JPH09273804A - 浴槽への湯張り装置 - Google Patents

浴槽への湯張り装置

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JPH09273804A
JPH09273804A JP8082150A JP8215096A JPH09273804A JP H09273804 A JPH09273804 A JP H09273804A JP 8082150 A JP8082150 A JP 8082150A JP 8215096 A JP8215096 A JP 8215096A JP H09273804 A JPH09273804 A JP H09273804A
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JP
Japan
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hot water
bathtub
water supply
filling
bathroom
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Application number
JP8082150A
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English (en)
Inventor
Itaru Kimura
格 木村
Daisuke Konishi
大輔 小西
Tamotsu Enomoto
有 榎本
Jun Nakamura
純 中村
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Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窓を閉めた状態での自動湯張りを励行できる
ようにする。 【解決手段】 給湯器Bを設け、指令手段57による自
動湯張り指令に基づいて、給湯器Bを作動させて浴槽1
への湯張りを開始するとともに、浴槽1への給湯量が設
定量となるとその浴槽1への給湯を停止する湯張り制御
を実行する給湯制御手段を設けてある浴槽への湯張り装
置であって、前記自動湯張り指令に基づいて、浴室C又
は脱衣室C1の窓Wの開閉を判別して開放ならば報知手
段70を作動させる窓閉め忘れ防止制御を実行する報知
制御手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽への湯張り装
置で、詳しくは、給湯器を設け、指令手段による自動湯
張り指令に基づいて、給湯器を作動させて浴槽への湯張
りを開始するとともに、浴槽への給湯量が設定量となる
とその浴槽への給湯を停止する湯張り制御を実行する給
湯制御手段を設けてある装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の浴槽への湯張り装置では、湯張
りスイッチを操作して自動湯張り指令を発令するだけ
で、浴槽に所定量の湯を張ることができて便利である。
そのような浴槽への湯張り装置として従来では、自動湯
張り指令に基づいて給湯制御手段に湯張り制御のみを実
行させる装置が知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、浴室や脱衣室の窓が閉まっていれば、
冬季などの寒い時期でも、外気が浴室や脱衣室に侵入す
ることによる浴室や脱衣室の冷えすぎを防止でき、浴室
や脱衣室を暖房する場合にはその暖房を効率良く行わせ
て、風呂の快適使用を可能にできるのであるが、窓の閉
め忘れや、閉めたとの思い違いがあると、暖房しても十
分に温めることができず、風呂を快適使用することがで
きない。
【0004】本発明の目的は、窓を閉めた状態での自動
湯張りを励行できるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よるときは、報知制御手段により、自動湯張り指令に基
