柱状体1
18の軸方向の一端には、その周縁端から外方に突き出
るように、たとえば円形板状のフランジ部122が形成
される。挿嵌柱状体118とフランジ部122とは一体
的に形成され、挿嵌柱状体118の軸方向の長さは、智
16の貫通孔114とレンズ12の貫通孔14の深さと
を加算した長さよりもわずかに短く形成されている。レ
ンズ12の他方主面側からは、留め具18が挿嵌柱状体
118の有底孔120に挿通される。このとき、留め具
18の固定部28のねじ部28aと挿嵌柱状体118の
ねじ部118aとが螺合されることによって、挿嵌具1
18と留め具18とが連結・固定される。智16の貫通
孔114に挿嵌具118が挿通された場合、智16の支
持片116もレンズ12の外周面の一部を押圧支持する
ので、レンズ12は、挿嵌具118、留め具18および
支持片116の協働作用によって、より強固に保持され
る。
状体118を含む。挿嵌柱状体118は、その中央に有
底孔120を有し、有底孔120の内周面には、雌ねじ
部からなるねじ部120aが形成される。挿嵌柱状体1
18の軸方向の一端には、その周縁端から外方に突き出
るように、たとえば円形板状のフランジ部122が形成
される。挿嵌柱状体118とフランジ部122とは一体
的に形成され、挿嵌柱状体118の軸方向の長さは、智
16の貫通孔114とレンズ12の貫通孔14の深さと
を加算した長さよりもわずかに短く形成されている。レ
ンズ12の他方主面側からは、留め具18が挿嵌柱状体
118の有底孔120に挿通される。このとき、留め具
18の固定部28のねじ部28aと挿嵌柱状体118の
ねじ部118aとが螺合されることによって、挿嵌具1
18と留め具18とが連結・固定される。智16の貫通
孔114に挿嵌具118が挿通された場合、智16の支
持片116もレンズ12の外周面の一部を押圧支持する
ので、レンズ12は、挿嵌具118、留め具18および
支持片116の協働作用によって、より強固に保持され
る。
【0035】図21は、本願発明にかかるメガネのレン
ズ取付構造のさらに別の例をレンズの平面側から見て拡
大した部分断面図解図であり、図22は、その分解拡大
断面図解図であり、図23は、図21,図22に示すメ
ガネのレンズ取付構造に適用されるレンズの正面図であ
る。図24は、図21,図22に示すメガネのレンズ取
付構造をレンズの正面側から見た要部図解図である。本
実施例では、上述の各実施例と比べて、特に、智16が
たとえば2つのレンズ挟持部22,22を有し、ブリッ
ジB側のレンズ12の連結部には、たとえば図8および
図9に示す実施例と同様の凸部46を備えた1つのレン
ズ挟持部22を有する構造となっている。すなわち、図
21〜図24で示すメガネのレンズ取付構造では、智1
6の先端部に所定の間隔を隔てて、2つのレンズ挟持部
22,22が智16と一体的に形成される。2つのレン
ズ挟持部22,22は、それぞれ、挿嵌柱状体24,2
4を有し、それらと対向するレンズ12面には、円形ま
たは楕円状の2つの貫通孔14,14がそれぞれ設けら
れている。2つの貫通孔14,14は、レンズ12の幅
方向(上下方向)に所定の間隔を隔てて設けられる。ま
た、ブリッジB側のレンズ12の側端面の一部には、た
とえば断面矩形の切欠き部48が設けられ、切欠き部4
8の近傍のレンズ12面には、円形または楕円状の1つ
の貫通孔14が設けられている。
ズ取付構造のさらに別の例をレンズの平面側から見て拡
大した部分断面図解図であり、図22は、その分解拡大
断面図解図であり、図23は、図21,図22に示すメ
ガネのレンズ取付構造に適用されるレンズの正面図であ
る。図24は、図21,図22に示すメガネのレンズ取
付構造をレンズの正面側から見た要部図解図である。本
実施例では、上述の各実施例と比べて、特に、智16が
たとえば2つのレンズ挟持部22,22を有し、ブリッ
ジB側のレンズ12の連結部には、たとえば図8および
図9に示す実施例と同様の凸部46を備えた1つのレン
ズ挟持部22を有する構造となっている。すなわち、図
21〜図24で示すメガネのレンズ取付構造では、智1
6の先端部に所定の間隔を隔てて、2つのレンズ挟持部
22,22が智16と一体的に形成される。2つのレン
ズ挟持部22,22は、それぞれ、挿嵌柱状体24,2
4を有し、それらと対向するレンズ12面には、円形ま
たは楕円状の2つの貫通孔14,14がそれぞれ設けら
れている。2つの貫通孔14,14は、レンズ12の幅
方向(上下方向)に所定の間隔を隔てて設けられる。ま
た、ブリッジB側のレンズ12の側端面の一部には、た
とえば断面矩形の切欠き部48が設けられ、切欠き部4
8の近傍のレンズ12面には、円形または楕円状の1つ
の貫通孔14が設けられている。
【0036】そして、智16(テンプルT側)の2つの
挿嵌柱状体24,24と、ブリッジB側の連結部の1つ
の挿嵌柱状体24とは、それぞれ、レンズ12の一方主
面側から、レンズ12の智16側の2つの貫通孔14,
14と、レンズ12のブリッジB側の1つの貫通孔14
とに、嵌合される。同時に、ブリッジB側のレンズ挟持
部22の凸部46は、レンズ12のブリッジB側の切欠
き部48に係止される。さらに、レンズ12の他方主面
側からは、たとえば図4に示す実施例と同様に、ブシュ
部38およびフランジ部40で形成される密着部材36
を介して、留め具18が各挿嵌柱状体24の各有底孔2
6に挿通され、挿嵌柱状体24のねじ部24aと留め具
18のねじ部28aとが螺合される。そのため、レンズ
12のテンプルT側は、智16の2つの挿嵌柱状体2
4,24と2つの留め具18,18とで保持され、レン
ズ12のブリッジB側は、1つの挿嵌柱状体24および
1つの留め具18と1つの凸部46とで保持される。し
たがって、図21〜図24で示す実施例のメガネのレン
ズ取付構造では、たとえば図4,図7,図8および図9
に示す実施例と比べて、レンズ12と智16,ブリッジ
Bの連結部とをより一層しっかりと保持することができ
るため、さらにレンズ12のがたつきを防止することが
できる。
挿嵌柱状体24,24と、ブリッジB側の連結部の1つ
の挿嵌柱状体24とは、それぞれ、レンズ12の一方主
面側から、レンズ12の智16側の2つの貫通孔14,
14と、レンズ12のブリッジB側の1つの貫通孔14
とに、嵌合される。同時に、ブリッジB側のレンズ挟持
部22の凸部46は、レンズ12のブリッジB側の切欠
き部48に係止される。さらに、レンズ12の他方主面
側からは、たとえば図4に示す実施例と同様に、ブシュ
部38およびフランジ部40で形成される密着部材36
を介して、留め具18が各挿嵌柱状体24の各有底孔2
6に挿通され、挿嵌柱状体24のねじ部24aと留め具
18のねじ部28aとが螺合される。そのため、レンズ
12のテンプルT側は、智16の2つの挿嵌柱状体2
4,24と2つの留め具18,18とで保持され、レン
ズ12のブリッジB側は、1つの挿嵌柱状体24および
1つの留め具18と1つの凸部46とで保持される。し
たがって、図21〜図24で示す実施例のメガネのレン
ズ取付構造では、たとえば図4,図7,図8および図9
に示す実施例と比べて、レンズ12と智16,ブリッジ
Bの連結部とをより一層しっかりと保持することができ
るため、さらにレンズ12のがたつきを防止することが
できる。
【0037】なお、上述の各実施例では、レンズの貫通
孔の形状が、レンズの正面側から見て、円形、楕円形、
楕円状、馬蹄形などに形成されたが、それ以外に、たと
えば正方形、長方形、菱形、その他の多角形に形成され
てもよい。また、レンズの貫通孔に挿通ないし嵌合され
る挿嵌柱状体の形状も同様である。さらに、挿嵌柱状体
の軸方向の長さ、厚さ、直径および長軸,短軸の長さな
どは、それぞれ、レンズの種類,大きさ,形状,材質、
および、智,ブリッジの種類,大きさ,形状,材質,配
置等、種々の条件に応じて、適宜、変更可能である。さ
らに、上述の各実施例では、レンズ12の楕円状の貫通
孔14の長軸がレンズ12の長さ方向と平行になるよう
に、つまり、レンズ12の正面側から見て、横長楕円状
に形成されたが、このレンズ12の貫通孔14は、たと
えばレンズ12の正面側から見て、縦長楕円状に形成さ
れてもよい。
孔の形状が、レンズの正面側から見て、円形、楕円形、
楕円状、馬蹄形などに形成されたが、それ以外に、たと
えば正方形、長方形、菱形、その他の多角形に形成され
てもよい。また、レンズの貫通孔に挿通ないし嵌合され
る挿嵌柱状体の形状も同様である。さらに、挿嵌柱状体
の軸方向の長さ、厚さ、直径および長軸,短軸の長さな
どは、それぞれ、レンズの種類,大きさ,形状,材質、
および、智,ブリッジの種類,大きさ,形状,材質,配
置等、種々の条件に応じて、適宜、変更可能である。さ
らに、上述の各実施例では、レンズ12の楕円状の貫通
孔14の長軸がレンズ12の長さ方向と平行になるよう
に、つまり、レンズ12の正面側から見て、横長楕円状
に形成されたが、このレンズ12の貫通孔14は、たと
えばレンズ12の正面側から見て、縦長楕円状に形成さ
れてもよい。
【0038】図25は本願発明にかかるメガネのレンズ
取付構造のさらに別の例をレンズの平面側から見て拡大
した部分断面図解図であり、図26はその要部拡大正面
図である。図25,図26に示すメガネのレンズ取付構
造10では、特に、楕円状の挿嵌柱状体24とその挿嵌
柱状体24が挿通される楕円状の貫通孔14との間に、
隙間180a,180bによって設けられた「遊び」部
分が形成されている。挿嵌柱状体24の長軸端側に隙間
180aが設けられ、挿嵌柱状体24の短軸端側に隙間
180bが設けられる。この場合、楕円状の貫通孔14
の長軸および短軸方向の長さは、挿嵌柱状体24の長軸
および短軸の長さよりも大きく形成されるが、特に、貫
通孔14の長軸方向に挿嵌柱状体24が適宜移動可能な
所定の大きさの隙間180aが設けられている。
取付構造のさらに別の例をレンズの平面側から見て拡大
した部分断面図解図であり、図26はその要部拡大正面
図である。図25,図26に示すメガネのレンズ取付構
造10では、特に、楕円状の挿嵌柱状体24とその挿嵌
