英国人ジョン・クランコの振り付けによる、エフゲーニー・オネーギン。プーシキンの名作である。音楽はチャイコフスキー。メロドラマだった。 英国のロイヤルバレエ系の、ドラマチックな振付と演出。名シーンと呼び声が高いパドゥドゥ / Pas de Deux (PDD) も素晴らしいのだが、二幕の爺婆のダンスも素敵だった。エトワールがうまいのは大前提として、コールドがうまいと、場が締まって良い。 あらすじは、薄っぺらくなってしまうので書かない。書いた時にこぼれ落ちる苦悩などの感情こそが、このバレエの良さだと思うので。なんか、悪い人はいないのに、少しのすれ違いやお調子こきで、色んな人が色々失うという悲劇とも…