JPH0977902A - 発泡ポリスチレンの減容液原液組成物 - Google Patents
発泡ポリスチレンの減容液原液組成物Info
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- JPH0977902A JPH0977902A JP25831695A JP25831695A JPH0977902A JP H0977902 A JPH0977902 A JP H0977902A JP 25831695 A JP25831695 A JP 25831695A JP 25831695 A JP25831695 A JP 25831695A JP H0977902 A JPH0977902 A JP H0977902A
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- polyoxyethylene
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 発泡ポリスチレンと親和性が高くて、これを
良く減容化でき、かつ減容化した発泡ポリスチレンを粘
稠性の少ない固形分として系外に取り出すことができ、
さらに毒性かつ毒性の問題がなく環境中で無害であるた
めに廃液処理の必要性のない発泡ポリスチレンの減容液
原液組成物を提供することにある。また嵩高かつ軽量で
液体上に浮く発泡ポリスチレンを、必要以上に、例えば
撹拌器の回転羽根により、液中粉砕することなく、減容
液原液組成物のO/W型エマルジョン中に浸漬できて、
減容液原液組成物と充分に接触させ、速やかかつ容易に
減容化して固形物として除去することができる発泡ポリ
スチレンの減容液原液組成物を提供すること。 【解決手段】 (A)d−リモネン液50〜99.7重
量%、(B)乳化剤0.1〜50重量%、(C)油脂
0.1〜50重量%、及び(D)助剤0.1〜50重量
%からなる発泡ポリスチレンの減容液原液組成物。
良く減容化でき、かつ減容化した発泡ポリスチレンを粘
稠性の少ない固形分として系外に取り出すことができ、
さらに毒性かつ毒性の問題がなく環境中で無害であるた
めに廃液処理の必要性のない発泡ポリスチレンの減容液
原液組成物を提供することにある。また嵩高かつ軽量で
液体上に浮く発泡ポリスチレンを、必要以上に、例えば
撹拌器の回転羽根により、液中粉砕することなく、減容
液原液組成物のO/W型エマルジョン中に浸漬できて、
減容液原液組成物と充分に接触させ、速やかかつ容易に
減容化して固形物として除去することができる発泡ポリ
スチレンの減容液原液組成物を提供すること。 【解決手段】 (A)d−リモネン液50〜99.7重
量%、(B)乳化剤0.1〜50重量%、(C)油脂
0.1〜50重量%、及び(D)助剤0.1〜50重量
%からなる発泡ポリスチレンの減容液原液組成物。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡ポリスチレン
(発泡ポリスチロール)を減容化する際に使用する減容
液のための原液組成物(以下、減容液原液ともいう)に
関し、特に梱包材料、飲料容器等として使用された後に
不要になった嵩高な発泡ポリスチレン成型品を、迅速に
溶解し、かつ取り扱い時の安全性や環境保全のための生
分解性が高いdーリモネンを主成分とする発泡ポリスチ
レンの減容液原液組成物に関する。
(発泡ポリスチロール)を減容化する際に使用する減容
液のための原液組成物(以下、減容液原液ともいう)に
関し、特に梱包材料、飲料容器等として使用された後に
不要になった嵩高な発泡ポリスチレン成型品を、迅速に
溶解し、かつ取り扱い時の安全性や環境保全のための生
分解性が高いdーリモネンを主成分とする発泡ポリスチ
レンの減容液原液組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡ポリスチレンの成型品は、その成形
加工の容易性、保形性、軽量性、良感触性、断熱性、衝
撃緩衝性、耐腐食性、白色性等をいかし、各種のインス
タント食品、生鮮海産物、野菜、果物などの貯蔵、運
搬、展示、料理などの容器として、また家電製品などの
梱包用材料として、多量に生産され消費されている。こ
れらの使用済みの発泡ポリスチレン成形品は廃棄物とし
て、従来から種々の方法で廃棄処理されている。
加工の容易性、保形性、軽量性、良感触性、断熱性、衝
撃緩衝性、耐腐食性、白色性等をいかし、各種のインス
タント食品、生鮮海産物、野菜、果物などの貯蔵、運
搬、展示、料理などの容器として、また家電製品などの
梱包用材料として、多量に生産され消費されている。こ
れらの使用済みの発泡ポリスチレン成形品は廃棄物とし
て、従来から種々の方法で廃棄処理されている。
【0003】これらの使用済みの発泡ポリスチレン廃棄
物(以下、廃棄物ともいう。)は、使用後の分別回収が
未徹底な上に、分別回収されたとしても、これらを処理
する技術に多くの問題がある。例えば埋立て処理する場
合、前記保形性、軽量性、衝撃緩衝性、耐腐食性、色相
などが禍いして、自然に腐食せず、雨水により土砂上に
浮き上がって散乱し、更に風により空気中に浮遊して、
今日では社会問題化している。例えば新鮮な魚介類の貯
蔵運搬に用いられている所謂トロ箱の場合には4トン積
トラックに整理して積載しても約880個が限度である
が、この約880個の空のトロ箱の総重量は僅かに1
4.75kgに過ぎず、この重量は、トロ箱約880個
を被い固定するのに必要なシート類及びロープの重量約
12.5kgとさほど変わらず、而して空の発泡ポリス
チロール製トロ箱の輸送することは、空気を輸送する労
力にほとんど費やされていると云っても過言ではない。
また焼却する方法、熱分解する方法、高圧を加えて圧縮
崩潰する方法、溶融する方法なども提案されている。
物(以下、廃棄物ともいう。)は、使用後の分別回収が
未徹底な上に、分別回収されたとしても、これらを処理
する技術に多くの問題がある。例えば埋立て処理する場
合、前記保形性、軽量性、衝撃緩衝性、耐腐食性、色相
などが禍いして、自然に腐食せず、雨水により土砂上に
浮き上がって散乱し、更に風により空気中に浮遊して、
今日では社会問題化している。例えば新鮮な魚介類の貯
蔵運搬に用いられている所謂トロ箱の場合には4トン積
トラックに整理して積載しても約880個が限度である
が、この約880個の空のトロ箱の総重量は僅かに1
4.75kgに過ぎず、この重量は、トロ箱約880個
を被い固定するのに必要なシート類及びロープの重量約
12.5kgとさほど変わらず、而して空の発泡ポリス
チロール製トロ箱の輸送することは、空気を輸送する労
力にほとんど費やされていると云っても過言ではない。
また焼却する方法、熱分解する方法、高圧を加えて圧縮
崩潰する方法、溶融する方法なども提案されている。
【0004】勿論これらの方法は、上記の処理技術を組
み合わせたり付随的な処理技術を加えて実施されて、廃
棄物は、最終的に熱源、燃料または再生プラスチックと
して利用されている。一方これらの廃棄物は、軽量なが
らも体積が非常に大きく嵩高いことから、廃棄物の運搬
時や廃棄処理時の取り扱いを非常に困難なものにしてい
る。したがって廃棄処理するにあたって、廃棄物から泡
部分を破壊してその体積を縮小化することが特に切望さ
れている。
み合わせたり付随的な処理技術を加えて実施されて、廃
棄物は、最終的に熱源、燃料または再生プラスチックと
して利用されている。一方これらの廃棄物は、軽量なが
らも体積が非常に大きく嵩高いことから、廃棄物の運搬
時や廃棄処理時の取り扱いを非常に困難なものにしてい
る。したがって廃棄処理するにあたって、廃棄物から泡
部分を破壊してその体積を縮小化することが特に切望さ
れている。
【0005】焼却する方法では、空気の送気量不足のと
きには不完全燃焼による多量の黒煙、微細カーボン粒
子、悪臭、或いは一酸化炭素の発生を伴う。通常は完全
燃焼を期すために空気量を過剰にして焼却するので、高
熱が発生して焼却炉の寿命を縮めることは、良く知られ
ているところである。一方廃棄物を熱分解する場合も、
高温かつ有害なガスを大量に発生する。このため焼却処
理及び熱分解処理のいずれの場合でも、燃焼ガスや熱分
解ガスが外部に漏えいしないよう、外気との遮断が確実
なものでなければならない。特に廃棄物が、嵩高である
ことから、また頻繁に処理する必要性から、その投入口
は特殊なシール機構を採用しなければならない。
きには不完全燃焼による多量の黒煙、微細カーボン粒
子、悪臭、或いは一酸化炭素の発生を伴う。通常は完全
燃焼を期すために空気量を過剰にして焼却するので、高
熱が発生して焼却炉の寿命を縮めることは、良く知られ
ているところである。一方廃棄物を熱分解する場合も、
高温かつ有害なガスを大量に発生する。このため焼却処
理及び熱分解処理のいずれの場合でも、燃焼ガスや熱分
解ガスが外部に漏えいしないよう、外気との遮断が確実
なものでなければならない。特に廃棄物が、嵩高である
ことから、また頻繁に処理する必要性から、その投入口
は特殊なシール機構を採用しなければならない。
【0006】例えば、特開昭50−84672号公報に
は、廃棄物を常温で熱分解油に混合溶解した後、加熱分
解し、発生したガスを冷却して油化して熱分解油とする
ことが記載されている。しかしこの技術においては、装
置が大型かつ複雑なため何時何処にでも簡単に実施でき
る訳ではない。
は、廃棄物を常温で熱分解油に混合溶解した後、加熱分
解し、発生したガスを冷却して油化して熱分解油とする
ことが記載されている。しかしこの技術においては、装
置が大型かつ複雑なため何時何処にでも簡単に実施でき
る訳ではない。
【0007】また高圧を加えて圧縮する方法は、高圧発
生手段が必要である上に、減容化率には限りがあり、こ
のようにして減容化したポリスチレンは、一般に熱によ
り着色し、また分解物を含むため、プラスチックとして
の再利用が困難となり易い。さらに溶融する方法は、高
温で処理するためは作業上、危険を伴いまた悪臭が発生
するなどの問題が残る。
生手段が必要である上に、減容化率には限りがあり、こ
のようにして減容化したポリスチレンは、一般に熱によ
り着色し、また分解物を含むため、プラスチックとして
の再利用が困難となり易い。さらに溶融する方法は、高
温で処理するためは作業上、危険を伴いまた悪臭が発生
するなどの問題が残る。
【0008】一方廃棄物を溶剤に溶解して減容化を図る
方法として、発泡ポリスチレンと親和性が高く、これを
よく膨潤し又は溶解する溶剤が使用される。この場合加
熱操作を併用すれば、さらに効果的に減容化が可能であ
る。また溶解液はそのまま液体燃料の一原料として使用
することもできる。
方法として、発泡ポリスチレンと親和性が高く、これを
よく膨潤し又は溶解する溶剤が使用される。この場合加
熱操作を併用すれば、さらに効果的に減容化が可能であ
る。また溶解液はそのまま液体燃料の一原料として使用
することもできる。
【0009】特開平3−115334号公報には、廃棄
物を溶剤に溶解させ、得られた溶解液を加熱して濃縮
し、続いて濃縮液から廃棄物成分と溶剤とを分離し、更
に吸着法により溶剤を回収して、廃棄物の減容化するこ
とが記載されており、特開昭53−19386号公報に
は、廃棄物を塩素化炭化水素溶剤、特にアルカリ性安定
剤を添加したトリクロールエチレンに溶解し、この溶解
液を加温下及び/又は減圧下で濃縮しまたは乾燥して、
該溶剤を回収すると共に、廃棄物成分を濃縮又は固形化
して、廃棄物を減容化することが記載されており、特開
平6−63530号公報には、廃棄物などをベルトコン
ベアで移送し、この移送工程の途中で110℃〜180
℃に加熱された植物性油を散布して減容化することが記
載されており、特開平6−256704号公報には、廃
棄物をトルエン、メチルセロソルブ、酢酸イソブチル、
酢酸ブチルの混合溶剤に溶解して減容化することが記載
されており、特開昭50−144780号公報には、廃
棄物にガソリンを散布することより廃棄物中の発泡部分
を崩壊し軟化せしめた水飴状のポリスチレンを、溶解度
積小なる金属水酸化物(金、クロム、鉄、錫等の水和
物)あるいはベルリン酸塩水溶液を硫酸亜鉛により凝集
して得た水分70〜80%のゲル状の排水処理スラッジ
とを混練することによる、廃棄物の水性エマルジョンを
製造することが記載されている。
物を溶剤に溶解させ、得られた溶解液を加熱して濃縮
し、続いて濃縮液から廃棄物成分と溶剤とを分離し、更
に吸着法により溶剤を回収して、廃棄物の減容化するこ
とが記載されており、特開昭53−19386号公報に
は、廃棄物を塩素化炭化水素溶剤、特にアルカリ性安定
剤を添加したトリクロールエチレンに溶解し、この溶解
液を加温下及び/又は減圧下で濃縮しまたは乾燥して、
該溶剤を回収すると共に、廃棄物成分を濃縮又は固形化
して、廃棄物を減容化することが記載されており、特開
平6−63530号公報には、廃棄物などをベルトコン
ベアで移送し、この移送工程の途中で110℃〜180
℃に加熱された植物性油を散布して減容化することが記
載されており、特開平6−256704号公報には、廃
棄物をトルエン、メチルセロソルブ、酢酸イソブチル、
酢酸ブチルの混合溶剤に溶解して減容化することが記載
されており、特開昭50−144780号公報には、廃
棄物にガソリンを散布することより廃棄物中の発泡部分
を崩壊し軟化せしめた水飴状のポリスチレンを、溶解度
積小なる金属水酸化物(金、クロム、鉄、錫等の水和
物)あるいはベルリン酸塩水溶液を硫酸亜鉛により凝集
して得た水分70〜80%のゲル状の排水処理スラッジ
とを混練することによる、廃棄物の水性エマルジョンを
製造することが記載されている。
【0010】特開平5−138146号公報には、廃棄
物を、100℃以下の温度で、各種の油、例えば牛脂、
豚脂、魚油などの動物油、大豆油、なたね油、ひまし
油、オリーブ油、綿実油などの植物油、石油、マシン
油、スピンドル油、ベンジン、ナフサなどの鉱物油、あ
るいはベンゼン環、ナフタレン環などを有する芳香族系
溶剤、例えばクロルベンゼン、ベンジルクロライド、ス
チレンモノマーなどのO/W型エマルジョンを製造し、
これに廃棄物を浸漬して、必要があればこれを機械力で
圧縮して、廃棄物の中に内包されている空気を破泡し
て、廃棄物を減容化させることが記載されている。更に
この技術においては、減容化した後、柔軟なポリスレン
が得られても差し支えない場合には、安息香酸エステ
ル、フタル酸エステル、テレフタル酸エステル、イソフ
タル酸エステル、ビフェニルジカルボン酸エステル、ト
リメリット酸エステル、ピロメリット酸エステル、ナフ
タレンカルボン酸エステル、ナフタレンジカルボン酸エ
ステル、シクロヘキサンカルボン酸エステル、シクロヘ
キサンジカルボン酸エステル、リン酸エステル、脂肪酸
エステル、アジピン酸エステル、オキシ酸エステル、塩
素化パラフィン、塩素化ビフェニル化合物、アルキルナ
フタリン、ショウ脳などの可塑剤を単独又は前記各種の
油と併用することもできるとしている。
物を、100℃以下の温度で、各種の油、例えば牛脂、
豚脂、魚油などの動物油、大豆油、なたね油、ひまし
油、オリーブ油、綿実油などの植物油、石油、マシン
油、スピンドル油、ベンジン、ナフサなどの鉱物油、あ
るいはベンゼン環、ナフタレン環などを有する芳香族系
溶剤、例えばクロルベンゼン、ベンジルクロライド、ス
チレンモノマーなどのO/W型エマルジョンを製造し、
これに廃棄物を浸漬して、必要があればこれを機械力で
圧縮して、廃棄物の中に内包されている空気を破泡し
て、廃棄物を減容化させることが記載されている。更に
この技術においては、減容化した後、柔軟なポリスレン
が得られても差し支えない場合には、安息香酸エステ
ル、フタル酸エステル、テレフタル酸エステル、イソフ
タル酸エステル、ビフェニルジカルボン酸エステル、ト
リメリット酸エステル、ピロメリット酸エステル、ナフ
タレンカルボン酸エステル、ナフタレンジカルボン酸エ
ステル、シクロヘキサンカルボン酸エステル、シクロヘ
キサンジカルボン酸エステル、リン酸エステル、脂肪酸
エステル、アジピン酸エステル、オキシ酸エステル、塩
素化パラフィン、塩素化ビフェニル化合物、アルキルナ
フタリン、ショウ脳などの可塑剤を単独又は前記各種の
油と併用することもできるとしている。
【0011】しかしながら、このような溶剤を使用して
減容化する方法も、溶剤価格が高いという問題の外、取
り扱い上の溶剤の引火性や毒性などの安全性の問題を伴
い勝ちであり、従って廃棄物の減容化のための溶剤は、
かような問題を回避できるものである必要がある。ここ
で、ポリスチレンを溶解剤から取り出すためには、廃棄
物を完全に溶解することは、場合によっては必要ない。
固ー液分離は液ー液分離より一般に操作が簡単である。
減容化する方法も、溶剤価格が高いという問題の外、取
り扱い上の溶剤の引火性や毒性などの安全性の問題を伴
い勝ちであり、従って廃棄物の減容化のための溶剤は、
かような問題を回避できるものである必要がある。ここ
で、ポリスチレンを溶解剤から取り出すためには、廃棄
物を完全に溶解することは、場合によっては必要ない。
固ー液分離は液ー液分離より一般に操作が簡単である。
【0012】特開昭57−1479号公報には、廃棄物
を、塩化メチレン、塩化エチレン、トリクロールエチレ
ン、シクロヘキサン、シクロヘキサンとアセトンの混合
液、メチルシクロヘキサン、メチルシクロヘキサンとア
セトンの混合液、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼ
ン、テトラヒドロフランなどの溶剤で、膨潤化し溶解さ
せて、気泡を破壊せしめ、得られた泥状の減容化した廃
棄物を再生ポリチレンとして利用し、一方未反応の溶剤
は循環再利用することが記載されており、特開平5−2
85467号公報には、廃棄物を溶剤に溶解させ、得ら
れた溶解液から、減容化した廃棄物と溶剤とを分離回収
することが記載されており、特開平5−310991号
公報には、押込み体を備えたタンク内に、比重の異なる
不燃性有機溶剤層と水液層を形成してなる廃棄物の溶剤
処理方法が記載されているが、これらの技術において使
用される溶剤は、環境に無害なものではなく、また減容
化した発泡ポリスチレンを粘稠性の少ない固形分として
系外に取り出すためのものでもない。
を、塩化メチレン、塩化エチレン、トリクロールエチレ
ン、シクロヘキサン、シクロヘキサンとアセトンの混合
液、メチルシクロヘキサン、メチルシクロヘキサンとア
セトンの混合液、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼ
ン、テトラヒドロフランなどの溶剤で、膨潤化し溶解さ
せて、気泡を破壊せしめ、得られた泥状の減容化した廃
棄物を再生ポリチレンとして利用し、一方未反応の溶剤
は循環再利用することが記載されており、特開平5−2
85467号公報には、廃棄物を溶剤に溶解させ、得ら
れた溶解液から、減容化した廃棄物と溶剤とを分離回収
することが記載されており、特開平5−310991号
公報には、押込み体を備えたタンク内に、比重の異なる
不燃性有機溶剤層と水液層を形成してなる廃棄物の溶剤
処理方法が記載されているが、これらの技術において使
用される溶剤は、環境に無害なものではなく、また減容
化した発泡ポリスチレンを粘稠性の少ない固形分として
系外に取り出すためのものでもない。
【0013】米国特許第5,223,543号明細書に
は、活性化されたdーリモネンを蒸気の形で使用し、廃
棄物の嵩高さに起因する問題を解消することが記載され
ている。また特開平5−263065号公報には、dー
リモネン、酢酸イソアミル、プロピオン酸ベンジル、酪
酸エチルから選ばれる少なくとも1種類の環境に有害で
ない化合物を含み、所望により該dーリモネンに対して
1〜6体積%のエタノールを含む溶剤を使用し、この溶
剤中で細かく砕いた発法ポリスチレンをよく撹拌して発
泡ポリスチレン廃棄物を減容化することが記載されてい
るが、これらの技術は、溶剤を使用して、減容化した発
泡ポリスチレンを粘稠性の少ない固形分として系外に取
り出すものにはなっていないけれども、環境中で無害な
溶剤の使用を志向するものである点で注目される。
は、活性化されたdーリモネンを蒸気の形で使用し、廃
棄物の嵩高さに起因する問題を解消することが記載され
ている。また特開平5−263065号公報には、dー
リモネン、酢酸イソアミル、プロピオン酸ベンジル、酪
酸エチルから選ばれる少なくとも1種類の環境に有害で
ない化合物を含み、所望により該dーリモネンに対して
1〜6体積%のエタノールを含む溶剤を使用し、この溶
剤中で細かく砕いた発法ポリスチレンをよく撹拌して発
泡ポリスチレン廃棄物を減容化することが記載されてい
るが、これらの技術は、溶剤を使用して、減容化した発
泡ポリスチレンを粘稠性の少ない固形分として系外に取
り出すものにはなっていないけれども、環境中で無害な
溶剤の使用を志向するものである点で注目される。
【0014】しかしながら、スチロール樹脂の溶剤とし
てリモネンを用いることは従来公知に属する。例えば、
特開昭52−54726号公報には、スチロール樹脂
を、公害の恐れのないリモネンに溶解してなる接着剤、
及びこの接着剤の蒸発力が乏しく遅乾性がない点を改善
するため、リモネン/エタノール混媒を使用し、この混
媒に溶解させるために、スチロール系樹脂を少量の酢酸
ビニル又はイタコン酸を共重合させたものにして樹脂が
不溶化することを避けて使用することが開示されてお
り、特開平5−117464号公報には、芳香族ビニル
系樹脂にテルペン系化合物を配合することにより、流動
性及び成形性を改善することが記載されている。また、
柑橘油をベースにした洗剤、油性汚れ落し剤及び特に回
路基板の洗浄剤として使用されるクリーナーが、シトラ
スミラクル(Citrus Miracle)の商品名
で現在市販されているが、この商品、シトラスミラクル
は、柑橘油、アルカリ薬品、界面活性剤、安定化剤及び
着色料を含み、約177℃の沸点、マイナス26℃の凝
固点、約46℃の引火点、水と略同程度の粘度、11.
