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LEMO

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
写真下に並べられているのがLEMO 00同軸ケーブル端子である。RG316ケーブルに接続されている。写真左上はBNCコネクタ、右上はLEMOの50Ω終端抵抗(上側)とオス-オスアダプターバレル(下側)である。

LEMOレモ)とは、スイスエキュブラン英語版に本社を置く、電子コネクタ光ファイバーコネクタの製造業社である。また、同社が製造するプッシュプルコネクタの通称として広く用いられている。LEMOコネクタは医学、工業、音響・映像、通信、軍事、科学研究、測定の各応用分野で用いられている。LEMO社は1946年に、貴金属加工メーカーとして創業した[1]。社名は創業者である技術者 on Mouttet の名に因む。

LEMOコネクタは複数の規格で標準コネクタとされている。3K.93Cコネクタ[2]は、放送市場のためのHDTVファイバーリンクに関するアメリカ (SMPTE 304M)、日本 (ARIB BTAS-1005B)、ヨーロッパ (EBU R100-1999) の標準化団体に採用されている。小型プッシュプル式50Ω同軸コネクタであるLEMO 00は、原子核素粒子物理学の装置におけるNIM規格英語版CAMAC規格英語版のようなモジュールエレクトロニクスの標準規格 (modular crate electronics) において、前面パネルの端子として使用されている。これらの領域では、高密度なデザインにおいてBNC端子を置き換えるために用いられている(LEMO端子がBNC端子より小さいため)。

LEMO端子は概ねプロプライエタリなデザインとして発展してきたものの、比較的昔のデザインの多くは、その法的地位が不明確である。例えば、LEMO社の公式サイト自身が、LEMO 00モデルは1970年に標準化されたと述べている[1]。しかし、端子の持ち手に使われている「板チョコ」("chocolate plate") デザインは商標登録がなされている[3]

脚注

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外部リンク

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