JPS6120400B2 - - Google Patents

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JPS6120400B2
JPS6120400B2 JP55030476A JP3047680A JPS6120400B2 JP S6120400 B2 JPS6120400 B2 JP S6120400B2 JP 55030476 A JP55030476 A JP 55030476A JP 3047680 A JP3047680 A JP 3047680A JP S6120400 B2 JPS6120400 B2 JP S6120400B2
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JP
Japan
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filter
pressure
sludge
drum
conveyor belt
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Beeru Arubaato
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、スラツジ特に浄水場において発生す
るスラツジ等を脱水するための、室形フイルタプ
レスであつて、スラツジから水を圧搾すべく加え
られる高圧を発生する手段を有し、かつ、全ての
側面が閉塞された、スラツジを注入する室を有す
る脱水装置に関する。
従来、有機又は無機のろ過添加剤をスラツジに
加えた後、これを室形フイルタプレスにより脱水
することはよく知られている。バツテリーのよう
に積層されかつ各々が密閉された多数のフイルタ
室へスラツジはポンプで注入され、希望するソリ
ツド化(固体化)率が得られる迄高圧が加えられ
る。スラツジ内の水成分は適切なフイルタ材から
成る個々のフイルタ室間の隔離壁を介して押し出
される。この慣用技術は、間欠処理又は一括処理
であるため、処理速度がコスト等に比べて低いと
いう欠点を有する。更にスラツジへ加えられる圧
力がポンプの送り出し方向に向つて各フイルタ室
毎に低下してゆく。
又、水平に配置されたフイルタベルトと、スラ
ツジを圧搾するための圧力印加ベルトとから成る
連続ベルトプレスによつて、スラツジから連続的
に脱水する装置が古くから知られている。
又、連続的に処理を行い得る装置として、ドラ
ム形フイルタプレスが知られており、処理量とい
う点においては室形フイルタプレスより優つてい
るがソリツド化率という点では充分なものではな
い。
本発明の目的は、高いソリツド化率を得るため
の圧力印加という点での特別な効果を有し、かつ
ドラム形フイルタプレスのもつ高い処理速度での
連続処理が可能な室形フイルタプレスを提供する
ことにある。
本発明に係る脱水装置は、両側部にシール材を
有する搬送ベルトで支持されるフイルタバンドに
より上下を、又、スラツジにより前後を夫夫閉鎖
され、かつ、スラツジを連続的に注入、排出すべ
く連接されたフイルタ室と、該フイルタ室の少く
とも一部に渉つて高圧を漸次増大させるように配
備された、フイルタバンドと共に移動する高圧発
生手段とを有することを特徴とする。
更に本発明は、室形フイルタプレスがフイルタ
ベルトプレスと結合されていることを特徴とす
る。
本発明によつて得られる圧力の度合は選択され
る機械的構造によつてのみ制限され、この圧力は
経済的に採算のとれる限り、スラツジを圧搾すべ
く増大せしめることができる。
経済的に好ましい圧力の一例は約50Kg/cm2であ
る。
本発明の実施例における室の容積即ち室の断面
積はスラツジの脱水が進むにつれ減少する。
本発明における各室は直接かつ別々に圧力を加
えられるように構成されている。
本発明における搬送ベルトは、アイドラローラ
上を移動する可撓性又はプラスチツクのベルトか
ら成り、フイルタバンドを搬送するその表面は上
部の開口した溝を有する。これらの溝は搬送ベル
トの進行方向に対し角度を有し、圧力印加領域は
水平線に対し傾斜している。
搬送ベルトを前進させるアイドラローラはベル
トに対するガイド手段を有する。
搬送ベルトは側方における剛性を有するので、
ガイド手段はローラに設けた単純なフランジ、リ
ム等でよい。これによりフィルタバンドとアイド
ラローラ間の相対的移動が防止され、腐食スラツ
ジであつても何の問題もなく処理される。
フイルタ室の進路は、夫々異なる圧力をスラツ
ジへ加える幾つかの部分に分割されている。
このような分割部は少くとも重力による予備脱
水部と高圧脱水部とを有する。
本発明の好ましい実施例においては、高圧脱水
部の並進高圧手段が、ドラムの両側部に巻きつい
ている流体シリンダであり、フイルタバンドと搬
送ベルトとがドラムと共に回転し、更に、流体シ
リンダが対となつて配備され、かつ該シリンダ対
が、搬送ベルトの巾だけ離されかつ外側の搬送ベ
ルトの、半径方向の外側で共に回転する支持手段
に対し、結合、分離するようになされている。
本発明の他の実施例においては、流体シリン
ダ、バルブ、及び、制御手段へ接続された導管を
含む全流体システムがドラム上又はドラム内へ設
けられ、流体ポンプへのエネルギ供給手段がスリ
ツプリング集電器として構成されている。
本発明の他の実施例においては、流体シリンダ
が作動位置へ向つてスプリングにより偏倚され、
結合解除手段が努ラ務の両側に設けられ、これら
により、シリンダの側方への移動が行われるよう
に構成されている。
ドラムの回りに加えられる圧力印加領域は幾つ
かの部分に分割されている。
流体シリンダが結合解除位置及び再結合位置を
通過するときにゆるめられ、圧力作用領域におけ
る圧力が進行方向に向つて増大するように、流体
制御システムは構成されている。
フイルタバンド間には相対的移動が生じないの
で、フイルタ室の側部のシールは、一つにはフイ
ルタ室を有効にシールするため、又一つにはスラ
ツジへ圧力を伝達するため、弾性変形可能なシー
ル条として形成され、かつ、フイルタバンドで把
持される。シール条は対向するフイルタバンドで
挾持される。
本発明の他の実施例においては、予備脱水部
が、脱水処理を加えるべきスラツジの注入口を有
する室として構成されている。この室の底部は第
1搬送ベルトにより搬送されるフイルタバンドの
第1脱水部を含んでいる。
この構造は更にフイルタバンドと搬送ベルト
