JPH10289892A - 基板保持装置およびそれを用いた基板処理装置 - Google Patents
基板保持装置およびそれを用いた基板処理装置Info
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- JPH10289892A JPH10289892A JP9934697A JP9934697A JPH10289892A JP H10289892 A JPH10289892 A JP H10289892A JP 9934697 A JP9934697 A JP 9934697A JP 9934697 A JP9934697 A JP 9934697A JP H10289892 A JPH10289892 A JP H10289892A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】発塵が少なく、かつ基板の供給位置のばらつき
に対する許容範囲が広い基板保持装置およびそれを用い
た基板処理装置を提供すること。 【解決手段】保持ローラ13,33は、大略的に鼓形状
に形成されており、その側面の中央付近のくびれ部は、
鉛直方向の幅d1 がウエハWの厚みtよりもやや大きい
円筒面101となっている。この円筒面101の下端周
縁は、下方へ向かうにつれて広がる下円錐面102に連
なっており、また、円筒面101の上端周縁は、上方へ
向かうにつれて広がる上円錐面103に連なっている。
洗浄されるべきウエハWは、その端面が保持ローラ1
3,33に形成された円筒面101に当接した状態で、
保持ローラ13,33によって保持される。
に対する許容範囲が広い基板保持装置およびそれを用い
た基板処理装置を提供すること。 【解決手段】保持ローラ13,33は、大略的に鼓形状
に形成されており、その側面の中央付近のくびれ部は、
鉛直方向の幅d1 がウエハWの厚みtよりもやや大きい
円筒面101となっている。この円筒面101の下端周
縁は、下方へ向かうにつれて広がる下円錐面102に連
なっており、また、円筒面101の上端周縁は、上方へ
向かうにつれて広がる上円錐面103に連なっている。
洗浄されるべきウエハWは、その端面が保持ローラ1
3,33に形成された円筒面101に当接した状態で、
保持ローラ13,33によって保持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマ・ディ
スプレイ・パネル)基板のような基板のうち、ほぼ円形
に形成された基板を保持するための基板保持装置、およ
びその基板保持装置が用いられた基板処理装置に関す
る。
晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマ・ディ
スプレイ・パネル)基板のような基板のうち、ほぼ円形
に形成された基板を保持するための基板保持装置、およ
びその基板保持装置が用いられた基板処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程には、半導体ウエ
ハ(以下、単に「ウエハ」という。)の表面に成膜やエ
ッチングなどの処理を繰り返し施して微細パターンを形
成していく工程が含まれる。微細加工のためにはウエハ
自体の表面およびウエハ表面に形成された薄膜の表面を
清浄に保つ必要があるから、必要に応じてウエハの洗浄
が行われる。たとえば、ウエハの表面上に形成された薄
膜を研磨剤を用いて研磨した後には、研磨剤(スラリ
ー)がウエハ表面に残留しているから、このスラリーを
除去する必要がある。
ハ(以下、単に「ウエハ」という。)の表面に成膜やエ
ッチングなどの処理を繰り返し施して微細パターンを形
成していく工程が含まれる。微細加工のためにはウエハ
自体の表面およびウエハ表面に形成された薄膜の表面を
清浄に保つ必要があるから、必要に応じてウエハの洗浄
が行われる。たとえば、ウエハの表面上に形成された薄
膜を研磨剤を用いて研磨した後には、研磨剤(スラリ
ー)がウエハ表面に残留しているから、このスラリーを
除去する必要がある。
【0003】上述のようなウエハの洗浄を行うための従
来装置は、たとえば特開平1−259536号公報に開
示されている。この公開公報に開示されている装置は、
図9および図10に示すように、基板を保持するための
3つの保持ローラ201,202,203と、保持ロー
ラ201〜203により鉛直面に沿って保持されたウエ
ハWの両面に洗浄水を噴射するためのノズル204,2
05とを有している。ウエハWの洗浄時には、図外の駆
動モータの駆動力が保持ローラ201に伝達されて、保
持ローラ201が回転されることにより、ウエハWが一
定方向に回転される。そして、この回転するウエハWに
ノズル204,205からの洗浄水が吹きつけられて、
ウエハWの両面から汚染異物が除去される。
来装置は、たとえば特開平1−259536号公報に開
示されている。この公開公報に開示されている装置は、
図9および図10に示すように、基板を保持するための
3つの保持ローラ201,202,203と、保持ロー
ラ201〜203により鉛直面に沿って保持されたウエ
ハWの両面に洗浄水を噴射するためのノズル204,2
05とを有している。ウエハWの洗浄時には、図外の駆
動モータの駆動力が保持ローラ201に伝達されて、保
持ローラ201が回転されることにより、ウエハWが一
定方向に回転される。そして、この回転するウエハWに
ノズル204,205からの洗浄水が吹きつけられて、
ウエハWの両面から汚染異物が除去される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
装置では、図11に拡大して示すように、ウエハWを保
持するための保持ローラ201〜203の周面が断面略
V字形状になっており、ウエハWはその周縁が保持ロー
ラ201〜203の円錐面206,207によって挟持
された状態で保持されている。したがって、ウエハWが
回転されると、ウエハWのエッジ部分208,209と
保持ローラ200〜203の円錐面206,207とが
擦れて、パーティクルが発生する。
装置では、図11に拡大して示すように、ウエハWを保
持するための保持ローラ201〜203の周面が断面略
V字形状になっており、ウエハWはその周縁が保持ロー
ラ201〜203の円錐面206,207によって挟持
された状態で保持されている。したがって、ウエハWが
回転されると、ウエハWのエッジ部分208,209と
保持ローラ200〜203の円錐面206,207とが
擦れて、パーティクルが発生する。
【0005】また、ウエハWを保持ローラ201〜20
3に保持させる際に、ウエハWの供給位置が所定位置
(図10に示すウエハWの位置)から左右方向に少しで
もずれると、ウエハWが保持ローラ201〜203の円
錐面206,207に挟持された状態にならず、保持ロ
ーラ201〜203から脱落するおそれがある。ゆえ
に、上述の従来装置では、ウエハWが所定の供給位置に
精度良く供給される必要がある。
3に保持させる際に、ウエハWの供給位置が所定位置
(図10に示すウエハWの位置)から左右方向に少しで
もずれると、ウエハWが保持ローラ201〜203の円
錐面206,207に挟持された状態にならず、保持ロ
ーラ201〜203から脱落するおそれがある。ゆえ
に、上述の従来装置では、ウエハWが所定の供給位置に
精度良く供給される必要がある。
【0006】以上のような問題は、従来装置のようにウ
エハWを鉛直面に沿った状態に保持する構成の装置に限
らず、V字形状の側面でウエハWの端面を保持するロー
ラを用いる限りにおいて、ウエハWを水平に保持する構
成の装置においても生じる問題である。そこで、本発明
