JPS63303996A - 環状抗凝固ペプチド類 - Google Patents

環状抗凝固ペプチド類

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JPS63303996A
JPS63303996A JP63122188A JP12218888A JPS63303996A JP S63303996 A JPS63303996 A JP S63303996A JP 63122188 A JP63122188 A JP 63122188A JP 12218888 A JP12218888 A JP 12218888A JP S63303996 A JPS63303996 A JP S63303996A
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    • C07K7/04Linear peptides containing only normal peptide links
    • C07K7/06Linear peptides containing only normal peptide links having 5 to 11 amino acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/81Protease inhibitors
    • C07K14/815Protease inhibitors from leeches, e.g. hirudin, eglin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P7/00Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
    • A61P7/02Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 抗凝固剤は、例えば急性の深部静脈血栓、肺塞栓症、急
性の四肢動脈寒栓症、心筋梗寒、及び伝染した血管内凝
固の薬理学的な治療に於て有用な治療剤である。抗凝固
剤の予防的な投与はリュウマチ性の又は動脈硬化性心臓
病を有する患者の寒栓症の再発を防止し、ある種の外科
手術の血栓塞栓の合併症を防止すると信じられる。抗凝
固剤の投与は又冠状動脈及び大脳静脈病の治療において
治療が出来ることが示されている。動脈の血栓、特に心
筋及び脳に供給している動脈における血栓は死亡の主要
な原因である。
〔従来の技術〕
ヒルディン(hirudin)は蛭の唾液腺から単層さ
れる65の残基のポリペプチドである。これは抗凝固剤
であって、トロンビン特異性阻害剤である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ヒルディンは非常に強力ではあるが、その量が限定され
ていること、高価なこと、一般に任意のその寸法の外来
蛋白質投与後に起きる様なアレルギー反応があること等
の為、蛭抽出物から単離されたヒルディンの臨床的な使
用はできそうもないことである。
〔課題を解決する手段〕
出願人はヒルディンの特定の領域が少なくとも部分的に
でもその抗凝固活性の原因になるものであることを発見
した。この領域は化学的に合成され、その類似体のある
種のものはトロンビンの認識位置に結合するがそこから
空間的に離れている酵素開裂位置には結合しない。合成
ペプチドが結合すると、フィブリン生産及び凝固形成の
必要条件であるフィブリノゲンのトロンビン認識位置へ
の結合を競走的に防止する。本発明のペプチドは有意義
な抗凝固活性を有し、トロンビンの開裂位置に結合する
ことなく認識位置のみに結合する並外れたその能力は化
学的に興味があり、治療上有意義な抗凝固療法への補助
を提供する。
本発明は構造式lを有するヒルディンの誘導体〔式中X
は水素、1〜6個の炭素原子のアルキル基の1又は2個
、2〜IO個の炭素原子のアシル基の1又は2個、カル
ボベンジロキシ叉はt−ブチロキシカルボニルからなる
群から選ばれるアミノ末端残基であり、 A1は結合であるか、又は1〜5個の任意のアミノ酸残
基を含むペプチド断片であり、 A2はPhe、 5ubPhe、β−(2−及び3−チ
エニル)アラニン、β−(2−及び3・フラニル)アラ
ニン、β・(2−13−及び4−ピリジル〉アラニン、
β−(ヘンゾチェニル−2−及び−3−イル)アラニン
、β−(l−及び2−ナフチル)アラニン、Tyr又は
Trpであり、 A3はGlu又はAspであり、 A、はlle、Val、Leu、 Nle又はThrて
あり、八〇はPro、 uyp、3,4−デヒドロPr
o、チアゾリジン−4−カルボキシレート、 Sar、
NMePgl又は〇−立体配置を有する任意のアミノ酸
であり、 A8は任意のアミノ酸であり、 A9はTyr、Tyr(SO3M)、Trp、Phe、
 Leu、  Nle、11e1Val、Hls及びP
roから選ばれる親油性のアミノ酸であるか、又はそれ
らの親油性のアミノmを少なくとも1つ含有しているジ
ペプチドであり、A、。は結合であるか、又は1〜5個