柱状体24が挿通される楕円状の貫通孔14との間に、
隙間180a,180bによって設けられた「遊び」部
分が形成されている。挿嵌柱状体24の長軸端側に隙間
180aが設けられ、挿嵌柱状体24の短軸端側に隙間
180bが設けられる。この場合、楕円状の貫通孔14
の長軸および短軸方向の長さは、挿嵌柱状体24の長軸
および短軸の長さよりも大きく形成されるが、特に、貫
通孔14の長軸方向に挿嵌柱状体24が適宜移動可能な
所定の大きさの隙間180aが設けられている。
【0039】ところが、先の各実施例に示すメガネのレ
ンズ取付構造10では、挿嵌筒状体24の大きさと略同
じかわずかに大きい貫通孔14をレンズ12に配設して
いるので、挿嵌筒状体24はレンズ12の貫通孔14内
に略ぴったりと挿入される。そのため、例えば、メガネ
の左右のテンプルT,智16の開閉動作が繰り返される
ことによって、挿嵌柱状体24が貫通孔14部分でレン
ズ12に負担をかけることとなり、レンズ12を損傷さ
せる恐れがあった。
ンズ取付構造10では、挿嵌筒状体24の大きさと略同
じかわずかに大きい貫通孔14をレンズ12に配設して
いるので、挿嵌筒状体24はレンズ12の貫通孔14内
に略ぴったりと挿入される。そのため、例えば、メガネ
の左右のテンプルT,智16の開閉動作が繰り返される
ことによって、挿嵌柱状体24が貫通孔14部分でレン
ズ12に負担をかけることとなり、レンズ12を損傷さ
せる恐れがあった。
【0040】それに対して、図25,図26に示す実施
例のメガネのレンズ取付構造10では、先に述べたよう
に、レンズ12の貫通孔14と挿嵌筒状体24との間に
遊び部分が形成されているため、メガネの左右のテンプ
ルT,智16の開閉動作が繰り返されても、挿嵌筒状体
24が遊び部分で移動可能に余裕を有するため、無理に
レンズ12を押圧して負担をかけることもない。したが
って、レンズ12を傷めるようなこともなく、レンズ1
2の損傷を防止することができる。
例のメガネのレンズ取付構造10では、先に述べたよう
に、レンズ12の貫通孔14と挿嵌筒状体24との間に
遊び部分が形成されているため、メガネの左右のテンプ
ルT,智16の開閉動作が繰り返されても、挿嵌筒状体
24が遊び部分で移動可能に余裕を有するため、無理に
レンズ12を押圧して負担をかけることもない。したが
って、レンズ12を傷めるようなこともなく、レンズ1
2の損傷を防止することができる。
【0041】図27は本願発明にかかるメガネのレンズ
取付構造のさらに別の例をレンズの平面側から見て拡大
した部分断面図解図であり、図28は図27に示すメガ
ネのレンズ取付構造のレンズ挟持部と挿嵌柱状体との接
続方法の要部をレンズの平面側から見て拡大した工程図
である。図27に示すメガネのレンズ取付構造10は、
先の各実施例のものと比べて、特に、留め具18の固定
部28のねじ部28aの長さが長く形成されている。す
なわち、本実施例では、智16のレンズ挟持部22に、
留め具18の固定部28の先端側が挿入され固定される
別の固定部182が配設される。この固定部182に
は、挿嵌柱状体24のねじ部24aと連接し、留め具1
8の固定部28のねじ部28aと螺合される別のねじ部
182aを有するものである。
取付構造のさらに別の例をレンズの平面側から見て拡大
した部分断面図解図であり、図28は図27に示すメガ
ネのレンズ取付構造のレンズ挟持部と挿嵌柱状体との接
続方法の要部をレンズの平面側から見て拡大した工程図
である。図27に示すメガネのレンズ取付構造10は、
先の各実施例のものと比べて、特に、留め具18の固定
部28のねじ部28aの長さが長く形成されている。す
なわち、本実施例では、智16のレンズ挟持部22に、
留め具18の固定部28の先端側が挿入され固定される
別の固定部182が配設される。この固定部182に
は、挿嵌柱状体24のねじ部24aと連接し、留め具1
8の固定部28のねじ部28aと螺合される別のねじ部
182aを有するものである。
【0042】次に、図27に示す実施例の智16のレン
ズ挟持部22と挿嵌柱状体24との接続方法の一例につ
いて、図28(A)〜(B)を参照しながら説明する。
先ず、智16のレンズ挟持部22には、たとえば図28
(A)に示すように、挿嵌筒状体24と同一の軸線中心
を有し、留め具18の固定部28の先端側が挿入される
円柱状の穴部184が設けられる。そして、この穴部1
84の内周面には、図28(B)に示すように、挿嵌柱
状体24のねじ部24aと連接し、固定部28のねじ部
28aと螺合されるねじ部184aが形成される。ま
た、挿嵌柱状体24となる柱状体186が別途準備され
る。柱状体186は、その中央に、固定部28が挿通さ
れる挿通孔188を有する。この柱状体186は、図2
8(D)に示すように、ろう付け等の固着手段により、
レンズ挟持部22に設けた穴部184の周縁部に固着さ
れる。それから、柱状体186の挿通孔188の内周面
には、図28(E)に示すように、レンズ挟持部22の
穴部184のねじ部184aと連接されるねじ部188
aが形成される。
ズ挟持部22と挿嵌柱状体24との接続方法の一例につ
いて、図28(A)〜(B)を参照しながら説明する。
先ず、智16のレンズ挟持部22には、たとえば図28
(A)に示すように、挿嵌筒状体24と同一の軸線中心
を有し、留め具18の固定部28の先端側が挿入される
円柱状の穴部184が設けられる。そして、この穴部1
84の内周面には、図28(B)に示すように、挿嵌柱
状体24のねじ部24aと連接し、固定部28のねじ部
28aと螺合されるねじ部184aが形成される。ま
た、挿嵌柱状体24となる柱状体186が別途準備され
る。柱状体186は、その中央に、固定部28が挿通さ
れる挿通孔188を有する。この柱状体186は、図2
8(D)に示すように、ろう付け等の固着手段により、
レンズ挟持部22に設けた穴部184の周縁部に固着さ
れる。それから、柱状体186の挿通孔188の内周面
には、図28(E)に示すように、レンズ挟持部22の
穴部184のねじ部184aと連接されるねじ部188
aが形成される。
【0043】このようにして形成された図27に示す実
施例では、先のたとえば図1,図2に示す実施例と比べ
て、留め具18の固定部28が固定される固定長さが、
レンズ挟持部22の穴部184のねじ部184aの深さ
分だけ長く形成される。この場合、固定部28のねじ部
28aが挿嵌柱状体24のねじ部24aおよびレンズ挟
持部22のねじ部184aで螺合されることによって、
固定部28のねじ込み深さが大きくなるため、留め具1
8の固着力が高まる。したがって、レンズ12は、智1
6の挟持部22と留め具18の固定部28とで強固に挟
持・保持される。そのため、智16および留め具18が
レンズ12から抜けにくくなる。
施例では、先のたとえば図1,図2に示す実施例と比べ
て、留め具18の固定部28が固定される固定長さが、
レンズ挟持部22の穴部184のねじ部184aの深さ
分だけ長く形成される。この場合、固定部28のねじ部
28aが挿嵌柱状体24のねじ部24aおよびレンズ挟
持部22のねじ部184aで螺合されることによって、
固定部28のねじ込み深さが大きくなるため、留め具1
8の固着力が高まる。したがって、レンズ12は、智1
6の挟持部22と留め具18の固定部28とで強固に挟
持・保持される。そのため、智16および留め具18が
レンズ12から抜けにくくなる。
【0044】図29は本願発明にかかるメガネのレンズ
取付構造のさらに別の例を示す要部正面図であり、図3
0はその要部拡大分解斜視図であり、図31はそれをレ
ンズの平面側から見て拡大した部分断面図解図である。
図29〜図31で示す実施例のメガネのレンズ取付構造
10では、先の各実施例に比べて、特に、レンズ挟持部
22に、挿嵌柱状体24と間隔を隔てて、別の挿嵌柱状
体190が配設される。この場合、挿嵌柱状体24は有
底円筒形に形成され、その内周面にはねじ部24aが設
けられる。別の挿嵌柱状体190は円柱形に形成され、
ねじ部を有するものではない。そして、挿嵌柱状体24
と別の挿嵌柱状体190とは、レンズ挟持部22の幅方
向(長軸方向)に所定の間隔をもって配設される。
取付構造のさらに別の例を示す要部正面図であり、図3
0はその要部拡大分解斜視図であり、図31はそれをレ
ンズの平面側から見て拡大した部分断面図解図である。
図29〜図31で示す実施例のメガネのレンズ取付構造
10では、先の各実施例に比べて、特に、レンズ挟持部
22に、挿嵌柱状体24と間隔を隔てて、別の挿嵌柱状
体190が配設される。この場合、挿嵌柱状体24は有
底円筒形に形成され、その内周面にはねじ部24aが設
けられる。別の挿嵌柱状体190は円柱形に形成され、
ねじ部を有するものではない。そして、挿嵌柱状体24
と別の挿嵌柱状体190とは、レンズ挟持部22の幅方
向(長軸方向)に所定の間隔をもって配設される。
【0045】また、挿嵌柱状体24が挿嵌されるレンズ
12の所定の部位には、レンズ12の正面側から見て、
円形の貫通孔14が設けられる。この貫通孔14は、レ
ンズ12の背面側に、図3に示した実施例の段差部34
と同様の機能,効果を備え、レンズ12の背面側から見
て、円形の段差部192を有する。したがって、挿嵌柱
状体24と留め具18とを連結固定したときに、留め具
18の頭部30は、レンズ12面から突出することな
く、段差部192内に収容される。さらに、別の挿嵌柱
状体190が挿嵌される部位には、レンズ12の正面側
から見て、円形の係止穴部194が設けられる。係止穴
部194は、レンズ12を貫通するものではなく、レン
ズ12の正面側から所定の深さで開けられた有底穴によ
って構成される。
12の所定の部位には、レンズ12の正面側から見て、
円形の貫通孔14が設けられる。この貫通孔14は、レ
ンズ12の背面側に、図3に示した実施例の段差部34
と同様の機能,効果を備え、レンズ12の背面側から見
て、円形の段差部192を有する。したがって、挿嵌柱
状体24と留め具18とを連結固定したときに、留め具
18の頭部30は、レンズ12面から突出することな
