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凸面鏡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
凸面鏡の縮小表示原理

凸面鏡(とつめんきょう、: convex mirror)は曲面鏡の一種で、曲面の凸面側を鏡面とした[1]

応用

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凸面鏡は平面鏡に比べて小さな面積で広い範囲を映すことができる[1]。そのため自動車バイクバックミラーカーブミラー、金融機関の店内監視用ミラーなどに用いられる[1]

凸面鏡に映る鏡像は小さく見えるため、自動車等のバックミラーでは後続車が実際より遠方にあるとの誤解を招きやすい。例えば自動車の場合、フェンダーミラーが凸面鏡ならルームミラーは平面鏡を用いるなどして各ミラーの得失を補っており、その両方を確認することが推奨されている。

また自撮りができるように小型の凸面鏡を採用したフィルムカメラ1983年から今日に至るまで発売されている。

凸面鏡の一例
サイドミラー
カーブミラー
ミノルタ disc-7 ディスクカメラに搭載された自撮り用凸面鏡。別売りの専用自撮り棒が用意されていた。 (1983年)

脚注

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  1. ^ a b c 反射鏡ってなに?(1/2)”. Canon Global. 2019年10月13日閲覧。

関連項目

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