4〜11.9のPH値、25℃で0、86の比重を有
し、揮発性成分比は約85%であり、約2年間の保存が
効くという。
てリモネンを用いることは従来公知に属する。例えば、
特開昭52−54726号公報には、スチロール樹脂
を、公害の恐れのないリモネンに溶解してなる接着剤、
及びこの接着剤の蒸発力が乏しく遅乾性がない点を改善
するため、リモネン/エタノール混媒を使用し、この混
媒に溶解させるために、スチロール系樹脂を少量の酢酸
ビニル又はイタコン酸を共重合させたものにして樹脂が
不溶化することを避けて使用することが開示されてお
り、特開平5−117464号公報には、芳香族ビニル
系樹脂にテルペン系化合物を配合することにより、流動
性及び成形性を改善することが記載されている。また、
柑橘油をベースにした洗剤、油性汚れ落し剤及び特に回
路基板の洗浄剤として使用されるクリーナーが、シトラ
スミラクル(Citrus Miracle)の商品名
で現在市販されているが、この商品、シトラスミラクル
は、柑橘油、アルカリ薬品、界面活性剤、安定化剤及び
着色料を含み、約177℃の沸点、マイナス26℃の凝
固点、約46℃の引火点、水と略同程度の粘度、11.
4〜11.9のPH値、25℃で0、86の比重を有
し、揮発性成分比は約85%であり、約2年間の保存が
効くという。
【0015】特開平5−186798号公報には、ピロ
リドン系有機溶剤及び界面活性剤から本質的になる樹脂
溶解剤において、ピロリドン系有機溶剤及びHLBが7
以上の界面活性剤、例えば、非イオン系のものとして
の、ポリオキシレンエチレンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸アルカノールアミド、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、アミノ脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエ
チレンアルキルアミン、脂肪酸アルキルエステル、ショ
糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルリン酸等、陰イオン系として脂肪酸塩、アルファオレ
フィンスルホン酸塩、アシルタウリン塩、アシルグルタ
ミン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキル硫酸エ
ステル塩、アルキルリン酸エステル塩、アルキルエーテ
ル硫酸エステル塩、などの界面活性剤を使用した溶解剤
の、芳香性を改善するばかりでなく、樹脂溶解力、再汚
染防止力、除臭力、生分解性を大幅に向上させるため、
例えば、(C5H8)n(n=1−3)からなるテルペン
類、シトラール、シトロネラール、ヒドロキシシトロネ
ラール、シネンサール、リナロール、ミルセノール、α
ーピネン、βーピネン、dーリモネン、ミルセンなど、
どちらかといえば、オレンジ、レモンなどの、柑橘臭の
テルペンを、2〜28重量%含有させてなることを特徴
とする水溶性樹脂溶解剤が記載されている。
リドン系有機溶剤及び界面活性剤から本質的になる樹脂
溶解剤において、ピロリドン系有機溶剤及びHLBが7
以上の界面活性剤、例えば、非イオン系のものとして
の、ポリオキシレンエチレンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸アルカノールアミド、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、アミノ脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエ
チレンアルキルアミン、脂肪酸アルキルエステル、ショ
糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルリン酸等、陰イオン系として脂肪酸塩、アルファオレ
フィンスルホン酸塩、アシルタウリン塩、アシルグルタ
ミン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキル硫酸エ
ステル塩、アルキルリン酸エステル塩、アルキルエーテ
ル硫酸エステル塩、などの界面活性剤を使用した溶解剤
の、芳香性を改善するばかりでなく、樹脂溶解力、再汚
染防止力、除臭力、生分解性を大幅に向上させるため、
例えば、(C5H8)n(n=1−3)からなるテルペン
類、シトラール、シトロネラール、ヒドロキシシトロネ
ラール、シネンサール、リナロール、ミルセノール、α
ーピネン、βーピネン、dーリモネン、ミルセンなど、
どちらかといえば、オレンジ、レモンなどの、柑橘臭の
テルペンを、2〜28重量%含有させてなることを特徴
とする水溶性樹脂溶解剤が記載されている。
【0016】更に、特開平6−298992号公報に
は、dーリモネン、lーリモネンまたはジペンテンのよ
うなテルペン100〜50重量%、好ましくは90〜7
0重量%と、直鎖アルキルベンゼンスルホネート類、直
鎖もしくは分岐鎖アルコールエトキシレート類、直鎖も
しくは分岐鎖アルコールエトキシサルフェート類、アル
キルサクシネート類、ジアルキルサクシネート類、脂肪
酸エタノールアミド類またはエトキシレート化アルキル
フェノール類のような界面活性剤を0〜50重量%、好
ましくは10〜30重量%含有することを特徴とするポ
リスチレンの溶解剤を使用して、10〜80℃、好まし
くは20〜40℃の接触温度、該溶解剤95〜50重量
部、好ましくは90〜70重量部に対してポリスチレン
5〜50重量部の溶解量、好ましくは10〜30重量部
(合計で100重量部とする)特に溶解剤90重量部に
対してポリスチレン10重量部を溶解することが記載さ
れており、例として、dーリモネン85重量%、ヤシ脂
肪酸エタノールアミドおよびアルキル硫酸エステルナト
リウムの混合界面活性剤13重量%、ならびにジエタノ
ールアミン2重量%からなる溶解剤を用い、前記溶解剤
1000gにポリスチレン100gを入れて20℃で溶
解し、そのまま一晩静置して、ポリスチレン濃度の高い
ポリスチレン溶解液と、ポリスチレン濃度の低い溶解剤
の2層に分離し、このうち濃度の高いポリスチレン溶解
液を分離装置に導入し、洗浄水により3回洗浄して混合
界面活性剤を分離し、界面活性剤を分離したポリスチレ
ン溶解液を蒸留装置で蒸留し、dーリモネンを蒸発、凝
縮により回収し、ポリスチレンを濃縮状態で回収するこ
とが記載されているが、この技術においては、水を使わ
ずにポリスチレンを完全に溶解させ、次に該ポリスチレ
ン溶解液から界面活性剤を水で洗い去り、しかる後にd
ーリモネンを該溶解液から蒸留分離回収し、一方、ポリ
スチレンは濃縮状態で回収される。
は、dーリモネン、lーリモネンまたはジペンテンのよ
うなテルペン100〜50重量%、好ましくは90〜7
0重量%と、直鎖アルキルベンゼンスルホネート類、直
鎖もしくは分岐鎖アルコールエトキシレート類、直鎖も
しくは分岐鎖アルコールエトキシサルフェート類、アル
キルサクシネート類、ジアルキルサクシネート類、脂肪
酸エタノールアミド類またはエトキシレート化アルキル
フェノール類のような界面活性剤を0〜50重量%、好
ましくは10〜30重量%含有することを特徴とするポ
リスチレンの溶解剤を使用して、10〜80℃、好まし
くは20〜40℃の接触温度、該溶解剤95〜50重量
部、好ましくは90〜70重量部に対してポリスチレン
5〜50重量部の溶解量、好ましくは10〜30重量部
(合計で100重量部とする)特に溶解剤90重量部に
対してポリスチレン10重量部を溶解することが記載さ
れており、例として、dーリモネン85重量%、ヤシ脂
肪酸エタノールアミドおよびアルキル硫酸エステルナト
リウムの混合界面活性剤13重量%、ならびにジエタノ
ールアミン2重量%からなる溶解剤を用い、前記溶解剤
1000gにポリスチレン100gを入れて20℃で溶
解し、そのまま一晩静置して、ポリスチレン濃度の高い
ポリスチレン溶解液と、ポリスチレン濃度の低い溶解剤
の2層に分離し、このうち濃度の高いポリスチレン溶解
液を分離装置に導入し、洗浄水により3回洗浄して混合
界面活性剤を分離し、界面活性剤を分離したポリスチレ
ン溶解液を蒸留装置で蒸留し、dーリモネンを蒸発、凝
縮により回収し、ポリスチレンを濃縮状態で回収するこ
とが記載されているが、この技術においては、水を使わ
ずにポリスチレンを完全に溶解させ、次に該ポリスチレ
ン溶解液から界面活性剤を水で洗い去り、しかる後にd
ーリモネンを該溶解液から蒸留分離回収し、一方、ポリ
スチレンは濃縮状態で回収される。
【0017】この場合の粘稠な濃縮ポリスチレンの以後
取り扱い、水洗に用いられた界面活性剤を含有する多量
の廃水の以後取り扱いにおける困難さは想像に難くな
く、また、界面活性剤等の多量消費、低濃度ポリスチレ
ン溶解液の処理等の問題を付随する点も想像に難くな
い。
取り扱い、水洗に用いられた界面活性剤を含有する多量
の廃水の以後取り扱いにおける困難さは想像に難くな
く、また、界面活性剤等の多量消費、低濃度ポリスチレ
ン溶解液の処理等の問題を付随する点も想像に難くな
い。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術における難点を改善し、発泡ポリスチレンと親
和性が高くて、これを良く減容化でき、かつ減容化した
発泡ポリスチレンを粘稠性の少ない固形分として系外に
取り出すことができ、さらに毒性の問題がなく環境中で
無害であるために廃液処理の必要性のない等のその後の
取り扱いが簡単な発泡ポリスチレンの減容液原液組成物
を提供することにある。また前記減容液原液組成物から
調整される発泡ポリスチレンのエマルジョン型減容液組
成物を提供することにある。更に高活性度の前記減容液
原液を効率よく高収率で製造する方法を提供することに
ある。
従来技術における難点を改善し、発泡ポリスチレンと親
和性が高くて、これを良く減容化でき、かつ減容化した
発泡ポリスチレンを粘稠性の少ない固形分として系外に
取り出すことができ、さらに毒性の問題がなく環境中で
無害であるために廃液処理の必要性のない等のその後の
取り扱いが簡単な発泡ポリスチレンの減容液原液組成物
を提供することにある。また前記減容液原液組成物から
調整される発泡ポリスチレンのエマルジョン型減容液組
成物を提供することにある。更に高活性度の前記減容液
原液を効率よく高収率で製造する方法を提供することに
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】我々は、上記課題につい
て、鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成した。本発明
のこれら目的は、(1)「(A)dーリモネン原液50
〜99重量部、好ましくは70〜98重量部、(B)H
LB又は加成HLBが6.0〜30.0の界面活性剤
1.0〜30.0重量部、好ましくは1.0〜20.0
重量部、更に好ましくは1.0〜10.0重量部及び所
望により(C)乳化安定及び/又は皮膚荒れ防止のため
の助剤0.0〜5.0重量部好ましくは0.5〜3.0
重量部を含み、さらに所望により(D)動植物油を30
重量部以下含むことを特徴とする、発泡ポリスチレンの
減容液原液」、(2)「前記(B)の界面活性剤が、直
鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレ
ン直鎖状または分枝状アルキルエーテル、ポリオキシプ
ロピレン直鎖状または分枝状アルキルエーテル、エチレ
ンオキサイドとプロピレンオキサイドの混合縮合物の直
鎖状または分枝状アルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ン直鎖状または分枝状アルキルエーテルスルホン酸塩、
ポリオキシエチレン直鎖状または分枝状アルキルエーテ
ルホスホン酸塩、ポリオキシエチレン直鎖状または分枝
状アルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシエチレン
直鎖状または分枝状アルキルエーテルカルボンエステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン−脂肪酸エステル
(ソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物)、
4〜50、好ましくは5〜20のエチレンオキサイド単
位数のポリオキシエチレンアルキルフェノール、ポリオ
キシエチレンアルキルおよびジアルキルコハク酸化合物
例えばポリオキシエチレンジオクチルサクシネートから
なる群から選ばれた界面活性剤である、前記(1)の発
泡ポリスチレンの減容液原液組成物」により達成され
る。
て、鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成した。本発明
のこれら目的は、(1)「(A)dーリモネン原液50
〜99重量部、好ましくは70〜98重量部、(B)H
LB又は加成HLBが6.0〜30.0の界面活性剤
1.0〜30.0重量部、好ましくは1.0〜20.0
重量部、更に好ましくは1.0〜10.0重量部及び所
望により(C)乳化安定及び/又は皮膚荒れ防止のため
の助剤0.0〜5.0重量部好ましくは0.5〜3.0
重量部を含み、さらに所望により(D)動植物油を30
重量部以下含むことを特徴とする、発泡ポリスチレンの
減容液原液」、(2)「前記(B)の界面活性剤が、直
鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレ
ン直鎖状または分枝状アルキルエーテル、ポリオキシプ
ロピレン直鎖状または分枝状アルキルエーテル、エチレ
ンオキサイドとプロピレンオキサイドの混合縮合物の直
鎖状または分枝状アルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ン直鎖状または分枝状アルキルエーテルスルホン酸塩、
ポリオキシエチレン直鎖状または分枝状アルキルエーテ
ルホスホン酸塩、ポリオキシエチレン直鎖状または分枝
状アルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシエチレン
直鎖状または分枝状アルキルエーテルカルボンエステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン−脂肪酸エステル
(ソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物)、
4〜50、好ましくは5〜20のエチレンオキサイド単
位数のポリオキシエチレンアルキルフェノール、ポリオ
キシエチレンアルキルおよびジアルキルコハク酸化合物
例えばポリオキシエチレンジオクチルサクシネートから
なる群から選ばれた界面活性剤である、前記(1)の発
泡ポリスチレンの減容液原液組成物」により達成され
る。
【0020】さらに本発明の上記目的は、(3)「前記
(B)の界面活性剤として、HLB値が6.5〜20.