を、スラツジを有する端部から進行方向へ向つて
上昇させた構造へ発展させることができる。
スラツジ室には、処理すべきスラツジ中に一部
又は全体を埋入させた、スラツジ室外部に通じる
出口部を有するフイルタ部材を付設してもよい。
フイルタ部材はドラム又はシリンダ状のフイル
タ材で構成することが好ましい。更に、室にはろ
液の復帰流のための前室を設け、これに同様の形
式のフイルタ部材を設けてもよい。
全ての脱水領域は同一の方向へ傾斜させること
が好ましい。
流体シリンダと結合するシリンダ支持体は、一
方の走行がドラム周辺の圧力印加領域と平行であ
る回転装甲ベルトを形成すべく、それらの両側端
が相互に関節で接続されている。
シリンダ支持体はT型断面を有し、かつ、ドラ
ムの圧力領域に沿つて互いに対向するリムにより
関節結合されている。これにより、装甲ベルトに
必要な復帰ガイド部における半径を小さいものと
することができ、更に、少くとも圧力側において
個々の支持体間に生じる間隔を変化を防止するこ
とができる。
流体シリンダと結合する支持体は、それぞれの
端部において流体シリンダと結合させることによ
り、ドラム周辺の圧力領域に沿つて互に独立した
状態で駆動される。
フイルタバンドと搬送ベルトがドラムに巻きつ
いている領域から支持体を側方外部へ変位させ、
かつ、元の位置へ再結合のため復帰させる駆動手
段を設けてもよい。更にドラムをフイルタバンド
及び搬送ベルトより巾広としかつドラム縁に支持
体のガイド手段を設けてもよい。
ガイド手段は支持体をドラム側方へ滑動させる
べくこれを支持するもので、いい換えればこの場
合高圧域における支持体はドラム構成部品の一部
である。
流体シリンダがドラムの回転方向における制限
された揺動を行い、支持体と関連する係合手段
が、ドラムの接線方向に入るときに流体ラムのピ
ストンロツドと係合し、かつ、接線方向から離脱
するときに解除されるフツク状の突起であっても
よい。
T形支持体がその両側において、リンクローラ
チエーンにより結合され、かつ、リンクローラチ
エーンの間隔と支持体の間隔の比が少くとも1:
3であることが好ましい。
装甲ベルトの復帰路の一部又は全部を中圧脱水
部の壁部として構成してもよい。即ち、中圧脱水
部を装甲ベルト側へ偏圧した圧力ローラで構成
し、フイルタバンドと搬送ベルトが、圧力ローラ
と装甲ベルト間を走行するようにしてもよい。
予備脱水部が完全にシールされた室を含み、そ
の壁部が回転する搬送ベルト及びフイルタバンド
で主として構成され、かつ、内部の圧力がスラツ
ジポンプ自身によつて与えられるようにしてもよ
い。これにより、予備脱水が効果的に行われ、予
備脱水部から直接高圧脱水部へ移行させることが
可能となり、或は、高圧脱水部における処理のた
め、スラツジへ正しい濃度を与えるべく極めて簡
単な中圧脱水部を介在させるのみでよい。
本発明のその他の詳細及び効果は以下の図面に
基づく詳細な説明により明らかとされる。
第1図に示す、本発明の第一実施例は、被処理
物へ加えられる基本的な圧力が互いに異なる三つ
の脱水部により構成されている。即ち、底圧又は
重力による予備脱水部1、中圧脱水部2、及び、
高圧脱水部3である。
このフイルタプレス全体には一対のフイルタバ
ンド4,5が通されており、搬送ベルト6,7が
フイルタバンド4,5と共に移動するように配設
されている。
これらのフイルタバンド4,5及び搬送ベルト
6,7の組み合せが本発明の特徴の一つであり、
最初に、第20図及び第25図乃至第29図に基
づいて、これらを詳述する。
搬送ベルト6,7は、側面方向に比較的大きい
剛性を有するプラスチツク又はゴムのベルトであ
る。これらのベルト6,7は、脱水すべきスラツ
ジ面する側に夫〃溝8,9を有する。各ベルトの
溝は互いに平行でありかつ突条10,11により
さえぎられている。
フイルタバンド4,5はこれらの突条10,1
1と接触しており、かつ、搬送ベルト6,7と共
に、相対運動を生ずることなく、移動する。
本発明に係るフイルタプレスにおいては、フイ
ルタバンドは搬送ベルトにより移動中も確実に支
持されている。これにより、第20図、第28図
及び第29図に符号12で示すような、側部シー
ル部材をフイルタバンド間に設けることができ
る。
シール部材12は、第20図に示すように、ゴ
ム又は変形可能な中空体であつて、フイルタバン
ドと搬送ベルトの両側に沿つて配置されており、
かつ、フイルタバンド4,5とは全く別体であ
る。このようなシール部材12はゴム管のような
ものでよく、圧力の増加とスラツジ量の減少に伴
うフイルタバンド4,5間の間隔の変化に適合し
て、最初は断面が円形であるが次第に卵形に変形
する。
シール部材12の他の例が第28図に示されて
いる。このシール部材12は、三角形の断面をも
ち、かつ、フイルタバンド4,5へ夫々接着され
ている、互にかみ合う一対のゴム条14,15に
より構成されている。第28図の右側に示すよう
に、スラツジ量が減り、フイルタバンド4,5の
間隔がせばまったときに変形し得るよう、ゴム条
14,15は中空となしてある。
シール部材12の他の例が第29図に示されて
おり、この場合のシール部材12は、異なるが相
補的な形状をもつゴム条16,17により構成さ
れている。このシール部材の作用は第28図で述
ベたものと同様である。
第28図及び第29図は、搬送ベルト6,7が
側面方向への剛性を有するため、プレス内におけ
る搬送ベルトとフイルタバンドの正しい走行を、
アイドラローラの如き単純な手段により保証し得
る、という本発明の他の特徴を示している。
アイドラローラ18,19はリム20,21へ
夫々取り付けられており、搬送ベルトとフイルタ
バンドの走行を正しく維持する。リム20,21
はゴムのビード、フランジ、或はワツシャ等でよ
い。
第26図は溝8,9を示しており、これらの溝
は進行方向に対し斜めに、好ましくは45度の角度
で傾いており、全ての脱水部における均一な脱水
及び排水を可能ならしめている。
第27図は搬送ベルト6,7の重合状態を示し
ており、溝8,9は直交し、又、突条10,11
も90度の角度で交差している。これにより第27
図において黒色部として示す支持表面22がフイ
ルタバンド4,5へ常に充分な圧力を加えること
が可能となる。これらの突条により、スラツジ1
3へ加えられる圧力、特に高圧脱水部における圧
力によつて、フイルタバンド4,5が溝8,9へ
押圧されるという事態は防止される。
全ての脱水部は傾斜(好ましくは同一の傾斜