の任意のアミノ酸の残基を含有しているペプチドの断片
であり、Yは0H1(CI−C6)アルコキシ、アミノ
、モノ又はジ(C1〜C,)アルキル置換アミノ又はベ
ンジルアミノから選ばれるカルボキシ末端残基であり、
R,R′、R,、及びR,lはそれぞれ水素又は(CI
−C4)アルキル基から選ばれ、 Bは−5−1・S−5−1又は−5−Alk3−S−か
ら選ばれ、AIk+、Alk2、及びAlk3はそれぞ
れ(C,〜Ca)メチレン又はエチレン基から選ばれ、
「D」及び「L」は示された炭素の立体化学がそれぞれ
0−システィン及びし・システィンに対応するものであ
ることを示す〕並びにこれらのペプチド誘導体の二量体
、及びそれらの混合物、及びこれらのペプチド誘導体、
その二量体、及び混合物の抗凝固剤としての用途に間す
るものである。
この明細書を通じて次の一般的なアミノ酸の省略形が使
用される。
61ソ    − グリシン Ala     −アラニン Val     −バリン Leu     −ロイシン lle     −イソロイシン Pro      −プロリン Phe     −フェニルアラニン Trp     −)リブトファン Met     −メチオニン Ser     −セリン Thr     −スレオニン Cys     −システィン Tyr     −チロシン Asn     −アスパラギン Gin      −グルタミン Asp     −アスパラギン酸 Glu      −グルタミン酸 しys      −リジン Arg     −アルギニン HIS     −ヒスチジン Nle     −ノルロイシン Hyp     −ヒドロキシプロリン3.4−テ”ヒ
ドロPro−3,4−デヒドロプロリンTyr(SOJ
)  −チロシンサルフェートPgl     −フェ
ニルグリシン NMePgl    −N−メチルフェニルグリシンS
ar     −サルコシン(N−メチルグリシン)p
subPhe   −パラ[ii換フェニルアラニンS
 u 11 P h e    −オルソ、メタ又はパ
ラのモノ又はジ置換フェニルアラニン DAla     −D−アラニン Ac      −アセチル Suc     −サクシニル p(IPhe    −パラクロロフェニルアラニンp
NQ2Phe   −パラニトロフェニルアラニンPe
n     −ペニシラミン(β、β−ジメチルシステ
ィン) DCys     −D−システィン アルキル基及びアルコキシ基のアルキル部分は直鎖、分
枝鎖、又は環状のアルキル基を含み、例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
第三ブチル、ペンチル、イソペンチル、第二ペンチル、
シクロペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、シクロヘキ
シル及びシクロペンチルメチルを含む。2〜10個の炭
素原子を有するアシル基は直鎖、分枝鎖、環状の飽和及
び不飽和アシル基であって、1〜2個のカルボニル部分
を基当り有するもの、例えばアセチル、ベンゾイル及び
サクシニルを含むものとする。「(C7〜C8)メチレ
ン又はエチレン基」という用語は、1〜8個の炭素原子
の非環式又は環式、飽和又は不飽和アルキル基から炭素
原子の一つから又はアルキル基の隣接する炭素原子の二
つから二つの水素原子を概念的に除去することによって
誘導される二価の基を指す、(C7〜Ca)メチレン又
はエチレン基の本発明における例は、メチレン又はメチ
リデン(−CH2−) 、エチリデン(CH2Cl<)
 、l−メチルエチリデン(CH3C(CH3) < 
)、!−メチルプロピリデン又は第二ブチリデン(CH
3CH2C(CH3)<) 、2,2−ジメチルプロピ
リデン又はネオペンチリデン((H3C(C)I3)2
cH< ) 、エチレン又はジメチレン(−CLCI+
2−) 、メチルx f レン(−C)12C)I(C
H3)−)、エチルエチレン(”、H2CH(C2)1
5)−)、エテニレン又はビニレン(−CH=CH−)
 、I、14テニリデン(Ct12”C<) 、1.1
−シクロへキシリデン(CaH+a<)、及び1,2−
シクロペンチリデン(C5Hg< )である。
ハロゲン基はフルオロ、クロロ、ブロモ、又はヨード基
である。
「任意のアミノ酸」という用語は本明細書では天然のア
ミノ酸並びにペプチド化学技術に於て天然のペプチドの
合成類似体を製造する時に使用される池の非蛋白α−ア
ミノ酸を含む。天然のアミノ酸はグリシン、アラニン、
バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、メチオニン
、スレオニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプト
ファン、システィン、プロリン、ヒスチジン、アスパラ
ギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、ア
ルギニン、オルニチン、及びリジンである。非蛋白α・
アミノ酸の例はノルロイシン、ノルバリン、アロイソロ
イシン、ホモアルギニン、チアプロリン、デヒドロプロ
