JPH09868A - 排ガス処理装置 - Google Patents
排ガス処理装置Info
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- JPH09868A JPH09868A JP7148757A JP14875795A JPH09868A JP H09868 A JPH09868 A JP H09868A JP 7148757 A JP7148757 A JP 7148757A JP 14875795 A JP14875795 A JP 14875795A JP H09868 A JPH09868 A JP H09868A
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- ozone
- discharge plasma
- gas treatment
- discharge
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 イニシャルコスト・ランニングコストの低減
を図り、効率のよい排ガス処理を叶える。 【構成】 放電プラズマ装置S1の放電プラズマ発生部
12を備えてある排ガス通路部11の下流部に、オゾン
を供給自在なオゾン注入部13を設け、オゾン発生用の
オゾン発生装置S2を、オゾン注入部13に連通接続し
てある。
を図り、効率のよい排ガス処理を叶える。 【構成】 放電プラズマ装置S1の放電プラズマ発生部
12を備えてある排ガス通路部11の下流部に、オゾン
を供給自在なオゾン注入部13を設け、オゾン発生用の
オゾン発生装置S2を、オゾン注入部13に連通接続し
てある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ボイラ・ディ
ーゼルエンジン・ガスタービン・焼却炉・各種燃焼炉等
から排出される排ガスの窒素酸化物(NOx)低減を図
ることができる排ガス処理装置に関し、更に詳しくは、
排ガス通路部内に放電プラズマ発生部を備えた放電プラ
ズマ装置を設けてある排ガス処理装置に関する。
ーゼルエンジン・ガスタービン・焼却炉・各種燃焼炉等
から排出される排ガスの窒素酸化物(NOx)低減を図
ることができる排ガス処理装置に関し、更に詳しくは、
排ガス通路部内に放電プラズマ発生部を備えた放電プラ
ズマ装置を設けてある排ガス処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の排ガス処理装置として
は、放電プラズマを発生させるプラズマ発生部と、前記
プラズマ発生部に高圧電圧を印加する高圧送電部とを備
えた放電プラズマ装置のみを設けたものがあり、放電プ
ラズマ装置内で与えられる高電界により、排ガス中の電
子のみを加速し、前記加速された電子によって、各種ラ
ジカル(O,N,HO2)やイオンを生成させて、この
各種ラジカルやイオンによって前記NOxの低減化を図
るものであった。また、排ガス中のダストの除去や、未
燃炭化水素の分解をも可能とするものである。
は、放電プラズマを発生させるプラズマ発生部と、前記
プラズマ発生部に高圧電圧を印加する高圧送電部とを備
えた放電プラズマ装置のみを設けたものがあり、放電プ
ラズマ装置内で与えられる高電界により、排ガス中の電
子のみを加速し、前記加速された電子によって、各種ラ
ジカル(O,N,HO2)やイオンを生成させて、この
各種ラジカルやイオンによって前記NOxの低減化を図
るものであった。また、排ガス中のダストの除去や、未
燃炭化水素の分解をも可能とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の排ガス
処理装置によれば、前記放電プラズマ装置のみによって
排ガス処理を行うものであるから、排出される最大のN
Ox量を基に、その量に対応できる規模で、放電プラズ
マ装置の性能を設定する必要があり、イニシャルコスト
が高いという問題点がある。また、例えば、低NOx量
の排ガスが流れているときには、余剰のラジカルやイオ
ン等(これらを処理する別の手段が必要となる)が発生
