JPH07501204A - 局所的オリゴヌクレオチド療法 - Google Patents
局所的オリゴヌクレオチド療法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
局所的オリゴヌクレオチド療法
光里傅!景
本発明は、疾病の治療に有用な、インビボであらかじめ選定した部位(focu
s)にアンチセンスオリゴヌクレオチドを到達させるための方法に関する。
ここ数年、組織培養系でオリゴヌクレオチドが、明らかにウィルスを複製を阻害
できることが確認されている0例えば、Zamecnikと5tephenso
nは、ラウス肉腫ウィルス(Rous 5arcosaVirus)を用いて、
組織培養中のウィルス複製のオリゴヌクレオチド媒介性阻害を確認している(P
roc、Natl、^cad、Sci、 t+、sJ、175、;280−28
4.1978) 。Zamecnicらは、エイズの原因であるHTLV−I1
1ウィルス(現在は旧v−1)の組織培養中での抑制を確認している(Zame
cnic et al、+Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 U
、S、A、 83 ;4145−4146.1986)。さらにオリゴヌクレオ
チドは、遺伝子によってエンコードされている蛋白質の阻害的翻訳によって特異
的非ウィルス性遺伝子の発現を抑制するためにも用いられている。
Goodchildらは、無細胞系でオリゴヌクレオチドによって、ウサギ−グ
ロブリン合成を阻害することができることを報告している(Arch、 Bio
chem、Biophys、、264i401−409.1988) 、アンチ
センスc−myb処理は、インビトロでヒト骨髄性白血病細胞様の増殖を抑制す
る(G、 Anfossi 、、et al、、Proc、 Natl、 Ac
ad、 Sci。
Ll、S、A、、8鮫;3379.1989)。この方法の問題点は、オリゴヌ
クレオチドが細胞内ヌクレアーゼにより分解または失活化されやすいことである
。この問題に対する対策として、ある研究者らは、変異オリゴヌクレオチ即ち、
天然に得ることのできるホスホジエステル連鎖が別の連鎖によって置換されてい
る、変異させたヌクレオチド内連鎖を有している物質を用いている。例えばAg
rawa l らはオリゴヌクレオチドのホスホラミドやホスホロチオエートを
用いて、組織培養中のIIIV−1の抑制を増強することを示している(Pro
c、 Natl、八cad、 Sci、 U、S、A、 85 ;7079−7
083゜1988)。5arinらは、オリゴヌクレオチドのメチルホスホネー
トが、HIV−1の抑制を増強することを示している(Proc、 Natl。
Acad、Sci、 U、S、八、、85. ;744B−7451,1988
)。Agrawal らはヌクレオチド配列特異的なオリゴヌクレオチドのホス
ホロチオエートを用いて、初期感染と慢性的な感染性細胞培養のいずれにおいて
も、HIV−1の複製を抑制することを示している(Proc、 Natl。
Acad、 Sci、 U、S、A、 86 ;7790−7794.1989
)。Leither らはオリゴヌクレオチドのホスホロチオエートを用いて、
組織培養でインフルエンザウィルスの復製を阻害を報告している(Proc、
Na t I 。
Acad、Sci、U、S、八、、87.;3430−3434.1990)。
人為的な連鎖を有するオリゴヌクレオチドは、インビボでの分解に対して抵抗性
があることが確認されている。例えばShawらは、明確なキャッピング構造に
よって3゛末端が保護されていいる場合には、一方で未変異オリゴヌクレオチド
はインビボでヌクレアーゼに対してより抵抗性を持ち、さらにキャッピングされ
ていないオリゴヌクレオチドホスホロチオエートはインビボで分解されなことを
報告している(Nucleic Ac1ds Res、+ 1747−750.
1991)。
アンチセンスオリゴヌクレオチドは蛋白質合成を選択的に干渉することが可能で
あり、そして有意な進歩がその細胞内安定性を改善している一方で、オリゴヌク
レオチドは、生体内で機能するためには、その意図とした細胞内作用部位に到達
しなければならないという問題が解決していない。目的とした治療効果は全身的
であって、オリゴヌクレオチドは全身的に投与することができる。しかし、生体
内の特異的な頭載にオリゴヌクレオチドを投与することが必要であるか好ましい
場合には、システミソクな投与では、通常はうまくいかないことが予想される。
標的組織と同様に、正常細胞中に標的mRN^が存在する場合、および正常細胞
に結合するアンチセンス曽RNAが、必要としない生理的作用を誘導する場合に
は、このことは特にはっきりとした真実である。別の表現をすれば、局所的に有
効な作用をもたせるために充分な量を、全身的に投与したアンチセンスオリゴヌ
クレオチドの投与量は、患者にとっては毒性を示すかもしれない。
標的組織に対してアンチセンスオリゴヌクレオチドの作用を制限している方法を
改善することは大いなる利益をもたらす。
このような治療指針としては、循環器障害に引き続いて起こる再発狭窄を誘導す
る平滑筋細胞の増殖抑制を例示することができる。
動脈硬化と高血圧を包含する多数の病理学的な形態変化に主要な機能を演じてい
る平滑筋細胞の増殖過程は、殆ど明らかにされていない。平滑筋細胞の増殖は、
冠状血管バイパス移植と同様な、冠状および抹消血管形成術に対して長期間の障
害を誘発する。
成熟動物の血管平滑筋の細胞は、豊富な収縮性蛋白質によって特徴付けられてい
るはっきりした表現型を有している。この蛋白質は主として筋アクチンとミオシ
ンであり、S、M、 Scl+wartzらによって解説されている(S、M、
Schwartz、 G、R,Ca5pbell。
J、H,Ca5pbell+ Cr1c、 Res、+ 58+ 427+ 1
986)。さらに、あきらかに小胞体が欠失している。傷害に対してインビボで
傷害状態となるかあるいはインビトロの細胞培養に置いた場合、成熟平滑動細胞
(SMC)ははっきりした表現型の変化をきたし、その分化状態を喪失する。細
胞は小胞体を大量に獲得し、そして活発に細胞外マトリックスを形成しはじめる
。さらに、細胞は、非筋肉性のアクチンやミオシン、さらにR,J、 Dill
eyら(^therosclerosis、 63:99.1987)およびP
、 Libby他(N、 Engl、 J、 Med、。
31針1493.1987)によって報告されたようにPDGFの^鎖を含む複
数の新しい蛋白質を発現し始め、一方Kuro−oら(J、 Biol。
Chew、、 264:1B272. 1989) や^J、CIowら(J、
Ce1l、 Biol、、 ICどt:1939.1988)が示したように、
平滑筋ミオシン重鎮及びαアクチンのような、平滑筋特異的収縮性蛋白質の発現
が減少する。
核内の癌遺伝子c−mybはこれらの変化に重要な役割を果たしている可能性が
ある。癌遺伝子は鳥類骨髄飽性ウィルスの形質転換遺伝子と均質である。さらに
、本来は血液幹細胞のみ発現していることを考慮したにもかかわらず、c−Bb
は増殖しているSMCと同様に鳥胚線維芽細胞中に存在していることが確認され
ている(C,B、Thompson、 et al、、 Nature+ 31
9:374.1986+ およびC,F、Re1lly、et al、、 J、
Biol、Chem、、 264:69902.1989)。
ヒトc−myb遺伝子が単離され、クローン化され、シーケンスされている (
Majelio、 et at、、 Proc、 Natl、 Acad、 S
ci、 IJSA+83:9636−9640.1986) 、 c−mybの
発現は、増殖に依存的である。
この遺伝子は静止期の細胞中には低レベルでしか存在していないが、細胞の増殖
が始まり、速やかな増殖が進むと、細胞周期の最終時期の61期近くにはピーク
に達する(C,F、Re1lly、 et al、+J、Bio1.Chem、
、 264:69902.1989) 、さらにまた、c−wybの発現は細胞
の分化状態と関係していることを示している。骨髄芽球細胞は、分化誘導され、
その結果c−mybの発現が抑制される。
ヘパリンやヘパリンと密接に関連したプロテオグリカンは、インビトロでもイン
ビボでも平滑筋細胞の増殖をブロックするR、Guyton、 et al、+
ciric、 Res、+ 46:625,1980 、およびり、M、S。
Fr1tze、 et al、、 J、Ce11.Biol、、 100:10
41.1985)、この抑制は細胞周期の後!lllG1期に起こり、c−my
bの発現レベル(c−fosやc−wycのレベルではない)の減少を促進させ
(C,R,Re1lLy+et al、+J、Bio1.Chem、、 26虹
6990.1989を参照)、さらに、部分的に平滑筋特異的収縮性蛋白質の発
現を回復させる(M、にtlro−0+ et al−+J、Bio1.Che
m、、 264:1989および^J、 CIowes+ et al、、 J
、Ce1l。
Rial、、 107:1939.1988)。c−sybは、静止期の平滑筋
細胞の増殖のイニシェーシヨンを含んでいることが明らかになっているため、ヘ
パリンがc−mybのその作用により、抗増殖性作用を働かすかもしれない。イ
ンビボで、特異的な部位にオリゴヌクレオチドを到達させるための方法を提供し
、それによってウィルス性遺伝子、癌遺伝子、疾病やその他病理的状態をもたら
す蛋白質をコードする遺伝子の発現の局所的抑制を提供することが本発明の目的
である。
光所Ω要豹
