JPS62268818A - 複合繊維の製造方法 - Google Patents

複合繊維の製造方法

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JPS62268818A
JPS62268818A JP11185286A JP11185286A JPS62268818A JP S62268818 A JPS62268818 A JP S62268818A JP 11185286 A JP11185286 A JP 11185286A JP 11185286 A JP11185286 A JP 11185286A JP S62268818 A JPS62268818 A JP S62268818A
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JP
Japan
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polyester
polyurethane elastomer
block copolymer
thermoplastic polyurethane
polycapramide
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JP11185286A
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English (en)
Inventor
Yukio Yamakawa
山川 幸夫
Shiyougo Mutagami
省吾 牟田神
Soichiro Tanaka
田中 創一郎
Kunio Ichihashi
邦夫 市橋
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリカプラミドとポリウレタン弾性体とから
成る自己捲縮性複合C維に関する。
(従来の技術〕 ポリアミドとポリウレタン弾性体とが単一フィラメント
の横断面内でqj心的に腹合されたフィラソフトは高度
の捲縮性を有することが知られている。これらの複合フ
ィラメントは、ポリアミド成分としてポリカプラミドを
はじめ、融点140 ℃〜280″Cのホモポリアミド
並びにコポリアミドを使用し、一方ポリウレタン弾性体
としては、ポリオールとして、ポリアルキレンオキシド
グリコール、ポリテトラメチレングリコールなどを用い
るポリエーテル系ポリウレタン、二塩基酸とグリコール
からなるポリエステル系ポリウレタン、あるいはC−カ
プロラクトンの開環重合により得られるポリカプロラク
トン系ポリウレタンを使用したものである(特公昭47
−18052号公報、特公昭49−48498号公報、
特公昭49−10288号公報、特公昭55−8672
5@公報)。ところが、これらの重合体を複合紡糸した
フィラメントは、両成分の接着力が9不十分な為、。
製品化工程、あるいは製品着用中に屈曲や摩擦により両
成分が剥離し、性能が低下してしまう欠点が有る。
両成分の接着力を高め耐剥離性を改良した複合フィラメ
ントとしては、ポリカルボン酸ポリ炭酸エステル系ポリ
ウレタン、ポリ炭酸エステル系ウレタンとポリカプロラ
クトン系ウレタンとの混合物又はブロック共重合物、ポ
リ炭酸エステル系ウレタンとポリエーテル系ウレタンあ
るいはポリエステル系ウレタンとの混合物又はブロック
共重合物を芯成分とし、ポリカプラミドを鞘成分とする
偏心的芯鞘型複合フィラメントが知られている(特公昭
56−22569号公報、特公昭55−22570号公
報、特公昭57−34369号公報、特公昭57−84
870号公報)。こnらの複合糸は、ポリカプラミドの
アマイド結合に強い親和力を有するポリ炭酸エステルを
ソフトセグメントの主成分にして、ポリカプラミドとポ
リウレタン成分の接着力を高めると同時に、ポリカプラ
ミドがポリウレタンを包み込む偏心的芯鞘構造にするこ