の目的は、上述の技術的課題を解決し、発塵が少なく、
かつ基板の供給位置のばらつきに対する許容範囲が広い
基板保持装置およびそれを用いた基板処理装置を提供す
ることである。
エハWを鉛直面に沿った状態に保持する構成の装置に限
らず、V字形状の側面でウエハWの端面を保持するロー
ラを用いる限りにおいて、ウエハWを水平に保持する構
成の装置においても生じる問題である。そこで、本発明
の目的は、上述の技術的課題を解決し、発塵が少なく、
かつ基板の供給位置のばらつきに対する許容範囲が広い
基板保持装置およびそれを用いた基板処理装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の基板処理装置は、ほぼ円形の基板を
水平に保持しつつ回転させるための基板保持装置であっ
て、ほぼ鉛直方向に平行な中心軸を有する少なくとも3
つの回転可能な保持ローラを有し、上記保持ローラの側
面には、鉛直方向の幅が保持すべき基板の厚み以上であ
って、保持すべき基板の端面が当接される円筒面と、こ
の円筒面の下端周縁から下方に向かうに従って広がる下
円錐面とが形成されていることを特徴とするものであ
る。
めの請求項1記載の基板処理装置は、ほぼ円形の基板を
水平に保持しつつ回転させるための基板保持装置であっ
て、ほぼ鉛直方向に平行な中心軸を有する少なくとも3
つの回転可能な保持ローラを有し、上記保持ローラの側
面には、鉛直方向の幅が保持すべき基板の厚み以上であ
って、保持すべき基板の端面が当接される円筒面と、こ
の円筒面の下端周縁から下方に向かうに従って広がる下
円錐面とが形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項1記載の構成によれば、基板は、そ
の端面が保持ローラに形成された円筒面に当接した状態
で、少なくとも3つの保持ローラによって水平に保持さ
れる。これにより、基板は保持ローラに対して線接触す
ることになるので、基板が2つの円錐面によって挟持さ
れた状態で保持される従来装置のように、基板のエッジ
部分と円錐面とが擦れて、多くのパーティクルが発生し
てしまうといったことがない。
の端面が保持ローラに形成された円筒面に当接した状態
で、少なくとも3つの保持ローラによって水平に保持さ
れる。これにより、基板は保持ローラに対して線接触す
ることになるので、基板が2つの円錐面によって挟持さ
れた状態で保持される従来装置のように、基板のエッジ
部分と円錐面とが擦れて、多くのパーティクルが発生し
てしまうといったことがない。
【0009】また、保持ローラに保持された基板は、下
方への変位が下円錐面によって規制されるから、保持ロ
ーラから下方に脱落することがない。また、基板が水平
に保持されているので、基板が保持ローラの上端よりも
上方へ変位して脱落するおそれもなく、基板を安定して
保持し回転させることができる。さらに、基板の端面が
円筒面のどの部分に当接されても、基板は保持ローラに
よって確実に保持されるので、保持ローラに対する基板
の供給位置は、円筒面の上下方向の幅内であればよい。
ゆえに、円筒面が形成されていることによって、基板の
供給位置のばらつきに対する保持ローラの許容範囲が広
くなり、基板と保持ローラとの位置合わせが容易にな
る。
方への変位が下円錐面によって規制されるから、保持ロ
ーラから下方に脱落することがない。また、基板が水平
に保持されているので、基板が保持ローラの上端よりも
上方へ変位して脱落するおそれもなく、基板を安定して
保持し回転させることができる。さらに、基板の端面が
円筒面のどの部分に当接されても、基板は保持ローラに
よって確実に保持されるので、保持ローラに対する基板
の供給位置は、円筒面の上下方向の幅内であればよい。
ゆえに、円筒面が形成されていることによって、基板の
供給位置のばらつきに対する保持ローラの許容範囲が広
くなり、基板と保持ローラとの位置合わせが容易にな
る。
【0010】また、請求項2記載の発明は、上記保持ロ
ーラの側面には、上記円筒面の上端周縁から、上方に向
かうに従って広がる上円錐面がさらに形成されているこ
とを特徴とする請求項1記載の基板保持装置である。請
求項2記載の構成によれば、保持ローラによって保持さ
れた基板は、下円錐面によって下方への変位が規制さ
れ、さらに上円錐面によって上方への変位が規制され
る。よって、基板が保持ローラから脱落するおそれをさ
らになくすことができる。
ーラの側面には、上記円筒面の上端周縁から、上方に向
かうに従って広がる上円錐面がさらに形成されているこ
とを特徴とする請求項1記載の基板保持装置である。請
求項2記載の構成によれば、保持ローラによって保持さ
れた基板は、下円錐面によって下方への変位が規制さ
れ、さらに上円錐面によって上方への変位が規制され
る。よって、基板が保持ローラから脱落するおそれをさ
らになくすことができる。
【0011】請求項3記載の発明は、上記円筒面の鉛直
方向の幅は、1mm以下であることを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の基板保持装置である。請求項
3記載の構成によれば、基板保持装置によって保持され
る基板が半導体ウエハの場合、その厚みは通常0.6m
m程度であるから、円筒面の鉛直方向の幅を1mm以下
とすることによって、基板を上下方向のほぼ同位置で保
持し回転させることができる。
方向の幅は、1mm以下であることを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の基板保持装置である。請求項
3記載の構成によれば、基板保持装置によって保持され
る基板が半導体ウエハの場合、その厚みは通常0.6m
m程度であるから、円筒面の鉛直方向の幅を1mm以下
とすることによって、基板を上下方向のほぼ同位置で保
持し回転させることができる。
【0012】請求項4記載の発明は、上記円筒面は、上
記保持ローラの上端まで連続して形成されていることを
特徴とする請求項1記載の基板保持装置である。請求項
4記載の構成によれば、円筒面が保持ローラの上端まで
形成されていることにより、基板を保持する保持位置の
近傍に待機している保持ローラの上方から、基板を供給
位置にセットすることが可能となる。したがって、基板
を供給位置にセットする際に、保持ローラを保持位置か
ら大きく退避させる必要がないので、装置のサイズを小
さくすることができる。その他、請求項1に記載されて
いる構成と同様の作用を奏することができる。
記保持ローラの上端まで連続して形成されていることを
特徴とする請求項1記載の基板保持装置である。請求項
4記載の構成によれば、円筒面が保持ローラの上端まで
形成されていることにより、基板を保持する保持位置の
近傍に待機している保持ローラの上方から、基板を供給
位置にセットすることが可能となる。したがって、基板
を供給位置にセットする際に、保持ローラを保持位置か
ら大きく退避させる必要がないので、装置のサイズを小
さくすることができる。その他、請求項1に記載されて
いる構成と同様の作用を奏することができる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1ないし請
求項4までのいずれかに記載の基板保持装置と、上記保
持ローラのうち少なくとも1つを回転させる回転駆動源
と、を備えたことを特徴とする基板処理装置である。請
求項5記載の構成によれば、請求項1ないし請求項4に
記載されている基板保持装置は上記したように発塵が少
ないので、これらのうちのいずれかの基板保持装置を用
いた基板処理装置は、高品質な基板を製造することがで
きる。