づいて窓の開閉を判別して開いていると報知手段を作動
させるように構成してあるから、窓を閉じることを使用
者に喚起して窓の閉じ操作を励行できる。
【0006】その結果、本発明によれば、風呂使用時、
浴室や脱衣室が冷えていることを極力回避できて、風呂
を快適使用できるようになった。
【0007】請求項2記載の本発明によるときは、暖房
機を設けて自動湯張りの開始と同時に浴室又は脱衣室を
暖房するように構成してあるから、冬季など寒気時にお
ける風呂使用を快適なものにできる。
【0008】しかも、窓が開いていると、室温の上昇度
合いが小さいことに着目して、その暖房に伴う室温の上
昇度合いによって窓の開閉を判別するように構成してあ
るから、窓の開閉を判別するための構成が窓に一切不要
である。
【0009】その結果、本発明によれば、風呂の快適使
用のための暖房を有効利用して、構造簡単、かつ、容易
に窓の開閉を判別することができるようになった。
【0010】請求項3記載の本発明によるときは、空気
循環により室内を暖房するように暖房機を構成してある
から、室内全体を万遍なく暖房できる。
【0011】請求項4記載の本発明によるときは、暖房
機により室内暖房と室内乾燥とを行うように構成してあ
るから、風呂使用時には、室内暖房を行いながらも、風
呂使用後は、室内乾燥を行うことにより、湿りがちな浴
槽や脱衣室を乾燥状態に維持でき、浴槽や脱衣室の湿気
による耐久性低下を防止することができる。
【0012】請求項5記載の本発明によるときは、報知
手段を脱衣室に設けて、浴室に入る前に、窓の開閉状態
を使用者に知らせるように構成してあるから、確実に使
用者に窓の開閉状態を知らせることができ、一層、風呂
を快適使用できるようになった。
【0013】請求項5記載の本発明によるときは、脱衣
室に設けた第1リモコンと脱衣室以外の箇所に設けた第
2リモコンとに報知手段を組み込んであるから、使用者
に対する報知性能を優れたものにできる。
【0014】
【発明の実施の形態】風呂設備は、図1に示すように、
浴槽1を備えた浴室Cと脱衣室C1とを設け、前記浴室
Cの天井に、浴室乾燥装置を兼用する温水式の浴室暖房
機Aを設け、屋外に、この浴室暖房機A及び浴槽1並び
に一般給湯栓(後述する)に給湯するための給湯器とし
ての熱源機Bを設け、前記脱衣室C1に、前記浴室暖房
機Aに双方向に通信可能に接続した第1リモコンである
ところの暖房機リモコンA1を設け、台所など脱衣室以
外の箇所に、前記熱源機Bに双方向に通信可能に接続す
る第2リモコンであるところのメインリモコンB1を設
け、浴室Cに、前記熱源機Bに双方向に通信可能に接続
する浴室リモコンB2を設けて構成されている。
【0015】先ず前記熱源機Bについて説明すると、図
2に示すように、熱源機Bは、浴槽1や給湯栓2に給湯
するための給湯用動作部Dと、浴室暖房機Aに空気加熱
用の温水を循環供給するための温水循環用動作部Eと、
浴槽1内の湯水を追焚きするための追焚用動作部Fとを
備えている。この追焚用動作部Fが浴槽1内の湯を加熱
する加熱手段に構成されている。
【0016】前記給湯用動作部Dは、燃焼室内に配設し
たガス燃焼式の給湯用バーナ3と、この給湯用バーナ3
により加熱される給湯用熱交換器4と、給湯用バーナ3
に燃焼用空気を供給する給湯用燃焼ファン5と、給湯用
バーナ3を点火するのためのイグナイタと、着火を検出
するフレームロッドを備えている。
【0017】前記給湯用熱交換器4には、一般家庭用の
水道管に接続されて加熱用の水を供給する給水路6と、
加熱後の湯を供給する給湯路7とが接続されている。前
記給水路6と給湯路7とは、前記給湯用熱交換器4を迂
回する状態でバイパス路8を介して接続されている。こ
のバイパス路8には、給湯路7からの湯の量と給水路6
からの水の量との混合比率を調整して、所望の温度の湯
を得るためのミキシング弁9が図外の電動モータによっ
て作動可能に設けられている。