0の非イオン系界面活性剤1.0〜30.0重量部、好
ましくは1.0〜20.0重量部、更に好ましくは1.
0〜10.0重量部を含むことを特徴とする、前記
(2)の発泡ポリスチレンの減容液原液組成物」、
(4)「前記(B)の非イオン系界面活性剤が、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル又はポリオキシ
エチレンアルキル−若しくはアルケニル−エーテルであ
ることを特徴とする、前記(3)の発泡ポリスチレンの
減容液原液組成物」、(5)「前記(B)非イオン系界
面活性剤におけるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステルが、次の化学式
(B)の界面活性剤として、HLB値が6.5〜20.
0の非イオン系界面活性剤1.0〜30.0重量部、好
ましくは1.0〜20.0重量部、更に好ましくは1.
0〜10.0重量部を含むことを特徴とする、前記
(2)の発泡ポリスチレンの減容液原液組成物」、
(4)「前記(B)の非イオン系界面活性剤が、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル又はポリオキシ
エチレンアルキル−若しくはアルケニル−エーテルであ
ることを特徴とする、前記(3)の発泡ポリスチレンの
減容液原液組成物」、(5)「前記(B)非イオン系界
面活性剤におけるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステルが、次の化学式
【0021】
【化1】 (上記化学式中、R1は、CH3(CH2)7CH=CH
(CH2)7−基であり、a+b+cは、0、10または
20である)で示されるソルビタン−モノオレイン酸エ
ステルの酸化エチレン縮合物であるか、又は、同前記ポ
リオキシエチレンアルキルエーテルが次の一般式 CH3(CH2)11−O−(CH2CH2O)n−H (上記化学式中、nは4〜50、好ましくは5〜20の
整数である)で示されるポリオキシエチレンラウリルエ
ーテルであることを特徴とする、前記(4)の発泡ポリ
スチレンの減容液原液組成物」、(6)「(A)dーリ
モネン原液50〜99重量部好ましくは70〜98重量
部、(B)非イオン系界面活性剤1.0〜30.好まし
くは1.0〜7.5重量部、(C)乳化安定及び/又は
皮膚荒れ防止のための助剤0.0〜5.0重量部、好ま
しくは1.0〜3.0重量部及び(D)動植物油0〜3
0の重量部からなり、(A)dーリモネン原液が95重
量部以上である場合は(D)の動植物油を含まず、
(A)のdーリモネン原液が70重量部以上95重量部
未満である場合は動植物油を、(A)のdーリモネン原
液との重量和が99重量部未満とする量を含有すること
を特徴とする、前記(3)、(4)又は(5)のいずれ
かに記載の発泡ポリスチレンの減容液原液組成物」、
(7)「前記(D)の助剤として、脂肪酸トリエタノー
ルアミン、脂肪酸ジエタノールアミン、脂肪酸エタノー
ルアミン、エタノールアミン、レシチン、モノグリセリ
ド、シュガーエステル、脂肪酸アルカノールアミドから
なる群から選ばれた1種類以上が含有されることを特徴
とする、前記(3)、(4)、(5)又は(6)のいず
れかの発泡ポリスチレンの減容液原液組成物」、(8)
「前記(C)の乳化安定及び/又は皮膚荒れ防止のため
の助剤を0.5〜3.0重量部を含むことを特徴とす
る、前記(3)、(4)、(5)、(6)、又は(7)
の発泡ポリスチレンの減容液原液組成物」、(9)「前
記(C)動植物油が、不乾性油または沃素価150以下
の半乾性油であることを特徴とする、前記(8)の発泡
ポリスチレンの減容液原液組成物」、(10)「dーリ
モネン原液が、柑橘類の果実皮の搾汁から抽出処理され
た柑橘油であることを特徴とする、前記(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)、(8)又は(9)の
何れかの発泡ポリスチレンの減容液原液組成物」により
達成される。
(CH2)7−基であり、a+b+cは、0、10または
20である)で示されるソルビタン−モノオレイン酸エ
ステルの酸化エチレン縮合物であるか、又は、同前記ポ
リオキシエチレンアルキルエーテルが次の一般式 CH3(CH2)11−O−(CH2CH2O)n−H (上記化学式中、nは4〜50、好ましくは5〜20の
整数である)で示されるポリオキシエチレンラウリルエ
ーテルであることを特徴とする、前記(4)の発泡ポリ
スチレンの減容液原液組成物」、(6)「(A)dーリ
モネン原液50〜99重量部好ましくは70〜98重量
部、(B)非イオン系界面活性剤1.0〜30.好まし
くは1.0〜7.5重量部、(C)乳化安定及び/又は
皮膚荒れ防止のための助剤0.0〜5.0重量部、好ま
しくは1.0〜3.0重量部及び(D)動植物油0〜3
0の重量部からなり、(A)dーリモネン原液が95重
量部以上である場合は(D)の動植物油を含まず、
(A)のdーリモネン原液が70重量部以上95重量部
未満である場合は動植物油を、(A)のdーリモネン原
液との重量和が99重量部未満とする量を含有すること
を特徴とする、前記(3)、(4)又は(5)のいずれ
かに記載の発泡ポリスチレンの減容液原液組成物」、
(7)「前記(D)の助剤として、脂肪酸トリエタノー
ルアミン、脂肪酸ジエタノールアミン、脂肪酸エタノー
ルアミン、エタノールアミン、レシチン、モノグリセリ
ド、シュガーエステル、脂肪酸アルカノールアミドから
なる群から選ばれた1種類以上が含有されることを特徴
とする、前記(3)、(4)、(5)又は(6)のいず
れかの発泡ポリスチレンの減容液原液組成物」、(8)
「前記(C)の乳化安定及び/又は皮膚荒れ防止のため
の助剤を0.5〜3.0重量部を含むことを特徴とす
る、前記(3)、(4)、(5)、(6)、又は(7)
の発泡ポリスチレンの減容液原液組成物」、(9)「前
記(C)動植物油が、不乾性油または沃素価150以下
の半乾性油であることを特徴とする、前記(8)の発泡
ポリスチレンの減容液原液組成物」、(10)「dーリ
モネン原液が、柑橘類の果実皮の搾汁から抽出処理され
た柑橘油であることを特徴とする、前記(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)、(8)又は(9)の
何れかの発泡ポリスチレンの減容液原液組成物」により
達成される。
【0022】また本発明の上記目的は、(11)
「(A)dーリモネン原液50〜99重量部好ましくは
70〜98重量%、(B)少なくとも2種の非イオン系
界面活性剤1.0〜30.0重量部、好ましくは1.0
〜20.0重量部、更に好ましくは1.0〜7.5重量
部からなり、及び所望により(C)乳化安定及び/又は
皮膚荒れ防止のための助剤0.0〜5.0重量部、好ま
しくは0.5〜3.0重量部を含み、さらに所望により
(D)動植物油を30重量部以下含み、該非イオン系界
面活性剤の加成HLB値が6.0〜30.0の範囲にあ
ることを特徴とする、前記(1)又は(2)の発泡ポリ
スチレンの減容液原液組成物」(12)「前記(B)の
少なくとも2種の非イオン系界面活性剤が、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステルとポリオキシエチレ
ンアルキル−又はアルケニル−エーテルとの混合物から
なることを特徴とする、前記(11)の発泡ポリスチレ
ンの減容液原液組成物」、(13)「前記ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステルが、次の化学式
「(A)dーリモネン原液50〜99重量部好ましくは
70〜98重量%、(B)少なくとも2種の非イオン系
界面活性剤1.0〜30.0重量部、好ましくは1.0
〜20.0重量部、更に好ましくは1.0〜7.5重量
部からなり、及び所望により(C)乳化安定及び/又は
皮膚荒れ防止のための助剤0.0〜5.0重量部、好ま
しくは0.5〜3.0重量部を含み、さらに所望により
(D)動植物油を30重量部以下含み、該非イオン系界
面活性剤の加成HLB値が6.0〜30.0の範囲にあ
ることを特徴とする、前記(1)又は(2)の発泡ポリ
スチレンの減容液原液組成物」(12)「前記(B)の
少なくとも2種の非イオン系界面活性剤が、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステルとポリオキシエチレ
ンアルキル−又はアルケニル−エーテルとの混合物から
なることを特徴とする、前記(11)の発泡ポリスチレ
ンの減容液原液組成物」、(13)「前記ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステルが、次の化学式
【0023】
【化1】 (上記化学式中、R1は、CH3(CH2)7CH=CH
(CH2)7−基であり、a+b+cは、0、10または
20である)で示されるソルビタン−モノオレイン酸エ
ステルの酸化エチレン縮合物であり、同前記ポリオキシ
エチレンアルキルエーテルが次の一般式 CH3(CH2)11−O−(CH2CH2O)n−H (上記化学式中、nは4〜50、好ましくは5〜20の
整数である)で示されるポリオキシエチレンラウリルエ
ーテルであることを特徴とする、前記(12)の発泡ポ
リスチレンの減容液原液組成物」、(14)「(A)d
ーリモネン原液50〜99重量部好ましくは70〜98
重量部、(B)非イオン系界面活性剤1.0〜30.0
重量部、好ましくは1.0〜7.5重量部、(C)乳化
安定及び/又は皮膚荒れ防止のための助剤0.0〜5.
0重量部、好ましくは0.5〜3.0重量部及び(D)
動植物油0〜30の重量部からなり、(A)dーリモネ
ン原液が95重量部以上である場合は(D)の動植物油
を含まず、(A)のdーリモネン原液が70重量部以上
95重量部未満である場合は動植物油を、(A)のdー
リモネン原液との重量和が99重量部未満とする量を含
有することを特徴とする、前記(11)、(12)又は
(13)のいずれかの発泡ポリスチレンの減容液原液組
成物」、(15)「前記(D)助剤として、エタノール
アミン、レシチン、モノグリセリド、シュガーエステ
ル、脂肪酸アルカノールアミドからなる群から選ばれた
1種類以上が含有されることを特徴とする、前記(1
1)、(12)、(13)又は(14)のいずれかの発
泡ポリスチレンの減容液原液組成物」、(16)「前記
(C)の乳化安定及び/又は皮膚荒れ防止のための助剤
を0.5〜3.0重量部を含むことを特徴とする、前記
(15)記載の発泡ポリスチレンの減容液原液組成
物」、(17)「前記(C)動植物油が、不乾性油また
は沃素価150以下の半乾性油であることを特徴とす
る、前記(16)の発泡ポリスチレンの減容液原液組成
物」および(18)「dーリモネン原液が、柑橘類の果
実皮の搾汁から抽出処理された柑橘油であることを特徴
とする、前記(11)、(12)、(13)、(1
4)、(15)、(16)又は(17)のいずれかの発
泡ポリスチレンの減容液原液組成物」により達成され
る。
(CH2)7−基であり、a+b+cは、0、10または
20である)で示されるソルビタン−モノオレイン酸エ
ステルの酸化エチレン縮合物であり、同前記ポリオキシ
エチレンアルキルエーテルが次の一般式 CH3(CH2)11−O−(CH2CH2O)n−H (上記化学式中、nは4〜50、好ましくは5〜20の
整数である)で示されるポリオキシエチレンラウリルエ
ーテルであることを特徴とする、前記(12)の発泡ポ
リスチレンの減容液原液組成物」、(14)「(A)d
ーリモネン原液50〜99重量部好ましくは70〜98
重量部、(B)非イオン系界面活性剤1.0〜30.0
重量部、好ましくは1.0〜7.5重量部、(C)乳化
安定及び/又は皮膚荒れ防止のための助剤0.0〜5.
0重量部、好ましくは0.5〜3.0重量部及び(D)
動植物油0〜30の重量部からなり、(A)dーリモネ
ン原液が95重量部以上である場合は(D)の動植物油
を含まず、(A)のdーリモネン原液が70重量部以上
95重量部未満である場合は動植物油を、(A)のdー
リモネン原液との重量和が99重量部未満とする量を含
有することを特徴とする、前記(11)、(12)又は
(13)のいずれかの発泡ポリスチレンの減容液原液組
成物」、(15)「前記(D)助剤として、エタノール
アミン、レシチン、モノグリセリド、シュガーエステ
ル、脂肪酸アルカノールアミドからなる群から選ばれた
1種類以上が含有されることを特徴とする、前記(1
1)、(12)、(13)又は(14)のいずれかの発
泡ポリスチレンの減容液原液組成物」、(16)「前記
(C)の乳化安定及び/又は皮膚荒れ防止のための助剤
を0.5〜3.0重量部を含むことを特徴とする、前記
(15)記載の発泡ポリスチレンの減容液原液組成
物」、(17)「前記(C)動植物油が、不乾性油また
は沃素価150以下の半乾性油であることを特徴とす
る、前記(16)の発泡ポリスチレンの減容液原液組成
物」および(18)「dーリモネン原液が、柑橘類の果
実皮の搾汁から抽出処理された柑橘油であることを特徴
とする、前記(11)、(12)、(13)、(1
4)、(15)、(16)又は(17)のいずれかの発
泡ポリスチレンの減容液原液組成物」により達成され
る。
【0024】さらにまた本発明の上記目的は、(19)
「(B)界面活性剤が、非イオン系界面活性剤と該非イ
オン系界面活性剤の1/3以下の陰イオン系界面活性剤
の合計量1.0〜30.0重量部、好ましくは1.0〜
20.0重量部、更に好ましくは1.0〜10.0重量
部からなり、加成HLB値が7.0〜14.0の範囲に
あることを特徴とする、前記(1)又は(2)記載の発
泡ポリスチレンの減容液原液」、(20)「前記(B)
の非イオン系界面活性剤が、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル及び/又はポリオキシエチレンアル
キル−若しくはアルケニル−エーテルであり、同陰イオ
ン系界面活性剤が、ポリオキシエチレンアルキルおよび
ジアルキルコハク酸化合物例えばポリオキシエチレンジ
オクチルサクシネート、直鎖状アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、ポリオキシエチレン直鎖状または分枝状アルキ
ルエーテルスルホン酸塩からなる群から選ばれた陰イオ
ン系のものである、前記(19)の発泡ポリスチレンの
減容液原液」、(21)「前記(B)の非イオン系界面
活性剤が、式、 CH3(CH2)8−O−(CH2CH2O)9H で示されるポリ(9)オキシエチレンノニルエーテル
と、式、 CH3(CH2)8−O−(CH2CH2O)6H で示されるポリ(6)オキシエチレンノニルエーテルと
からなり、同陰イオン系界面活性剤が、式、 CH3(CH2)3CH(CH2CH3)CH2・OOC・CH2CH(SO3M)・COO・CH2CH(C
H2CH3)(CH2)3CH3 で示されるジオクチルスルホサクシネートであることを
特徴とする、前記(20)の発泡ポリスチレンの減容液
原液」、(22)「(A)dーリモネン原液50〜99
重量部、好ましくは70〜98重量部、(B)非イオン
系界面活性剤と陰イオン系界面活性剤を計1.0〜3
0.0重量部、好ましくは1.0〜20.0重量部、更
に好ましくは1.0〜10.0重量部、(C)乳化安定
及び/又は皮膚荒れ防止のための助剤0.0〜5.0重
量部、好ましくは0.5〜3.0重量部及び(D)動植
物油0.0〜30.0の重量部からなり、(A)dーリ
モネン原液が95重量部以上である場合は(D)の動植
物油を含まず、(A)のdーリモネン原液が70重量部
以上95重量部未満である場合は動植物油を、(A)の
dーリモネン原液との重量和が99重量部未満とする量
を含有することを特徴とする、前記(19)、(20)
又は(21)のいずれかの発泡ポリスチレンの減容液原
液組成物」、(23)「前記(D)助剤として、脂肪酸
トリエタノールアミン、脂肪酸ジエタノールアミン、脂
肪酸エタノールアミン、エタノールアミン、レシチン、
モノグリセリド、シュガーエステル、脂肪酸アルカノー
ルアミドからなる群から選ばれた1種類以上が含有され
ることを特徴とする、前記(19)、(20)、(2
1)又は(22)のいずれかの発泡ポリスチレンの減容
液原液組成物」、(24)「前記(C)の乳化安定及び
/又は皮膚荒れ防止のための助剤を0.5〜3.0重量
部を含むことを特徴とする、前記(23)の発泡ポリス
チレンの減容液原液組成物」、(25)「前記(C)動
植物油が、不乾性油または沃素価150以下の半乾性油
であることを特徴とする、前記(24)の発泡ポリスチ
レンの減容液原液組成物」および(26)「dーリモネ
ン原液が、柑橘類の果実皮の搾汁から抽出処理された柑
橘油であることを特徴とする、前記(19)、(2
0)、(21)、(22)、(23)又は(24)のい
ずれかの発泡ポリスチレンの減容液原液組成物」により
達成される。
「(B)界面活性剤が、非イオン系界面活性剤と該非イ
オン系界面活性剤の1/3以下の陰イオン系界面活性剤
の合計量1.0〜30.0重量部、好ましくは1.0〜
20.0重量部、更に好ましくは1.0〜10.0重量
部からなり、加成HLB値が7.0〜14.0の範囲に
あることを特徴とする、前記(1)又は(2)記載の発
