システムトラブルを誘発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 21:22 UTC 版)
「サンライズ・テクノロジー」の記事における「システムトラブルを誘発」の解説
上記2つの事項が重なり、2004年の年頭から秋にかけてサンライズ・テクノロジーの株価は連日のように1~2円の間を往復するようになったため、「1円で株を買い2円で売れば、単純計算で株式投資額が倍になる」という事象に目をつけた個人投資家がこぞって「1円指値買い注文」と「2円指値売り注文」を大量に注文するようになった。このため、インターネット取引がまだ発展途上であった証券会社の中には、連日のように押し寄せる大量の注文件数に耐えられずサーバーがパンクする所が続出。遂にはサンライズ・テクノロジー株を上場している大阪証券取引所(大証)までもがシステムトラブルを起こし、大証のシステム不信という問題まで引き起こしてしまった(もっとも、先述したような「1円買い」「2円売り」の取引は、時には1円でも売却不能に陥ったほどの値動きだったため、収益を上げた投資家は限定的であった)。なお、後のいわゆるライブドア・ショック発生時に東京証券取引所がシステムトラブルを起こした際、大証はこのサンライズ・テクノロジーの事態を受けて約定可能件数増加などのシステム増強を事前に行っていたため、取引時間の中止・短縮を余儀なくされた東証に対し、大証はこれといったトラブルは起こらなかったという怪我の功名のようなエピソードもある。
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