コンビニとはコンビニエンスストアの略称である。
コンビニエンスストアとは小売店の形態の1つ。コンビニエンスとは「都合が良い」「好都合」「便利」などを意味する英語単語である。コンビニエンスストアを直訳すれば「便利なお店」。自動販売機、温泉と並んで日本で広く普及しているものであり、海外からの観光客に人気のあるものの一つである。
出店規模は小さく、駅前や大通り沿いなど人の集まるところに集中する。どの店舗も日常的に目につきやすい位置なので最も身近なお店とも言えるだろう。小型である故に置ける商品が少ないため売れない商品は次々と売り場から姿を消す。
営業時間は24時間営業の場合が多い。そうでなくともスーパーなど他の小売店より朝早く営業を開始し夜遅く営業を終了する場合が多い。(※ただし、施設内にある場合はその施設の営業時間に準ずる。)
そのため前述の出店場所と合わせ、名前のとおり「便利さを売っている小売店」と言えよう。
主な商品は食品・日用品・書籍・化粧品である。他にコピー・各種料金代理納収・宅配便受付・チケットの予約と発行・ATM設置など様々なサービスを行っている。支払い方法も従来の現金や各種カードの他に、Suica・Edy・クイックペイなどの電子マネーも使えるところは多い。QRコード決済も続々と対応店舗が増えている。
店内の配置についてよく言われるのは、「おにぎり・飲み物は入口から遠くに置くことで客を店の奥まで通し、窓際に雑誌を置くことで店に客が多く入っていることをアピールしている」というものである。一方、お菓子・カップめん・日用品は店内の中央付近に置かれることが多い。もちろん、これらの傾向に当てはまらない店舗も存在する。
大手コンビニにおいては直営店は極めて少なく、全体の95%以上が個人経営または零細法人が数店舗程度を束ねて切り盛りするフランチャイズ店である。このため、同じ看板を掲げるコンビニでも細かい部分で差が出て来る場合がある。
店舗によって差があるのは生鮮品である。よく売れる惣菜や賞味期限までが長いお菓子・飲み物に比べ、緊急的な需要もそれを待つ期間も少ない。スーパーより高い価格で販売するコンビニとしては特にリスクが高い商品であると言える。
そのためほとんどのコンビニは実施しておらず、実施したとしても一部店舗のみに留まる。しかし、それを逆手に取り“生鮮品を売るコンビニ”として売り出しているところもある。ただし、生鮮品を扱う店でも加熱前の魚、いわゆる生魚を売るコンビニは見たことがない。あったら教えてください。変り種としてはファミリーマートでは自動販売機でおにぎりやサンドイッチを販売する「自販機コンビニ」を増やしたり、スポーツジムを併設した店舗を運営していたりする。
また、典型的なアルバイトの例としてコンビニ店員が挙げられることも多い。
日本の経済産業省の商業統計での業態分類としての「コンビニエンスストア」の定義は、 飲食料品を扱い、売り場面積30平方メートル以上250平方メートル未満、 営業時間が1日で14時間以上のセルフサービス販売店を指す。
1927年、アメリカで製氷販売業として創業したサウスランド・アイスカンパニーは、客の要望により日用品や食料品も扱うようになった。同社は後にセブンイレブンとなった。
同じくアメリカ・オハイオ州にJ.J.ローソンが1939年に設立したミルクショップ「ローソン」も、徐々に日用品も扱うようになった。
これらがコンビニの原点である。
実はアメリカのローソンの消失は早く1959年には米国食品業界大手のコンソリデーテッド・フーズ社の傘下となり消失している。
日本においては1970年代初頭よりじわじわと増えてった。初期の頃は主に問屋や酒屋などが中心となってチェーンを形成しき、マイショップが1969年3月に大阪府豊中市にて「マミイ」を、1971年7月11日にココストアが愛知県春日井市に「藤山台店」を、8月にセイコーマートが北海道札幌市北区に「コンビニエンスストア萩中」(後の「はぎなか店」)を出店した。
この流れを見てか大手も参入し、1973年4月にセゾングループ・西友が小型の試験店舗として埼玉県狭山市水野にファミリーマートの一号店「狭山店(後の「入曽店」)」を出店した。
