JPS62174060A - 5−フルオロウラシル誘導体およびこれを含有する医薬製剤 - Google Patents

5−フルオロウラシル誘導体およびこれを含有する医薬製剤

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JPS62174060A
JPS62174060A JP61159702A JP15970286A JPS62174060A JP S62174060 A JPS62174060 A JP S62174060A JP 61159702 A JP61159702 A JP 61159702A JP 15970286 A JP15970286 A JP 15970286A JP S62174060 A JPS62174060 A JP S62174060A
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fatty acid
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acid
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Shinji Ozawa
小澤 慎司
Toshio Wakabayashi
若林 利生
Shoichiro Ozaki
庄一郎 尾崎
Hajime Katayama
肇 片山
Yasuhiro Kumonaka
恭裕 雲中
Masaki Shimizu
正樹 清水
Kazuhito Inoue
井上 和仁
Kimiyoshi Kaneko
金子 喜三好
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Terumo Corp
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D239/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
    • C07D239/02Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings
    • C07D239/24Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D239/28Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D239/46Two or more oxygen, sulphur or nitrogen atoms
    • C07D239/52Two oxygen atoms
    • C07D239/54Two oxygen atoms as doubly bound oxygen atoms or as unsubstituted hydroxy radicals
    • C07D239/545Two oxygen atoms as doubly bound oxygen atoms or as unsubstituted hydroxy radicals with other hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D239/553Two oxygen atoms as doubly bound oxygen atoms or as unsubstituted hydroxy radicals with other hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms with halogen atoms or nitro radicals directly attached to ring carbon atoms, e.g. fluorouracil
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P7/00Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
    • A61P7/02Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 10発明の背景 技術分野 本発明は新規な5−フルオロウラシル誘導体およびこれ
を含有する医薬製剤に関゛りるものである。
本発明によって提供される5−フルオロウラシル誘導体
は新規化合物であって、強力な制癌作用を有する。また
、本発明の5−フルオロウラシル誘導体は強力な血小板
凝集抑制作用も有する。従って血小板凝集に起因する疾
患即15而栓症等の予防に有効である。また、血小板の
凝集がガンの転移にも関与していることが知られており
、本発明の化合物はガン転移の予防効果も有する。
先行技術 ジエン高級脂肪酸であるリノール酸およびトリエン高級
脂肪酸であるα−リノレン酸は必須脂肪酸であり、トリ
エン高級脂肪酸である8、11.14−エイコサトリエ
ン酸はプロスタグランジンE1の前駆体であり各々重要
な化合物である。ペンタエン高級脂肪酸については、5
,8,11,14.17−■イコザペンタ■ン酸が魚油
中に多く含まれておりLDLコレステロールを低下させ
る作用のあることが報告されている。
5−フルオロウラシルは制癌剤として臨床で使用されて
いるが、毒f1が高く有効面中濃度の幅が狭いという問
題点がある。
また、心筋梗塞や脳面栓といった血栓症は、近年成人病