度)しており、フイルタバンド4,5を介して溝
8,9へ矢印23,24で示すようにスラツジ1
3から押し出された水は側方へ排出される。
連続的な加圧により、上部の溝8へ押し出され
た水がスラツジ13へ逆流することはなく、フイ
ルタバンド4の上方の溝8から側方へ排除され
る。
第1図に示す実施例においては、予備脱水部1
は、脱水すべきスラツジ13を収容する室25を
含んでいる。室25の底部は搬送ベルト7と、フ
イルタバンド5を含んでいる。スラツジは入口部
26から室25へ送られ、室25の最初の部分で
重力による脱水が行われる。室25の底部のフイ
ルタバンド4を介して押し出される水は溝8によ
り側方へ排出される。室25の最初の部分には、
水を排出するための付加的な中空フイルタ28が
設けられている。
室25の最初の部分は第2部分へ連接してお
り、そこでスラツジは搬送ベルト7と共に前進す
るフイルタバンド5と、スラツジ13へ或る程度
の圧力を加えるためのローラ30で支持される駆動
ベルト29との間へ送り込まれる。
室25の底部全体は、進行方向へ向つて上昇し
ている搬送ベルト7とフイルタバンド5とを含ん
でいるので、圧搾された水は搬送ベルトの上面の
溝から側方へ排出される。駆動ベルト29には、
スラツジ13の上方への搬送を補助すべく、ゴム
等で形成された、突片、リブ、その他の適切な搬
送部材31が点在させてある。
部分的に脱水されたスラツジは、中圧脱水部2
へ送られる。搬送ベルト6,7とフイルタバンド
4,5とは、中圧脱水部2において、くさび状の
空間を構成している。搬送ベルト6とフイルタバ
ンド4はローラ33により支持され、一方、搬送
ベルト7とフイルタバンド5とは、スプリングに
より偏圧されている背部ローラ34によつて、フ
イルタバンド4側へ押圧される。ローラ列34に
よりスラツジへは中程度の圧力が加えられ脱水が
更に促進される。
第1図は、この中圧脱水部2が、予備脱水部1
と同様の方向へ傾斜していることを明示してい
る。フイルタバンド4,5を介して圧搾された水
は溝8,9により側方へ排除される。
中圧脱水部2は、室型フイルタプレスとして構
成されている高圧脱水部3へ連続している。この
高圧脱水部3は、中圧脱水部2のくさび状部の最
後の部分に設けたローラ34の直後から始まる。
高圧脱水部3においては、搬送ベルト6,7と
共にフイルタバンド4,5が滑らかな表面をもつ
直型のドラム35に巻きついている。
又、外側の搬送ベルト7は装甲ベルト36へ巻
きついている。ドラム35はフイルタバンド4,
5と同一の方向へ回転し、装甲ベルト36も又ド
ラム35と同一の方向へ回転する。装甲ベルト3
6は、ドラム及び搬送ベルトの巾と等しいT形関
節37により構成されている。T形関節37は、
ドラムの両側部の高圧発生手段へ結合されてお
り、それによりドラム中心へ向つて圧力を加える
べき制御される(詳細は後述する。) これにより圧力を、装甲ベルト36がドラム3
5から離れて復帰する位置38へ達つする迄、漸
次増大するよう制御することができる。装甲ベル
ト36は連続的に回転させるべく軸40,41へ
掛け回してある。フイルタバンド4,5及び搬送
ベルト6,7でかこまれた装甲ベルトの駆動は、
軸40,41自身の駆動力によつてもよく、又、
ドラムの駆動力によつてもよい。位置38を過ぎ
た後スラツジ3は排出部43へ運ばれるべく水平
部分42へ送られ、排出部43において分離手段
44,45によりケーキ状の固体として排出され
る。
フイルタバンド4は排出部43からクリーニン
グ室46を通り中圧脱水部2へ戻り、偏向プーリ
47により再び搬送ベルト6と合体する。
搬送ベルト7は偏向プーリ48により位置38
の直後で方向を転じフイルタバンド5と共に予備
脱水部1への復帰行程へ入る。フイルタバンド5
は先ず水平部42を通り排出部43を経て他のク
リーニング室49を通過する。
各偏向プーリはスプリングにより夫々偏倚せし
められている。
第1図に示す実施例の詳細が第2図に示されて
いる。室25に設けられたフイルタ28は全体に
又部分的にスラツジ13中へ埋入しており、か
つ、形状は筒状である。フイルタ28は室25の
側壁51,52に設けた軸受により支承され、ス
ラツジ13からフイルタ28へ抽出された水は部
53から側方へ排出される。フイルタ28には好
ましい一例としてブラシ54が設けられている。
このブラシ54は、静止しているフイルタ28に
対して回転しても、又、回転するフイルタ28に
対して静止していてもよい。かかるブラシ54
は、フイルタ28のフイルタ材へ付着しがちなス
ラツジ粒子をこすり出すので、スラツジの固体化
にフイルタ28が悪影響を与えることがない。更
にブラシによりフイルタ材が掃除され、フイルタ
の目詰まりが防止されるのでフイルタ28内へ排水
が良好に行われる。
第2図には更に高圧脱水部の詳細が示されてい
る。ドラム35はその側縁に沿つて高圧発生手段
56を複数有し、この高圧手段56はT関節37
の離間距離と等しい距離だけ互に離されている。
高圧発生手段56は軸受57で支承される流体
(水圧)シリンダを有する。ドラム35の上半周
部に示すように、これらのシリンダは圧力が解放
された状態においては、T形関節37に設けられ
た係合手段59からカム58により分離せしめら
れている。流体システムは後に第7図を参照して
説明されており、ここでは符号60として示して
ある。流体システムはドラム35と共に回転し、
制御手段及び流体ポンプを含む全システムはドラ
ム内部の導管へ接続されている。T関節をドラム
方向へ引くことにより、フイルタバンド4,5及
び搬送ベルト6,7間のスラツジ13へ圧力を加
えるための流体シリンダは、ドラムの回転に伴つ
て、段階的に又は連続的に圧力が増大するよう
に、制御される。
第2図には更に高圧が加えられるドラムの下半
周部が示されており、2つの流体シリンダ56と
1つのT形関節とが一つの機械的手段を構成し、
脱水圧力がこの機械的手段によつてのみ決定さ
れ、かつ、フイルタバンド、搬送ベルト、及び圧
力表面との間にはいかなる相対運動も生じない。
この点が従来技術との大きな違いであり、加え
ることのできる圧力についてのいかなる制限も、
これら構成部材間の磨擦に起因しては発生しな
い。更にシール部材12、搬送ベルト6,7で搬
送されるフイルタバンド4,5、及びスラツジ1
3の前後の制限的効果によつて決定されるフイル
タ室の断面積は、脱水の進むにつれ減少する。従
来の室形フイルタプレスとの相異点は、最少のエ
ネルギで、高い固体化率を得ることのできる値ま