とにより、両成分の接着面積の拡大を計り、両成分の耐
剥離性を向とさせている。
しかしながら、これらの複合糸は両成分の耐剥離性は改
良されているが、通常のサイドバイサイド型の複合糸に
比較して、捲縮発現力並びに捲縮の伸張回復性に劣る欠
点が有る。すなわち、これらの複合糸は、ポリウレタン
成分の収縮力が、ポリカプラミドのそれより大きいこと
により、ポリウレタン成分を内側とするスパイラル捲縮
を発現するが、新面形状が偏心芯鞘構造の為、ポリウレ
タン成分を包み込んでいるポリカプラミドの薄皮部分が
ポリウレタン成分の収縮力を阻Jする為、捲縮性能が低
くなる。
又、これらの複合糸は、通常、溶融紡糸後ス倍に延伸し
て、ポリウレタン成分に収縮力を付与する方法で表糸さ
れるが、延伸後の複合糸は著しく大きい直線収縮率を示
す。その為、直接a編物に加工した゛凸金、染色、仕上
げ工程で大きく収縮して満足な製品寸法にならない欠点
が有る。このような問題点に対しては、延伸後の複合フ
ィラメントを100〜180 ℃の温度で弛緩熱処理し
て、直線収縮を減少させた後製織編し、染色・カロエす
るのが一般的である。ところが、こnらの複合フィラメ
ントは、紡糸、延伸後に於いてはtxtた捲縮発現性と
捲縮の伸張回復性を有していても、上記弛緩熱処理後に
於いては著しく性能が低下してしまう欠点がある。かか
る弛緩熱処理による性能低下の原因は、ポリウレタン成
分の収縮力が熱緩和され易い為に、弛緩熱処理後の収縮
力が僅かしか残っていない為と思われる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、ポリカプラミドとポリウレタン弾性体
の耐剥離性が擾れているのみならず、弛緩熱処理後に於
いても十分な捲縮発現力と捲縮の伸張回復性を有する度
合繊維の製造方法を提供することにある。
(問題点を解決する為の手段) すなわち本発明は、ポリエステル・ポリエーテル、ポリ
エステル・ポリエステル及びポリエステル・ポリエーテ
ルエステルの群から選ばれたブロック共重合体とポリイ
ソシアネート化合物と熱可塑性ポリウレタン弾性体との
重合体混合物と、ポリカプラミドとを繊維横断面におい
て偏心的に配置接合せしめて溶融紡糸し、次いで延伸す
ることを溶融混合する自己捲縮性複合繊維の製造方法で
ある。
本発明で使用するブロック共重合体は、ポリエステル・
ポリエーテル、ポリエステル・ポリエステル及びポリエ
ステル・ポリエーテルエステルの群から選ばれたブロッ
ク共重合体である。例えば、ポリエステル・ポリエーテ
ルブロック共重合体は、イソシアネート基と反応する活
性水素をほとんど含まない弾性体で、ポリイソシアネー
ト化合物を混合後も、イソシアネート基の活性を安定し
て保つことが出来る特徴がある。本発明に好適なポリエ
ステル・ポリエーテルブロック共重合体として、ジメチ
ルテレフタレートを1,4−ブタンジオールでエステル
交換反応させた後、分子量が700〜2500のポリ(
テトラメチレンオキシド)グリコールを重縮合反応させ
る方法などで得られる弾性体で、融点が180″C以下
の重合体が挙げられる。融点が180°C以下のブロッ
ク共重合体は熱可塑性ポリウレタン弾性体と相容性が良
く、ポリイソシアネート化合物を混合して得られる混合
物と熱可塑性ポリウレタンとを溶融混合すると、公知の
混合装置で容易(こ混合するので好ましい。
本発明方法に使用するポリイソシアネート化合物は、分
子内に2個以上のイソシアネート基を有する化合物であ
り、ジイソシアネート化合物、カルボン−イミド変性ポ
リイソシアネート化合物、イソシアネート基がアルコキ
シ基やフェノキシ基でブロックされてアロハネート基を
形成している化合物で、分子@400以下のものが好ま
しい。
本発明方法の紡糸に好適な熱可塑性ポリウレタン弾性体
は、シツアー硬度Aの測定規格JIS  K2SO3に
従って測定した硬度が90〜100のポリウレタン弾性
体で、ポリエステル系ポリウレタン、ポリカプロラクト
