array
(PHP 4, PHP 5)
array — 配列を生成する
パラメータの配列を返します。パラメータには、 =>演算子によりインデックスを指定することもできます。 配列に関するより詳しい情報は配列型 のセクションをご覧ください。
注意: array()は、実際にはリテラル配列を表現するための 言語構成要素であり、通常の関数ではありません。
カンマで区切った構文 "index => values" は、インデックスと値を定義します。 インデックスは文字列または数値とすることが可能です。 インデックスが省略された場合、0から始まる整数インデックスが自動的に生成されます。 インデックスが整数の場合、次に生成されるインデックスは、 整数インデックスの最大値 + 1 となります。同じインデックスを二度定義した場合、 後の定義により最初の定義が上書きされることに注意してください。
一般的ではないですが、 最後に定義された配列エントリの後に続くカンマがある場合、 これは有効な構文です。
以下の例では、二次元配列の生成方法、連想配列のキーの指定方法、 および通常の配列において添字番号をスキップし、 それに続く要素にアクセスする方法についてご紹介しています。 例 271. array() の例
例 272. array() における自動インデックス
インデックス '3' は二度定義されており、後の値 13 が保持されることに注意してください。 インデックス 4 はインデックス 8 の後に定義され、 次に生成されるインデックス (値は 19) は、最大のインデックスが 8 であるため、9 となります。
次の例は、1 から始まる配列を作成します。 例 273. array() で 1 から始まる配列を作成
Perl では、ダブルクオートで囲まれた配列の値にアクセスすることができます。 しかしながら、PHP では配列を中括弧で囲む必要があります。 例 274. ダブルクオートで囲まれた配列にアクセスする
array_pad()、 list()、 count()、 foreach および range() も参照ください。
array — 配列を生成する
説明
array array ( [mixed ...] )パラメータの配列を返します。パラメータには、 =>演算子によりインデックスを指定することもできます。 配列に関するより詳しい情報は配列型 のセクションをご覧ください。
注意: array()は、実際にはリテラル配列を表現するための 言語構成要素であり、通常の関数ではありません。
カンマで区切った構文 "index => values" は、インデックスと値を定義します。 インデックスは文字列または数値とすることが可能です。 インデックスが省略された場合、0から始まる整数インデックスが自動的に生成されます。 インデックスが整数の場合、次に生成されるインデックスは、 整数インデックスの最大値 + 1 となります。同じインデックスを二度定義した場合、 後の定義により最初の定義が上書きされることに注意してください。
一般的ではないですが、 最後に定義された配列エントリの後に続くカンマがある場合、 これは有効な構文です。
以下の例では、二次元配列の生成方法、連想配列のキーの指定方法、 および通常の配列において添字番号をスキップし、 それに続く要素にアクセスする方法についてご紹介しています。 例 271. array() の例
<?php
$fruits = array (
"fruits" => array("a" => "orange", "b" => "banana", "c" => "apple"),
"numbers" => array(1, 2, 3, 4, 5, 6),
"holes" => array("first", 5 => "second", "third")
);
?>
例 272. array() における自動インデックス
<?php
$array = array(1, 1, 1, 1, 1, 8 => 1, 4 => 1, 19, 3 => 13);
print_r($array);
?>
上の例の出力は以下となります。 Array
(
[0] => 1
[1] => 1
[2] => 1
[3] => 13
[4] => 1
[8] => 1
[9] => 19
)
インデックス '3' は二度定義されており、後の値 13 が保持されることに注意してください。 インデックス 4 はインデックス 8 の後に定義され、 次に生成されるインデックス (値は 19) は、最大のインデックスが 8 であるため、9 となります。
次の例は、1 から始まる配列を作成します。 例 273. array() で 1 から始まる配列を作成
<?php
$firstquarter = array(1 => 'January', 'February', 'March');
print_r($firstquarter);
?>
上の例の出力は以下となります。Array ( [1] => January [2] => February [3] => March )
Perl では、ダブルクオートで囲まれた配列の値にアクセスすることができます。 しかしながら、PHP では配列を中括弧で囲む必要があります。 例 274. ダブルクオートで囲まれた配列にアクセスする
<?php
$foo = array('bar' => 'baz');
echo "Hello {$foo['bar']}!"; // Hello baz!