泡ポリスチレンの減容液原液」、(20)「前記(B)
の非イオン系界面活性剤が、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル及び/又はポリオキシエチレンアル
キル−若しくはアルケニル−エーテルであり、同陰イオ
ン系界面活性剤が、ポリオキシエチレンアルキルおよび
ジアルキルコハク酸化合物例えばポリオキシエチレンジ
オクチルサクシネート、直鎖状アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、ポリオキシエチレン直鎖状または分枝状アルキ
ルエーテルスルホン酸塩からなる群から選ばれた陰イオ
ン系のものである、前記(19)の発泡ポリスチレンの
減容液原液」、(21)「前記(B)の非イオン系界面
活性剤が、式、 CH3(CH2)8−O−(CH2CH2O)9H で示されるポリ(9)オキシエチレンノニルエーテル
と、式、 CH3(CH2)8−O−(CH2CH2O)6H で示されるポリ(6)オキシエチレンノニルエーテルと
からなり、同陰イオン系界面活性剤が、式、 CH3(CH2)3CH(CH2CH3)CH2・OOC・CH2CH(SO3M)・COO・CH2CH(C
H2CH3)(CH2)3CH3 で示されるジオクチルスルホサクシネートであることを
特徴とする、前記(20)の発泡ポリスチレンの減容液
原液」、(22)「(A)dーリモネン原液50〜99
重量部、好ましくは70〜98重量部、(B)非イオン
系界面活性剤と陰イオン系界面活性剤を計1.0〜3
0.0重量部、好ましくは1.0〜20.0重量部、更
に好ましくは1.0〜10.0重量部、(C)乳化安定
及び/又は皮膚荒れ防止のための助剤0.0〜5.0重
量部、好ましくは0.5〜3.0重量部及び(D)動植
物油0.0〜30.0の重量部からなり、(A)dーリ
モネン原液が95重量部以上である場合は(D)の動植
物油を含まず、(A)のdーリモネン原液が70重量部
以上95重量部未満である場合は動植物油を、(A)の
dーリモネン原液との重量和が99重量部未満とする量
を含有することを特徴とする、前記(19)、(20)
又は(21)のいずれかの発泡ポリスチレンの減容液原
液組成物」、(23)「前記(D)助剤として、脂肪酸
トリエタノールアミン、脂肪酸ジエタノールアミン、脂
肪酸エタノールアミン、エタノールアミン、レシチン、
モノグリセリド、シュガーエステル、脂肪酸アルカノー
ルアミドからなる群から選ばれた1種類以上が含有され
ることを特徴とする、前記(19)、(20)、(2
1)又は(22)のいずれかの発泡ポリスチレンの減容
液原液組成物」、(24)「前記(C)の乳化安定及び
/又は皮膚荒れ防止のための助剤を0.5〜3.0重量
部を含むことを特徴とする、前記(23)の発泡ポリス
チレンの減容液原液組成物」、(25)「前記(C)動
植物油が、不乾性油または沃素価150以下の半乾性油
であることを特徴とする、前記(24)の発泡ポリスチ
レンの減容液原液組成物」および(26)「dーリモネ
ン原液が、柑橘類の果実皮の搾汁から抽出処理された柑
橘油であることを特徴とする、前記(19)、(2
0)、(21)、(22)、(23)又は(24)のい
ずれかの発泡ポリスチレンの減容液原液組成物」により
達成される。
【0025】さらにまた本発明の上記目的は、(27)
「前記減容液原液を水で1.5倍〜10倍、好ましくは
2〜7倍、より好ましくは4倍〜6倍に希釈したO/W
型エマルジョンを、10〜80℃の温度において発泡ポ
リスチレンチップに散布し、該発泡ポリスチレンチップ
を混練りし、減容化された発泡ポリスチレンを得ること
を特徴とする前記(1)〜(26)の何れかの減容液原
液の使用方法」により解決される。
「前記減容液原液を水で1.5倍〜10倍、好ましくは
2〜7倍、より好ましくは4倍〜6倍に希釈したO/W
型エマルジョンを、10〜80℃の温度において発泡ポ
リスチレンチップに散布し、該発泡ポリスチレンチップ
を混練りし、減容化された発泡ポリスチレンを得ること
を特徴とする前記(1)〜(26)の何れかの減容液原
液の使用方法」により解決される。
【0026】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
発泡ポリスチレンの減容液原液油状組成物(以下、減容
液原液ともいう。)から調製されるエマルジョン型減容
液で溶解や粘稠化を伴うことなく減容化される発泡ポリ
スチレンとしては、スチレン(スチロール)の単独重合
体のほか、スチレンを主成分とするスチレン共重合体、
例えば耐衝撃性ポリスチレン、アクリロニトリル−スチ
レン(AS)樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン(ABS)樹脂などを、n−ペンタン、窒素ガ
ス、二酸化炭素、炭酸ナトリウム、アゾジカルボン酸ア
ミドなどの発泡剤で発泡したものを挙げることができ
る。
発泡ポリスチレンの減容液原液油状組成物(以下、減容
液原液ともいう。)から調製されるエマルジョン型減容
液で溶解や粘稠化を伴うことなく減容化される発泡ポリ
スチレンとしては、スチレン(スチロール)の単独重合
体のほか、スチレンを主成分とするスチレン共重合体、
例えば耐衝撃性ポリスチレン、アクリロニトリル−スチ
レン(AS)樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン(ABS)樹脂などを、n−ペンタン、窒素ガ
ス、二酸化炭素、炭酸ナトリウム、アゾジカルボン酸ア
ミドなどの発泡剤で発泡したものを挙げることができ
る。
【0027】本発明の減容液原液は、使用に際して、水
で1.5倍〜10倍、好ましくは2〜7倍、より好まし
くは4〜6倍に希釈することによりO/W型エマルジョ
ン型減容液に簡単に調製される。更に本発明の減容液原
液及びエマルジョン型減容液においては、発泡ポリスチ
レンと親和性が高くて、溶解性に優れるとともに、取り
扱い時に人体に対する安全性が高く、更に生分解性が高
いために環境汚染の心配のない(A)dーリモネン液が
使用される。dーリモネン液は、柑橘類の香りを有して
いるので、使用に際して異臭が発生せず取り扱いが容易
である。dーリモネン原液の具体例として、オレンジ
油、レモン油、マンダリン油、ライム油、ベルガモット
油、カラウェー油、ウイキョウ油などの植物油を使用す
ることができる。dーリモネン原液は、下記化学式
で1.5倍〜10倍、好ましくは2〜7倍、より好まし
くは4〜6倍に希釈することによりO/W型エマルジョ
ン型減容液に簡単に調製される。更に本発明の減容液原
液及びエマルジョン型減容液においては、発泡ポリスチ
レンと親和性が高くて、溶解性に優れるとともに、取り
扱い時に人体に対する安全性が高く、更に生分解性が高
いために環境汚染の心配のない(A)dーリモネン液が
使用される。dーリモネン液は、柑橘類の香りを有して
いるので、使用に際して異臭が発生せず取り扱いが容易
である。dーリモネン原液の具体例として、オレンジ
油、レモン油、マンダリン油、ライム油、ベルガモット
油、カラウェー油、ウイキョウ油などの植物油を使用す
ることができる。dーリモネン原液は、下記化学式
【0028】
【化2】 で示されるdーリモネンを、主成分として約50重量%
以上を含むものであればよい。更にdーリモネン原液
は、1種単独で使用することもできるし、2種以上を組
み合わせて使用することもできる。好ましいdーリモネ
ン原液は、柑橘油である。柑橘油は、通常柑橘類の果実
の皮を圧搾して得られる搾汁を抽出処理し精製して得ら
れる。該搾汁の抽出処理及び精製処理を施すことは必ず
しも必要不可欠ではないが、施すことが望ましい。柑橘
油の主要成分は、dーリモネンが70%〜90容量%の
割合で含有され、他の成分は、他のテルペン類、C5物
質であるイソプレノイド構造を有する化合物、樟脳型の
C10物質の酸化誘導体であるC10H6などである。
以上を含むものであればよい。更にdーリモネン原液
は、1種単独で使用することもできるし、2種以上を組
み合わせて使用することもできる。好ましいdーリモネ
ン原液は、柑橘油である。柑橘油は、通常柑橘類の果実
の皮を圧搾して得られる搾汁を抽出処理し精製して得ら
れる。該搾汁の抽出処理及び精製処理を施すことは必ず
しも必要不可欠ではないが、施すことが望ましい。柑橘
油の主要成分は、dーリモネンが70%〜90容量%の
割合で含有され、他の成分は、他のテルペン類、C5物
質であるイソプレノイド構造を有する化合物、樟脳型の
C10物質の酸化誘導体であるC10H6などである。
【0029】柑橘類の果実皮、場合によっては皮のつい
た果実全体を圧搾して得られる搾汁中には浮遊懸濁固形
分、塵挨等が多少なりとも含まれる。好ましくはこの浮
遊懸濁固形分、塵挨等を濾別除去する。そしてこの搾汁
中の目的物であるdーリモネンは、水への溶解度が本来
は極く小さい油状物質であるが、該搾汁中に僅かに夾雑
しているアミノ酸や糖誘導体による乳化作用に起因して
O/W型エマルジョン液が1部生成し易くなっている。
該アミノ酸や糖誘導体の排除を考えることが望ましく、
而してこれらアミノ酸や糖誘導体は水相中に存在する割
合が多いので、抽出された油相は水洗いすることが好ま
しい。
た果実全体を圧搾して得られる搾汁中には浮遊懸濁固形
分、塵挨等が多少なりとも含まれる。好ましくはこの浮
遊懸濁固形分、塵挨等を濾別除去する。そしてこの搾汁
中の目的物であるdーリモネンは、水への溶解度が本来
は極く小さい油状物質であるが、該搾汁中に僅かに夾雑
しているアミノ酸や糖誘導体による乳化作用に起因して
O/W型エマルジョン液が1部生成し易くなっている。
該アミノ酸や糖誘導体の排除を考えることが望ましく、
而してこれらアミノ酸や糖誘導体は水相中に存在する割
合が多いので、抽出された油相は水洗いすることが好ま
しい。
【0030】他の重要な点は、柑橘類の果実中や果実皮
中に含まれる酵素の働きにある。この酵素は柑橘油成分
を他物質に変換させ、したがって、柑橘類果実の摘実後
の経時に伴って柑橘油含有率を低下させる働きがある。
概して果実の新鮮度の低下に比例して柑橘油含有率が低
下するのは、主にこの酵素の働きのためである。この酵
素の働きは、果実や果実皮の組織中に存在する場合に最
も強く、搾汁中では働きが弱まるので摘実後はなるべく
速やかに搾汁することが本来は好ましい。また、60℃
以上の温度に搾汁を加熱することにより酸素を失活する
こともできるが、酵素の本体は水溶性蛋白質であるか
ら、前記抽出及び抽出液の水洗により油相から除去する
ことがより好ましい。抽出溶媒としては水不溶性、不混
和性の各種溶剤、例えばジエチルエーテル等のエーテル
類、酢酸エチル、酪酸エチル、酢酸イソアミル等のエス
テル類、石油系炭化水素溶剤、ハロゲン化炭化水素類等
を用いることができる。酪酸エチル、酢酸イソアミル等
は環境への影響、芳香、発泡ポリスチロールへの親和性
などの点から好ましく用いられる。
中に含まれる酵素の働きにある。この酵素は柑橘油成分
を他物質に変換させ、したがって、柑橘類果実の摘実後
の経時に伴って柑橘油含有率を低下させる働きがある。
概して果実の新鮮度の低下に比例して柑橘油含有率が低
下するのは、主にこの酵素の働きのためである。この酵
素の働きは、果実や果実皮の組織中に存在する場合に最
も強く、搾汁中では働きが弱まるので摘実後はなるべく
速やかに搾汁することが本来は好ましい。また、60℃
以上の温度に搾汁を加熱することにより酸素を失活する
こともできるが、酵素の本体は水溶性蛋白質であるか
ら、前記抽出及び抽出液の水洗により油相から除去する
ことがより好ましい。抽出溶媒としては水不溶性、不混
和性の各種溶剤、例えばジエチルエーテル等のエーテル
類、酢酸エチル、酪酸エチル、酢酸イソアミル等のエス
テル類、石油系炭化水素溶剤、ハロゲン化炭化水素類等
を用いることができる。酪酸エチル、酢酸イソアミル等
は環境への影響、芳香、発泡ポリスチロールへの親和性
などの点から好ましく用いられる。
【0031】水洗された油相は脱水せず、又は、例えば
無水芒硝を用いて脱水した後、例えば活性炭を用いて好
ましくは精製される。該精製によりかなりの着色成分が
除去される。しかし該精製によっては完全に脱色するこ
とはできず、淡黄色及至淡褐色の柑橘油精製物が得られ
るが、実務上はこのような淡色の柑橘油であっても減容
化の効力としては全く差し支えないものである。所望に
より、さらに蒸留処理又は十分な活性炭処理して無色の
柑橘油を得ることができる。このような操作によって高
活性度のdーリモネンを高含有率で含む柑橘油を高収率
で得ることができる。
無水芒硝を用いて脱水した後、例えば活性炭を用いて好
ましくは精製される。該精製によりかなりの着色成分が
除去される。しかし該精製によっては完全に脱色するこ
とはできず、淡黄色及至淡褐色の柑橘油精製物が得られ
るが、実務上はこのような淡色の柑橘油であっても減容
化の効力としては全く差し支えないものである。所望に
より、さらに蒸留処理又は十分な活性炭処理して無色の
柑橘油を得ることができる。このような操作によって高
活性度のdーリモネンを高含有率で含む柑橘油を高収率
で得ることができる。
【0032】また柑橘油は、貯蔵中に空気と光の下で酸
化などの化学変化を生じ得る。したがって柑橘油は、新
鮮である程、発泡ポリスチレンに対する活性度、即ち減
容効果が大きいが、前記化学変化を抑制するため例えば
アスコルビン酸或いはハイドロキノンのような還元剤を
併用することができる。dーリモネン液はまた、各種石
油留分、アセトン、メチルクロライド、ジオキサンのよ
うな他の溶剤と併用することは無論可能であるけれど
も、この併用によって驚くほどの成果を常に得るとは限
らない。このような他の溶剤の蒸気は、時として人間に
有害及び/又は引火性である点に留意する必要がある。
化などの化学変化を生じ得る。したがって柑橘油は、新
鮮である程、発泡ポリスチレンに対する活性度、即ち減
容効果が大きいが、前記化学変化を抑制するため例えば
アスコルビン酸或いはハイドロキノンのような還元剤を
併用することができる。dーリモネン液はまた、各種石
油留分、アセトン、メチルクロライド、ジオキサンのよ
うな他の溶剤と併用することは無論可能であるけれど
も、この併用によって驚くほどの成果を常に得るとは限
らない。このような他の溶剤の蒸気は、時として人間に
有害及び/又は引火性である点に留意する必要がある。
【0033】減容液原液の全重量に対するdーリモネン
液の配合量は、50〜99重量部、好ましくは70〜9
8重量部である。50重量部未満の場合には、水で希釈
して減容液に調製した場合に、廃棄物の減容化が充分で
ない。99重量部を越える場合には、廃棄物は完全に減
容液に溶解していることから、減容液から粘稠な液状ポ
リスチレンを容易に分離して回収することができないか
又は減容化済みの発泡ポリスチレン排出物が強固な塊と
なり、以後の解きほぐしに力を要する場合がある。この
ために経済的かつ迅速に発泡ポリスチレンを処理できな
い。また、該強固な塊の生成は減容液をあまりに過剰に
使用する場合にも生じる。
液の配合量は、50〜99重量部、好ましくは70〜9
8重量部である。50重量部未満の場合には、水で希釈
して減容液に調製した場合に、廃棄物の減容化が充分で
ない。99重量部を越える場合には、廃棄物は完全に減
容液に溶解していることから、減容液から粘稠な液状ポ
リスチレンを容易に分離して回収することができないか
又は減容化済みの発泡ポリスチレン排出物が強固な塊と
なり、以後の解きほぐしに力を要する場合がある。この
ために経済的かつ迅速に発泡ポリスチレンを処理できな
い。また、該強固な塊の生成は減容液をあまりに過剰に
使用する場合にも生じる。
【0034】本発明の減容液原液は、これを水で希釈し
た時に充分な活性を保持したO/W型エマルジョン液と
なるような充分量の(B)乳化剤を含有する。乳化剤と
しては、種々の陽イオン系界面活性剤、陰イオン系界面
活性剤や非イオン系界面活性剤、双イオン系界面活性剤
を使用することができる。乳化剤は、1種を単独で使用
することもできるし、2種以上を組み合わせて使用する
こともできる。2種以上を組み合わせて使用する場合に
は、少なくとも1種のものは、親油性基が多くしたがっ
てHLBがさほど高くなく中程度のHLBを有する乳化
剤を用いることが望ましい。
た時に充分な活性を保持したO/W型エマルジョン液と
なるような充分量の(B)乳化剤を含有する。乳化剤と
しては、種々の陽イオン系界面活性剤、陰イオン系界面
活性剤や非イオン系界面活性剤、双イオン系界面活性剤
を使用することができる。乳化剤は、1種を単独で使用
することもできるし、2種以上を組み合わせて使用する
こともできる。2種以上を組み合わせて使用する場合に
は、少なくとも1種のものは、親油性基が多くしたがっ
てHLBがさほど高くなく中程度のHLBを有する乳化
剤を用いることが望ましい。
【0035】本発明においてはdーリモネンを乳化させ
るため、多くの界面活性剤を使うことができ、例とし
て、直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシ
エチレン直鎖状または分枝状アルキルエーテル、ポリオ
キシエチレン直鎖状または分枝状アルキルエーテルスル
ホン酸塩、同ホスホン酸塩、同カルボン酸塩、ポリオキ
シエチレンソルビタン−脂肪酸エステル(ソルビタン脂