し易くなるから、これらの発生を緩和するために、前記
高圧送電部による電圧をコントロール(低下)しなけれ
ばならず、性能をフルに発揮できず運転ロスが大きくな
ることで、ランニングコストが高くなるという問題点も
ある。
処理装置によれば、前記放電プラズマ装置のみによって
排ガス処理を行うものであるから、排出される最大のN
Ox量を基に、その量に対応できる規模で、放電プラズ
マ装置の性能を設定する必要があり、イニシャルコスト
が高いという問題点がある。また、例えば、低NOx量
の排ガスが流れているときには、余剰のラジカルやイオ
ン等(これらを処理する別の手段が必要となる)が発生
し易くなるから、これらの発生を緩和するために、前記
高圧送電部による電圧をコントロール(低下)しなけれ
ばならず、性能をフルに発揮できず運転ロスが大きくな
ることで、ランニングコストが高くなるという問題点も
ある。
【0004】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、イニシャルコスト・ランニングコストの低減を図
り、効率のよい排ガス処理を叶えることができる排ガス
処理装置を提供するところにある。
消し、イニシャルコスト・ランニングコストの低減を図
り、効率のよい排ガス処理を叶えることができる排ガス
処理装置を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の請求項1に係わる本発明の特徴構成は、放電プラズマ
装置の放電プラズマ発生部を備えてある排ガス通路部の
下流部に、オゾンを供給自在なオゾン注入部を設け、オ
ゾン発生用のオゾン発生装置を、前記オゾン注入部に連
通接続してあるところにある。
の請求項1に係わる本発明の特徴構成は、放電プラズマ
装置の放電プラズマ発生部を備えてある排ガス通路部の
下流部に、オゾンを供給自在なオゾン注入部を設け、オ
ゾン発生用のオゾン発生装置を、前記オゾン注入部に連
通接続してあるところにある。
【0006】請求項2に係わる本発明の特徴構成は、前
記排ガス通路部内の排ガス濃度に応じて前記オゾン発生
装置のオゾン発生量を制御するオゾン制御機構を設けて
あるところにある。
記排ガス通路部内の排ガス濃度に応じて前記オゾン発生
装置のオゾン発生量を制御するオゾン制御機構を設けて
あるところにある。
【0007】
【作用】請求項1に係わる本発明の特徴構成によれば、
放電プラズマ装置の放電プラズマ発生部を備えてある排
ガス通路部の下流部に、オゾンを供給自在なオゾン注入
部を設け、オゾン発生用のオゾン発生装置を、前記オゾ
ン注入部に連通接続してあるから、前記オゾン発生装置
で発生させたオゾンを、前記オゾン注入部から排ガス通
路部に供給することができ、そのオゾンによって、排ガ
ス中のNOxを処理することが可能となる。従って、前
記放電プラズマ装置そのもののNOx処理能力を低く設
定しても、前記オゾン発生装置による排ガス処理を合わ
せて実施することにより、排ガス処理装置全体とした排
ガス処理性能を落とすことなく、排ガス処理装置を構成
することができながら、特に排ガス処理装置のイニシャ
ルコストの内で占める割合が大きい放電プラズマ装置の
コストダウンを図ることができるようになって、排ガス
処理装置全体としたイニシャルコスト低減を叶えること
が可能となる。そして、オゾン発生装置においては、低
圧電圧の操作によって、排ガス処理用のオゾンを効率よ
く発生させることができるから、排ガス処理装置全体と
した電力効率のよい排ガス処理を実現することが可能と
なり、排ガス処理装置のランニングコスト低減をも叶え
ることができる。更には、例えば、前記放電プラズマ装
置は、最低限の処理能力のものを使用し、その処理能力
で足りない分を前記オゾン発生装置によって分担できる
ように排ガス処理装置を構成することができ、その結
果、常に、放電プラズマ装置の能力を無駄なく発揮する
運転を続ける一方、排ガス中のNOx量の変化にオゾン
発生装置で素早く対応し、効率のよい排ガス処理を叶え
ることが可能となる。
放電プラズマ装置の放電プラズマ発生部を備えてある排