【0018】前記給水路6には、給湯用熱交換器4への
入水温度を検出する入水サーミスタ10と、通水量を検
出する水量センサ11とが設けられおり、前記給湯路7
には、加熱後の湯の温度を検出する出湯サーミスタ12
と、ミキシング弁9の作動によって混合された後の湯の
温度をバイパス路8との接続箇所よりも下流側で検出す
る給湯サーミスタ13とが設けられている。
【0019】前記給湯用バーナ3には、一般家庭用の燃
料ガスを供給する元ガス供給路14から分岐した給湯用
ガス供給路15が接続されている。前記元ガス供給路1
4には燃料ガスの供給を断続する電磁式断続弁14aが
設けられている。前記給湯用ガス供給路15には、燃料
ガスの供給量を調節する電磁比例弁16と、燃料ガスの
供給を断続する電磁式断続弁17とが設けられている。
【0020】前記温水循環用動作部Eは、燃焼室内に配
設されたガス燃焼式の温水循環用バーナ18と、この温
水循環用バーナ18により加熱される温水循環用熱交換
器19と、この温水循環用バーナ18に燃焼用空気を供
給する温水循環用燃焼ファン20と、温水循環用バーナ
18を点火するのためのイグナイタと、着火を検出する
フレームロッドを備えている。
【0021】前記温水循環用バーナ18には前記元ガス
供給路14から分岐した温水循環用ガス供給路21が接
続されており、この温水循環用ガス供給路21には電磁
比例弁22と電磁式断続弁23とが設けられている。
【0022】前記温水循環用熱交換器19には、膨張タ
ンク24内の水を供給する温水循環用給水路25と、加
熱後の湯を供給する温水循環用給湯路26とが接続され
ている。そして、図3、図4に示すように、この温水循
環用給湯路26を浴室暖房機Aに設けた乾燥暖房用熱交
換器27に接続する一方、その乾燥暖房用熱交換器27
により熱交換された後の湯水を膨張タンク24内に戻す
ための温水循環用戻り路28を設けて、温水循環用熱交
換器19と乾燥暖房用熱交換器27との間で温水を循環
させるように構成されている。
【0023】前記温水循環用給湯路26と温水循環用戻
り路28は、浴室暖房機Aを迂回する状態でバイパス路
29を介して接続されている。そのバイパス路29に
は、浴槽1内に追焚き用の高温水を供給するための追焚
用熱交換器30と、ヒータによる加熱で開弁する追焚用
の熱動弁31とが設けられている。
【0024】前記温水循環用給水路25には、膨張タン
ク24内の水を吸引して温水循環用19に供給するとと
もに、加熱後の湯を浴室暖房機Aや追焚用熱交換器30
に供給するための循環ポンプ32が設けられ、温水循環
用給湯路26には、加熱後の湯の温度を検出する循環温
水サーミスタ33が設けられている。
【0025】前記追焚用動作部Fは、浴槽1内の湯水を
追焚用熱交換器30に供給する追焚用戻り路34と、追
焚用熱交換器30によって加熱された後の湯を浴槽1に
供給する追焚用給湯路35とを設けて構成した追焚き用
循環路を、風呂アダプタ36を介して浴槽1に接続して
構成されている。
【0026】前記追焚用戻り路34には、浴槽1内の湯
水を吸引して前記追焚用給湯路35を介して浴槽1に循
環させるための追焚用循環ポンプ37が設けられてお
り、この追焚用戻り路34のうち追焚用循環ポンプ37
と浴槽1との間の部分には、浴槽1側から順に、浴槽1
内の湯水の温度を検出する風呂サーミスタ38と、水流
スイッチ39と、浴槽1内の湯水の水位を検出する水位
センサ40が設けられている。
【0027】前記追焚用戻り路34のうち追焚用循環ポ
ンプ37と追焚用熱交換器30との間の部分には、給湯
サーミスタ13より下流側の給湯路7から分岐した湯張
り路41が接続され、この湯張り路41には、上流側か
ら順に、風呂電磁弁42と逆止弁付き大気開放式のホッ
パ43と逆止弁44が設けられている。
【0028】前記ホッパ43と逆止弁44とは、浴槽1
内の湯水が湯張り路41を介して給湯路7側に逆流する
のを防止するために設けられるもので、たとえ逆止弁4
