JPS61159391A - 産業用ロボツトの制御方法 - Google Patents

産業用ロボツトの制御方法

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JPS61159391A
JPS61159391A JP27981584A JP27981584A JPS61159391A JP S61159391 A JPS61159391 A JP S61159391A JP 27981584 A JP27981584 A JP 27981584A JP 27981584 A JP27981584 A JP 27981584A JP S61159391 A JPS61159391 A JP S61159391A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、スカラ(SCARA)型ロボットに通用さ
れる産業用ロボットの制御方法に関する。
〔従来の技術〕
異形部品の実装等に使用されるスカラ型ロボットは、(
X−Y)平面内を第1のアーム及び第2のアームが点か
ら点へ移動するロボットである。
このスカラ型ロボットは、ある点からある点に移動する
場合、位置によっては、非常に遅く動(問題点があった
従来のスカラ型ロボットでは、位置の違いを考慮せずに
、各軸の角加速度を常に一定にしていた。
しかし、本願の発明者の解析によると、移動距離が同様
の場合でも、点の位置によっては、各軸の必要トルクが
著しく異なることが判明した。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述のように、スカラ型ロボットの各軸の必要トルクが
位置により異なるにもかかわらず、各軸の角加速度を一
定とすると、一連の作業のなかで、最もトルクがかかる
移動パターンに合わせて角加速度を低めに設定せざるを
得ない。その結果、トルクがかからない移動パターンで
は、本来の能力より、30%〜80%程度も移動時間が
長くなる欠点があった。
従って、この発明の目的は、ある点からある点に移動す
る時の各軸の最適加速度(即ち、一方の軸のトルクが許
容トルク値になるような角加速度)を定め、この最適加
速度で移動するように制御し、移動時間の短縮化を図る
ことができる産業用ロボットの制御方法を提供すること
にある。
この発明の他の目的は、最適加速度を求める簡単な解析
方法で、ロボットの動作時のリアルタイム演算を可能と
する産業用ロボットの制御方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、第1の01軸により回動される第1のアー
ム2と第2のθ2軸により回動される第2のアーム6と
が(X−Y)平面内で移動するスカラ型ロボットを制御
する産業用ロボ・ノドの制御方法である。
この発明は、(X−Y)平面内での位置情報から第1の
θ1軸と第2の02軸との何れの移動時間が長いかを、
2点間の移動動作毎に解析するステップと、 移動時間が長い方の第1のθ1軸又は第2のθ2軸の一
方を許容最大トルクとし、第1のθ1軸又は第2の02
軸の他方を許容最大トルク以下になるように、第1のθ
1軸及び第2のθ2軸の夫々の角加速度を2点間の移動
動作毎に設定するステップと からなることを特徴とする産業用ロボットの制御方法で
ある。
〔作用〕
01軸及び02軸の一方を許容トルクとし、その他方を
許容トルク以下で動作させる。この場合、2個の軸が同
期動作する条件を満足するために、移動時間が長い方の
軸を判定し、移動時間が長い方の軸を許容トルクとする
。この解析は、一連の動作の各移動動作毎になされる。
従って、各移動動作毎に一方の軸が必ず許容トルクとな
り、移動時間の短縮化を図ることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について説明する。
第1図は、この発明を通用することができるスカラ型の
ロボットの一例を示す。
このロボットは、基台部1に第1のアーム2の基部が回
動自在に支持され、基台部1上に配置したサーボモータ
3及び減速機4から成る駆動部5により、第1のアーム
2の軸(θ1軸と称する。
)が回動される。第1のアーム2の先端部には、第2の
アーム6が回動自在に支持される。第1のアーム2の先
端部上に配置したサーボモータ7及び減速機8から成る
駆動部9により第2のアーム6の軸(θ2軸と称する。
)が回動される。第2のアーム6の先端部にハンド10
が取り付けられている。スカラ型のロボットでは、第1
のアーム2及び第2のアーム6の両者が(X−Y)平面
上を移動する。この時の動作は、移動の開始点と終了点
との位置を指示し、この2点間をどのような速度及び加
速度で移動するかを指示することで制御される。
サーボモータ3,7として、DCサーボモータ或いはA
Cサーボモータが使用される。第2図は、サーボモータ
3.7のサーボ回路の一例の構成を示す。
第2図において、11がマイクロコンピュータを示す。
