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牧野圭一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
まきの けいいち

牧野 圭一
生誕 (1937-11-01) 1937年11月1日
愛知県豊橋市 日本の旗 日本
死没 (2022-08-14) 2022年8月14日(84歳没)
出身校 愛知県立時習館高等学校
職業 京都造形芸術大学教授
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牧野 圭一(まきの けいいち、1937年11月1日[1] - 2022年8月14日)は、日本漫画家、漫画文化の研究者京都精華大学名誉教授。

来歴

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愛知県豊橋市出身[1]。4人きょうだいの長男[2]。漫画家の牧野和子は実妹である[3]

愛知県立時習館高等学校卒業[1]。上京して2度美術大学受験に失敗し、1958年に日本テレビジョン(TCJ)へ入社。アニメーターとして働く[2][4]。27歳で博報堂へ転職し、テレビCMの絵コンテを手がける[2]1964年には独立して、島充とともにマキノプロダクションを設立[2]

1966年より近藤日出造に師事し、近藤没後の1976年3月から約15年間、近藤の後を継いで読売新聞に政治漫画を連載した。1976年11月に読売新聞社の嘱託に[1]。イラスト、デザイン、アニメ、漫画など多くの作品を手がけるとともに文藝春秋漫画賞など、これらに関する賞をいくつか受賞している。

1971年にテレビアニメ「アンデルセン物語」キャンティとズッコ、キャラクター原案。

漫画家手塚治虫と親交があり、1975年には手塚が展示プロデューサーを務めた沖縄国際海洋博覧会において、副プロデューサーとして参加している。

1991年に愛知県豊橋市美術博物館において「牧野圭一ユーモアART展」を開催。

1992年、銀座田中貴金属ジュエリー店にて「ユーモア・ジュエリー展」。愛知県豊橋市「7つの出会い像」制作。船橋市海老川河畔に「十福神像」を設置。

豊橋市生まれであることから2003年2月からは豊橋ふるさと大使を務めている[5]

2006年から2年間京都精華大学マンガ学部の学部長に就任し、2008年4月より同大名誉教授、国際マンガ研究センター長を歴任。2011年4月からは京都造形芸術大学教授を務めていた。

2013年には読売新聞社主催「地球にやさしい作文・活動報告コンテスト」審査委員。

他にもまんが甲子園企画参画の選考委員、さいたま市北沢楽天顕彰会会長、ユーモア発明クラブ会長、日本漫画家協会事業担当理事を務めた。

2022年8月14日に死去していたことが日本漫画家協会より同月16日に公表された。84歳没[6]

受賞

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1967年 『牧野圭一漫画集』にて第13回文藝春秋漫画賞を受賞[1]

1971年 イタリア国際漫画サロン金賞[1]

1973年 『私の妖精たち』にて、第2回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞[1]

1979年 トルコ・シマビ國際漫画展「雑誌セブル賞」他国際賞を受賞[1]

1984年 イタリア・アンコーナ國際スポーツ漫画ビエンナーレ展国務大臣賞を受賞[1]

著書

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単著

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  • 『What’s Politics?―わかりたいあなたのための政治学』ワコー、1987年12月。ISBN 978-4948732117 
  • 『○ぴ流man画塾応募作品集』出版共同販売、1994年1月。ISBN 9784938695033 
  • 『”感覚的”マンガ論 (NHKシリーズ NHKこころをよむ)』NHK出版、2008年3月。ISBN 9784149106564 

共著

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キャラクター・マークデザイン

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  • 伊勢神宮式年遷宮のためのキャラクター「ISEコッコ」
  • 佐藤製薬「サトコちゃん」
  • キリンビールアイドルキャラクター「キリン坊や」
  • 北海道電力「電力坊や」
  • でん六豆キャラクター
  • 船橋コミュニティファンドアイドルキャラクター「さざんかさっちゃんと福太郎」
  • 鎌倉サンドフェスティバルキャラクター「SAND BIRD」
  • テレビアニメアンデルセン物語キャラクター「ズッコとキャンティー」
  • 栃木県壬生町おもちゃ博物館キャラクター「雷神は宇宙人」
  • 讀賣国際漫画大賞マーク
  • ユーモア広告大賞マーク
  • オホーツク国際漫画大賞マーク
  • 読売写真大賞キャラクター
  • 千葉県虹の会マーク

彫刻

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  • JR船橋駅構内「さざんかさっちゃん像」
  • ふなばしアンデルセン公園「アンパンマン像」
  • 船橋市海老川、12橋高欄デザイン
  • 海老川環境整備シンボル『十二福神像』
  • 豊橋市広小路通り『七つの出会い像』
  • 青森県三沢渋沢公園、「河童進青森化論」「ゆーちゃん河童像」
  • 川崎市市民ミュージアム「考えるゴキブリ」「考える蛙」
  • 鎌倉荏柄天神社「かっぱ絵筆塚」
  • 長野県駒ヶ根天竜かっぱ広場「天竜かっぱ伝説 等身大騎馬像」
  • 長野県駒ヶ根「河童神社・神像」
  • 東京日本橋水天宮「子育て河童像」
  • 栃木県壬生町おもちゃ博物館「雷神は宇宙人・像」
  • 北海道上湧別道の駅、マンガギャラリーロビー陶板壁画
  • 宮城県色麻町「ベジタブル・河童群像」
  • 山口県秋芳洞「河童群像」
  • 高知県香北町(現・香美市)「やなせ兎像」

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i 日外アソシエーツ編集部『漫画家アニメ作家人名事典』日外アソシエーツ、1997年、p.388
  2. ^ a b c d 日本漫画学院(木村忠夫)編『漫画家名鑑2 漫画家訪問記』アース出版局、1990年、pp.146-147
  3. ^ 日本漫画学院(木村忠夫)編『漫画家名鑑1 漫画家訪問記』草の根出版会、1989年、p.144
  4. ^ 但馬オサム、鷺巣政安『アニメ・プロデューサー鷺巣政安 さぎすまさやす・元エイケン製作者』ぶんか社、2016年、p.42
  5. ^ ふるさと大使/牧野圭一”. 豊橋市. 2018年3月28日閲覧。
  6. ^ 訃報 理事 牧野圭一氏”. 日本漫画家協会. 2022年8月16日閲覧。

外部リンク

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