リン、ヒドロキシプロリン(Hyp)、ホモセリン、シ
クロヘキシルグリシン(Ch8)、α−アミノ−n−酪
酸(Aba)、シクロへキシルアラニン(Cha)、ア
ミノフェニル酪tit(Pba)、フェニル部分のパラ
位置で(C+〜C4)アルキル、(C+〜C4)アルコ
キシ、ハロゲン、又はニトロ基で置換されたフェニルア
ラニン、β−(2−及び3−チエニルアラニン、β−(
2−及び3−フラニル)アラニン、β−(2−13・及
び4−ピリジル)アラニン、β−(ヘンゾチェニル−2
−及び3−イル)アラニン、β−(1−及び2−ナフチ
ル)アラニン、セリン又はスレオニン又はチロシンの0
−アルキル化誘導体、S−アルキル化システィン、チロ
シンの0−サルフェートエステル、3.5−ショートチ
ロシン、及び天然のアミノ酸の〇−異性体である。
1銭油性のアミノ酸」という用語にはT y r 、 
T yr(SO3M)、Phe、 Leu、 Nle、
Ile、 Val、I(is及びPr。
が含まれる。
グリシンを例外として天然のアミノ酸は不斉炭素原子を
含んでいる。それ以外に特定して記載されていなければ
本明細書で述べられる光学活性アミノ酸はL−立体配置
である。例えば、A1又はA1゜群の任意のアミノ酸は
D−又はし−立体配置であり得る。普通そうであるよう
に、本明細書で記載されているペプチドの構造は慣習に
従ってアミノ末端が鎖の左側で、カルボキシ末端が鎖の
右側である。
「二量体」という用語は、二つの別々の線状のペプチド
が頭と頭、又は頭としっぽの形式のいずれかで環化段階
の間に結合することによって生じるペプチドを意味する
。「8」グループを経る所望の内部環化を実施する過程
で線状ペプチド出発物質の幾つかは、それ自体でなくっ
て別の線状ペプチド出発物質と結合する。生じるペプチ
ドは線状の出発ペプチドの二つからなっているという意
味で「二量体」であるが、モノマーの分子式を正確に二
倍した二量体の分子式という意味では二量体ではない。
本発明のペプチド誘導体の二量体は以下の構造式を有す
るであろう。
頭としっぽの二量体 頭と頭の二量体 式中置換基は、構造式lで定義した通りである。
本明細書を通じて、ペプチド誘導体という場合にはその
文脈がそうでないということを要求していない限り二量
体及び混合物を含むものとする。環化反応から生じるモ
ノマー及び二量体の混合物は当業者によって良く知られ
た手段により容易に分離できるが、混合物は分離する必
要なしに本発明の抗凝固組成物中に使用することができ
る。
式lのポリペプチドは任意の非毒性有機又は無機酸と製
薬上受入れられる塩を形成することが出来る。適当な塩
を形成する無機酸の例には塩酸、臭化水素酸、硫酸、燐
酸、及びナトリウム−水素オルト燐酸及び硫酸水素カリ
ウム等の酸金属塩が含まれる。適当な塩を形成する有機
酸の例は、モノ、ジ、及びトリカルボン酸を含む。その
ような酸の例は例えば酢酸、グリコール酸、乳酸、ピル
ビン酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、フマール酸
、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレ
イン酸、ヒドロキシマレイン酸、安息香酸、ヒドロキシ
安息香酸、フェニル酢酸、桂皮酸、サリチル酸、2−フ
ェノキシ安息香酸、及びメタンスルホン酸や2−ヒドロ
キシェタンスルホン酸等のスルホン酸が含まれる。カル
ボキシ末端アミノ酸部分の塩には任意の適当な無機又は
有機塩基と形成される非毒性のカルボン酸が含まれろ。
例示すれば、これらの塩にはアルカリ金属、例えばナト
リウム及びカリウムのもの、アルカリ土類金属、例えば
カルシウム及びマグネシウムのもの、アルミニウムを含
めたma族の軽金属のもの、及び有機第1級、第2級及
び第3級アミン、例えはトリエチルアミンを含めたトリ
アルキルアミン、プロ力イン、ジベンジルアミン、1−
エタナミン、N、N’−ジベンジルエチレンジアミン、
ジヒドロアビエチルアミン、N−(低級)アルキルピペ
リジンのもの、及び他の適当なアミンのものが含まれろ
化合物の任意の一般基がそうであるように、ある種の基
が好ましい。出願人はXが水素、アセチル又はサクシニ
ルの式1のペプチド誘導体が好ましいと考えている。
又A、が 一1lis−Asn−Asp−Gly−Asp−1−A
sn−Asp−Gly−Asp−1−Asp−Gly−
Asp−1 −61ンーAsp−1 −ASp−1又は結合、 A2が好ましくはPhe、β−(2−又は3−チエニル
)アラニン、Tyr、 Trp、又はpcIPhe、A
3がGlu、 A、がlle、 A6がPro、 Sar、 DAla、 Hyp、又は
NMePgl、A8がGIIJ又はAsp、 A9がTyr又は少なくとも一つの残基がTyr又はT
yr(So3N)であるジペプチド断片、 A10がLeu、 Asp、 Asp−Glu、 Le
u−Gln、又はLeu−Pro、A1に、及びAlk
2がそれぞれメチレン基、そして YがOH又はNl2、及び Bが−5−5−である式1の化合物も好ましい。
特に好ましいのは、Xがアセチル、A、が−G I y
 −Asp−又は−Asp−であるか、又は×がサクシ