で圧力を増加させ得るという点にある。
本発明の他の実施例について述べる前に、ドラ
ム35に設けられた高圧発生手段即ち流体シリン
ダ56について第15図乃至第19図を参照して
詳述する。
第2図に示した構造では、シリンダ56は係合
位置方向へスプリングの作用を受けており、か
つ、圧力解放状態においては、T形関節37の係
合手段から解除される方向へ制御カム58により
移動せしめられる。第15図及び第16図は、ド
ラム35の内側に設けた支持体62の突部61の
軸受63で、ドラム35の外部において回動し得
るよう、支承された流体シリンダの一例を示して
いる。シリンダ56のピストンロツドには係合部
64が形成されている。第1図を再び参照する
に、流体回路60の制御システムが、位置38へ
違つする前にシリンダ56を解放し、第17図に
詳細を示した制御カムが、流体シリンダ56に設
けた下部カムホロワ65と係合する。シリンダ5
6がこの位置に達つすると、T形関節37の係合
部59から破線で示す離脱位置へシリンダ56を
揺動させる、制御カム58の最初の傾斜部66と
係合する。
流体シリンダ56は位置38と位置40との間
においては解放されたままであり、又、カムホロ
ワがドラム両側縁に平行に設けた制御カム58の
部分にあるときも解放されている。
位置40の近辺で、カムホロワ65は制御カム
58の傾斜68へ入り、シリンダ56は係合部5
9,64が互いに係合する係合位置へ点線で示す
解除位置から復帰する。ドラムの両側縁と再び平
行となる部分69へカムホロワ65が入るとき又
は入った後に、シリンダ56は再び加圧され、T
形関節37をドラム35の支持体62の方向へ引
きはじめる。
第16図は第15図の側面を示し、装甲ベルト
36のT形関節37はリンクローラチエーン70
で連結されており、ローラチエーン70とT形関
節37の間隔比は少くとも1:3である。これに
より、ドラム35の回りを回転するときに発生し
かつローラチエーン70の回転半径を変化させる
小さい変化は吸収され、ローラチエーン70は突
つぱらず、単にT形関節37の間でたわみ或は緩
むだけである。T形関節37自身は、流体シリン
ダ56により加えられる圧力のため固定され、回
転半径の変化を補償することはできない。
第15図は搬送ベルト6,7の正しい走行を保
証するための軌道リム20を示している。
第15図及び第16図に夫々対応する第18図
及び第19図は、特にシリンダ56の方向転換手
段を必要としない実施例を示している。図に示す
ように、シリンダ56のピボツト軸63はドラム
の側縁をよぎる方向に設けられ、単に小さい変位
のみを補償するように構成されている。係合部5
9,64はシリンダ56が位置38で解放された
とき自動的に分離し、位置40において相反する
方向の軌道弧により自動的に再結合するよう構成
されている。
第3図は予備脱水部1を高圧脱水部3の側方へ
設けた実施例を示すものである。この実施例の特
徴は図に示す通り高圧脱水部3における高圧脱水
領域が長いことである。
この面を更に強調したので第4図に示す実施例
で、装置全体を長くすることなく、中圧脱水部2
を重複させ、高い固体化率が得られるようになし
てある。
第5図は第4図に比して簡単な構造の実施例を
示すものである。
この実施例においては中圧脱水部2が、装甲ベ
ルト36の復帰路部分に設けられ、装甲ベルト3
6の復帰部分が、中圧脱水部2の搬送ベルト6,
7に対して背圧を与える並進回転面として作用す
る。そのため、略4分円状の軌道がローラチエー
ン70の両側に設けられ、かつ該軌道はドラム中
心へ向つて偏倚せしめたローラ71の支持部材を
有する。
他の実施例におけると同様に、圧力作用のため
の張力はベルト又はバンドには加えられておら
ず、かつ、搬送ベルト6,7の背面に沿う背面ロ
ーラの回転による摩擦は別として、圧力の作用を
受ける部材間には摩擦が生じない。従つて、摩擦
は制御圧力の大きさにいかなる制限も加えない。
第6図は更に簡単な構造の実施例を示すもの
で、装甲ベルト36の復帰路の大部分が中圧脱水
部2を支持している。
第6図に示した実施例の詳細が第7図に示され
ている。図に示す通りプレス全体がフレーム構造
物72により支持され、フレーム構造物72は、
装甲ベルト36のローラチエーン70のローラの
ための環状ガイド74を有する垂直支持部材73
を有する。中圧脱水部2においては、環状ガイド
74は復帰路39のための支持部材を備え、後者
は中圧脱水部2の支持表面としての機能を果す。
環状ガイドは中圧脱水部2の圧力ローラ71の軸
受としても機能する。
第7図の上半分は、搬送ベルトとフイルタバン
ド5,7とがスラツジ室25の底部を形成してい
る予備脱水部1を示している。フイルタ部材28
は、ガスケツト75によつて、スラツジ室25の
壁部において両側部をシールされているので、予
備脱水部においてスラツジから除去された水は両
側部で側方へ排出される。
全ての駆動は適切な伝達機構をもつ単一のモー
タにより行われる。
第7図は更に、ドラムと共に回転する流体ユニ
ツト60と駆動機構77を支持するフレーム72
で両端を支承されたドラム軸76を示している。
流体ユニツト60のポンプへの電力供給はスリ
ツプリング78によつて行われるので、流体ユニ
ツト60と流体シリンダとの間の全ての接続は固
定されている。流体シリンダ56は、ドラム35
と共に回転しかつ流体システム内に設けられてい
る制御ユニツトにより制御される。この制御ユニ
ツトは流体工学の分野において知られているもの
であれば何でもよいので、特に図示しない。
第8図は、予備脱水部1の構造が他の実施例と
は異なる実施例を示すものである。図示するよう
に、スラツジ室25は、適切な添加剤で事前に擬
集させたスラツジの注入口26を有する。事前処
理されたスラツジはポンプによるスラツジ粒子の
波壊を受けることなく静かにフイルタ室へ導入さ
れる。
フイルタ部材28の一つは擬集剤とスラツジを
混合するミキサドラムとして機能し、スラツジ室
25はこのような目的のための充分な広さを有す
るので特に付加的な設備を必要としない。スラツ
ジ室25の底部と左側部は搬送ベルト6とフイル
タバンド4で構成され、右側部は搬送ベルト上の
フイルタバンド5により構成されていて、装甲ベ
ルト36の復帰路39はここを通過する。スラツ
ジ室25の壁部は移動フイルタ部材を多数有し、
かなりのフイルタ表面を容易に利用し得る。
スラツジ室25の上部はシールされ、かつ、洗