求項4までのいずれかに記載の基板保持装置と、上記保
持ローラのうち少なくとも1つを回転させる回転駆動源
と、を備えたことを特徴とする基板処理装置である。請
求項5記載の構成によれば、請求項1ないし請求項4に
記載されている基板保持装置は上記したように発塵が少
ないので、これらのうちのいずれかの基板保持装置を用
いた基板処理装置は、高品質な基板を製造することがで
きる。
【0014】請求項6記載の発明は、上記基板保持装置
により保持された基板を挟んで互いに対向するように設
けられた一対のスクラブ洗浄部材を有し、この一対のス
クラブ洗浄部材によって上記基板の両面をスクラブ洗浄
する両面スクラブ洗浄手段をさらに備えたことを特徴と
する請求項5記載の基板処理装置である。請求項6記載
の構成によれば、基板が基板保持装置によって安定して
保持されるので、スクラブ洗浄部材を基板の上下面に一
定の均一な力で押し付けることができる。ゆえに、基板
の表面に洗浄むらなどを生じることなく、基板の表面を
良好にスクラブ洗浄することができる。
により保持された基板を挟んで互いに対向するように設
けられた一対のスクラブ洗浄部材を有し、この一対のス
クラブ洗浄部材によって上記基板の両面をスクラブ洗浄
する両面スクラブ洗浄手段をさらに備えたことを特徴と
する請求項5記載の基板処理装置である。請求項6記載
の構成によれば、基板が基板保持装置によって安定して
保持されるので、スクラブ洗浄部材を基板の上下面に一
定の均一な力で押し付けることができる。ゆえに、基板
の表面に洗浄むらなどを生じることなく、基板の表面を
良好にスクラブ洗浄することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を、添
付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態にかかる基板処理装置としてのウエハ洗浄装置
の構成を示す平面図である。また、図2は、図1のII−
II断面図であり、一部を省略し、かつ一部を概念的に示
している。図1および図2を参照して、まず、ウエハ洗
浄装置全体の概略構成について説明する。
付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態にかかる基板処理装置としてのウエハ洗浄装置
の構成を示す平面図である。また、図2は、図1のII−
II断面図であり、一部を省略し、かつ一部を概念的に示
している。図1および図2を参照して、まず、ウエハ洗
浄装置全体の概略構成について説明する。
【0016】ウエハ洗浄装置は、たとえば、ウエハWの
表面に形成された薄膜を研磨するCMP(Chemical Mech
anical Polishing) 処理が行われた後にウエハWの表面
に残っているスラリーおよび不要な薄膜を除去するため
のものである。この装置は、側壁1,2,3,4によっ
て囲まれた平面視においてほぼ矩形の処理室5と、処理
室5内においてウエハWを水平に保持し、かつこの状態
でウエハWを回転させることができるウエハ保持装置6
と、ウエハ保持装置6により保持されたウエハWの上面
および下面をスクラブ洗浄してスラリーなどを除去する
ための両面洗浄装置7とを備えている。
表面に形成された薄膜を研磨するCMP(Chemical Mech
anical Polishing) 処理が行われた後にウエハWの表面
に残っているスラリーおよび不要な薄膜を除去するため
のものである。この装置は、側壁1,2,3,4によっ
て囲まれた平面視においてほぼ矩形の処理室5と、処理
室5内においてウエハWを水平に保持し、かつこの状態
でウエハWを回転させることができるウエハ保持装置6
と、ウエハ保持装置6により保持されたウエハWの上面
および下面をスクラブ洗浄してスラリーなどを除去する
ための両面洗浄装置7とを備えている。
【0017】ウエハ保持装置6は、処理室5の側壁2お
よび4に直交する方向(以下「保持方向」という。)A
に関して対向配置された一対の保持ハンド10,30を
備えている。保持ハンド10,30には、ベース取付部
11,31と、ベース取付部11,31に取り付けられ
たベース部12,32と、ベース部12,32の上方に
配置されて、ウエハWを保持するための各々3つの保持
ローラ13,33とが備えられている。これらの保持ロ
ーラ13,33は、ウエハWの端面形状に対応した円周
上に配置されており、ウエハWは保持ローラ13,33
の側面にその端面が当接した状態で保持される。
よび4に直交する方向(以下「保持方向」という。)A
に関して対向配置された一対の保持ハンド10,30を
備えている。保持ハンド10,30には、ベース取付部
11,31と、ベース取付部11,31に取り付けられ
たベース部12,32と、ベース部12,32の上方に
配置されて、ウエハWを保持するための各々3つの保持
ローラ13,33とが備えられている。これらの保持ロ
ーラ13,33は、ウエハWの端面形状に対応した円周
上に配置されており、ウエハWは保持ローラ13,33
の側面にその端面が当接した状態で保持される。
【0018】ベース取付部11,31には、保持方向A
に沿って設けられたハンド軸15,35の一端が連結さ
れている。ハンド軸15,35は、側壁2,4に形成さ
れた穴14,34を挿通して側壁2,4の外側まで延び
ており、その他端には、取付板16,36上に固定され
たシリンダ17,37のロッド18,38が、連結板1
9,39を介して取り付けられている。シリンダ17,
37は、ロッド18,38が保持方向Aに沿って進退す
るように、取付板16,36上に固定されている。この
構成により、シリンダ17,37を駆動することによっ
て、保持ハンド10,30を保持方向Aに沿って互いに
反対方向に進退させることができ、ウエハWを保持ロー
ラ13,33の間に挟持したり、この挟持を解放したり
することができる。
に沿って設けられたハンド軸15,35の一端が連結さ
れている。ハンド軸15,35は、側壁2,4に形成さ
れた穴14,34を挿通して側壁2,4の外側まで延び
ており、その他端には、取付板16,36上に固定され
たシリンダ17,37のロッド18,38が、連結板1
9,39を介して取り付けられている。シリンダ17,
37は、ロッド18,38が保持方向Aに沿って進退す
るように、取付板16,36上に固定されている。この
構成により、シリンダ17,37を駆動することによっ
て、保持ハンド10,30を保持方向Aに沿って互いに
反対方向に進退させることができ、ウエハWを保持ロー
ラ13,33の間に挟持したり、この挟持を解放したり
することができる。
【0019】なお、参照符号20,40は、保持ハンド
10,30の移動とともに伸縮自在なベローズであり、
両面洗浄装置7からウエハWに供給される洗浄液および
その雰囲気が、ハンド軸15,35に影響を与えたり、
処理室5の外部に漏れたりするのを防ぐためのものであ
る。また、このベローズ20,40は、シリンダ17,
37のロッド18,38やハンド軸15,35から発生
するパーティクルが処理室5の内部に侵入するのを防
ぐ。
10,30の移動とともに伸縮自在なベローズであり、
両面洗浄装置7からウエハWに供給される洗浄液および
その雰囲気が、ハンド軸15,35に影響を与えたり、
処理室5の外部に漏れたりするのを防ぐためのものであ
る。また、このベローズ20,40は、シリンダ17,
37のロッド18,38やハンド軸15,35から発生
するパーティクルが処理室5の内部に侵入するのを防
ぐ。
【0020】保持ローラ13,33は、ウエハWを水平
に保持した状態で回転させるために、ベース部12,3
2に回転可能に設けられている。具体的には、保持ロー