ン系ポリウレタン、ポリカーボネート系ポリウレタンな
どである。硬度が90以下のポリウレタン弾性体は、ポ
リカプラミドとの溶融粘度の均衡が取りに<<、安定紡
糸出来ないので、好ましくない。又硬度が100を超え
るポリウレタン弾性体は弾性回復率に劣る傾向が有り、
好ましくない。
本発明で使用するポリカプラミドは、98%疏酸100
 mlに試料1yir溶解し、25°Cで測定した相対
粘度が2.0〜2.60の範囲の重合体が好ましい。
相対粘度が、2.0より小さいポリカプラミド重合体で
は複合紡糸の際に糸切れが多発する。あるいは得られた
複合フィラメントは強伸度が低く、実用性がないなどの
理由で好ましくない。一方、相対粘度が2.60より大
きいポリカプラミド重合体は、溶融粘度が高過ぎ・る為
、ポリウレタン弾性体と安定して紡糸出来ず不適当であ
る。特に、相対粘度2.0〜2.60のカブラミドから
成る複合フィラメントは強伸度特性並びに耐摩耗性に優
れており、好ましい複合糸である。
本発明に於いては、予め、ブロック共重合体とポリイソ
シアネート化合物とをブロック共重合体の軟化点以上の
温度で、パーバリーミキサー、押出機、ニーダ−、ミキ
シングローラー等で混練した後冷却し、次いで粉砕機で
粉砕又はペレット化することが好ましい。次いで、前記
混合物と熱可塑性ポリウレタン弾性体とをだ融泥合し、
それとは別に浴融したポリカプラミドとを通常の複合紡
糸方法で、サイドバイサイド型又は偏心芯鞘型など偏心
的に配置接合させるごとく複合紡糸する。
尚、ポリウレタン弾性体に前記混合物を混合する方法と
しては、固体状のポリウレタン弾性体に混合後押出機に
供給して混練する方法、あるいは溶融状態のポリウレタ
ン弾性体に添加混合する方法などがある。
ブロック共重合体に対するポリイソシアネート化合物の
混合量は、通常は5〜50重量%が望ましい。又前記混
合物の熱可塑性ポリウレタン弾性体への混合量は、混合
物中の(ポリイソシアネート化合物の)イソシアネート
基量で、熱可塑性ポリウレタン弾性体に対し0.3〜2
.0重量%が望ましい。0.8重量%より少ない場合は
本発明の効果は充分でなく、一方2.Oi景%以上では
ポリウレタン弾性体の溶融粘度が低下して、安定して紡
糸出来なくなってしまう傾向が出る。
本発明方法では溶融複合紡糸して捲取った未延伸糸を、
例えば室温で12時間以とエージングした後、延伸する
のが望ましい。このエージング時間中に、ポリウレタン
弾性体に混合したポリイソシアネート化合物が、ポリウ
レタン弾性体中のウレタン結合と反応して架橋構造を形
成する。
複合繊維を形成するポリウレタン弾性体のポリイソシア
ネート化合物による架橋反応の進行状況は、rd剤1ζ
対する溶解性で捉えることが出来、架橋反応の進行と共
に溶剤に対する溶解性が減少してくる。本発明方法では
、未延伸糸のポリウレタン弾性体成分のジメチルホルム
アミド(以後DMFと路下)に対する溶解減少率が80
重2%以下になった未延伸糸を延伸するのが望ましい。
これにより、耐剥離性に優れ、弛緩熱処理後の捲縮性に
優れた複合繊維が得られ、本発明の目的が最もよく達成
されるからである。すなわち、架、嬌反応は、未延伸糸
状態で進行されるのが望ましく、延伸後における架(a
反応の進行は、ポリウレタン成分の収縮力が低下してP
!縮性能が向上に不利となる。
未延伸糸での架橋反応速度を早める方法として、高温で
熱処理する方法があり、例えば100°Cの熱処理では
、1〜2時間の処理時間でポリウレタン成分のDMFに
対する溶解減少率は80重量%以下になるが、この程度
ではポリカプラミド成分が熱劣下して延伸性が著しく低
下してしまう欠点が有る。エージング温度としては室温
が最も望ましいが、高温でエージングする場合には、温
度を70℃以下にするのが望ましい。
本発明方法に於いて、未延伸糸のポリウレタン成分のD
MFに対する俗解減少率とは、複合繊維的102を採取
し重量を測定した後、浴比1:60の割合いで、80℃