く、段差部192内に収容される。さらに、別の挿嵌柱
状体190が挿嵌される部位には、レンズ12の正面側
から見て、円形の係止穴部194が設けられる。係止穴
部194は、レンズ12を貫通するものではなく、レン
ズ12の正面側から所定の深さで開けられた有底穴によ
って構成される。
【0046】図29〜図31で示す実施例のメガネのレ
ンズ取付構造10では、レンズ12の貫通孔14が円形
に形成されるため、加工しやすくシンプルなものとなっ
ている。そして、レンズ12は、レンズ挟持部22の挿
嵌柱状体24,別の挿嵌柱状体190と留め具18との
協働作用により強固に挟持・保持されるため、しっかり
と固定される。なお、本実施例のメガネのレンズ取付構
造10は、レンズ12と智16との接続に適用される
他、フレームのブリッジB部分とレンズ12との接続に
も適用され得るものである。
ンズ取付構造10では、レンズ12の貫通孔14が円形
に形成されるため、加工しやすくシンプルなものとなっ
ている。そして、レンズ12は、レンズ挟持部22の挿
嵌柱状体24,別の挿嵌柱状体190と留め具18との
協働作用により強固に挟持・保持されるため、しっかり
と固定される。なお、本実施例のメガネのレンズ取付構
造10は、レンズ12と智16との接続に適用される
他、フレームのブリッジB部分とレンズ12との接続に
も適用され得るものである。
【0047】図29〜図31で示した上述の実施例のメ
ガネのレンズ取付構造10では、レンズ挟持部22がレ
ンズ12の正面側からあてがわれ、レンズ12の背面側
から留め具18によりレンズ12を固定しているが、た
とえば図32〜図34で示すように、レンズ挟持部22
がレンズ12の背面側からあてがわれ、レンズ12の正
面側から留め具18によりレンズ12を固定するように
してもよい。この場合、段差部192は、レンズ12の
正面側に配置される。また、係止穴部194は、レンズ
12の背面側から所定の深さで開けられた有底穴によっ
て構成される。なお、それ以外の点では、上述の実施例
と同様の構造を有し、同様の作用,効果を奏するもので
ある。
ガネのレンズ取付構造10では、レンズ挟持部22がレ
ンズ12の正面側からあてがわれ、レンズ12の背面側
から留め具18によりレンズ12を固定しているが、た
とえば図32〜図34で示すように、レンズ挟持部22
がレンズ12の背面側からあてがわれ、レンズ12の正
面側から留め具18によりレンズ12を固定するように
してもよい。この場合、段差部192は、レンズ12の
正面側に配置される。また、係止穴部194は、レンズ
12の背面側から所定の深さで開けられた有底穴によっ
て構成される。なお、それ以外の点では、上述の実施例
と同様の構造を有し、同様の作用,効果を奏するもので
ある。
【0048】また、図35に示すように、図29〜図3
1に示すレンズ取付構造10を智16とレンズ12との
接続に適用し、図32〜図34に示すレンズ取付構造1
0をフレームのブリッジB部分とレンズ12との接続に
適用して、両者を併用することも適宜可能である。
1に示すレンズ取付構造10を智16とレンズ12との
接続に適用し、図32〜図34に示すレンズ取付構造1
0をフレームのブリッジB部分とレンズ12との接続に
適用して、両者を併用することも適宜可能である。
【0049】図36は本願発明にかかるメガネのレンズ
取付構造のさらに別の例を示す要部正面図であり、図3
7はその要部拡大分解斜視図であり、図38はそれをレ
ンズの平面側から見た部分断面図解図である。図36〜
図38に示す実施例のメガネのレンズ取付構造10は、
たとえば図21〜図24で示した実施例の中の智16と
レンズ12との接続構造に類似するものではあるが、特
に、図21〜図24の実施例中に示す二股状のレンズ挟
持部22の先端側が連結片196で連結され、たとえば
略矩形環状に一体的に形成されている点で相違する。こ
の場合、2つの挿嵌柱状体24,24が挿嵌されるレン
ズ12の所定の部位には、レンズ12の正面側から見
て、円形の貫通孔14,14が設けられる。この2つの
貫通孔14,14は、レンズ12の背面側に、図3に示
した実施例の段差部34と同様の機能,効果を備え、レ
ンズ12の背面側から見て、円形の段差部192,19
2をそれぞれ有する。
取付構造のさらに別の例を示す要部正面図であり、図3
7はその要部拡大分解斜視図であり、図38はそれをレ
ンズの平面側から見た部分断面図解図である。図36〜
図38に示す実施例のメガネのレンズ取付構造10は、
たとえば図21〜図24で示した実施例の中の智16と
レンズ12との接続構造に類似するものではあるが、特
に、図21〜図24の実施例中に示す二股状のレンズ挟
持部22の先端側が連結片196で連結され、たとえば
略矩形環状に一体的に形成されている点で相違する。こ
の場合、2つの挿嵌柱状体24,24が挿嵌されるレン
ズ12の所定の部位には、レンズ12の正面側から見
て、円形の貫通孔14,14が設けられる。この2つの
貫通孔14,14は、レンズ12の背面側に、図3に示
した実施例の段差部34と同様の機能,効果を備え、レ
ンズ12の背面側から見て、円形の段差部192,19
2をそれぞれ有する。
【0050】レンズ12の正面側から挿嵌された2つの
挿嵌柱状体24,24には、それぞれ、留め具18,1
8が挿通され、それらの固定部28,28のねじ部28
a,28aと挿嵌柱状体24,24のねじ部24a,2
4aとが螺合されることによって、レンズ12が取り付
けられる。したがって、2つの挿嵌柱状体24,24と
2つの留め具18,18とを連結固定したときに、2つ
の留め具18,18の頭部30,30は、それぞれ、レ
ンズ12面から突出することなく、段差部192,19
2内に収容される。
挿嵌柱状体24,24には、それぞれ、留め具18,1
8が挿通され、それらの固定部28,28のねじ部28
a,28aと挿嵌柱状体24,24のねじ部24a,2
4aとが螺合されることによって、レンズ12が取り付
けられる。したがって、2つの挿嵌柱状体24,24と
2つの留め具18,18とを連結固定したときに、2つ
の留め具18,18の頭部30,30は、それぞれ、レ
ンズ12面から突出することなく、段差部192,19
2内に収容される。
【0051】図36〜図38で示す実施例のメガネのレ
ンズ取付構造10では、先の図29〜図31で示した実
施例と同様に、レンズ12の貫通孔14,段差部192
が円形に形成されるため、加工しやすくシンプルなもの
となっている。そして、レンズ12は、レンズ挟持部2
2の2つの挿嵌柱状体24,24と2つの留め具18,
18との協働作用により強固に挟持・保持されるため、
しっかりと固定される。なお、本実施例のメガネのレン
ズ取付構造10は、レンズ12と智16との接続に適用
される他、フレームのブリッジB部分とレンズ12との
接続にも適用され得るものである。
ンズ取付構造10では、先の図29〜図31で示した実
施例と同様に、レンズ12の貫通孔14,段差部192
が円形に形成されるため、加工しやすくシンプルなもの
となっている。そして、レンズ12は、レンズ挟持部2
2の2つの挿嵌柱状体24,24と2つの留め具18,
18との協働作用により強固に挟持・保持されるため、
しっかりと固定される。なお、本実施例のメガネのレン
ズ取付構造10は、レンズ12と智16との接続に適用
される他、フレームのブリッジB部分とレンズ12との
接続にも適用され得るものである。
【0052】図36〜図38で示した上述の実施例のメ
ガネのレンズ取付構造10では、レンズ挟持部22がレ
ンズ12の正面側からあてがわれ、レンズ12の背面側
から2つの留め具18,18によりレンズ12を固定し
ているが、たとえば図39〜図41で示すように、レン
ズ挟持部22がレンズ12の背面側からあてがわれ、レ
ンズ12の正面側から2つの留め具18,18によりレ
ンズ12を固定するようにしてもよい。この場合、2つ
の段差部192,192は、レンズ12の正面側に配置
される。なお、それ以外の点では、上述の実施例と同様
の構造を有し、同様の作用,効果を奏するものである。
また、図42に示すように、図36〜図38に示すレン
ズ取付構造10を智16とレンズ12との接続に適用
し、図39〜図41に示すレンズ取付構造10をフレー
ムのブリッジB部分とレンズ12との接続に適用して、
両者を併用することも適宜可能である。
ガネのレンズ取付構造10では、レンズ挟持部22がレ
ンズ12の正面側からあてがわれ、レンズ12の背面側
から2つの留め具18,18によりレンズ12を固定し
ているが、たとえば図39〜図41で示すように、レン
ズ挟持部22がレンズ12の背面側からあてがわれ、レ
ンズ12の正面側から2つの留め具18,18によりレ
ンズ12を固定するようにしてもよい。この場合、2つ
の段差部192,192は、レンズ12の正面側に配置
される。なお、それ以外の点では、上述の実施例と同様
の構造を有し、同様の作用,効果を奏するものである。
また、図42に示すように、図36〜図38に示すレン
ズ取付構造10を智16とレンズ12との接続に適用
し、図39〜図41に示すレンズ取付構造10をフレー
ムのブリッジB部分とレンズ12との接続に適用して、
両者を併用することも適宜可能である。
【0053】図29〜図42に示す各実施例において、
挿嵌柱状体24の軸方向の長さは、レンズ12の厚みよ
りもわずかに短い程度の長さに形成される。また、挿嵌
柱状体24の外径は、レンズ12の貫通孔14の直径と
略同じかわずかに小さく形成され、挿嵌柱状体24の内
径は、留め具18の固定部28の外径よりもわずかに大
きく形成される。さらに、段差部192の直径は、留め
具18の固定部28の頭部30の外径よりも大きく形成
される。なお、レンズ12の厚み、貫通孔14の直径,
段差部192の直径,深さ,留め具18の固定部28の
外径,軸方向の長さ等は、レンズ12の種類,度,大き
さ等の違いに応じて、適宜設計変更され得るものであ
る。
挿嵌柱状体24の軸方向の長さは、レンズ12の厚みよ
りもわずかに短い程度の長さに形成される。また、挿嵌