ラ13,33は、ベース部12,32に鉛直軸まわりの
回転が自在であるように支持されたローラ軸21,41
の上端に固定されている。ウエハWを回転させるために
必要な駆動力は、保持ハンド30側の保持ローラ33に
与えられるようになっている。具体的に説明すると、側
壁4の外側には、保持ローラ33を回転させるための駆
動力を発生する回転駆動源としてのモータMが備えられ
ている。モータMは、側壁4の外側に設けられたモータ
取付板42上に固定されており、その出力軸52にはプ
ーリ53が取り付けられている。一方、3つの保持ロー
ラ33のうち中央の保持ローラ33bの下端付近には、
プーリ49,50,51が上下方向に並んで取り付けら
れており、上段のプーリ49とモータMの出力軸52に
取り付けられたプーリ53との間には、無端状のベルト
43が巻き掛けられている。また、中段のプーリ50と
保持ローラ33aのローラ軸41との間にはベルト44
が巻き掛けられており、下段のプーリ51と保持ローラ
33cのローラ軸41との間にはベルト45が巻き掛け
られている。
に保持した状態で回転させるために、ベース部12,3
2に回転可能に設けられている。具体的には、保持ロー
ラ13,33は、ベース部12,32に鉛直軸まわりの
回転が自在であるように支持されたローラ軸21,41
の上端に固定されている。ウエハWを回転させるために
必要な駆動力は、保持ハンド30側の保持ローラ33に
与えられるようになっている。具体的に説明すると、側
壁4の外側には、保持ローラ33を回転させるための駆
動力を発生する回転駆動源としてのモータMが備えられ
ている。モータMは、側壁4の外側に設けられたモータ
取付板42上に固定されており、その出力軸52にはプ
ーリ53が取り付けられている。一方、3つの保持ロー
ラ33のうち中央の保持ローラ33bの下端付近には、
プーリ49,50,51が上下方向に並んで取り付けら
れており、上段のプーリ49とモータMの出力軸52に
取り付けられたプーリ53との間には、無端状のベルト
43が巻き掛けられている。また、中段のプーリ50と
保持ローラ33aのローラ軸41との間にはベルト44
が巻き掛けられており、下段のプーリ51と保持ローラ
33cのローラ軸41との間にはベルト45が巻き掛け
られている。
【0021】このように構成されているので、モータM
が回転駆動されると、モータMの駆動力がベルト43を
介して保持ローラ33bに伝達されて、保持ローラ33
bが回転駆動される。また、保持ローラ33bに伝達さ
れた駆動力が、ベルト44,45を介して他の2つの保
持ローラ33a,33cに伝達されて、保持ローラ33
a,33cが回転駆動される。その結果、保持ローラ1
3,33に保持されているウエハWは回転方向Bに沿っ
て回転し、保持ハンド10側の保持ローラ13はウエハ
Wの回転に従動して回転する。ウエハWは、たとえば約
10〜20(回転/分)で低速回転される。
が回転駆動されると、モータMの駆動力がベルト43を
介して保持ローラ33bに伝達されて、保持ローラ33
bが回転駆動される。また、保持ローラ33bに伝達さ
れた駆動力が、ベルト44,45を介して他の2つの保
持ローラ33a,33cに伝達されて、保持ローラ33
a,33cが回転駆動される。その結果、保持ローラ1
3,33に保持されているウエハWは回転方向Bに沿っ
て回転し、保持ハンド10側の保持ローラ13はウエハ
Wの回転に従動して回転する。ウエハWは、たとえば約
10〜20(回転/分)で低速回転される。
【0022】両面洗浄装置7には、ウエハ保持装置6に
より保持されたウエハWの上方および下方に配置された
上面洗浄部60および下面洗浄部80が備えられてい
る。上面洗浄部60および下面洗浄部80は、それぞ
れ、保持ハンド10,30に干渉しない位置に、ウエハ
Wの中心部から周縁部に至るウエハWの表面領域を覆う
ように配置された洗浄ブラシ66,86を備えている。
より保持されたウエハWの上方および下方に配置された
上面洗浄部60および下面洗浄部80が備えられてい
る。上面洗浄部60および下面洗浄部80は、それぞ
れ、保持ハンド10,30に干渉しない位置に、ウエハ
Wの中心部から周縁部に至るウエハWの表面領域を覆う
ように配置された洗浄ブラシ66,86を備えている。
【0023】具体的に説明すると、上面洗浄部60およ
び下面洗浄部80は、それぞれ、ウエハWに対向する側
の取付面61,81に、洗浄ブラシ66,68が取り付
けられたベース部62,82と、ベース部62,82に
取り付けられた回転軸63,83とを有している。回転
軸63,83には、それぞれ回転駆動部64,84が結
合されており、回転駆動部64,84から回転軸63,
83に駆動力が与えられると、上面洗浄部60および下
面洗浄部80が鉛直方向に沿う回転軸線Oを中心に回転
方向Cに沿って回転される。
び下面洗浄部80は、それぞれ、ウエハWに対向する側
の取付面61,81に、洗浄ブラシ66,68が取り付
けられたベース部62,82と、ベース部62,82に
取り付けられた回転軸63,83とを有している。回転
軸63,83には、それぞれ回転駆動部64,84が結
合されており、回転駆動部64,84から回転軸63,
83に駆動力が与えられると、上面洗浄部60および下
面洗浄部80が鉛直方向に沿う回転軸線Oを中心に回転
方向Cに沿って回転される。
【0024】さらに、上面洗浄部60および下面洗浄部
80には、それぞれ昇降駆動部65,85が結合されて
いる。ウエハ洗浄時には、昇降駆動部65,85によっ
て上面洗浄部60および下面洗浄部80が互いに近接す
る方向に移動されて、上面洗浄部60および下面洗浄部
80によってウエハWが挟み込まれる。また、ウエハW
の洗浄終了後には、昇降駆動部65,85によって上面
洗浄部60および下面洗浄部80が互いに離間する方向
に移動されて、上面洗浄部60および下面洗浄部80が
ウエハWから離される。
80には、それぞれ昇降駆動部65,85が結合されて
いる。ウエハ洗浄時には、昇降駆動部65,85によっ
て上面洗浄部60および下面洗浄部80が互いに近接す
る方向に移動されて、上面洗浄部60および下面洗浄部
80によってウエハWが挟み込まれる。また、ウエハW
の洗浄終了後には、昇降駆動部65,85によって上面
洗浄部60および下面洗浄部80が互いに離間する方向
に移動されて、上面洗浄部60および下面洗浄部80が
ウエハWから離される。
【0025】上面ベース部62および下面ベース部82
にそれぞれ取り付けられた洗浄用ブラシ66,86の中
央付近には、ウエハWに洗浄液を供給するための洗浄液
供給ノズル71,91がそれぞれ配置されている。洗浄
液供給ノズル71,91には、回転軸63,83内に挿
通された洗浄用パイプ67,87の一端がそれぞれ連結
されている。洗浄用パイプ67,87の他端には、三方
弁68,88が接続されており、この三方弁68,88
には、フッ酸、硝酸、塩酸、リン酸、酢酸、アンモニア
などの薬液が図示しない薬液タンクから導かれる薬液供
給路69,89、および図示しない純水用タンクから純
水が導かれる純水供給路70,90が接続されている。
このような構成により、三方弁68,88の切換えを制
御することによって、洗浄用パイプ67,87に薬液ま
たは純水を選択的に供給でき、その結果、洗浄液供給ノ
ズル71,91から薬液または純水を選択的に吐出させ
ることができる。
にそれぞれ取り付けられた洗浄用ブラシ66,86の中
央付近には、ウエハWに洗浄液を供給するための洗浄液
供給ノズル71,91がそれぞれ配置されている。洗浄
液供給ノズル71,91には、回転軸63,83内に挿
通された洗浄用パイプ67,87の一端がそれぞれ連結