浄部46,49から排出された洗浄水の処理装置
85が設けられている。第8図は使用された洗浄
水が重力により処理装置85へ導かれ、そこで前
述したフイルタ部材28と対応するフイルタ部材
によって浄化され、一方残留スラツジがスラツジ
室へ戻される状態を明示している。スラツジ室2
5におけるスラツジは、ポンプによる圧力を受け
ているので、処理装置85は、ハウジング97内
において星形回転翼96を有する圧力ゲート98
を備えている。スラツジ室25への入口は洗浄水
に対し、該洗浄水は重力によつてのみ処理装置8
5へ入り得るので、常に閉鎖されている。
第8図に示す実施例は、スラツジが完全に閉ざ
されたシステム内で脱水されるという点で特に好
ましいものである。スラツジ室は圧力ゲート98
によりろ液復元流方向に対して遮断されており、
一方、シール部材12と中圧脱水部2により、ス
ラツジの流れ方向も閉鎖されているので、予備脱
水部において効果的に水を排除すべく、ポンプの
圧力を最大限に利用することができる。これは、
初期段階でスラツジの実質的な容量を減少させる
ことができるので、脱水装置の全生産量にとつ
て、極めて重大な要素である。然しながら、予備
脱水部における水の排除度合は、予備脱水部へ加
えられる圧力に大きく依存する。第8図に示した
種類のスラツジ室がかなりのフイルタ表面を有す
ることは明らかであるので、純粋に経済的かつ実
際上の見地から、ポンプ圧力を中圧脱水部2との
接合点において、約1Kg/cm2に制限しても、予備
脱水部において既にかなりの固体化率及び生産率
を得ることができる。
第8図に示す側部シール部材12は第20図に
示す種類のものでよく、これらの管状シール部材
に寿命をのばすため圧縮空気を送り込んでもよ
く、又トツピングアツプのためのバルブを設けて
もよい。これらの管状シール部材は第30図に示
すガイドローラ99によりガイドされている。か
かるガイド手段が、シール部材のスラツジ室25
の外側に沿つての通過を許し、それらが互いに対
向するフイルタバンド4,5間に挿入されるの
は、スラツジ室25と中圧脱水部2との接合点に
おいてのみである。
シール部材12の他のガイド手段の詳細は第8
図に示す通りである。
第9図に示す実施例は、分離された連続作動式
の室形フイルタプレスであつて、既に予備脱水さ
れて位置79へ送られるスラツジへ高圧を作用さ
せて脱水を促進する目的で特に用いられるもので
ある。
第10図は、重力による予備脱水部1をもつ脱
水装置80を示すものである。
第11図は、第6図に示した実施例に比して幾
分短い中圧脱水部2をもつ実施例を示し、特別な
効果を有する予備脱水部1が設けられている。
この予備脱水部1は、スラツジポンプによりス
ラツジの粒子径を損傷しないよう静かに、室25
へ擬集させたスラツジを送り込むための注入口2
6を備えたスラツジ室25を有する。スラツジ室
25の底部は、スラツジ室25の後部壁18をも
形成する、搬送ベルト7と関連するフイルタバン
ド5で形成されている。
同時に、室25のかなりの大きさの前壁は、装
甲ベルト36の復帰路39上にある搬送ベルト6
で搬送されるフイルタバンド4により構成されて
いるので、側壁及びカバーを除き、室25全体
は、搬送ベルト6,7の溝8,9を介して側方へ
排除されるかなりの大きさのフイルタ表面を有す
るフイルタバンドを含んでいる。既述したフイル
タ部材28と同一のフイルタ部材が付加的にスラ
ツジ中へ埋設されている。
スラツジ室25の内部において、搬送ベルト7
とフイルタバンド5は、ゴムで作られたベルト支
持デイスク84を備えたフイルタ部材28を有す
るがガイドプーリ83によつて案内されている。
第11図は更に、フイルタバンド4,5のため
に洗浄部46,49で放出された洗浄水及び/又
は固体ろ液を処理しかつクリーニングするための
手段85を示している。
処理手段85は、出口を除きスラツジ室に対し
完全にシールされ、かつ、スラツジ室の巾一杯に
広がつている、スラツジ室の側壁でシール部材を
有する手段により支持されたハウジング86を備
えている。ハウジング86は、フイルタ部材28
と同様の構造の回転フイルタ部材87には、ハウ
ジングの下面に沿つて、巾方向に渉つて密接して
いるスクレーパ88が設けられている。スクレー
パ88はハウジング86の入口89が常にスクレ
ーパ88により出口から隔離されているように配
置されている。
汚れたろ液又は洗浄水は、入口89を通つてハ
ウジング86内に導かれ、フィルタ部材28につ
いて述べたのと同様の方法でフイルタ部材87内
を通つて、ハウジングの側方へ排出される。残さ
れたスラツジ粒子はスラツジ室25へ送り込まれ
る。弾性的なスラツジ分離手段(図示せず)を、
フイルタ材へ付着したスラツジ粒子を全てスラツ
ジ室へ戻すため、付加的に設けても良い。
第12図は第11図に示した予備脱水部を更に
発展させた実施例を示している。
搬送ベルト7と対応するフイルタバンド5が、
スラツジで充足されたスラツジ室25の上面を構
成しているので、室の上面の表面領域をフイルタ
領域として利用することができる。この型式のス
ラツジ室は、必要であればシール手段を設けた符
号90で示す位置において出合う、ベルト5,7
及びバンド4,6に適した室シール手段を備えて
いる。第11図でも述べたこの構造によれば、ス
ラツジを室内へ送り込むスラツジポンプの圧力
を、スラツジ室内のスラツジへ圧力を加えるべく
有効に利用することができる。このことは第8図
を参照して既に述べた通りである。このような予
備脱水部1においては、水は単に重力で脱水され
るのみでなく、スラツジそれ自身の圧力によつて
も圧搾されるので、スラツジは中圧脱水部2へ入
る点において既にかなりの率で固体化されてい
る。
更にこの予備脱水部において、スラツジは、水
がポンプ圧力によつて圧搾されるフイルタバンド
の上にその大部分が乗つているので、高度に固体
化したスラツジがフイルタバンド4,5上に生
じ、かつ、直接中圧脱水部へ搬入される。
第13図は第12図に示した実施例の一部を変
更したものであり、ここではポンプの圧力を中程
度とすることにより既にかなりの脱水率が得られ
ているので、フイルタ部材28が省略されてい
る。
第14図は他の実施例を示すもので、予備脱水
部1は高圧脱水部3、及び、装甲ベルト36の復
帰路部分で構成される中圧脱水部2に隣接してい
る。詳細は他の実施例と略同様である。
第21図乃至第24図は、支持部材37がロー
ラチエーンによりリンクされておらず、滑動自在
