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戦艦大和の技術遺産、日本に息づく 沈没から74年
カンバン方式、タンカー、原発、ホテルにも
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全長263メートル、基準排水量6万5000トンの船体に射程41.4キロメートルの46センチ砲を備えた史上最大の戦艦大和が米軍の攻撃を受け、鹿児島県枕崎沖で沈没したのは今から74年前。1945年4月7日のことだ。時流を読み損ねた大艦巨砲主義の象徴であるのは間違いないが、大和建造がもたらした技術遺産が戦後日本のものづくりを支えてきた面もある。
「必要な時に必要なだけつくる」
大和は広島県呉市の旧呉海...