されている。洗浄用パイプ67,87の他端には、三方
弁68,88が接続されており、この三方弁68,88
には、フッ酸、硝酸、塩酸、リン酸、酢酸、アンモニア
などの薬液が図示しない薬液タンクから導かれる薬液供
給路69,89、および図示しない純水用タンクから純
水が導かれる純水供給路70,90が接続されている。
このような構成により、三方弁68,88の切換えを制
御することによって、洗浄用パイプ67,87に薬液ま
たは純水を選択的に供給でき、その結果、洗浄液供給ノ
ズル71,91から薬液または純水を選択的に吐出させ
ることができる。
【0026】次に、このウエハ洗浄装置によってウエハ
Wをスクラブ洗浄する際の動作について説明する。洗浄
前においては、保持ハンド10,30はウエハWを保持
する保持位置(図1に示す位置)から退避した待機位置
で待機し、かつ上面洗浄部60および下面洗浄部80も
互いにウエハWから離れた状態で待機している。前工程
であるCMP処理が終了すると、CMP処理後のウエハ
Wが、図示しない搬送アームによって処理室5内の所定
の供給位置に供給される。その後、シリンダ17,37
のロッド18,38が引き込まれて、保持ハンド10,
30が互いに近接させられる。これにより、ウエハWが
その端面において保持ローラ13,33に保持される。
Wをスクラブ洗浄する際の動作について説明する。洗浄
前においては、保持ハンド10,30はウエハWを保持
する保持位置(図1に示す位置)から退避した待機位置
で待機し、かつ上面洗浄部60および下面洗浄部80も
互いにウエハWから離れた状態で待機している。前工程
であるCMP処理が終了すると、CMP処理後のウエハ
Wが、図示しない搬送アームによって処理室5内の所定
の供給位置に供給される。その後、シリンダ17,37
のロッド18,38が引き込まれて、保持ハンド10,
30が互いに近接させられる。これにより、ウエハWが
その端面において保持ローラ13,33に保持される。
【0027】ウエハWが保持ローラ13,33によって
保持されると、回転駆動部64,84が駆動されて、上
面洗浄部60および下面洗浄部80が回転駆動される。
また同時に、三方弁68,88が切り換えられて、薬液
供給路69,89と洗浄用パイプ67,87とが接続さ
れ、洗浄液供給ノズル71,91から薬液がそれぞれウ
エハWの上面および下面に供給される。
保持されると、回転駆動部64,84が駆動されて、上
面洗浄部60および下面洗浄部80が回転駆動される。
また同時に、三方弁68,88が切り換えられて、薬液
供給路69,89と洗浄用パイプ67,87とが接続さ
れ、洗浄液供給ノズル71,91から薬液がそれぞれウ
エハWの上面および下面に供給される。
【0028】その後、モータMが駆動されて、保持ロー
ラ33が回転駆動される。これに伴って、ウエハWが低
速回転する。さらに、昇降駆動部65,85が駆動され
て、上面洗浄部60および下面洗浄部80が互いに近づ
く方向に移動される。その結果、保持ローラ13,33
に保持されているウエハWは、洗浄用ブラシ66,86
によって挟み込まれ、薬液が供給されつつ洗浄用ブラシ
66,86により上面および下面が擦られて、スクラブ
洗浄される。これにより、ウエハWの上面および下面に
残っていたスラリーが除去される。
ラ33が回転駆動される。これに伴って、ウエハWが低
速回転する。さらに、昇降駆動部65,85が駆動され
て、上面洗浄部60および下面洗浄部80が互いに近づ
く方向に移動される。その結果、保持ローラ13,33
に保持されているウエハWは、洗浄用ブラシ66,86
によって挟み込まれ、薬液が供給されつつ洗浄用ブラシ
66,86により上面および下面が擦られて、スクラブ
洗浄される。これにより、ウエハWの上面および下面に
残っていたスラリーが除去される。
【0029】上面洗浄部60および下面洗浄部80の洗
浄用ブラシ66,86は、ウエハWの中心部から周縁に
到るウエハWの表面領域を覆うように配置されているの
で、ウエハWが低速回転されることによって、ウエハW
の上面および下面の全域をスクラブ洗浄することができ
る。薬液によるスクラブ洗浄が終了すると、昇降駆動部
65,85が駆動されて、上面洗浄部60および下面洗
浄部80がウエハWから離反する方向に移動される。そ
の後、三方弁68,88が切り換えられて、洗浄用パイ
プ67,87と純水供給路70,90とが接続される。
その結果、洗浄液供給ノズル71,91から純水がウエ
ハWの上面および下面に供給され、ウエハWの上面およ
び下面に残っている薬液等が洗い流される。
浄用ブラシ66,86は、ウエハWの中心部から周縁に
到るウエハWの表面領域を覆うように配置されているの
で、ウエハWが低速回転されることによって、ウエハW
の上面および下面の全域をスクラブ洗浄することができ
る。薬液によるスクラブ洗浄が終了すると、昇降駆動部
65,85が駆動されて、上面洗浄部60および下面洗
浄部80がウエハWから離反する方向に移動される。そ
の後、三方弁68,88が切り換えられて、洗浄用パイ
プ67,87と純水供給路70,90とが接続される。
その結果、洗浄液供給ノズル71,91から純水がウエ
ハWの上面および下面に供給され、ウエハWの上面およ
び下面に残っている薬液等が洗い流される。
【0030】薬液の除去に十分な純水が供給されると、
三方弁68,88が切り換えれて、洗浄液供給ノズル
7,8からの純水の吐出が停止されるとともに、回転駆
動部64,84の駆動が停止されて、上面洗浄部60お
よび下面洗浄部80の回転が停止される。また、モータ
Mの駆動が停止されて、ウエハWの回転が停止される。
図3は、保持ローラ13,33の構成を示す斜視図であ
る。また、図4は、保持ローラ13,33の構成を示す
側面図である。
三方弁68,88が切り換えれて、洗浄液供給ノズル
7,8からの純水の吐出が停止されるとともに、回転駆
動部64,84の駆動が停止されて、上面洗浄部60お
よび下面洗浄部80の回転が停止される。また、モータ
Mの駆動が停止されて、ウエハWの回転が停止される。
図3は、保持ローラ13,33の構成を示す斜視図であ
る。また、図4は、保持ローラ13,33の構成を示す
側面図である。
【0031】保持ローラ13,33は、大略的に鼓形状
に形成されており、その側面の中央付近のくびれ部は、
鉛直方向の幅d1 がウエハWの厚みtよりもやや大きい
円筒面101となっている。この円筒面101の下端周
縁は、下方へ向かうにつれて広がる下円錐面102に連
なっており、また、円筒面101の上端周縁は、上方へ
向かうにつれて広がる上円錐面103に連なっている。
に形成されており、その側面の中央付近のくびれ部は、
鉛直方向の幅d1 がウエハWの厚みtよりもやや大きい
円筒面101となっている。この円筒面101の下端周
縁は、下方へ向かうにつれて広がる下円錐面102に連
なっており、また、円筒面101の上端周縁は、上方へ
向かうにつれて広がる上円錐面103に連なっている。
【0032】洗浄されるべきウエハWは、その端面が保
持ローラ13,33に形成された円筒面101に当接し
た状態で、保持ローラ13,33によって保持される。
これにより、保持ローラ13,33によって保持された
ウエハWは、下円錐面102によって下方への変位が規
制され、上円錐面103によって上方への変位が規制さ
れる。よって、ウエハWが、保持ローラ13,33から
脱落することはない。
持ローラ13,33に形成された円筒面101に当接し
た状態で、保持ローラ13,33によって保持される。
これにより、保持ローラ13,33によって保持された
ウエハWは、下円錐面102によって下方への変位が規
制され、上円錐面103によって上方への変位が規制さ