?>
array_pad()、 list()、 count()、 foreach および range() も参照ください。
配列関数(array)
導入
これらの関数により様々な手法で配列にアクセスし、操作することが可能 になります。配列は、変数の組を保存、管理、操作する基本的な要素です。通常の配列および多次元配列がサポートされており、ユーザが定義したり、 他の関数で作成することも可能です。いくつかのデータベース処理関数は、 データベースのクエリから配列を返しますし、いくつかの関数は配列を返 します。
PHPでの配列の実装や使用方法の詳細については、マニュアルの 配列に関する節を参照下 さい。 その他の配列の操作方法については、 配列演算子も 参照ください。
要件
外部ライブラリを必要としません。インストール手順
PHP コアに含まれるため、 追加のインストール無しで使用できます。実行時設定
設定ディレクティブは定義されていません。リソース型
リソース型は定義されていません。定義済み定数
以下の定数は、PHP コアに含まれており、常に利用可能です。- CASE_LOWER (integer)
- CASE_LOWERは、 array_change_key_case()で使用され、 配列のキーを小文字に変換するために使用されます。小文字は、 array_change_key_case()のデフォルトのケースで もあります。
- CASE_UPPER (integer)
- CASE_UPPERは、 array_change_key_case()で使用され、配列のキー を大文字に変換するために使用されます。
ソース順のフラグ:
- SORT_ASC (integer)
- SORT_ASCは、 array_multisort()でソート順を昇順にするために 使用されます。
- SORT_DESC (integer) (integer)
- SORT_DESCは、 array_multisort()でソート順を降順にするために 使用されます。
ソート型のフラグ: 種々のソート関数で使用されます
- SORT_REGULAR (integer)
- SORT_REGULARは通常の比較するために使用され ます。
- SORT_NUMERIC (integer)
- SORT_NUMERICは数値で比較を行うために使用さ れます。
- SORT_STRING (integer)
- SORT_STRINGは文字列として比較を行うために使 用されます。
- SORT_LOCALE_STRING (integer)
- SORT_LOCALE_STRINGは現在のロケールに基づいた 文字列として比較を行うために使用されます。 PHP 4.4.0と5.0.2で追加 されました。
- COUNT_NORMAL (integer)
- COUNT_RECURSIVE (integer)
- EXTR_OVERWRITE (integer)
- EXTR_SKIP (integer)
- EXTR_PREFIX_SAME (integer)
- EXTR_PREFIX_ALL (integer)
- EXTR_PREFIX_INVALID (integer)
- EXTR_PREFIX_IF_EXISTS (integer)
- EXTR_IF_EXISTS (integer)
- EXTR_REFS (integer)
参考
is_array(), explode(), implode(), split(), preg_split(), および join() も参照してください。目次
- array_change_key_case — 配列のキーを全て小文字または大文字にして返す
- array_chunk — 配列を分割する
- array_combine — 一方の配列をキーとして、もう一方の配列を値として、ひとつの配列を生成する
- array_count_values — 配列の値の数を数える
- array_diff_assoc — 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
- array_diff_key — キーを基準にして配列の差を計算する
- array_diff_uassoc — ユーザが指定したコールバック関数を利用し、 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
- array_diff_ukey — キーを基準にし、コールバック関数を用いて配列の差を計算する
- array_diff — 配列の差を計算する
- array_fill_keys — キーを指定して、配列を値で埋める
- array_fill — 配列を指定した値で埋める
- array_filter — コールバック関数を使用する配列要素フィルタ
- array_flip — 配列のキーと値を反転する
- array_intersect_assoc — 追加された添字の確認も含めて配列の共通項を確認する
- array_intersect_key — キーを基準にして配列の共通項を計算する
- array_intersect_uassoc — 追加された添字の確認も含め、コールバック関数を用いて 配列の共通項を確認する