のDMFに複合糸を撹拌しながら1時間浸漬してポリウ
レタン成分を溶解させた後、十分に水洗風乾して、重量
を測定し、下記式にて算出したイ直をいう。
WO:DMF処理処理後合糸の重量 W1:DM?処理後   〃 a :複合糸中のポリウレタン成分の重置比率DMFは
、ポリウレタン弾性体1と対する良溶媒で、はとんど全
ての熱可塑性ポリウレタン弾性体は溶解してしまう。と
ころが、本発明においては、ポリウレタン弾性体成分は
架橋構造になっている為、DMFに対する溶解性が減少
している。DMFに対する溶解減少率はポリウレタン弾
性体中の架橋密度の尺度となり、架橋密度が高い程、俗
解減少率は増大する。
(発明の効果) 本発明方法で得られる複合繊維は、ポリカプラミド成分
とポリウレタン弾性体成分の接着性に優れ、ストッキン
グ等に加工して着用しても、両成分が剥離することはな
い。又、捲縮発現力と捲縮の伸張回復性に優れ、紡糸・
延伸後弛緩熱処理しても、十分な捲縮特性を保持してい
る。
(実施例) 以下、実施例を用いて更に詳細な説明を行う。
尚、実施例で述べる“直線収縮率”、“捲縮発現率゛、
“捲縮の伸張回復率゛′及び“耐剥離性゛は下記の方法
によって測定した値である。
(1)直線収縮率及び捲縮の伸張回復率複合11fil
、000デニール相当をカセ取りし、0.2f/dの荷
重を掛け、1分後の長さioを測定する。次に0.2 
my/eiの荷重を掛けたまま房水中で10分間捲縮発
現処理をし、その後−昼夜その荷重下で自然風乾させる
。次いで繊維相互の絡みを取り除く目的で、0.2f/
dの筒型を追加し、1分間放置する。0.29/dの荷
重を取外し、2時間後の長さ11を測定し、再度0.2
f/dの荷重を追加し、1分後の長さ12を測定した後
、0.217/dの荷重を取外し、1分段の回復長さ1
8を測定して、下式で算出する。
(2)捲縮発現率 腹合繊維toooデニール相当をカセに取り、0.2f
F/dの荷重を士け、1分後の長さ14 を測定する。
次1ζ1my/dのFi晟を7卦けたまま房水中で10
分間捲縮発現処理をし、−fi夜その1青玉下で自然風
乾させた後で、長さ16を測定し、下式で算出した。
捲縮発現率(%) = −X 100 (3)耐剥離性 シーファー摩耗試験機(島津製作所製)を用い、複合繊
維を筒偏後精諌染色して試験布とし、試験布にI Ky
の荷重をかけてaooo回と5000回M擦した後、顕
微鏡で複合繊維の剥離を観察した。
○・・・剥離なし、△・・・わずかに有り、X・・・剥
離有り実施例1 ジメチルテレフタレート(以後DMTと記す)と1,4
−ブタンジオール(以後1.4−BGと記す)と数平均
分子ztaooのポリテトラメチレングリコール(以後
PTMGと記す)を常法に従って重縮合反応させ、P’
l’MGがポリマー中に5011%共重合された融点1
56°Cのポリエステル・ポリエーテルブロック共重合
体(1)を得た。
前記ブロック共重合体70部に4,4−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート(以後MDIと記す)80部を加え
、160〜170°Cに温度設定したツク共重合体ペレ
ット(I′)を得た(この混合物には、イソシアネート
基が10重2%含まれている。)。
数平均分子ff11500のポリカプロラクトンジオー
ルとMDIと1.4−BGから成る硬度95の熱可塑性
ポリカプロラクトン系ポリウレタン弾性体ペレット10
0部に前記混合物(1’) 10 mをペレット状で混
合後、230°Cで溶融混合し、次いで公知の偏心芯鞘
型複合紡糸口金を用いて、ポリウレタン弾性体が芯成分
、相対粘度2.45のポリカプラミドが鞘成分になる様
に接合比率50 :50で接合し、単糸デニール70d
の未延伸糸を600m/分で捲き取った。なおポリウレ
タン弾性体に対するイソシアネート基の添加量は1重量
%でありた。捲取った未延伸糸を、直ちに25’C,6
5%RHに温調された部屋に持ち込み、捲取り完了時点
