原曲と違いすぎ!? 「BLEACH」オープニングテーマ、YUIの「Rolling star」
■衰えない「BLEACH」の魅力
再び注目を集めている「BLEACH」
2020年に最終章のアニメ化も発表されて再注目されている「BLEACH」は、『週刊少年ジャンプ』で15年連載された久保帯人先生原作の漫画作品です。コミックスは全74巻発売され、シリーズ累計発行部数は国内で9,000万部、全世界では1億2,000万部の大ヒット。2018年には実写映画化もされ、2021年の12月には初となる原画展も開催されるなど人気は衰えていません。
そんな「BLEACH」がTVアニメとして放送されていたのは2012年まで。放送からはすでに約10年の月日が経っていますが、当時の映像を観ても古さは感じません。特に冒頭に流れるオープニングは選曲のカッコ良さと合わせて「BLEACH」の世界観を表しており、今でも印象に残っている人も多いかと思います。
アニメのオープニングに合わせて編曲されたYUIの「Rolling star」
「BLEACH」のオープニングやエンディングに選ばれている楽曲はどれも名曲ばかりですが、今回はYUIの「Rolling star」に注目しました。
「Rolling star」は”とにかくゴキゲンなロックンロールナンバー”が謳い文句のYUI初となる応援歌。疾走感のあるロックな曲調はスタイリッシュなバトルが魅力の「BLEACH」にぴったりですよね。しかし、原曲を聞いてみるとかなりの違いに驚く人も多いはず。
まず「夢にまで見たような世界で争いもなく平和に暮らしたい」という始まりは、完全にアニメオリジナル。なんと原曲には存在していません。歌詞の順番も混ざっており、1番のサビが終わった後にくる「きっと嘘なんてそう~」の部分は原曲だと2番よりも後の歌詞。その後のサビは「夢にまで見たようなSweetLove」と2番の歌詞が使われています。
新しくオリジナルの出だしを追加したり、順番を入れ替えたりと「BLEACH」の世界観によりフィットした形になっているオープニングバージョン。ぜひ原曲と聴き比べてみてください。
(文=ザ・山下グレート)