ガス通路部の下流部に、オゾンを供給自在なオゾン注入
部を設け、オゾン発生用のオゾン発生装置を、前記オゾ
ン注入部に連通接続してあるから、前記オゾン発生装置
で発生させたオゾンを、前記オゾン注入部から排ガス通
路部に供給することができ、そのオゾンによって、排ガ
ス中のNOxを処理することが可能となる。従って、前
記放電プラズマ装置そのもののNOx処理能力を低く設
定しても、前記オゾン発生装置による排ガス処理を合わ
せて実施することにより、排ガス処理装置全体とした排
ガス処理性能を落とすことなく、排ガス処理装置を構成
することができながら、特に排ガス処理装置のイニシャ
ルコストの内で占める割合が大きい放電プラズマ装置の
コストダウンを図ることができるようになって、排ガス
処理装置全体としたイニシャルコスト低減を叶えること
が可能となる。そして、オゾン発生装置においては、低
圧電圧の操作によって、排ガス処理用のオゾンを効率よ
く発生させることができるから、排ガス処理装置全体と
した電力効率のよい排ガス処理を実現することが可能と
なり、排ガス処理装置のランニングコスト低減をも叶え
ることができる。更には、例えば、前記放電プラズマ装
置は、最低限の処理能力のものを使用し、その処理能力
で足りない分を前記オゾン発生装置によって分担できる
ように排ガス処理装置を構成することができ、その結
果、常に、放電プラズマ装置の能力を無駄なく発揮する
運転を続ける一方、排ガス中のNOx量の変化にオゾン
発生装置で素早く対応し、効率のよい排ガス処理を叶え
ることが可能となる。
【0008】請求項2に係わる本発明の特徴構成によれ
ば、前記排ガス通路部内の排ガス濃度に応じて前記オゾ
ン発生装置のオゾン発生量を制御するオゾン制御機構を
設けてあるから、排ガス中のNOx量の変化によって、
排ガス処理用のオゾン発生量を最適な状態に制御するこ
とが可能となり、処理排ガスに、余剰のオゾンが多量に
含まれることを防止することができる。
ば、前記排ガス通路部内の排ガス濃度に応じて前記オゾ
ン発生装置のオゾン発生量を制御するオゾン制御機構を
設けてあるから、排ガス中のNOx量の変化によって、
排ガス処理用のオゾン発生量を最適な状態に制御するこ
とが可能となり、処理排ガスに、余剰のオゾンが多量に
含まれることを防止することができる。
【0009】
【発明の効果】従って、本発明の排ガス処理装置によれ
ば、装置全体としたイニシャルコスト・ランニングコス
トの低減、及び、排ガス中のNOx量の変化に追従した
効率のよい排ガス処理が共に可能となり、経済性・機能
性を共に向上させることができるようになった。
ば、装置全体としたイニシャルコスト・ランニングコス
トの低減、及び、排ガス中のNOx量の変化に追従した
効率のよい排ガス処理が共に可能となり、経済性・機能
性を共に向上させることができるようになった。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0011】図1は、本発明の排ガス処理装置の一例
(以後、単に処理装置という)Sを備えた排ガス処理設
備(以後、単に処理設備という)Hを示すものであり、
ディーゼルエンジンEからの排ガスをNOx低減処理す
るように構成してある。
(以後、単に処理装置という)Sを備えた排ガス処理設
備(以後、単に処理設備という)Hを示すものであり、
ディーゼルエンジンEからの排ガスをNOx低減処理す
るように構成してある。
【0012】前記処理設備Hは、前記ディーゼルエンジ
ンEの排気部に連通接続した前記処理装置Sと、前記処
理装置Sの下流側に連通接続したガス洗浄装置Gとを備
えて構成してある
ンEの排気部に連通接続した前記処理装置Sと、前記処
理装置Sの下流側に連通接続したガス洗浄装置Gとを備
えて構成してある
【0013】前記ガス洗浄装置Gは、例えば、苛性ソー
ダ等の洗浄液Rを、排ガスに噴霧して、前記処理装置S
からの処理ガスに含まれる残留物(NOxやオゾン)
を、吸収除去できるように構成されたもので、前記処理
装置Sに連通接続してある接続部1と、前記洗浄液Rを
溜める液収容部2と、前記処理装置Sからの処理ガスに