から、8時間、6時間、12時間、24時間、48時間
、72時間後に、未延伸糸のDMFに対する溶解減少率
を測定した。又、延伸ゾーンの下に、長さ1mの中空ヒ
ーターを設置した延伸連続弛緩熱処理機を用い、延伸速
度500m/分、延伸台率150、弛緩率50%、中空
ヒータ一温度150°Cの条件で上記未延伸糸を前記二
−ジング時間毎に延伸弛緩熱処理して、未延伸糸のエー
ジング時間の異なる延伸弛緩熱処理系A、B、C1D1
E、Fを得た。  。
次いで比較例として、ソフトセグメント成分が分子量1
500のポリ炭酸エステル60部と分子ff11500
のポリカプロラクトン40部から成り、ハードセグメン
トがMDIと1.4−EGから成る硬度95のポリ炭酸
エステル/ポリカプロラクトン系熱可塑性ポリウレタン
弾性体と相対粘度が2.25のポリカプラミドとを用い
、公知の偏心芯鞘型複合口金を用いてポリウレタン弾性
体が芯成分、ポリカプラミドが鞘成分になる様1こ接合
比率50:50で接合し、70デニール/2フイラメン
トの未延伸糸を600m/分で捲取った。次いで、48
時間エージング後前記延伸連続弛緩熱処理機を用い、A
〜Eと同一条件で延伸弛緩熱処理して比較試料Gを得た
。複合繊維A〜Gの捲縮特性並びに#J摩耗性を評価し
た結果は第1表の通りである。
第1表から判る様に、比較例GはI Kg荷重下で80
00回摩擦するだけで剥離が生じたが、本発明方法によ
るA〜Fは耐剥離性に優れている。
又未延伸糸におけるポリウレタン成分のDMFに対する
溶解性はエージング時間と共に減少し、12時間のエー
ジングで80!i!1%となり、DMFに対する溶解性
の減少と共に、捲縮特性並びに耐剥離性が向上する。特
にDMIFに対する溶解減少率が80重量%以下で延伸
したariaは捲縮特性並びに耐剥離性共に良好であっ
た。
実施例2 DMTとジメチルイソフタール酸及び分子量1100の
ポリテトラメチレングリコールジオールと1.4−EG
を用い、それぞれの仕込比率(重量)100 :55 
:108 :100.100:48 :50 :90、
Zoo :O:80 ニア0の割合いで常法に従って重
縮合して、融点がそれぞれ165℃、178℃、198
℃のポリエステル・ポリエーテルブロック共重合体(l
I)、■、(ト)を得た。
それぞれのポリエステル・ポリエーテルブロック共重合
体70部に、MDIを30部混合し、次いで、170〜
205°Cに設定した押出機を用いて、十分混練した後
空中カット法でカットして、それぞれMDIが80重2
%混合されたポリエステル・ポリエーテルブロック共重
合体(1’)、(厘′)、(■つを得た((1’)、(
III’)、(■′)には、それぞれ10M!1%のイ
ソシアネート基が含まれている。)。
次いで、実施例1の(白の代わりに(■′)、(I′)
、(ff’)を用いて実施例1と同一条件で複合紡糸し
た。
紡糸捲取り状況は、(■′)を用いた場合に紡糸糸切れ
がやや増加した( (IV’)の融点が180°Cを超
えるため、ポリウレタン弾性体との相溶性が劣るためか
、口金からの吐出状すもやや不安定であった。)以外、
いずれも良好であった。次いで未延伸糸を2日間エージ
ングした後、実施例1と同様に延伸、弛緩熱処理した。
得らOた複合mlはいずれも良好な捲縮特性と耐剥離性
を有していた。
実施例8 数平均分子fi1800のポリブチレングリコールジオ
ールとMDIとをモル比で1:8,5で反応させた後、
NCOとOHの比率が1.08になる量の1.4−BG
を反応させて、ポリブチレンアジペートをソフトセグメ
ントとする熱可塑性ポリウレタン弾性体を得た。
実施例2で使用した融点178℃のポリエステル・ポリ
エーテルブロック共重合体([)12:MDIを30重
量%混合した混合物(■′)を前記ポリウレタン弾性体
100部に1部、8部、5部、10部、18部、25部
混合した後、285“Cに設定した押出機で溶融混合し
、次いで250″Cで溶融した相対粘度2.85のポリ
