水越武
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水越 武(みずこし たけし、1938年5月1日 - )は、愛知県豊橋市出身で北海道川上郡弟子屈町在住の写真家。
愛知県立時習館高等学校を1957年に卒業。1958年東京農業大学林学科を中退した後、田淵行男に師事、26歳の時から写真を始める。
1971年に独立。フリーフォトグラファーとして、山岳を中心とした自然写真などが評価される、国際的山岳写真家である。
受賞歴
[編集]- 1977年 全国カレンダー展 通商産業大臣賞
- 1991年 平成3年度日本写真協会年度賞 写真集「日本の原生林」
- 1994年 講談社出版文化賞写真賞 写真集「HIMALAYA」及び「ボルネオ」(クォーク)
- 1999年 第18回土門拳賞 写真集「森林列島」
- 2008年 平成20年度芸術選奨文部科学大臣賞
- 2011年 平成23年度弟子屈町文化賞[1]
- 2013年 平成25年度北海道文化賞
- 2020年 令和2年北海道功労賞[2]
写真集
[編集]- 「槍・穂高」 1975年 山と溪谷社
- 「白馬岳」 1976年 山と溪谷社
- 「山の輪舞」 1983年 山と溪谷社
- 「穂高 光と風」1986年 グラフィック社
- 「日本アルプスの花」 1986年 講談社
- 「森林限界」 1986年 山と溪谷社
- 「水越武写真集 日本の原生林」(文・中尾佐助) 1990年 岩波書店
- 「雷鳥 日本アルプスに生きる」 1991年 平凡社
- 「ブナ VIRGIN FOREST」 1991年 講談社
- 「森物語」(文・高田宏) 1991年 世界文化社
- 「山からの贈り物」 (文・太田愛人) 1991年 講談社
- 「夜明け」 1992年 丸善
- 「HIMALAYA」 1993年 講談社
- 「森の色 春から夏」 1994年 朝日新聞社
- 「熱帯雨林 BORNEO」 1995年 講談社
- 「水物語」(文・高田宏) 1995年 DHC出版
- 「森への旅」 1996年 小学館
- 「カムイの森」 1996年 北海道新聞社
- 「水越武写真集 森林列島」(小野有五 解説) 1998年 岩波書店
- 「水越武写真集 熱帯雨林」 2001年 岩波書店
- 「天然の蘭」 2002年 小学館
- 「世界遺産屋久島 多様性の回廊」2003年 講談社
- 「知床 残された原始」2008年 岩波書店
- 「わたしの山の博物誌」2009年 新潮社
- 「熱帯の氷河」2009年 山と渓谷社
- 「月に吠えるオオカミ―写真をめぐるエセー」2013年 岩波書店
- 「真昼の星への旅」2015年 新潮社
- 「カラー版 最後の辺境―極北の森林、アフリカの氷河」2017年 中央公論新社
- 「日本アルプスのライチョウ」2020年 新潮社
- 「オオカミが見た北海道」2022年 北海道新聞社[3]
写真展
[編集]- 1971年 「穂高」 銀座ニコンサロン
- 1973年 「山で出会った動物たち」 フジフォトサロン
- 1981年 「NATURE IN MY MIND」 プラハ、チェコスロバキア
- 1982年 「NATURE IN MY MIND」 アムステルダム、オランダ
- 1983年 「山の輪舞」 銀座ニコンサロン 高山市民文化会館
- 1986年 「穂高の光と風の中で」 銀座ニコンサロン フォトキナ(ドイツ・ケルン)出品
- 1988年 「森林限界」 ペンタックスフォーラム
- 1991年
- 1992年
- 1993年
- 1994年
- 1995年 「熱帯雨林ボルネオ」 板橋区立熱帯環境植物館
- 1996年
- 「森への旅」 ペンタックスフォーラム
- 「熱帯雨林展」 県立山口博物館
- 1997年 「森の写真展」 紋別市オホーツク・スカイタワー
- 1999年
- IMPRESSIONS OF A JOURNEY: FOUR FOREIGN PHOTOGRAPHERS IN TURIN’S VALLEYS イタリア国立トリノ山岳博物館
- 「森林列島」 銀座・大阪ニコンサロン
- 「森林列島」 土門拳記念館
- 2000年
- 「私の穂高」 JCIIフォトサロン
- 「温帯雨林-危機に瀕する原生林」 ペンタックスフォーラム
- 「温帯雨林-危機に瀕する原生林」 地球環境パートナーシッププラザ
- 「千年物語、森は語る」 板橋区立エコポリスセンター
- 「今、地球を歩く」 豊田市美術館
- 2001年
- 「森林列島 生態系から見た日本」 青梅市立美術館
- 「穂高の風」 長野県豊科町・田淵行男記念館
- 「イタリア北部の山村」 アイデムフォトギャラリー・シリウス
- 2002年
- 「穂高の風」 新宿・大阪ニコンサロン
- 「熱帯雨林」 穂高岳山荘
- 「ヒマラヤ」 JCIIフォトサロン
- 「天然の蘭」 北鎌倉ワイツギャラリー
- 「天然の蘭」 豊橋駅ビル・カルミア
- 2003年
- 「天然の蘭-熱帯雨林に咲く」 愛知県東郷町・ぶなの木
- 「水の地球 森の列島」 京阪デパート/ギャラリー・オブ・アーツ・アンド・サイエンス
- 2003年 - 2004年 HIMALAYA BIANCO E NERO- LA LUCE DELLE GRANDI MONTAGNE イタリア国立トリノ山岳博物館
- 2004年
- 2005年
- 2006年 「大地への想い」 豊橋市美術博物館 北海道立釧路芸術館
- 2007年 「大地への想い」 東京都写真美術館 札幌市写真ライブラリー
- 2008年 「知床 残された原始」エプサイト 青梅市美術館
- 2009年 「水越武の山の世界 穂高・ヒマラヤ」 伊勢現代美術館
- 2022年
脚注
[編集]- ^ “文化・芸術・文化財|摩周湖 屈斜路湖 川湯温泉のまちてしかが ~ 弟子屈町公式ホームページ”. www.town.teshikaga.hokkaido.jp. 2020年9月9日閲覧。
- ^ a b “水越武写真展「アイヌモシリーオオカミが徘徊した蝦夷地」”. 富士フイルム. 2022年11月21日閲覧。
- ^ a b “【自然写真の巨匠】水越武写真展『アイヌモシリ~オオカミが見た北海道』刊行記念”. 紀伊国屋書店. 2022年11月21日閲覧。