第6回国鉄分割「俺がばかだった」と亀井静香氏 ローカル線が存続する道は

有料記事分岐点 ローカル線の行方

聞き手・石合力
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 国鉄の分割民営化の時、俺は中曽根内閣の運輸政務次官で、「国鉄改革3人組」ともよく会っていた。国鉄の分割民営化にこだわったのは、やはりずうたいがでかすぎるから。地方に知恵が回らないから分けた方がいいし、各社の競争が必要だと考えた。

 国家の視点で鉄道を考えることは絶対必要だ。でも今になって思うのは、JR各社の格差を抑える見直し規定を入れておけばよかった。しまったなと。

 JR東海JR西日本新幹線があって、黙っていてももうかる。一方でJR東日本は東北もあって、非常に苦労している。東海と西日本の利益をほかの各社に回すような規定や制度を民営化の際に作っておけばよかった。俺がばかだったんじゃ。

リニア計画「賛成しなければよかった」 

 リニアモーターカー計画につ…

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この記事を書いた人
石合力
編集委員
専門・関心分野
国際政治(核問題、中東など)、芸術と社会
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    筒井一伸
    (鳥取大学地域学部地域創造コース教授)
    2024年6月18日0時32分 投稿
    【視点】

    我が家から最寄りの鳥取県因美線の駅。いまは上下11-12本の普通列車が停車する。さて昔はどうだったろうかと,私が持つなかで最も古い時刻表がちょうど40年前,1984年の『国鉄監修時刻表』だった。当時は10往復の列車時刻が掲げられ,本数もさる

    …続きを読む