柱状体24の外径は、レンズ12の貫通孔14の直径と
略同じかわずかに小さく形成され、挿嵌柱状体24の内
径は、留め具18の固定部28の外径よりもわずかに大
きく形成される。さらに、段差部192の直径は、留め
具18の固定部28の頭部30の外径よりも大きく形成
される。なお、レンズ12の厚み、貫通孔14の直径,
段差部192の直径,深さ,留め具18の固定部28の
外径,軸方向の長さ等は、レンズ12の種類,度,大き
さ等の違いに応じて、適宜設計変更され得るものであ
る。
【0054】さて、上述の各実施例において、レンズ1
2に円形の貫通孔14を開けることは従来より簡単なも
のであったが、特に、レンズ12に楕円状の貫通孔14
を開けることは従来より非常に困難なものであった。と
ころが、本願発明にかかるメガネの取付構造において、
レンズ12に楕円状の貫通孔14を設けることは、挿嵌
柱状体の回り止めを防ぐという観点で見れば、1つの重
要な構成であって、本願発明者は、本願発明にかかるメ
ガネのレンズ取付構造を発明する過程で、この問題を解
消することができた。そこで、以下には、本願発明にか
かるメガネの取付構造に適用されるレンズに設けられ、
挿嵌柱状体が挿通ないし嵌合されるレンズの楕円状の貫
通孔の形成方法について、説明する。
2に円形の貫通孔14を開けることは従来より簡単なも
のであったが、特に、レンズ12に楕円状の貫通孔14
を開けることは従来より非常に困難なものであった。と
ころが、本願発明にかかるメガネの取付構造において、
レンズ12に楕円状の貫通孔14を設けることは、挿嵌
柱状体の回り止めを防ぐという観点で見れば、1つの重
要な構成であって、本願発明者は、本願発明にかかるメ
ガネのレンズ取付構造を発明する過程で、この問題を解
消することができた。そこで、以下には、本願発明にか
かるメガネの取付構造に適用されるレンズに設けられ、
挿嵌柱状体が挿通ないし嵌合されるレンズの楕円状の貫
通孔の形成方法について、説明する。
【0055】図43は、本願発明にかかるメガネのレン
ズ取付構造に適用されるレンズに楕円状の貫通孔を形成
するための孔開け装置の一例を示す図解図であり、図4
4は、図43の孔開け装置に用いられるジグの一例を示
す図解図である。この孔開け装置130は、ベッド13
2を含む。ベッド132の上面には、後述のテーブル1
38を案内する案内面136が形成される。案内面13
6は、たとえば2つの案内溝134aおよび134bを
有する。案内溝134aおよび134bは、それぞれ、
ベッド132の幅方向に所定の間隔を隔てて、かつ、ベ
ッド132の長さ方向に延び設けられる。2つの案内溝
134a,134bは、たとえば断面略逆台形状に形成
され、ベッド132の長さ方向の一端から他端にかけて
直線的に形成される。
ズ取付構造に適用されるレンズに楕円状の貫通孔を形成
するための孔開け装置の一例を示す図解図であり、図4
4は、図43の孔開け装置に用いられるジグの一例を示
す図解図である。この孔開け装置130は、ベッド13
2を含む。ベッド132の上面には、後述のテーブル1
38を案内する案内面136が形成される。案内面13
6は、たとえば2つの案内溝134aおよび134bを
有する。案内溝134aおよび134bは、それぞれ、
ベッド132の幅方向に所定の間隔を隔てて、かつ、ベ
ッド132の長さ方向に延び設けられる。2つの案内溝
134a,134bは、たとえば断面略逆台形状に形成
され、ベッド132の長さ方向の一端から他端にかけて
直線的に形成される。
【0056】さらに、ベッド132の上面には、案内面
136に沿って、ベッド132の長さ方向に往復移動可
能なテーブル138が形成される。テーブル138は、
たとえば直方体状に形成され、その上面の所定の位置
に、位置決め部材として、たとえば角柱状の3つの定位
ピン140a,140b,140cが配置される。この
場合、テーブル138の長さ方向の一端側および他端側
で且つその幅方向の略中央に定位ピン140aおよび1
40bが配置され、テーブル138の幅方向の一端で且
つその長さ方向の略中央に定位ピン140cが配置され
る。3つの定位ピン140a,140b,140cは、
それぞれ、テーブル138の上面から垂直に立ち設けら
れる。
136に沿って、ベッド132の長さ方向に往復移動可
能なテーブル138が形成される。テーブル138は、
たとえば直方体状に形成され、その上面の所定の位置
に、位置決め部材として、たとえば角柱状の3つの定位
ピン140a,140b,140cが配置される。この
場合、テーブル138の長さ方向の一端側および他端側
で且つその幅方向の略中央に定位ピン140aおよび1
40bが配置され、テーブル138の幅方向の一端で且
つその長さ方向の略中央に定位ピン140cが配置され
る。3つの定位ピン140a,140b,140cは、
それぞれ、テーブル138の上面から垂直に立ち設けら
れる。
【0057】また、テーブル138の下面には、ベッド
132の案内溝134aおよび134bに嵌合される凸
条部142aおよび142bが形成される。この場合、
凸条部142a,142bは、断面略逆台形状に形成さ
れ、テーブル138の下面の長さ方向に所定の間隔を隔
てて、テーブル138の幅方向の一端から他端側に延び
設けられる。
132の案内溝134aおよび134bに嵌合される凸
条部142aおよび142bが形成される。この場合、
凸条部142a,142bは、断面略逆台形状に形成さ
れ、テーブル138の下面の長さ方向に所定の間隔を隔
てて、テーブル138の幅方向の一端から他端側に延び
設けられる。
【0058】なお、テーブル138には、レバー(図示
せず)が設けられていて、このレバー(図示せず)を操
作することによって、テーブル138を案内面136の
案内溝134a,134bに沿って往復移動させること
ができる。テーブル138に往復移動をさせる送り機構
としては、たとえば旋盤、フライス盤、平削り盤などの
工作機械に用いられる送り機構と基本的には類似するも
のである。
せず)が設けられていて、このレバー(図示せず)を操
作することによって、テーブル138を案内面136の
案内溝134a,134bに沿って往復移動させること
ができる。テーブル138に往復移動をさせる送り機構
としては、たとえば旋盤、フライス盤、平削り盤などの
工作機械に用いられる送り機構と基本的には類似するも
のである。
【0059】さらに、ベッド132の長さ方向の一方側
には、円柱状のコラム144が配置される。コラム14
4の軸方向の上端部には、主軸146を回動自在に保持
する主軸頭148が形成される。主軸146の先端部に
は、切削体として、例えばドリル150が取り付けられ
ている。この孔開け装置130では、主軸頭148に設
けられたハンドル152を操作することによって、ドリ
ル150が垂直方向に上下動させることができる。な
お、コラム144、主軸146、主軸頭148およびド
リル150等の構成,配置,機能などは、一般的なボー
ル盤と類似するものである。
には、円柱状のコラム144が配置される。コラム14
4の軸方向の上端部には、主軸146を回動自在に保持
する主軸頭148が形成される。主軸146の先端部に
は、切削体として、例えばドリル150が取り付けられ
ている。この孔開け装置130では、主軸頭148に設
けられたハンドル152を操作することによって、ドリ
ル150が垂直方向に上下動させることができる。な
お、コラム144、主軸146、主軸頭148およびド
リル150等の構成,配置,機能などは、一般的なボー
ル盤と類似するものである。
【0060】テーブル138には、たとえば図45に示
すように、ジグ154がセットされる。このジグ154
は、図44に示すように、たとえば金属材料からなる有
底箱型状のジグ本体156を含む。ジグ本体156の長
さ方向の一端および他端には、それぞれ、その幅方向の
中央に、たとえば断面「コ」字状の切欠き部158aお
よび158bが形成される。さらに、ジグ本体156の
幅方向の一端でその長さ方向の中央にも、同様の構造の
切欠き部158cが形成される。切欠き部158a,1
58b,158cは、図43で示した定位ピン140
a,140b,140cと対応する位置にそれぞれ配置
される。切欠き部158a,158b,158cは、そ
れぞれ、ジグ本体156の高さ方向の上端から下端にか
けて形成される。切欠き部158a〜158cは、それ
ぞれ、テーブル138の定位ピン140a〜140cに
嵌合され、定位ピン140a〜140cと協働して、ジ
グ154を位置決めするもう一方の別の位置決め部材と
しての機能を有するものである。
すように、ジグ154がセットされる。このジグ154
は、図44に示すように、たとえば金属材料からなる有
底箱型状のジグ本体156を含む。ジグ本体156の長
さ方向の一端および他端には、それぞれ、その幅方向の
中央に、たとえば断面「コ」字状の切欠き部158aお
よび158bが形成される。さらに、ジグ本体156の
幅方向の一端でその長さ方向の中央にも、同様の構造の
切欠き部158cが形成される。切欠き部158a,1
58b,158cは、図43で示した定位ピン140
a,140b,140cと対応する位置にそれぞれ配置
される。切欠き部158a,158b,158cは、そ
れぞれ、ジグ本体156の高さ方向の上端から下端にか
けて形成される。切欠き部158a〜158cは、それ
ぞれ、テーブル138の定位ピン140a〜140cに
嵌合され、定位ピン140a〜140cと協働して、ジ
グ154を位置決めするもう一方の別の位置決め部材と
しての機能を有するものである。
【0061】また、このジグ本体156の中には、たと
えばシリコーン樹脂、その他の合成樹脂材料からなる型
部160が嵌合されている。型部160の中央には、本
願発明に適用されるレンズ12をぴったりと嵌め込むた
めの位置決め部として、レンズ12の外形に対応した形
状の凹部162が形成される。このジグ154をテーブ
ル138上にセットしたとき、レンズ12は、所定の位
置に正確に位置決めすることができる。
えばシリコーン樹脂、その他の合成樹脂材料からなる型