れる。よって、ウエハWが、保持ローラ13,33から
脱落することはない。
【0033】また、ウエハWの端面が保持ローラ13,
33の円筒面101に当接されるので、ウエハWは各保
持ローラ13,33に対して線接触することになる。し
たがって、ウエハWが2つの円錐面によって挟持された
状態で保持される従来装置の構成とは異なり、ウエハW
のエッジ部分と保持ローラの円錐面との擦れに伴う発塵
の問題がなく、パーティクルの発生を低減できる。
33の円筒面101に当接されるので、ウエハWは各保
持ローラ13,33に対して線接触することになる。し
たがって、ウエハWが2つの円錐面によって挟持された
状態で保持される従来装置の構成とは異なり、ウエハW
のエッジ部分と保持ローラの円錐面との擦れに伴う発塵
の問題がなく、パーティクルの発生を低減できる。
【0034】さらに、ウエハWは、上円錐面103およ
び下円錐面102によって上下方向への変位が規制され
るため、一定の高さに保持された状態で回転される。こ
れにより、上面洗浄部60の洗浄用ブラシ66および下
面洗浄部80の洗浄用ブラシ86が、ウエハWの上面お
よび下面にそれぞれ一定の力で押し付けられる。ゆえ
に、ウエハWの表面に洗浄むらなどを生じることなく、
ウエハWの表面を良好にスクラブ洗浄することができ
る。
び下円錐面102によって上下方向への変位が規制され
るため、一定の高さに保持された状態で回転される。こ
れにより、上面洗浄部60の洗浄用ブラシ66および下
面洗浄部80の洗浄用ブラシ86が、ウエハWの上面お
よび下面にそれぞれ一定の力で押し付けられる。ゆえ
に、ウエハWの表面に洗浄むらなどを生じることなく、
ウエハWの表面を良好にスクラブ洗浄することができ
る。
【0035】なお、ウエハWの表面がむらなく洗浄され
るためには、円筒面101の幅d1がウエハWの厚みt
にほぼ等しく形成されるのが好ましい。ところが、処理
室5(図1参照)にウエハWを供給するための上記搬送
アーム(図示せず)による供給位置の誤差を考慮する
と、ウエハWが保持ローラ13,33によって確実に保
持されるには、円筒面101の幅d1 はウエハWの厚み
tよりも大きく形成される必要がある。そこで、本願発
明者は、保持ローラ13,33の円筒面の幅d1は、ウ
エハWの厚みtを0.6(mm)とした場合に、 0.6(mm)<d1 ≦1(mm) であるのが好ましいとの結論を導き出した。
るためには、円筒面101の幅d1がウエハWの厚みt
にほぼ等しく形成されるのが好ましい。ところが、処理
室5(図1参照)にウエハWを供給するための上記搬送
アーム(図示せず)による供給位置の誤差を考慮する
と、ウエハWが保持ローラ13,33によって確実に保
持されるには、円筒面101の幅d1 はウエハWの厚み
tよりも大きく形成される必要がある。そこで、本願発
明者は、保持ローラ13,33の円筒面の幅d1は、ウ
エハWの厚みtを0.6(mm)とした場合に、 0.6(mm)<d1 ≦1(mm) であるのが好ましいとの結論を導き出した。
【0036】これにより、ウエハWの表面を良好に洗浄
することができ、かつウエハWの供給位置に若干のずれ
が生じても、ウエハWを保持ローラ13,33によって
確実に保持することができる。図5は、本発明の他の実
施形態にかかる保持ローラの構成を示す斜視図である。
また、図6は、図5に示す保持ローラの側面図である。
図5および図6において、図3および図4に示された各
部に相当する部分には、同一の参照符号を付して示す。
することができ、かつウエハWの供給位置に若干のずれ
が生じても、ウエハWを保持ローラ13,33によって
確実に保持することができる。図5は、本発明の他の実
施形態にかかる保持ローラの構成を示す斜視図である。
また、図6は、図5に示す保持ローラの側面図である。
図5および図6において、図3および図4に示された各
部に相当する部分には、同一の参照符号を付して示す。
【0037】この第2の実施形態にかかる保持ローラ1
10は、図1に示す保持ローラ13,33の代わりに、
ローラ軸21,41の上端に固定されて用いられるべき
ものである。保持ローラ110の側面は、ウエハWの端
面が当接される円筒面111と、円筒面111の下端周
縁から下方へ向かうにつれて広がる下円錐面102とで
構成されている。円筒面111は、保持ローラ110の
上端まで連続して形成されており、保持ローラ110の
周面には、上述の第1の実施形態にかかる保持ローラ1
3,33の側面の上円錐面103に相当する円錐面は形
成されていない。
10は、図1に示す保持ローラ13,33の代わりに、
ローラ軸21,41の上端に固定されて用いられるべき
ものである。保持ローラ110の側面は、ウエハWの端
面が当接される円筒面111と、円筒面111の下端周
縁から下方へ向かうにつれて広がる下円錐面102とで
構成されている。円筒面111は、保持ローラ110の
上端まで連続して形成されており、保持ローラ110の
周面には、上述の第1の実施形態にかかる保持ローラ1
3,33の側面の上円錐面103に相当する円錐面は形
成されていない。
【0038】このような構成であっても、保持ローラ1
10に保持されたウエハWは、下方への変位が下円錐面
102によって規制されるから、ウエハWが保持ローラ
110から下方に脱落することがない。また、ウエハW
は複数の保持ローラ110によって水平に保持されてい
るから、ウエハWが円筒面111の上端よりも上方へ変
位して脱落するおそれはない。
10に保持されたウエハWは、下方への変位が下円錐面
102によって規制されるから、ウエハWが保持ローラ
110から下方に脱落することがない。また、ウエハW
は複数の保持ローラ110によって水平に保持されてい
るから、ウエハWが円筒面111の上端よりも上方へ変
位して脱落するおそれはない。
【0039】また、ウエハWは、その端面が円筒面11
1のどの部分に当接されても、保持ローラ110によっ
て確実に保持されるので、上記図示しない搬送アームに
よるウエハWの供給位置は円筒面111の上下方向の幅
d2 内であればよく、供給位置のばらつきに対する保持
ローラ110の許容範囲を広くすることができる。さら
に、ウエハWの端面が保持ローラ110の円筒面111
に当接されるので、上述の第1の実施形態にかかる保持
ローラ13,33と同様に、パーティクルの発生を少な
くすることができる。
1のどの部分に当接されても、保持ローラ110によっ
て確実に保持されるので、上記図示しない搬送アームに
よるウエハWの供給位置は円筒面111の上下方向の幅
d2 内であればよく、供給位置のばらつきに対する保持
ローラ110の許容範囲を広くすることができる。さら
に、ウエハWの端面が保持ローラ110の円筒面111
に当接されるので、上述の第1の実施形態にかかる保持
ローラ13,33と同様に、パーティクルの発生を少な
くすることができる。
【0040】また、円筒面111が保持ローラ110の
上端にまで至っているので、保持ハンド10,30を保
持位置(図1に示す位置)の近傍に待機させた状態で、
ウエハWを保持ローラ110の上方から供給位置にセッ
トすることができる。この場合、ウエハWをセットする
ために保持ハンド10,30を保持位置から大きく退避
させる必要がないので、処理室5(図1参照)のサイズ
を小さくすることが可能となる。
上端にまで至っているので、保持ハンド10,30を保
持位置(図1に示す位置)の近傍に待機させた状態で、
ウエハWを保持ローラ110の上方から供給位置にセッ
トすることができる。この場合、ウエハWをセットする
ために保持ハンド10,30を保持位置から大きく退避
させる必要がないので、処理室5(図1参照)のサイズ