の中で大きな割合を占めるに至っており、これを有効に
予防する薬剤の出現が強く望まれている。
■3発明の目的 本発明者等は5−フルオロウラシルの高級脂肪酸エステ
ルを秤々合成し、それらの薬埋活刊を鋭意研究した結果
、本発明に係る5−フルオロウラシル誘導体が優れた制
癌作用4iらびに血小板凝集抑制作用を有することを見
い出し本発明を完成させるに至った。
従って、本発明は新規な5−フルオロウラシル誘導体お
よびこれを含有する制癌剤ならびに血小板凝集抑制剤を
提供することを目的とする。本発明に係る5−フルオロ
ウラシル誘導体は強力な制癌作用を有するとともに強力
な血小板凝集抑制作用を有し、血小板凝集に起因する疾
患即ち血栓症やガン転移等の予防剤として有用である。
本発明の目的は以下に示す構成によって達成される。す
なわち本発明は一般式(T) 〔式中R1は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基
、芳香族基または異項環式芳香に基を意味し、R2は水
素原子またはアルキル基を意味し、そしてR3はトリエ
ン高級脂肪酸またはペンタ1ン高級脂肪酸から誘導され
るアシル基を意味する〕 で示される5−フルオロウラシル誘導体である。
本発明はさらに前記一般式(I)で示される5−フルオ
ロウラシル誘導体を含有する制癌剤である。
さらに本発明は前記一般式(I)で示される5−フルオ
ロウラシル誘導体を含有する血小板凝集抑制剤である。
■0発明の詳細な説明 前記式(I>で示される本発明の5−フルオロウラシル
誘導体において、R1は水素原子、アルキル基、シクロ
アル1ニル基、芳香族基または異項環式芳香族基を意味
する。アルキル基は直鎖状でも分枝鎖状でもよく、メチ
ル、1デル、n−プロピル、イソプロピル、几−エチル
、イソブチルのような低級アルキル基が好ましい。シク
ロアルキル基の例としてはシクロプロピル、シクロペン
チル、シクロヘキシルがあげられる。芳香族基の例とし
てはフェニルまたはナフチルがあげられる。
異項環式芳香族基としては環内に1または2以上の酸素
原子、窒素原子または(および)硫黄原子を有する5員
環または6員環また(31その綜合環があげられる。代
表的な例としで、フラニル、チェニル、ピリジル、Aキ
サゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、イ
ミダゾリル、ピリミジニル、ピラジニル、ベンゾフラニ
ル、ベンゾチェニル、インドリル等があげられる。上記
シクロアルキル基、芳香族基または異項環式芳香族基は
=  7 − 適当な「1換基例えばハ[1ゲン原子、アル1−ル基、
アルコ−1シ基、二1・[1基、アミノ基の1tTいし
3個を右することができる。
R2は水素原子またはアルキル基であり、アル4ニル基
はメチル、エチル、几−プロピル、イソプロピル、n−
エチル、イソブチルのJ:うな直鎖状または分枝鎖状の
低級アルキルqtが好ましい。
R3はトリエン高級脂肪酸またはペンタエン高級脂肪酸
から誘導されるアシル基である。
トリエン高級脂肪酸から誘導されるアシル基としてはα
−リノレン酸あるいはジホモγ−リノレン酸から誘導さ
れるアシル基が好ましい。
また、ペンタエン高級脂肪酸から誘導されるアシル基と
してはエイコサペンタエン酸から誘導されるアシル基が
好ましい。
本発明の前記式(I)で示される5−フルオロウラシル
誘導体は、5−フルオロウラシル(5−一  8 − 〔式中R、RおよびR3は前記式(1)の定義と同じで
ある。〕で示される化合物と縮合反応させることによっ
て得られる。
塩基としては、トリエチルアミン、トリ1チルアミン、
ジメチルアミノピリジン等の三級アミンが好ましく用い
られる。
本発明の5−フルオロウラシル誘導体(T)は臨床に用
いられでいる5−フルオロウラシルど動物試験において
同等以上の抗腫瘍作用を示し、1つ、5−フルオロウラ
シルに較べて低術竹である。
また本発明の5−フルオロウラシルM導体は5−F t
Jに1.1児られ(1い強力な面小板Wi集抑制作用を
有するという特徴も持っている。
本発明の5−フルオ[1ウラシル誘シク休【1制癌剤ま
たは血小板凝集抑制剤の有効成分若しくは有効成分の1
つどじて使用可能である。面小板凝隼抑制剤としては、
血小板凝集に起因する疾患であれば有効に作用するが、
特に抗血栓症剤、狭心症またはガン転移予防剤として使
用される。投与t11は一般に成人1日吊約0.1〜3
gであり、必要により1〜3回に分【−Jで投与するの
がよい。
本発明の5−フルオロウラシル誘導体(I)は通常の方
法でカプセル剤、錠剤、顆粒剤、シロップ剤どして軽口
投与するとか、注射剤、平削として非経口投Jゴするこ
とが可能である。
担体あるいは賦形剤の例として[fカルシウム、リン酸
カルシウム、でんぷん、しよ糖、乳糖、タルク、ステア
リン酸マグネシウム等があげられる。
本発明の化合物は、上記の固形剤の他に油性懸濁剤、シ
ロップのような液剤とすることもできる。
本発明の化合物をザイクロデキス1〜リンで包接し安定
化することもできる。
また本発明の5−フルオロウラシル誘導体(T)を含有
する血小板凝集抑制剤は白液採取時の血液凝固防止用に
も使用可能である。
次に実施例および試験例を示して本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるもので
は/にい。
実施例−1 アルゴン雰囲気下、乾燥ピリジン20mf!中、5−フ
ルオロウラシル222qを撹拌し、室温にてこれに9.