洗浄液Rを噴霧して接触させるスプレー塔3と、前記液
収容部2から前記スプレー塔3を循環させる循環噴霧ポ
ンプ4と、前記スプレー塔3で処理されたガスを排出自
在な排出塔5とを備えて構成してある。
ダ等の洗浄液Rを、排ガスに噴霧して、前記処理装置S
からの処理ガスに含まれる残留物(NOxやオゾン)
を、吸収除去できるように構成されたもので、前記処理
装置Sに連通接続してある接続部1と、前記洗浄液Rを
溜める液収容部2と、前記処理装置Sからの処理ガスに
洗浄液Rを噴霧して接触させるスプレー塔3と、前記液
収容部2から前記スプレー塔3を循環させる循環噴霧ポ
ンプ4と、前記スプレー塔3で処理されたガスを排出自
在な排出塔5とを備えて構成してある。
【0014】前記処理装置Sは、放電プラズマ装置S1
と、オゾン発生装置S2とを備えて構成してある。前記
放電プラズマ装置S1は、本実施例においては、パルス
ストリーマ放電によって放電プラズマを発生させるもの
であり、円筒形の放電プラズマ部6と、前記放電プラズ
マ部6へ高圧パルス電圧を印加する電源部7とを備えて
構成してある。前記放電プラズマ部6は、円筒形の放電
セル8と、その筒軸芯位置に配置した放電線9とを設
け、前記放電線9に前記電源部7からの高圧導線10を
電気的に接続して構成してある(同軸円筒式)。そし
て、前記放電セル8の一端側は、前記ディーゼルエンジ
ンEの排気部に連通接続してあり、他端側は、前記ガス
洗浄装置Gの接続部1に連通接続してある。前記ディー
ゼルエンジンEの排気部から、前記接続部1にいたる一
連の密閉流路が、排ガス通路部11にあたる。前記電源
部7から前記放電線9に高圧パルス電圧を印加すること
によって、内部気体の絶縁破壊が起こり、前記放電セル
8内の放電線9周囲空間に放電プラズマが発生する。従
って、前記放電線9周囲空間が放電プラズマ発生部12
にあたる。この放電プラズマ発生部12での放電プラズ
マによって各種のラジカル(O,N,HO2)が生成さ
れ、そのラジカルによって、NOxの酸化反応が促進さ
れる。また、放電プラズマ装置S1においては、ディー
ゼルエンジンEからの排ガスに混ざったダストの電気集
塵効果や、未燃炭化水素の分解効果をも期待することが
できる。前記排ガス通路部11の下流部には、排ガス通
路部11にオゾンを供給自在なオゾン注入部13を設け
てあり、そのオゾン注入部13に、前記オゾン発生装置
S2を連通接続してある。
と、オゾン発生装置S2とを備えて構成してある。前記
放電プラズマ装置S1は、本実施例においては、パルス
ストリーマ放電によって放電プラズマを発生させるもの
であり、円筒形の放電プラズマ部6と、前記放電プラズ
マ部6へ高圧パルス電圧を印加する電源部7とを備えて
構成してある。前記放電プラズマ部6は、円筒形の放電
セル8と、その筒軸芯位置に配置した放電線9とを設
け、前記放電線9に前記電源部7からの高圧導線10を
電気的に接続して構成してある(同軸円筒式)。そし
て、前記放電セル8の一端側は、前記ディーゼルエンジ
ンEの排気部に連通接続してあり、他端側は、前記ガス
洗浄装置Gの接続部1に連通接続してある。前記ディー
ゼルエンジンEの排気部から、前記接続部1にいたる一
連の密閉流路が、排ガス通路部11にあたる。前記電源
部7から前記放電線9に高圧パルス電圧を印加すること
によって、内部気体の絶縁破壊が起こり、前記放電セル
8内の放電線9周囲空間に放電プラズマが発生する。従
って、前記放電線9周囲空間が放電プラズマ発生部12
にあたる。この放電プラズマ発生部12での放電プラズ
マによって各種のラジカル(O,N,HO2)が生成さ
れ、そのラジカルによって、NOxの酸化反応が促進さ
れる。また、放電プラズマ装置S1においては、ディー
ゼルエンジンEからの排ガスに混ざったダストの電気集
塵効果や、未燃炭化水素の分解効果をも期待することが
できる。前記排ガス通路部11の下流部には、排ガス通
路部11にオゾンを供給自在なオゾン注入部13を設け
てあり、そのオゾン注入部13に、前記オゾン発生装置
S2を連通接続してある。
【0015】前記オゾン発生装置S2は、無声放電によ