4が故障して浴槽1内の湯水が逆流しても、ホッパ43
によってその逆流が遮断され、かつ、逆流した湯水がホ
ッパ43内に貯められるように構成され、このホッパ4
3には、貯められた湯水を浴槽1内に戻すための排水電
磁弁45付きの戻し路46が接続され、この戻し路46
が水位センサ40と追焚用循環ポンプ37との間の追焚
用戻り路34に接続されるとともに、ホッパ43内の湯
水をオーバーフローさせるための排水路47が設けられ
ている。
【0029】前記給湯用動作部Dと温水循環用動作部E
と追焚用動作部Fの作動は、マイクロコンピュータを主
要部とする制御手段としての熱源機制御部B3により、
予め記憶されている制御プログラムに基づいて制御さ
れ、浴室暖房機Aの作動は、マイクロコンピュータを主
要部とする制御手段としての浴室暖房機制御部A2によ
り、予め記憶されている制御プログラムに基づいて制御
されるように構成されていている。
【0030】前記浴室暖房機Aは、図3,図4に示すよ
うに、基本的には、一端を吸気口48とし、かつ、他端
を吹出口49とした浴室空気循環路52を形成するケー
シング50を設け、そのケーシング50内に、吸気口4
8から浴室C内の空気を導入して吹出口49からその浴
室C内に戻す循環ファン51を設けるとともに、この循
環ファン51で循環される空気を加熱する状態に前記乾
燥暖房用熱交換器27、つまり、加熱部を設けて、浴室
C内と乾燥暖房用熱交換器27との間で空気を循環させ
ることにより浴室C内を暖房するように構成されてい
る。
【0031】かつ、前記浴室空気循環路52のうち循環
ファン51よりも空気循環方向下手側で、かつ、乾燥暖
房用熱交換器27よりも空気循環方向上手側には、その
浴室空気循環路52の空気を屋外に放出可能な空気放出
路としての排気ダクト53が接続され、浴室空気循環路
52と排気ダクト53との接続部には、浴室空気循環路
52に導入した空気を浴室1内に戻す循環空気量と、浴
室空気循環路52に導入した空気をその途中から排気ダ
クト53で屋外に排出する排出空気量との割合を変更調
節可能な電動式の可動ダンパー54が設けられている。
【0032】そして、浴室暖房機Aは、〈1〉温水循環
用動作部Dを作動させて乾燥暖房用熱交換器27に温水
を循環供給するとともに、循環ファン51を作動させ、
かつ、導入空気の全量を浴室Cに戻す状態に可動ダンパ
ー54を切り換えることにより、浴室Cに対する暖房を
行う暖房運転状態となり、〈2〉温水循環用動作部Dを
作動させて乾燥暖房用熱交換器27に温水を循環供給す
るとともに、循環ファン51を作動させ、かつ、導入空
気の一部を浴室Cに戻す一方、残りを屋外に排出する状
態に可動ダンパー54を切り換えることにより、浴室C
に対する乾燥暖房を行う乾燥暖房運転状態となり、
〈3〉循環ファン51を作動させ、かつ、導入空気の全
量を浴室Cに戻す状態に可動ダンパー54を切り換える
ことにより、浴室Cに涼風を供給する涼風運転状態とな
り、〈4〉循環ファン51を作動させ、かつ、導入空気
の一部を浴室Cに戻す一方、残りを屋外に排出する状態
に可動ダンパー54を切り換えることにより、浴室Cに
対する換気を行う換気運転状態となるように構成されて
いる。
【0033】風呂設備の制御装置は、図5に示すよう
に、熱源機制御部B3と浴室暖房機制御部A2とを備
え、これらは、それぞれの通信制御部B4,A3を介し
て有線或いは無線で互いに双方向に通信可能に接続され
ている。そして、前記メインリモコンB1と浴室リモコ
ンB2は、通信制御部B4を介して有線或いは無線で熱
源機制御部B3と双方向に通信可能に接続され、前記浴
室暖房機リモコンA1は通信制御部A3を介して有線或
いは無線で浴室暖房機制御部A2と双方向に通信可能に
接続されている。
【0034】前記メインリモコンB1と浴室リモコンB
2には、風呂運転スイッチ55と、給湯温度設定スイッ
チ56と、指令手段である自動湯張りスイッチ57と、
湯温設定具58と、自動追焚スイッチ59とが設けられ