本発明は、インビボで、局所(locus)における、優先性標的的核酸即ちア
ンチセンスオリゴヌクレオチドの少なくとも一部分に対して相補的な核酸配列を
有している特異的オリゴヌクレオチドの外科的あるいはカテーテル投与方法を用
いた、標的組織に対する直接的な投与をも包含する。オリゴヌクレオチドは、発
現を阻害されることになる遺伝子から転写されたメツセンジャー11N^(IR
NA)に特異的なアンチセンス配列である。アンチセンスオリゴヌクレオチドは
標的TlRNAにハイブリダイズして、これによってそのエンコードしている蛋
白質への翻訳を抑制している。このように本発明の方法は、選択された遺伝子に
よって、エンコードした蛋白質への発現されることを抑制している。さらに、動
物実験では、インビボで劇的な局所治療効果示している。
好ましくは、本発明のオリゴヌクレオチドは、細胞ヌクレアーゼやインビボで存
在するその他の酵素によって分解および/または拡張に対して抵抗性を示すよう
に変異させている。これは、技術的には公知の方法で達成可能である。たとえば
、連鎖中のリン酸塩を硫黄に置換するような1またはそれ以上の内部の人工のヌ
クレオチド内連鎖を一体化するか、および/または、キャッピング構造を有する
オリゴヌクレオチドの3′末端をブロックすることによる、などを上げることが
できる。本発明のオリゴヌクレオチドは、好ましくは、約14から38ヌクレオ
チドの長さであり、さらに好ましくは15から30のヌクレオチドの長さである
。
オリゴヌクレオチドは、周辺領域中の選択された蛋白質の発現を抑制するために
、局所的に投与される。好ましい実施形態では、アンチセンスオリゴヌクレオチ
ドは生物適合性のマトリックスまたはキャリアーに配置して、局所に、組織表面
に投与する。マトリックスまたはキャリアーはポリ(プロピレンオキサイド−エ
チレンオキサイド)ゲルのようなヒドロゲル素材ヲ使用できる。例えば室温また
はそれ以下の温度では液体であり、体温またはそれ以上の温度ではゲルとなるよ
うな物質である。
この用法では、オリゴヌクレオチドは、ヒドロゲル素材と混合し、混合物を手術
またはカテーテルにより必要な部位に投与する。オリゴヌクレオチドもまたゲル
を液化させること、すなわち冷却することによって溶液中に供給することができ
る。そしてゲル化固体として投与部位に保持される。使用可能なその他のキャリ
アーとしては、例えば、リポソーム、マイクロカプセル、赤血球、およびこれら
の類似物を上げることができる。オリゴヌクレオチドは、直接注射によって局所
的に投与することができるし、移植ステンッやカテーテルのような装置を用いて
放出することが可能であり、また注入ポンプを用いて患部へ直接到達させても良
い。
本発明の方法は、蛋白質をエンコードしている遺伝子発現を阻害するためには、
正常な配列である非エンコーディングDNAを調節することと同様に有用である
。アンチセンスオリゴヌクレオチドは、特異的な定められた局所に到達するゆえ
に、これらのオリゴヌクレオチドは全身的投与が不可能な場合にもインビボで使
用することが可能である。例えば全身的に投与されたオリゴヌクレオチドは、標
的部位に到達する前に、それらを無効にしてしまうエンドヌクレアーゼによって
不活性化されてしまうかもしれない。患者にとって有害もしくは毒性作用を示す
であろうオリゴヌクレオチドの大量投与が、全身的療法を成功させるためには必
須と考えられる。オリゴヌクレオチドの到達を特徴とする特定の局所に、アンチ
センス配列を到達させることによるオリゴヌクレオチド療法を用いて、多数の特
定疾病を治療するための手段を、本発明方法は提供する。
図面の簡単な説明
図IAおよびBは、種々の濃度でアンチセンスNMMHC(A)とアンチセンス
c−myb(B)で処理をしたSv−平滑筋細胞(SMC)ついて、細胞数をカ
ウントした結果を示すグラフである。
図2AおよびBは、アンチセンスIINMMHc(八)とc−myb(B)処理
をしたSV40TL−3MC細胞、BC3H1細胞、うyト大動脈SMCおよび
マウス大動脈S?ICについて、それぞれ細胞数をカウントした結果を示すグラ
フである。
図3Aは、アンチセンスc1ybとNMMHCを異なった時間間隔で処理したS
V−3MC細胞の増殖におよぼす効果を示すグラフである。
図3Bは、成長抑制を解除した後16時間および40時間後、非変異アンチセン
スc−myb(明るい棒)とNMMHC(ilい棒)で処理したSV−5MCに
およぼす効果を示した棒グラフである。
図4は、センスc−*yb(S Myb)、アンチセンスc−wyb(^S M
yb)およびヘパリン処理を行ったSV−5MC細胞に存在するmRNAの量を
未処理(コントロール)および成長抑制(G^)細胞と比較して、c−&Iyb
RNA ドツトプロットの結果を示す棒グラフである。
図5は、Pluronic(登録商標)127ゲルマトリックスからのオリゴヌ
クレオチドの放出速度を示したグラフである。
図6は、EVAcマトリックスからのオリゴヌクレオチドの放出速度を示したグ
ラフである。
図7は、傷害のある動脈へオリゴヌクレオチドの投与のための到達システムとし
て、Pluronicゲルとエチレンビニル酢酸マトリックス(EVAc)を用
いてアンチセンスc−syb(AS Myb)のラット動脈に及ぼす効果を、疑
似内膜性増殖の測定として内#/媒質比率によって示た棒グラフである。
図8は、薬荊を含まないゲルとセンスc−mybを含むゲル、未処理動脈を比較
するため、Pluronicゲルを用いてアンチセンスc−vybをラット動脈
へ投与した場合の効果の棒グラフである。
図9は、バルーン血管形成処置後の動脈内細胞の増殖に及ぼす効果を見るために
、アンチセンスc−sybとヒトNMMHC(各200μM)を混合した物をウ
サギ動脈に投与した結果を示した棒グラフである。
光朋m吸
アンチセンスオリゴヌクレオチドを用いて、蛋白質をエンコードする遺伝子の、
発現を阻害するための方法を説明する。この方法は、インビボで特異的部位にオ
リゴヌクレオチドの局所投与を行うことを基本としている。オリゴヌクレオチド
は、好ましくは、移植&11織またはゲルとの混合物を、直接標的組織に投与す
るかあるいは直接投与や注入によって投与する。さらにまた、オリゴヌクレオチ
ドは、細胞内酵素による分解や変質に対して、インビボで抵抗性を示すように処
理されている。
オリゴヌクレオチ′
アンチセンスオリゴヌクレオチドを用いた治療のアプローチは、遺伝子によって
コードされている蛋白質の翻訳を妨げることによって、遺伝子の機能を破壊する
ことが可能であるという原理に基づいている。これは、遺伝子から転写されるメ
ツセンジャーRN^(sRNA)の、少なくとも一部分に対して相補的である、
適切な長さを持つオリゴヌクレオチドを供給することで、達成可能となる。アン
チセンスストランドはmRNAにハイブリダイズして、破壊するために+nRN
^を標的とする。それによって、リボシーマルトランスレージョンとそれに続く
蛋白質合成が妨げられる。
アンチセンスオリゴヌクレオチドの特異性は、標的核酸上での、オリゴヌクレオ
チドの複素環塩基と相補的塩基相互のHa toson−Crick塩基対の形
成に由来している0例えば、16ヌクレオチドの長さを持つヌクレオチド配列は
、約41kまたは4×109毎にランダムに生じると思われる。従って、このよ
うな配列は、ヒトゲノムであっても一つしかないものと予想される。
これとは対照的に、10のクレオチドをもつヌクレオチド配列は、約416また
は1×10hのヌクレオチド毎にほぼ出現する。このようなシーケンスはヒトゲ
ノムの数千倍存在する。従って、より長い鎖長のオリゴヌクレオチドはより短い
鎖長のオリゴヌクレオチドより特異的であり、必要としないハイブリッド形成に
よりもたらされる毒性合併症を誘発することが少ない。そのため、本発明のオリ
ゴヌクレオチドは、14塩基以上の長さを有していることが好ましい。約14か
ら約38塩基からなっているオリゴヌクレオチドが好ましく、さらに約15から
30塩基のオリゴヌクレオチドが特に好ましい。
オリゴヌクレオチド配列は、阻害しようとする遺伝子の配列分析に基づいて選定
される。遺伝子配列は、例えば、遺伝子の単離とシーケンシングや、もし公知で
あれば文献によって決定することができる。オリゴヌクレオチド配列は「アンチ
センスj配列であり、この配列は、分子のコーディングストランドに対して相補
性を有している。このようなオリゴヌクレオチドの配列は、少なくとも遺伝子配
列の一部分対して実質的に一致している。そして遺伝子から転写されるmRNA
に対して相補的である。
感染や複製のために必須であるウィルスおよび微生物の遺伝子、疾患の過程に関
係する蛋白質をエンコードしている遺伝子、自己免疫障害や循環器疾患のような
疾病やその他の障害に関係する蛋白質の発現をコントロールしている制御配列な
どの発現を抑制するために、オリゴヌクレオチド療法を用いることができる。
本発明における有用なオリゴヌクレオチドは、核酸合成のための複数の公知技術
によって合成することができる。オリゴヌクレオチドは、好ましくは実施例に詳
細に説明する自動合成装置モデル8700 (Milligen−Biosea
rch、Burlington、MA)のような自動合成装置、あるいは制御さ
れた多孔質ガラス(CPG)上でのH−リン酸化学法を用いたABIモデル38
0Bのような自動合成装置を用いて、良好に合成できる。オリゴヌクレオシドの
チオリン酸化合成のためのH−ホスホネートのアプローチの詳細な説明は、Ag
rawal とTangによって開示されている(Tetrahedron L
etters+31ニア541−7544.1990)。ここに開示されている
