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ペリリュー州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ペリリュー州
ペリリュー州旗
ペリリュー州の州旗
ペリリュー州の位置
パラオ国旗 パラオ
州都クルルクベド
人口702人
統計年2005年
ISOコードPW-350

ペリリュー州(Peleliu)は、パラオ共和国の16有る州の一つ。パラオ諸島の中でコロール島の南西、アンガウル島の北東に位置する。中心地はペリリュー島

概要

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ペリリュー州の2015年の人口は484人で[1]、これはパラオの州人口としては三番目に大きい数字である。島住人の殆どはペリリュー島北部沿岸にある州都のKloulklubedon村に住んでいる。その他ではペリリュー島北東のカープ島(Ngercheu)に住民が居住する。同州はパラオ電力公社によって電力が供給されている[2]

ペリリューの看板、危険であるため第2次大戦の兵器には触らないように警告している

ペリリュー州の島は太平洋戦争中にペリリューの戦いの舞台ともなった。日米の部隊が海岸線で戦闘を行い日本軍玉砕し、アメリカ軍も多くの死傷者を出した。島内の遺骨や戦闘による遺棄物に触れたり、持ち出したりすることは禁止されている。

2011年度(平成23年度)にはパラオ政府・ペリリュー州政府との協力の下、日本の厚生労働省によって遺骨収集が行われている[3]

2015年4月9日明仁天皇皇后美智子(いずれも当時)がペリリュー島を慰霊のために訪問する[4]ことを受け、4月9日を「天皇皇后両陛下ご訪問の日」として、法律で州の祝日に制定している[5]

交通

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パラオの本島であるバベルダオブ島からペリリュー島へはボート(定期船およびチャーター)、飛行機(チャーター)でアクセスが可能である。ペリリュー飛行場が米軍や一般飛行機のために使われている。ペリリュー島北部には北港が存在する。北港は水深が浅く大型船には不向きで、利用の増加と共に混雑度が増加していたため、日本の外務省はペリリュー島北部にある港湾の整備のために無償資金協力を行っている[6]

観光

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周辺がダイビングスポットやフィッシングで有名なほか、第二次世界大戦の戦跡が観光名所となっている。ダイビングやフィッシングは許可が必要となる。

ペリリュー島北港

脚注

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  1. ^ 2005年度パラオ共和国国勢調査” (PDF) (英語). パラオ共和国統計局. p. 11 (2005年12月). 2012年6月26日閲覧。
  2. ^ パラオ共和国 Republic of Palau” (pdf). 環境省 (2014年4月18日). 2014年6月3日閲覧。
  3. ^ 平成23年度 パラオ諸島戦没者遺骨帰還応急派遣 日程表”. 厚生労働省 (2011年6月). 2014年6月3日閲覧。
  4. ^ “両陛下きょうからパラオ訪問 戦没者慰霊へ”. NHK. (2015年4月8日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20150408/k10010041441000.html 2015年4月8日閲覧。 
  5. ^ “両陛下あすパラオへ 訪問の日が「祝日」に”. 日テレNEWS24. (2015年4月7日). https://news.ntv.co.jp/category/society/272531 2015年4月8日閲覧。 
  6. ^ パラオの「ペリリュー州北港整備計画」に対する無償資金協力について”. 外務省 (2005年12月29日). 2014年6月3日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯7度0分45秒 東経134度15分1秒 / 北緯7.01250度 東経134.25028度 / 7.01250; 134.25028