ニルでA、が結合の何れかであり、そして A2がPhe、β−(2−チエニル)アラニン、Tyr
、A3が6111、 A、が11e1 A6がPro。
A8がGlu又はAsp。
A9がTyr、又はAla−Tyr、 AIOがGln、 ASp−−Leu−Pro、結合、
−Leu−Gln−1−Asp−Glu−1 R,R’、 R,、及びR1′はそれぞれ水素であり、
AIk+及びAlk2がそれぞれメチレン基、Bが−5
−S−1そして YがOH の式1のペプチド誘導体である。
本発明の蛋白はこの技術の当業者に容易にしられた種々
の手順によって製造される。そのような手順には固相・
シーケンシャル及びブロック合成、遺伝子クローニング
及びこれらの技術の組合せが含まれる。
固相、シーケンシャル手順は自動ペプチド合成機による
など確立された自動化された方法を使用して実施できろ
、この手順ではα−アミノ保護アミノ酸が樹脂支持体に
結合される。使用される樹脂支持体は任意の適当な固相
ペプチド調製にこの技術で都合良く使用される任意の適
当な樹脂であり得、好ましくは0.5〜3%のジビニル
ベンゼンで架橋されているポリスチレンであって、クロ
ロメチル化されているかヒドロキシメチル化されて、最
初に導入されたα−アミノ保護アミノ酸とエステル形成
の為の位置を与えているものである。
ヒドロキシメチル樹脂の例はボダンスキー等、Chem
、 lnd、 (ロンドン)3訳1597−98 (1
966)によって記載されている。クロロメチル化樹脂
はカリフォルニア州すッチモンド、バイオラドラボラト
リーズから商業的に人手出来、そのような樹脂の調製は
ステワード等「固相ペプチド合成」 (フリーマンアン
ドカンパニー、1969年サンフすンシスコ)第1章、
1〜6頁に記載される。保護されたアミノ酸はギシン(
Gisin)、He1v、 Chem Acta、 5
6゜1476(+973)の手順によって樹脂に結合で
きる。多くのIW脂に結合された(呆護されたアミノ酸
が市販されている。例として、カルボキシ末端がT11
「残基である本発明のポリペプチドを製造する為にベン
ジル化ヒドロキシメチル化フェニルアセトアミドメチル
(PAM)樹脂に結合された第三級ブチルオキシカルボ
ニル(Boc)で保護されたThrを使用出来、商業的
に人手し得る。
α−アミノ保護アミノ酸を樹脂支持体に結合するに続い
て、例えば塩化メチレン中のトリフルオロ酢酸、トリフ
ルオロ酢酸単独、又はジオキサン中のHClなと任意の
適当な手順を用いて保護基を除去する。脱保護は0℃と
室温の間の温度に於て実施される。特定のα−アミノ酸
f呆護基の除去の為の他の標準の開裂試薬及び条件を使
用できる。
α−アミノ保護基の除去の後、他のアミノ保護アミノ酸
が所望の順序で段階的に結合される。別の方法として、
複数のアミノ酸基を樹脂支持されたアミノ酸配列と結合
するに先立って溶液方法で結合することが出来る。
ポリペプチド配列中に導入される各アミノ酸に使用され
るα−アミノ保護基は任意のこの技術で知られた保護基
であり得る。考慮に入れられるα−アミノ保護基の類の
中でも、(1)アシル型保護基、例えばホルミル、トリ
フルオロアセチル、フタリル、トルエンスルホニル(ト
シル)、ベンゼンスルホニル、ニド、ロフェニルスルフ
ェニル、トリチルスルフェニル、0−ニトロフェノキシ
アセチル、及びα−クロロブチリル、(2)芳香族ウレ
タン型保護基、例えばベンジルオキシカルボニル及び置
換ベンジルオキシカルボニル、例えばρ−クロロベンジ
ルオキシカルボニル、p−二トロペンジル力ルボニル、
p−ブロモベンジルオキシカルボニル、ρ−メトキシベ
ンジルオキシカルボニル、1−(p−ビフェニリル)−
1−メチルエトキシカルボニル、α、α−ジメチルー3
,5−ジメトキシベンジロキシカルボニル、及びペンズ
ヒドリロキシ力ルボニル、(3)脂肪族ウレタン保護基
、例えば第三ブトキシカルボニル(Boc)、ジイソプ
ロピルメトキシカルボニル、イソプロビロキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、及びアリロキシカルボニル、
(4)シクロアルキルウレタン型保護基、例えばシクロ
ペンチロキシカルボニル、アダマンチロキシカルボニル
、及びシクロへキシロキシカルボニル、(5)チオウレ
タン型保護基、例えばフェニルチオカルボニル、(6)
アルキル型保護基、例えばトリフェニルメチル(トリチ
ル〉及びベンジル、及び(7)トリアルキルシラン基、
例えばトリメチルシランがある。好ましいα−アミノ保
護基は第三ブチルオキシカルボニルである。
適当な結合試薬の選択はこの技術の通常の知識を有する
者が行い得る範囲内である。加えられろアミノ酸がGl
n、 Asn又はA「8である場合の特に適した結合試
薬は、N、N’−ジイソプロピルカルボジイミド及び1
−ヒドロキシヘンシトリアゾールである。これらの試薬
の使用は、ニトリル及びラクタム形成を防止する。他の
結合試薬は(1)カルボジイミド頚、例えばN、N’−
ジシクロへキシルカルボジイミド及びN・エチル−N’
(γ−ジメチルアミノプロピルカルポジイミド)、(2
)シアナミド類、例えばN、N’−ジベンジルシアナミ