を小さくすることが可能となる。
【0041】図7は、本発明のさらに他の実施形態にか
かる保持ローラの構成を示す側面図である。また、図8
は、図7に示す保持ローラの側面図である。図7および
図8において、図3および図4に示された各部に相当す
る部分には、同一の参照符号を付して示す。この第3の
実施形態にかかる保持ローラ120は、図1に示す保持
ローラ13,33の代わりに、ローラ軸21,41の上
端に固定されて用いられるべきものである。保持ローラ
120の側面の中央付近には、図3および図4に示す第
1の実施形態にかかる保持ローラ13,33と同様に、
鉛直方向の幅d3 がウエハWの厚みtよりも大きい円筒
面121が形成されており、この円筒面121の下端周
縁は、下方へ向かうにつれて広がる下円錐面102に連
なっている。この保持ローラ120が、保持ローラ1
3,33と異なる点は、円筒面121の上端周縁が、上
方へ向かうにつれて狭まる円錐面であるテーパ面122
に連なっている点である。
かる保持ローラの構成を示す側面図である。また、図8
は、図7に示す保持ローラの側面図である。図7および
図8において、図3および図4に示された各部に相当す
る部分には、同一の参照符号を付して示す。この第3の
実施形態にかかる保持ローラ120は、図1に示す保持
ローラ13,33の代わりに、ローラ軸21,41の上
端に固定されて用いられるべきものである。保持ローラ
120の側面の中央付近には、図3および図4に示す第
1の実施形態にかかる保持ローラ13,33と同様に、
鉛直方向の幅d3 がウエハWの厚みtよりも大きい円筒
面121が形成されており、この円筒面121の下端周
縁は、下方へ向かうにつれて広がる下円錐面102に連
なっている。この保持ローラ120が、保持ローラ1
3,33と異なる点は、円筒面121の上端周縁が、上
方へ向かうにつれて狭まる円錐面であるテーパ面122
に連なっている点である。
【0042】すなわち、保持ローラ120には、ウエハ
Wの端面が当接される円筒面121の上方に、平面視に
おいて円筒面121からはみ出す部分がない。よって、
保持ハンド10,30を保持位置(図1に示す位置)の
近傍に待機させた状態で、ウエハWを保持ローラ120
の上方から供給位置にセットすることができるなど、上
述の第2の実施形態にかかる保持ローラ110と同様の
作用効果を奏することができる。またさらに、テーパ面
122は水平方向に対して傾斜しているので、たとえテ
ーパ面122にスラリーを含む薬液や純水が付着したと
しても速やかに下方に流下し、保持ローラ120におけ
る液溜りがない。よって、その液溜り部分にスラリーが
残留し付着してウエハWを汚染することを防止する。
Wの端面が当接される円筒面121の上方に、平面視に
おいて円筒面121からはみ出す部分がない。よって、
保持ハンド10,30を保持位置(図1に示す位置)の
近傍に待機させた状態で、ウエハWを保持ローラ120
の上方から供給位置にセットすることができるなど、上
述の第2の実施形態にかかる保持ローラ110と同様の
作用効果を奏することができる。またさらに、テーパ面
122は水平方向に対して傾斜しているので、たとえテ
ーパ面122にスラリーを含む薬液や純水が付着したと
しても速やかに下方に流下し、保持ローラ120におけ
る液溜りがない。よって、その液溜り部分にスラリーが
残留し付着してウエハWを汚染することを防止する。
【0043】本発明の実施形態の説明は以上の通りであ
るが、本発明は上述の各実施形態に限定されるものでは
ない。たとえば、上述の実施形態の説明においては、円
形のウエハWを洗浄する場合を例に挙げているが、本発
明にかかる基板保持装置は、液晶表示装置用ガラス基板
やPDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)基板など
であっても、ほぼ円形に形成されている基板であれば良
好に保持することができる。また、本発明にかかる基板
保持装置は、基板の洗浄以外の処理において基板を保持
するための装置としても適用可能である。
るが、本発明は上述の各実施形態に限定されるものでは
ない。たとえば、上述の実施形態の説明においては、円
形のウエハWを洗浄する場合を例に挙げているが、本発
明にかかる基板保持装置は、液晶表示装置用ガラス基板
やPDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)基板など
であっても、ほぼ円形に形成されている基板であれば良
好に保持することができる。また、本発明にかかる基板
保持装置は、基板の洗浄以外の処理において基板を保持
するための装置としても適用可能である。
【0044】さらに、基板保持装置によって保持される
基板は、完全な円形である必要はなく、基板の周縁にオ
リフラやノッチなどの切欠が形成されていても、全体と
してほぼ円形であればよい。また、上述の第1の実施形
態においては、円筒面の幅は1mm以下であるのが好ま
しいとしているが、この数値は保持ローラに保持される
べき基板が厚さ0.6mmの半導体ウエハの場合の数値
であり、その他の基板が保持される場合には、その基板
の厚みに基板の供給位置の誤差を加えた値が上限値にさ
れるとよい。
基板は、完全な円形である必要はなく、基板の周縁にオ
リフラやノッチなどの切欠が形成されていても、全体と
してほぼ円形であればよい。また、上述の第1の実施形
態においては、円筒面の幅は1mm以下であるのが好ま
しいとしているが、この数値は保持ローラに保持される
べき基板が厚さ0.6mmの半導体ウエハの場合の数値
であり、その他の基板が保持される場合には、その基板
の厚みに基板の供給位置の誤差を加えた値が上限値にさ
れるとよい。
【0045】この他、特許請求の範囲に記載された範囲
で種々の変更を施すことが可能である。
で種々の変更を施すことが可能である。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、基板が2
つの円錐面によって挟持された状態で保持される従来装
置の構成に比べて、発塵を少なくすることができる。ま
た、保持ローラに保持された基板は、下方への変位が下
円錐面によって規制されるから、保持ローラから下方に
脱落することがない。そのうえ、基板が水平に保持され
ているから、基板が保持ローラの上端よりも上方へ変位
して脱落するおそれもなく、基板を安定して保持し回転
させることができる。さらに、保持ローラに対する基板
の供給位置は円筒面の上下方向の幅内であればよいか
ら、基板と保持ローラとの位置合わせが容易になる。
つの円錐面によって挟持された状態で保持される従来装
置の構成に比べて、発塵を少なくすることができる。ま
た、保持ローラに保持された基板は、下方への変位が下
円錐面によって規制されるから、保持ローラから下方に
脱落することがない。そのうえ、基板が水平に保持され
ているから、基板が保持ローラの上端よりも上方へ変位
して脱落するおそれもなく、基板を安定して保持し回転
させることができる。さらに、保持ローラに対する基板
の供給位置は円筒面の上下方向の幅内であればよいか
ら、基板と保持ローラとの位置合わせが容易になる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、保持ローラ
によって保持された基板は、下円錐面によって下方への
変位が規制され、さらに上円錐面によって上方への変位
が規制されるので、保持ローラから脱落するおそれがさ
らになくなる。請求項3記載の発明によれば、基板保持
装置によって保持される基板が半導体ウエハの場合、円
筒面の鉛直方向の幅を1mm以下とすることによって、