ている。
【0035】他方、浴室暖房機リモコンA1には、浴室
暖房機Aの運転を停止させる運転停止スイッチ60と、
乾燥運転スイッチ61と、涼風運転スイッチ62と、暖
房運転スイッチ63と、換気運転スイッチ64と、運転
時間設定具65とが設けられている。
【0036】前記熱源器制御部B3には、一般給湯を実
行する一般給湯制御手段b1と、湯張り制御を実行する
給湯制御手段(以下自動湯張り制御と称する。)b2
と、追焚制御を実行する自動追焚制御手段b3とが設け
られている。
【0037】前記一般給湯制御手段b1は、メインリモ
コンB1又は浴室リモコンB2の風呂運転スイッチ55
をON操作して、例えば給湯栓2を開くことにより実行
され、給水路6を設定値以上の水が通流したことを水量
センサ11で検出すると、給湯用燃焼ファン5を駆動す
るとともに、給湯用ガス供給路15の断続弁17を開
け、かつ、電磁比例弁16を調整して、イグナイタで給
湯用バーナ3に着火する。
【0038】そして、給湯用熱交換器4で加熱された後
の湯は、ミキシング弁9でバイパス路8からの水と混合
されて給湯栓2から吐出され、このとき、給湯サーミス
タ13で湯の温度が検出されて、この検出結果に基づい
てミキシング弁9が制御され、給湯栓2から吐出される
湯の温度は、メインリモコンB1又は浴室リモコンB2
の給湯温度設定スイッチ56で設定された温度に維持さ
れる。
【0039】前記自動湯張り制御手段b2は、メインリ
モコンB1又は浴室リモコンB2の自動湯張りスイッチ
57がON操作されると実行され、風呂電磁弁42を開
いて、一般給湯モードと同様に、給湯用熱交換器4で加
熱されてミキシング弁9で温度調節された後の湯が、図
2の破線矢印で示すように、追焚用戻り路34から風呂
アダプタ36を介して浴槽1内に供給される。
【0040】この自動湯張り制御手段b2の実行におい
ては、風呂サーミスタ38による湯温の検出結果に基づ
いてミキシング弁9が制御されて、メインリモコンB1
又は浴室リモコンB2の湯温設定具58で設定された温
度の湯が供給され、浴槽1に所定量の湯が供給されたこ
とを水位センサ40が検出すると、風呂電磁弁42を閉
じるとともに、給湯用ガス供給路15の電磁比例弁16
を閉じて給湯用バーナ3の燃焼を停止して湯張りを停止
し、一定時間経過後に給湯用燃焼ファン5の駆動も停止
する。
【0041】なお、自動湯張り制御手段b2が実行開始
された後に、仮に給湯栓2が開けられると、その湯張り
を停止して一般給湯制御b1が実行され、一般給湯制御
b1が自動湯張り制御b2に優先して実行されるように
なっており、給湯栓2が閉じ操作されると、自動湯張り
制御手段b2の実行が再開される。
【0042】前記自動追焚制御b3は、メインリモコン
B1又は浴室リモコンB2に設けた自動追焚スイッチ5
9がON操作される、或いは、自動湯張り制御手段b2
の実行を中断して湯張りを停止すると、自動的に実行さ
れ、風呂電磁弁42を閉じて追焚用循環ポンプ37が駆
動され、浴槽1内の湯水は、図2の実線矢印で示すよう
に、追焚用戻り路34から吸引されて追焚用給湯路35
から浴槽1に戻るように循環する。
【0043】そして、この循環する湯水の温度を風呂サ
ーミスタ38が検出して、その検出温度が湯温設定具5
8で設定した設定温度にほぼ達していれば、追焚用循環
ポンプ37の駆動が停止され、風呂サーミスタ38によ
る検出温度が設定温度よりも低い場合には、水流スイッ
チ39の作動で温水循環用ガス供給路21の電磁比例弁
22が開けられて、イグナイタで温水循環用バーナ18
に着火され、追焚用戻り路34を通って追焚用熱交換器
30で加熱された後の湯水が追焚用給湯路35から浴槽
1内に戻される。
【0044】前記浴室暖房機制御部A2は、基本的に
は、図6に示すように、乾燥運転スイッチ61をON操
作することで乾燥制御を実行し、暖房運転スイッチ63
をON操作することで暖房制御を実行し、換気運転スイ
ッチ64をON操作することで換気制御を実行し、涼風
