【エルサレム共同】シリアのアサド政権を崩壊させた反体制派は10日、来年3月1日まで暫定政府が統治すると明らかにし、新首相を任命した。初の閣議も開かれた。中東メディアが伝えた。反体制派を主導する過激派「シリア解放機構(HTS)」のジャウラニ指導者が前政権で首相だったジャラリ氏と権力委譲で合意していた。権限など詳細は不明だが、正式な政府の準備を進めるとみられる。
一方、アサド政権軍の化学兵器やミサイルなどが反体制派に渡ることを警戒するイスラエル軍は10日もシリア各地を空爆し、軍事能力の8割を破壊したと表明。ラタキアなどにある海軍施設も攻撃し艦隊を破壊した。
暫定首相に任命されたのは内戦下で北西部イドリブ県を拠点とした反体制派が行政機構として設立した「シリア救国政府」トップのムハンマド・バシル氏。バシル氏は交流サイトで、暫定政府は救国政府などの閣僚で構成されるとした。円滑な政権移譲とアサド政権崩壊に伴う混乱の早期収束が焦点となる。
ロイター通信は首都ダマスカスで店や銀行の営業が再開したと伝えた。
一方、アサド政権軍の化学兵器やミサイルなどが反体制派に渡ることを警戒するイスラエル軍は10日もシリア各地を空爆し、軍事能力の8割を破壊したと表明。ラタキアなどにある海軍施設も攻撃し艦隊を破壊した。
暫定首相に任命されたのは内戦下で北西部イドリブ県を拠点とした反体制派が行政機構として設立した「シリア救国政府」トップのムハンマド・バシル氏。バシル氏は交流サイトで、暫定政府は救国政府などの閣僚で構成されるとした。円滑な政権移譲とアサド政権崩壊に伴う混乱の早期収束が焦点となる。
ロイター通信は首都ダマスカスで店や銀行の営業が再開したと伝えた。