JPH1031603A - 情報処理システム、クライアント/サーバシステム、およびデータベースアクセス方法 - Google Patents

情報処理システム、クライアント/サーバシステム、およびデータベースアクセス方法

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JPH1031603A
JPH1031603A JP8187585A JP18758596A JPH1031603A JP H1031603 A JPH1031603 A JP H1031603A JP 8187585 A JP8187585 A JP 8187585A JP 18758596 A JP18758596 A JP 18758596A JP H1031603 A JPH1031603 A JP H1031603A
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Katsumi Aizawa
克身 会沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開発する業務アプリケーションを使用するツ
ール、コンピュータ機種、データベース・ソフトなどへ
のツール依存度を下げ、業務アプリケーションの独立性
を高め、汎用性、移植性を確保すること。 【解決手段】 サーバ20は業務データを格納する複数
のデータベース部21を有する。複数のデータベース部
21は各々異なるデータベース・ソフトにより構築され
ている。クライアント10は、業務処理を行う業務アプ
リケーション部11と、メッセージを解析する情報を定
義する構成定義情報ファイル14と、業務アプリケーシ
ョン部11で発生したDBアクセス要求を構成定義情報
ファイル14を参照して解析する解析部12と、業務ア
プリケーション部11と解析部12とのメッセージ交換
を担当するインタフェース部13と、データベース部2
1をアクセスする複数のDBアクセス部15とを有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システム形態から
の業務アプリケーションの独立性に関し、特に、業務ア
プリケーションの汎用性に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理システムの開発は次のよ
うにして行っている。すなわち、使用するツールや、コ
ンピュータ機種、データベース・ソフトのシステム形態
を決定した上で、ツールの持つ特性、制約のもとで開発
を行っている。使用するツールとしては、例えば、AP
構築ツール、ミドルウェアがある。周知のように、ミド
ルウェアとは、アプリケーションとオペレーティングシ
ステム(OS)との間に位置し、複数のネットワークと
環境にまたがる、データとプロセスの整合性を保証する
ソフトウェアである。また、コンピュータ機種には、例
えば、汎用機、UNIXマシン、PCなどがある。さら
に、データベース・ソフトには、例えば、ORACL
E、informixがある。周知のように、ORAC
LEとは、Oracle社のリレーショナル型データベ
ースを管理するシステム(RDBMS)とアプリケーシ
ョン開発ツールの総称である。
【0003】その結果、図4(a)に示すように、従来
の情報処理システムは、ツール上に、直接、業務アプリ
ケーションが構築されている。そのため、業務アプリケ
ーションは、システム形態に大きく依存した構成となっ
ており、新しいツールの適用毎に新規のシステム開発が
必要となっている。その結果、業務アプリケーションの
汎用性、移植性に大きな問題となっている。
【0004】また、本発明に関連する先行技術として、
例えば、特開平5−257783号公報(以下、先行技
術1と呼ぶ)には、原データ所有者が他のユーザによる
レプリカの生成を制御でき、さらに、各アクセス要求を
効率的に実行する格納フォーマットを持つ原データおよ
びレプリカのいずれか一方を利用できる、分散データベ
ースのレプリカ処理方法が提供されている。この先行技
術1において、レプリカ生成権限管理部は、ユーザ識別
名テーブルに原データの所有者からそのレプリカを生成
する権限を付与されタユーザの識別名を保持する。レプ
リカ生成部は、指定された格納フォーマットに従ってレ
プリカを生成する。フォーマットテーブルは、原データ
およびレプリカの格納フォーマットを保持する。また、
処理手続き生成部は、レプリカの格納フォーマットに基
づいた処理手続きを生成する。アクセス対象決定部は、
各アクセス要求の実行に最適な格納フォーマットを選択
し、この格納フォーマットを持つ原データおよびレプリ
カのいずれか一方を利用して、当該要求を実行する。
