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白黒フィルム、販売再開=今秋に新製品-富士フイルム

2019年06月10日17時09分

富士フイルムが今秋に販売を再開する白黒フィルムの新製品(同社提供)

 は10日、白黒フィルムの販売を今秋に再開すると発表した。写真愛好家やインターネット交流サイト(SNS)向けに味わいのある白黒写真を撮影したい若年層から再開を望む声が多く寄せられたため、新製品として売り出す。

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 同社はデジタルカメラの普及や原材料の調達難から昨年10月、約80年続いた白黒フィルムの出荷を終了した。ただ、最近は若者を中心に「昭和っぽい」「優しい雰囲気」と、SNSに白黒写真を投稿する人がじわりと増えている。販売終了を受け、期限切れのフィルムの使用を紹介する投稿も見られるなど、白黒フィルムを再評価する動きが広がっている。
 新製品は「ネオパン 100 ACROS(アクロス)II」。調達が難しかった原材料は代替品を使用。白色部分の微妙な濃淡をよりはっきりさせることで、立体的な表現が可能となるなど性能面でも改良したという。価格は未定。

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