肪酸エステルの酸化エチレン縮合物)、ポリオキシエチ
レンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンアルキル
およびジアルキルコハク酸化合物例えばポリオキシエチ
レンジオクチルサクシネートを挙げることができる。前
記ポリオキシエチレンアルキルフェノールは種々の側鎖
アルキル基を有しかつ種々のエチレンオキサイド単位数
を有するもの、好ましくは4〜50のエチレンオキサイ
ド単位数、より好ましくは5〜20のエチレンオキサイ
ド単位数、更により好ましくは7または8のエチレンオ
キサイド単位数を有するものを挙げることができるが、
これら界面活性剤は例示のためのものであって、本発明
を制限するためのものではない。
るため、多くの界面活性剤を使うことができ、例とし
て、直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシ
エチレン直鎖状または分枝状アルキルエーテル、ポリオ
キシエチレン直鎖状または分枝状アルキルエーテルスル
ホン酸塩、同ホスホン酸塩、同カルボン酸塩、ポリオキ
シエチレンソルビタン−脂肪酸エステル(ソルビタン脂
肪酸エステルの酸化エチレン縮合物)、ポリオキシエチ
レンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンアルキル
およびジアルキルコハク酸化合物例えばポリオキシエチ
レンジオクチルサクシネートを挙げることができる。前
記ポリオキシエチレンアルキルフェノールは種々の側鎖
アルキル基を有しかつ種々のエチレンオキサイド単位数
を有するもの、好ましくは4〜50のエチレンオキサイ
ド単位数、より好ましくは5〜20のエチレンオキサイ
ド単位数、更により好ましくは7または8のエチレンオ
キサイド単位数を有するものを挙げることができるが、
これら界面活性剤は例示のためのものであって、本発明
を制限するためのものではない。
【0036】そして乳化剤は、本発明の油状減容液原液
を水と混合し減溶液エマルジョンにして使用するとき、
O/W型エマルジョン液を形成し柑橘油を活性化して、
発泡ポリスチレンとの親和性を高め、これをよく減容化
する。即ち本発明の減容液は、O/W型エマルジョン液
中で微小な減容液原液のミセルを形成し、これが破砕さ
れた発泡ポリスチレンの細片の裂け目を通してその内部
まで、均一かつ充分に浸透して、発泡部分を破壊する。
を水と混合し減溶液エマルジョンにして使用するとき、
O/W型エマルジョン液を形成し柑橘油を活性化して、
発泡ポリスチレンとの親和性を高め、これをよく減容化
する。即ち本発明の減容液は、O/W型エマルジョン液
中で微小な減容液原液のミセルを形成し、これが破砕さ
れた発泡ポリスチレンの細片の裂け目を通してその内部
まで、均一かつ充分に浸透して、発泡部分を破壊する。
【0037】単独で使用する場合はHLBが6.5〜2
0.0の非イオン系界面活性剤が好ましく、より好まし
くはHLBが7.0〜15.0のものであり、さらに好
ましくはHLBが7.0〜14.0のものである。
0.0の非イオン系界面活性剤が好ましく、より好まし
くはHLBが7.0〜15.0のものであり、さらに好
ましくはHLBが7.0〜14.0のものである。
【0038】これら界面活性剤の1例としては、 ソルビタンモノパルミチン酸エステル(Span40) (HLB=6.7)、 ソルビタンモノオレイン酸エステル+2(C2H4O)(HLB=約7)、 n−ブタノール (HLB=7)、 ソルビタンモノラウリン酸エステル(Span20) (HLB=8.6)、 ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル (HLB=9.5)、 ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノステアリン酸エステル (HLB=9.6)、 ポリオキシエチレン(5)ソルビタンモノオレイン酸エステル (HLB=10.0)、 ソルビタンモノオレイン酸エステル+5(C2H4O)(HLB=10)、 C18H37N(CH2CH2OH)(CH2CH2OCH2CH2OH) (HLB=10)、 ポリオキシエチレン(4)ソルビタントリステアリン酸エステル (HLB=10.5)、 ポリオキシエチレン(4)ソルビタントリオレイン酸エステル (HLB=11.0)、 ポリオキシエチレングリコール400モノオレイン酸エステル (HLB=11.4)、 ポリオキシエチレングリコール400モノステアリン酸エステル (HLB=11.6)、 オレイン酸トリエタノールアミン (HLB=12.0)、 ポリオキシエチレン(9)ノニルフェノール (HLB=13.0)、 ポリエチレングリコール400モノラウリン酸エステル (HLB=13.1)、 ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノラウリン酸エステル (HLB=13.3)、 ソルビタンモノオレイン酸エステル+10(C2H4O) (HLB=約13.5)、 ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアリン酸エステル (HLB=14.9)、 ソルビタンモノオレイン酸エステル+20(C2H4O)(Tween80) (HLB=15)、 ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレイン酸エステル (HLB=15.0)、 ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテル (HLB=15.3)、 ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル (HLB=15.4)、 ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミチン酸エステル (HLB=15.6)、 ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル (HLB=15.7)、 ポリオキシエチレン(30)ステアリン酸エステル (HLB=16.0)、 ポリオキシエチレン(40)ステアリン酸エステル (HLB=16.9)、 オレイン酸ナトリウム (HLB=18.0)、 ポリオキシエチレン(100)ステアリン酸エステル(HLB=18.8)、 を挙げることができる。これらの界面活性剤、即ち乳化
剤のうち、より好ましい乳化剤は、下記の化学式
剤のうち、より好ましい乳化剤は、下記の化学式
【0039】
【化1】 (上記化学式中、R1は、CH3(CH2)7CH=CH
(CH2)7−であり、a+b+cは、0、10、または
20である。)で示されるソルビタンーモノオレイン酸
エステルの酸化エチレン縮合物である。また、上記R1
がステアリル基であるソルビタンモノステアリン酸エス
テルの酸化エチレン縮合物も同様に好ましい。
(CH2)7−であり、a+b+cは、0、10、または
20である。)で示されるソルビタンーモノオレイン酸
エステルの酸化エチレン縮合物である。また、上記R1
がステアリル基であるソルビタンモノステアリン酸エス
テルの酸化エチレン縮合物も同様に好ましい。
【0040】さらに、一般式 R2−O−(CH2CH2−O)n−H (上式中、R2はノニル、ラウリル、パルミチル、ミリ
スチル、ステアリル、オレイル等のアルキル基またはア
ルケニル基、nは3〜30、好ましくは4〜20の正数
である)で示されるポリオキシエチレンアルキル−又は
アルケニル−エーテル、例えばポリオキシエチレンラウ
リルエーテルやポリ(6)オキシエチレンノニルエーテ
ル(CH3(CH2)8−O−(CH2CH2O)6H)、ポ
リ(9)オキシエチレンノニルエーテル(CH3(C
H2)8−O−(CH2CH2O)9H)も好ましく使用す
ることができる。
スチル、ステアリル、オレイル等のアルキル基またはア
ルケニル基、nは3〜30、好ましくは4〜20の正数
である)で示されるポリオキシエチレンアルキル−又は
アルケニル−エーテル、例えばポリオキシエチレンラウ
リルエーテルやポリ(6)オキシエチレンノニルエーテ
ル(CH3(CH2)8−O−(CH2CH2O)6H)、ポ
リ(9)オキシエチレンノニルエーテル(CH3(C
H2)8−O−(CH2CH2O)9H)も好ましく使用す
ることができる。
【0041】これらは、例えば前記ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル単独で、又はこれと前記ポリ
オキシエチレンアルキル−又はアルケニル−エーテルと
を組み合わせて使用することができる。
ソルビタン脂肪酸エステル単独で、又はこれと前記ポリ
オキシエチレンアルキル−又はアルケニル−エーテルと
を組み合わせて使用することができる。
【0042】本発明においては、上記ソルビタンー脂肪
酸エステルの酸化エチレン縮合物やポリオキシエチレン
アルキル−又はアルケニル−エーテル等の非イオン系界
面活性剤と陰イオン系界面活性剤とを組み合わせて使用
することができ、この場合、陰イオン系界面活性剤の使
用量は非イオン系界面活性剤の1/3以下、好ましくは
1/4以下である。陰イオン系界面活性剤の使用量が1
/3を越えると所望のHLB値に抑えることが困難とな
る。好ましい陰イオン系界面活性剤の例としてはジアル
キルコハク酸化合物例えばポリオキシエチレンジオクチ
ルサクシネート(CH3(CH2)3CH(CH2CH3)CH2・OOC・CH2CH(S
O3M)・COO・CH2CH(CH2CH3)(CH2)3CH3)、直鎖状アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレン直鎖状また
は分枝状アルキルエーテルスルホン酸塩を挙げることが
できる。
酸エステルの酸化エチレン縮合物やポリオキシエチレン
アルキル−又はアルケニル−エーテル等の非イオン系界
面活性剤と陰イオン系界面活性剤とを組み合わせて使用
することができ、この場合、陰イオン系界面活性剤の使
用量は非イオン系界面活性剤の1/3以下、好ましくは
1/4以下である。陰イオン系界面活性剤の使用量が1
/3を越えると所望のHLB値に抑えることが困難とな
る。好ましい陰イオン系界面活性剤の例としてはジアル
キルコハク酸化合物例えばポリオキシエチレンジオクチ
ルサクシネート(CH3(CH2)3CH(CH2CH3)CH2・OOC・CH2CH(S
O3M)・COO・CH2CH(CH2CH3)(CH2)3CH3)、直鎖状アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレン直鎖状また
は分枝状アルキルエーテルスルホン酸塩を挙げることが
できる。
【0043】複数の界面活性剤を組み合わせて使用する
ことがより好ましく、その場合は加成HLBが6.0〜
30.0、より好ましくは6.5〜20.0、最も好ま
しくは7.0〜15.0の範囲になるように調整する。
つまり、すくなくとも2種以上の異なる種類の界面活性
剤を併用する場合には、好ましく使用される界面活性剤
の種類が多くなるだけでなく、併用結果としての好まし
い加成HLB範囲が拡大する。例えば、下記化学式
ことがより好ましく、その場合は加成HLBが6.0〜
30.0、より好ましくは6.5〜20.0、最も好ま
しくは7.0〜15.0の範囲になるように調整する。
つまり、すくなくとも2種以上の異なる種類の界面活性
剤を併用する場合には、好ましく使用される界面活性剤
の種類が多くなるだけでなく、併用結果としての好まし
い加成HLB範囲が拡大する。例えば、下記化学式
【0044】
【化1】 (上記化学式中、R1は、CH3(CH2)7CH=CH
(CH2)7−基であり、a+b+cは、0、10または
20である)を有するポリオキシエチレンソルビタンモ
ノオレエートのようなHLBが6.5〜11.5のポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルや、一般式、 R2−O−(CH2CH2−O)n−H (上式中、R2はノニル、ラウリル、パルミチル、ミリ
スチル、ステアリル、オレイル等のアルキル基またはア
ルケニル基、nは3〜30、好ましくは4〜20の正数
である)で示されるポリオキシエチレンアルキル−又は
アルケニル−エーテルのようなHLBが8.5〜12.
5の、例えばポリオキシエチレンラウリルエーテルやポ
リ(6)オキシエチレンノニルエーテル(CH3(C
H2)8−O−(CH2CH2O)6H)、ポリ(9)オキ
シエチレンノニルエーテル(CH3(CH2)8−O−
(CH2CH2O)9H)のようなものをそれぞれ単独で
使用する代わりにHLBが1〜40の範囲でそれぞれ異
なりかつ加成性のものを適宜量比で配合して加成HLB
が7〜14になるようにして使用することがより好まし
く、例えばポリオキシエチレンソルビタンモノオレエー
トのようなHLBが6.5〜11.5のポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステルとポリオキシエチレンラ
ウリルエーテルのようなHLBが9.5〜19のポリオ
キシエチレンアルキル−又はアルケニルエーテルを適宜
量比で配合して加成HLBが7.0〜14.0になるよ
うにして使用することができ、また、ポリ(4)オキシ
エチレンラウリルエーテルのようなHLBが9.5の非
イオン系界面活性剤とドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウムのようなHLBが非常に高い陰イオン系界面活性
剤の極少量とを併用して加成HLBが7〜14になるよ
うにして使用することが好ましい。
(CH2)7−基であり、a+b+cは、0、10または
20である)を有するポリオキシエチレンソルビタンモ
ノオレエートのようなHLBが6.5〜11.5のポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルや、一般式、 R2−O−(CH2CH2−O)n−H (上式中、R2はノニル、ラウリル、パルミチル、ミリ
スチル、ステアリル、オレイル等のアルキル基またはア
ルケニル基、nは3〜30、好ましくは4〜20の正数
である)で示されるポリオキシエチレンアルキル−又は
アルケニル−エーテルのようなHLBが8.5〜12.
5の、例えばポリオキシエチレンラウリルエーテルやポ
リ(6)オキシエチレンノニルエーテル(CH3(C
H2)8−O−(CH2CH2O)6H)、ポリ(9)オキ
シエチレンノニルエーテル(CH3(CH2)8−O−
(CH2CH2O)9H)のようなものをそれぞれ単独で
使用する代わりにHLBが1〜40の範囲でそれぞれ異
なりかつ加成性のものを適宜量比で配合して加成HLB
が7〜14になるようにして使用することがより好まし
く、例えばポリオキシエチレンソルビタンモノオレエー
トのようなHLBが6.5〜11.5のポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステルとポリオキシエチレンラ
ウリルエーテルのようなHLBが9.5〜19のポリオ
キシエチレンアルキル−又はアルケニルエーテルを適宜
量比で配合して加成HLBが7.0〜14.0になるよ
うにして使用することができ、また、ポリ(4)オキシ
エチレンラウリルエーテルのようなHLBが9.5の非
イオン系界面活性剤とドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウムのようなHLBが非常に高い陰イオン系界面活性
剤の極少量とを併用して加成HLBが7〜14になるよ
うにして使用することが好ましい。
【0045】いずれにしても、本発明の減容液原液組成
物が希釈されて使われる際、所望の使用条件、例えば要
減容化時間、処理温度、減容化のため加えられる機械的
圧力、排出される減容化済み発泡ポリスチロールの硬
さ、コスト等は利用者により相当のバラツキがあるの
で、利用者の広範なニーズに応えるためには相当程度の
幅を有するHLBが必要であるが、上記範囲のHLBの
界面活性剤を用いた場合にはそれらニーズに応えること
ができる。
物が希釈されて使われる際、所望の使用条件、例えば要
減容化時間、処理温度、減容化のため加えられる機械的
圧力、排出される減容化済み発泡ポリスチロールの硬
さ、コスト等は利用者により相当のバラツキがあるの
で、利用者の広範なニーズに応えるためには相当程度の
幅を有するHLBが必要であるが、上記範囲のHLBの
界面活性剤を用いた場合にはそれらニーズに応えること
ができる。
【0046】減容液原液の全重量に対する界面活性剤
(乳化剤)の配合量は、0.1〜30、好ましくは1.
0〜20.0重量部、最も好ましくは1.0〜12.0
重量部である。0.1重量部未満の場合には、良質の希
釈水を用いたときでも、減容液原液を水と混合して使用
する際に減容液がO/W型エマルジョン液を充分に形成
しないために、廃棄物の発泡部分の破壊が充分でない。
30重量部を越える場合には、高い汚染度、高い硬度の
希釈水を用いたとしても、強力な溶解力のO/W型エマ
ルジョン液を形成するために、発泡部分は破壊するもの
の減容化した粘着性ポリスチレンから、O/W型エマル
ジョン液を分離して回収することが困難となる。
(乳化剤)の配合量は、0.1〜30、好ましくは1.