部160が嵌合されている。型部160の中央には、本
願発明に適用されるレンズ12をぴったりと嵌め込むた
めの位置決め部として、レンズ12の外形に対応した形
状の凹部162が形成される。このジグ154をテーブ
ル138上にセットしたとき、レンズ12は、所定の位
置に正確に位置決めすることができる。
【0062】次に、上述の孔開け装置130およびジグ
154を用いて、本願発明にかかるメガネのレンズ取付
構造に適用されるレンズ12に楕円状の貫通孔14を形
成する孔開け方法の一例について、図43〜図46を参
照しながら説明する。まず、たとえばジグ154の型部
160の凹部162内に、レンズ12が嵌合され位置決
めされる。次に、レンズ12をジグ154内に位置決め
した状態で、そのジグ154をテーブル138上にセッ
トする。テーブル138の定位ピン140a,140
b,140cは、ジグ154の切欠き部158a,15
8b,158c内に嵌合され案内される。この場合、レ
ンズ12は、ドリル150の真下に、つまり、レンズ1
2の貫通孔14を開けようとする部分が正確に位置決め
される。
154を用いて、本願発明にかかるメガネのレンズ取付
構造に適用されるレンズ12に楕円状の貫通孔14を形
成する孔開け方法の一例について、図43〜図46を参
照しながら説明する。まず、たとえばジグ154の型部
160の凹部162内に、レンズ12が嵌合され位置決
めされる。次に、レンズ12をジグ154内に位置決め
した状態で、そのジグ154をテーブル138上にセッ
トする。テーブル138の定位ピン140a,140
b,140cは、ジグ154の切欠き部158a,15
8b,158c内に嵌合され案内される。この場合、レ
ンズ12は、ドリル150の真下に、つまり、レンズ1
2の貫通孔14を開けようとする部分が正確に位置決め
される。
【0063】そして、ハンドル152を操作することに
より、ドリル150を真下に下降させ、たとえば図46
(A)に示すように、ジグ154内のレンズ12の貫通
孔14を開けようとする所定の位置に、初期的に、先
ず、円形の貫通孔164が開けられる。次に、テーブル
138をベッド132の案内溝134a,134bに沿
って所定の距離だけ、たとえば図46の矢印方向に、言
い換えると、楕円の貫通孔14の長軸の長さ方向に移動
させる。そのため、ドリル150は、結果的に、楕円の
長軸方向に移動する。したがって、レンズ12には、た
とえば図46(B)に示すように、所定の位置に、楕円
形の貫通孔14が開けられる。すなわち、この孔開け装
置130では、貫通孔14を形成しようとするレンズ1
2を位置決めしているジグ154をテーブル138によ
り所定の方向に案内移動させることによって、簡単にレ
ンズ12に貫通孔14を形成することができる。
より、ドリル150を真下に下降させ、たとえば図46
(A)に示すように、ジグ154内のレンズ12の貫通
孔14を開けようとする所定の位置に、初期的に、先
ず、円形の貫通孔164が開けられる。次に、テーブル
138をベッド132の案内溝134a,134bに沿
って所定の距離だけ、たとえば図46の矢印方向に、言
い換えると、楕円の貫通孔14の長軸の長さ方向に移動
させる。そのため、ドリル150は、結果的に、楕円の
長軸方向に移動する。したがって、レンズ12には、た
とえば図46(B)に示すように、所定の位置に、楕円
形の貫通孔14が開けられる。すなわち、この孔開け装
置130では、貫通孔14を形成しようとするレンズ1
2を位置決めしているジグ154をテーブル138によ
り所定の方向に案内移動させることによって、簡単にレ
ンズ12に貫通孔14を形成することができる。
【0064】図47は、本願発明にかかるメガネのレン
ズ取付構造に適用されるレンズに楕円状の貫通孔を形成
するための孔開け装置の他の例を示す図解図であり、図
48は、図47の孔開け装置に用いられるジグの一例を
示す図解図であり、(A)はその上面側を示す斜視図解
図であり、(B)はその下面側を示す斜視図解図であ
る。図47,図49等に示す孔開け装置130は、図4
3,図45等に示す孔開け装置130と比べて、特に、
テーブルの定位ピンおよびジグの位置決め部の構造が相
違する。すなわち、図47,図49等に示す孔開け装置
130では、テーブル138の定位ピン166a,16
6b,166cがそれぞれ円柱状に形成され、テーブル
138上面にセットされるジグ156の位置決め部がそ
れぞれ有底円筒状の位置決め穴部168a,168b,
168cによって形成されている。この孔開け装置13
0を用いたレンズ12の楕円状の貫通孔14の形成方法
は、図43〜図46に示す先の孔開け装置の場合と同様
である。
ズ取付構造に適用されるレンズに楕円状の貫通孔を形成
するための孔開け装置の他の例を示す図解図であり、図
48は、図47の孔開け装置に用いられるジグの一例を
示す図解図であり、(A)はその上面側を示す斜視図解
図であり、(B)はその下面側を示す斜視図解図であ
る。図47,図49等に示す孔開け装置130は、図4
3,図45等に示す孔開け装置130と比べて、特に、
テーブルの定位ピンおよびジグの位置決め部の構造が相
違する。すなわち、図47,図49等に示す孔開け装置
130では、テーブル138の定位ピン166a,16
6b,166cがそれぞれ円柱状に形成され、テーブル
138上面にセットされるジグ156の位置決め部がそ
れぞれ有底円筒状の位置決め穴部168a,168b,
168cによって形成されている。この孔開け装置13
0を用いたレンズ12の楕円状の貫通孔14の形成方法
は、図43〜図46に示す先の孔開け装置の場合と同様
である。
【0065】上述の各孔開け装置130を用いたレンズ
の貫通孔の孔開け方法では、従来、困難を要していた楕
円状の貫通孔を、毎回、誰が行っても、レンズ12の所
定の位置に、同じ方向に、正確で且つ簡単に形成するこ
とができる。
の貫通孔の孔開け方法では、従来、困難を要していた楕
円状の貫通孔を、毎回、誰が行っても、レンズ12の所
定の位置に、同じ方向に、正確で且つ簡単に形成するこ
とができる。
【0066】なお、レンズ12の楕円状の孔14は、た
とえば図50に示すような方法で形成するようにしても
よい。すなわち、たとえば図50(A)に示すように、
まず、レンズ12の所定の位置に、初期的に円形の貫通
孔170を開ける。次に、貫通孔170の中心からレン
ズ12の長さ方向に、つまり、楕円状の孔の長軸方向に
所定の長さだけ、テーブル138を移動させる。そし
て、先の貫通孔170に重なるように、別の円形の貫通
孔172が開けられる。その結果、レンズ12の所定の
位置には、たとえば図50(B)に示すように、略瓢箪
形の貫通孔174が形成されることとなる。
とえば図50に示すような方法で形成するようにしても
よい。すなわち、たとえば図50(A)に示すように、
まず、レンズ12の所定の位置に、初期的に円形の貫通
孔170を開ける。次に、貫通孔170の中心からレン
ズ12の長さ方向に、つまり、楕円状の孔の長軸方向に
所定の長さだけ、テーブル138を移動させる。そし
て、先の貫通孔170に重なるように、別の円形の貫通
孔172が開けられる。その結果、レンズ12の所定の
位置には、たとえば図50(B)に示すように、略瓢箪
形の貫通孔174が形成されることとなる。
【0067】なお、上述の各孔開け装置130では、テ
ーブル138に一方の位置決め部材として、たとえば角
柱状,円柱状の凸部からなる定位ピン140a〜140
c,166a〜166cを形成し、ジグ154,156
に他方の位置決め部材として、たとえば切欠き部158
a〜158c,有底筒状の位置決め穴部168a〜16
8cを形成したが、テーブル138の方に凹部を形成
し、ジグ154,156の方に、その凹部と嵌合する凸
部を形成するようにしてもよい。
ーブル138に一方の位置決め部材として、たとえば角
柱状,円柱状の凸部からなる定位ピン140a〜140
c,166a〜166cを形成し、ジグ154,156
に他方の位置決め部材として、たとえば切欠き部158
a〜158c,有底筒状の位置決め穴部168a〜16
8cを形成したが、テーブル138の方に凹部を形成
し、ジグ154,156の方に、その凹部と嵌合する凸
部を形成するようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】本願発明によれば、レンズをがたつくこ
となく確実に保持することができ、しかも、レンズ面が
清掃しやすく、安全性にも優れたメガネのレンズ取付構
造が得られる。
となく確実に保持することができ、しかも、レンズ面が
清掃しやすく、安全性にも優れたメガネのレンズ取付構
造が得られる。
【図1】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の一
例をレンズの平面側から見て拡大した部分断面図解図で
ある。
例をレンズの平面側から見て拡大した部分断面図解図で
ある。
【図2】図1に示すメガネのレンズ取付構造の要部拡大
斜視図である。
斜視図である。
【図3】図1,図2に示すメガネのレンズ取付構造の変
形例の要部をレンズの平面側から見て拡大した部分断面
図解図である。
形例の要部をレンズの平面側から見て拡大した部分断面
図解図である。
【図4】図1,図2に示すメガネのレンズ取付構造の他
の変形例を示す分解拡大断面図解図である。
の変形例を示す分解拡大断面図解図である。
【図5】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の他
の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断面図解図
である。
の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断面図解図
である。
【図6】図5に示すメガネのレンズ取付構造の分解拡大
断面図解図である。
断面図解図である。
【図7】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造のさ