ド、(3)ケテンイミン類、(4)イソキサゾリウム塩
(例えばN−エチル−5−フエニルイツキサゾリウム−
3′−スルホネート、(5)環中に1〜4個の窒素を含
有している芳香族性の単環式窒素含有複素環アミド類、
例えばイミダゾリド類、ビリジリド類及び1,2.4−
 )リアゾリド類である・有用である特定の複素環アミ
ド類にはN 、 N’−カルボニルジイミダゾール、及
びN、N・カルボ: ルージー1.2.4−トリアゾー
ル、(6)アルコキシル化されたアセチレン(例えばエ
トキシアセチレン) 、(7)アミノ酸のカルボニル部
分と混合無水物を形成する試薬、例えばエチルクロロホ
ルメート及びイソブチルクロロホルメート、又は結合さ
れるべきアミノ酸の対称無水物(例えばBoc−Ala
−0−Ala−Boc)、及び(8)一つの環の窒素上
にヒドロキシ基を有している窒素含有複素環化合物(例
えばN−ヒドロキシフタルイミド、N−ヒドロキシコハ
ク酸イミド及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール)が
含まれる。ペプチド結合に使用される他の活性化試薬及
びそれらの用途はカブール(にapoor)、J、 P
harm。
Sci、 59.1〜27頁(+970)に記載されて
いる。出願人はArc、Asn及びGlnを除いて全て
のアミノ酸に対して結合試薬として対称の無水物を使用
するのが好ましいと考える。
各々の保護されたアミノ酸又はアミノ酸配列は約4倍過
剰で固相反応器に導入され、結合がジメチルホルムアミ
ド対塩化メチレン(1:l)又はジメチルホルムアミド
単独、又は好ましくは塩化メチレン単独の媒体中で実施
される。不完全な結合が起きた場合には、結合手順はα
−アミノ保護基を除去する前に、固相反応器中の次のア
ミノ酸の結合の前に繰り返される。合成の各段階に於け
る結合反応の成功は、イー、カイザー、等、Analy
t。
Bioche*、 34.595 (+970)に記載
されるようにニンヒドリン反応によってモニターされろ
所望のアミノ酸配列が得られた後、ペプチドを樹脂から
除去する。これは樹脂に結合したポリペプチドを冷水性
弗化水素酸中のジメチルスルフィド、p−クレゾール及
びチオクレゾールの溶液で処理するなどして加水分解す
ることによりなしうる。
固相ペプチド合成の技術に於て知られるように多くのア
ミノ酸は鎖調製の間に保護を必要とする官能基を有して
いる。適当な保護基の使用及び選択はこの技術の当業者
の能力のiis囲内であり、保謹さ耽るべきアミノ酸及
びペプチド上の他の保護されたアミノ酸残基の存在に依
存するであろう。
そのような側鎖保護基の選択はα−アミノ部分の保護基
の開裂の間閏裂によって除去されないものでなければな
らないという点で臨界的である0例えばリジンに対する
適当な側鎖保護基はベンジルオキシカルボニル及び置換
ベンジルオキシカルボニルであり、その置換基はハロ(
例えばクロロ、ブロモ、フルオロ)及びニトロ(例えば
2−クロロベンジロキシカルボニル、p−ニトロベンジ
ロキシカルボニル、3,4−ジクロロベンジロキシカル
ボニル)、トシル、t−アミロキシカルボニル、t−ブ
チルオキシカルボニル、及びジイソプロピルメトキシカ
ルボニルから選ばれる。スレオニン及びセリンのアルコ
ール性ヒドロキシル基はアセチル、ベンゾイル、第3ブ
チル、トリチル、ベンジル、2゜6−ジクロロベンジル
又はベンジルオキシカルボニル基で保護できる。好まし
い保護基はベンジルである。
これらの基はこの技術で良く知られた手順によって除去
できる。典型的な保護基除去はペプチド鎖合成が完了し
た後に為されるが、保護基は任意の他の適当な時間に除
去することが出来る。
一般に環化されたペプチドは、固体支持体から線状のペ
プチドを除去する前又は後のいずれかに於いて適当な線
状の誘導体から製造される。Bが−5−5−基である構
造式lの化合物は、対応する遊離スルフヒドリル含有線
状ペプチドから良く知られた酸化的結合技術によって製
造され、例えばスチュワートら「同相ペプチド合成」 
(フリーマンアンド カンパニー、サンフランシスコ 
+967)、1章95頁に記載される様なフェリシアン
化カリで線状ペプチドを酸化すること等による。8が−
5−Alk3−5−基であって、Alk3が(C+〜C
S)エチレン基である構造式lの化合物は、遊離スルフ
ヒドリル含有線状ペプチドから適当な非環式又は環式、
飽和又は不飽和アルキルの1.2・ジブロモ誘導体との
反応によりエッチ、アイ、モスベルブ及びジエイ。
アール、オムナース、 J、 Amer、 Chew、 Soc、 107.2
986〜2987 (+985)に記載されたのと類似
の方法で製造することが出来る。Bが−5−Alk3−
5−基であって、Alk、が(C+〜Ca)メチレン基
である構造式1の化合物は、遊離スルフヒドリル含有線
状ペプチドの適当な非環式又は環式、飽和又は不飽和ア
ルキルケトン又はアルデヒドとの反応によりJ、 Am
er、 Cheva、 Soc、 76.1945 (
+954)中に記載された方法と類似の方法で製造され
る。Bが−S−基である構造式lの化合物の製造は、ケ