このマイクロコンピュータ11は、動作制御用のプログ
ラムに従って速度プログラム回路12に速度指令13及
び方向指令14を供給する。
速度プログラム回路12は、マイクロコンピュータ11
からの指令に基づいて加減速曲線を形成する。この速度
プログラム回路12の出力信号がサーボパック15に供
給される。このサーボパック15には、速度検出器16
からの速度信号及び位置検出器17からの位置信号がフ
ィードバックされて供給される。
サーボパック15は、フィードバックされた検出信号に
より、位置毎に定まる所定の加減速曲線通りの移動をア
ームが行うように、サーボモータ18が制御される。第
3図は、加減速曲線の一例を示す。
第3図において、A点からB点の間は、定加速度の区間
で、B点から0点は、定速度の区間で、0点からD点が
定加速度の区間である。このA点からD点までの速度制
御により、目標点の近傍まで、軸が移動され、D点から
位置決め動作に切り換えられる。そして、E点で目標位
置に到達する。
従って、A点からE点までの時間が移動時間である。
移動時間の短縮を目的とするこの発明は、移動の停止時
の加速度を上昇させ、第3図において、破線で示すよう
な加減速曲線を実現するものである。
第1図に示す産業用ロボットのサーボモータ3又はサー
ボモータ7の各々に関して、第2図に示す構成が設けら
れている。この場合、アーム2及び6の夫々の軸の内で
、より時間がかかる方の軸の移動時間と他の軸の移動時
間とが一致するように、他方の速度が合わせられ、2個
の軸が同期動作を行うようにされている。
また、マイクロコンピュータ11のメモリには、教示(
ティーチング)データが記憶されている。
この教示データは、ロボットの動きの順序、位置、時間
に関するものである。この教示データが読み出されて、
マイクロ、コンピュータ11によJl軸の位置、速度、
加速度等が計算され、速度指令13及び方向指令14が
速度プログラム回路12に出力される。
上述のスカラ型ロボットの動作解析について、第4図を
参照して説明する。この動作解析は、計算が簡単で、方
程式でなく、かなりの精度を確保できる特徴を有してい
る。
この解析方法は、基本的に、次のような特徴を有してい
る。第1に、第1のアーム2及び第2のアーム6を夫々
1つ以上の質量点で代表させる。
第2に、第1のアーム2を回動させるθ1軸のトルクは
、第1のアーム2の質量点の移動角度と、第2のアーム
の質量点の01軸から見た移動角度と、半径から夫々算
出してトルクの合成トルクとして求める。第3に、θ1
軸と02軸の移動角度の比をしきい値にして、θ2軸の
トルクに影響するθ1軸の角加速度を選択することによ
り方程式化を防止している。以下により詳しく述べる。
(a)モデル化を行う。
第1のアーム2及び第2のアーム6の質量を夫々一点に
代表させる。
質量(m、、mz )=Σmi 関節からの距gi (It ml、 A mz ) =
(Σm1Xri2/Σmi)”2 但し、miは、微細区間の質量、riは、中心からの距
離である。
(b)アーム2を回動させるθ1軸の動作解析まず、点
P1から点P2への移動をするために必要なθ1軸のト
ルクT reqを算出する。
第4図から分かるように、この系は、It、mzの2つ
の質量から構成されているので、m、、m2の夫々の移
動(実際には、停止時)に要するトルクを算出し、加算
すれば良い。ここで、θl軸の停止時の角加速度をil
とすると、質量m、の停止時に要するトルクTl1re
qは、次式のように、表される。
Tl1req =力×腕の長さ =(質量×加速度)×腕の長さ =(質量×(角加速度×腕の長さ))×腕の長さ=m、
x?1lXj!m、” それでは、・質ffimzに対しては、どのようにすれ
ば良いか次に述べる。
まず、点P1から点P2への移動停止の問題であるので
、腕の長さは、点P2におけるLmであり、fffiが
m2であることは、明白である。しかし、e+を角加速
度として計算することは出来ない。なぜならば、(Δθ
m≠Δθ、)であるからである。そこで、ここではく角
加速度が(i1×(Δθm/Δθ1))に略々等しいと
して計算する。
T12req =m、 xσIX(Δθm/Δθ1)×
Lm” 従って、質ffi m +の01軸の停止時に必要とさ
れるトルクT 1 req は、 T 1req =T11req +T12req=?J
、  (m、X1m、”  +m、X  (Δθm/Δ
θ l)xLm2 ) と求まる。
ここで、点P1から点P2への移動時間を最短にするに
は、T l reqがサーボモータの最大トルクと等し
くなるように、ilの値を変化させてやれば良い。ここ
で、σ1の最適値をfarmとし、使用するサーボモー
タの許容トルクをT 1maxとすると、 σr*= i 1 X (T1max/T 1req 
)となる。この(T1max/ T 1 req )を
θ1軸のトルクの利用率と称する。
(c)アーム6を回動させるθ2軸の動作解析まず、質
量m2生じる力は、第4図に示すように、・θ2軸の停