12.15− iフタデカ1〜リニ「ン酸α−クロルエ
ヂルエステル5.82 (J、トリゴーチルアミン2.
38 Ifd!を順に加えた。つづいて80℃にて5時
間反応させた後ピリジンを減圧留去した。残渣に希塩酸
を加えこれより塩化メブレンにて3回抽出した。抽出有
機層を水洗し無水硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を減[
E留去し抽出残漬を得た。該残渣をシリカゲルカラムタ
日マドグラフィーにイ」シ1−(α−9,12,15−
オクタデカトリエノイルオキシーα−メチル)ノブルー
5−フルAロウラシル3.509を得た。このものの物
理化学的データは以下の通りである。
11−1− NHRδ(pl)m) : 0.98(3
N、t、、I=711り、1.58(311,d、J=
5H2)、2.02(411,q。
J=511z)、 2.35(211,t、 J=6+
1z)。
2.78(411,t、4Hz)、6.90(ill、
 q、 J=511z)、 7.32(111,d。
J=611z) Ill ’v ”IC” ’(cm −’ ) : 3
380.1755.1730(S1101der)。
ma× 83 m/e  : 434(分子イオンビーク)、3
04,277.157実施例−2 アルゴン雰囲気下α−リノレンill 石化物3.60
9に塩化iIc鉛30■を添加し0℃にて攪拌しつつプ
ロピオンアルデヒド1.16 mを15分かけて滴下し
た。つづいて室温にて30分反応させた模本を加えこれ
よりエーテルにて3回抽出した。抽出有機層を水洗し、
無水1M酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し9
,12.15−オクタデカトリエン酸α−クロルプロピ
ルエステル4.71 gを1qた。
該化合物を5−フルオロウラシルと共に実施例1と同様
の反応に伺し1−(α−9,12,15−オクタデカト
リエノイルオキシ−α−エチル)メチル−5−フルオロ
ウラシル2.72 gを得た。このものの物理化学的デ
ータは以下の通りである。
’II −NHRδ(r)rllll)  :  7.
25(ill、(1,、I=611Z)IRv ””’
(cm−) : 3380.175!1.1730(S
holder)。
1Ila× 83 m/e  : 448(分子イオンピーク)、3
18,277、171実施例−3 5.8,11,14.17−エイ]ザペンタエン酸塩化
物3.919とアセトアルデヒドより実施例−2にある
と同様にして5,8,11,14.17− 、T−イ]
サペンタエン酸α−クロルエチルエステル4.869を
調製し、これど5−フルオロウラシルを実施例−1と同
様の反応に付し1−(α−5,8,11,14,17−
ニイコサベンタエノイルオキシーα−メチル)メチル−
5−フルオロウラシル2.889を得た。このものの物
理化学的データは以下の通りである。
ClIC,ll IRν 1llaX  ろ Icm    )  : 
 3380.1755.1730(Sholder)。
143 m/e  : 458(分子イオンピーク)、
328,301,157実施例−4 アルゴン雰囲気下、9.12.15−オクタデカトリ二
1−ンM 3.6379を乾燥塩化メヂレン40meに
溶解した溶液に、室温にて塩化オキザリル1.34 d
を加え2.5時間反応させた。該反応混液より塩化メヂ
レンと剰余の塩化オキザリルを減圧留去し、得られた残
渣に乾燥塩化亜鉛18〜を添加し、これに、パラメトキ
シフェニルアセトアルデヒド2.160gを乾燥塩化メ
チレン6蛇に溶解した溶液を室温にて滴下した。続いて
室温で3.5時間反応させた後、水50#li!を加え
た。これよりエーテルにて3回抽出を行(2い、水及び
飽和食塩水で洗浄した。抽出有機層を無水5A酸ナトリ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して、抽出残漬5.83
5gを得た。該残渣をシリカゲルカラムクロマ]へグラ
フィーに61し、ヘキザンーベンぜン4対1溶出画分よ
り9.12.15−オクタデカトリエンM(α−クロロ
−β−パラメトキシフLニル)■デルエステル1.12
89を得た。
該り目ロエステル体1.120gと5−フルオロウラシ
ル0.326!7を乾燥ピリジン12 mQに溶解し、
これに1〜リエチルアミン0.305mf!を添加した
