三代目J Soul Brothersが17日、福岡ヤフオク!ドームで全国ドームツアー千秋楽公演を行った。この日が、今年1年間で37回目のドーム公演で、BIGBANGの23公演(16年)を超える歴代年間ドーム公演数最多記録を樹立。観客動員数も148・2万人で、イベントなどをのぞいたライブ年間最多動員数となった。
記録ずくめの1年を、パワフルなステージで締めくくった。ボーカルの今市隆二(31)が「ともに最高のライブにしましょう!」と呼びかけると、この日駆けつけた4万2000人の大歓声がドームを包んだ。代表曲「R.Y.U.S.E.I.」など26曲を披露して、会場を沸かせた。
年間で2度の全国ドームツアーを行うなど、2017年の365日のうち、約10分の1にあたる37日間、ドームのステージに立ち続けた。10月と11月に行った東京ドーム公演は10回を数え、90年のザ・ローリング・ストーンズ、09年のKAT-TUNに並んだ。リーダーのNAOTO(34)は「今年を漢字で表すなら『生』。本当にこれだけライブをやってた1年はなかったので、ライブ尽くしでした」と振り返った。
グループとしてライブ活動を充実させる中で、ソロ活動にも力を入れた1年だった。登坂広臣(30)やELLY(30)はソロの音楽プロジェクトを始動させ、岩田剛典(28)山下健二郎(32)らはドラマや映画に数多く出演した。この日のライブでも、ダンスや歌のソロパートをそれぞれ設けるなど、個性も存分にアピールしたツアーだった。
ツアーを完走し、メンバーは充実感を漂わせた。今市は「これからも変わらず、7人で心ひとつに頑張っていきます」。岩田も「絶対パワーアップして帰ってきます」と力強く約束した。【大友陽平】