内容も本発明に包含されるものである。オリゴヌクレオシドのメチルホスホネー
ト、ホスホロジチオネート、ホスホラミディト、ホスフェートエステルおよび架
橋ホスホロチオエートの合成は、先行技術により公知である。以下の文献を例示
する。Tetrahedron Letters+28:3539,1987、
N1elsen et al、、Tetrahedron Letters
29:2911゜1988、Jagar et al、、Biochemist
ory匡7237,1988 、Uzanskyet al、、Tetrahe
dron Letters、2敗3401,1987 、Bannwarth+
He1v。
Chtm、Acta、、7旦1517,1988 、Crosstick an
d Vyle、TetrahedronLetters、30:4693,19
89、 ^grawa1.et al、、Proc、Natl、八cad、Sc
i。
USA、、8互1401−1405.1990゜以上の文献の記載する内容につ
いても本発明と一体化しているものである。上記方法以外の合成または調製方法
も使用可能である。リボ核酸(RNA)も合成でき、供給できるが、好ましい実
例において、オリゴヌクレオチドはデオキシリボ核酸(DNA)である。
本発明における有用なオリゴヌクレオチドは、好ましくは細胞内核酸分解酵素に
よる分解に、抵抗するよう設計される。オリゴヌクレオチドのインビボ分解は、
長さの減少したオリゴヌクレオチド分解物を産生ずる。このような分割物は、非
特異的ハイブルダイゼーションで結合させることが好ましい。そして、標準的長
さの相手側に対して、実質的に有効性を減少させて置くことが望ましい。このよ
うに、生体中の分解に対して抵抗性があり、標的細胞に到達できるオリゴヌクレ
オチドを使用することが望ましい。本発明のオリゴヌクレオチドは、天然のホス
ホジエステル連鎖を1またはそれ以上の人工的なヌクレオチド内連鎖で置換する
ことによって、例えば連鎖中でリン酸を硫黄で置き換えることによって、インビ
ボでより一層の分解抵抗性を示すことができる。使用することのできる連鎖の例
として、ホスホロチオエート、メチルホスホネート、スルホン、硫酸塩、ケチル
、ホスホロジチオエート、種々のホスホラミデート、ホスフェートエステル、架
橋ホスホロチオエートおよび架橋ホスホラミデートが含まれる。その他のヌクレ
オチド間連鎖は先行技術として公知であるため、このような上記例示は、限定と
してではなく実証例である。公知文献として、rcohen+ Trendsi
n Biotechnology(1990)」を参照することができる。ホス
ホジエステルのヌクレオチド連鎖を1またはそれ以上置換したオリゴヌクレオチ
ドの合成は、ヌクレオチド内連鎖がミックスされているオリゴヌクレオチドを調
製するための合成工程を含む、先行技術によって公知である。
オリゴヌクレオチドは、「キャッピング」するか、あるいは5゛または3゛末端
ヌクレオチドに同様の基を結合させることによって、細胞内酵素による延長に対
して抵抗性を作り出すことができる。キャッピングのための試薬としてAppl
ied Biosystems+Tnc、、Foster C1ty、 C^、
から11w1no−Link 11(登録商1)の商品名で販売されているもの
を市場で購入可能である。キヤンピングの方法は、例えばShow et al
、 Nucleic Ac1ds Res、、1氾747−750.1991、
Agrawal+et al、、Proc、Natl、Acad、Sci、U
SA、、旦旦(17) ニア595−7599.1991に述べられている。以
上の文献の記載する内容についても本発明と一体化しているものである。
オリゴヌクレオチドの1 ゛
本発明によれば、用量をより低く抑え、全身的作用を最小にするように、インビ
ボで目的とする部位に対してアンチセンス化合物の作用量を制限することで、塩
基が対を作ることが特徴であるアンチセンスオリゴヌクレオチドの本来の結合特
異性は、促進される。か(して、オリゴヌクレオチドは所望の効果を達成するた
めに、局所的に投与される。所望の部位のオリゴヌクレオチドの濃度は、オリゴ
ヌクレオチドが全身的に投与された場合よりも充分に高くなる。そして治療効果
が有意に低い全投与量を用いて達成できる。オリゴヌクレオチドの局所的高濃度
は、標的細胞への浸透性と標的核酸配列の翻訳の効果的ブロックを促進する。
オリゴヌクレオチドは、薬剤の局所投与のために適した方法によって、その部位
に到達させることができる。例えば、オリゴヌクレオチドの溶液は直接局所に注
入できるし、また注入ポンプを用いる点滴により到達させることもできる。さら
にオリゴヌクレオチドは、移植可能な装置と組み合わせることもできる。この装
置は、必要とする部位に設置された場合、周辺の部位のオリゴヌクレオチドが放
出されるようになっている。
オリゴヌクレオチドの最も好ましい投与は、ヒドロゲル素材を用いることである
。ヒドロゲルは、非炎症性であって、生物分解性である。このような素材の多く
が、天然および合成ポリマーから調製されたものを含めて公知である。好ましい
実施態様における方法は、体温より低い温度では液体であって、体温または体温
付近の温度では、形を残している半固体状ヒドロゲルを構成するような、ゲル化
するヒドロゲルを利用している。
好ましいヒドロゲルとしては、エチレン オキサイド−プロピレン オキサイド
の繰り返し単位を持つポリマーが上げられる。
該ポリマーの特性は、ポリマーの分子量と、ポリマー中のボする。好ましいヒド
ロゲルは約10−約80重量%のエチレンオキサイドと約20−約90重量%の
プロピレンオキサイドを含有している。特に好ましいヒドロゲルは約70χのポ
リエチレンオキサイトド30χのポリプロピレンオキサイドを含有している。利
用可能なヒドロゲルは、例えば、RASF Corp、、Parsippany
+NJから商品名Pluronicとして発売されているものを入手できる。
本発明の実例において、ヒドロゲルは、液状に冷却されており、ヒドロゲル1グ
ラム当たりオリゴヌクレオチドを1mgの濃度にオリゴヌクレオチドを混合する
。ついで、得られた混合液は、例えばスプレー、手術中の塗布や噴霧、カテーテ
ルや内視鏡法の使用によって、処置部の表面に投与される。ポリマーが温まると
固形化してゲルとなり、オリゴヌクレオチドは、ゲルの組成により決まった時間
が経過後、ゲルから周辺の細胞に拡散して行く。
オリゴヌクレオチドは、市場で購入可能であって、科学文献に開示されているリ
ポソーム、マイクロカプセルおよび移植可能なデバイスである移植体を、用いる
手段によっても投与可能である。例えば、ポリ酸無水物、ポリオルトエステル、
ポリ乳酸、ポリグリコール酸、およびこれらの共重合体、コラーゲン、蛋白質ポ
リマーなどの生物分解性素材、エチレンビニJL/アセテ−l−(EVAc)、
ポリビニルアセテート、エチレンビニルアルコール、これらの誘導体などの非生
物分解性素材が、オリゴヌクレオチド局所的到達の目的で使用することができる
。重合又は固形化する素材に、融解または溶媒蒸発技術の使用、又は素材と機械
的混合などによって、オリゴヌクレオチドは素材中に一体化させることができる
。一つの実施態様として、オリゴヌクレオチドは、シリカゲルコート化デキスト
ラン、ステツク、カテーテルのような移植可能なデ)<イスに混合するか、被覆
して投与する。
以下の実施例に述べるように、オリゴヌクレオチドの投与量はオリゴヌクレオチ
ドのサイズとそれを投与する目的に依存して決められる。一般的には、投与範囲
は治療する組織の表面積に基づいて計算される。オリゴヌクレオチドの有効量は
、多少オリゴヌクレオチドの長さと化学的組成に依存しているが、通常は組織表
面の平方センナメーター当たり30−3000μgの範囲である。ラットモデル
のバルーン血管形成術により傷ついた血管への、ハイドロゲル中のアンチセンス
+sybの投与に用いる計算に従えば、組織の平方センナメーター当たりに投与
するオリゴヌクレオチド量は約320μgであって、この投与量でc−+wyb
遺伝子産物の発現を抑制する。オリゴヌクレオチドは、治療と予防の両方の目的
で患者に全身的に投与される場合がある。例えばc−myb 、 NMMHC及
び/またはPCNACN的アンチセンスオリゴヌクレオチドは、血管形成術かそ
の他の方法に対して再発狭窄のために、危険をおかしている患者に投与されるこ
とがある。
オリゴヌクレオチドは、効果的な方法により投与される0例えば、非経口的に(
静脈、腹腔、筋肉経由)あるいは経口、経鼻、または発病に対するオリゴヌクレ
オチド投与に許容され、そして患者の血流中に循環させるためのその他の経路か
らの投与がある。オリゴヌクレオチドの全身的投与は、好ましくは局所投与に加
えてされるが、局所投与がなくとも有益である。一般的には、ヒト成人−人当た
り0.11−1oの範囲で投与すればこの目的には有効である。
冶凰↓■段与
本発明の方法は、遺伝子による蛋白質の発現に関係するか、基づいている種々の
疾患の処置に利用可能である。血管性の疾、患、特に血管再狭窄に対して特に本
方法は有用である。次の非限定実施例は、アンチセンスオリゴヌクレオチドを、
バルーン血管再形成術処置によって誘導されたような、血管障害に続く血管再狭
窄の、非常にはっきりした阻害または予防に使用した例を示している。これは、
局所的に到達させたアンチセンスを使用して、血管再狭窄に関係していることが
確認されている蛋白質をエンコードしている遺伝子の発現を阻害することにより
達成したものである。この遺伝子はc−myb 、非筋肉性ミオシン重鎖(N?