0〜20.0重量部、最も好ましくは1.0〜12.0
重量部である。0.1重量部未満の場合には、良質の希
釈水を用いたときでも、減容液原液を水と混合して使用
する際に減容液がO/W型エマルジョン液を充分に形成
しないために、廃棄物の発泡部分の破壊が充分でない。
30重量部を越える場合には、高い汚染度、高い硬度の
希釈水を用いたとしても、強力な溶解力のO/W型エマ
ルジョン液を形成するために、発泡部分は破壊するもの
の減容化した粘着性ポリスチレンから、O/W型エマル
ジョン液を分離して回収することが困難となる。
【0047】本発明の減容液原液で使用する(C)助剤
としては、例えばカプリル酸、ラウリル酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸等の脂肪酸
エタノールアミン、同脂肪酸ジエタノールアミン、同脂
肪酸トリエタノールアミン、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、下記一般式
としては、例えばカプリル酸、ラウリル酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸等の脂肪酸
エタノールアミン、同脂肪酸ジエタノールアミン、同脂
肪酸トリエタノールアミン、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、下記一般式
【0048】
【化3】 (ただし、R2は、パルミチル基(ペンタデカニル
基)、ステアリル基(ヘキサデカニル基)、オレイル基
(ヘキサデセニル基)等の高級脂肪族基を表わす。)で
示されるレシチン、下記一般式
基)、ステアリル基(ヘキサデカニル基)、オレイル基
(ヘキサデセニル基)等の高級脂肪族基を表わす。)で
示されるレシチン、下記一般式
【化4】 (ただし、R3は、高級アルキル基を表わす。)で示さ
れるモノグリセリド、下記一般式
れるモノグリセリド、下記一般式
【0049】
【化5】 (ただし、R3は、高級アルキル基を表わす。)で示さ
れるシュガーエステル、下記一般式
れるシュガーエステル、下記一般式
【0050】
【化6】 (ただし、R3は、高級アルキル基を表わす。)で示さ
れる脂肪酸アルカノールアミドなどを使用できる。これ
らのうち、脂肪酸エタノールアミン類は減容性、対皮膚
刺激性等の点からも好ましく使用することができる。し
かし、これらのうち特に上記アミン酸、アミド類の使用
は、環境上の配慮から、極力使用を抑えることが望まし
い。さらに、dーリモネン原液の劣化防止のため添加す
ることができる前記アスコルビン酸は助剤としても機能
する。
れる脂肪酸アルカノールアミドなどを使用できる。これ
らのうち、脂肪酸エタノールアミン類は減容性、対皮膚
刺激性等の点からも好ましく使用することができる。し
かし、これらのうち特に上記アミン酸、アミド類の使用
は、環境上の配慮から、極力使用を抑えることが望まし
い。さらに、dーリモネン原液の劣化防止のため添加す
ることができる前記アスコルビン酸は助剤としても機能
する。
【0051】本発明の減容液原液にて使用する助剤は、
前記助剤を単独にまたは混合物として使用できる。これ
らの助剤は、本発明の減容液原液を使用する際に、皮膚
荒れを予防し、また乳化剤の補助成分として機能する。
減容液原液の全重量に対する助剤の配合量は、0.1〜
5.0重量部、好ましくは0.1〜3.0重量部であ
る。0.1重量%未満の場合には、皮膚荒れを予防する
効果や、乳化剤の補助成分として機能が充分でない。
5.0重量部を越える場合には、上記の効果や機能の増
大がないので経済的でない。
前記助剤を単独にまたは混合物として使用できる。これ
らの助剤は、本発明の減容液原液を使用する際に、皮膚
荒れを予防し、また乳化剤の補助成分として機能する。
減容液原液の全重量に対する助剤の配合量は、0.1〜
5.0重量部、好ましくは0.1〜3.0重量部であ
る。0.1重量%未満の場合には、皮膚荒れを予防する
効果や、乳化剤の補助成分として機能が充分でない。
5.0重量部を越える場合には、上記の効果や機能の増
大がないので経済的でない。
【0052】また本発明の減容液原液は、その機能を損
なわない範囲で、例えば水酸化カルシウム、水酸化ナト
リウム、炭酸ナトリウム、炭素水素ナトリウムなどのア
ルカリ薬品を配合することができる。アルカリ薬品を配
合して減容液原液のPH値を9〜14、好ましくは10
〜12に調製することにより、減容化の効果をさらに増
大することができる。高いPH値の原液は使用中、およ
び使用後の排水処理に問題を伴い勝ちである。本発明の
減容液と共に粘着性低減のため所望により使用される
(D)の動植物油としては、例えばオリーブ油、椰子
油、パーム油、ヒマシ油、などの不乾性油、大豆油、綿
実油、ゴマ油などの半乾性油が使用できる。好ましい動
植物油は、不乾性油または沃素価150以下の半乾性油
又はオレイン酸の含有量が多くリノレン酸の含有量が少
ない半乾性油である。これらの油脂は、減容化したポリ
スチレンの粘着性を低減して、その取り扱いを容易にす
る効果がある。減容液原液の全重量に対する油脂の配合
量は、0.1〜30重量部であり、好ましくは0〜20
重量部、最も好ましくは0〜10重量部である。0重量
部未満の場合には、減容化したポリスチレンは粘着性の
ゲル状となる場合があり、その取り扱いが容易でない。
30重量部を越える場合には、配合量が多い割に粘着性
を低減する効果が増大しないので経済的でない。また、
これら(D)の油の使用量が多い場合には、減容化済み
の発泡ポリスチレン排出物が強固な塊となり以後の取扱
いに力を要することがある。さらにこれら(D)の油は
dーリモネンと同様に、発泡ポリスチレンの泡部分を崩
壊する能力を有し、その能力はdーリモネンと同様、或
いは時としてdーリモネン以上である場合がある。それ
故、減容液原液中でdーリモネンが95重量部以上含ま
れる場合には、該(D)の動植物油を使用する必要はな
く、dーリモネンが80〜95重量部である場合に、d
ーリモネン使用量の低下に応じてこれら(D)の動植物
油を併用することが好ましい。
なわない範囲で、例えば水酸化カルシウム、水酸化ナト
リウム、炭酸ナトリウム、炭素水素ナトリウムなどのア
ルカリ薬品を配合することができる。アルカリ薬品を配
合して減容液原液のPH値を9〜14、好ましくは10
〜12に調製することにより、減容化の効果をさらに増
大することができる。高いPH値の原液は使用中、およ
び使用後の排水処理に問題を伴い勝ちである。本発明の
減容液と共に粘着性低減のため所望により使用される
(D)の動植物油としては、例えばオリーブ油、椰子
油、パーム油、ヒマシ油、などの不乾性油、大豆油、綿
実油、ゴマ油などの半乾性油が使用できる。好ましい動
植物油は、不乾性油または沃素価150以下の半乾性油
又はオレイン酸の含有量が多くリノレン酸の含有量が少
ない半乾性油である。これらの油脂は、減容化したポリ
スチレンの粘着性を低減して、その取り扱いを容易にす
る効果がある。減容液原液の全重量に対する油脂の配合
量は、0.1〜30重量部であり、好ましくは0〜20
重量部、最も好ましくは0〜10重量部である。0重量
部未満の場合には、減容化したポリスチレンは粘着性の
ゲル状となる場合があり、その取り扱いが容易でない。
30重量部を越える場合には、配合量が多い割に粘着性
を低減する効果が増大しないので経済的でない。また、
これら(D)の油の使用量が多い場合には、減容化済み
の発泡ポリスチレン排出物が強固な塊となり以後の取扱
いに力を要することがある。さらにこれら(D)の油は
dーリモネンと同様に、発泡ポリスチレンの泡部分を崩
壊する能力を有し、その能力はdーリモネンと同様、或
いは時としてdーリモネン以上である場合がある。それ
故、減容液原液中でdーリモネンが95重量部以上含ま
れる場合には、該(D)の動植物油を使用する必要はな
く、dーリモネンが80〜95重量部である場合に、d
ーリモネン使用量の低下に応じてこれら(D)の動植物
油を併用することが好ましい。
【0053】さらに本発明の減容液原液は、その機能を
損なわない範囲で セチルアルコール (HLB=1)、 ソルビタントリオレイン酸エステル (HLB=1.8)、 ソルビタントリステアリン酸エステル(Span65) (HLB=2.1)、 プロピレングリコールモノステアリン酸エステル (HLB=3.4)、 ソルビタンジステアリン酸エステル (HLB=約3.5)、 ソルビタンセスキオレイン酸エステル (HLB=3.7)、 グリセロールモノステアリン酸エステル(非自己乳化性) (HLB=3.8)、 ソルビタンモノオレイン酸エステル(Span80) (HLB=4.3)、 プロピレングリコールモノラウリン酸エステル (HLB=4.5)、 ソルビタンモノステアリン酸エステル(Span60) (HLB=4.7)、 ジエチレングリコールモノステアリン酸エステル (HLB=4.7)、 グリセロールモノステアリン酸エステル(自己乳化性) (HLB=5.5)、 ジエチレングリコールモノラウリン酸エステル (HLB=6.1)、 オレイン酸カリウム (HLB=20.0)、 セチルエチルモルホリニウムエトサルフェート (HLB=25〜30)、 ラウリル硫酸ナトリウム (HLB=約40)、 等の界面活性剤を併用することができる。また、種々の
エチレンオキサイド単位数のポリオキシエチレンアルキ
ルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテルホスフェート、ポリオキ
シエチレンアルキルスルホン酸塩及びカルボン酸塩、ポ
リオキシエチレンアルキル−及びジアルキルコハク酸化
合物例えばポリオキシエチレンジオクチルサクシネー
ト、ポリオキシエチレンアルキル−及びジアルキルアジ
ペート化合物、ポリオキシエチレンアルキル−及びジア
ルキルグルタレート化合物等を使用して前記範囲のHL
Bのものとすることができる。このような各種成分を含
む本発明の減容液原液は、通常約150℃〜200℃の
沸点、約−20℃〜−30℃の凝固点、約35℃〜55
℃の引火点、10.5〜13のPH値、0.80〜0.
92の比重を有する。
損なわない範囲で セチルアルコール (HLB=1)、 ソルビタントリオレイン酸エステル (HLB=1.8)、 ソルビタントリステアリン酸エステル(Span65) (HLB=2.1)、 プロピレングリコールモノステアリン酸エステル (HLB=3.4)、 ソルビタンジステアリン酸エステル (HLB=約3.5)、 ソルビタンセスキオレイン酸エステル (HLB=3.7)、 グリセロールモノステアリン酸エステル(非自己乳化性) (HLB=3.8)、 ソルビタンモノオレイン酸エステル(Span80) (HLB=4.3)、 プロピレングリコールモノラウリン酸エステル (HLB=4.5)、 ソルビタンモノステアリン酸エステル(Span60) (HLB=4.7)、 ジエチレングリコールモノステアリン酸エステル (HLB=4.7)、 グリセロールモノステアリン酸エステル(自己乳化性) (HLB=5.5)、 ジエチレングリコールモノラウリン酸エステル (HLB=6.1)、 オレイン酸カリウム (HLB=20.0)、 セチルエチルモルホリニウムエトサルフェート (HLB=25〜30)、 ラウリル硫酸ナトリウム (HLB=約40)、 等の界面活性剤を併用することができる。また、種々の
エチレンオキサイド単位数のポリオキシエチレンアルキ
ルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテルホスフェート、ポリオキ
シエチレンアルキルスルホン酸塩及びカルボン酸塩、ポ
リオキシエチレンアルキル−及びジアルキルコハク酸化
合物例えばポリオキシエチレンジオクチルサクシネー
ト、ポリオキシエチレンアルキル−及びジアルキルアジ
ペート化合物、ポリオキシエチレンアルキル−及びジア
ルキルグルタレート化合物等を使用して前記範囲のHL
Bのものとすることができる。このような各種成分を含
む本発明の減容液原液は、通常約150℃〜200℃の
沸点、約−20℃〜−30℃の凝固点、約35℃〜55
℃の引火点、10.5〜13のPH値、0.80〜0.
92の比重を有する。
【0054】そして本発明の減容液原液は、1:1〜
1:10の重量比で水と混合してO/W型エマルジョン
液を製造し、これを破砕した発泡ポリスチレンチップに
散布した後、混練りして減溶化させ、エマルジョン液を
減容化されたポリスチレンから分離する。エマルジョン
液を分離したポリスチレンは、減容化と共に汚れ除去が
なされ、きれいな白色の塊状物として生成する。このよ
うな清浄化は本発明の減容液が発揮する副次的効果の一
つである。斯して分離されたポリスチレンは、合成樹脂
の原料として再利用できるとともに、揮発油、タールな
どの原料として再利用できる。本発明の減容液原液は、
減容化すべき発泡ポリスチレン5〜50重量部、好まし
くは10〜30重量部に、減容液原液のエマルジョン
液、即ち減容液95〜50重量部、好ましくは90〜7
0重量部を接触させて使用する。
1:10の重量比で水と混合してO/W型エマルジョン
液を製造し、これを破砕した発泡ポリスチレンチップに
散布した後、混練りして減溶化させ、エマルジョン液を
減容化されたポリスチレンから分離する。エマルジョン
液を分離したポリスチレンは、減容化と共に汚れ除去が
なされ、きれいな白色の塊状物として生成する。このよ
うな清浄化は本発明の減容液が発揮する副次的効果の一
つである。斯して分離されたポリスチレンは、合成樹脂
の原料として再利用できるとともに、揮発油、タールな
どの原料として再利用できる。本発明の減容液原液は、
減容化すべき発泡ポリスチレン5〜50重量部、好まし
くは10〜30重量部に、減容液原液のエマルジョン
液、即ち減容液95〜50重量部、好ましくは90〜7
0重量部を接触させて使用する。
【0055】本発明の減溶液エマルジョンにより減容化
されカルメル状に集合したポリスチロールチップが多少
粘着性を帯びている場合には、以後の取り扱いを容易に
するため、水溶性アルコールを散布することによって、
凝固させ粘着性を取り除くことができる。水溶性アルコ
ールとしては、柑橘油との沸点差及び環境への影響の点
から、エタノールを好ましく用いることができ、而して
使用されたエタノールは、減容化済みポリスチロールチ
ップ集合体の圧搾固液分離により、減溶液を随伴して取
り出すことができ、かつ、減溶液の蒸留や熱ストリーピ
ング操作において他の減溶液成分から分離回収すること
ができる。これに対して、減溶液エマルジョンとして油
脂成分を含有しないものを用いた場合にはアルコールに
よる粘着性の取除きがより困難となる。
されカルメル状に集合したポリスチロールチップが多少
粘着性を帯びている場合には、以後の取り扱いを容易に
するため、水溶性アルコールを散布することによって、
凝固させ粘着性を取り除くことができる。水溶性アルコ
ールとしては、柑橘油との沸点差及び環境への影響の点
から、エタノールを好ましく用いることができ、而して
使用されたエタノールは、減容化済みポリスチロールチ
ップ集合体の圧搾固液分離により、減溶液を随伴して取
り出すことができ、かつ、減溶液の蒸留や熱ストリーピ
ング操作において他の減溶液成分から分離回収すること
ができる。これに対して、減溶液エマルジョンとして油
脂成分を含有しないものを用いた場合にはアルコールに
よる粘着性の取除きがより困難となる。
【0056】先に記述したように、本発明は活性化され
た油状の減容液原液から調製されたエマルジョン型減溶
液を加熱された液体の形で使用し、発泡ポリスチレンの
嵩高さに起因する問題を解消する。この活性化された減
容液エマルジョンは、発泡ポリスチレンの熱処理、焼却
操作を簡単化するために極めて有用である。本発明によ
り得られた減容化した集合生成物は手で簡単に解きほぐ
すことができ、エネルギー節約の目的で高発熱量燃料を
燃焼させるための多くの市販の炉中に噴出させることが
できる。発泡ポリスチレンの減容後には、前記のように
減容液エマルジョンが疲労する。蒸気の形でのみ使用す
ると、発泡ポリスチレンの減容化過程では、発泡ポリス
チレンの溶解速度が時間経過に伴って不定になり、時に
は溶解速度が余りにも小さくなって減容処理操作の進行
過程を妨害するという問題があるが、本発明において
は、この問題を解消する。
た油状の減容液原液から調製されたエマルジョン型減溶
液を加熱された液体の形で使用し、発泡ポリスチレンの
嵩高さに起因する問題を解消する。この活性化された減
容液エマルジョンは、発泡ポリスチレンの熱処理、焼却
操作を簡単化するために極めて有用である。本発明によ
り得られた減容化した集合生成物は手で簡単に解きほぐ
すことができ、エネルギー節約の目的で高発熱量燃料を
燃焼させるための多くの市販の炉中に噴出させることが
できる。発泡ポリスチレンの減容後には、前記のように
減容液エマルジョンが疲労する。蒸気の形でのみ使用す
ると、発泡ポリスチレンの減容化過程では、発泡ポリス
チレンの溶解速度が時間経過に伴って不定になり、時に
は溶解速度が余りにも小さくなって減容処理操作の進行
過程を妨害するという問題があるが、本発明において
は、この問題を解消する。
【0057】本発明の減容液原液は、使用済みの発泡ポ
リスチレン成形品を破砕して小片とした後、これに本発
明の減容液原液から調製したO/W型エマルジョン減容
液を散布して発泡ポリスチレンの発泡部分を破壊し、そ
の容積を元の2〜60%程度にまで減少し、更にその混
合物から減容化した発泡ポリスチレン成分、即ちポリス
チレンとエマルジョン液を分離して回収する発泡ポリス
チレンの減容化処理方法において使用される。したがっ
て本発明の減容液原液から調製されたエマルジョン型の
減溶液は、発泡ポリスチレンを減容化する目的を逸脱し
ない限り、また上記の減容化処理方法の範囲の如何なる
方法及び如何なる装置においても使用することができ
る。例えば以下に述べる具体的な方法において、使用す
ることができる。
リスチレン成形品を破砕して小片とした後、これに本発
明の減容液原液から調製したO/W型エマルジョン減容
液を散布して発泡ポリスチレンの発泡部分を破壊し、そ
の容積を元の2〜60%程度にまで減少し、更にその混
合物から減容化した発泡ポリスチレン成分、即ちポリス
チレンとエマルジョン液を分離して回収する発泡ポリス
チレンの減容化処理方法において使用される。したがっ
て本発明の減容液原液から調製されたエマルジョン型の
減溶液は、発泡ポリスチレンを減容化する目的を逸脱し
ない限り、また上記の減容化処理方法の範囲の如何なる
方法及び如何なる装置においても使用することができ
る。例えば以下に述べる具体的な方法において、使用す
ることができる。
【0058】発泡ポリスチレンの減容化装置の一例の概
要を図1に示す。この装置は直径の異なる円筒型容器を
複数直列状に連結し、それぞれの円筒型容器中には、構
造が異なりかつ回転速度が異なるスクリューコンベアが
