隗より始めよ
読み方:かいよりはじめよ
隗より始めよとは、「大事業などの遠大な計画は手近なところから行うとよい」という意味の表現、あるいは、「物事に挑戦するに当たっては最初に言い出した者がまずは取り組むべきだ」という意味の表現。中国の史書「戦国策」に由来する故事成語である。
「隗より始めよ」は、漢文では「先従隗始」と表記される。英語では Start from small things. のように意訳されることが多い。
「隗より始めよ」の使用例としては「自分で立てた計画だから、隗より始めよで、私がまず第一段階を実行してみよう」「自分がこのプロジェクトを立ち上げたのだから、隗より始めよで、私がプロジェクトの計画書を作成しよう」のように用いられる。
「隗より始めよ」を「言い出しっぺがはじめにやって見せるべきだ」というような、他人に押し付けるような意味合いで用いる場合もある。言葉の由来となった故事には、このような含みはない。その意味では、誤用ではないにしても、これは非本来的な用法といえる。
隗より始めよとは、「大事業などの遠大な計画は手近なところから行うとよい」という意味の表現、あるいは、「物事に挑戦するに当たっては最初に言い出した者がまずは取り組むべきだ」という意味の表現。中国の史書「戦国策」に由来する故事成語である。
「隗より始めよ」は、漢文では「先従隗始」と表記される。英語では Start from small things. のように意訳されることが多い。
隗より始めよの由来
「隗より始めよ」は、戦国時代の政治家である郭隗が、燕の昭王に「まずは自分のような凡庸な者を登用してください、そうすれば、郭隗のような者が優遇されるのだからといって、より優秀な人が士官してくるでしょう」と進言した、という話に基づいている。「隗より始めよ」の使用例としては「自分で立てた計画だから、隗より始めよで、私がまず第一段階を実行してみよう」「自分がこのプロジェクトを立ち上げたのだから、隗より始めよで、私がプロジェクトの計画書を作成しよう」のように用いられる。
「隗より始めよ」を「言い出しっぺがはじめにやって見せるべきだ」というような、他人に押し付けるような意味合いで用いる場合もある。言葉の由来となった故事には、このような含みはない。その意味では、誤用ではないにしても、これは非本来的な用法といえる。
「隗より始めよ」の類語
「隗より始めよ」の類語として「死馬の骨を買う」が挙げられる。これも「隗より始めよ」と同じく、「戦国策」を出典とする故事成語であり、そして「優れた人を集めるために、役に立たないものを優遇することで、自然に優れた人が集まるように仕向ける」という意味の込められた言葉である。隗(かい)より始(はじ)めよ
隗より始めよ
出典:『Wiktionary』 (2018/04/06 08:49 UTC 版)
成句
出典
- 「今王誠欲致士、先従隗始、隗且見事、況賢於隗者乎」
- (今、王、誠に士を致さんと欲すれば、先ず隗より始めよ、隗すら且つ事(つか)えらる。況や隗より賢なる者をや)
- (解説)
- 郭隗が燕の昭王に、賢臣を集めるにはどうすればよいかとの相談を受けた際に、死んだ馬の骨を大金で求めたたとえ話をした後、上記の言辞を述べ、まず自分のようなつまらない者を登用すれば賢臣が次々に集まって来るだろうと言い、事実そのようになった故事から。
訳語
語義1
「隗より始めよ」の例文・使い方・用例・文例
- 乞う隗より始めよ
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隗より始めよと同じ種類の言葉
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