IMHC)および成長性細胞核抗原(PNAC)を含む。しかしながら、本発明
方法は、その他多数の用途がある。
特異的な1114Mにおける特異的遺伝子の発現は、標的遺伝子の転写−RNA
に対して相補的なヌクレオチド配列を有するオリゴヌクレオチドによって抑制さ
れる。c−mybと非筋肉ミオシン蛋白質の両方とも、平滑筋細胞の成長のイニ
シェーションに、明らかに関係していることをはっきりしている。アンチセンス
オリゴヌクレオチドによるこれらの蛋白質の生産阻害は、平滑筋の増殖が関係し
ていると考えられる血管形成術の再狭窄、および動脈硬化、高血圧、一時的原性
高血圧および増殖性糸球体性腎臓のような慢性病の過程を処置するための方法を
提供する。本発明方法により処置することのできるその他の状態の実例として、
次のような原性疾患を上げる。急性呼吸困難性症候群、特発性肺線維症、肺気腫
、−次性肺性高血圧症。これらの症状は、例えば、吸入器によるエアゾールと組
み合わせた、局所的に投与できる適切なアンチセンスにより治療することができ
る。これらの疾患は、肺胞(空気の側)、下側にある基底膜と平滑筋細胞、およ
び近くの上皮細胞表面(血液側)の間で起こっている病理的な事実の?!!雑な
積み重ねによって誘発される。肺胞マクロファージは、T細胞レセプターを介し
て特異的な抗原を認識し、活性化され、線維芽細胞を刺激するような白血球を集
合させるPDGFのような、種々の物質を生産することが推測されている。白血
球は、現存している抗プロテアーゼをしょじょに圧倒し、肺胞フエノモサイトに
ダメージを与えるプロテアーゼを分泌する。線維芽細胞は線維増多を誘発させる
細胞外マトリックスを分泌する。 PI)GPのような選択された成長因子と、
肺胞膜に対するダメージをおこすためには二次的である、引き続いておこる血液
酸素の減少は、平滑筋の増殖を誘発する。これが微小血管系の血液血管を圧迫し
、肺の血流を減少させる。これは、さらに血液中の酸素の移送を減少させる。上
記概略を示した分子上におこる事象は、血液凝固をイニシェートするAll織因
子の存在と同様に、セレクチンとインテグリンの存在によって、微小血管系内皮
細胞表面の活性化を誘導する。これらのセレクチンとインテグリンの表面レセプ
ターは、白血球細胞を微小血管系内皮細胞に接着させ、そしてこれらの細胞にダ
メージを与えるその他の分子と同様にプロテアーゼを放出させ、肺胞内に液体を
蓄積させる。上記の事象もまた血管の閉塞による微小血管系の血栓形成の引き金
となる。これらの過程の最終結果として、さらに一層、酸素交換が妨害される。
肺胞/微小血管領域へ局所的に到達したアンチセンスオリゴヌクレオチドは、次
の標的に対して、上記に概略を説明した病理学理論で干渉させることができる。
これは、選択されたすべての標的のcDN^DNA配列していることによるもの
である。このように、遺伝子から転写されたmRNAに特異的なアンチセンスオ
リゴヌクレオチドは、上記事象のイニシェーションを予防することで肺胞マクロ
ファージのT細胞レセプター生産を阻害する他、次のような作用を示す。肺胞白
血球の活性化を予防することによる蛋白質生産の阻害、肺胞膜の破損を予防する
ことによるエラスターゼ生産の阻害、白血球の動員あるいはその結果としての線
維化を予防することによるPDGF生産の阻害、SMC増殖を抑制するためのc
−mybの生産阻害、肺胞性微小血管内皮細胞への白血球細胞の接着を予防する
ためのp−セレクチン、e−セレクチンあるいは種々のインテグリンの生産阻害
、微小血管血栓の抑制のためのティッシュファクターおよびFAI−1の生産阻
害。
追加の例として、ティッシュファクター(TF)が凝固系活性化を必要としてい
ることを示す。血栓形成部位でのTF断片の5RNAまたはDNAを標的として
いるアンチセンスの局所投与は、さらなる凝集を予防することができる。この療
法は、全身的な抗凝固療法の付随方法として、あるいは代替法として、あるいは
血栓溶解療法の後に、採用することができ、それにより全身的な副作用を避ける
ことができる。
プラスミノーゲンアクチヘータインヒビター(FAI−1) は組織プラスミノ
ーゲンアクチベータ(TPA)の局所濃度を減少させることが知られている。ヒ
トFAI−1のcDNA配列は公知である。PAI−1の−RNAまたはDNA
を標的とするアンチセンスの局所投与は、標的部位でのTPAの増強を行わせる
。これは、全身的な副作用を起こさせないで、自然に血栓を溶解させるために充
分なTP^の生産を結果としてもたらす。
アンチセンスTFとアンチセンスPA[−1の組み合わせは、局所的な血栓溶解
療法後および予防的血管形成処置後を含む種々の疾患の治療の有効性を最大にす
るために有効であるかもしれない。
多くのその他の血管性疾患は、標的DNAまたはmRNA配列を特定することに
よって、上記に説明したことと同様な方法で治療することが可能である。アンチ
センス療法はつぎのような疾患の治療に有用である。心筋性障害、末梢筋肉障害
、末梢血管形成、血栓性静脈炎、脳血管障害(卒中、栓塞)、血管炎(側頭動脈
炎)、アンギナおよびバッド=チアリ症候群。
以下の実施例は、本発明を説明するものであって、本発明の範囲を限定すること
を意図としたものではない。
実施±
林粁旦走グ方抜
SV40LT−SMC(ラット平滑筋細胞、C,Re1lly、Merck+
5harp andDoh+me、 West Po1nt、 PAから分与を
受けた)は、加熱失活させたウシ胎児血清(Gibco−BRL、Bethes
da、MO)を10χ含むダルベツコ改変イーグル培地(DMEM)を用いて培
養した。BC3H1マウス平滑筋細胞(ATCCCRL 1443.Ameri
can Type Cu1ture Co11ection。
Rockville、MD)は、加熱失活させたウシ胎児血清(FBS) 20
χを含むDMEMを用いて培養した。細胞培養は37°Cで、5χ二酸化炭素雰
囲気で行った。
初代の大動脈平滑筋細胞(SMC)は、Sprague−Dawleyラット(
平均体重350g)およびFVBマウス(平均体重50g)から体外移植技術を
使って単離した(Ross、J、 Ce1l Biol、、50:172−18
6.1971)。
培養物は血管SMCの特有の形態学的な特徴を呈した(紡錘形および ヒルアン
ドバレーパターン)。血管SMCは平滑筋αアクチンアイソフオームの存在をノ
ーザン分析によって確認した。
初代大動脈SMCは第二化継代に用いた。
アンチセンスおよびセンス18−merチオリン酸化オリゴヌクレオチドはAB
I DNA シンセサイザーで合成した。オリゴヌクレオチドは装置上で脱保護
し、乾燥させ、TE(10mM Tris+ pH7,5+1sM EDT^、
pi+ 8.0)に再懸濁させ、吸光度計とゲル電気泳動で定量した。次の配
列を採用した。
アンチセンスc1ybオリゴヌクレオチド聞舅1号」−
GTGTCGGGGTCTCCGGGCアンチセンスNMM)ICオリゴヌクレ
オチド配IILLI−
CATGTCCTCII:ACCTTGGAアンチセンストロンボモジュリン(
TM)オリゴヌクレオチドy死菫号」−
ACCCAGAAAGAAAATCCCAAGマウスc−mybと比較して2つ
のミスマツチを持つ、アンチセンスヒトc−mybオリゴヌクレオチド配JAJ
L号」−
GTGCCGGGGTCTTCGGGC配列番号1は、マウスc−mybヌクレ
オチド4−22の相補鎖である(Bender et al、、Natl、八c
ad、Sci、USA 墨3204−3208.1986)。
配列番号2は、ヒトNMM11C−^ヌクレオチド232−250の相補鎖であ
る(Simons et al、、 Cir、 Res、6敗530−539.