【0005】また、特開平5−225308号公報(以
下、先行技術2と呼ぶ)には、解像度の異なる端末によ
るデータベースのアクセスを可能とし画像データの劣化
をなくした「電子ファイリング装置」が開示されてい
る。先行技術2では、検索処理において、端末より検索
キーワードが制御装置へ送られるとホストコンピュータ
から検索要求のあったデータを取り出す。前記データは
符号化されているため、制御装置は変換用パラメータを
付加し、圧縮伸張手段に送信して復号化を行ない画像デ
ータに戻す。次に制御装置は要求元端末の解像度に適合
した画像データを作るために変換用パラメータを付加
し、密度変換手段へ送信する。密度変換手段は変換用パ
ラメータ内にある要求元端末解像度と画像データ作成時
の解像度を比較し最適の変換率を選択して前記画像デー
タの拡大または縮小を行ない制御装置へ戻す。制御装置
は受信した画像データを要求元端末へ送信すると、前記
端末は画面に表示またはプリンタへ印刷するなどの検索
処理が終了となる。
【0006】特開平5−153730号公報(以下、先
行技術3と呼ぶ)には、複数の電力系統がある場合に、
各訓練対象毎のシミュレータ用データベースを、人間系
によって接続することなく、自動的に選択できるように
した「電力系統訓練シミュレータ」が開示されている。
先行技術3では、シミュレーション手段から訓練系統デ
ータベースへアクセス要求があった場合、データベース
切換手段は、訓練対象系統設定手段で設定された訓練系
統情報部の訓練対象系統情報から、どの訓練系統データ
ベースが系統シミュレーションの対象かを認識し、訓練
系統データベース群の中から対象の訓練系統データベー
スを取り出し、その内容を系統シミュレーション手段へ
渡す。
【0007】特開平4−195466号公報(以下、先
行技術4と呼ぶ)には、データベースアクセスドライバ
と、CADデータベース本体を必要に応じて取り換える
ことにより、任意のデータベースにアクセスできるよう
にした「CADデータベースシステム」が開示されてい
る。先行技術4において、コマンド解析部で入力された
コマンド、データなどの妥当性チェックを行い、コマン
ド処理部が各コマンドに対応した処理を行う。次にデー
タ記憶部で処理結果などのデータをメモリ上に記憶し、
表示制御部で表示装置に表示する。さらにデータベース
アクセスインタフェース部でCADデータベースに対し
標準データベース言語によりアクセス制御を行い、アク
セスプロセス振り分け処理部が複数のCADデータベー
スに対して自己システムに結合するデータベースを選択
する。そして接続されるデータベースアクセスドライバ
の振り分けが行われる。これによりデータベースの属
性、種類に依存しない形態でCADシステムを構築する
ことができる。
【0008】特開平3−94374号公報(以下、先行
技術5と呼ぶ)には、入力した日本語文を解析してアク
セス対象のシステムを選択し、選択したアクセス対象の
データベース処理装置に対応したデータベースコマンド
に入力したデータを翻訳することにより、ユーザはデー
タベース名を指定する必要がないようにした「データベ
ース操作装置」が開示されている。この先行技術5にお
いて、データベース操作装置は、日本語解析部、データ
ベース判別部、データベースコマンド生成部、及びデー
タベースコマンド生成規則テーブルから構成されてい
る。そして入力された日本語文を解析して、自動的にデ
ータベース処理装置を選択し、更にそのデータベース処
理装置の対応するデータベース言語のデータベース操作
コマンドに翻訳する。これによりユーザがどのデータベ
ースを操作するかを指定する必要がなくなる。
【0009】特開平3−5884号公報(以下、先行技
術6と呼ぶ)には、利用者がデータベースの検索したい
項目名を指定するだけで自動的にデータベースのアクセ
スパスを生成決定できることにより、利用者がデータベ
ースの構造を充分に把握していなくとも目的の項目の検
索を実行可能にした「構造型データベース自動パス生成
方式」が開示されている。先行技術6に開示された構造
型データベース自動パス生成方式は、検索項目ファイル
を有する補助記憶装置に接続された指定項目名情報入力
部、オーナ・メンバ管理ファイルを有する補助記憶装置
に接続されたオーナ・メンバ情報入力部、オーナ・メン
バ情報記憶部、エントリレコード選択部、アクセス生成
部、パス生成情報記憶部、不要レコード削除部、複数パ
ス選択部、及び生成パス出力部を有する。そして利用者
が登録した項目名の先頭4桁によりオーナ・メンバ管理
ファイルからレコード名を検索し、そのオーナ及びメン
バの情報で自動的にアクセスパスを生成する。これによ
り利用者はデータベースの構造を全く意識せずに目的の
情報検索を行うことができる。
