しか
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日本語
[編集]名詞
[編集]しか【鹿、シカ】
発音
[編集]語源
[編集]女からみた兄弟・夫をあらわす古典日本語: せの転と、鹿をあらわすか
翻訳
[編集]助詞
[編集]しか
- (打ち消しの言葉と共に)特定の内容以外のものを否定することを示す助詞。のほかには。
- この仕事は、彼(に)しかできない。(=この仕事は彼だけにできる仕事だ。この仕事ができるのは彼だけだ)
- (「体言+しか+ない」の形で)そのような感情でいっぱいだ。
- 今は悔しい気持ちしかない。
- これほど良くしていただいて、皆さんにもう感謝の言葉しかありません。
- (「動詞連体形+しか+ない」の形で)特定の行為のみをせざるをえない、するべきだ。それ以外のことをするわけにはいかない。よりない。ほかない。以外にない。するだけだ。
- 前を向いて歩いて行くしか方法はないんだよ。
- やるしかない。
- 見事と言うしかない。
用法
[編集]- 助詞の「が」につくことはできない。「を」につくことはまれ。「に」「へ」や「と」は文脈により省略されることもある。
- (私が行く。→)私しか行かない。
- (その点を指摘している。→)その点(を)しか指摘していない。
- (そこにある。→)そこ(に)しかない。
- (その会社と取引する。→)その会社(と)しか取引しない。
- 「動詞連体形+ことをする」のような文に「しか」をつける場合は、「を」や「ことを」が省略されることが多い。
- 休む(こと)しかしない。/休む(こと)しかできない。/休む(こと)しかさせない。
- 「サ行変格活用の動詞連体形+ことをする」のような文では以下のようになる。
- 勉強(すること)しかしない。/勉強(すること)しかできない。/勉強(すること)しかさせない。
関連語
[編集]翻訳
[編集]- 英語: no one but (en), nothing but (en)
- 朝鮮語: 밖에 (ko) (bakke)
- フランス語: que (fr)
同音異義語
[編集]しか
- 【史家】歴史家。
- 【史科】歴史に関する科目。
- 【四火, 四花】灸穴における背中の下方の四点。
- 【四果】小乗仏教で、修行によって得られる悟りの総称。
- 【四科】徳行、言語、政事、文学の四つの科目。
- 【子夏】孔門十哲の一人。
- 【市価】市場における商品の価格。
- 【師家】先生の家。
- 【志賀】福岡県福岡市の志賀島のこと。
- 【歯科】歯の治療などを行う医学の分野。
- 【死火】死を火にたとえた語。
- 【疵瑕】欠点。瑕疵。
- 【知客】禅寺において客を接待する僧。
- 【私家】自分の家。
- 【糸価】生糸の価格。
- 【紙価】紙の価格。
- 【紙花】紙の造花。
- 【翅果】翼状の果皮で風に乗って散布される果実。
- 【詞花, 詞華】すぐれている詩や文章。
- 【詩家】詩人。
- 【詩歌】漢詩と和歌。
- 【賜暇】休暇を許可されること。
- 【雌花】雄蕊が無く雌蕊だけの花。