1991) 、配列番号3は、マウスTM 4−25の相補鎖である(Ditt
man and Majerus。
Nucl、 Ac1d Res、17:802.1989)。配列番号4は、ヒ
トc−mybの相補鎖であり、マウスc−mybと比較して2塩基がミスマツチ
している。NMMHC配列は、公知の非筋肉性ミオシン配列とのホモロジーが最
も近接した領域のものから選択した。配列はヒトNMMHC−B(Simons
et al、、同上)と1ヌクレオチドが異なっており、ニワトリ NM門H
C−八とNMMHC−Bと2ヌクレオチドが異なっている。対応するセンス配列
をコントロールとして用いた。
実施例1:インビトロでのアンチセンスオリゴヌクレオチドを用いたc−myb
とNMMHCの阻害
増殖勇足
初代大動脈SMCの早期継代細胞と同様な、両方のセルラインとも、6ウエルプ
レー) (Coastar、Cambridge、M^)中のIOXFBS−D
MEM (BC3H1細胞用ニハ202FBS−DMEM) ニ、1ウヱル当た
り25.000細胞密度になるようにシーディングを行った。翌日細胞をリン酸
緩衝食塩水(PBS)で2回洗浄し、培地を増殖抑制培地である0、5χFBS
−DMEM培地に交換した。細胞は、増殖抑制培地中で96時間保持した。次い
で培地を10χまたは2oχFBS−DMEHに交換し、合成c−1Ilyb
、 NMMHCアンチセンスおよびセンスオリゴヌクレオチドを加えた。細胞は
72時間増殖させ、トリプシン処理し、コールタ−カウンターで計数した。
2種類のセルラインとSMC細胞は、10χと202FBS−DMEM テ増殖
することができ、オリゴヌクレオチドを加えた。細胞数は上記したように5−8
日後にカウントした。それぞれの実験は、3連で行い、少なくとも付加的に2回
繰り返し行った。データーは平均埴土標準偏差値で表した。
結果(図1を参照)は次の通りである。インビトロでc−myb(配列番号1)
とNMMHC(配列番号2)に対するアンチセンスオリゴヌクレオチドは、実質
的に細胞増殖を抑制した。一方センスオリゴヌクレオチドは作用を示さず、ちょ
うどTris−EDTA M清液を用いて得られた結果と同様の結果となった。
使用したオリゴヌクレオチドはヒト/ニワトリIIMMHcまたはマウスc−m
yb cDN^のヌクレオチド配列から由来しているものであった。、18塩基
のc−n+ybアンチセンス配列の2塩基を、ランダムに変化させた場合に(配
列番号4)、抗増殖性作用が完全に喪失することから、アンチセンスオリゴヌク
レオチドの特異性の重要性を示すことができた。この試験の結果は次の通りであ
る。
77 チセンスc−myb 475,600 +25,000細胞、ミスマツチ
アンチセンスc−myb 958,800±12.000細胞、センスc−my
b 935+200±22.000細胞。このようにミスマツチアンチセンスc
−myb(配列番号4)は、確実にSMC細胞の増殖を阻害できない。アンチセ
ンスおよびセンス ホスホロチオレートトロンボモジュリン(TM)オリゴヌク
レオチドはSMCの増殖に効果を示さなかった(アンチセンスT?l 364,
580±19,000細胞、センスTM 376.290±11 、000細胞
)。
c−閘ybと比較した場合の、N M l’l II Cに対して直接作用する
アンチセンスチオリン酸化オリゴヌクレオチドの阻害作用は、明らかに濃度依存
性であった(アンチセンスNMMHC;2μ門と25μHのそれぞれの抑制率は
32χと65χである。アンチセンスc−myb;2μ門と25μ−のそれぞれ
の抑制率は33χと50χである)。これら2つのメツセージの相対的な割合の
、おおよその予測は、以下のことを示している。c−密yb mRNAは、指数
的に増殖するSMC中では極めて低い濃度しか得られない(ポリ4+RNAの0
.01%以下)、シかしNMMHCmRNAは明らかに高いレベルで存在する。
成育阻害に関わる2つのアンチセンスオリゴヌクレオチドの観察された濃度依存
性は、2つのmRNAの相対的な量に一致していた。
アンチセンスおよびセンスホスホロチオレートオリゴヌクレオチドの抗増殖効果
は、初代ラットおよびマウス大動脈SMCを用いると同様に、BC3111セル
ラインを用いて評価した。次のデータが得られた。即ち3種の細胞の増殖は、ホ
スホロチオレートアンチセンスによって明らかに抑制されたが、センスNMMH
Cまたはc−Bbオリゴヌクレオチドでは抑制されなかった(図2)。
アンチセンスc−mybオリゴヌクレオチドは、ラット大動脈SMCとラットS
V40LT−5MCに比較して、マウス大動脈SMCおよびマウスBC3旧細胞
に、より強い抗増殖作用を示した(図2B)。増殖抑制の違いは、選択した範囲
で、ラットとマウスc−+wyb配列間のアンチセンスヌクレオチドのミスマツ
チの大きさの程度に殆どが由来している。
アンチセンスNMM)ICまたはc−mybホスホロチオレートオリゴヌクレオ
チドに対して、SV40LT−SMCを接触させて、最大の成長抑制を達成する
ために必要な最短時間が決定された。上記に示した検討では、細胞は、添加によ
り成長抑制培地から10χFBS−DMEへ移動の時点から増殖抑制効果を細胞
数をカウントして測定するまでの72時間、持続的にオリゴヌクレオチドに接触
させた。次の実験では、SV40LT−SMCは、成長抑制からのシフトの後一
定の期間アンチセンスオリゴヌクレオチドで処理し、その後PBSで2回洗浄し
新鮮なオリゴヌクレオチドを含まない10χFBS−DMEHに置き換え、72
時間後に細胞数をカウントすることで成長抑制効果を評価した。図3Aに示した
結果は、有意な抗増殖効果を生じさせるためには、1時間かそれより短い時間、
25μHのアンチセンスNMMHCまたはc−mybオリゴヌクレオチドを加え
ることで良いことが61HEされた。アンチセンスNMM)ICオリゴヌクレオ
チドで処理をした2時間後の増殖阻害の程度は、72時間連続的に接触させたと
同程度であった(細胞成長を65χ抑制)。
アンチセンスc−mybオリゴヌクレオチド混合物は、4時間で抗増殖効果を得
た。この効果は、72時間持続的に接触させて観察される結果であった(細胞増
殖の50χ抑制)。
アンチセンスホスホロチオレートオリゴヌクレオチドの増殖阻害が容易に回復可
能か否か確認するために、実験を行った。
この実験の最終段階で、SV40LT−3Mを、増殖抑制から解放させた後、2
5μ−のアンチセンスまたはセンスNMM)ICあるいはc−mybオリゴヌク
レオチドに対して4時間接触させた。細胞は、引き続いてPBSで2回洗浄し、
オリゴヌクレオチドを含まない新鮮な10χFBS−DME?l培地に交換し、
3日後および5日後細胞数を測定した。アンチセンスNMMHCまたはc−a+
yb処理を行ったSV40LT−SMCの増殖は、相当するセンスオリゴヌクレ
オチドと比較した場合に、3日後にそれぞれ約65χ、50χと明らかな増殖の
初期抑制を示していることが、このデータから明らかになった。しかしアンチセ
ンスNMMHCまたはc−mybを用いて処理したSV40LT−SMCの3日
目と5日目の間の倍化時間は、対応するセンスオリゴヌクレオチドと比較した場
合には、22時間で同しであった。
成長抑制から解放された後16時間、25μ門の未変成アンチセンスNMM)I
cまたはc−iybオリゴヌクレオチドでSV−40LT−SMCを処置すると
、72時間目に識別可能な抗増殖効果は得られなかった。
一方、2つのオリゴヌクレオチドで同しレベルで40時間持続して接触させた場
合、チオリン酸化誘導体を用いて観察された効果と同し阻害効果を得た(図3B
)。
アンチセンスNMMHCとc−mybチオリン酸化オリゴヌクレオチドの抗増殖
性力に対する増殖抑制の重要性を評価した。10μHのアンチセンスNMMHC
またはc−Bbオリゴヌクレオチドに対して露出させて、細胞数を72時間と1
2020時間目ウントしたところ、5V40LT−5I’ICは指数的に増殖し
た。アンチセンスN?IMHCオリゴヌレオチドを用いたSl’ICの処理は、
どちらの時点においても、増殖阻害効果を示さなかった。ところが、アンチセン
スc−mybオリゴヌクレオチドに対する接触は、72時間目の増殖を19%抑
制し、12020時間目殖を40X抑制させた。
RNA分扼
Cho*zynskiと5ach iの方法(J、 Ce11. Physio
l、 142:342.1990)により、101101FBS−Dで増殖誘導
させたのち24時間培養したSV40LT−SMCから全細胞12N八を測定し
た。 RNAは分光光度計により定量した。そして全10μgをドツトプロット
装置を用いて、ニトロセルロースにプロットした。プロットは、10χデキスト
ラン硫酸と40χホルムアミド中のランダムプライム化したc−IIIyb、N
MMHC、ラージT抗原、GAP[lHおよび7Mプローブを用いて42゛Cで
16時間、ハイブリダイズさせた。ノーザンプロットとRNAのドツトプロット
は、c−a+ybには50°Cおよび0.5XSSC、NM聞Cには55°Cお
よびQ、5XSSC、ラージT抗原には55°Cおよび0.2XSSC、GAO