【0010】特開昭62−130422号公報(以下、
先行技術7と呼ぶ)には、磁気ディスクと光ディスクの
両方にデータを予め用意し、アクセス時にイメージデー
タを管理するデータ管理簿で最適なイメージデータ格納
媒体を自動選択することにより、アクセスを高速化する
ようにした「データ格納媒体管理処理方式」が開示され
ている。先行技術7において、CPUで所定の命令を実
行してデータを処理するデータ処理装置は、イメージデ
ータを使用してユーザが要求する処理を実行する応用処
理部と、イメージデータアクセス部と、データベース管
理部からなり、磁気ディスクと光ディスクを備える。ア
クセス媒体選択部の処理は、アクセス部が応用処理部の
アクセス要求で行い、光ディスク更新部の処理は、管理
部の光ディスク格納処理部で行う。これで、頻繁に参照
するイメージデータも一旦光ディスクに格納しておき、
必要な時にこれから磁気ディスクにデータを一時的にロ
ーディングして、効率的な利用と高速アクセスを行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術の
問題点は、一度開発した業務アプリケーションを新しい
ツール、異なるシステム形態へ導入しようとした場合
に、業務アプリケーションの一部又は全部の改造が必要
となることである。その理由は、使用するツール、シス
テム形態に依存した業務アプリケーションの構成をとる
ためである。
【0012】したがって、本発明の課題は、開発する業
務アプリケーションを使用するツール、コンピュータ機
種、データベース・ソフトなどへのツール依存度を下
げ、業務アプリケーションの独立性を高め、汎用性、移
植性を確保することにある。
【0013】本発明の他の課題は、新しいツールを適用
した場合のアプリケーション資源の再利用と生産性の向
上を図ることにある。
【0014】なお、先行技術1は、複数の計算機により
データベースのレプリカを管理する技術思想を開示する
のみで、業務アプリケーションの独立性を高めるようと
する技術思想である本発明とは全く異なる。また、先行
技術2は、1つのデータベースを解像度の異なる複数の
端末よりアクセスする技術思想を開示するのみで、各々
異なるデータベース・ソフトにより構築された複数のデ
ータベース部をアクセスしようとする技術思想である本
発明とは全く異なる。先行技術3は、各訓練対象毎のシ
ミュレータ用データベースを自動的に選択する技術を開
示するのみで、データベースが異なるデータベースソフ
トで構築された場合を想定していない。換言すれば、先
行技術3においては、使用されるシミュレータ用データ
ベースは同一のデータベース・ソフトで構築されている
と考えられる。
【0015】先行技術4は、他システムで蓄積されたC
ADデータベースを任意に利用することができるCAD
データベースシステムを開示している。しかしながら、
先行技術4では、複数のCADデータベースは同一のデ
ータベース・ソフトにより構築されているのか、異なる
データベース・ソフトにより構築されているのかを何等
記載していない。先行技術4では、複数のCADデータ
ベースは、同一の標準データベース言語(SQL言語)
を使用して構築されていることを前提にしているものと
考えられる。とにかく、先行技術4は、業務アプリケー
ションに適合したデータベース部を自動的に選択してア
クセスする技術思想である本発明とは全く異なると考え
られる。先行技術5は、コマンド体系の異なる複数のデ
ータベースシステムにアクセスする技術思想を開示して
いるが、複数のデータベースシステムをどのようなデー
タベース・ソフトを使用して構築しているかについては
何等記載していない。したがって、先行技術4と同様
に、先行技術5も、業務アプリケーションに適合したデ
ータベース部を自動的に選択してアクセスする技術思想
である本発明とは全く異なると考えられる。
【0016】先行技術6は、1つの構造型データベース
をアクセスする場合に、利用者が構造型データベースの
構造を充分に把握していなくとも目的の項目の検索を実
行可能にした技術思想を開示するのみで、各々異なるデ
ータベース・ソフトにより構築された複数のデータベー
ス部をアクセスしようとする技術思想である本発明とは
全く異なる。先行技術7は、アクセス速度の異なる複数
の格納媒体を自動的に選択してアクセスする技術を開示
すのみで、業務アプリケーションに適合したデータベー
ス部を自動的に選択してアクセスする技術思想である本
発明とは全く異なる。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、業務処
理を行う業務アプリケーション部と、業務データを格納
する複数のデータベース部とを有し、複数のデータベー
