滴一滴

粟一粒は汗一粒

粟一粒は汗一粒

 食べ物にまつわることわざとして「粟(あわ)一粒は汗一粒」がある。小さな粟の粒でも、作り出すのには農家の汗が流されている。農家の苦... 続きを見る
単身高齢者の増加

単身高齢者の増加

 映画「男はつらいよ」はかつてお盆と、これからの正月前の時季に封切りされる風物詩だった。寅さんと家族らのとぼけたやりとりに心が温ま... 続きを見る
キジのマニフェスト

キジのマニフェスト

 師走に入ったこの時季ならではの楽しみに、国内外で発表される「今年の言葉」がある。英国のケンブリッジ辞書は「manifest(マニ... 続きを見る
タコの復活

タコの復活

 「タコの骨格」の写真が先月末の本紙に載った。ただし、タコはタコでも公園のタコ形遊具。長い足を模した滑り台が複雑に入り組む秘密基地... 続きを見る
熱かんはお酒だけに

熱かんはお酒だけに

 キジが日本の国鳥と呼ばれるように「国菌」と言われるものがある。こうじ菌だ。国菌に認定した日本醸造学会の宣言に、古来いろいろな食品... 続きを見る
ヨシタケシンスケ展

ヨシタケシンスケ展

 学校から帰ると、テーブルの上にリンゴがあった。でも、もしかしたら大きなサクランボの一部かもしれない。中身はブドウゼリーかもしれな... 続きを見る
ローカルな移動にかけた夢

ローカルな移動にかけた夢

 過疎・高齢化が著しい中山間地域では、便利な公共交通はとっくの昔に衰退し、移動はマイカーが主体というケースは多いだろう。高齢となっ... 続きを見る
地雷廃絶の長い道

地雷廃絶の長い道

 取り組みも10年となり、初冬の恒例と言えるかもしれない。岡山市のスポーツ用品販売会社が顧客から募った中古シューズをカンボジアのパ... 続きを見る
アサガオの花の寿命

アサガオの花の寿命

 早世した正岡子規にこんな句がある。〈朝顔にわれ恙(つつが)なきあした哉(かな)〉。今日もこうしてアサガオが咲く朝を迎えることがで... 続きを見る
ルールを守る自転車

ルールを守る自転車

 かつて「ながら族」という言葉がはやった。ラジオや音楽を聴きながら勉強する若者のことを言った。いい顔をせず、小言を言う親に、この方... 続きを見る
16歳未満のSNS禁止

16歳未満のSNS禁止

 過保護と過干渉は似て非なるもの。児童精神科医の佐々木正美さんが生前よく語っていた。前者は本人が求めることに応え過ぎ、後者は本人が... 続きを見る
夜間中オープンへ

夜間中オープンへ

 NHKで放送中のドラマ「宙(そら)わたる教室」は東京の定時制高校を舞台としている。20歳で通い始めた元不良、保健室登校を続ける少... 続きを見る
変わる「聖域」

変わる「聖域」

 年末が近づくと政治の世界でよく耳にする言葉がある。ゼイチョウ。国や地方の税の在り方を検討する税制調査会だ。中長期の方向性を示す政... 続きを見る
心に響いた弁論大会

心に響いた弁論大会

 岡山県高校弁論大会に先日、審査員の一人として参加した。ある審査員は生徒たちの真剣な言葉に「心が洗われた」と話していたがまさにその... 続きを見る
割安な通学定期 負担は誰?

割安な通学定期 負担は誰?

 鉄道やバスで通う生徒らにとって、通学定期は不可欠なものだろう。その都度運賃を払うのはもちろん、通勤定期と比べてもぐっと割安だ。で... 続きを見る
薄暗がりの中での輝き

薄暗がりの中での輝き

 明治維新から60年を経た昭和の初め。電気やガスの灯火が広まり暮らしが明るくなる中、谷崎潤一郎は「陰翳礼讃」で、世間から消えつつあ... 続きを見る
カレーライスの世知辛さ

カレーライスの世知辛さ

 漫画「孤独のグルメ」原作者の久住昌之さんに、カレーライスにまつわるエッセーがある。「あの匂いには、食い意地を凶暴化させる何かがあ... 続きを見る
うそとほんと

うそとほんと

 先に亡くなった谷川俊太郎さんは、親しみやすい言葉で物事の本質などを切り取った。「うそとほんと」という詩もそうだ。〈うそはほんとに... 続きを見る
「つながり」の岡山

「つながり」の岡山

 地球に取り残された宇宙人と少年らが交流する米SF映画「E・T」は1982年に日本で公開され、大ヒットした。ポスターなどに描かれた... 続きを見る
奇跡の三角縁神獣鏡

奇跡の三角縁神獣鏡

 「取り戻そう!」。文化庁のインターネット特設サイトはこう呼びかけて始まる。所在不明な文化財の情報が集められ、国重要文化財だけで1... 続きを見る
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