- array_intersect_ukey — キーを基準にし、コールバック関数を用いて 配列の共通項を計算する
- array_intersect — 配列の共通項を計算する
- array_key_exists — 指定したキーまたは添字が配列にあるかどうかを調べる
- array_keys — 配列のキーをすべて返す
- array_map — 指定した配列の要素にコールバック関数を適用する
- array_merge_recursive — 二つ以上の配列を再帰的にマージする
- array_merge — ひとつまたは複数の配列をマージする
- array_multisort — 複数の多次元の配列をソートする
- array_pad — 指定長、指定した値で配列を埋める
- array_pop — 配列の末尾から要素を取り除く
- array_product — 配列の値の積を計算する
- array_push — 一つ以上の要素を配列の最後に追加する
- array_rand — 配列から一つ以上の要素をランダムに取得する
- array_reduce — コールバック関数を用いて配列を普通の値に変更することにより、 配列を再帰的に減らす
- array_reverse — 要素を逆順にした配列を返す
- array_search — 指定した値を配列で検索し、見つかった場合に対応するキーを返す
- array_shift — 配列の先頭から要素を一つ取り出す
- array_slice — 配列の一部を展開する
- array_splice — 配列の一部を削除し、他の要素で置換する
- array_sum — 配列の中の値の合計を計算する
- array_udiff_assoc — データの比較にコールバック関数を用い、 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
- array_udiff_uassoc — データと添字の比較にコールバック関数を用い、 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
- array_udiff — データの比較にコールバック関数を用い、配列の差を計算する
- array_uintersect_assoc — データの比較にコールバック関数を用い、 追加された添字の確認も含めて配列の共通項を計算する
- array_uintersect_uassoc — データと添字の比較にコールバック関数を用い、 追加された添字の確認も含めて配列の共通項を計算する
- array_uintersect — データの比較にコールバック関数を用い、配列の共通項を計算する
- array_unique — 配列から重複した値を削除する
- array_unshift — 一つ以上の要素を配列の最初に加える
- array_values — 配列の全ての値を返す
- array_walk_recursive — 配列の全ての要素に、ユーザー関数を再帰的に適用する
- array_walk — 配列の全ての要素にユーザ関数を適用する
- array — 配列を生成する
- arsort — 連想キーと要素との関係を維持しつつ配列を逆順にソートする
- asort — 連想キーと要素との関係を維持しつつ配列をソートする
- compact — 変数名とその値から配列を作成する
- count — 変数に含まれる要素、 あるいはオブジェクトに含まれるプロパティの数を数える
- current — 配列内の現在の要素を返す
- each — 配列から、次のキーと値のペアを返す
- end — 配列の内部ポインタを最終要素にセットする
- extract — 配列からシンボルテーブルに変数をインポートする
- in_array — 配列に値があるかチェックする
- key — 連想配列からキーを取り出す
- krsort — 配列をキーで逆順にソートする
- ksort — 配列をキーでソートする
- list — 配列と同様の形式で、複数の変数への代入を行う
- natcasesort — 大文字小文字を区別しない"自然順"アルゴリズムを用いて配列をソートする
- natsort — "自然順"アルゴリズムで配列をソートする
- next — 内部配列ポインタを進める
- pos — current() のエイリアス
- prev — 内部の配列ポインタをひとつ前に戻す
- range — ある範囲の整数を有する配列を作成する
- reset — 配列の内部ポインタを先頭の要素にセットする
- rsort — 配列を逆順にソートする
- shuffle — 配列をシャッフルする
- sizeof — count() のエイリアス
- sort — 配列をソートする
- uasort — ユーザー定義の比較関数で配列をソートし、連想インデックスを保持する
- uksort — ユーザー定義の比較関数を用いて、キーで配列をソートする
- usort — ユーザー定義の比較関数を使用して、配列を値でソートする
固有名詞の分類
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