らに他の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断面
図解図である。
らに他の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断面
図解図である。
【図8】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造のさ
らに他の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断面
図解図である。
らに他の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断面
図解図である。
【図9】図8に示すメガネのレンズ取付構造に適用され
るレンズの正面図である。
るレンズの正面図である。
【図10】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
さらに他の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
さらに他の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
【図11】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
さらに他の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
さらに他の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
【図12】図11に示すメガネのレンズ取付構造の分解
拡大断面図解図である。
拡大断面図解図である。
【図13】図11,図12に示すメガネのレンズ取付構
造をレンズの正面側から見た要部図解図である。
造をレンズの正面側から見た要部図解図である。
【図14】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
さらに他の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
さらに他の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
【図15】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断面図解
図である。
別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断面図解
図である。
【図16】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
【図17】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
【図18】図17に示すメガネのレンズ取付構造の分解
拡大断面図解図である。
拡大断面図解図である。
【図19】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
【図20】図19に示すメガネのレンズ取付構造をレン
ズの正面側から見た要部図解図である。
ズの正面側から見た要部図解図である。
【図21】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
【図22】図21に示すメガネのレンズ取付構造の分解
拡大断面図解図である。
拡大断面図解図である。
【図23】図21,図22に示すメガネのレンズ取付構
造に適用されるレンズの正面図である。
造に適用されるレンズの正面図である。
【図24】図21,図22に示すメガネのレンズ取付構
造をレンズの正面側から見た要部図解図である。
造をレンズの正面側から見た要部図解図である。
【図25】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
【図26】図25に示すメガネのレンズ取付構造の要部
拡大正面図である。
拡大正面図である。
【図27】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
【図28】図27に示すメガネのレンズ取付構造のレン
ズ挟持部と挿嵌柱状体との接続方法の要部をレンズの平
面側から見て拡大した工程図である。
ズ挟持部と挿嵌柱状体との接続方法の要部をレンズの平
面側から見て拡大した工程図である。
【図29】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
さらに別の例を示す要部正面図である。
さらに別の例を示す要部正面図である。
【図30】図29に示すメガネのレンズ取付構造の要部
拡大分解斜視図である。
拡大分解斜視図である。
【図31】図29,図30に示すメガネのレンズ取付構
造の要部をレンズの平面側から見て拡大した部分断面図
解図である。
造の要部をレンズの平面側から見て拡大した部分断面図
解図である。
【図32】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
さらに別の例を示す要部正面図である。
さらに別の例を示す要部正面図である。
【図33】図32に示すメガネのレンズ取付構造の要部
を示す分解拡大断面図解図である。
を示す分解拡大断面図解図である。
【図34】図32,図33に示すメガネのレンズ取付構
造の要部をレンズの平面側から見て拡大した部分断面図
解図である。
造の要部をレンズの平面側から見て拡大した部分断面図
解図である。
【図35】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
【図36】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
さらに別の例を示す要部正面図である。
さらに別の例を示す要部正面図である。
【図37】図36に示すメガネのレンズ取付構造の要部
拡大分解斜視図である。
拡大分解斜視図である。
【図38】図36,図37に示すメガネのレンズ取付構
造の要部をレンズの平面側から見た部分断面図解図であ
る。
造の要部をレンズの平面側から見た部分断面図解図であ
る。
【図39】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
さらに別の例を示す要部正面図である。
さらに別の例を示す要部正面図である。
【図40】図39に示すメガネのレンズ取付構造の要部
を示す分解拡大断面図解図である。
を示す分解拡大断面図解図である。
【図41】図39,図40に示すメガネのレンズ取付構
造の要部をレンズの平面側から見て拡大した部分断面図
解図である。
造の要部をレンズの平面側から見て拡大した部分断面図
解図である。
【図42】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造の
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
さらに別の例をレンズの平面側から見て拡大した部分断
面図解図である。
【図43】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造に
適用されるレンズに楕円状の貫通孔を形成するための孔
開け装置の一例を示す図解図である。
適用されるレンズに楕円状の貫通孔を形成するための孔
開け装置の一例を示す図解図である。
【図44】図43の孔開け装置に用いられるジグの一例
を示す図解図である。
を示す図解図である。
【図45】図43の孔開け装置の使用状態を示す図解図
である。
である。
【図46】図43の孔開け装置でレンズに楕円状の貫通
孔を形成する方法の一例を示す要部図解図である。
孔を形成する方法の一例を示す要部図解図である。
【図47】本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造に
適用されるレンズに楕円状の貫通孔を形成するための孔
開け装置の他の例を示す図解図である。
適用されるレンズに楕円状の貫通孔を形成するための孔
開け装置の他の例を示す図解図である。
【図48】図47の孔開け装置に用いられるジグの一例
を示す図解図であり、(A)はその上面側を示す斜視図
解図であり、(B)はその下面側を示す斜視図解図であ
る。
を示す図解図であり、(A)はその上面側を示す斜視図
解図であり、(B)はその下面側を示す斜視図解図であ
る。
【図49】図47の孔開け装置の使用状態を示す図解図
である。
である。
【図50】図43および図47の孔開け装置でレンズに
他の楕円状の貫通孔を形成する方法の一例を示す要部図
解図である。
他の楕円状の貫通孔を形成する方法の一例を示す要部図
解図である。
【図51】本願発明の背景となる従来のメガネのレンズ
取付構造の一例を示す要部斜視図である。
取付構造の一例を示す要部斜視図である。
10 メガネ T テンプル B ブリッジ 12 レンズ 14 レンズの貫通孔 16 智 18 留め具 22 レンズ挟持部 23 レンズ挟持面 23a,23b レンズ密着面 24 挿嵌柱状体 24a ねじ部 26 挿嵌柱状体の有底孔 28 固定部 28a ねじ部 30 頭部 32 密着部材 76 挿嵌柱状体の貫通孔 78 別部材としての挿嵌柱状体 98 挿嵌具 130 孔開け装置 132 ベッド 138 テーブル 140a〜140c,166a〜166c 定位ピン 154 ジグ 156 ジグ本体 158a,158b,158c 切欠き部 160 型部 168a,168b,168c 位置決め穴部 180a,180b 隙間(遊び部分) 182 別の固定部 182a,184a,188a ねじ部 184 穴部 186 柱状体 188 挿通孔 190 別の挿嵌柱状体 192 円形の段差部 194 円形の係止穴部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月20日(1999.10.