ってオゾンを発生させるオゾン発生部14と、前記オゾ
ン発生部14に空気を供給するブロアー15と、前記ブ
ロアー15で供給される空気を冷却する空気冷却装置1
6と、同じく空気を除湿する除湿装置17とを設けて構
成してある。オゾン発生装置S2によって発生させたオ
ゾンを、前記オゾン注入部13から、前記排ガス通路部
11に供給することによって、排ガス通路部11を流れ
る排ガスの残留NOxを、酸化して除去することが可能
となる。
ってオゾンを発生させるオゾン発生部14と、前記オゾ
ン発生部14に空気を供給するブロアー15と、前記ブ
ロアー15で供給される空気を冷却する空気冷却装置1
6と、同じく空気を除湿する除湿装置17とを設けて構
成してある。オゾン発生装置S2によって発生させたオ
ゾンを、前記オゾン注入部13から、前記排ガス通路部
11に供給することによって、排ガス通路部11を流れ
る排ガスの残留NOxを、酸化して除去することが可能
となる。
【0016】また、前記排ガス通路部11の起点部と、
前記排出塔5には、それぞれ内部を流れるガスのNOx
量を分析する分析装置18を各別に設置してあり、それ
ぞれの分析装置18は、その分析データによって前記オ
ゾン発生装置S2のオゾン発生量をコントロールするコ
ンピュータ(オゾン制御機構の一例)Cにデータ送信自
在に構成してある。従って、ディーゼルエンジンEから
の排ガスに、NOx量の変動があっても、それに対して
敏感に対応して前記オゾン発生装置S2のオゾン発生量
をコントロールし、余剰オゾンの発生を抑制すると共
に、効率のよい排ガス処理を行える。尚、前記放電プラ
ズマ装置S1は、前記排ガスに含まれる最低レベルのN
Ox量に対応できる状態での運転を続け、排ガス中のN
Ox量の増加に対しては、前記コンピュータCによるオ
ゾン発生装置S2の制御で対応するものである。
前記排出塔5には、それぞれ内部を流れるガスのNOx
量を分析する分析装置18を各別に設置してあり、それ
ぞれの分析装置18は、その分析データによって前記オ
ゾン発生装置S2のオゾン発生量をコントロールするコ
ンピュータ(オゾン制御機構の一例)Cにデータ送信自
在に構成してある。従って、ディーゼルエンジンEから
の排ガスに、NOx量の変動があっても、それに対して
敏感に対応して前記オゾン発生装置S2のオゾン発生量
をコントロールし、余剰オゾンの発生を抑制すると共
に、効率のよい排ガス処理を行える。尚、前記放電プラ
ズマ装置S1は、前記排ガスに含まれる最低レベルのN
Ox量に対応できる状態での運転を続け、排ガス中のN
Ox量の増加に対しては、前記コンピュータCによるオ
ゾン発生装置S2の制御で対応するものである。
【0017】次に、本実施例の排ガス処理設備Hによる
NOx処理状況のデータを図2に示す。また、比較例1
として、放電プラズマ装置S1とガス洗浄装置Gとのみ
で排ガス処理する場合のNOx処理状況のデータを図3
に示すと共に、比較例2として、オゾン発生装置S2と
ガス洗浄装置Gとのみで排ガス処理する場合のNOx処
理状況のデータを図4に示す。図2・3・4から見られ
るように、本実施例の排ガス処理設備Hによれば、NO
xを概ね1/3に減少させることができる。
NOx処理状況のデータを図2に示す。また、比較例1
として、放電プラズマ装置S1とガス洗浄装置Gとのみ
で排ガス処理する場合のNOx処理状況のデータを図3
に示すと共に、比較例2として、オゾン発生装置S2と
ガス洗浄装置Gとのみで排ガス処理する場合のNOx処
理状況のデータを図4に示す。図2・3・4から見られ
るように、本実施例の排ガス処理設備Hによれば、NO
xを概ね1/3に減少させることができる。
【0018】〔別実施例〕以下に別実施例を説明する。 〈1〉 前記放電プラズマ装置は、先の実施例で説明し
た同軸円筒式に限定されるものではなく、他の方式で構
成してあってもよい。また、パルスストリーマ放電を生
じるものに限定されるものではなく、他のプラズマ放電
を発生させるものであってもよい。 〈2〉 前記オゾン発生装置は、先の実施例で説明した
無声放電方式のものに限定されるものではなく、他の放
