トッカータ (プロコフィエフ)
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トッカータ ニ短調 作品11 は、セルゲイ・プロコフィエフがシューマンの『トッカータ』に着想を得て、1912年に作曲したピアノ独奏曲。従来のリズミカルのそれとは異なり、極めて無機的である。ハイレベルを要求され、プロコフィエフの代表作でもあり、演奏頻度にも恵まれている。初演は1916年11月27日、ペトログラード音楽院小ホールにて作曲者の演奏で『サルカスム』(作品17)と共に行われ、反響を呼んだ。作曲者自身によるピアノロールへの吹きこみが残されているが、一部音をカットしている(ピアノロールが不得手としている同音連打が多用されているため、正確な演奏の記録とは言い辛いという面もある)。演奏時間は約4分半。
参考文献
[編集]- 作曲家別名曲解説ライブラリー プロコフィエフ(音楽之友社)
外部リンク
[編集]- トッカータ ニ短調 作品11の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
- 作曲者によるピアノロールの演奏 - YouTube
- 宮里倫史による演奏 - YouTube
- プロコフィエフ「トッカータ」の運指・指使い - ウェイバックマシン(2012年1月15日アーカイブ分)
- 調査報告:プロコフィエフのトッカータ 作品11の調性表記に関して(2017年6月30日アーカイブ分)