にドラム35上に支持されているため、装甲ベル
トが復帰路をもたない実施例を示している。部材
の大巾な節約は別として、この構造により、例え
ば第1図に示す、フイルタバンド4,5と搬送ベ
ルト6,7がドラム35へ巻きつき、離れる位置
40,41を極めて接近させることができる。第
21図乃至第24図に示すドラムは従つてフイル
タバンド4,5及び搬送ベルト6,7より広い巾
を有している。ドラム35の増大部分は、T形関
節37を支持するためのスプリング偏倚されたロ
ーラ91用の支承部分として用いられている。流
体ピストンが支持体62に設けられ、ドラム35
の増大部分に設けたスロツト92に挿入されてい
る。その他の点は既に述べた実施例のものと同様
である。
第24図は支持部材37を側面方向へ駆動する
ための手段93を示している。この駆動手段93
は、流体シリンダから解除された後に支持体37
の係合部94と係合し、次いで、支持体37をベ
ルトの側方へ変位させかつ元の位置へ復帰させ
て、新しくドラムへ巻きついてくるベルトに対応
させるので、位置40において、支持体37は流
体シリンダ56と再結合可能な状態となる。
本発明により、従来の室形フイルタプレスには
期待できない高率の固体化が得られることが以上
の説明で明らかである。
圧力を個々にかつ直接各室に加え、更に、スラ
ツジ自身及び側部をシールされた搬送ベルトで支
持されるフイルタバンドによってフイルタ室を構
成することにより、室形フイルタプレスにおい
て、種々の容量の回転フイルタ室を使用し得ると
いう本発明の原理から逸脱することなく種々の態
様で本発明を実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の縦断側面図、第2図は第
1図の−線矢視図、第3図は他の実施例の縦
断側面図、第4図は他の実施例の縦断側面図、第
5図は第4実施例の縦断側面図、第6図は第5実
施例の縦断側面図、第7図は第6図の−線矢
視図、第8図は他の実施例の縦断側面図、第9図
は、予備脱水処理を受けたスラツジ用に構成さ
れ、かつ、中圧脱水部を先行部分として有する高
圧脱水部を有する第6実施例の縦断側面図、第1
0図は予備脱水部を備えた第6実施例の状態を示
す縦断側面図、第11図は第7実施例を示す縦断
側面図、第12図及び第13図は夫々異る予備脱
水部を有する第7実施例を示す縦断側面図、第1
4図は他の実施例を示す縦断側面図、第15図は
第2図及び第7図の室形フイルタプレスの詳細断
面図、第16図は第1図の詳細断面図、第17図
は第15図及び第16図に示された制御カムの部
分図、第18図及び第19図は第15図及び第1
6図における圧力発生手段の他の実施態様を示す
側面図、第20図は側部レール部材の詳細図、第
21図乃至第23図は実施例における作動順序を
示す縦断正面図、第24図は第21図乃至第23
図に対応する平面図、第25図はフイルタバンド
と搬送ベルトの断面図、第26図は搬送ベルトの
溝の詳細図、第27図は溝の重合状態図、第28
図は異なる圧力が作用しているシール部材の状態
を夫々示す断面図、第29図はシール部材の他の
実施態様を示す断面図、及び第30図は第8図の
実施例の詳細図である。 1……予備脱水部、2……中圧脱水部、3……
高圧脱水部、4,5……フイルタバンド、6,7
……搬送ベルト、8,9……溝、12……シール
部材、13……スラツジ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般にベルトフイルタプレス型の連続的に循
    環しまた連続的にスラツジ装入及び排出し得る複
    数のフイルタバンドを有し、該フイルタバンドの
    移動方向においてフイルタバンド間に脱水を維持
    するための連続的に増大する圧力が付加され、こ
    こでフイルタバンドはフイルタバンドと共に走行
    する側部シール部材を有し、上記フイルタバンド
    は循環する搬送ベルト上に支持されており、また
    上記側部シール部材は上記搬送ベルトと共に循環
    している、スラツジ及び類似の物質、特に浄水場
    において生じるスラツジを脱水するために脱水装
    置において、脱水されるべきスラツジ13に高圧
    を付加するための多数の高圧発生装置56から構
    成される高圧発生手段を有し、上記高圧発生装置
    56が、フイルタバンド4,5と相対的移動を生
    じることなくフイルタバンドと共に循環してお
    り、かつ、フイルタバンドの循環路の少なくとも
    一部にわたつてフイルタバンド間に収容されてい
    るスラツジに漸次増大する静的高圧を付加するも
    のであることを特徴とする脱水装置。 2 搬送ベルトが、ローラ上を移動するプラスチ
    ツク又はゴムベルトとして形成され、かつ、上部
    に開口した溝を有するフイルタバンドを搬送する
    ための表面を有することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の装置。 3 溝が搬送ベルトの進行方向に対して角度をな
    し、かつ、圧力作用領域が水平線に対して傾斜し
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第2項に
    記載の装置。 4 搬送ベルトが側方に対する剛性を有し、か
    つ、搬送ベルトの支持ローラが搬送ベルトに対す
    るガイド手段を備えていることを特徴とする特許
    請求の範囲第2項又は第3項に記載の装置。 5 溝の角度が進行方向に対し45度であることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項乃至第4項のい
    ずれかに記載の装置。 6 対向する搬送ベルトの溝が互に交差している
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項乃至第5
    項のいずれかに記載の装置。 7 ガイド手段がローラのリム又はフランジであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載
    の装置。 8 フイルタバンド間で処理されるべきスラツジ
    へ加えられる圧力が夫々異る複数の脱水部に分割
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項乃至第7項のいずれかに記載の装置。 9 少くとも予備脱水部と高圧脱水部とを含むこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載の装