電方式によるものであってもよい。
た同軸円筒式に限定されるものではなく、他の方式で構
成してあってもよい。また、パルスストリーマ放電を生
じるものに限定されるものではなく、他のプラズマ放電
を発生させるものであってもよい。 〈2〉 前記オゾン発生装置は、先の実施例で説明した
無声放電方式のものに限定されるものではなく、他の放
電方式によるものであってもよい。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】実施例の排ガス処理設備を示す模式図
【図2】実施例の排ガス処理設備のNOx処理状況を示
す図
す図
【図3】比較例1の排ガス処理設備のNOx処理状況を
示す図
示す図
【図4】比較例2の排ガス処理設備のNOx処理状況を
示す図
示す図
11 排ガス通路部 12 放電プラズマ発生部 13 オゾン注入部 C オゾン制御機構 S1 放電プラズマ装置 S2 オゾン発生装置
Claims (2)
- 【請求項1】 排ガス通路部(11)内に放電プラズマ
発生部(12)を備えた放電プラズマ装置(S1)を設
けてある排ガス処理装置であって、 前記排ガス通路部(11)の下流部にオゾンを供給自在
なオゾン注入部(13)を設け、オゾン発生用のオゾン
発生装置(S2)を、前記オゾン注入部(13)に連通
接続してある排ガス処理装置。 - 【請求項2】 前記排ガス通路部(11)内の排ガス濃
度に応じて前記オゾン発生装置(S2)のオゾン発生量
を制御するオゾン制御機構(C)を設けてある請求項1
に記載の排ガス処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7148757A JPH09868A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 排ガス処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7148757A JPH09868A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 排ガス処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09868A true JPH09868A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15459964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7148757A Pending JPH09868A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 排ガス処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09868A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009511247A (ja) * | 2005-10-10 | 2009-03-19 | コリア インスティテュート オブ マシネリー アンド マテリアルズ | プラズマ反応装置及びこれを用いたプラズマ反応方法、難分解性ガスのプラズマ反応方法及び吸蔵触媒方式のNOx低減装置 |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP7148757A patent/JPH09868A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009511247A (ja) * | 2005-10-10 | 2009-03-19 | コリア インスティテュート オブ マシネリー アンド マテリアルズ | プラズマ反応装置及びこれを用いたプラズマ反応方法、難分解性ガスのプラズマ反応方法及び吸蔵触媒方式のNOx低減装置 |
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