運転スイッチ62をON操作することで涼風制御を実行
し、運転停止スイッチ60をON操作することで全制御
の実行を停止するものである。前記乾燥制御は、図3に
示すように、浴室空気循環路52に導入した空気の一部
を排気ダクト53から屋外に排出する位置に可動ダンパ
ー54を移動させて、循環ファン51の駆動を開始する
とともに、図示しない熱動弁を開いて浴室暖房用熱交換
器27へ温水を供給することにより乾燥運転を開始す
る。
【0045】そして、浴室空気循環路52に導入した空
気の一部が排気ダクト53から屋外に排出されるととも
に、残りの空気が浴室暖房用熱交換器27で温められた
後浴室C内に戻されて、浴室C内の温度が予め設定した
設定温度範囲に維持されるように熱動弁の開閉が制御さ
れ、運転時間設定具65で設定した設定時間がタイムア
ップすると、又は、運転停止スイッチ60が操作される
とその乾燥運転を終了する。
【0046】前記暖房制御は、乾燥制御と同様の開始動
作で暖房運転が開始され、浴室空気循環路52に導入し
た空気が乾燥暖房用熱交換器27で温められた後浴室C
内に戻されて、浴室C内の温度が予め設定した設定温度
範囲に維持されるように熱動弁の開閉が制御され、運転
時間設定具65で設定した設定時間がタイムアップする
と、又は、運転停止スイッチ60が操作されるとその暖
房運転を終了する。
【0047】前記換気制御は、図4に示すように、浴室
空気循環路52に導入した空気の略全部を排気ダクト5
3から屋外に排出する位置に可動ダンパー54を移動さ
せるとともに、循環ファン51の駆動を開始して、浴室
C内を換気する換気運転を開始し、運転時間設定具65
で設定した設定時間がタイムアップすると、又は、運転
停止スイッチ60が操作されるとその換気運転を終了す
る。
【0048】前記涼風制御は、図3に示すように、浴室
空気循環路52に導入した空気の一部を排気ダクト53
から屋外に排出する位置に可動ダンパー54を移動させ
るとともに、循環ファン51を駆動することにより、浴
室空気を循環通風させる涼風運転を開始し、運転時間設
定具65で設定した設定時間がタイムアップすると、又
は、運転停止スイッチ60が操作されるとその涼風運転
を終了する。
【0049】そして、前記浴室暖房機制御部A2は、制
御フラグがONの場合及び、制御フラグがOFFであっ
ても自動湯張りスイッチ57がONされて自動湯張りが
指令されている場合、浴室Cの窓Wの開閉を判別して開
放ならば報知装置であるブザー70を鳴動させる窓閉め
忘れ防止制御を実行する報知制御手段Zを備えている。
【0050】前記ブザー70は、暖房機リモコンA1
と、メインリモコン(第2リモコン)B1とに組み込ま
れている。
【0051】前記窓閉め忘れ防止制御の動作を説明する
と、図7に示すように、制御フラグをONし、暖房を開
始させ、その状態で窓Wの開閉をチェックし、チェック
完了後、窓Wが開いているとブザー70を鳴動させての
報知を行う一方、窓Wが閉じていると制御フラグをOF
Fする。
【0052】前記報知制御手段Zは、自動湯張り指令に
基づいて前記浴室暖房機Aを運転することによる室温の
上昇度合いによって窓Wの開閉を判別するように構成さ
れている。詳述すると、図8に示すように、浴室暖房機
Aを作動させて暖房を行った場合、窓Wが閉じていれ
ば、線イに示すように、短時間のうちに室温が上昇する
が、窓Wが開いていると、線ロに示すように、室温の上
昇率が悪い。従って、室温の上昇率が基準以上であるか
否かを見たり、或いは、暖房開始後所定時間Tが経過し
たときの室温が基準温度以上であるか否かを見ることな
どによって、窓Wが閉じているか開いているかを判別で
きるのである。つまり、室温をパラメーターとして窓W
の開閉を判別できるのである。
【0053】〔別実施形態〕上記実施の形態では、暖房
機の運転に伴う室温の上昇度合いによって窓Wの開閉を
判別するようにしたが、窓Wに、リミットスイッチや近
接スイッチなどの位置検出スイッチを設けて窓Wの開閉