20)
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図51
の従来例に示すメガネのレンズ取付構造1では、レンズ
2の表面側から雄ねじ部材4が挿通され、レンズ2の裏
面側からナット部材5が螺合されるので、レンズ2の裏
面側に雄ねじ部材4や角部を有するナット部材5などの
突出部分が形成される。そのため、レンズ2を清掃用布
等で拭く時に、その突出部分が引っ掛かり、清掃用布等
が破れてしまうことがあった。したがって、レンズ2の
清掃に不向きであった。また、使用者がこの従来例のメ
ガネ1をかけている時に、例えば使用者が何かにぶつか
るなどしてメガネ1に衝撃等が加わった場合の安全性に
も問題があった。また、従来例に示すメガネのレンズ取
付構造1が例えばレンズ2と智部分との取付構造に適用
された場合、レンズ2の貫通孔2aの形状が円形である
ため、雄ねじ部材4の首部がレンズ2の貫通孔2a内で
回って、ナット部材5と共にレンズ2面に対して共回り
する恐れがあった。すなわち、レンズ2とブリッジ3や
智部分(図51では図示せず)との連結部において、レ
ンズ2ががたつく恐れがあり、レンズ2をしっかりと保
持・固定することが不充分なものであった。さらに、従
来例に示すメガネのレンズ取付構造1では、雄ねじ部材
4の径と略同じかわずかに大きい貫通孔2aをレンズ2
に配設しているので、雄ねじ部材4はレンズ2の貫通孔
2a内に略ぴったりと挿入される。そのため、たとえば
メガネの左右のテンプル、智の開閉動作が繰り返される
ことによって、雄ねじ部材4が貫通孔2a部分でレンズ
2に負担をかけることとなり、レンズ2を損傷させる恐
れがあった。それゆえに、本願発明の主たる目的は、レ
ンズを確実に保持することができ、レンズ面の清掃もし
やすく、さらに、左右のテンプル、智の開閉動作が繰り
返されてもレンズを損傷させることのない安全性に優れ
たメガネのレンズ取付構造を提供するものである。
の従来例に示すメガネのレンズ取付構造1では、レンズ
2の表面側から雄ねじ部材4が挿通され、レンズ2の裏
面側からナット部材5が螺合されるので、レンズ2の裏
面側に雄ねじ部材4や角部を有するナット部材5などの
突出部分が形成される。そのため、レンズ2を清掃用布
等で拭く時に、その突出部分が引っ掛かり、清掃用布等
が破れてしまうことがあった。したがって、レンズ2の
清掃に不向きであった。また、使用者がこの従来例のメ
ガネ1をかけている時に、例えば使用者が何かにぶつか
るなどしてメガネ1に衝撃等が加わった場合の安全性に
も問題があった。また、従来例に示すメガネのレンズ取
付構造1が例えばレンズ2と智部分との取付構造に適用
された場合、レンズ2の貫通孔2aの形状が円形である
ため、雄ねじ部材4の首部がレンズ2の貫通孔2a内で
回って、ナット部材5と共にレンズ2面に対して共回り
する恐れがあった。すなわち、レンズ2とブリッジ3や
智部分(図51では図示せず)との連結部において、レ
ンズ2ががたつく恐れがあり、レンズ2をしっかりと保
持・固定することが不充分なものであった。さらに、従
来例に示すメガネのレンズ取付構造1では、雄ねじ部材
4の径と略同じかわずかに大きい貫通孔2aをレンズ2
に配設しているので、雄ねじ部材4はレンズ2の貫通孔
2a内に略ぴったりと挿入される。そのため、たとえば
メガネの左右のテンプル、智の開閉動作が繰り返される
ことによって、雄ねじ部材4が貫通孔2a部分でレンズ
2に負担をかけることとなり、レンズ2を損傷させる恐
れがあった。それゆえに、本願発明の主たる目的は、レ
ンズを確実に保持することができ、レンズ面の清掃もし
やすく、さらに、左右のテンプル、智の開閉動作が繰り
返されてもレンズを損傷させることのない安全性に優れ
たメガネのレンズ取付構造を提供するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は、その端縁近
傍に楕円状の貫通孔を有するレンズと、軸方向に延びる
有底孔を備え、貫通孔に挿通される楕円柱状の挿嵌柱状
体と、挿嵌柱状体に連接され、レンズ面の一部に密着さ
れるレンズ挟持部とを有する連結部材と、挿嵌柱状体に
固定される固定部およびレンズ挟持部とレンズを介して
対向し、連結部材と協働してレンズを挟持する留め部を
有する留め具とを含み、レンズをテンプルおよび/また
はブリッジの連結部に取り付けるメガネのレンズ取付構
造において、挿嵌柱状体に留め具の固定部が固定された
とき、連結部材のレンズ面側の一部と留め具のレンズ面
側の一部とがレンズ面に密着してレンズを挟持すると共
に、レンズの貫通孔と挿嵌柱状体との間には、所定の隙
間よりなる遊び部分が設けられたことを特徴とする、メ
ガネのレンズ取付構造である。レンズ挟持部には、挿嵌
柱状体の有底孔と連接され、留め具の固定部の先端側が
挿入されて固定される別の固定部を配設すると効果的で
ある。留め具の固定部の周囲に雄ねじ部を形成し、連結
部材の挿嵌柱状体の先端近傍において留め具の固定部が
固定される有底孔に、雄ねじ部と螺合される雌ねじ部を
形成するとよい。レンズ挟持部の別の固定部が穴部を有
し、穴部の内周面には、挿嵌柱状体の雌ねじ部と連接さ
れ、留め具の固定部に設けられた雄ねじ部と螺合される
雌ねじ部を設けることができる。留め具は、頭部および
挿嵌柱状体の有底孔に固定される固定部を一体的に形成
した固定部材と、固定部材の頭部およびレンズ面との間
に配置され、固定部材の周囲に介装されて、留め具およ
びレンズを少なくともその一部において密着させる密着
部材とを含んでもよい。レンズの貫通孔は、レンズの一
方主面側から挿嵌柱状体が挿通される平面視楕円状の第
1の孔部と、第1の孔部と連通され、レンズの他方主面
側から留め具の固定部が挿通される平面視円形の第2の
孔部とを含み、留め具の固定部が挿嵌柱状体の固定部に
固定されるようにしてもよい。密着部材は、比較的柔軟
な素材をもって形成することが好ましい。
傍に楕円状の貫通孔を有するレンズと、軸方向に延びる
有底孔を備え、貫通孔に挿通される楕円柱状の挿嵌柱状
体と、挿嵌柱状体に連接され、レンズ面の一部に密着さ
れるレンズ挟持部とを有する連結部材と、挿嵌柱状体に
固定される固定部およびレンズ挟持部とレンズを介して
対向し、連結部材と協働してレンズを挟持する留め部を
有する留め具とを含み、レンズをテンプルおよび/また
はブリッジの連結部に取り付けるメガネのレンズ取付構
造において、挿嵌柱状体に留め具の固定部が固定された
とき、連結部材のレンズ面側の一部と留め具のレンズ面
側の一部とがレンズ面に密着してレンズを挟持すると共
に、レンズの貫通孔と挿嵌柱状体との間には、所定の隙
間よりなる遊び部分が設けられたことを特徴とする、メ
ガネのレンズ取付構造である。レンズ挟持部には、挿嵌
柱状体の有底孔と連接され、留め具の固定部の先端側が
挿入されて固定される別の固定部を配設すると効果的で
ある。留め具の固定部の周囲に雄ねじ部を形成し、連結
部材の挿嵌柱状体の先端近傍において留め具の固定部が
固定される有底孔に、雄ねじ部と螺合される雌ねじ部を
形成するとよい。レンズ挟持部の別の固定部が穴部を有
し、穴部の内周面には、挿嵌柱状体の雌ねじ部と連接さ
れ、留め具の固定部に設けられた雄ねじ部と螺合される
雌ねじ部を設けることができる。留め具は、頭部および
挿嵌柱状体の有底孔に固定される固定部を一体的に形成
した固定部材と、固定部材の頭部およびレンズ面との間
に配置され、固定部材の周囲に介装されて、留め具およ
びレンズを少なくともその一部において密着させる密着
部材とを含んでもよい。レンズの貫通孔は、レンズの一
方主面側から挿嵌柱状体が挿通される平面視楕円状の第
1の孔部と、第1の孔部と連通され、レンズの他方主面
側から留め具の固定部が挿通される平面視円形の第2の
孔部とを含み、留め具の固定部が挿嵌柱状体の固定部に
固定されるようにしてもよい。密着部材は、比較的柔軟
な素材をもって形成することが好ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】〔作用〕本願発明にかかるメガネのレンズ
取付構造では、特に、レンズと貫通孔との間に所定の隙
間からなる遊び部分が形成されているため、メガネの左
右のテンプル、智の開閉動作が繰り返されても、挿嵌柱
状体が遊び部分で移動可能に余裕を有する。そのため、
従来のように、挿嵌柱状体が貫通孔部分で無理にレンズ
を押圧してレンズに負担をかけることがない。さらに、
本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造では、レンズ
挟持部に、挿嵌柱状体の有底孔と連接され、留め具の固
定部の先端側が挿入されて固定される別の固定部を配設
すると、その別の固定部の分だけ、留め具の固定部が固
定される範囲、つまり、固定長さが長く形成される。そ
のため、レンズは、レンズ挟持部と留め具の固定部とで
より確実に挟持・保持される。また、本願発明にかかる
メガネのレンズ取付構造では、楕円柱状の挿嵌柱状体が
レンズの楕円状の貫通孔に嵌合し、それと同時に、挿嵌
柱状体と連接されたレンズ挟持部がレンズ面の一部に密
着することによって、レンズ面の一部が連結部材のレン
ズ面側の一部と留め具のレンズ面側の一部との間で密着
して挟持される。この場合、連結部材のレンズ挟持部
と、それに対向する留め部との協働作用により、レンズ
が挟持される。そして、楕円柱状に形成された挿嵌柱状
体がレンズの楕円状の貫通孔に嵌合されるため、連結部
材と留め具とが相互に回り止めされる。そして、本願発
明にかかるメガネのレンズ取付構造では、固定部材の頭
部とレンズ面との間が固定部材の周囲にて介装される密
着部材によって密着するため、密着部材とレンズ面との
摩擦面が大きくなる。つまり、密着部材は、固定部材の
ゆるみ止めの機能を有している。また、留め具の固定部
および挿嵌柱状体の固定部には、ねじ部が形成されるた
め、双方のねじ部が螺合されることによって、連結部材
と留め具とが強固に固着される。さらに、密着部材が比
較的柔軟な素材をもって形成されるため、密着部材はレ
ンズ面の形状に対応して密着する。
取付構造では、特に、レンズと貫通孔との間に所定の隙
間からなる遊び部分が形成されているため、メガネの左
右のテンプル、智の開閉動作が繰り返されても、挿嵌柱
状体が遊び部分で移動可能に余裕を有する。そのため、
従来のように、挿嵌柱状体が貫通孔部分で無理にレンズ
を押圧してレンズに負担をかけることがない。さらに、
本願発明にかかるメガネのレンズ取付構造では、レンズ
挟持部に、挿嵌柱状体の有底孔と連接され、留め具の固
定部の先端側が挿入されて固定される別の固定部を配設
すると、その別の固定部の分だけ、留め具の固定部が固
定される範囲、つまり、固定長さが長く形成される。そ
のため、レンズは、レンズ挟持部と留め具の固定部とで
より確実に挟持・保持される。また、本願発明にかかる
メガネのレンズ取付構造では、楕円柱状の挿嵌柱状体が
レンズの楕円状の貫通孔に嵌合し、それと同時に、挿嵌
柱状体と連接されたレンズ挟持部がレンズ面の一部に密
着することによって、レンズ面の一部が連結部材のレン
ズ面側の一部と留め具のレンズ面側の一部との間で密着
して挟持される。この場合、連結部材のレンズ挟持部
と、それに対向する留め部との協働作用により、レンズ