基板を一定の高さで保持し回転させることができる。
によって保持された基板は、下円錐面によって下方への
変位が規制され、さらに上円錐面によって上方への変位
が規制されるので、保持ローラから脱落するおそれがさ
らになくなる。請求項3記載の発明によれば、基板保持
装置によって保持される基板が半導体ウエハの場合、円
筒面の鉛直方向の幅を1mm以下とすることによって、
基板を一定の高さで保持し回転させることができる。
【0048】請求項4記載の発明によれば、基板を供給
位置にセットする際に、保持ローラを保持位置から大き
く退避させる必要がないから、装置のサイズを小さくす
ることができる。請求項5記載の発明によれば、高品質
な基板を製造することができる。請求項6記載の発明に
よれば、基板の表面に洗浄むらなどを生じることなく、
基板の表面を良好にスクラブ洗浄することができる。
位置にセットする際に、保持ローラを保持位置から大き
く退避させる必要がないから、装置のサイズを小さくす
ることができる。請求項5記載の発明によれば、高品質
な基板を製造することができる。請求項6記載の発明に
よれば、基板の表面に洗浄むらなどを生じることなく、
基板の表面を良好にスクラブ洗浄することができる。
【図1】本発明にかかる基板処理装置としてのウエハ洗
浄装置の構成を示す平面図である。
浄装置の構成を示す平面図である。
【図2】図1の切断線II−IIで切断したときの断面を概
念的に示す図である。
念的に示す図である。
【図3】第1の実施形態に係る保持ローラの構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図3に示す保持ローラの側面図である。
【図5】第2の実施形態に係る保持ローラの構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図6】図5に示す保持ローラの側面図である。
【図7】第3の実施形態に係る保持ローラの構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図8】図7に示す保持ローラの側面図である。
【図9】従来の基板処理装置の概略構成を示す正面図で
ある。
ある。
【図10】図9に示す従来の基板処理装置の側面図であ
る。
る。
【図11】従来の保持ローラの形状を示す側面図であ
る。
る。
6 ウエハ保持装置(基板保持装置) 7 両面洗浄装置(両面スクラブ洗浄手段) 13,33,110,120 保持ローラ 21,41 ローラ軸(中心軸) 66,86 洗浄用ブラシ(スクラブ洗浄部材) 101,111,121 円筒面 102 下円錐面 103 上円錐面
Claims (6)
- 【請求項1】ほぼ円形の基板を水平に保持しつつ回転さ
せるための基板保持装置であって、ほぼ鉛直方向に平行
な中心軸を有する少なくとも3つの回転可能な保持ロー
ラを有し、 上記保持ローラの側面には、鉛直方向の幅が保持すべき
基板の厚み以上であって、保持すべき基板の端面が当接
される円筒面と、この円筒面の下端周縁から下方に向か
うに従って広がる下円錐面とが形成されていることを特
徴とする基板保持装置。 - 【請求項2】上記保持ローラの側面には、上記円筒面の
上端周縁から、上方に向かうに従って広がる上円錐面が
さらに形成されていることを特徴とする請求項1記載の
基板保持装置。 - 【請求項3】上記円筒面の鉛直方向の幅は、1mm以下
であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
の基板保持装置。 - 【請求項4】上記円筒面は、上記保持ローラの上端まで
連続して形成されていることを特徴とする請求項1記載
の基板保持装置。 - 【請求項5】請求項1ないし請求項4までのいずれかに
記載の基板保持装置と、 上記保持ローラのうち少なくとも1つを回転させる回転
駆動源と、を備えたことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項6】上記基板保持装置により保持された基板を
挟んで互いに対向するように設けられた一対のスクラブ
洗浄部材を有し、この一対のスクラブ洗浄部材によって
上記基板の両面をスクラブ洗浄する両面スクラブ洗浄手
段をさらに備えたことを特徴とする請求項5記載の基板
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9934697A JPH10289892A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 基板保持装置およびそれを用いた基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9934697A JPH10289892A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 基板保持装置およびそれを用いた基板処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10289892A true JPH10289892A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14245062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9934697A Pending JPH10289892A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 基板保持装置およびそれを用いた基板処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10289892A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006302974A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | 半導体ウエハ枚葉洗浄装置 |
US9984903B2 (en) | 2013-09-27 | 2018-05-29 | SCREEN Holdings Co., Ltd. | Treatment cup cleaning method, substrate treatment method, and substrate treatment apparatus |
WO2023068124A1 (ja) * | 2021-10-20 | 2023-04-27 | 株式会社荏原製作所 | 基板処理装置 |
-
1997
- 1997-04-16 JP JP9934697A patent/JPH10289892A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006302974A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | 半導体ウエハ枚葉洗浄装置 |
US9984903B2 (en) | 2013-09-27 | 2018-05-29 | SCREEN Holdings Co., Ltd. | Treatment cup cleaning method, substrate treatment method, and substrate treatment apparatus |
WO2023068124A1 (ja) * | 2021-10-20 | 2023-04-27 | 株式会社荏原製作所 | 基板処理装置 |
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