を判別するようにしても良い。
【0054】上記実施の形態では、給湯器Bとして2缶
3水式の給湯器を示したが、給湯器Bは1缶3水式のも
のであっても良い。
【0055】上記実施の形態では、暖房機Aとして、浴
室暖房機を示したが、暖房機Aは、脱衣室C1を暖房対
象とするもの、或いは、浴室C及び脱衣室C1を暖房対
象とするものであっても良い。
【0056】上記実施の形態では、窓Wをして浴室Cの
窓を示したが、窓Wは、脱衣室C1の窓、或いは、浴室
C及び脱衣室C1の窓であっても良い。
【0057】上記の実施の形態では、自動湯張りスイッ
チ57のONを自動湯張り指令として実施したが、予約
スイッチのON操作で湯張り時刻を予約できる機能を備
えたものでは、前記の予約スイッチのONを自動湯張り
指令として実施しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】風呂設備の概略断面図
【図2】熱源機の概略構成図
【図3】暖房状態を示す浴室暖房機の断面図
【図4】換気状態を示す浴室暖房機の断面図
【図5】制御ブロック図
【図6】フローチャート
【図7】フローチャート
【図8】窓の開閉に伴う室温の変化を示すグラフ
【符号の説明】
1 浴槽 27 加熱部 57 指令手段 70 報知手段 A 暖房機 A1 第1リモコン B 給湯器 B1 第2リモコン b2 給湯制御手段 C 浴室 C1 脱衣室 Z 報知制御手段 W 窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 純 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯器を設け、指令手段による自動湯張
    り指令に基づいて、給湯器を作動させて浴槽への湯張り
    を開始するとともに、浴槽への給湯量が設定量となると
    その浴槽への給湯を停止する湯張り制御を実行する給湯
    制御手段を設けてある浴槽への湯張り装置であって、前
    記自動湯張り指令に基づいて、浴室又は脱衣室の窓の開
    閉を判別して開放ならば報知手段を作動させる窓閉め忘
    れ防止制御を実行する報知制御手段を設けてある浴槽へ
    の湯張り装置。
  2. 【請求項2】 前記浴室又は脱衣室に対する暖房機を設
    け、前記自動湯張り指令に基づいて前記暖房機を運転す
    ることによる室温の上昇度合いによって窓の開閉を判別
    するように前記報知制御手段を構成してある請求項1記
    載の浴槽への湯張り装置。
  3. 【請求項3】 前記暖房機として、室内と暖房機の加熱
    部との間で空気を循環させることにより室内を暖房する
    ものを設けてある請求項2記載の浴槽への湯張り装置。
  4. 【請求項4】 前記暖房機として、暖房機能と換気しな
    がら暖房する室内乾燥機能とを有するものを設けてある
    請求項2又は3記載の浴槽への湯張り装置。
  5. 【請求項5】 前記報知手段を前記脱衣室に設けてある
    請求項1、2、3又は4記載の浴槽への湯張り装置。
  6. 【請求項6】 前記脱衣室に設けた第1リモコンと脱衣
    室以外の箇所に設けた第2リモコンとに前記報知手段を
    組み込んである請求項1、2、3、4又は5記載の浴槽
    への湯張り装置。
JP8082150A 1996-04-04 1996-04-04 浴槽への湯張り装置 Pending JPH09273804A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021071251A (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 三菱電機株式会社 制御装置、空調システム、空調制御方法及びプログラム

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