ス部は各々異なるデータベース・ソフトにより構築され
た情報処理システムにおいて、アクセス対象となるデー
タベース部の構成情報を定義する構成情報定義ファイル
と、各種ツールに依存した処理構造をもち、それぞれ対
応するデータベース部をアクセスする複数のデータベー
スアクセス部と、業務アプリケーション部で発生したデ
ータベースアクセス情報を構成情報定義ファイルを参照
して解析して、複数のデータベースアクセス部の中から
最適な1つのデータベースアクセス部を選択する解析部
と、業務アプリケーション部と解析部との間で、規則に
従ったデータベースアクセス情報を交換するインタフェ
ース部とを有することを特徴とする情報処理システムが
得られる。
【0018】上記情報処理システムは、業務アプリケー
ション部、構成情報定義ファイル、複数のデータベース
アクセス部、解析部、およびインタフェース部がクライ
ントに備えられ、複数のデータベース部がサーバに備え
られたクライアント/サーバシステムであっても良い。
【0019】また、本発明によれば、各々異なるデータ
ベース・ソフトにより構築された複数のデータベース部
をアクセスする方法であって、業務アプリケーション部
がデータベースアクセス要求を発生するステップと、こ
のデーアベースアクセス要求に応答して、インタフェー
ス部が記述規則に従い構文解析を行うステップと、解析
部が構成定義情報ファイルを参照して該当するデータベ
ースIDに従いデータベースアクセス部を選択し、その
選択したデータベースアクセス部にデータベースアクセ
ス要求を送信するステップと、この選択されたデータベ
ースアクセス部が、データベースアクセス要求により該
当するデータベース部をアクセスして、このデータベー
ス部からアクセス結果を取得するステップと、取得した
アクセス結果を、解析部、インタフェース部を経由して
業務アプリケーション部へ送信するステップと、を含む
データベースアクセス方法が得られる。
【0020】上記データベースアクセス方法において、
業務アプリケーション部が、受信したアクセス結果の情
報により、再度アクセス要求を行うか、終了するかを判
断するステップを含んでも良い。
【0021】
【作用】インタフェース部において、業務アプリケーシ
ョン部と解析部間のメッセージ(データベースアクセス
情報)の記述規則を統一している。このため、業務アプ
リケーション部においては、インタフェース部のみを意
識した構造になる。データベースアクセスに必要な情報
を定義情報として構成定義情報ファイルに格納してい
る。このため、解析部は、定義情報をもとに、最適なデ
ータベースアクセス部を選択可能である。構成定義情報
ファイルには、複数の構成情報を登録、削除が可能であ
る。このため、任意のデータベースアクセス部を複数設
定することが可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1に本発明の一実施の形態によるデータ
ベースアクセス方法が適用されるクライアント/サーバ
システムを示す。図示のクライアント/サーバシステム
は、複数のクライアント(図面では1つのクライアント
のみ図示する)10と、クライアント10に接続された
サーバ20とを有する。
【0024】サーバ20は業務データを格納する複数の
データベース部21を有する。複数のデータベース部2
1は各々異なるデータベース・ソフトにより構築されて
いる。クライアント10は、業務処理を行う業務アプリ
ケーション部11と、業務アプリケーション部11で発
生したデータベースアクセス要求(以下、DBアクセス
要求と略称する)を解析する解析部12と、業務アプリ
ケーション部11と解析部12とのメッセージ交換を担
当するインタフェース部13と、メッセージを解析する
情報を定義する構成定義情報ファイル14と、データベ
ース部21をアクセスする複数のデータベースアクセス
部(以下、DBアクセス部と略称する)15とを備えて
いる。複数のDBアクセス部15は、図示の如く、DB
アクセス部A、DBアクセス部B、DBアクセス部C、
……から成る。
【0025】業務アプリケーション部11は、インタフ
ェース部13とのメッセージ交換する上で、予め定めら
れた記述規則に従い、DBアクセス情報を記述する。イ
ンタフェース部13は、業務アプリケーション部11と
解析部12とのメッセージ交換(DBアクセス要求、D
Bアクセス結果情報)機能および記述規則のチェック機
能を有している。解析部12は、インタフェース部13
からのDBアクセス情報(要求)に基づき構成定義情報
ファイル14より最適なDBアクセス部15を選択し、
DBアクセス情報を選択したDBアクセス部15に送信
し、DBアクセス部15より受信したDBアクセス結果