後80℃にて1.5時間反応さけた。反応混液を放冷後
、塩化メチレン20mで希釈し、水冷下に0.5規定塩
酸20m(lを加えた。これより塩化メチレンにて3回
抽出、水洗した。抽出有機層を無水硫酸す1〜リウムで
乾燥後、溶媒を減圧留去し抽出残渣1.470gを得た
。該残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し
、クロ[lボルム溶出画分より1−(α−9,12,1
5−オクタデカトリエノイルオキシ−β−パラメトキシ
フ■ニル)エチル−5−フルオロウラシル、1.290
gを得た。このものの分光学的データは、下肥式(II
>の構造を支持する。
IRν”IC” (cm−1> : 3400,176
0.1720■a× 1−1 ’ −NHR(CnC,ll 3)δ(1)r
llll) : 0.98(3+1.t、J=711z
)、 3.15 (211,d、 J7611z)。
3、77(3+1. S)、γ、28(III、 d、
 、I−5,5+17) H3m/e  + 540(分子イオンピーク)、41
0,263.150実施例−5 実施例1にあるパラメトキシフェニルアセトアルデヒド
に代えてフェニルアセトアルデヒドを用い、同様の反応
操作により9.12.15−オクタデカトリエン酸(α
−クロロ−β−フェニル)エチルエステルを、同等の収
率で得た。該クロロエステル体2.54JJと5−フル
オロウラシル0.789mgを乾燥N、N−ジメチルホ
ルムアミド9meに溶解した溶液に、トリエチルアミン
0.84mQを添加し続いて室温にて一皮反応させた。
反応混液にエーテル100dを加え、不溶物をろ去した
接水100mf!を加えた。これよりエーテルにて3回
抽出を行ない抽出層を、水及び飽和食塩水で洗浄した。
抽出有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を
減圧留去して抽出残渣2.732gを得た。該残渣をシ
リカゲルカラムク1]マドグラフィーに付し塩化メヂレ
ン溶出画分より、1−(α−9,12,15−オクタデ
カトリエノイルオキシ−β−)1ニル)エチル−5−フ
ルオロウラシル、1.0289を得た。このものの分光
学的データは、下記式(III)の構造を支持する。
CHCρ  −1 lRν  ” (cm  ) : 3400,1760
.1720■a× H−N)IR(CDC,I) 3)δ(1)Ill!l
)  :  0.97(311,t、J=711z)、
3.17(211,d、J=611z)83 m/e 
 : 510(分子イオンピーク)、 380.233
.120〔試 験 例〕 1.抗l!瘍作用 CD[1マウス(雄性、5週令)にP388細胞1×1
06個/マウスを腹腔内移植する。
検体どして本発明に係る化合物の05%カルポキシメヂ
メチルロース懸濁液を翌日より1日1回5日間連続して
腹腔内投与し延命率を測定する。
の中央値 100−100  として5−フルオロウラシル(5−
FU)と比較した結果を表1に示す。
(以下余白) 表1から明らかな通り、本発明の代表的な化合物はいず
れも5−FLJにくらべて同等以上の抗腫瘍活性を示し
ている。また5−FUは110011r/に9/日では
毒性によりマウスの生存日数が5−FtJを投与しない
コントロールの場合より短かくなってしまうのに反し、
表1に示す本発明に係る化合物は1100IR/kg/
日でもILS(%)が30%以上であり5−FUより毒
性が低いことが示された。尚、表1に示さない本発明に
係る化合物も同様な抗腫瘍活性を示すことが確認された
2、血小板凝集抑制作用 3.8%クエン酸ナトリウム(1容)を入れた注射器を
用いてウサギ頚動脈より9容の血液を採取する。該血液
より遠心分離し血小板に富む血漿(PRP:55万個/
μg)を得る。該PPPを用い、凝集惹起剤としてアラ
キドン酸あるいは]ラーゲンを用いて本発明化合物の血
小板凝集抑制作用を測定した。アラキドンFiり(80
zzM)ならびにコラーゲン(30μg/ld)によっ
て誘起される血小板凝集に対する本発明に係る代表的化
合物の50%抑制濃度(IC5o)は表2に示す通りで
あり、これら本発明の化合物がいずれも5− F LJ
にくらべて強力な血小板凝集抑制作用を有していること
が明らかとな−)た。また、表2に示さない本発明に係
る5−フルオロウラシル誘導体についても同様な机面小
板凝集活性を有することが確認された。