イ、ジョスト、Co11ect、 Czech、 Ch
ew。
Commun、 36.218 (+971)及び米国
特許第4161521に記載された方法で達成できる。
本発明のペプチド誘導体の抗凝固投与量は1日当り患者
体11Kgあたり0.2剛8〜250mgであるが、愚
者、処置されるべき血栓症状のひどさ、および選ばれる
ペプチド誘導体に依存する。特定の患者に対する適当な
投与量は容易に決定できる。好ましくは1〜4回の毎日
の投与が典型的には5B〜loOmgの投与当りの活性
化合物とともに投与される。
抗凝固療法は多種多様の血栓症状、特に冠状動脈及び脳
血管病の治療及び予防の為に示唆されている。この分野
に於けるこれらの経験は抗凝固療法を要求する状況を容
易に気づく。本明細書で使用する「患者」という用語は
、人を含めた霊長類、羊、馬、牛、豚、犬、ラット及び
マウス等の哺乳類を意味する。
ペプチド誘導体の幾つかは経口投与の後に胃腸を通過す
ることによって残り得るが、出願人は非経口投与が好ま
しいと考え、例えば皮下、静脈内、筋肉内、又は腹腔内
、デボ−注射による投与、移植製剤による投与、又は粘
膜に対する適用、例えばスプレー又は乾燥粉末形に於け
る本発明のペプチド誘導体を含有しているエロゾル缶と
して例えば鼻の粘膜、喉の粘膜、気管支の粘膜に投与す
るのが好ましい。
非経口投与の為には化合物は水、及び油等の滅菌液体で
あり得、表面活性剤及び他の製薬上受入れられる助剤の
添加をした又はしない製薬担体を有する生理学上受入れ
られる希釈剤中の化合物の溶液又は懸濁液の注射可能な
投与物として投与できる。これらの製剤中で使用できる
油の例は石油、動物油・植物油、又は合成起源のもの、
例えばビーナツツ油、大豆油、及び鉱油である。一般に
水、塩水、水性デキストロース及び関連する糖溶液、エ
タノール、及びグリコール類、 例えばプロピレングリコール又はポリエチレングリコー
ルが好ましい液体担体で、特に注射溶液に好ましい。
化合物は活性成分の持続した放出を可能とする方法で処
方し得るデボ−注射又は移植製剤の形態で投与できる。
活性成分はペレット又は小シリンダーに圧縮され、皮下
又は筋肉内にデボ−注射又は移植物として移植されろ。
移植物は不活性物質、例えば生物分解可能な重合体又は
合成シリコーン類、例えばダウコーニングコーポレーシ
ョンによって製造されるシリコーンゴムであるシラスチ
ックを使用できる。
〔実施例〕
本発明は次の非限定実施例によって説明される。
実施例 1 ペプチドを0.1ミリモルの0.66mモル/g Bo
c−Gln−PAM樹脂を使用して固相法で合成した。
DCC/HOBT方法によって結合された8oc−Gl
nの場合を除いて、2.0mモルのNa−8oc−アミ
ノ酸(ペブタイズインターナショナル)でダブルシンメ
トリカル(二重対称)無水物カップリングを実行した。
使用された側鎖保護はAsp(Chx)、Cys(pM
eBzl )、GIU(821)、Tyr(2−BrZ
)であった0合成の完了後、Na−Boc保護を塩化メ
チレン中の50%トリフルオロ酢酸で除去した。樹脂を
3回塩化メチレンで洗浄し、塩化メチレン中の10%ジ
イソプロピルエチルアミンの3回の洗浄によって中和し
、塩化メチレンで3回洗浄し、塩化メチレン中のN−ア
セチルイミダゾールでアセチル化し、塩化メチレンで3
回洗浄し、真空で乾燥した。ペプチドを脱保護させ、そ
して樹脂から水及び少量の30%酢酸水溶液で開裂させ
た。
抽出物を21容量に水で希釈し、pHを水酸化アンモニ
ウムで8.5に調整した。フェリシアン化カリウム(0
,0+)I)を黄色が持続するまで溶液に加えた。
溶液を30分間攪拌し、次にpHを酢酸で4と5の間に
調整した。混合物を次に2時間バイオーラッ)  AC
3−X4Aイオン交換樹脂と攪拌した。混合物をろ過し
、ろτ夜を凍結乾燥した。
このペプチドを92 x 2.6 ctaセファデック
スG−15カラム上で5x酢酸水溶液中に於て脱塩する
ことにより精製し、凍結乾燥した。分離用HPLCをC
ll3Vydac 218TPIOIO(250x l
oom)カラム上で0.1%トリフルオロ酢酸水溶液中
の24%アセトニトリルで517分において実施した。
主要なピークを集め、凍結乾燥し、24Bの所望生成物
を残し二量体を後の溶離ビークとして単離した(+4゜
21g)。均質性はHPLC及びTLCによって決定し
た。HPLCVydac 218TP54 (250x
 4.6a+m)CIlIカラム、21/分、t0=1
゜8分:0.1χトリフルオロ酢酸中の25〜50%ア
セトニトリル線形勾配での溶離時間は1%/分(HPL
C)において9.3分であった。 FAB−月S:  
(M+H) =1414±!信μ(計算+413) 、
アミノ酸分析:  (6N )ICI加水分解;244
時間106℃)を表1に示す。62重量パーセントのペ
プチド含量であった。
同様な方法で次の実施例2〜4のペプチドを製造した。
実施例 2 Leu−Gln−OH)2 実施例 3 Leu−Gin−0)1 実施例 4 Leu−Gln−OH)2 実施例1〜4のペプチドは次の性質を有する。
本 加水分解の間にallolleに変換された部分は