をインタフェース部13に送信する。
【0026】なお、インタフェース部13より受信する
DBアクセス要求には、データベースID、検索項目、
検索式が記述されており、構成定数情報ファイル14上
のデータベースIDと対応するDBアクセス部が選択可
能である。
【0027】DBアクセス部15の各々は、ミドルウェ
ア、データベース・ソフトに依存した構成となってお
り、個々の構成に対応してDBアクセス部A、DBアク
セス部B、DBアクセス部Cを、構成定義情報ファイル
14に定義することにより、利用可能となる。
【0028】複数のデータベース部21は、それぞれ異
なるデータベース・ソフトにより構築された、業務デー
タを格納しており、DBアクセス部15によりデータ処
理が可能である。
【0029】次に、図1に加えて図2をも参照して、図
1に示したクライアント/サーバシステムの動作につい
て説明する。
【0030】クライアント/サーバシステムの動作が開
示される(ステップS0)と、業務アプリケーション部
11はDBアクセス要求を発生する(ステップS1)。
この発生されたDBアクセス要求は、インタフェース部
13において、記述規則に従い構文解析を行う(ステッ
プS2)。引き続いて、解析部12において、構成定義
情報ファイル14より該当するデータベースIDに従い
DBアクセス部15を選択し(ステップS3)、選択し
たDBアクセス部15にDBアクセス要求を送信する。
【0031】DBアクセス部15は、DBアクセス要求
により該当するデータベース部21にアクセスし(ステ
ップS4)、アクセス結果を取得する(ステップS
5)。DBアクセス部15で取得したアクセス結果は、
解析部12、インタフェース部13を経由して業務アプ
リケーション部11へ送信される(ステップS6,S
7,S8)。業務アプリケーション部11は、受信した
結果情報により、再度アクセス要求を行う(ステップS
1)か、終了する(ステップS9)かを判断する。
【0032】
【実施例】次に、本発明の実施例について図3を参照し
て説明する。この実施例では、業務アプリケーション1
1は、施設予約Aと施設予約Bの2つの業務システムを
想定する。施設予約Aと施設予約Bとは同一のアプリケ
ーションであるが、対象となるデータベース部21が異
なるものとする。データベース部21は、施設予約Aお
よび施設予約Bにそれぞれ対応したデータベース部Aお
よびデータベース部Bを有し、それぞれ異なるデータベ
ース・ソフトにより構築されている。図示の例では、デ
ータベース部Aはinformixと呼ばれるデータベ
ース・ソフトにより構築され、データベース部BはOR
ACLEと呼ばれるデータベース・ソフトにより構築さ
れている。
【0033】DBアクセス部15も、データベース部A
およびデータベース部Bに対応するようにそれぞれDB
アクセス部AおよびDBアクセス部Bが存在し、それぞ
れ異なるツールに対応している。図示の例では、DBア
クセス部Aのツールは(SegueLink,ifor
mix)であり、DBアクセス部Bのツールは(SQL
*NET,ORACLE)である。
【0034】構成定義情報ファイル14には、データベ
ースIDとDBアクセス部の対応が格納されている。図
示の例の場合、構成定義情報ファイル14は、“施設予
約A”を示すデータベースIDがDBアクセス部Aに対
応し、“施設予約B”を示すデータベースIDがDBア
クセス部Bに対応することを定義している。
【0035】インタフェース部13、解析部12は、前
述した機能を有しており、施設予約A、施設予約Bの業
務アプリケーションで共有して利用可能である。
【0036】次に、施設予約AでDBアクセス要求が発
生した場合の動作について説明する。施設予約Aで発生
したDBアクセス要求は、インタフェース部13を経由
して解析部12に送られる。解析部12は、構成定義情
報ファイル14のデータベースID(施設予約A)、D
Bアクセス部(DBアクセスA)の定義にもとづき、D
Bアクセス部Aを選択する。DBアクセス部Aはデータ
ベース部Aをアクセスし、該当するアクセス結果は、逆
に、解析部12、インタフェース部13を経由して施設
予約Aに戻り処理される。
【0037】なお、施設予約BでDBアクセス要求が発
生した場合の動作も同様であるので、その動作説明を省
略する。
【0038】すなわち、本発明では、図4(b)に示す
ように、ツールと業務アプリケーションとの間に、解析
部12、インタフェース部13、および構成定義情報フ
ァイル14からなる中間層30を構築している。
【0039】本発明は上述した実施形態に限定せず、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更・変形が可