本格的にコンビニエンスストアが普及するきっかけとなったのは、アメリカのサウスランドと提携したイトーヨーカ堂が、1974年の5月15日に東京都江東区にてセブンイレブンの一号店「豊洲店」を出店したことである。その一年後にはダイエーがコンソリデーテッド・フーズ社と提携して1975年6月14日に大阪府豊中市南桜塚に「桜塚店」を出店した。ファミリーマートも1978年にはチェーン展開を開始した。これら3社はフランチャイズ方式を活用して連続的な店舗設営を可能とし、その後多くのスーパーや商社などによって複数のチェーンを生み出すこととなり、品目を増やしながら日本のコンビニエンスストアは独自の進化を遂げることとなる。
最終的には日本においては百貨店、スーパー、コンビニエンスストアの業態が20世紀末まで済み分けることなりコンビニは日本の端まで出店することとなったのである。
その一方でアメリカにおいてはセブンイレブンが1991年に経営破綻。アメリカにおいては大規模店舗に集客の利があったこと、利益率が向上しなかったことや高品質なサプライチェーンやPOS管理が行えなかったことから、欠品などが相次ぎなお一層の客離れをおこした。その後、アメリカのセブンイレブンは日本の子会社となり、アメリカ国内で店舗の消えていたローソンも日本から逆出店する形で再び出現することとなった。
なお、アメリカでは買い物といえば世界最大のウォルマートなどの広面積を誇るスーパーマーケットチェーンによる販売や、アマゾンによる在宅までの宅配などが主流となっている。
以上の経緯から21世紀現在においてコンビニエンスストアといえばアメリカで生まれ日本で独自の進化を遂げた小規模店舗のフランチャイズ方式チェーンを指し示す。
セブンイレブンは日本国外の世界16カ国に現在展開しており、ファミリーマート、ローソンもそれぞれ海外進出を行っている。
便利で身近な日本のコンビニは気がつくと世界に足を伸ばしていたのである。
また21世紀においては百貨店、スーパー、コンビニエンスストアの業態相互のハードルが低くなってきており、セブンイレブンにおいてはイトーヨーカ堂と同じ品目の商品を入れるなどの変化もでてきている。
しかし、近年ではファミリーマートやローソンが競合他社(前者はココストアやサークルKサンクスなど、後者はセーブオンやポプラ・スリーエフなど)を買収して集約化されるなどの変化が生じており、年中無休・24時間営業、フランチャイズ方式が問題視されるようになってきたり、ドラッグストアなど競合する業種も登場。通販も普及し、今後は厳しくなると予想される。
掲示板
271 ななしのよっしん
2024/08/07(水) 03:24:12 ID: TnP2TywA9w
コンビニって、気がついたら全く利用しなくなったな。おかげで全く利用しなくなって少しお金に余裕が生まれて今より多く貯金できるようになった
スーパーで買ったら、大体3割引~半額で買えるし(コーラの場合、コンビニなら500mLが172円が大抵、スーパーなら700mLが105円で売ってるところもある)、特に弁当の質が物価高騰を考慮しても価格に見合ってないと感じる(スーパーなら同程度の中身なら値引きシール貼ってなくても2割程度安い)。
それにしても、コンビニ周辺の治安が悪い。
GoogleマップもDQNのせいで悪評だらけだ。隣接する24時間営業のスーパーは悪評少ないのに
入口前でたむろして喫煙したり、飲酒したり、制服を着たDQNが喫煙していたり、赤色灯をつけたパトカーが停まっていたり、近づきたくない
272 ななしのよっしん
2024/12/06(金) 12:55:57 ID: EJ/CvNv5f0
いくら詐欺まがいやっても、結局
移動距離と時間と労力の対価比較で1番近くへ行ってしまうのが人間なんだよなあ
移動10分かかると時給1000円なら約160円損する
さらに車なら電気ガソリン 徒歩自転車なら体力がかかる
なら160円高くてもすぐ近くへ行くという考え方
273 ななしのよっしん
2024/12/06(金) 13:02:13 ID: U+gz5kptmS
全部賄うから高く付くんじゃないか。まあ何もかもめんどくせぇって気分は分かるけど。沢山必要な物は安いところで買い貯め。たまにコンビニ。
あとはものによるけどネット通販か。
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/14(土) 12:00
最終更新:2024/12/14(土) 12:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。