出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
能 楽(のうがく・のうらく)
- (のうがく)能(日本語、名詞)6に同じ。また、それに加えて、シテ方の芸である謡、仕舞、舞囃子などを合わせて呼ぶ場合もある。
- (のうがく)1と 狂言(名詞)1とを合わせて呼ぶ名称。
- 能楽を、能と狂言の総称と定義する辞書と、第一義的には能と同義、広義(第二義的)には狂言も含むとする辞書が併存している。能楽師、能楽協会などの実態から考えると前者の方が合理性がある。また「能・狂言」という代わりに「能楽・狂言」とは言わない。ただ、社会的認知度を考慮するなら、能楽という呼称が狂言との総称という意味で用いられる場合が多いとは言えない。
- ユネスコの無形文化遺産の宣言・登録では、Nôgaku(英語、フランス語、スペイン語)の呼称を用い、能楽は能および狂言を包含する、としている。
- (のうらく)まともに働かずにのらりくらりと遊んで暮らすこと。また、そのような人(能楽者)のこと。
- 「知らで問ひ来る五六人、同じはたけの能楽連中」(十返舎一九『続々膝栗毛』)
[語義1,2]
- (東京式) のーがく [nòógákú] (平板型 – [0])
- IPA(?): [no̞ːɡa̠kɯ̟ᵝ]
[語義1,2]