が挟持される。そして、楕円柱状に形成された挿嵌柱状
体がレンズの楕円状の貫通孔に嵌合されるため、連結部
材と留め具とが相互に回り止めされる。そして、本願発
明にかかるメガネのレンズ取付構造では、固定部材の頭
部とレンズ面との間が固定部材の周囲にて介装される密
着部材によって密着するため、密着部材とレンズ面との
摩擦面が大きくなる。つまり、密着部材は、固定部材の
ゆるみ止めの機能を有している。また、留め具の固定部
および挿嵌柱状体の固定部には、ねじ部が形成されるた
め、双方のねじ部が螺合されることによって、連結部材
と留め具とが強固に固着される。さらに、密着部材が比
較的柔軟な素材をもって形成されるため、密着部材はレ
ンズ面の形状に対応して密着する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】
【発明の効果】本願発明によれば、レンズを確実に保持
することができ、レンズ面の清掃もしやすく、さらに、
左右のテンプル、智の開閉動作が繰り返されてもレンズ
を損傷させることのない安全性に優れたメガネのレンズ
取付構造が得られる。
することができ、レンズ面の清掃もしやすく、さらに、
左右のテンプル、智の開閉動作が繰り返されてもレンズ
を損傷させることのない安全性に優れたメガネのレンズ
取付構造が得られる。
Claims (23)
- 【請求項1】 レンズの端縁近傍に形成された貫通孔に
挿通される挿嵌柱状体を具備する連結部材と、前記挿嵌
柱状体に固定される固定部を有する留め具とによって前
記レンズをテンプルおよび/またはブリッジの連結部に
取り付けるメガネのレンズ取付構造において、 前記挿嵌柱状体に前記留め具の固定部が固定されたと
き、前記連結部材のレンズ面側の一部と前記留め具のレ
ンズ面側の一部とが前記レンズに密着して前記レンズを
挟持するように、前記連結部材および前記留め具が形成
された、メガネのレンズ取付構造。 - 【請求項2】 レンズの端縁近傍に形成された貫通孔に
嵌合される挿嵌柱状体を具備する連結部材と、前記挿嵌
柱状体に嵌合される凸部または凹部を備えた固定部を有
する留め具とによって前記レンズをテンプルおよび/ま
たはブリッジの連結部に取り付けるメガネのレンズ取付
構造において、 前記挿嵌柱状体に前記留め具の固定部が嵌合されたと
き、前記連結部材のレンズ面側の一部と前記留め具のレ
ンズ面側の一部とが前記レンズに密着して前記レンズを
挟持するように、前記連結部材および前記留め具が形成
された、請求項1に記載のメガネのレンズ取付構造。 - 【請求項3】 前記連結部材の挿嵌柱状体は、楕円柱状
で、前記レンズに形成された楕円状の貫通孔に嵌合され
るように形成され、且つ、前記挿嵌柱状体に連接され、
前記レンズ面側の一部に密着するレンズ挟持部を有す
る、請求項1または請求項2に記載のメガネのレンズ取
付構造。 - 【請求項4】 前記留め具は、前記連結部材のレンズ挟
持部と対向し、前記連結部材と協働して、前記レンズを
挟持する留め部を含む、請求項3に記載のメガネのレン
ズ取付構造。 - 【請求項5】 前記留め具は、頭部と前記挿嵌柱状体に
固定される凸部または凹部からなる固定部とが一体的に
形成された固定部材と、 前記固定部材の頭部と前記レンズ面との間に配置され、
前記固定部材の凸部または凹部の周囲に介装されて、前
記固定部材と前記レンズとを少なくともその一部におい
て密着させる密着部材とを含む、請求項1ないし請求項
4のいずれかに記載のメガネのレンズ取付構造。 - 【請求項6】 前記留め具の固定部にはねじ部が形成さ
れ、且つ、前記挿嵌柱状体の固定部にもねじ部が形成さ
れ、前記留め具の固定部のねじ部と前記挿嵌柱状体の固
定部のねじ部とが螺合されることによって、前記連結部
材に前記留め具が固定される、請求項1ないし請求項5
のいずれかに記載のメガネのレンズ取付構造。 - 【請求項7】 前記留め具の固定部の凸部の周囲には雄
ねじ部が形成され、前記連結部材の挿嵌柱状体の先端近
傍において前記留め具の固定部が固定される部位には雌
ねじ部が形成された、請求項1ないし請求項6のいずれ
かに記載のメガネのレンズ取付構造。 - 【請求項8】 前記留め具の固定部の凹部の内部には雌
ねじ部が形成され、前記連結部材の挿嵌柱状体の先端近
傍において前記留め具の固定部が固定される部位には雄
ねじ部が形成された、請求項1ないし請求項6のいずれ
かに記載のメガネのレンズ取付構造。 - 【請求項9】 前記密着部材は、前記留め具の固定部の
周囲に介装される、請求項5ないし請求項8のいずれか
に記載のメガネのレンズ取付構造。 - 【請求項10】 前記密着部材は、前記留め具の固定部
の凸部の周囲に介装される、請求項5ないし請求項9の
いずれかに記載のメガネのレンズ取付構造。 - 【請求項11】 前記密着部材は、比較的柔軟な素材を
もって形成される、請求項5ないし請求項10のいずれ
かに記載のメガネのレンズ取付構造。 - 【請求項12】 前記連結部材の挿嵌柱状体は、前記留
め具の固定部が固定される有底孔を有する、請求項1な
いし請求項11のいずれかに記載のメガネのレンズ取付
構造。 - 【請求項13】 前記連結部材のレンズ挟持部には、前
記レンズに形成された孔および/または段差部に嵌合す
る凸部が形成された、請求項1ないし請求項12のいず
れかに記載のメガネのレンズ取付構造。 - 【請求項14】 前記連結部材は、前記レンズに形成さ
れた段差部に対応する外形を有し、前記連結部材がレン
ズに固定されたときに、前記段差部によって前記レンズ
に密に固定されるように形成された、請求項13に記載
のメガネのレンズ取付構造。 - 【請求項15】 前記連結部材のレンズ挟持部には、前
記留め具の固定部近傍において前記レンズの方向に向け
てピンからなる凸部が突き出し設けられ、前記レンズに
形成された孔に前記ピンが挿通されて固定されるように
形成された、請求項13に記載のメガネのレンズ取付構
造。 - 【請求項16】 前記連結部材は、前記レンズの外周面
側の一部を支持する支持片を含み、前記支持片は、前記
レンズの外周面側の一部に沿った面を有する凸片で形成
され、前記連結部材が前記レンズに固定されたとき、前
記レンズの外周面の一部に密着するように配置される、
請求項1ないし請求項15のいずれかに記載のメガネの
レンズ取付構造。 - 【請求項17】 前記挿嵌柱状体は、前記連結部材と一
体的に形成された、請求項1ないし請求項16のいずれ
かに記載のメガネのレンズ取付構造。 - 【請求項18】 前記挿嵌柱状体は、前記連結部材と別
部材として形成され、前記連結部材は、前記レンズの貫
通孔と連通する貫通孔を含み、 前記別部材としての挿嵌柱状体は、前記連結部材の貫通
孔を介して、前記レンズの貫通孔に挿通または嵌合され
る、請求項1ないし請求項16のいずれかに記載のメガ
ネのレンズ取付構造。 - 【請求項19】 前記別部材としての挿嵌柱状体は、頭
部と、凸部または凹部を有する固定部とを有し、前記連
結部材は、前記別部材としての挿嵌柱状体の頭部が嵌合
される段差部をさらに含む、請求項18に記載のメガネ
のレンズ取付構造。 - 【請求項20】 前記別部材としての挿嵌柱状体の頭部
は、前記別部材としての挿嵌柱状体が前記連結部材の貫
通孔に挿通または嵌合されたときに、前記連結部材の貫
通孔の周縁部に係止される鍔部を有し、前記頭部と前記
鍔部とは一体的に形成される、請求項19に記載のメガ
ネのレンズ取付構造。 - 【請求項21】 メガネのレンズ取付構造に適用される
レンズに楕円状の貫通孔を形成する孔開け方法であっ
て、 前記レンズの孔開け部分を位置決めするために、前記レ
ンズを所定の位置に位置決めする工程、 所定の位置に配置された切削体によって前記レンズの孔
開け部分を切削し、前記レンズに初期的な貫通孔を開け
る工程、および前記初期的な貫通孔を開けた前記切削体
の位置を変えることなく、前記レンズを楕円状の貫通孔
の長軸方向に所定の距離だけ、位置決めされた前記レン
ズを移動案内する工程を含む、孔開け方法。 - 【請求項22】 メガネのレンズ取付構造に適用される
レンズに楕円状の貫通孔を形成する孔開け装置であっ
て、 前記孔開け装置は、ベッドと、前記ベッドの上方に配置
され、前記レンズに貫通孔を開ける切削体と、前記ベッ
ドおよび前記切削体間に配置され、前記ベッド上面を往
復移動自在に形成されるテーブルと、前記テーブル上に
前記レンズを所定の位置に位置決めするジグとを含み、 前記テーブルは、前記レンズの所定の位置に楕円状の貫
通孔を開けるために、前記楕円状の貫通孔の長軸方向
に、前記ジグを案内することを特徴とする、孔開け装
置。 - 【請求項23】 前記テーブルは、所定の位置に複数の
凸部および/または凹部からなる位置決め部材を備え、 前記ジグは、前記テーブルの位置決め部に嵌合される別
の凸部および/または凹部からなる別の位置決め部材を
備え、さらに、前記ジグは、前記レンズの形状,大きさ
に対応して前記レンズが嵌め込まれる型部を備えたこと
を特徴とする、請求項22に記載の孔開け装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10326061A JP2000105356A (ja) | 1998-04-28 | 1998-10-29 | メガネのレンズ取付構造 |
US09/298,088 US6170950B1 (en) | 1998-04-28 | 1999-04-22 | Apparatus for installing eyeglass lens |
CA002269860A CA2269860A1 (en) | 1998-04-28 | 1999-04-23 | Apparatus for installing eyeglass lens |
EP99108337A EP0953862A3 (en) | 1998-04-28 | 1999-04-28 | Apparatus for installing eyeglass lens |
TW87112662A01 TW452667B (en) | 1998-07-30 | 1999-07-09 | Apparatus for installing eyeglass lens |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13460198 | 1998-04-28 | ||
JP10-134601 | 1998-07-30 | ||
JP23017198 | 1998-07-30 | ||
JP10-230171 | 1998-07-30 | ||
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---|---|---|---|
JP11298097A Division JP2000135610A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 孔開け方法およびそれに用いられる孔開け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|
US (1) | US6170950B1 (ja) |
EP (1) | EP0953862A3 (ja) |
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