Ptlには50°Cおよび0.2XSSC、、TMには50°Cおよび0.2
X5SCで行う最終洗浄をSSC中で洗浄した。ノーザンプロットはオートラジ
オグラフィーを行った。RNAプロットは、ベスタスコーブ603アナライザー
(BestagenJaltham、MA)をイ史用してラージT抗原の計数値
に対する正常化したc−mybまたはGAPDHの計数値を用いて定量した。計
数はそれぞれのドツトを全カウントで表した。全実験を2回繰り返した。次の処
理をした細胞についての結果を得た。センスc1ybオリゴヌクレオチド(25
μM)、アンチセンスc−mybオリゴヌクレオチド(25μM)、ヘパリン(
100μg/ml) 、細胞はコンフルエントに達するまで培養し、2日間静置
した。
アンチセンスc−Ilybオリゴヌクレオチドに対して接触させた細胞は、放射
性ラヘル化c−mybプローブを用いたIIN八 ドツトプロットハイブリダイ
ゼーションによって測定すると、c−Bbメソセージの量が明らかに減少してい
た。結果を図4に示した。
図4はそれぞれのドツト数を示し、それぞれのサンプルのIINAの量に一致し
た。このサンプルは次のものである。センスc−+wyb(S−Myb)および
アンチセンスc−n+yb(A−Myb)により処理した同調化増殖SV−5M
C、ヘパリン抑制(ヘパリン)、増殖抑制(GA)細胞。
細胞増殖は、c−IIlybメソセージの存在量と同程度の量が存在するヘパリ
ンを用いたと同程度にアンチセンスc−mybにより、抑制される。同様にして
、アンチセンスNMMIICオリゴヌクレオチドは、ノーザンブロソトで検出さ
れたNMMIICメソセージの顕著な減衰を引き起こす。アンチセンスc−Bb
で処理した細胞中のc−myb蛋白質の量は、顕著に減衰し、間接免疫蛍光法で
分析したところ、この蛋白質は、アンチセンスNMMHC−8で処理した細胞の
非筋肉性ミオシン蛋白質であった。
C−ll1bおよびJ ミオシンに まis匹ノリ硬え筬ル斯鷹。
鎗跋翌
SV40LT−SMCは2χホルムアルデヒドIPBSを用いて室温15分間で
固定化し、2χトリドアX−100/PBSを浸透させ、1χBSA/PBS
テ3回洗浄し、1χBSA/PBSで1:250または1 : 1000に希釈
した抗町すまたは抗NMMHC抗血清に2−4時間接触させた。抗−yb抗血清
はCambridv、e Re5earch Laboratories(Wi
l+*tngton、DE)から入手した。マウスc−mybアミノ酸残基33
2−345に対応する合成ペプチド旧5−Thr−Cys−5er−Tyr−P
ro−Gly−Trp−旧5−5er−丁hr−5er−11e−Vatを用い
てウサギを免疫して得たものである。
抗非筋肉性ミオシン抗血清はR5AdersteinとJS Sellers(
LMC。
N11(、Bethesda、 MD)から供与を受けた。この抗血清は精製ヒ
ト血小板ミオシンをウサギに免疫して調製したものである。この抗血清はウェス
タンブロンド分析により、モノスペシフィックであることを確認した。細胞は、
過剰な一次抗体を除去するために1χBSへ/PBSで3回洗浄した。次いで1
χBSA/PBSで100倍希釈した第2抗体(Organon Teknik
a、Durham、NCから入手した、ローダミン−コンジュゲート化したヤギ
抗ウサギIgGとFTTC−コンジュゲート化したヒツジ抗ウサギrgG)を加
えて2時間インキュヘーションを行った。1χBSA/PBSで3回洗浄した後
、サンプルをニコン オプチフォト 蛍光顕微鏡写真装置で試験を行った。
アンチセンスオリゴヌクレオチドにより誘導されたNMM)Icとc−myb
mRNA1l!!度の減少は、特異的蛋白質のレベルに減少として示された。こ
の効果を確認するために、SV40LT−5MC細胞を低密度(10,000/
cm2)で、2ウエルのガラススライド(Nunc、 Inc、+Naperv
ille、 IL)に置床した。0.5χFBS−DflEMで96時間、成長
を抑制させ、25μ門のアンチセンスまたはセンスNMMIICまたはc−ta
ybチオリン酸化オリゴヌクレオチドを添加した10χFBS−DIIIEHに
移した。24時間後(c−myb)または72時間後(NMMMC) 、SMC
をN l’l M II Gまたはc−mybに対する特異的抗血清を使用して
、間接的免疫蛍光顕微鏡による観察を行った。アンチセンスオリゴヌクレオチド
処理を行った殆どの細胞で、センスオリゴヌクレオチド処理と比較して、N?I
MIICまたはc−myb蛋白質の濃度が、劇的に減少したことをはっきりと確
認できた。しかし、それぞれのパネルにおける特別な細胞は、蛋白質の実質的な
量を持っていることがはっきりした。この観察は、増殖抑制からこのサブポピユ
レーションの成熟前のエスケープそして標的mRNA5のレベルで続いておこる
増加には、おそらく2次的なことである。−次抗体が存在しないか、あるいは、
最小のバックグラウンドシグナルを示す精製抗原が大量に存在する場合に、未処
理SMCで上記方法を実行することで、免疫蛍光法の特異性は証明される。
実施例2:重合化マトリックスからのオリゴヌクレオチドの放出
PlurOniC゛ルマトト・クス4(Dt ’ j ’9.9 k、9C−鋼
ybおよびNMMHCアンチセンスオリゴヌクレオチド(材料および方法の箇所
で説明した)を含有する(エチレンオキサイド−プロピレンオキサイド)ポリマ
ーを、マトリックスからのオリゴヌクレオチド放出比率を試験するために調製し
た。試験用サンプルは、シンチレーションバイアルに入れたUシ殺菌済PIur
onic127粉末(BASF Corp、、Parsippany、N、J、
)1.25gと精製水3.25m1で調製した。溶解は振盪しながら氷上で冷却
して行った。
これらの溶液に対して、オリゴヌクレオチド(5,041a+l1500μm)
を含む殺菌水溶液500μmを添加した。最終のゲルはポリマー25χ(W/W
)およびl+sg/gのオリゴヌクレオチドを含有していた。
オリゴヌクレオチドを含むゲルの放出速度はPBSにゲルを置き換えて時間経過
ごとの吸光度(OD260)を測定することによって決定した0図5に示した4
つの試験ゲルの結果は、オリゴヌクレオチドが1時間以内にゲルから放出される
ことを示していた。
EVACマトリックスか”のオリゴヌクレオチドの 1エチレンビニルアセテー
ト(EVAc)からのオリゴヌクレオチドの放出を以下に示した。
マトリックスを構築し、Murrayらにより開示されている方法(In Vi
tro、、19 、743−748.1983)で放出を測定した。
エチレンビニルアセテート(EVAc)共重合体(ELAVAX 40P、Du
pontChemicalsJilmington、DE)は、液体容量でlO
χになるようにジクロルメタンに溶解させた。ウシ血清アルブミンとオリゴヌク
レオチドは1000−2000:1の比率で、いっしょに脱イオン水に熔解させ
、液体窒素で凍結させた。次いで乾燥粉末の状態とするため、凍結乾燥した。粉
末は、直径400ミクロン以下の粒子が均質に分布するような形態とするために
粉砕した。既知量の粉末は、221のガラス製シンチレーシぢンバイアル1oχ
(W/14)EVAc共重合体溶液の4−4−1Oと一緒にした。バイアルは、
ポリマー溶液中で薬物粒子の均質なサスペンションとするために10秒間、攪拌
混合させた。このサスペンションはガラス製型に移し、ドライアイスの板の上で
予備冷却させた。混合物の凍結後、10分間放置し、型をとりはずし、−20″
Cの冷凍庫中の金網の上に2日間静置した。このスラブは、残存するジクロルメ
タンを除去するために、600 ミリトールの真空度で、23°C2さらに2日
間乾燥させた。完全に乾燥した後、113のコルクポーラで、5++w Xo、
8+msの円型スラブを切り抜いた。
図6に示した結果は、オリゴヌクレオチドの34χが48時間以内に放出された
ご七を示している。
実施例3:ラットでのc−myl)およびNMMHC阻害のためのオリゴヌクレ
オチドのインビボ投与
■、動物モデル
インビボの血栓形成モデルとして、ラット頚動脈のバルーンストリンピングを用
いた。ラットはネンブタール(50mg/kg)で麻酔した。左頚部動脈切開を
行い、2P Fogartyカテーテルを頚部動脈内に動脈切開によって導入し
た。カテーテルは大動脈弓まで入れ、バルーンを膨らませ、カテーテルを動脈切
開部位まで引き戻した。これを2回くり返した。続いてバルーンを引き、蓮部動
脈内部に残置し、止血を行い、傷口を閉じた。
++、オリゴヌクレオチドの到達
オリゴヌクレオチドはハイドロゲルおよび移植可能エチレンビニルアセテート(
EVAc)マトリックスと共に投与した。ハイドロゲルとしてポリエチレンオキ
サイドーポリエチレンオキサイドポリマー(Pluronic 127+ BA
SF、 Parsipany+ NJ)を用いた。
Pluronicゲルマトリックスは実施例2の方法で調製した。Uv殺菌した
PIuronic粉末1.25gを、シンチレーションバイアルに秤量し、3.