    置。 10 少くとも1つの中圧脱水部を有することを
    特徴とする特許請求の範囲第9項に記載の装置。 11 高圧脱水部の並進高圧手段が、ドラムの両
    側部に巻きついている流体シリンダであり、フィ
    ルタバンドと搬送ベルトとがドラムと共に回転
    し、更に、流体シリンダが対として配備され、か
    つ搬送ベルトの巾だけ離されかつ外側の搬送ベル
    トの半径方向外側で共に回転する支持体に対して
    上記流体シリンダを対で結合、分離するための結
    合手段を設けてなることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項乃至第10項のいずれかに記載の装
    置。 12 複数の流体シリンダ、バルブ、及び制御手
    段へ接続された導管を含む流体制御システムがド
    ラム上又はドラム内へ設けられ、流体ポンプへの
    エネルギ供給手段がスリップリング集電器である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第11項に記載
    の装置。 13 流体シリンダが作動位置へ向つてスプリン
    グにより偏倚され、結合解除手段がドラムの両側
    に設けられ、これらにより、シリンダの側方移動
    が行われることを特徴とする特許請求の範囲第1
    1項又は第12項に記載の装置。 14 流体シリンダが、ガイドカム又はガイドに
    より結合解除及び再結合を行うべく強制的にガイ
    ドされることを特徴とする特許請求の範囲第11
    項又は第12項に記載の装置。 15 ドラム周辺が幾つかの部分に分割されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第11項乃至
    第14項のいずれかに記載の装置。 16 流体制御システムが、それぞれ導管により
    接続された、複数の流体シリンダ、該流体シリン
    ダに流体を供給して作動させるポンプ、及び、上
    記流体シリンダが回転して結合解除位置から再結
    合位置へ移動するまでの間ゆるめられ、圧力作用
    域にある間圧力が連続的に又は段階的に進行方向
    に向つて増大するように上記流体シリンダに流体
    を供給するポンプを作動させる制御手段を含むこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第12項乃至第1
    5項のいずれかに記載の装置。 17 フイルタ室の側部のシール部材が、フイル
    タ室の両側におけるフイルタバンド間に挿入され
    た別個に前進するシール部材であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項乃至第16項のいずれ
    かに記載の装置。 18 シール部材がフイルタバンドと共に前進す
    る、環状断面を有する変形可能なゴム材から成る
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第1
    7項のいずれかに記載の装置。 19 シール部材が中空であることを特徴とする
    特許請求の範囲第17項又は第18項に記載の装
    置。 20 シール部材の内部が圧縮空気で充てんされ
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第17項
    乃至第19項のいずれかに記載の装置。 21 シール部材へバルブを介して空気を再充て
    んすることができるようになしたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第20項に記載の装置。 22 側部シール部材がフイルタバンドで支承さ
    れた弾性変形可能なガスケツト又はシール条であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第
    16項のいずれかに記載の装置。 23 ガスケツトが、関連するフイルタバンドが
    相対的に対向したときに、互いに結合するように
    構成されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第22項に記載の装置。 24 予備脱水部が、第1搬送ベルトで支承され
    たフィルタバンドの第1脱水領域を有する底部
    と、スラツジ注入口を備えたスラツジ室とを有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第9項乃至第
    21項のいずれかに記載の装置。 25 フイルタバンドと搬送ベルトを、スラツジ
    注入口を有する端部から、進行方向へ向って上方
    へ上昇せしめたことを特徴とする特許請求の範囲
    第24項に記載の装置。 26 予備脱水部が、スラツジポンプの送り出し
    圧力下にあるように構成されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第24項又は第25項に記載
    の装置。 27 ろ液及び/又は洗浄水のクリーニング手段
    を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第24
    項乃至第26項のいずれかに記載の装置。 28 クリーニング手段が予備脱水部へ接続され
    た圧力ゲートを有することを特徴とする特許請求
    の範囲第27項に記載の装置。 29 クリーニング手段がろ液還元ラインへ接続
    されたスラツジ室における前部室として形成され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第27項
    又は第28項に記載の装置。 30 前部室が環状断面を有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第29項に記載の装置。 31 前部室の直径よりも小さい直径のフイルタ
    材が前部室に配置されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第30項に記載の装置。 32 フイルタ材が回転駆動されることを特徴と
