およそ20年程前、大分の八幡製鉄所にあるちょっとした広場で、仮面ライダーショーが開催されることになった。
確かカブト放送時だったと記憶している。少なくともディケイドより前の時期だったことは間違いない。
登場するライダーは、1号・V3・RX・剣(※)ということで、どんなストーリーになるのか気になった当時大学生だった自分は特撮好きな友人と共に会場へ向かった。
会場に到着。周囲は当然ながら親子連れが多く、自分と同年代の層はほぼいなかったはずだ。
司会のお姉さんが登場し、ショーが始まる。
どう見てもオルフェノクなのが1体と、もう1体も平成な造形の怪人が、「我らショッカーの計画が云々」と語りだした。
そこへ颯爽と駆けつける1号とV3。1号の「行くぞ、風見!」という呼びかけに、「ああ、本郷!」と答えるV3。なお後のシーンでは「本郷さん」と呼んでいた。
戦闘を挟み、形勢不利と見たショッカー怪人を追って両者とも一時退場。
シーンが変わり、特徴のある足音を鳴らしながらシャドームーンが登場する。何かを語っていたと思うが記憶にない。
ここで司会のお姉さんが客席に呼び掛ける。
「大変!みんなでライダーを呼ぼう!せーの!(一瞬の間)仮面ライダーBLACK RXー!」
無言の客席。会場のメイン年齢的にRXの呼び込みは無茶だよ…と心の中でつぶやく自分。
そこにRXがお姉さんの声援を受けて登場。
「信彦!もうやめてくれ!」とシャドームーンを説得するRX。しかしシャドームーンは聞く耳を持たない。
というところで、天候が悪化し、ショーは中止となった(客席・ステージともに屋根のない完全屋外ステージだった)。
20年経った今でも、あのショーの続きはどんな展開を迎える予定だったのか、ずっと気になっている。
ブレイドで思い出した ブレイドのショーを見に行った時に音ズレが起きてアンデットをカードに取り込む演出(ヒュンヒュンヒュン、サクッ、ヒュンヒュンヒュン)が遅れて入ったため...
大分の八幡製鉄所とか、どこだよそれ。 嘘松にも程があるだろ。