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アリラン1号

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アリラン1号
所属 大韓民国科学技術部
国際標識番号 1999-070A
カタログ番号 26032
打上げ日時 1999年12月21日
通信途絶日 2007年12月29日
運用終了日 2008年2月20日
物理的特長
本体寸法 直径:1.33m
高さ:2.13m
質量 510 kg
軌道要素
周回対象 地球
高度 (h) 685 km
軌道傾斜角 (i) 98.13 度
軌道周期 (P) 98.4分
搭載機器
EOC 電子走査式高分解能パンクロマチックカメラ
OSMI 2次元CCD海洋観測用マルチスペクトルイメージャー
SPS 宇宙物理学センサー
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アリラン1号 (KOMPSAT-1) は韓国航空宇宙研究院 (KARI) がTRW社の技術を導入して開発した多目的実用衛星[1]。韓国の民謡アリランから命名。

設計

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アリラン1号は、地形図の作成・海水色観測・宇宙環境の監視を目的としていた。画像の解像度は6.6mだった。TRW社のT200Bバスの技術移転と技術指導を受けて設計された。

運用

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1999年12月21日トーラスロケットでアメリカ・カリフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられた。

2007年12月29日に通信途絶状態になり、2008年2月20日に公式に運用を終えた。科学技術部は、KARI地上局からの衛星軌道情報の入力ミスが原因で衛星が不安定化し、通信途絶に至ったと分析した。衛星は設計寿命3年を上回る約8年の間に地球を4万3000周回し、朝鮮半島や全世界の衛星映像約44万枚を撮影した[2]

注記

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関連項目

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外部リンク

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