たとえば自分が同性愛者ではなかったとして、それでも社会が同性愛の存在を否定することにNOを突きつけるのは、たとえそれが自分に関係なくとも、人間に自然に与えられるあらゆる性質は限りなく可能な限り尊重されなければならない、というのが人権尊重の原理原則だからでしょ。
同じように、自分に他人のような性欲が備わってないなくても、他人の性欲の存在を否定することはNOでなければならない、というのが人権意識の高い人間の最初のアクションであって然るべきなのに、最初のアクションが存在の否定から入ってしまう人というのは、おそらく人権意識というものが涵養されずに社会と接点をもってしまったということでしょう。