3、急性毒性 ICR系雄性マウス(7週令)を用いて、経口投与によ
る急性青竹試験を行った。5−フルオロウラシルのLD
50値は300m’j/kgであるのに対し、本発明の
化合物のLD50値はいずれも8004以上であり、高
い安全性が確認された。
(以下余白) ■0発明の作用効果 本発明によれば、強力な制癌作用および血小板凝集抑制
作用を有する新規な5−フルオロウラシル誘導体が提供
される。
近年、血小板の凝集が、ガンの転移に関与していること
を示唆する結果が得られてきている。
従って本発明の5−フルオロウラシル誘導体を用いた血
小板凝集抑制剤はガン転移予防剤としても使用できる。
よって本発明の5−フルオロウラシル誘導体は制癌作用
どガン転移予防作用が相乗的に働き、かつ低毒性である
ため癌治療に有効に使用することができる。
さらに、本発明の5−フルオロウラシル誘導体を用いた
血小板凝集抑制剤は採取された白液の白液凝固防止用ど
しても有効に使用することができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中R^1は水素原子、アルキル基、シクロアルキル
    基、芳香族基または異項環式芳香族基を意味し、R^2
    は水素原子またはアルキル基を意味し、そしてR^3は
    トリエン高級脂肪酸またはペンタエン高級脂肪酸から誘
    導されるアシル基を意味する〕 で示される5−フルオロウラシル誘導体。
  2. (2)トリエン高級脂肪酸から誘導されるアシル基がα
    −リノレン酸あるいはジホモγ−リノレン酸から誘導さ
    れるアシル基である特許請求の範囲第1項記載の5−フ
    ルオロウラシル誘導体。
  3. (3)ペンタエン高級脂肪酸から誘導されるアシル基が
    エイコサペンタエン酸から誘導されるアシル基である特
    許請求の範囲第1項記載の5−フルオロウラシル誘導体
  4. (4)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中R^1は水素原子、アルキル基、シクロアルキル
    基、芳香族基または異項環式芳香族基を意味し、R^2
    は水素原子またはアルキル基を意味し、そしてR^3は
    トリエン高級脂肪酸またはペンタエン高級脂肪酸から誘
    導されるアシル基を意味する〕 で示される5−フルオロウラシル誘導体を含有する制癌
    剤。
  5. (5)トリエン高級脂肪酸から誘導されるアシル基がα
    −リノレン酸あるいはジホモγ−リノレン酸から誘導さ
    れるアシル基である特許請求の範囲第4項記載の制癌剤
  6. (6)ペンタエン高級脂肪酸から誘導されるアシル基が
    エイコサペンタエン酸から誘導されるアシル基である特
    許請求の範囲第4項記載の制癌剤。
  7. (7)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中R^1は水素原子、アルキル基、シクロアルキル
    基、芳香族基または異項環式芳香族基を意味し、R^2
    は水素原子またはアルキル基を意味し、そしてR^3は
    トリエン高級脂肪酸またはペンタエン高級脂肪酸から誘
    導されるアシル基を意味する〕 で示される5−フルオロウラシル誘導体を含有する血小
    板凝集抑制剤。
  8. (8)トリエン高級脂肪酸から誘導されるアシル基がα
    −リノレン酸あるいはジホモγ−リノレン酸から誘導さ
    れるアシル基である特許請求の範囲第7項記載の血小板
    凝集抑制剤。
  9. (9)ペンタエン高級脂肪酸から誘導されるアシル基が
    エイコサペンタエン酸から誘導されるアシル基である特
    許請求の範囲第7項記載の血小板凝集抑制剤。
JP61159702A 1985-10-11 1986-07-09 5−フルオロウラシル誘導体およびこれを含有する医薬製剤 Pending JPS62174060A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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JP22660985 1985-10-11
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