カプラミドとを230°Cに加熱した公知のサイドバイ
サイド型複合紡糸口金に導びき、接合比率50 :50
の割合いで接合して、単糸デニール40dの複合フィラ
メントを6007!/分で捲取った。上記混合条件では
、熱可塑性ポリウレタン弾性体に対するイソシアネート
基の添加量は、それぞれ0.1重ffi%、0.8重量
%、0.5重量%、1.0重世%、1.8重厘%、2.
5重量%であった。各条件での紡糸捲取り状況は、イソ
シアネート基添加量が2.5Mf!に%の条件では、ポ
リウレタン弾性体成分の溶融粘度が低下して紡糸糸切れ
がやや増加したが、それ以外はいずれも良好であった。
捲取った未延伸糸を30°C170%REの室内で2日
間エージングした後、実施例1の延伸連続弛緩熱処理槌
を用いて実施例1と同一条件で処理し、弛緩熱処理系H
,I、J、K。
L、Mを得た。これら複合繊維の評価結果を第2表に示
した。
第2表から明らかな様に、ポリウレタン弾性体に対する
イソシアネート基の添加量が0.3〜2.5重量%の繊
維は優れた捲縮特性と耐剥離性を示したが、0.1重量
%のkiA維ではその改善効果はやや不充分であった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステル・ポリエーテル、ポリエステル・ポ
    リエステル及びポリエステル・ポリエーテルエステルの
    群から選ばれたブロック共重合体とポリイソシアネート
    化合物と熱可塑性ポリウレタン弾性体との重合体混合物
    とポリカプラミドとを繊維横断面において偏心的に配置
    接合せしめて溶融紡糸し、次いで延伸することを特徴と
    する自己捲縮性複合繊維の製造方法。
  2. (2)ブロック共重合体としてポリテトラメチレンテレ
    フタレートとポリ(テトラメチレンオキシド)グリコー
    ルを主成分とするポリエステル・ポリエーテルブロック
    共重合体を用いる特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)ブロック共重合体が180℃以下の融点を有する
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
  4. (4)ポリイソシアネート化合物を熱可塑性ポリウレタ
    ン弾性体に対しイソシアネート基量で0.3〜2.0重
    量%混合する特許請求の範囲第1項記載の方法。
  5. (5)ブロック共重合体とポリイソシアネート化合物と
    を予め溶融混合した後、該混合物と熱可塑性ポリウレタ
    ン弾性体とを溶融混合する特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
  6. (6)溶融紡糸して得た未延伸糸の熱可塑性ポリウレタ
    ン弾性体成分のジメチルホルムアミドに対する溶解減少
    率を80重量%以下にした後、該未延伸糸を延伸する特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0411021A (ja) * 1990-04-27 1992-01-16 Kanebo Ltd 複合糸及びストッキング
WO1992020844A1 (en) * 1991-05-14 1992-11-26 Kanebo, Ltd. Potentially elastic conjugate fiber, production thereof, and production of fibrous structure with elasticity in expansion and contraction
CN113039315A (zh) * 2018-09-18 2021-06-25 埃克森美孚化学专利公司 双组分纤维和由其生产的非织造材料

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