25剛Iの無菌水を加えて、Pluronic 127の無菌溶液を調製した。
溶解液を振盪しながら氷上で冷却を行い、ポリマーを重量の27.7χ含む溶液
をつくった。これらの溶液には、アンチセンスc−Bb(実施例1参照)オリゴ
ヌクレオチド(5,041mg1500μm)の無菌水溶液を500μI添加し
た。最後のゲルはPluronicポリマーを25χ(W/W)と1mg/gの
オリゴヌクレオチドからなる。
薬物を含まない25χ(W/W)ゲルをコントロールとして調製した。
EVAcマトリックスは、実施例2で開示した方法で調製した。さらに20gg
のオリゴヌクレオチドを含有させた。
バルーン傷害後直ちに、200 μlのPluronic/オリゴヌクレオチド
溶液(200μgのオリゴヌクレオチドを含む)は、動脈の外膜表面に投与して
、ゲル化物を形成させた。アンチセンス/EVAcマトリックス(オリゴヌクレ
オチド40μgを含む)と薬物を含まないゲルを同様に投与した。
II+、効果の測定
14日後に動物を層殺し、頚部動脈を乳酸塩リンゲル液で、120mmHgの圧
力で散布した。両方の頚部動脈を取り出して、3χホルマリンで固定化した。一
般的な方法で、光学顕微鏡用切片を調製した。スライドを映像化し、デジケーテ
ンドコンピュータシステムと小型プレニメーターを用いてデジタル化し、疑似血
管内膜の増殖の範囲を計算した(平方+11RI)。
結果を図7に示した。処理していないコントロール動物、薬物を含まないゲル処
理動物は、再狭窄が拡大し、傷害動脈の完全な部分にそって対称的な疑似内膜が
形成され、内腔の60χが狭くなっており、内膜/内管の比率が1.4になって
いることが特徴的であった。
アンチセンスc−myhオリゴヌクレオチド処理動物では、再狭窄と境界部の増
殖は最小であり(内腔の10%以下)、これはオリゴヌクレオチドに直接接触し
た動脈の部分に限られたことであり、内膜/内管の比率は0.09であった。図
7に示すように、この結果は、アンチセンス/Pluronic処理動物には特
にはっきりとしていた。EVAc/アンチセンスを用いて得られた内膜/内管の
比率は0.45であった。しかし40//gのオリゴヌクレオチドを含むEVA
cマトリックスは、Pluronicゲルで投与された200μgのオリゴヌク
レオチドと比べると、違いがはっきりしていた。
図8はこの実験を拡大して、ラット28匹を上記と同様の処理を行った時の結果
を示している。各処理群7匹のラットにバルーン血管形成術を行った。次いで動
脈壁に次の処置を行った。
薬物を含まないヒドロゲル(上記に示したPluronic 127) 、セン
スc−+*ybを含むヒドロゲル、アンチセンスc−mybを含むヒドロゲル、
未処理。図8に示すように、疑似内膜増殖の同様な高いレベルは、アンチセンス
c−Bb処理以外であった。アンチセンスC−+1lyb処理は、増殖のレベル
が劇的に低かった。
実施例4:アンチセンスオリゴヌクレオチドを用いたPCNAの阻害実施例1と
同様の方法により次の配列をもつPCN^アンチセンスを培養中の5V−3lI
C細胞に投与した。
配力m
GAT CAG GCG TGCCTC^^^ネガティブコントロールとしてセ
ンスPCNAを用いた。NMMHCはポジティブ(阻害)コントロールとして用
いた。
ネガティブコントロールは平滑筋細胞増殖を抑制しなかった。
アンチセンスNl’1MHC−8は52χ抑制し、アンチセンスPCN^は58
χの抑制を示した。
実施例5:ウサギの平滑筋細胞増殖阻害に対するアンチセンスオリゴヌクレオチ
ドのインビボ投与
ニュージーランドホワイトラビント(1−1、5k g )をケタミンとザイラ
ジンの混合物で麻酔を行い、実施例3に開示したように、頚部動脈を切開した。
A 5F Swan−Ganzカテーテルを挿入し、螢光導子で下行動脈に設置
した。S@an−Ganzカテーテルは3.0+ueのバルーンを備えた血管形
成カテーテル用のワイヤーに交換した0通常の腸骨大動脈は、1回それぞれ90
秒間100PSIで、3回血管形成術を行った。−o1inskyカテーテルを
導入し全量5ccの生理食塩水中のオリゴヌクレオチド液を付加した。外側の下
行大動脈中のコントロールとして生理食塩水を注入した。オリゴヌクレオチドは
アンチセンスマウスc−BbとヒトNMMI(C混合物(各200μM)を上記
のように用いた。混合物は60秒をかけて、5気圧の圧力で注入した。2匹のウ
サギをアンチセンスオリゴヌクレオチド処理を行った。動物は4週間後層殺し、
実施例3で説明したラット動脈と同様に処理した。
図9に結果を示したが、生理食塩水単独と比較すると、アンチセンス処理ウサギ
動脈の疑似内膜は50χ減少していることが確認された。
実施例6:アンチセンスオリゴヌクレオチドを用いたヒヒ平滑筋細胞の増殖抑制
実施例1に示したと同様の方法を用いて、初代ヒヒ平滑筋細胞(叶、 Hawk
er、Emory tlniversityより分与)をアンチセンスヒ)wy
b(配列番号4)とヒ) NMMHC(配列番号2)を用いて処理した。
細胞はオリゴヌクレオチド処理後72時間増殖させ、次いで実施例1に記載した
方法でカウントした。ヒヒ細胞に対して、NMMHCは65%の増殖抑制を示し
、c−sybは57.9%の増殖抑制を示した。
聾
当業者は、先の詳細な説明からの本発明方法について複数の均等、変更、変動と
して理解される。このような均等、変更、変動は以下のクレームによって包含さ
れることを意図している。
配列表
(1)一般情報
(ii)発明の名称二局所的オリゴヌクレオチド療法(iii)配列の数:5
(i v)連絡先:
(C) レファレンス/書類番号:旧T−5583CP2(2)配列番号1に間
する情報
(ti)分子種: I)NA(合成)
(iii)ハイボセティカル:無
(xi)配列:配列番号I
GTG TCG GGG TCT CCG GGC(2)配列番号2に関する情
報
(ii)分子種:DNA(合成)
(iii)ハイボセティカル:無
(iv)アンチセンス:有
(ix)特徴:
(xi)配列:配列番号2
CAT GTCCTCCACC丁T GGA(2)配列番号3に関する情報
(ii)分子種=DNA(合成)
(iit)ハイボセティカル:無
(iv)アンチセンス:有
(xi)配列:配列番号3
ACCCAG AAA GAA AAT CCCAAG(2)配列番号4に関す
る情報
(it)分子種:DN^(合成)
(i i i)ハイボセティカル:無
(iv)アンチセンス:有
(xi)配列:配列番号4
GTG CCG GGG TCT TCG GGC(2)配列番号5に関する情
報
(it)分子種: DNA(合成)
(iii)ハイボセティカル:無
(iv)アンチセンス:有
標準名称冨アンチセンスPCNA
(xi)配列:配列番号5
GAT CAG GCG TGCCTCAAAFIG、 IA
01igo concentration (uM)(As NMMHC)
FIG、lB
%CEuC0LJNT
特表千7−501204 (13)
FIG、3A
TIME ToWASHOUT (hr)FIG、3B
CONTROL 16 hrs 40 hrsTIME To WASHOtJ
T
FI G、4
FIG、5
TIME (min)
FIG、6
0 24 48 72 % +20 144TIME(hours)
FIG、7
CONTROL Pluronic/ASMyb EVAC/ASMybFIG
、8
0CONTRCL
TREA工MENT GROLIPS
FIG、9
特表千7−501204 (15)
■−1−11−PCT/υS 92105305フロントページの続き
(51) Int、 C1,’ 識別記号 庁内整理番号C12Q 1/68
9453−4B
(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IT、LU、MC,NL、SE)、0A(BF