止の停止に伴う加速度により生じる力Fθ2とθ1軸の
停止に伴う加速度により生じる力Fθ1の合力となる。
まず、Fe2を考えると、第4図の場合、θ2軸は、Δ
θ2だけ動いているが、絶対座標で見ると、ΔΔθ2し
か動いていない。加速度は、当然、絶対座標における変
化に対して生じるので、θ2の停止時の加速度をi2と
すると、Fe2は、次のように表される。
Fe2 =mz ×?j2 X j21T12 X (
ΔΔθ2/Δθ2) 次に、θ1軸の角加速度を?i1とすると、Fe2は、 Fθ1=mzX&IXLm 但し、Fe2は、第1のアーム2に直交するベクトルな
ので、θ2軸の必要トルクT2reqは、Fe2のθ2
軸に対する有効比率cosθ22を加えて、次のように
なる。
T2req =j2m、(Fe2−(FθIXcoss
θこの後は、θ1軸と同様に、 ?1zt= ?j 2 X (T2max/ T 2 
req )θ2軸のトルクの利用率RA2は、 RA 2 = T 2max/ T2 reqとなる。
実際の計算は、基本的に上述の原理通りであるが、θ2
軸の加速度設定には、若干の問題点かあるので、この点
について述べる。
この問題点は、Fe2を計算するためのdlが一定でな
いために住している。つまり、?i1が常に+9+tt
であれば良いのであるが、実際には、θ2軸の移動量が
ある程度以上大きい場合には、(θ2軸の移動時間〉θ
1軸の移動時間)となり、01軸とθ2軸とを同期動作
させるために、01軸の加速度は小さくなる。
この問題を正確に解くためには、ニュートン法等の手法
で繰り返し、演算を行う必要があるので、16ビツトの
マイクロコンピュータ程度では、リアルタイム演算は、
困難である。
ところで、θ1軸のサーボモータは、アーム2及び6の
両者が負荷となるので、一般に、θ2軸のサーボモータ
に比してトルクが強くされている。
また、速度及び加速度は、θ2軸よりθ1軸の方が小さ
いのが普通である。この速度及び加速度の比を共にKと
すると、次の関係が成り立つ。
(a)IKXΔθ1/Δθ21>1(7)場合は、大体
θ1軸の方が移動時間が長い。即ち、θ1軸が支配的で
ある。この場合は、(i1=σ1jl)となり、θ1軸
が許容トルク値とされる。
(b)lKxΔθ1/Δθ21〈1の場合は、大体θ2
軸の方が移動時間が長い。即ち、θ2軸の方が支配的で
ある。この場合は、θ1軸のみを動かした場合の最大許
容加速度σlri□tを用いて、a 1 =/? I 
Lim1t X I K XΔθ1/Δθ21とし、小
さくされた?i1を用いる。
このようにして、移動時間が長い方に合わせる同期動作
を行うことができる。実際には、上述のように、一方の
軸を許容トルク値とした後に、再度計算を行ってチェッ
クがなされる。
以上の解析を各移動動作毎に行い、夫々の加減速曲線の
最適角加速度を決定する。
〔発明の効果〕
この発明に依れば、スカラ型ロボットの移動動作のパタ
ーン毎に最適な加速度を設定することができ、点から点
への移動時間を短縮化することができる。また、θ1軸
行うθ2軸の夫々の軸トルクを簡単な演算により解析で
きるので、位置情報のデータからリアルタイムで各動作
毎の最適加速度を求めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用することができるスカラ型ロボ
ットの一例の正面図、第2図はサーボ回路の一例のブロ
ック図、第3図は加減速曲線の説明のための路線図、第
4図はこの発明の一実施例の動作解析の説明のための路
線図である。 図面における主要な符号の説明 2.6:アーム、3,7.is:サーボモータ、12:
速度プログラム回路。 代理人  弁理士 杉 浦 正 姉 弟1図 2.6:アーム 3.7:サーボモータ 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 第1の軸により回動される第1のアームと第2の軸によ
    り回動される第2のアームとが(X−Y)平面内で移動
    するスカラ型ロボットを制御する産業用ロボットの制御
    方法において、 上記(X−Y)平面内での位置情報から上記第1の軸と
    上記第2の軸との何れの移動時間が長いかを、2点間の
    移動動作毎に解析するステップと、上記移動時間が長い
    方の上記第1の軸又は上記第2の軸の一方を許容最大ト
    ルクとし、上記第1の軸又は上記第2の軸の他方を上記
    許容最大トルク以下になるように、上記第1の軸及び上
    記第2の軸の夫々の角加速度を上記2点間の移動動作毎
    に設定するステップと からなることを特徴とする産業用ロボットの制御方法。
JP59279815A 1984-12-28 1984-12-28 産業用ロボツトの制御方法 Expired - Lifetime JPH0677910B2 (ja)

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