定量されていない。
出願人 メレルダウ ファーマスーティカルズインコー
ボレーテッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ のペプチド誘導体〔式中Xは水素、1〜6個の炭素原子
    のアルキル基の1又は2個、2〜10個の炭素原子のア
    シル基の1又は2個、カルボベンジロキシ又はt−ブチ
    ロキシカルボニルからなる群から選ばれるアミノ末端残
    基であり、 A_1は結合であるか、又は1〜5個の任意のアミノ酸
    残基を含むペプチド断片であり、 A_2はPhe、SubPhe、β−(2−及び3−チ
    エニル)アラニン、β−(2−及び3−フラニル)アラ
    ニン、β−(2−、3−及び4−ピリジル)アラニン、
    β−(ベンゾチエニル−2−及び−3−イル)アラニン
    、β−(1−及び2−ナフチル)アラニン、Tyr又は
    Trpであり、 A_3はGlu又はAspであり、 A_5はIle、Val、Leu、Nle又はThrで
    あり、A_6はPro、Hyp、3,4−デヒドロPr
    o、チアゾリジン−4−カルボキシレート、Sar、N
    MePgl又はD−立体配置を有する任意のアミノ酸で
    あり、 A_8はGlu又はAspであり、 A_9はTyr、Tyr(SO_3H)、Trp、Ph
    e、Leu、Nle、Ile、Val、His及びPr
    oから選ばれる親油性のアミノ酸であるか、又はそれら
    の親油性のアミノ酸を少なくとも1つ含有しているジペ
    プチドであり、A_1_0は結合であるか、又は1〜5
    個の任意のアミノ酸の残基を含有しているペプチドの断
    片であり、VはOH(C_1〜C_6)アルコキシ、ア
    ミノ、モノ又はジ(C_1〜C_4)アルキル置換アミ
    ノ又はベンジルアミノから選ばれるカルボキシ末端残基
    であり、R、R′、R_1、及びR_1′はそれぞれ水
    素又は(C_1〜C_4)アルキル基から選ばれ、 Bは−S−、−S−S−、又は−S−Alk_3−S−
    から選ばれ、Alk_1、Alk_2、及びAlk_3
    はそれぞれ(C_1〜C_8)メチレン又はエチレン基
    から選ばれ、 「D」及び「L」は示された炭素の立体化学がそれぞれ
    D−システイン及びL−システインに対応するものであ
    ることを示す〕並びにペプチド誘導体の二量体、又は混
    合物及びその二量体。 2、A_2がPhe、β−(2−又は3−チエニル)ア
    ラニン、又はTyrである特許請求の範囲第1項に記載
    のペプチド誘導体。 3、A_3がGluである特許請求の範囲第1項に記載
    のペプチド誘導体。 4、A_5がIleである特許請求の範囲第1項に記載
    のペプチド誘導体。 5、A_6がProである特許請求の範囲第1項に記載
    のペプチド誘導体。 6、A_8がGlu又はAspである特許請求の範囲第
    1項に記載のペプチド誘導体。 7、A_9がTyr、Ala−Tyr、Ala−Tyr
    (SO_3H)又はGlu−Leuである特許請求の範
    囲第1項に記載のペプチド誘導体。 8、A_1_0がGln、Leu、Asp、Asp−G
    lu、Leu−Pro、Leu−Gln、Leu−Al
    a又は結合である特許請求の範囲第1項に記載のペプチ
    ド誘導体。 9、XがH、アセチル、又はサクシニルである特許請求
    の範囲第1項に記載のペプチド誘導体。 10、YがOH又はNH_2である特許請求の範囲第1
    項に記載のペプチド誘導体。 11、R、R′、R_1、R_1′がそれぞれ水素であ
    る特許請求の範囲第1項に記載のペプチド誘導体。 12、Bが−S−S−基である特許請求の範囲第1項に
    記載のペプチド誘導体。 13、Alk_1及びAlk_2がそれぞれ式−(CH
    _2)−のメチレン基である特許請求の範囲第1項に記
    載のペプチド誘導体。 14、A_1が His−Asn−Asp−Gly−Asp、Asn−A
    sp−Gly−Asp、 Asp−Gly−Asp、 Gly−Asp、 Asp、又は 結合である特許請求の範囲第1項に記載のペプチド誘導
    体。 15、特許請求の範囲第1〜14項に記載のペプチド誘
    導体の抗凝固有効量、及び製薬上受入れられる担体を含
    む必要とする患者の血液凝固を減少させる薬剤。 16、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ のペプチド誘導体〔式中Xは水素、1〜6個の炭素原子
    のアルキル基の1又は2個、2〜10個の炭素原子のア
    シル基の1又は2個、カルボベンジロキシ又はt−ブチ
    ロキシカルボニルからなる群から選ばれるアミノ末端残
    基であり、 A_1は結合であるか、又は1〜5個の任意のアミノ酸
    残基を含むペプチド断片であり、 A_2はPhe、SubPhe、β−(2−及び3−チ
    エニル)アラニン、β−(2−及び3−フラニル)アラ