、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD、TG
)、AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CH,C3,DE。
DK、 ES、 FI、 GB、 HU、JP、 KP、 KR,LK、LU、
MG、MN、MW、NL、No、PL、RO、RU、 SD、SE、 US
(72)発明者 シモンズ、ミツシェルアメリカ合衆国 02167 マサチュ
・−セッツ、チェスナツト ヒル、グローブ ストリート115
FI
(72)発明者 エデルマン、エレイザーアメリカ合衆国 02146 マサチ
ューセッツ、プルツクライン、バックスター ロード 91
(72)発明者 ランガー、ロバート ニス。
アメリカ合衆国 02159 マサチューセッツ、ニュートン、ロンバード ス
トリート(72)発明者 デキーサー、ジーンーラックベルギー国 ブリュッセ
ル 1080.エイブイ、デス グロイアーズ ナショナルズ。
Claims (40)
- 1.インビボで、優先的に局所(locus)で標的核酸配列の翻訳を阻害する 方法であって、約14−38核酸塩基からなり、標的配列に相補的で、組織細胞 に充分に浸透する量のオリゴヌクレオチドを哺乳動物の体内の局所の組織に直接 投与して、該標的核酸とハイブリダイズさせ、該標的配列の細胞内翻訳を阻害す る方法。
- 2.オリゴヌクレオチドが、生理的に受け入れられる溶液中にあり、注射により 投与されるクレーム1の方法。
- 3.該溶液が、注入ポンプ、ステンツまたはカテーテルを用いて投与される、ク レーム1の方法。
- 4.組織が、平滑筋組織からなるクレーム1の方法。
- 5.オリゴヌクレオチドが、c−myb、NMMHCおよびPCNAからなる群 から選ばれる遺伝子配列に相補的なアンチセンス配列からなるクレーム1の方法 。
- 6.オリゴヌクレオチドが、細胞内酵素による分解または伸展に抵抗できるよう 処理されるクレーム1の方法。
- 7.該処理が、オリゴヌクレオチドの少なくとも1つの骨格ホスホジエステル連 鎖が、ホスホロチオエート、メチルホスホネート、スルホン、硫酸塩、ケチル、 ホスホロジチオエート、種々のホスホラミデート、ホスフェートエステル、架橋 ホスホロチオエートおよび架橋ホスホラミデート連鎖からなる群から選ばれる連 鎖で置換することよりなるクレーム6の方法。
- 8.該処理が、ヌクレオチドの付加に抵抗性の構造を有する3′ヌクレオチドを キャッピングすることよりなるクレーム6の方法。
- 9.オリゴヌクレオチドを、組織表面積平方センチ当たり、約30−3000μ gの間の濃度で組織に到達させるクレーム1の方法。
- 10.標的核酸配列が、m−RNAからなるクレーム1の方法。
- 11.m−RNAが、c−myb蛋白質、非筋肉ミオシン重鎖およびPCNAか ら選ばれる蛋白質をコードするクレーム10の方法。
- 12.インビボで、優先的に局所(locus)で標的核酸配列の翻訳を阻害す る方法であって、約14−38核酸塩基からなり、標的配列に相補的であるオリ ゴヌクレオチドを、哺乳動物の体内の該局所で組織の表面に直接沈積させ、充分 な量を組織細胞に浸透させて該標的核酸と結合させ、その細胞内翻訳を阻害する 方法。
- 13.オリゴヌクレオチドが、注射、カテーテル、ステンツまたは注入により局 所に到達させるクレーム12の方法。
- 14.オリゴヌクレオチドが、担体に組み入れられているクレーム12の方法。
- 15.担体が、移植可能なマトリックスからなるクレーム14の方法。
- 16.担体が、ヒドロゲルからなるクレーム14の方法。
- 17.ヒドロゲルが、37℃より低い温度で液体である素材からなるクレーム1 6の方法。
- 18.ヒドロゲル素材が、ポリオキシエチレンオキサイドーポリプロピレンオキ サイド共重合体からなるクレーム17の方法。
- 19.ポリマーが、約10−約80重量%のポリエチレンオキサイドと約20− 約90重量%のポリエチレンオキサイドからなるクレーム18の方法。
- 20.ポリマーが、約70重量%のポリエチレンオキサイドと約30重量%のポ リプロピレンオキサイドからなる、クレーム19の方法。
- 21.標的核酸が、c−myb、NMMHCおよびPCNAからなる群から選ば れる遺伝子から転写されたmRNA配列を含むクレーム12の方法。
- 22.オリゴヌクレオチドが血管外に沈積するクレーム12の方法。
- 23.オリゴヌクレオチドが、血管系の血管外膜の表面の上または下に沈積する クレーム12の方法。
- 24.インビボで、血管系の標的領域において平滑筋細胞(SMC)の増殖を阻 害する方法であって、SMCに必要で発現する核酸に相補的なアンチセンスオリ ゴヌクレオチドを、その増殖をイニシエイト若しくはサポートし、SMC内で選 択的アンチセンスー核酸結合を誘発して、充分な時間増殖を阻害する充分な量直 接標的領域に投与することよりなる方法。
- 25.核酸が、c−myb蛋白質、非筋肉ミオシンおよびPCNAからなる群か ら選ばれるmRNAをコードしたタンパク質であるクレーム24の方法。
- 26.アンチセンスオリゴヌクレオチドを含む担体からなるアンチセンスオリゴ ヌクレオチドを局所に持続的に到達させるための移植体
- 27.担体がポリマーであるクレーム26の移植体。
- 28.ポリマーが、37℃より低い温度で液体であり、体温でゲルであるヒドロ ゲル素材からなるクレーム27の移植体。
- 29.ヒドロゲルが、ポリエチレンオキサイドーポリプロピレンオキサイド共重 合体であるクレーム28の移植体。
- 30.オリゴヌクレオチドが、組織面積平方セソ/チ当たり約30−約3000 μg沈積するよう表面に放出するための充分な濃度で該ポリマーに存在するクレ ーム26のデバイス。
- 31.非筋肉ミオシンおよびPCNAからなる群から選ばれるmRNAをコード した蛋白質からなる、細胞に浸透性かつ細胞内分解に抵抗性であるオリゴヌクレ オチド。
- 32.平滑筋細胞の増殖をイニシエイト若しくはスポートするために必要な蛋白 質を発現する細胞内核酸に相補的であるヌクレオチド塩基からなる、細胞に浸透 性かつ細胞内分解に抵抗性であるオリゴヌクレオチド。
- 33.蛋白質が、c−myb蛋白質、非筋肉ミオシンまたはPCNAからなるク レーム32のオリゴヌクレオチド。
- 34.生理的に受け入れられる担体と組織のヌクレオチド配列に相補的であるオ リゴヌクレオチドと組み合わせてなるアンチセンスオリゴヌクレオチドを持続的 に到達させる移植デバイス。
- 35.担体が、ポリ酸無水物、ポリオルトエステル、ポリ乳酸、ポリグリコール 酸、ポリ(乳酸−グリコール酸)コポリマー、コラーゲン、デキストラン、蛋白 ポリマー、エチレンビニル酢酸、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール 、プロピレングリコールとエチレンオキサイドの重合体およびそれらの誘導体か らなる群から選ばれるポリマーからなるクレーム34のデバイス。
- 36.標的ヌクレオチド配列が再狭窄を誘発する分子をコードするクレーム34 のデバイス。
- 37.標的ヌクレオチド配列が血栓症を誘発する分子をコードするクレーム34 のデバイス。
- 38.標的ヌクレオチド配列が肺の疾病の発生もたらす分子をコードするクレー ム34のデバイス。
- 39.標的ヌクレオチド配列が循環器疾患の発生もたらす分子をコードするクレ ーム34のデバイス。
- 40.平滑筋組織の標的ヌクレオチド配列の翻訳を阻害する医薬の製造のための 、平滑筋組織の標的ヌクレオチド配列に相補的である約14から約38個のヌク レオチド塩基を有するオリゴヌ
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