内臓されているものである。更に発泡ポリスチレンの破
砕ユニット、貯蔵タンク及び減容液原液のO/W型エマ
ルジョン液、即ち減容液エマルジョンの循環系が付設さ
れたものである。
要を図1に示す。この装置は直径の異なる円筒型容器を
複数直列状に連結し、それぞれの円筒型容器中には、構
造が異なりかつ回転速度が異なるスクリューコンベアが
内臓されているものである。更に発泡ポリスチレンの破
砕ユニット、貯蔵タンク及び減容液原液のO/W型エマ
ルジョン液、即ち減容液エマルジョンの循環系が付設さ
れたものである。
【0059】図1に示される発泡ポリスチレン減容化装
置において、使用済みの発泡ポリスチレン成形品(1)
は投入口(3)から発泡スチレンの破砕ユニット(2)
に供給され、回転する破砕ドラム(4)に埋め込まれた
バー(5)により打ち砕かれるように、ブロック状に予
備破砕され、次に破砕ドラム(4)の直下に位置する1
次破砕ローラ(6)で塊状に1次破砕される。さらに2
次破砕ローラ(7)で略たばこフィルター程度の大きさ
のチップ状の発泡ポリスチレンに2次破砕される。この
2次破砕ローラ(7)は異なる回転速度の切欠歯車状の
破砕部を有し、これにより押し潰し力及び剪断力が加え
られ、その結果2次破砕ローラ(7)を経たチップ状の
発泡ポリスチレンは単に凸凹が多く、表面積/体積が大
きくなるだけでなく、その内部まで割れ目、裂け目が生
じ、この割れ目、裂け目を通して減容液が速やかにその
内部まで浸透するものとなる。
置において、使用済みの発泡ポリスチレン成形品(1)
は投入口(3)から発泡スチレンの破砕ユニット(2)
に供給され、回転する破砕ドラム(4)に埋め込まれた
バー(5)により打ち砕かれるように、ブロック状に予
備破砕され、次に破砕ドラム(4)の直下に位置する1
次破砕ローラ(6)で塊状に1次破砕される。さらに2
次破砕ローラ(7)で略たばこフィルター程度の大きさ
のチップ状の発泡ポリスチレンに2次破砕される。この
2次破砕ローラ(7)は異なる回転速度の切欠歯車状の
破砕部を有し、これにより押し潰し力及び剪断力が加え
られ、その結果2次破砕ローラ(7)を経たチップ状の
発泡ポリスチレンは単に凸凹が多く、表面積/体積が大
きくなるだけでなく、その内部まで割れ目、裂け目が生
じ、この割れ目、裂け目を通して減容液が速やかにその
内部まで浸透するものとなる。
【0060】また発泡ポリスチレン成形品が、例えばイ
ンスタント食品用容器のように小型で肉薄ものの場合に
は、破砕ドラム(4)、1次破砕ローラ(6)または2
次破砕ローラ(7)により破砕処理することなく、直ち
に貯蔵タンク(10)に貯蔵してもよく、あるいは直接
発泡ポリスチレンの減容化装置(17)のホッパー(1
6a)に導入することができる。無論何れか1の破砕手
段のみにより破砕処理することもできる。
ンスタント食品用容器のように小型で肉薄ものの場合に
は、破砕ドラム(4)、1次破砕ローラ(6)または2
次破砕ローラ(7)により破砕処理することなく、直ち
に貯蔵タンク(10)に貯蔵してもよく、あるいは直接
発泡ポリスチレンの減容化装置(17)のホッパー(1
6a)に導入することができる。無論何れか1の破砕手
段のみにより破砕処理することもできる。
【0061】このように破砕ユニット(2)により破砕
されたチップ状の発泡ポリスチレンは、破砕ユニット
(2)底部に設けられたスクリューコンベア(8)を介
してフレキシブルチューブ(9)により貯蔵タンク(1
0)に移送される。貯蔵タンク(10)はその頂部にチ
ップ状の発泡ポリスチレンの移送動力源としてのモータ
(11)を有し、また上部及び下部にそれぞれチップ状
の発泡ポリスチレンの貯蔵レベルをモニタするレベルセ
ンサ(12)及び、レベルセンサ(13)、底部にスク
リューコンベア(14)及びフレキシブルチューブ(1
5)を有する。
されたチップ状の発泡ポリスチレンは、破砕ユニット
(2)底部に設けられたスクリューコンベア(8)を介
してフレキシブルチューブ(9)により貯蔵タンク(1
0)に移送される。貯蔵タンク(10)はその頂部にチ
ップ状の発泡ポリスチレンの移送動力源としてのモータ
(11)を有し、また上部及び下部にそれぞれチップ状
の発泡ポリスチレンの貯蔵レベルをモニタするレベルセ
ンサ(12)及び、レベルセンサ(13)、底部にスク
リューコンベア(14)及びフレキシブルチューブ(1
5)を有する。
【0062】貯蔵タンク(10)内に貯蔵されたチップ
状の発泡ポリスチレンは貯蔵タンク(10)の底部に設
け得られたスクリューコンベア(14)を介してフレキ
シブルチューブ(15)を経て発泡ポリスチレンの減容
化装置本体(17)のホッパー(16b)に移送導入さ
れる。この移送動力源はモータ(16)である。
状の発泡ポリスチレンは貯蔵タンク(10)の底部に設
け得られたスクリューコンベア(14)を介してフレキ
シブルチューブ(15)を経て発泡ポリスチレンの減容
化装置本体(17)のホッパー(16b)に移送導入さ
れる。この移送動力源はモータ(16)である。
【0063】この減容化装置本体は、円筒型容器の外周
上に保温手段を有する。保温手段は円筒型容器の外周上
に電熱線をコイル状に巻いたもの、或いは可撓性面状発
熱体を円筒型容器の外周上に巻設したものであってよ
く、さらに保温用ウオータージャケットであってもよ
い。減容化装置は、好ましくは約40℃〜80℃、通常
約60℃程度に加熱保温されて使用するが、第2減容器
(19)の温度は第1減容器(18)の温度よりも若干
(0〜10℃程度通常は3〜7℃程度)低いものであっ
てよい。
上に保温手段を有する。保温手段は円筒型容器の外周上
に電熱線をコイル状に巻いたもの、或いは可撓性面状発
熱体を円筒型容器の外周上に巻設したものであってよ
く、さらに保温用ウオータージャケットであってもよ
い。減容化装置は、好ましくは約40℃〜80℃、通常
約60℃程度に加熱保温されて使用するが、第2減容器
(19)の温度は第1減容器(18)の温度よりも若干
(0〜10℃程度通常は3〜7℃程度)低いものであっ
てよい。
【0064】減容化装置本体(17)は横長の円筒体が
アップライト型に纏められた上下2段の第1減容器(1
8)及び第2減容器(19)から成る。第2図に示すよ
うに減容器(18)及び減容器(19)の内部には、チ
ップ状の発泡ポリスチレンを減容液と混練しつつ、移送
するためのスクリューコンベア形状の第1減容羽根(1
8a)及び第2減容羽根(19a)が設けられている。
アップライト型に纏められた上下2段の第1減容器(1
8)及び第2減容器(19)から成る。第2図に示すよ
うに減容器(18)及び減容器(19)の内部には、チ
ップ状の発泡ポリスチレンを減容液と混練しつつ、移送
するためのスクリューコンベア形状の第1減容羽根(1
8a)及び第2減容羽根(19a)が設けられている。
【0065】チップ状の発泡ポリスチレンの体積は、第
1減容器(18)中に存在するときよりも第2減容器
(19)中に存在するときの方が減容されて小さくなっ
ている。このため第2減容器(18)の直径は第1減容
器(19)の直径よりも小さい。また発泡ポリスチレン
は、減容化処理の進行に伴って密度及び移送抵抗が増大
してくる。第1減容器(18)の第1減容羽根(18
a)の螺旋間隔は、第2減容器(19)の第2減容羽根
(19a)の螺旋間隔よりも疎になっている。
1減容器(18)中に存在するときよりも第2減容器
(19)中に存在するときの方が減容されて小さくなっ
ている。このため第2減容器(18)の直径は第1減容
器(19)の直径よりも小さい。また発泡ポリスチレン
は、減容化処理の進行に伴って密度及び移送抵抗が増大
してくる。第1減容器(18)の第1減容羽根(18
a)の螺旋間隔は、第2減容器(19)の第2減容羽根
(19a)の螺旋間隔よりも疎になっている。
【0066】また第1減容羽根(18a)と第2減容羽
根(19a)の回転速度も異なる。第1減容器(18
a)の直径と第2減容器(19)の直径は、例えば前者
を8インチ、後者を6インチであるが、各減容羽根(1
8a)及び(19a)の回転速度の差を調節することに
より、減容器の直径の差と減容器内に発泡ポリスチレン
の減容化の進行程度の差との不整合を緩和する。
根(19a)の回転速度も異なる。第1減容器(18
a)の直径と第2減容器(19)の直径は、例えば前者
を8インチ、後者を6インチであるが、各減容羽根(1
8a)及び(19a)の回転速度の差を調節することに
より、減容器の直径の差と減容器内に発泡ポリスチレン
の減容化の進行程度の差との不整合を緩和する。
【0067】また減容化装置(17)には、減容液循環
系が付設されている。この減容液循環系は、減容液タン
ク(21)から減容液混合タンク(20)を経て供給さ
れる減容液を第1の円筒型減容器(18)中に散布する
ためのスプレー装置(23)、減容化済み発泡ポリスチ
レンから分離回収された減容液を受入れるための減容液
回収タンク(22)及び減容液タンク(21)と減容液
混合タンク(20)との間の導管、減容液回収タンク
(22)と減容液混合タンク(20)との間の導管、減
容液混合タンク(20)とスプレー装置(23)とを連
絡する導管及び必要なコックや排出管とから基本的に成
る。
系が付設されている。この減容液循環系は、減容液タン
ク(21)から減容液混合タンク(20)を経て供給さ
れる減容液を第1の円筒型減容器(18)中に散布する
ためのスプレー装置(23)、減容化済み発泡ポリスチ
レンから分離回収された減容液を受入れるための減容液
回収タンク(22)及び減容液タンク(21)と減容液
混合タンク(20)との間の導管、減容液回収タンク
(22)と減容液混合タンク(20)との間の導管、減
容液混合タンク(20)とスプレー装置(23)とを連
絡する導管及び必要なコックや排出管とから基本的に成
る。
【0068】減容液タンク(21)は減容液を加温する
ためのヒータ(26)を装備している。本減容化装置
は、約40℃〜80℃、通常は約60℃程度に加熱保温
されて運転されるので、これに鑑みてスプレー装置(2
3)から散布される減容液も加熱されたものが使用され
る。無論減容液混合タンク(20)にもヒータを設けて
ある。
ためのヒータ(26)を装備している。本減容化装置
は、約40℃〜80℃、通常は約60℃程度に加熱保温
されて運転されるので、これに鑑みてスプレー装置(2
3)から散布される減容液も加熱されたものが使用され
る。無論減容液混合タンク(20)にもヒータを設けて
ある。
【0069】減容化装置で使用する本発明の減容液は、
発泡ポリスチレン1kg当たり約500〜1100g、
通常約800g前後が減容化後のポリスチレンに随伴し
て系外に消耗するので、この消耗分は減容液タンク(2
1)から補充する。補充する減容液は、本発明の減容液
原液が、通常約3倍乃至7倍、通常は約5倍程度に水で
希釈したO/W型エマルジョン液である。
発泡ポリスチレン1kg当たり約500〜1100g、
通常約800g前後が減容化後のポリスチレンに随伴し
て系外に消耗するので、この消耗分は減容液タンク(2
1)から補充する。補充する減容液は、本発明の減容液
原液が、通常約3倍乃至7倍、通常は約5倍程度に水で
希釈したO/W型エマルジョン液である。
【0070】一方減容液回収タンク(22)から循環さ
れる減容液は、補充される減容液に比し、有効成分含有
率特にdーリモネン含有率が低下する傾向にあり、特に
多くの回数循環使用された場合には、単に量的な補充の
みでなく該減容液中の疲労消耗した有効成分の補充とい
う質的な補充を行う必要がある。減容液回収タンク(2
2)から循環する減容液の疲労程度、即ち有効成分の減
少程度をモニタし、減少程度に見合った高濃度の有効成
分を含有する減容液を混合タンクに補給する。使用済の
減容液の疲労消耗程度、即ち有効成分の減少程度は、使
用済の減容液の電気抵抗の増加の上昇により検知する。
れる減容液は、補充される減容液に比し、有効成分含有
率特にdーリモネン含有率が低下する傾向にあり、特に
多くの回数循環使用された場合には、単に量的な補充の
みでなく該減容液中の疲労消耗した有効成分の補充とい
う質的な補充を行う必要がある。減容液回収タンク(2
2)から循環する減容液の疲労程度、即ち有効成分の減
少程度をモニタし、減少程度に見合った高濃度の有効成
分を含有する減容液を混合タンクに補給する。使用済の
減容液の疲労消耗程度、即ち有効成分の減少程度は、使
用済の減容液の電気抵抗の増加の上昇により検知する。
【0071】第1の減容器(18)のほぼ後端部には透
明材料で作成したのぞき窓(27)が設けられている。
こののぞき窓を通して減容化の進行程度及び移送難易度
を肉眼で観察する。
明材料で作成したのぞき窓(27)が設けられている。
こののぞき窓を通して減容化の進行程度及び移送難易度
を肉眼で観察する。
【0072】さて減容化装置本体(17)のホッパー
(16b)に導入されたチップ状k発泡ポリスチレンは
円筒状の第1減容器(18)、第1減容羽根(18a)
によりスプレー装置(21)下の位置に移送されここで
減容液が散布され、その後第1減容器(18)中をさら
に移送されながら減容液と混練され減容化される。減容
化は徐々に、かつ着実に進行し、第1減容器(18)の
後端においては元はチップ状であった発泡ポリスチレン
は、かなり減容化しかつ相互に粘着し合って、塊状に変
化したものを見ることができる。
(16b)に導入されたチップ状k発泡ポリスチレンは
円筒状の第1減容器(18)、第1減容羽根(18a)
によりスプレー装置(21)下の位置に移送されここで
減容液が散布され、その後第1減容器(18)中をさら
に移送されながら減容液と混練され減容化される。減容
化は徐々に、かつ着実に進行し、第1減容器(18)の
後端においては元はチップ状であった発泡ポリスチレン
は、かなり減容化しかつ相互に粘着し合って、塊状に変
化したものを見ることができる。
【0073】このような粘着性の塊状の発泡ポリスチレ
ンは第1減容器(18)と第2減容器(19)内に導入
され、ここで減容化処理がさらに進行され、第2減容器
(19)の後端の排出口(29)からは、例えて言えば
柔らかい小粒ポップコーンの砂糖菓子のようなゲル状に
塊った減容化された発泡ポリスチレン塊状物を排出す
る。排出された発泡ポリスチレン塊状物は、例えば金網
製の濾過装置兼減容済み発泡ポリスチレンの排出ガイド
(30)上で減容液と分離された後、ゲル回収缶(2
5)に回収される。
ンは第1減容器(18)と第2減容器(19)内に導入
され、ここで減容化処理がさらに進行され、第2減容器
(19)の後端の排出口(29)からは、例えて言えば
柔らかい小粒ポップコーンの砂糖菓子のようなゲル状に
塊った減容化された発泡ポリスチレン塊状物を排出す
る。排出された発泡ポリスチレン塊状物は、例えば金網
製の濾過装置兼減容済み発泡ポリスチレンの排出ガイド
(30)上で減容液と分離された後、ゲル回収缶(2
5)に回収される。
【0074】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
する。なお本発明は、実施例に限定されるものではな
い。また実施例においては、以下の成分からなる減容液
原液を使用した。
する。なお本発明は、実施例に限定されるものではな
い。また実施例においては、以下の成分からなる減容液
原液を使用した。
【実施例1〜3】 (A)dーリモネン液 柑橘油。 (B)乳化剤 ソルビタンモノオレイン酸エステルの
酸化エチレンX縮合物。 (C)油脂 オリーブ油。 (D)助剤 シュガーエステル。 上記の減容液原液の成分は、表1に示す量比で混合し
た。
酸化エチレンX縮合物。 (C)油脂 オリーブ油。 (D)助剤 シュガーエステル。 上記の減容液原液の成分は、表1に示す量比で混合し
た。
【0075】また発泡ポリスチレン成形品1kgを、直
径が約0.5cmの小片に破砕した。破砕した発泡ポリ
スチレン成形品に減容液原液と蒸留水を混合(重量比で
1:4)して作製したエマルジョン液2リットルを散布
した後、混練機を用いて30分間混練りして減容化し
た。混練り後、濾過してエマルジョン液を除去し、減容
化したポリスチレンを得た。エマルジョン液及び減容化
したポリスチレンの外観を評価した。評価結果は表1に
示した。実施例1では、ポレスチレンに粘着性がなく、
発泡ポリスチレン成形品は、良好に減容化された。実施
例2では、エマルジョン化は良好に行われたものの、減
容化後のポリスチレンは若干の粘着性を示したが、エタ
ノール処理により簡単に粘着性を取り除くことができ
た。
径が約0.5cmの小片に破砕した。破砕した発泡ポリ
スチレン成形品に減容液原液と蒸留水を混合(重量比で
1:4)して作製したエマルジョン液2リットルを散布
した後、混練機を用いて30分間混練りして減容化し
た。混練り後、濾過してエマルジョン液を除去し、減容
化したポリスチレンを得た。エマルジョン液及び減容化
したポリスチレンの外観を評価した。評価結果は表1に
示した。実施例1では、ポレスチレンに粘着性がなく、
発泡ポリスチレン成形品は、良好に減容化された。実施
例2では、エマルジョン化は良好に行われたものの、減
容化後のポリスチレンは若干の粘着性を示したが、エタ
ノール処理により簡単に粘着性を取り除くことができ
た。
【0076】
【表1】 注1:ゲル状になった物を、何回も摘んだりひねったり
しても手にくっつく事もなく取り扱いが容易である。 注2:白色に完全にエマルジョン化する。柑橘油を活性
炭で脱色処理することにより、油分のdーリモネンだけ
がエマルジョン化していると考えられる。 注3:エマルジョン化するが、オレンジ色と白色の2層
に分かれる。 注4:ゲル状になった物を、摘んだりひねったりすると
納豆のような糸をひき取扱いに苦労し、エタノール処理
しないと粘着性をなくすることができない。 注5:ゲル状になった物を、手に取るとベトベトで取り
扱いに苦労し、エタノール処理しないとベト付きをなく
することができない。著しいベト付きがある。
しても手にくっつく事もなく取り扱いが容易である。 注2:白色に完全にエマルジョン化する。柑橘油を活性
炭で脱色処理することにより、油分のdーリモネンだけ
がエマルジョン化していると考えられる。 注3:エマルジョン化するが、オレンジ色と白色の2層
に分かれる。 注4:ゲル状になった物を、摘んだりひねったりすると
納豆のような糸をひき取扱いに苦労し、エタノール処理
しないと粘着性をなくすることができない。 注5:ゲル状になった物を、手に取るとベトベトで取り
扱いに苦労し、エタノール処理しないとベト付きをなく
することができない。著しいベト付きがある。
【0077】
【比較例1〜7】比較例として、油脂成分(C)を含ま
ない減容液原液を使用した以外は、実施例と同様にし
て、エマルジョン液の外観を評価した。実施例と比較し
て、充分にエマルジョン化しなかった。これは、実使用
の場合に発泡ポリスチレン成形品の減容化が不完全であ
ることを意味する。
ない減容液原液を使用した以外は、実施例と同様にし