能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ツール
と業務アプリケーションとの間に、汎用的なインタフェ
ースを持つ中間層を構築したので、ツール依存度を下
げ、業務アプリケーション部の独立性を高めることがで
きる。これにより、汎用性、移植性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるデータベースアク
セス方法が適用されるクライアント/サーバシステムの
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したクライアント/サーバシステムの
動作を説明するためのフロー図である。
【図3】本発明の一実施例によるライアント/サーバシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図4】従来の技術によるシステム構成(a)と、本発
明によるシステム構成(b)とを示す図である。
【符号の説明】
10 クライアント 11 業務アプリケーション部 12 解析部 13 インタフェース部 14 構成定義情報ファイル 15 DBアクセス部 20 サーバ 21 データベース部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 業務処理を行う業務アプリケーション部
    と、業務データを格納する複数のデータベース部とを有
    し、前記複数のデータベース部は各々異なるデータベー
    ス・ソフトにより構築された情報処理システムにおい
    て、 アクセス対象となるデータベース部の構成情報を定義す
    る構成情報定義ファイルと、 各種ツールに依存した処理構造をもち、それぞれ対応す
    るデータベース部をアクセスする複数のデータベースア
    クセス部と、 前記業務アプリケーション部で発生したデータベースア
    クセス情報を前記構成情報定義ファイルを参照して解析
    して、前記複数のデータベースアクセス部の中から最適
    な1つのデータベースアクセス部を選択する解析部と、 前記業務アプリケーション部と前記解析部との間で、規
    則に従ったデータベースアクセス情報を交換するインタ
    フェース部とを有することを特徴とする情報処理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報処理システムにお
    いて、前記業務アプリケーション部、前記構成情報定義
    ファイル、前記複数のデータベースアクセス部、前記解
    析部、および前記インタフェース部がクライントに備え
    られ、前記複数のデータベース部がサーバに備えられた
    クライアント/サーバシステム。
  3. 【請求項3】 各々異なるデータベース・ソフトにより
    構築された複数のデータベース部をアクセスする方法で
    あって、 業務アプリケーション部がデータベースアクセス要求を
    発生するステップと、 このデーアベースアクセス要求に応答して、インタフェ
    ース部が記述規則に従い構文解析を行うステップと、 解析部が構成定義情報ファイルを参照して該当するデー
    タベースIDに従いデータベースアクセス部を選択し、
    その選択したデータベースアクセス部に前記データベー
    スアクセス要求を送信するステップと、 該選択されたデータベースアクセス部が、前記データベ
    ースアクセス要求により該当するデータベース部をアク
    セスして、該データベース部からアクセス結果を取得す
    るステップと、 前記取得したアクセス結果を、前記解析部、前記インタ
    フェース部を経由して前記業務アプリケーション部へ送
    信するステップと、を含むデータベースアクセス方法。
  4. 【請求項4】 前記業務アプリケーション部が、受信し
    たアクセス結果の情報により、再度アクセス要求を行う
    か、終了するかを判断するステップを含む、請求項3に
    記載のデータベースアクセス方法。
JP8187585A 1996-07-17 1996-07-17 情報処理システム、クライアント/サーバシステム、およびデータベースアクセス方法 Pending JPH1031603A (ja)

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JPH11120245A (ja) * 1997-10-16 1999-04-30 Meidensha Corp 設備情報の管理システム
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