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国宝 (小説)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国宝
著者 吉田修一
発行日 2018年9月7日
発行元 中央公論新社
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判上製カバー装
ページ数 284
260
公式サイト 怒り(上)
怒り(下)
ウィキポータル 文学
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国宝』(こくほう)は、吉田修一小説である。吉田修一作家生活20周年記念作品。朝日新聞出版10周年記念作品[1]

2025年に監督李相日、主演吉沢亮映画化予定。

概要

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朝日新聞』に2017年1月1日から2018年5月29日にかけて連載された後、加筆修正され2018年9月7日に国宝 上 青春篇・国宝 下 花道篇の二部構成で朝日新聞出版から同日発売された[2]。執筆のきっかけとなったのは溝口健二の『残菊物語』作中の演目『積恋雪関扉』を見て惹きつけられたから[3]。第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第14回中央公論文芸賞受賞[4]

あらすじ

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任侠に生まれて、歌舞伎役者に引き取られた喜久雄と歌舞伎の名門に生まれた俊介。 2人が芸の道に生きる物語。

書誌情報

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小説

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  • 吉田修一(著)『国宝』朝日新聞出版、上下巻
    1. 上巻 2018年9月7日発売[5]ISBN 978-4-02-251565-0
    2. 下巻 2021年9月7日発売[6]ISBN 978-4-02-251566-7
  • 吉田修一(著)『国宝』朝日新聞出版〈朝日文庫〉、上下巻
    1. 上巻 2021年9月7日発売[7]ISBN 978-4-02-265008-5
    2. 下巻 2021年9月7日発売[8]ISBN 978-4-02-265008-5

漫画

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  • 吉田修一(原作)・三国史明(作画)『国宝』小学館〈ビッグコミックス〉、既刊1巻(2024年9月30日現在)
    1. 2024年9月30日発売[9]ISBN 978-4-09-863078-3

映画

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監督は李相日、主演は吉沢亮で2025年に公開予定。李が吉田修一の作品を映画化するのは、『悪人』『怒り』に続き3度目。『怒り』から渡辺謙、高畑充希、三浦貴大が出演している。

キャスト

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スタッフ

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漫画

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同名のコミカライズが『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて、2024年23号より連載されている[10]。作画は三国史明が担当[4]。小説を原作とした内容となっている[11]

脚注

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  1. ^ 吉田修一の作家生活20周年作品『国宝』、9月7日発売決定!特報PVも公開!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2018年5月17日). 2024年10月8日閲覧。
  2. ^ 朝日新聞出版 最新刊行物:最新情報:『国宝』発売記念 吉田修一さんサイン会、全国三都市で開催!”. 朝日新聞出版 最新刊行物. 2024年10月8日閲覧。
  3. ^ 歌舞伎の黒衣経験を血肉に、冒険し続けた4年間 吉田修一さん新刊「国宝」1万字インタビュー|好書好日”. 好書好日. 2024年10月8日閲覧。
  4. ^ a b Inc, Shogakukan. “『国宝』 原作/吉田修一 作画/三国史明 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館”. bigcomicbros.net. 2024年10月8日閲覧。
  5. ^ 国宝 上”. 朝日新聞出版. 2024年10月8日閲覧。
  6. ^ 国宝 下”. 朝日新聞出版. 2024年10月8日閲覧。
  7. ^ 文庫:国宝 上”. 朝日新聞出版. 2024年10月8日閲覧。
  8. ^ 文庫:国宝 下”. 朝日新聞出版. 2024年10月8日閲覧。
  9. ^ 国宝 1”. 小学館. 2024年10月8日閲覧。
  10. ^ 「国宝」のコミカライズ連載がスピリッツで開幕、芸道に身も心も捧げた男の一代記”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年5月2日). 2024年10月8日閲覧。
  11. ^ 極道生まれの少年が歌舞伎の世界へ挑む、吉田修一「国宝」のコミカライズ版1巻”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年9月30日). 2024年10月8日閲覧。

外部リンク

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