て、エマルジョン液の外観を評価した。実施例と比較し
て、充分にエマルジョン化しなかった。これは、実使用
の場合に発泡ポリスチレン成形品の減容化が不完全であ
ることを意味する。
【実施例4】 (A)dーリモネン 96.00重量% (B1)ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート (花王(株) レオドールTW−0106 HLB=10.00) 1.00重量% (B2)ポリオキシエチレンラウリルエーテル (花王(株)エマルゲン10.8 HLB=12.10) 3.00重量% 加成HLB 10.10 を調製し、次の組成を有する比較例8及び9の減容液と
性能を比較した。比較例8の液は発泡ポリスチロールを
減容するには界面活性剤が多すぎるため減容後に多量に
残存し、また減容の速度を遅らせる働きをした。比較例
9の減容液は綺麗なミルク状のエマルジョンにならず、
減容済みの発泡ポリスチロール排出物はかなり強固な塊
となった。これに対し実施例4の液は排出基準3ppm
以下というエタノールアミンを配合していないため生分
解性が完全であり、また減容に適している。
性能を比較した。比較例8の液は発泡ポリスチロールを
減容するには界面活性剤が多すぎるため減容後に多量に
残存し、また減容の速度を遅らせる働きをした。比較例
9の減容液は綺麗なミルク状のエマルジョンにならず、
減容済みの発泡ポリスチロール排出物はかなり強固な塊
となった。これに対し実施例4の液は排出基準3ppm
以下というエタノールアミンを配合していないため生分
解性が完全であり、また減容に適している。
【0078】(比較例8) (A)dーリモネン 93.85重量% (B1)ポリ(6)オキシエチレンソルビタンモノオレエート (レオドールTW−0106 HLB=10.00) 5.00重量% (B2)ポリオキシエチレンラウリルエーテル (花王(株)エマルゲン108 HLB=12.10) 1.00重量% (C)エタノールアミン 0.15重量% 加成HLB 10.525 (比較例9) (A)dーリモネン 96.0重量% (B1)ポリ(20)オキシエチレンソルビタンモノオレエート (ツィーン80 HLB=15) 3.0重量% (B2)ポリオキシエチレンラウリルエーテル (花王(株)エマルゲン108 HLB=12.10) 1.00重量% 加成HLB 14.275
【0079】
【実施例5】 (A)dーリモネン 88.5重量% (B1)ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート (花王(株) レオドール TW−O106) 5.0重量% (B2)ポリオキシエチレンラウリルエーテル (花王(株) エマルゲン 108) 5.0重量% (C)パルミチン酸ジエタノールアミン 1.5重量% を調製し、減容のため使用に供した。実施例4の組成物
と同様、良好な結果が得られた。
と同様、良好な結果が得られた。
【0080】
【実施例6】 (A)dーリモネン 90.0重量% (B1)ポリ(6)オキシエチレンノニルフェノール (花王(株) エマルゲン 106) 6.1重量% (B2)ポリ(9)オキシエチレンノニルフェノール (花王(株) エマルゲン 109P) 2.5重量% (B3)ジオクチルスルホサクシネート (花王(株)ペレックスOT−P) 1.4重量% を調製し、減容のため使用に供した。実施例4の組成物
と同様、良好な結果が得られた。
と同様、良好な結果が得られた。
【0081】
【発明の効果】上記具体的かつ詳細な説明から明らかな
ように、本発明の発泡ポリスチレンの減容液原液は、発
泡ポリスチレンに対する溶解性が高く、またO/W型エ
マルジョン液を容易に形成できる。このため嵩高かつ軽
量の廃棄物は、O/W型エマルジョン中に容易に分散さ
れて、必要以上に撹拌器などで液中粉砕することなく減
容液原液と接触させて、その高い溶解性と相まって発泡
部分を迅速に破壊できるという効果を奏する。更に減容
化され、かつ汚れが取り除かれた白色のきれいな発泡ポ
リスチレンを粘稠性の少ない固形分として、容易に系外
に取り出すことができることから、再使用可能なポリス
チレン塊を確実に得ることができ、また作業の経済的効
果が顕著である。
ように、本発明の発泡ポリスチレンの減容液原液は、発
泡ポリスチレンに対する溶解性が高く、またO/W型エ
マルジョン液を容易に形成できる。このため嵩高かつ軽
量の廃棄物は、O/W型エマルジョン中に容易に分散さ
れて、必要以上に撹拌器などで液中粉砕することなく減
容液原液と接触させて、その高い溶解性と相まって発泡
部分を迅速に破壊できるという効果を奏する。更に減容
化され、かつ汚れが取り除かれた白色のきれいな発泡ポ
リスチレンを粘稠性の少ない固形分として、容易に系外
に取り出すことができることから、再使用可能なポリス
チレン塊を確実に得ることができ、また作業の経済的効
果が顕著である。
【0082】また本発明の減容液原液は、毒性がないこ
とから、作業者は、減容化処理を安全に実施できる。ま
た本発明の減容液原液の主成分が天然物であるdーリモ
ネン液であることから、その生分解性が高く、廃液とし
て処理するに際しても環境を汚染することがない。即ち
本発明の減容液原液の使用によって、発泡ポリスチレン
の減容化作業が、容易かつ安全に実施できることから実
務上の効果は大である。
とから、作業者は、減容化処理を安全に実施できる。ま
た本発明の減容液原液の主成分が天然物であるdーリモ
ネン液であることから、その生分解性が高く、廃液とし
て処理するに際しても環境を汚染することがない。即ち
本発明の減容液原液の使用によって、発泡ポリスチレン
の減容化作業が、容易かつ安全に実施できることから実
務上の効果は大である。
【0083】
【図1】発泡ポリスチレンの減容化装置の1具体例を示
した説明図である。
した説明図である。
【図2】減容化装置の内部の主要構造の1例を示した説
明図である。
明図である。
1 発泡ポリスチレン成形品 2 破砕ユニット 3 投入口 4 破砕ドラム 5 バー 6 1次破砕ローラ 7 2次破砕ローラ 8 スクリューコンベア 9 フレキシブルチューブ 10 貯蔵タンク 11 モータ 12 レベルセンサ 13 レベルセンサ 14 スクリューコンベア 15 フレキシブルチューブ 16b ホッパー 17 減容化装置本体 18 第1減容器 18a 第1減容羽根 19 第2減容器 19a 第2減容羽根 20 減容液混合タンク 21 減容液タンク 22 減容液回収タンク 23 スプレー装置 25 ゲル回収缶 26 ヒータ 29 排出口 30 排出ガイド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】発泡ポリスチレンの減容化装置の1具体例を示
した説明図である。
した説明図である。
【図2】減容化装置の内部の主要構造の1例を示した説
明図である。
明図である。
【図3】減容化装置の内部の主要構造の他の1例を示し
た説明図である。
た説明図である。
【符号の説明】 1 発泡ポリスチレン成形品 2 破砕ユニット 3 投入口 4 破砕ドラム 5 バー 6 1次破砕ローラ 7 2次破砕ローラ 8 スクリューコンベア 9 フレキシブルチューブ 10 貯蔵タンク 11 モータ 12 レベルセンサ 13 レベルセンサ 14 スクリューコンベア 15 フレキシブルチューブ 16b ホッパー 17 減容化装置本体 18 第1減容器 18a 第1減容羽根 19 第2減容器 19a 第2減容羽根 20 減容液混合タンク 21 減容液タンク 22 減容液回収タンク 23 スプレー装置 25 ゲル回収缶 26 ヒータ 29 排出口 30 排出ガイド
Claims (16)
- 【請求項1】 (A)dーリモネン原液50〜99重量
部、(B)HLB又は加成HLBが6.0〜30.0の
界面活性剤0.0〜30.0重量部、及び所望により
(C)乳化安定及び/又は皮膚荒れ防止のための助剤
0.0〜5.0重量部を含み、さらに所望により(D)
動植物油を30重量部以下含むことを特徴とする、発泡
ポリスチレンの減容液原液。 - 【請求項2】 前記界面活性剤が、直鎖状アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレン直鎖状または分
枝状アルキルエーテル、ポリオキシプロピレン直鎖状ま
たは分枝状アルキルエーテル、エチレンオキサイドとプ
ロピレンオキサイドの混合縮合物の直鎖状または分枝状
アルキルエーテル、ポリオキシエチレン直鎖状または分
枝状アルキルエーテルスルホン酸塩、ポリオキシエチレ
ン直鎖状または分枝状アルキルエーテルホスホン酸塩、
ポリオキシエチレン直鎖状または分枝状アルキルエーテ
ルカルボン酸塩、ポリオキシエチレン直鎖状または分枝
状アルキルエーテルカルボンエステル、ポリオキシエチ
レンソルビタン−脂肪酸エステル(ソルビタン脂肪酸エ
ステルの酸化エチレン縮合物)、4〜50、好ましくは
5〜20のエチレンオキサイド単位数のポリオキシエチ
レンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンアルキル
およびジアルキルコハク酸化合物例えばポリオキシエチ
レンジオクチルサクシネートからなる群から選ばれた界
面活性剤である、請求項1記載の発泡ポリスチレンの減
容液原液組成物。 - 【請求項3】 (A)dーリモネン原液50〜99重量
部、(B)HLB値が6.5〜20.0の非イオン系界
面活性剤1.0〜30.0重量部、、及び所望により
(C)乳化安定及び/又は皮膚荒れ防止のための助剤
0.0〜5.0重量部を含み、さらに所望により(D)
動植物油を30重量部以下含むことを特徴とする、請求
項1又は請求項2記載の発泡ポリスチレンの減容液原液
組成物。 - 【請求項4】 前記(B)非イオン系界面活性剤が、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル又はポリオ
キシエチレンアルキル−若しくはアルケニル−エーテル
であることを特徴とする、請求項3記載の発泡ポリスチ
レンの減容液原液組成物。 - 【請求項5】 前記(B)非イオン系界面活性剤におけ
るポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが、次
の化学式 【化1】 (上記化学式中、R1は、CH3(CH2)7CH=CH
(CH2)7−基であり、a+b+cは、0、10または
20である)で示されるソルビタン−モノオレイン酸エ
ステルの酸化エチレン縮合物であるか、又は、同前記ポ
リオキシエチレンアルキルエーテルが次の一般式 CH3(CH2)11−O−(CH2CH2O)n−H (上記化学式中、nは4〜50、好ましくは5〜20の
整数である)で示されるポリオキシエチレンラウリルエ
ーテルであることを特徴とする、請求項4記載の発泡ポ
リスチレンの減容液原液組成物。 - 【請求項6】 (A)dーリモネン原液50〜99重量
部、(B)非イオン系界面活性剤1.0〜30.0重量
部、(C)乳化安定及び/又は皮膚荒れ防止のための助
剤0.5〜5.0重量部及び(D)動植物油0.0〜3
0.0の重量部からなり、(A)dーリモネン原液が9
5重量部以上である場合は(D)の動植物油を含まず、
(A)のdーリモネン原液が70重量部以上95重量部
未満である場合は動植物油を、(A)のdーリモネン原
液との重量和が99重量部未満とする量を含有すること
を特徴とする、請求項3、請求項4又は請求項5のいず
れかに記載の発泡ポリスチレンの減容液原液組成物。 - 【請求項7】 前記(D)助剤として、脂肪酸ジエタノ
ールアミン、脂肪酸エタノールアミン、エタノールアミ
ン、レシチン、モノグリセリド、シュガーエステル、脂
肪酸アルカノールアミドからなる群から選ばれた1種類
以上が含有されることを特徴とする請求項6記載の発泡
ポリスチレンの減容液原液組成物。 - 【請求項8】 dーリモネン原液が、柑橘類の果実皮の
搾汁から抽出処理された柑橘油であることを特徴とする
請求項7記載の発泡ポリスチレンの減容液原液組成物。 - 【請求項9】 (A)dーリモネン原液50〜99重量
部好ましくは70〜98重量%、(B)少なくとも2種
の非イオン系界面活性剤1.0〜30.0重量部、好ま
しくは1.0〜20.0重量部からなり、及び所望によ
り(C)乳化安定及び/又は皮膚荒れ防止のための助剤
0.5〜3.0重量部を含み、さらに所望により(D)
動植物油を30重量部以下含み、該非イオン系界面活性
剤の加成HLB値が6.0〜30.0の範囲にあること
を特徴とする請求項1又は請求項2記載の発泡ポリスチ
レンの減容液原液組成物。 - 【請求項10】 前記(B)少なくとも2種の非イオン
系界面活性剤が、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステルとポリオキシエチレンアルキル−又はアルケニ
ル−エーテルとの混合物からなることを特徴とする、請
求項9記載の発泡ポリスチレンの減容液原液組成物。 - 【請求項11】 前記ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステルが、次の化学式 【化1】 (上記化学式中、R1は、CH3(CH2)7CH=CH
(CH2)7−基であり、a+b+cは、0、10または
20である)で示されるソルビタン−モノオレイン酸エ
ステルの酸化エチレン縮合物であり、同前記ポリオキシ
エチレンアルキルエーテルが次の一般式 CH3(CH2)11−O−(CH2CH2O)n−H (上記化学式中、nは4〜50、好ましくは5〜20の
整数である)で示されるポリオキシエチレンラウリルエ
ーテルであることを特徴とする、請求項10記載の発泡
ポリスチレンの減容液原液組成物。 - 【請求項12】 (A)dーリモネン原液50〜99重
量部、(B)少なくとも2種の非イオン系界面活性剤
1.0〜7.5重量部、(C)乳化安定及び/又は皮膚
荒れ防止のための助剤0.0〜5.0重量部及び(D)
動植物油0.0〜30.0の重量部からなり、(A)d
ーリモネン原液が95重量部以上である場合は(D)の
動植物油を含まず、(A)のdーリモネン原液が70重
量部以上95重量部未満である場合は動植物油を、
(A)のdーリモネン原液との重量和が99重量部未満
とする量を含有することを特徴とする、請求項9、請求
項10又は請求項11のいずれかに記載の発泡ポリスチ
レンの減容液原液組成物。 - 【請求項13】 前記(D)助剤として、脂肪酸ジエタ
ノールアミン、脂肪酸エタノールアミン、エタノールア
ミン、レシチン、モノグリセリド、シュガーエステル、
脂肪酸アルカノールアミドからなる群から選ばれた1種
類以上が含有されることを特徴とする請求項12記載の
発泡ポリスチレンの減容液原液組成物。 - 【請求項14】 dーリモネン原液が、柑橘類の果実皮
の搾汁から抽出処理された柑橘油であることを特徴とす
る請求項13記載の発泡ポリスチレンの減容液原液組成
物。 - 【請求項15】 前記(C)動植物油が、不乾性油また
は沃素価150以下の半乾性油であることを特徴とする
請求項6記載又は請求項12記載の発泡ポリスチレンの
減容液原液組成物。 - 【請求項16】 減容液原液を水で1.5倍〜10倍、
好ましくは2〜7倍、より好ましくは4倍〜6倍に希釈
したO/W型エマルジョンを、10〜80℃の温度にお
いて発泡ポリスチレンチップに散布し、該発泡ポリスチ
レンチップを混練りし、減容化された発泡ポリスチレン
を得ることを特徴とする請求項1〜請求項14の何れか
に記載の減容液原液の使用方法。 【0001】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25831695A JPH0977902A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 発泡ポリスチレンの減容液原液組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25831695A JPH0977902A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 発泡ポリスチレンの減容液原液組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0977902A true JPH0977902A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17318561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25831695A Pending JPH0977902A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 発泡ポリスチレンの減容液原液組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0977902A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003511408A (ja) * | 1999-10-13 | 2003-03-25 | エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー | アセチルサリチル酸および/またはサリチル酸投与用の経皮治療システム |
-
1995
- 1995-09-12 JP JP25831695A patent/JPH0977902A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003511408A (ja) * | 1999-10-13 | 2003-03-25 | エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー | アセチルサリチル酸および/またはサリチル酸投与用の経皮治療システム |
JP4938949B2 (ja) * | 1999-10-13 | 2012-05-23 | エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー | アセチルサリチル酸および/またはサリチル酸投与用の経皮治療システム |
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---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050513 |
|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050831 |
|
A02 | Decision of refusal |
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