アポとは (アポとは) [単語記事]

アポとは、面会の約束を意味するアポイントメントの略語である。

概要

appoint ment【名詞】

約束（とくに面会の約束）、予約。

指名、任命。（任命された）職、地位。

（備え付けられた、簡単には取り外せない）設備、調度品。

日本語ではアポイントメントをアポと省略し、面会の約束という意味で使われる。用法は「電話でアポを取る」「アポなし訪問お断り」など。アポイントと省略されることもある。

アポはギリシア語で「～から離れる」などの意味をもつ接頭辞でもあり、生化学などの分野ではアポを冠する用語がいくつか存在する。「アポトーシス」「アポタンパク」などがそれにあたる。

漫画『名探偵コナン』には、このうちのアポトーシス（プログラムされた細胞死）を由来とする架空の毒薬“APTX4869”（アポトキシン4869）が登場する。

漫画『宇宙兄弟』に「アポ」と名付けられたパグが登場する。名前の由来はアポロ。
ゲーム『ダンガンロンパ』には桑田怜恩が「アポ」と発言するシーンがある。アホがアポに変化した。
アニメ『らんま1/2』に登場する早乙女玄馬のパンダ変身時の鳴き声が「アポ！」である。
フィリピンには「アポ山」「アポ島」などアポとつく場所が存在する。「火」を意味する土着語が変化したという説がある。
医療現場では「アポる」という業界用語が使われており、その意味は「脳卒中になる」。脳卒中を意味するドイツ語の“Apoplexie”、または英語の“Apoplexy”が由来。
薬剤師を「アポ」と呼ぶことがある。薬剤師を意味するドイツ語の“Apotheker”が由来。ただし、一般には英語の“Pharma cist”およびその略記“Ph”のほうが知られている。