    する特許請求の範囲第31項に記載の装置。 33 フイルタ材に、ろ液注入口がスラツジ室か
    ら夫々かつ全ての回転位置において分離されるよ
    う、前部室の壁と係合するブレード、水切り、又
    はフインを外方へ向つて突設したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第31項又は第32項に記載の
    装置。 34 圧力ゲートが前部室へ接続され、かつ、回
    転星形翼を有することを特徴とする特許請求の範
    囲第29項乃至第32項のいずれかに記載の装
    置。 35 スラツジに一部又は全部が没入される付加
    的フイルタ部材がスラツジ室に設けられ、かつ該
    フイルタ部材が水の合排出口を有することを特徴
    とする特許請求の範囲第24項乃至第34項のい
    ずれかに記載の装置。 36 フイルタ部材がフイルタ材で形成された中
    空ドラムであることを特徴とする特許請求の範囲
    第35項に記載の装置。 37 フイルタ部材が内方又は外方へ突出したク
    リーニング手段を有することを特徴とする特許請
    求の範囲第35項又は第36項に記載の装置。 38 クリーニング手段が内部で回転するブラシ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第37項
    に記載の装置。 39 フイルタドラムの回転駆動手段を有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第36項乃至第3
    8項のいずれかに記載の装置。 40 スラツジ室の出口方向への搬送作用を誘発
    する方向へフイルタ部材が駆動されることを特徴
    とする特許請求の範囲第39項に記載の装置。 41 静止クリーニング手段をフイルタ部材の内
    部又は外部に設けたことを特徴とする特許請求の
    範囲第39項又は第40項に記載の装置。 42 クリーニング手段が内部に設けられたブラ
    シであることを特徴とする特許請求の範囲第39
    項乃至第41項のいずれかに記載の装置。 43 クリーニング手段をフイルタ内部でフイル
    タと反対方向に回転させることを特徴とする特許
    請求の範囲第38項乃至第40項のいずれかに記
    載の装置。 44 噴射ジエツトをクリーニング手段として又
    はブラシへの付加手段として設けたことを特徴と
    する特許請求の範囲第37項乃至第43項のいず
    れかに記載の装置。 45 流体シリンダと係合すべく構成された支持
    体が、装甲ベルトを形成すべく両側部において相
    互に関節状に接続され、その一つの走行をドラム
    周辺の圧力印加領域と平行としたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第11項乃至第44項のいずれ
    かに記載の装置。 46 T形支持体の関節が、ドラムの圧力印加領
    域に沿って相互に対向しているリムにより結合さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第45
    項に記載の装置。 47 流体シリンダと係合すべく構成された支持
    体が、夫々独立しており、かつドラムの両側にお
    いて夫々一つの流体シリンダと係合することによ
    りドラム周辺に沿つて搬送されることを特徴とす
    る特許請求の範囲第11項乃至第44項のいずれ
    かに記載の装置。 48 フイルタバンドと搬送ベルトとがドラムに
    巻きついている領域から支持体を側方外部へ変位
    させ、かつ、元の位置へ再結合のため復元させる
    駆動手段を設けたことを特徴とする特許請求の範
    囲第47項に記載の装置。 49 ドラムがフイルタバンド及び搬送ベルトよ
    り巾広であり、かつ、ドラム縁が支持体のガイド
    手段を有することを特徴とする特許請求の範囲第
    47項又は第48項に記載の装置。 50 ガイド手段が支持体をドラム側方へ滑動さ
    せるべく支持することを特徴とする特許請求の範
    囲第49項に記載の装置。 51 流体シリンダがドラムの回転方向における
    制限された揺動を行い、支持体と関連する係合手
    段が、ドラムの接線方向へ入るときに流体ラムの
    ピストンロツドと係合し、かつ接線方向から離脱
    するときに解除されるフツク状の突起であること
    を特徴とする特許請求の範囲第11項乃至第50
    項のいずれかに記載の装置。 52 支持体がその両側においてリンクローラチ
    エーンにより結合され、かつ、リンクローラチエ
    ーンの間隔に対する支持体の間隔の比が少なくと
    も1:3であることを特徴とする特許請求の範囲
    第11項乃至第46項のいずれか1つ、あるいは
    第51項に記載の装置。 53 装甲ベルトがドラムと共に移動する搬送路
    とドラムから離間してこれと逆方向に移動する復
    帰路を形成し、この復帰路が、予備脱水部の回転
    壁の一部又は全体として、及び/又は、中圧脱水
    部の回転支持表面として機能することを特徴とす
    る特許請求の範囲第45項、第46項第51項又
    は第52項に記載の装置。 54 中圧脱水部が、装甲ベルト側へ偏圧された
    圧力ローラによつて構成され、フイルタバンドと
    搬送ベルトが圧力ローラと装甲ベルト間を走行す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第53項に記
    載の装置。 55 スラツジ室が完全にシールされ、かつ、そ
    の壁部の一部が搬送ベルトとフイルタバンドによ
    り構成されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第24項乃至第54項に記載の装置。 56 中圧脱水部における機械的圧力手段が圧力
    ローラであることを特徴とする特許請求の範囲第
    10項に記載の装置。 57 高圧脱水部における機械的圧力手段が流体
    シリンダを有する高圧発生手段であることを特徴
    とする特許請求の範囲第9項に記載の装置。
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