    ニン、β−(2−,3−及び4−ピリジル)アラニン、
    β−(ベンゾチエニル−2−及び−3−イル)アラニン
    、β−(1−及び2−ナフチル)アラニン、Tyr又は
    Trpであり、 AsはGlu又はAspであり、 A_5はIle、Val、Leu、Nle又はThrで
    あり、A_6はPro、Hyp、3,4−デヒドロPr
    o、チアゾリジン−4−カルボキシレート、Sar、N
    MePgl又は任意のD−立体配置を有するアミノ酸で
    あり、 A_8はGlu又はAspであり、 A_9はTyr、Tyr(SO_3H)、Trp、Ph
    e、Leu、Nle、Ile、Val、His及びPr
    oから選ばれる親油性のアミノ酸であるか、又はそれら
    の親油性のアミノ酸を少なくとも1つ含有しているジペ
    プチドであり、A_1_0は結合であるか、又は1〜5
    個の任意のアミノ酸残基を含有しているペプチドの断片
    であり、YはOH、(C_1〜C_6)アルコキシ、ア
    ミノ、モノ又はジ(C_1〜C_4)アルキル置換アミ
    ノ又はベンジルアミノから選ばれるカルボキシ末端残基
    であり、R、R′、R_1、及びR_1′はそれぞれ水
    素又は(C_1〜C_4)アルキル基から選ばれ、 Bは−S−、−S−S−、又は−S−Alk_3−S−
    であり、Alk_1、Alk_2、及びAlk_3はそ
    れぞれ(C_1〜C_3)メチレン又はエチレン基から
    選ばれ、ここで「D」及び「L」は示された炭素の立体
    化学がそれぞれD−システイン及びL−システインに対
    応するものであることを示す〕並びにペプチド誘導体の
    二量体、又は混合物及びその二量体を製造する方法に於
    いて固相のシーケンシャル又はブロック合成、遺伝子ク
    ローニング、又はこれらの組合せにより遊離スルフヒド
    リル含有線状ペプチドを製造し、そして線状ペプチドを
    酸化カップリングにかけることからなる方法。 17、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ のペプチド誘導体を製造する固相シーケンシャル又はブ
    ロック合成において〔式中Xは水素、1〜6個の炭素原
    子のアルキル基の1又は2個、2〜10個の炭素原子の
    アシル基の1又は2個、カルボベンジロキシ又はt−ブ
    トキシカルボニルからなる群から選ばれるアミノ末端残
    基であり、 A_1は結合であるか、又は1〜5個の任意のアミノ酸
    残基を含むペプチドであり、 A_2はPhe、SubPhe、β−(2−及び3−チ
    エニル)アラニン、β−(2−及び3−フラニル)アラ
    ニン、β−(2−、3−及び4−ピリジル)アラニン、
    β−(ベンゾチエニル−2−又は−3−イル)アラニン
    、β−(1−及び2−ナフチル)アラニン、Tyr又は
    Trpであり、 A_3はGlu又はAspであり、 A_5はIle、Val、Leu、Nle又はThrで
    あり、A_6はpro、Hyp、3,4−デヒドロPr
    o、チアゾリジン−4−カルボキシレート、Sar、N
    MePgl又はD−立体配置を有する任意のアミノ酸で
    あり、 A_8はGlu又はAspであり、 A_9はTyr、Tyr(SO_3H)、Trp、Ph
    e、Leu、Nle、Ile、Val、His及びPr
    oから選ばれる親油性のアミノ酸であるか、又はそれら
    の親油性のアミノ酸を少なくとも1つ含有しているジペ
    プチドであり、A_1_0は結合であるか、又は1〜5
    個の任意のアミノ酸の残基を含有しているペプチドの断
    片であり、YはOH、(C_1〜C_6)アルコキシ、
    アミノ、モノ又はジ(C_1〜C_4)アルキル置換ア
    ミノ又はベンジルアミノから選ばれるカルボキシ末端残
    基であり、R、R′、R_1、及びR_1′はそれぞれ
    水素又は(C_1〜C_4)アルキル基から選ばれ、 Bは−S−、−S−S−、又は−S−Alk_3−S−
    から選ばれ、Alk_1、Alk_2、及びAlk_3
    はそれぞれ(C_1〜C_3)メチレン又はエチレン基
    から選ばれ、「D」及び「L」は示された炭素の立体化
    学がそれぞれD−システイン及びL−システインに対応
    するものであることを示す〕の並びにペプチド誘導体の
    二量体、又は混合物及びその二量体を製造する方法に於
    いて、適当に保護された式A_1アミノ酸を活性化樹脂
    支持体に結合させ、次にA_2〜A_1_0の他のアル
    ファアミノ保護アミノ酸を生長するペプチド鎖の末端ア
    ミノ基に結合させるが、その生長しているペプチド鎖は
    、その間アミノ保護基を除去することによって露出させ
    、そして最後に線状ペプチドを酸化的カップリングにか
    けることからなる方法。
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